シェアハウスの入居条件は「青春時代に『東京ラブストーリー』にはまった人」。集まったのはアラフォーの女性５人。仕事も恋愛も、なかなかうまくいかないけれど、シェアハウスの仲間からの励ましや、気配り、気づきがあって、前向きな力を得る……。ん～深夜にやってるテレビドラマみたいと思ったら、原作がアニメや連ドラの脚本を手がけている人だったらしく。ウェルメイドではあるので、「ほっこりする」とか「まったりする」とかを求めている人にはいいのかも。ただ、人物がみな「わかりやすすぎる」かなぁ。

この手の女子ものかぁ・・・と開けば、いやいや、かなり面白い。ビミョーな年齢差を昔のドラマなぞって表現したり。女性５人それぞれの矜持と不安を、深追いしすぎず、あっさり展示した一巻。うまい作戦と思った。

『いつかティファニーで朝食を』がアラサー世代なら、 この作品のメインキャラクターたちはアラフォー世代。 10年近く時間が進んだだけ、抱える想いも増しています。 ましてこちらはルームシェア生活…さてさてどうなりますやら。 1巻では各キャラクターの背景紹介が中心でしたが、 このメンツがどんなストーリーを紡いでくれるのかが楽しみです。