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偽る神のスナイパー
偽る神のスナイパー
水野昴、まごまご/小学館
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総合評価

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    終末世界で蘇った死者『レヴナント』と、それに抗う人間たちの物語。 主人公は自分の失態で撃てなくなった狙撃手。そんな主人公の前に現れたのは、かつて主人公の母親と行動を共にしていた狙撃銃を象る少女の姿をした兵器だった。 設定自体は面白いし、何より狙撃手が主人公が斬新なところ。狙撃手としてのあり方、戦い方、迷いなどは分かりやすい。若いながらも的確に狙撃手としての能力を発揮する主人公は素直に凄いと思った。 あまり快く思っていないのは、主人公の自己犠牲精神とか偽善者っぽいところ。 目についた全員を助けるとか、誰も死なせたくないとか、そういう甘ったれた思考回路はあまり好きじゃない。狙撃手なら淡々と敵を撃破してナンボじゃないのかなとは思うばかり。とはいえ、主人公がこうでなければ読者は共感しないんだろうけど。 もう少し、主人公が狙撃手として淡々と仕事をこなすところが見たかったな。

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    投稿日: 2024.09.01