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ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密
ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密
ポール・アダム、青木悦子/東京創元社
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総合評価

21件)
3.6
2
8
6
1
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    面白かった。続編が面白い説はやっぱり正しい。 腕の良いヴァイオリン職人のジャンニのもとに、名器「大砲イル・カノーネ」の修理の依頼がくる。最初の冒頭で、「大砲」がまるで大名行列のように持ち込まれるくだりが既に面白い。天才ヴァイオリニスト、エフゲニーとも知り合いになり、母親に徹底的に管理された、彼の孤独な人生が語られる。 18世紀、「大砲」を愛器としていたパガニーニも、かつて同じような人生を歩んでいた。彼は過保護な父親のもとから飛び出し、ヴァイオリンを片手にヨーロッパ中を駆け巡っていた。そこでナポレオンの妹であったエリーザに出会い、黄金の箱が贈られる。 そして現代、その黄金の箱を持っていたディーラーが殺され、エフゲニーも失踪して・・・。というあらすじ。 パガニーニの破天荒な人生をたどっていく過程で、黄金の箱(そして、かつてあっただろう中身も含め)がいろいろな人の手に渡っていった数奇な運命が、いかにもな感じで面白かった。 ミステリー部分も良かったが、この話を読まなければ、パガニーニという人を知ることができなかったし、彼の曲「モーゼ幻想曲」も聴くことがなかった。Youtubeでこの曲を聴いて、うわっ本当にG線だけで弾いている!とびっくりした。そういうのも楽しかった。

    3
    投稿日: 2025.10.30
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    題名に惹かれ買ってはみたもののミステリーが苦手で積読になっていました。 読み始めてみたら楽器の話が多くて助かりました♬音楽ミステリーはそれほど苦手ではないことを知り新たな発見でした。 自分の楽器は、修理してもらう前と後では音が変わってるとすぐに解ってしまう(友達に自転車を貸して帰ってきて乗ったら違和感を覚えるアレに似てます)ので本当に腕がある職人さんではないとやってもらうのが怖いです。 皆さんのコメントを読んでいたら2作目だったとは⁉︎と読み終わってから驚いています。

    9
    投稿日: 2025.10.13
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    毎度音楽や楽器に関して、本当に知識がない私ですが 面白く読むことが出来ました。 ちょこちょこ調べながら。 歴史に埋もれてしまっていたものを見つけられたとしたら、 それは、ジャンニじゃないけれど、 震えますよね・・・ トマソが亡くなってからできなくなっていた四重奏が、 まさかの有名ソリストを迎えて復活したのも良いなぁ。 お酒の準備が整ったあたりで、きっちりアリーギ神父が到着するのも好き。 しかし、悪徳業者たち、どうにかして捕まってくれないかしらw 全く全く。 ニコレッタ・フェラーラの家族が、バイオリンの査定を他の業者にも依頼して、セラフィンの悪事に気づいてくれることを切に祈る。 いっきに読んじゃったけど、 じっくり読み返したいです。 もっかい読むか。

    0
    投稿日: 2025.05.27
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    主人公、そんなすごい仕事をしていたのか…前作ではまったく気づかなかった…… 歴史上の人物、主にパガニーニやロッシーニの恋愛模様が複雑に絡んだ贈り物のやりとりが読み応えあった

    0
    投稿日: 2024.03.02
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    イギリスの作家ポール・アダムの長篇ミステリ作品『ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密(原題:Paganini's Ghost)』を読みました。 『ヴァイオリン職人の探求と推理』に続き、ポール・アダムの作品です。 -----story------------- 名職人にして名探偵が天才演奏家パガニーニをめぐる謎に挑む! 名ヴァイオリン職人ジャンニのもとに、パガニーニ愛用の名器“大砲(イル・カノーネ)”が持ちこまれる。 修理の翌日、美術品ディーラーの撲殺死体が発見された。 彼はホテルの金庫に黄金製の箱を預けており、中にはエリーザという女性がパガニーニに宛てた古い手紙があった。 これは事件解明の手がかりなのか?  名職人にして名探偵が“悪魔のヴァイオリニスト”をめぐる壮大な歴史の謎に挑む!  解説=青柳いづみこ ----------------------- 2009年(平成21年)に発表されたイタリア・クレモナに住む初老のヴァイオリン職人・ジャンニを主人公とするヴァイオリン職人シリーズの第2作にあたる作品… 前作の約1年後という設定の物語です。 名ヴァイオリン職人ジョヴァンニ(ジャンニ)・カスティリョーネのもとに一挺のグァルネリが持ちこまれた… 天才演奏家ニコロ・パガニーニ愛用の名器“大砲(イル・カノーネ)”で、コンクールの優勝者エフゲニー・イヴァノフがリサイタルで弾く予定だった、、、 修理を終えた翌日、リサイタルに来ていた美術品ディーラーであるフランソワ・ヴィルヌーヴの撲殺死体が発見される… 彼はホテルの金庫に黄金製の箱を預けていた。 中にはエリーザ・バチョッキという女性がパガニーニに宛てた1819年の古い手紙があり、彼女がパガニーニに何かを贈ったことが書かれていた… 殺人事件解明の手がかりなのか? 名職人にして名探偵が“悪魔のヴァイオリニスト”をめぐる謎に挑む! 前作に続きヴァイオリン職人のジャンニが素人探偵として友人の刑事アントニオとともに事件の謎を解き明かす展開、、、 連続殺人事件と思われる3件の殺人と、事件の発端となった200年前の歴史上の謎―黄金の箱と、その中に収納されていたはずの宝石細工のヴァイオリン、そして幻のパガニーニの楽譜"セレナータ・アパッショナータ"―の謎を解明して行く… それに若きヴァイオリニストのエフゲニーの失踪事件が絡んでいくという物語でした。 前作同様に、現代でリアルに発生している事件と、過去の事件の双方の推理を進める展開が愉しめましたね… ヴァイオリンやクラシック音楽の知識があれば、もっと面白く読めたんじゃないかな。

    0
    投稿日: 2022.09.18
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    ヴァイオリン職人シリーズ二作目。 歴史ミステリな感じもあるシリーズだが、歴史の中でも音楽家や職人に焦点を当てるので、曲や楽譜、周囲の人間に関連した謎が多い。今回はパガニーニに主軸を置いている。 主人公も変わらず職人お爺ちゃんで、前作で相方と化した音楽仲間である警官とのやり取りで安心する。 事件(が起こった原因そうな骨董品の謎)と並行して、若いヴァイオリニストの話も挟まる。母親が毒親過ぎて読んでいるこちらも疲弊するので、正直ノイズだと思っていたのだが、終盤で彼も無駄ではなかったかなと思う。 縁のない世界故、登場人物や音楽家・その周囲の人物を把握することは簡単ではないが、それを知るきっかけにもなる、そんな小説。

    0
    投稿日: 2020.09.24
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    精巧に良く出来ている、淡々と進みながら山場も何度かあり、何度も感心させられる。なんと言っても、主人公のバイオリン職人のジャンニが、思慮分別があり、思いやりもあり、人柄も良いので、安心して読み進められる。それでいて二転三転と事態が変わり読む者を飽きさせない。

    2
    投稿日: 2020.09.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ第2作目。今回は18〜19Cにかけて、現代においても有数のヴァイオリニストであり、作曲家と知られるバガニーニと彼の愛したグァルネリ・デル・ジェスが製作した「イル・カノーネ」(大砲)という名器にまつわる話。ヴァイオリンは殺人の動機となりうるのか?Yes。ストラデイヴァリと同様にグァルネリの作品もとても高価であり、殺人を犯しても自らのものにしたいと思うような名器。しかし、高価であるという事だけでなく、全ての価値ある(誰にもでもというわけではないが)モノにはそういう魔力が潜んでいるのであろう。バガニーニは天才にありがちな、奇人であり、そして恋多き一生経る。彼はエリーゼの愛人であった過去を持ち、彼女はナポレオンの妹であり、波乱の人生を送った人でもある。音楽とヴァイオリン、ヴァイオリニストと女性。歴史に埋もれた過去を主人公は、少しずすつ紐解き、犯人にたどり着く。一作目と同様に欧州ならではストリー。そして、中盤からは主人公の恋の話が生まれ、最後の余韻となる。

    2
    投稿日: 2020.08.28
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    図書館で。 若きロシアのヴァイオリニストと有名なヴァイオリンを直す所は覚えているんですが…事件はどんな事件だったか… エージェントみたいな彼が殺されて…って話だったか。あ、そうだ。贈られた楽譜と黄金だかのヴァイオリンの話だった。 人生を変える影には異性アリってのは…ありがちだけど大抵の場合は真理なんだろうなぁ…(笑)

    0
    投稿日: 2020.02.25
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    読了。ヴァイオリン職人探偵のシリーズ2作目。 読み終わってパガニーニが聴きたくなった。 パガニーニの遺産をめぐる殺人事件に、悩める若き天才ヴァイオリニストがどう絡むのかを気にしながら読む。 パガニーニの生い立ち、恋愛、ロッシーニの妻の話を描きながら話に引き込まれる。 伏線と名前がややこしくて途中誰だかわからなくなるので、たびたびページをめくり返した。 どこまでが史実に基づいているのかわからないけれど、推理小説としても、ヴァイオリンの歴史や知識としても面白く読める。

    1
    投稿日: 2020.01.17
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    ヴァイオリンを始めたのをきっかけに手に取った一冊。 殺人にまつわるミステリ部分より、その周辺のお話である、破天荒なパガニーニの人生のエトセトラや、ロッシーニの妻の話にひかれた。 クラシック界の過去の偉人も人間なんだなと思える。

    0
    投稿日: 2017.05.01
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    殺人事件の謎解きだけではなく、パガニーニの人柄や恋愛の一部についても知ることができる。おもしろかったけど、物語の始まりから、最初の殺人事件の発生が唐突でしばらくついて行けなかった。

    0
    投稿日: 2016.09.04
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    イタリアのミステリにしては癖がなくてスンナリ読めると思ったら、作者はイギリス人でした。音楽に関する蘊蓄も楽しいし、主人公がチャーミング。

    0
    投稿日: 2016.01.24
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    シリーズ2作目。相変わらず読みやすい文体で話もヴァイオリンのうんちくも含め面白い。ただ1作目に比べインパクトに欠けるかな。次作が出れば読みたい。

    0
    投稿日: 2016.01.04
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    ヴァイオリン職人が探偵役のミステリ、シリーズ2作目。 ヴァイオリンをめぐる事件や、音楽がらみの薀蓄が新鮮でした。 初老のジャンニ・カスティリョーネは、名ヴァイオリン職人。 200年前に活躍した天才ヴァイオリニスト、パガニーニが愛用した名器が修理のために持ち込まれます。 コンサートを前にした若きヴァイオリニストとのふとした出会いに、父親めいた感情を抱くジャンニ。 ジャンニも知るディーラーが事件に逢い、金庫には黄金のヴァイオリンが残されていた。 友人のクレモナ警察の刑事アントニオに協力を依頼されたジャンニは、事情を調べ始めます。 若い友人のアントニオは、ジャンニの薀蓄と推理を頼りにしているんですね。 枯れた雰囲気のジャンニですが、一人暮らしでも料理はてきぱきと。しかも実は知的な美女と、大人の関係に。 さすが、イタリア☆ パガニーニのパトロンだった女公エリーザは、ナポレオンの妹。悪魔のような才能に溢れたパガニーニの、きらびやかだが不安定だった生涯。 心の交流がうかがえる歴史の一こまに思い馳せたり。 渋いようで、味わい深い、なかなかの佳作でした。

    7
    投稿日: 2015.09.07
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    イギリスの作家ポール・アダム、2009年発表の小説。初老のイタリア人ヴァイオリン職人が主人公の歴史ミステリー2作目。前作より物語としての面白さは大きく劣り、ちょっとがっかり。蘊蓄は相変わらず興味深いですが。 今作は18~19世紀に活躍した天才ヴァイオリニスト、パガニーニにまつわる秘宝探しのお話し。音楽家の人生を調べ、消えたお宝の行方を探すわけですが、しょうもない伝記的物語の羅列が多く、正直うんざりします。 何人かの伝記を切り貼りすることでうまいことお宝探しのストーリーを捻出した、ということなのかもしれません。 主人公周辺の魅力的なキャラたちも今作ではあまり生かされていないし、新たに登場した新人ヴァイオリニストをめぐる騒動もまたしょうもない話で・・・。

    2
    投稿日: 2015.08.04
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    イタリアはクレモナのヴァイオリン職人を探偵役にしたミステリ第二弾。 職人の元にある日、パガニーニが愛用したヴァイオリンが修理に持ちこまれる。コンテストに優勝したロシアの若手ヴァイオリニストがその夜、ご褒美に弾かせて貰えるのだが異音がするというのだ…。 無事修理をやり遂げた職人はリサイタルに招かれるがその夜、リサイタルに来ていた客が殺され、原因はナポレオンの妹が愛人だったパガニーニに贈った品物に関係しているらしく…というお話。 ミステリとして面白いうえに音楽を巡る話も興味深く、楽しく読める作品だと音楽思います。

    0
    投稿日: 2015.07.09
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    『ヴァイオリン職人の探求と推理』に続くヴァイオリン職人が主人公のミステリー第2弾。殺人事件の謎解きよりも、作曲家や演奏家の私生活の話などの詳細な解説に興味をそそられる。

    1
    投稿日: 2015.04.14
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    主人公がヴァイオリン職人だけにあり、ヴァイオリンについて、しっかり書かれている。音楽を読んでいるような感覚に陥った。

    1
    投稿日: 2015.02.13
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    シリーズ2作目!前作は幻のストラディヴァリの謎でしたが、今回はヴァイオリンそのものではなく、悪魔的ヴァイオリニスト・パガニーニの人生の謎が絡んできます。 そして、当時のヨーロッパの有名な王族階級の人々の人生も絡まり、歴史ミステリの要素も満載! もちろん名ヴァイオリン、パガニーニ使用のグァルネリ「大砲=イル・カノーネ」も登場します! そして殺人事件も! ジャンニとアントニオが殺人事件の謎を追うのと同時に音楽や楽器に関する謎も解けてゆく…という前作のスタイルは変わらないので、安心して楽しめました。 クラシック音楽好き、ヴァイオリン好き、そして西洋史好きの私にはもうドンピシャ♪な内容です。 3作目のアナウンスはありませんでしたが、出たらまた読みたいなあと思います。 

    1
    投稿日: 2014.11.29
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    名ヴァイオリン職人ジャンニのもとに、パガニーニ愛用の名器“大砲(イル・カノーネ)”が持ちこまれる。修理の翌日、美術品ディーラーの撲殺死体が発見された。彼はホテルの金庫に黄金製の箱を預けており、中にはエリーザという女性がパガニーニに宛てた古い手紙があった。これは事件解明の手がかりなのか? 名職人にして名探偵が“悪魔のヴァイオリニスト”をめぐる壮大な歴史の謎に挑む! 解説=青柳いづみこ

    1
    投稿日: 2014.11.13