
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あぁ、終わった。遂に終わった。大水滸伝に終わりを告げることができた。言葉にできない感動がある。岳飛が兵と最期に別れる時、候真の最後の涙は、読者の気持ちを代弁しているように思えてくる。全ては王進の脱走から始まり、宋江という1人の人間が英傑の心を動かし、ここまでの物語を紡いできた。読者である自分も、目を閉じればその激動を思い出すことができる。読んでいくうちに、志が心に根づいていた。 思えば、この岳飛伝はとても虚しさを感じながら読んでいた。戦の大義名分があるようでなく、戦が世界の中心から外れた世界。戦こそが正義で権力の象徴である時代を生き、そこに楽しさをも見出していた人物が多数いる中で、この世界はあまりにも無情だっただろう。その無情さを抱えながら戦場を書き上げる北方謙三はさすがとしか言いようがないが、命を賭して人生を賭けて本気で楽しんで勝敗を決めたとしても、その後の世界に何の影響もないだろうという英傑たちの言葉を読んでいると、どうしても虚しさを感じざるを得なかった。もちろん、戦なんて無いに越したことはなく、人に血を流して欲しくはない。現実世界で一般人として、日本という国のしがない民として思う。民のための国、この時代の中華で、一つの答えを出した。その結果がこれだ。とやかく言うことはできない。どのような展開になろうと、どのような死を遂げようと、それが人生であったから、読者としてはそれを読むことしかできない。死んでしまいえばそこまでで、生き返ることもない。ただ、心の中で生き続ける。人の心で生き続けることが、生きるという行為の究極の形かもしれない。 水滸伝でのワクワク感、楊令伝の孤独、岳飛伝の虚しさ。しかし、人の営みってこんなものだろう。登場人物たちもそうだった。初めは新たなモノにワクワクする、ある程度すれば夢を否定され、追い続けるほど孤独になる。そして虚しさへと変わる。人の世なんてそんなモノだから、生きたいように生きろ、そういうメッセージにも自分は捉えた。 この数年の人生は、大水滸伝のおかげでとても楽しく生きることができた。思い出だけでも、何十年と語ることができ、さらに楽しめるだろうが、自分はまた違う世界へと旅立ちたい。だからこそ、ここで区切りをつける。本当に楽しい日々だった。さらば。
1投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログ大水滸伝シリーズ最終巻。 前巻で史進についてはちょっと不満でしたが本作を読むとこれは有りかと思います。 シリーズ三部作で見ると今作の主人公岳飛は楊令、宋江の様なリーダーとは違い、悩み苦しんだりするなど我々に近い親近感を感じるキャラでした。 だからなのか主人公の様なインパクトが弱かったかなーというのが全巻通しての印象です。 最後の梁山泊と金国の戦いもグッと来るのがない終わり方で前巻のウジュと史進の戦いがクライマックスだった感じです。 胡土児も結局、最後は梁山泊と絡まず終わったのも ちょっと残念です。 とは言え、この長いシリーズを書き続けた北方さんにはただただ感服いたします。
46投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログ「やるだけやって、死ぬ。でも、なにか食いたい。」 うわー!そういう終わらせ方なのね! 全五十一巻の終わりはこれを選んだのね! これは賛否あるわー うん、でもよくよく考えると、この終わらせ方で良い気がしてきました これぞ『北方水滸伝』という たぶんエンドロールでダイジェストで流れるんだよ! 『水滸伝』からの、色んな好漢たちが被害にあってるあのシーンの数々が!w そして読者は泣き笑いのまま物語は閉じるのよ きっと『大水滸伝シリーズ』を読んだ人は共感してもらえます はい!というわけでね 相変わらずよくわからんレビューですがね、せっかく全五十一巻も読み終えたんでね ちょっと『北方水滸伝』とは何だったのか?ってのを考察してみたいと思います 今回珍しくちょっと長めのレビューです そりゃあそうよ!五十一巻も読んだんだから しかも、ちょっと変わった視点を提供したいな〜と思います まぁ、たくさんのファンに語り尽くされた物語なので、それよく見るで!割と普通の視点やで!と思ってもそっとしておいて下さいね、友だちじゃん! ではね、『北方水滸伝』てどういうお話だったの?ってことなんですが、これはもう「国造り」の物語だったわけです 「国」って概念そのものを打ち壊す物語だったんじゃないの?って意見もあると思いますけどね、それも結局は「国造り」の先にある話しなんでね ここは、『北方水滸伝』は「国造り」の物語だった!で話し進めますね では、梁山泊の英雄たちが目指した「国」のかたちってどんなものだったの?っていうと、実はこれ明確には示されてないんですね はっきりとこういう国が出来上がりました!ってところまでは書いてくれてないんです 自分で考えろ!ってことなんだと思うんです 道しるべはたくさん置いといただろ!自分の足で歩けこのやろう!ってことなんだと思うんです なので、自分で考えてみました で、この時わいが考えた視点というのが「綽名」なんです 九紋龍とか青面獣とか、あのかっこいいやつね 『大水滸伝シリーズ』の登場人物たちは第一世代、第二世代、第三世代と三つの世代に分けられて、それはそのまま『水滸伝』世代、『楊令伝』世代、『岳飛伝』世代ってことなんですが、この綽名、第一世代は、百八星はもちろん全員持ってるんですね 上であげた他にも智多星呉用とか混江龍李俊とかね、これが第二世代になると(オリジナルのキャラクターなので北方アニキが考えて付けてる)がくんと減るんです 狼牙秦容とか七星鞭呼延凌とかいるんですが、まぁ主要登場人物の半分くらいです それが第三世代になるとほぼ綽名は持っていません もちろん、オリジナルを考えるのがあまりにたいへんだったために北方謙三アニキが諦めたって可能性もあるんですが そうではなく、意図的だったとしましょう ではどういう意図が込められていたのか? それは綽名を持つような英雄を必要としない国を理想の国家像としたのではないのかと思うのです 散々多くの英傑たちの生き様を描いておいて? そうなんです 描いておいてです その儚く悲しい死に様を描くことでです 万人が平等の国 ただし、万人に等しく責任のある国です 英雄に頼らず、全ての民が責任を持って全力で生きる国、「やるだけやって、死ぬ」国です でも、たまには美味しいものを食べたり、酒を飲んで友と語らったり、趣味や娯楽に興じたり、真剣に恋したりする国 全ての人が全力で生きる国 それこそが梁山泊が目指した「国」だったのではないかと思うのです
60投稿日: 2024.08.05
powered by ブクログ史進は重傷を負うも一命を取り留め、子午山で隠遁する。 岳飛と秦容は、南宋と金国を撃ち破る。 岳飛は岳都に帰り、骨郎と再会したところで力尽きる。 最後に史進が候真と語り合う。つまらんことを考えずに生きろ。それが全てだったのかも知れない。
0投稿日: 2023.03.05
powered by ブクログ4.0 水滸伝1巻から1年10ヶ月かけて、ようやくここまで辿り着いた。 この三部作で得られた知見や物の見方は計り知れない。 志、生と死、国家とその裏側、人の器、漢同士の絆、家族、恋愛、師弟、武道、戦術、商業、農業、料理、天候、航海、交易、医療 etc... 当時の要素で抑えてないものは無いんじゃないかと思うくらいの情報量が、これまたバカ多い登場人物それぞれの視点で語られていく。 漫画は読むけど小説はほぼ読まない活字初心者として読み始めたのに、水滸伝に関してはほかのどの漫画よりも夢中になって読み進めてしまった。 そして1年10ヶ月のルーティーンも終わった。 これはもう新たな人生のスタート
0投稿日: 2022.09.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ついに、大水滸伝シリーズ完走。 2022年1月に読み始めてから約半年強、転職を経験しながら王定六ばりに読み進めた水滸伝。 (楊令伝、岳飛伝読みながら水滸伝の読み直しもしてた我ながらすごいな) 終わってしまった、楽しかったな〜。 史進が従者の名前を覚えなかったのは、班光みたいに死なせるのが嫌やったからやろうなと思ってたら。班光。また史進に会いにきてくれたんやねぇ。涙 王定六大好き。。。出てきてくれて嬉しい。 衛俊にライト当ててくれてありがとう。 許礼の終わり方は切なかったね。 戦パートは、久しぶりに水滸伝シリーズ読んでるぅ!!!って気持ちになった。 程雲、好きやったのにな。呆気なかった。仕方ないけど。 霍洋がなんだかかわいくて好きだった。 あと石英も人間らしくて好き。 鈴と温のシーンがとてもすき。 張朔はやはり優秀。 秦容と呼延凌の再会も泣けた。 捨て身の沙けつもかっこよかった。 晁蓋が思い描いていた勝ち方になった。 でも、宋江も晁蓋も呉用も盧俊義も魯智深も名前は出てこなかった。時代が変わってる。 岳飛に当たった矢、まさかあれが死因になるとはなぁ。骨郎とも会えてよかった。ずっと死ねなかったのは、最後の戦まで運命が与えられていたからだったんだね。おじいちゃんにもなれて。 岳飛が死んだあと、梁興は笑って泣いたやろうな。そして于姜が一番の策士。岳飛、崔如と会えてたらいいな。 水滸伝シリーズ締めくくりは、水滸伝からの二人で。史進、バケモンや。笑 生きている限り、生き続けないといけない、そういう強さを持った史進。一人の寂しさを持った候真。二人とも同志や父親から魂を引き継いでて、そんな二人が読者を見守ってくれているような気がする。 さわやかな良い終わり方やった。 盡忠報国、買うぞー!読むぞー!
3投稿日: 2022.08.22
powered by ブクログ「やるだけやって、死ぬ。でも、なにか食いたい」 2020年12月20日から読み始め、読了。水滸伝(再読)は2019年4月からだから2年かけてこの大作を楽しみました。 この時期プライベートで色々あったが、この本に助けられまた心強く過ごせたと思う。読んでいて元気をたくさんもらえた。 『ヤツは仕事ができます。覚えがいいし、手抜きをしません。単純な仕事の方が難しいものです、普通は散漫になります。』 等、仕事に対する姿勢など学ぶこと多く。また後で読んでも色々学べるんだろうなと思う。 水滸伝、楊令伝に比べると平和になった分、人の営みと平和時の心の動きが多く描かれる。父と娘の心の交流、母と娘。変わる国の形、生き方。
1投稿日: 2021.05.15
powered by ブクログ図書館で借りて読んだ。 岳飛の最期は驚いた。 史進と候真の姿は、爽やかな感じがした。 大水滸も終わってしまった。 しばらく喪失感が抜けないなあ。
0投稿日: 2019.11.04
powered by ブクログついに読破。初期の多彩な人物にワクワク胸を躍らせ読み進めてきた。 ひとつの物語のおしまい、しかし生き方はずっと心に残る。
0投稿日: 2018.03.10
powered by ブクログ最終巻読了 最後の戦いが終わり岳都に帰った岳飛は、静かに倒れて息を引き取る。一方、子午山に暮らす史進は、元気で暮らしていた。同じく初期から登場していた候真が史進を訪ねたところで、この長い物語は終結した。 林冲、楊志、燕青、武松、郭盛など魅力的な人物が沢山いた。どれも格好良かった。そう思うと残念でもある。 氏は、戦を通じて、漢とはどういうものかを強く訴えたかったのだろうか・・その声は、しっかり聴こえたと思う。 とても楽しかった。
0投稿日: 2018.02.26
powered by ブクログついに最終巻…どうなることかと半分心配しながら読んだのだけどこの手があったか!とちょっと目から鱗でした。水滸伝がそもそもフィクションなんだから実在の岳飛のことまで史実に捉われることは無いよね。最終的に岳飛と梁山泊の金、南宋との闘いに決着がつき大団円を迎える本作。読後感も良くて素晴らしい。作家の想像力とはこういうところで発揮されるべきだろう。同じ長くても俺の嫌いな宮城谷某〜小説なのに資料で確認できなかったからという理由で主人公の娘の名前を「女」としやがった馬鹿者〜とはそこが違う。しかしこういう展開だと漢民族の英雄としての岳飛に成り得たのかな、悲劇的な最期だからこそでは、という気がしないでもない。長く楽しませてもらってありがとう…後は蒙古に行った人物を中心とした大河小説がまた始まるのでは、という楽しみのようなそうでないような…。
0投稿日: 2017.10.08
powered by ブクログ長い長い旅の終わり。 最後の最後で北方節が戻ってきて、この巻はきっちりと楽しませてもらいました。 最後は人物が絞れてきて、戦も局地戦の描写が多く、水滸伝の初期の頃を彷彿とさせてくれました。 最後に死ねた人もいるし、やっぱり死ねなかった人もいる。 納得感のある結末でした。
0投稿日: 2017.05.01
powered by ブクログようやく終わった水滸伝からここまで気づいたら10年近くの歳月を過ごしていた。岳飛の最後も眠るように死んだラストにカッコ良いものがあった。
0投稿日: 2017.02.14
powered by ブクログ九紋竜史進の死にざまを看取りたいがための17巻であったが、殺せなかったか。言いたかないがシリーズ全部蛇足だったな。
0投稿日: 2017.01.20
powered by ブクログ長く続いた北方水滸もいよいよ終了。感慨深い。 これだけ長いシリーズ、もちろん言いたいこともたくさん あるのだが、何はともあれご苦労様と言いたい。 とても楽しめて「好漢」を感じられる良い作品でした。 文庫本で出そろったら水滸伝の1から読み通す計画あり(笑)。
0投稿日: 2016.11.27
powered by ブクログついに終わった。水滸伝から始まった壮大な物語が。終わりは、静かだった。これでいいと思う。 今度は水滸伝から文庫で読もうと思う。
0投稿日: 2016.11.19
powered by ブクログ20160918 とうとう終わり。水滸伝からなので何年経ったのか。自分も何かを忘れるほど酒を飲んで笑えるような生き方が出来たらと思った。良い物語を作ってくれた作者に感謝したい。
0投稿日: 2016.09.18
powered by ブクログ南では岳都と小梁山を狙う南宋水軍と地方軍を梁山泊軍が殲滅。岳飛と秦容は程雲を撃破して南宋に勝利。さらに金国と戦闘を続ける呼延凌と合流して決戦へ。『大水滸伝』三部作全五十一巻の物語が終わる。漢達はどこへ行くのか。蒙古へ向かった胡土児の行方が気になる。
0投稿日: 2016.08.18
powered by ブクログ水滸伝、楊令伝と読み続けた岳飛伝最終章。岳飛軍が南宋の程雲を破り南宋(秦檜)を滅ぼし、金国(沙蠍)率いる20万と激戦を繰り広げる、梁山泊軍呼延凌、先乗りした蓁容軍と合流して最後の戦いに挑み、勝利する。岳飛軍は解散し南の岳都に戻り静かに死す。最後は、致死軍を解散した侯侲が子牛山で暮らす史進を訪ね終える。
0投稿日: 2016.08.12
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シリーズ15巻目、大水滸51巻目の最終巻。吸毛剣シリーズとしてなら55巻目。 楊令伝のようにメンバー虐殺、主人公突然死というラストを恐れていたが、さすがに今回はきれいにまとまった感じです。 ラストの二人の会話には、この長い物語を振り返って懐かしむことができ、余韻も感じる良いシーンでした。 対南宋、対金国という点では一段落がついているのですが、西遼や日本の話が収まっていないように思いますし、李立の最後も語られていなかったような気がします。 ということで、「楊家将」から続く吸毛剣を持った胡土児が蒙古に行ったので、もう少し時代が下った成吉思汗につながると思いますし、モンゴルによる西遼征服や日本の元寇ともつながると思いますので、期待したいです。
0投稿日: 2016.08.11
powered by ブクログついに水滸伝、楊令伝、岳飛伝と続く壮大なストーリーがここに完結してしまいました!ようやく読み終えたという充実感がありますね! 最後は梁山泊&岳飛軍を中心に、南宋禁軍、南宋水軍、金軍との戦いが全て決着しました。 物語はここまでですが戦が終わり、物流中心の平和な世の中へ国のありようも変化していくのでしょうかね? 結末もすがすがしくて良かったと思います! でも本当にこれで物語が終わったのか?ちょっと気になりますね。また続編があったりして。それもちょっと期待してしまうのでした!
0投稿日: 2016.08.03
powered by ブクログこの巻でシリーズ完結との事。 “水滸”“楊令”“岳飛”と、数多の漢(おとこ)達が登場し、去っていきました。 彼らと共に、中原や海原を疾駆してきた思いでいるので、これで最後なのか・・と寂しく感じます。 今後が気になるキャラもいるので、「外伝」のような感じで出して頂けたらなぁ。と期待します。
1投稿日: 2016.07.20
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★2016年7月14日読了『岳飛伝17 星斗の章』北方謙三著 評価B+ 水滸伝、楊令伝、岳飛伝と続いてきたこのシリーズもいよいよ終わり。一気に話をまとめにかかるのだが、話を広げすぎて少々綻びが目立つものの何とか無難にまとめたか?人によっては評価は分かれるところであろう。胡土児(コトウジ)という前シリーズの主人公の息子が、金国を逃れてモンゴルに移住していることから、まだ次のシリーズがチンギスハンへの流れで始まる予感を与えるもののまだ何とも言えないところで話は終了する。男たちの物語は一旦お休み?このシリーズは、人の名前にこだわったら、あまりに多くの登場人物が出てくるために、疲れてしまう。ただ、単に北方謙三氏が描きたいかっこいいオトコの物語と見れば、かなり楽しいシリーズである。終わってしまったのは残念。さて、北方氏は次の胡土児の物語は書くのか?注目ではある。 <備忘メモ> いよいよ岳飛伝最終章。前章では、死んだと思われた九紋竜史進が、瀕死の重傷を負いながらも生きながらえていることが判明。金国は総帥のウジュが史進に討たれて死亡。 南宋、金国、梁山泊の三つ巴の戦いは、最終盤に入り、一気に緊迫の度を高めて決戦状態となる。南の水上戦では、梁山泊水軍が経験の差を活かして南宋水軍に競り勝つ。大理の南にある景コウ近くに陣取る南宋軍の許礼は、南宋水軍の援軍が望めなくなる。 そして、南宋に侵攻した岳飛軍は再び南宋軍の程雲らと雌雄を決することとなり、岳飛が程雲を討ちここでも梁山泊側が勝利する。 最後に残る梁山泊の七星鞭の呼延凌と北上した狼牙棍の秦容は、30万の金軍の沙歇と最終決戦に望む。死を覚悟した金軍は強く、さすがの呼延凌、秦容らも手を焼くが、南宋に勝利した岳飛らが、怒りに燃えて漢人の国を作ろうという義勇軍二十数万人を従えて北上することにより、最後には金軍の沙歇を討ち果たし、長年の宿敵の二大国を滅ぼすことに成功する。 そして、最後には南方の南宋軍の許礼も滅ぼし、物語は終わることとなる。 岳飛は、戦いを終えて南方の岳都に帰還してその人生を終える。
0投稿日: 2016.07.14
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おっと九紋竜史進は死んでいなかった・表紙の人物は義手の岳飛~兀朮を討った史進は重傷を負いながらも死なず,赤騎隊を解散して子午山へ至った。岳飛が臨安府に迫り負傷した程雲と対峙する。小梁山では崔如が倒れ,岳都から子供らが来るのを待って死んだ。張朔は象の河から小梁山に向かう海峡を塞ぎ,南宋軍とぶつかった。岳飛軍と程雲のぶつかり合いに,成都から6万の義勇軍が駆けつけ,その中に秦容が含まれていて,程雲の副官を倒し,秦容は非常呼集された金軍に立ち向かうために北へ行くと,金軍の優勢は崩れて,梁山泊軍と20万の金軍は膠着状態に入った。程雲とのぶつかり合いは,岳飛が臑を斬られながら跳躍して首を落とした。臨安府に入城し,万波亭に秦檜を訪ね,地方軍を解散させ,岳家軍と入れ替えることを承諾させた。曰く・新しい躰に南宋という衣装を借りる。象の河に殺到した南宋水軍の上陸を許さず,上流の上陸地点を探っているところに,張朔は追いつき,大勝を得た。大理に展開していた許礼が南下し,岳都を襲うのを陽動だと見て取り,景曨に戻って凌ぎ,森の中の許礼軍に恐怖を与えながら,1万2千を捕虜とし,潘寛に促された荀浩に景曨を出撃させて,態と許礼に籠もらせ,秘密の経路を使って混乱・殲滅させた。兀朮亡き後の金軍を率いる沙歇が呼延凌と秦容を狙っているのは解るが,どのように指示を出しているのか分からず,位置が特定できない。偶然で合うと,光を見たのは秦容の従者で走って狼牙棍を持っている蒼翼だ。鏡が使われている。岳飛が長江を渡り,淮水を越えてからはゆっくり義勇兵を従えて来た。義勇兵は30万に達し,沙歇は必死を力に変えて対抗してくる。岳飛が沙歇の馬の轡を捕らえたと思った瞬間,岳飛の脇腹に矢が突き刺さり,非礼を詫びて右腕を返した沙歇は首から胸を断ち割られ,金軍の抵抗も止んだ。三千で進発した岳家軍は五百で戻り,岳都の軍営の自分の座る場所で眠るように岳飛は逝った。梁山泊は解散し,兵の四万が轟交賈へ一万五千が南方へ,呼延亮も南へ,王貴は西へ~終わったぁ~~~~記念の★4つ
0投稿日: 2016.07.12
powered by ブクログ全51巻、17年間ずっと梁山泊の面々と一緒に中国全土を走り抜けてきたような不思議な気分。1行1行が大切で終わることが苦しく寂しくなる。岳飛の最後、史進の最後。自分もそうありたいと畑で草を抜きながら、そう思う。
0投稿日: 2016.06.21
powered by ブクログ本当にこれで終わり? それって淋し過ぎる!? まあ、歴史としては、この後50年くらいは、戦いなく落ち着くのでしゃあないんやろうなあ・・・ 北方さん、長い間、ありがとうございました。素晴らしかったです!
0投稿日: 2016.06.19
powered by ブクログ『水滸伝シリーズ全51巻完結!』の腰帯のゴシックに15年間読み続けてきた自分の過去が走馬灯のように蘇ってきた。ラストはあっさり終わってしまったけど、胡土児を中心に新たなストーリーが始まりそうな終わり方だったように思う。
0投稿日: 2016.06.16
