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希望ヶ丘の人びと(下)
希望ヶ丘の人びと(下)
重松清/講談社
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総合評価

17件)
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    ・テーマ/世界観 ★★★★ ・背景描写    ★★★★ ・キャラクター  ★★★★★ ・インパクト   ★★★★ ・オリジナリティ ★★★★★ ・テンポ/構成  ★★★ ・文章/語彙   ★★★★ ・芸術性     ★★★ ・感動/共感   ★★★★ ・余韻      ★★★

    0
    投稿日: 2025.04.03
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    家族愛をメインテーマにしながら人情喜劇のテイストもあり。 荒んだ世相だからこそ、おとぎ話かも知れないが、こんな温かな作品が胸に沁みる。

    0
    投稿日: 2023.07.29
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    上巻を読んでからしばらく間が空いてからの下巻。 色々と問題を抱えたままだった上巻からどうなっていくのだろうかと思いながら読み進めた。 この作者の本が好きでいくつか読んでいるけれど、登場人物がどんな人でも良い所を見つけられる話になっている。 そして、子供の視点と大人の視点からも書かれていて読み終えると本のタイトルどうり希望が持てる。 いくつになっても自分を磨こうとする大人を見て子供も希望を持てる素敵な本でした。

    9
    投稿日: 2022.02.28
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    爽快。現実はこんな上手くは行かないだろうけど、こうあって欲しい展開を見事に描いてくれる。小説が映画やドラマの何倍も心に刺さる。そういうお話。重松清さんは凄いなあ。長めの長編の中では一番良かった。大好き度❤️❤️❤️❤️

    0
    投稿日: 2021.11.26
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    500ページ越えのストーリー。「希望は世界のどこかに転がってるぜ」得意な事も苦手な事も勝ち組も負け組も価値観は一つじゃない、道は必ずあるからと思わせてくれる物語でした。この作者はどの話しも人間描写が上手いなあ。納得して考えさせられて、気づかされて、読み進めるうちにのめり込んでました。ラストは希望のthe end。楽しい読書時間でした。

    14
    投稿日: 2021.03.25
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    さいごは完璧すぎるハッピーエンディング。 はじめから圭子の死を背負ってるところが著者らしいが。 エイちゃんめっちゃいい奴。 マリアももちろん。 ジョボも根はいい奴。 チクリ宮嶋も、奏斗クンも。 吉田先生もなんだかんだ生徒思いなんだろうし。 なにより、未嘉と亮太がとってもいい子。 フーセンさんも。フーセン旦那も。 瑞雲先生も、チヨさんも。 キボ中の子たちも素直でまっすぐでいい子なんだ。 なんだみんないい人か。リアリティーないな。 でも、明日も生きようって思える作品かな。 「希望」って著者のテーマなのかもしれない。

    0
    投稿日: 2020.08.21
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    ラストで圭子が自分の妻であることをエーチャンや宮嶋に伝えるところ… 認める、受け入れる、受け止めることが現実に希望を与えるのかもしれないと思えた一冊。

    0
    投稿日: 2018.05.06
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    一気に読んでしまった下巻。 中学生、しかも思春期の女の子という難しい年頃を見事に描いているなと感心する。 下巻は、希望ヶ丘に住むということ、そして妻を思う気持ち、 そこへの闘争であり、決着の話である。 人間という生き物の卑しさ、尊さ、儚さ、その全てがこの街には描かれていた。 希望ヶ丘という街の、希望という不確かな言葉の結晶がこの中にはある。

    0
    投稿日: 2017.12.26
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    久しぶりの長編! いいね。やっぱり重松清氏は!! テーマは、「家族」「青春」と同じなのだが、 読み応えのある一冊(上下巻)だった。 特に、下巻は一気に読んでしまった。 近くに、中学の同窓会があるのだが、話中の同級生の話を読むと、これは行かなくちゃと思えてします。(笑) 美嘉ちゃんも優しい、強くて優しいお姉さんだし、瑞雲先生は頑固だし、エーちゃんは破天荒だし、チクリ宮崎はどこまでもチクリ出し・・・ みんな、どこかにいそうな人びとだった。

    0
    投稿日: 2017.11.24
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    妻が思いを寄せていたという、希望ヶ丘のえーちゃんが登場。 様々な事件が起こるが、同年代のオヤジ同士での友情が芽生えたりとホロッとくる場面もあり。 色々と考えさせられる人間関係とか、重松さんらしい。 2017.6.11

    0
    投稿日: 2017.06.12
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    塾の経営と昔のセンチメンタル 熱い思い出と今 イジメと。 なかなか熱くなるですね!!o(^-^o)(o^-^)o

    0
    投稿日: 2017.04.09
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    2016.12.15(木)読了 . 妻、圭子を癌で亡くした宮島一家は、圭子の故郷である希望ヶ丘に移り住む。 娘の美嘉は圭子が通っていた中学の同じ教室で学び、息子の亮太は圭子の通っていた習字教室で書を学ぶ。 圭子の思い出や昔の友達に触れ、涙したり感動したり食いしばったり。 . 希望ヶ丘という名の町でありながら、【希望】それとは少し離れている町で、田島は塾を開き、希望が丘を肌で感じていく。 ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ いつもミステリーが多い私ですが、重松清さんの本を読むと、いいよな〜ってそうだよな〜って気付かされる事が多くまた読みたくなる。 吉田先生と加納くんがムカついてねーw 読みながら むぐぐぐぐ…(˃̶᷄ ω ˂̶᷅ )ってなったけど、その分、エーちゃんがかっこよくて亮太くんが可愛くて田島さんがドンドン素敵になって、泰斗の成長やマリアの強さを感じ、時には涙しそして笑う。 本当に笑う。笑 . 上下巻だから今年いっぱいかけて読んで 今年を締めようと思ったけど スイスイ読めたから、年内もう一冊読めるな。 . 気持ちが落ちたり、モヤモヤしたとき 重松さんに助けてもらお。

    1
    投稿日: 2016.12.18
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    休みを利用して一気に読めました。 出てくるひとりひとりのキャラが濃い。 でも憎めない。 それぞれのちょっとしているとこが自分にもあるなぁと思うところばかり。 それにしてもえーちゃんはすごい。

    0
    投稿日: 2016.07.18
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    気持ちよく終わってくれた。ただ、少し間延びして、ありきたりなストーリーに感じざるを得ない。しばし主人公らの感情や行動の背景も分かりかねる箇所もちらほらと。 希望のおしまいが"不幸"でも良いと思う。それが本人にとって、選択したものならば、他人が判断すべきことではない。上巻でも画一的な幸せ、持たざるものを排除していく文化を否定する。 しかしだ。マリアははやり優秀で、フーセン一家は幸せな家庭を築き、田島は仕事に成功する。それをハッピーエンディングにしてしまって良いのだろうか。そこに著者の幸せに対する固定的な価値観が現れ、家族は一緒だ、介護もすべきだ、といった既存の価値観を強化しているように思えてしまう。やはり本書のストーリーは現実ではなく、小説なのだ。

    0
    投稿日: 2016.04.10
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    えーちゃんカッコいい。気が強い人じゃなく、頭がいい人じゃなく、こんな優しくて芯のある人になりたい。正論だけど優しくない。痛いとこつかれてる気分。

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    投稿日: 2016.01.02
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    妻の初恋の相手のえいちゃんが登場。 えいちゃんが格好いい。40を越えたおじさんだから、すだれ頭なのは仕方がないけど、娘のマリアだけでなく、田島(私)のために奮闘する姿が、こう言う友達がいたらなと思えてしまう。 喧嘩って言うのは、殴られる覚悟がなければ、喧嘩って言わない。一方的にやられるのはリンチだと。えいちゃんは言う。 教室や職場のいじめって、お互いの腹の底が見えないで互い疑心暗鬼になるから、怖くて自己防衛として起きる部分があるのかなと思う。ネットがある前は電話や直接会わないとその人と話せなかったけど、ネットによる間接的なコミュニケーションの手段が増えて、そのひとのことを深く知る機会がなくなったせいかなと思いました。一対多のコミュニケーションが、リンチに向かっているのかも。 子供の時の「もし」は、もし野球選手になったらと言うように、未来を向いているけど、大人は、もしあの時、告白していたら、とか過去に向いている。 この言葉が実は一番、身に染みました。もしあの時こうしていたらなんて言う結果なんて、誰も分からないし知ることも出来ない。それなら不確実でも、いくつになっても今と未来を向いていきたいと思う。

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    投稿日: 2015.11.27
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    妻の中学時代の同級生――親友のフーセン、すぐ教師にチクる宮嶋、初恋の人エーちゃん。それぞれが大人になり、家族を持ち、亡き妻のことを私に語る。娘の美嘉の授業参観に出席し、息子の亮太が通う書道教室の危機に慌てる私の塾には、この街の『ふつう』からはずれた生徒が集う。希望とはなんなのだろうか?

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    投稿日: 2015.11.24