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とびらをあけるメアリー・ポピンズ
とびらをあけるメアリー・ポピンズ
P.L.トラヴァース、林容吉/岩波書店
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総合評価

16件)
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    十一月五日のガイ・フォークスのお祭りの日に、打ち上げ花火の星に乗ってやってきたメアリー・ポピンズ。 いつものように、じゅうたん製のバックとオウムの頭のついたこうもりがさを持って。 メアリー・ポピンズの言葉は辛辣で、子どもたちを決してほめたりはしないけれど、なぜか彼女の魅力に引き込まれてしまいます。 ジェインとマイケルは、メアリー・ポピンズがつれていってくれるおとぎの世界についても、深く聞かないことにしています。 それは、世の中には、説明できることもあるけれど、説明できないこともあるとちゃんとわかっているからなのです。 自分だけが知っている夢の世界。 それは簡単に人に話すと意味のないことになってしまいそうです。 物語はこの三冊目で終わりなのですが、メアリー・ポピンズとのお別れのシーンが切なくて、胸にじんとくるものがありました。 けれど、本を開けばまた彼女に会えるのですよね。 『メアリー・ポピンズ』この物語に出会えてほんとによかったです。

    35
    投稿日: 2024.10.12
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    まさかの花火から出てきたメアリーに、ジェインとマイケルの嬉しそうなことといったら。 _マイケルの胸の想いは、ソーダ水のなかの泡のようきわきあがってきて、とめようとしたときには、もうあふれでていました。「ああ、メアリー・ポピンズ、あなたがいないあいだは、ほんとにひどかった!」_ けれど、メアリーの辛辣さといったらないんです。 早々に荷物から巻尺を取り出し、マイケルをはかってみると… 「ますますわるい」 _ねこねここねこ どこにいた?_ 「王さまを見たネコ」は マザーグースの ねこねここねこ がモチーフ。物知りをひけらかす王さまと、賢いねことのやり取りは一休さんのとんちみたい。 おおみそかの夜の「末ながく幸福に」 ふるい年とあたらしい年のあいだの"すきまに" お話たちが大集合。 「別の扉」 ジェインはその朝、窓の向こう側に、もう1人のジェインを見るという暗示的なシーンからはじまります。ジェインの成長を感じてしまいます…

    2
    投稿日: 2024.02.15
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    メアリー・ポピンズが三たびバンクス家に! でも、これが最後の滞在でした。いつまでもナースが必要な子どもではいられないのですから。ジェインとマイケルはそれを分かっていて、流れ星に「メアリー・ポピンズを忘れないように」(「戻ってくるように」ではなく)と願ったのでしょう。

    2
    投稿日: 2023.02.20
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    メアリー・ポピンズは、かっこいい。こわくて厳しい感じがするのけど、本当はやさしい。鼻をならすのも、好き。まほうの道具も大好き。(小4)

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    投稿日: 2022.04.03
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    不思議な話が詰まっていて楽しかった。 メアリー・ポピンズは、「本当になったおとぎ話」なのか。不思議な世界を生きている人。

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    投稿日: 2019.06.14
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    この本の中の「末ながく幸福に」を読んでからというもの、本当に幸福な気持ちで生きられるようになりました。 こんなに愛と平和とこの世の神秘を感じる文章に出会ったのは、初めてです。 この物語を理解した時、私の人生は変わりました。 自分自身とこの世のもの、すべてが一体化して、溶け合うような感覚を味わったのです。 一人でも多くの人に読んでほしい一冊です。 星5つではとても足りません。言葉に表しきれないくらい大切な本です。

    0
    投稿日: 2018.11.15
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    面白いといえば面白いんだけれども・・・なんだか展開がマンネリ化していて一部、退屈してしまうところがあるのが残念。

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    投稿日: 2013.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    メアリー・ポピンズとの3回目の再会。そして最後のお別れ。どうして行ってしまうのか、メアリー・ポピンズが説明することはないが、「ふん! いつまでも続くものなんてありません!」と彼女なら言いそう。どんなに楽しいことでも、終わりがなかったら楽しくないのかもしれない。

    0
    投稿日: 2012.10.11
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    ロンドンオリンピックの開会式でメアリー・ポピンズが登場したのを見て、懐かしさで久しぶりに読んだ「メアリー・ポピンズ」。

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    投稿日: 2012.08.16
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    大みそかのくだりでさ、なぜだか涙ぐんで 夢みるのはいつだって自由なはずなんだ、実現性とはまたべつなはなし あの種のユートピアは単純ゆえ純粋で清らかで、 どんな大人にだってばかにできるわけないのに みんなむかしは子供だったんでしょうに

    0
    投稿日: 2012.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いなくなっちゃうくだりが せつないんすよ。 バンクス家の子供達に劣らず あーー行ってしまうのぉ?と ページめくるのが惜しかったですわ。 本を開けば いつでもどこからでも 物語を楽しむ事はできるけれど ワクワクするお話を読むその1回目の 高揚感は いくつになっても変わらないなぁと 改めて 本を読むって 幸せだなー

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    投稿日: 2012.01.14
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    大好きなメアリー・ポピンズシリーズ終盤。 彼女との別れも近くなり、 読みながら行って欲しくない気持ちで、 胸が張り裂けそうでした。 彼女とずっと一緒にいたいのは、 バンクス家の子ども達と同じ気持ちだったんです。

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    投稿日: 2011.10.27
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    中流家庭のごく普通の家庭に起こったチョット不思議な出来事。 でも、子供の頃の自分にはその設定すらもどこか憧れでした。

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    投稿日: 2010.03.07
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    小学生の時にはまったメアリーシリーズを再読中:) メアリー独特のセリフが読んでて懐かしく感じます◎. 私的に"一昔前のハリーポッター"みたいなイメージ^^(笑)

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    投稿日: 2010.02.25
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    メリー・ポピンズ最後。子どもたちは成長し、彼女にはもう二度と会えなくなります。 切ない! だけど、読者は何度でも彼女に会えます。

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    投稿日: 2008.04.12
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    バンクス家の子どもたちが待ちに待っていたメアリー・ポピンズが,やっと帰ってきました.しかも,打ち上げ花火の星にのって! 子どもたちは,メアリー・ポピンズの不思議な魔法の世界に,すぐにでも,そしていつまでもひたっていたい気持ちでいっぱいです.

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    投稿日: 2007.06.03