Reader Store
去年の冬、きみと別れ
去年の冬、きみと別れ
中村文則/幻冬舎
作品詳細ページへ戻る

総合評価

233件)
3.4
25
67
90
23
8
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    難しい! 中村文則の作品はいつも考えながら進んでいくストーリー。芥川龍之介の作品に沿って、結局は好きな人を燃やして写真に撮って、それが芸術‥よく分からない。誰が誰を殺して貶めたのか‥ 最初の「M.MとJ.Iに捧ぐ」も誰なのか?? 解決しないままに終わった。解説読まないとー!

    0
    投稿日: 2025.12.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    正直、第一人称がチャプターごとに分かりにくく変わる書き方なので、こんがらがってしまって読むのに苦労してしまいました。小説ならではのトリックだと思うのですが、騙されたというよりは、イメージしづらいという印象でした。

    0
    投稿日: 2025.12.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ミステリー初心者なのでめっちゃ衝撃的で面白かったです こんなの映像化出来ないだろと思っていたところ、映画化されてるみたいなので観てみようと思います

    0
    投稿日: 2025.11.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ほんまに中村文則ってやばい。 完全に人生を間違えてしまった我々のことも思い出して欲しい。> < 最初からオチが読めたりはしないけど分かりやすい 教団Xみたいな完璧で美しい狂人みたいな人は意外と出てこなかった、。

    0
    投稿日: 2025.11.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時系列が複雑で混乱しました。壮大な復讐劇と理解した時はとても驚き、先が気になってあっという間に読み終えてしまいました。 一度読んだだけでは頭が追いつけず、私には難しかったです。再読します。

    1
    投稿日: 2025.09.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読書からてんで離れていたから、比較的文庫本が薄くすぐに読めるんじゃないかと思い手に取ってみた。 全く分からなかった。 静かな環境で読んでいないということもあり、最後の方が集中できてなかったのも一理あると思う。

    0
    投稿日: 2025.07.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    狂気と化け物たちの物語…そんな印象を受ける作品でした、初めて中村文則作品を読ませてもらいましたが登場人物と語り手の視点が複数あるコトに後半気付かされ、気付いたところから大きく展開が変わっていく流れは引き込まれてしまいます。

    15
    投稿日: 2025.07.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    去年の冬、きみと別れ/中村文則 読了 2025.02.08 YouTubeの小説紹介で知った作家。古本屋で見つけ、200ページ未満と薄かったので、この作品から読んでみた。他の著書も買ってあるのでそちらも楽しみ。 始まりは、状況が掴めないまま進んで行った。2人の人間を放火にて殺害した事件の犯人と、それを本にしたいライター。冒頭の語りから事件の概要は分かるが、なぜ殺したのか。それを探る。インタビューのやりとりと、手紙のやりとりが交錯する。 中盤になってまさかそれが、別々の人物によるものだと気付かされる。犯人と面会している人物と、手紙でやりとりしている人物は別であった。では誰なのか、なぜそうなったのか。すべては終盤に分かる。この本はミステリだった。見事な思惑違い。叙述トリックと言っていいかもしれない。 この本のタイトルと、その意味。ざっくりと書き残そう。 1人目の被害者の元恋人(136Pの僕・編集者)が、壮大な復讐のため、2人目の被害者を仕立て上げ、すり替えて被告の姉を殺す。それを本にするために依頼(冒頭の僕・ライター)する。完成した本を木原坂雄大(被告・カメラマン)に見せて、「お前が熱心に撮っていた燃える女は、すり替えられており最愛の実姉だったんだよ」と真実を教えようとする。完成した本というのが、本作である。 編集者である小林は、元恋人である吉本亜希子と別れ、化け物になり、復讐を決める。それがこのタイトル。去年の冬に亜希子と別れて、それからのお話。 中盤からぐるんと展開が変わる。87P殺して欲しい人間とは誰だ?91P手紙のきみは誰だ?111Pの映像はなんだ?124Pからの資料…冒頭に出てくる被告についた弁護士は編集者の共犯。これらの、なんて見事な伏線回収。 被告・木原坂雄大(カメラマン)は「写真は模倣である」と語った(47ページ)。 対象があり、それを撮るのだから、その対象の模倣である。しかし、写真は模倣であるけど、模倣以上のものだと。 そんな彼自身が、模倣で出来ていた。カメラを手に取ったきっかけ。姉が好きな理由。それらも、他人の模倣から成り立っていた。他人の模倣である自分の欲望を、本物にするために(97ページ)。芥川龍之介の地獄変に憧れて、燃える女を撮った(104ページ)。芸術家の思慮などではなく、ただの模倣でしかなかった。 この思考は理屈のない拘りなんかよりも、ずっと納得がいくから私は好きだ。 中盤まではかなり読みにくかったが、残り半分はすごい展開だった。面白かった。それに、短い文で刺さるものが多かった。『医学は、人の逸脱に名前をつけて安心するんだろう』とか。 このあと他の作品も読んでいるが、面白い。1冊目がこれで良かったとも思う。私はミステリやサスペンスが好きではないので、かなり嬉しい出会いだ。積読本にストックとして常に抱えていたい作家。

    0
    投稿日: 2025.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    死刑判決を受けたカメラマンの取材のお話 以下、公式のあらすじ --------------------- 「僕はあなたについての本を書くと決めたのです」 ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。事件の全貌及び被告の素顔をあぶり出し、ノンフィクション作品として刊行することを出版社から依頼されたからだ。 被告の職業はカメラマン。その才能は海外からも高く評価されるほどのものだが、被写体への異常なまでの執着が乗り移ったかのような彼の写真は、見る物の心をざわつかせた。 彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受けている。だが、何かがおかしい。調べを進めるほど、事件への違和感は強まる。そして、関係者たちの精神的な歪みが「僕」をのみ込んでいく。 彼は一体なぜ、女たちを殺したのか? それは本当に殺人だったのか? 何かを隠し続ける被告、男の人生を破滅に導いてしまう被告の姉、大切な誰かを失くした人たちが群がる人形師。それぞれの狂気が暴走し、事件は混迷の度合いを深めていく。 事件の真相に分け入った時に見えてきたもの、それは――? 日本のみならず世界がその動向に注目する中村文則氏、渾身の書き下ろし小説! --------------------- 芥川賞作家が書くミステリだけあって、何と言うか文章に人の愚かさや繊細さや狂気など様々な業を感じる まぁ、登場人物の殆どが狂気じみた人達ばかりなんだけどね 所々でミステリ特有の違和感があって、終盤で一気に明かされる ただ、終盤の怒涛の種明かしはもうちょっと工夫ができたのではと思う 本自体の「仕掛け」はあとがきまで読んで改めてなるほどと思った 気づかないものですねぇ 普段は献辞ってあまり気にせずに読んでしまうなぁ あと、映像化しているけど、どうやって?という疑問 多分、完全に同じようには映像化できないので、改変されてるのでしょうねぇ

    1
    投稿日: 2025.05.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    壮大な復讐劇。 盲目の元恋人を殺された主人公が、ある画家を殺人犯に仕立て上げる 僕が2人いたのは衝撃的だった

    0
    投稿日: 2025.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    純文のイメージが強すぎてミステリーだとはつゆにもおもわず読み始め途中でびっくり。純文学っぽくありミステリーぽくもあるというかそんな感じ。ミステリー専門の作家さんの方が伏線にフェアかなとは思う。人の狂気と欲望部分は純文の作家さんらしいかなって感じました。総じて私は好きでした!

    3
    投稿日: 2025.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    何となくミステリー風だけど、何なんだろう??と思いながら読み進める感じでした。愛の物語、、なんですかねー

    0
    投稿日: 2025.03.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    https://www.instagram.com/p/DCLSQl3yuMB/?igsh=NmNveXlvc3c1bjA5

    0
    投稿日: 2025.03.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「あなたが殺したのは間違いない⋯⋯そうですね?」 殺人犯「木原坂」を取材する「僕」。 冒頭で、木原坂が人を殺したんだなってことが分かる。その後も、姉への手紙、僕の取材記録、何者かと木原坂の文通を通じて、姉の存在、友人や人形師の存在、写真家としての木原坂、火事の話⋯少しずつ情報が小出しにされる。その塩梅が実に絶妙。 姉も僕も木原坂もなんか危うい。言動も行動もどうにもおかしい。ミステリアス?いやもう、出てくる人全員変人です。 全編を通じて温度はなく、湿度を感じる。明るさはないが不思議と視界はクリア。なんかひんやりした地下室みたいな話でした。 オチは⋯なるほどそういうことか⋯と納得。こんな薄い本に、良くこれだけの仕掛けをしたなあ。 すごい。

    0
    投稿日: 2025.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    4.0/5.0 事件の真相が解き明かされていくミステリー的な要素の面白さはもちろん、 何より登場人物たちの狂気に満ちた心情表現や動機が純文学的で引き込まれた。

    0
    投稿日: 2025.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    以前、中村文則さんの作品を読んだ時は暗くて何が言いたいのかわからなくて読むのが苦痛だったけれど、これは面白かったです。 ボリュームはないけれども読み応えがありました。 もしかしたら他の作品も気にいるものがあるかも知れないのでチャレンジしようかな、と思います。

    10
    投稿日: 2025.02.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    薄い本だから一気に読めると思ったのが間違いでした(笑) 何度も戻らないと理解に追い付かず。 狂気と本能の激しさに打ちのめされそうになりました。 登場人物たちに比べたら、自分て薄っすいなあと思ってしまった。 普通に戻る僕?はこれから先どうなるのか気になった。1度でもこんな中に足を踏み込んだら。。。 実は中村文則さん1冊目。 他の作品も読んでみようかな

    17
    投稿日: 2025.01.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初の方は面白くて引き込まれたけど、後半に進むにつれて意味が分からなくなってしまって、なにがなんだか混乱した。 どこが驚きの展開なのかは分かる。 映像で見たら面白いのかも。 ただ読解力が追い付かなかっただけ。

    0
    投稿日: 2025.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    む、難しかった。 薄い本だからさらっと読んじゃおうと思ったのに全然進まなかった。 こういう本を読むと自分の読解力のなさにがっくりしてしまう。 ネタバレや解説を読んでようやく理解。 映画はどうだろう。 映像の方がわかりやすいのかな?

    61
    投稿日: 2024.11.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このページ数で自分こんなに楽しんじゃっていいんすか…?となる、狂愛の行方とトリックが素晴らしい。どこか狂気を孕んだ登場人物たちと理性を失うほどの愛…とても好きです。触れたら今にも崩れてしまいそうな心の危うさが羅列された文章もとてもとても好みで、読み進めるのが非常に勿体なく感じ、ちまちま読んだりもした。また読み直したいな。

    1
    投稿日: 2024.11.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中盤あたりまでは謎っぽい展開でややホラーな方向に進んでいるのかと思ったけど、最終的にはどんでん返しだった。 さてなぁ、でもこの展開だとページが少なかったり描写が足りなかったりで思い入れが少なく、なんか、最後の方はスゴイんだろうけどピンと来なくてね。策士策に溺れる、みたいな。 いや、単に自分がドロドロしたムードが好きで、そのまま進んで欲しかっただけかも。

    1
    投稿日: 2024.11.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    猟奇殺人犯を取材するルポライターの話。 最初の導入、徐々に明らかになる殺人の内容、姉弟の関係など興味を引かれどんどん読み進めて行くのだが、だんだん今の視点は誰の視点なのか、時系列などが分かりづらくなっていき、最後のどんでん返し?もイマイチと感じた。 私の読解力が無いせいかもしれませんが… ミステリとして期待しすぎたのかもしれません、作品としては感情移入はできませんが読みやすかったです。

    4
    投稿日: 2024.11.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中村文則さん、2作目。 ずっと気になっていた作品を読めました。 ため息。 人間の本能と狂気。 190ページと短いけれど、何度も驚かされた。 題名もとても素敵。 中村文則さんはゆっくりでもいいから、読んでいきたい作家さんです。

    12
    投稿日: 2024.11.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画だけ見たことがあったので本も気になって買って見ました。映画の内容をうろ覚えの状態で読み始めたので何度も???となってページを戻ったりしました。映画のホームページを見たりしてなんとか理解できました。映画と完全に切り離して読んだ方が正解だったかもです、、 洋館で起こる殺人ミステリー的な不気味さがとても好きでした。 地獄変好きな方は読みましょう。

    18
    投稿日: 2024.10.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。彼は二人の女性を殺した罪で死刑判決を受けていた。だが、動機は不可解。事件の関係者も全員どこか歪んでいる。この異様さは何なのか?それは本当に殺人だったのか?「僕」が真相に辿り着けないのは必然だった。なぜなら、この事件は実は-。 ----------------------- 非常に奇妙な本。理解不能? かなり歪んだ狂気じみた話。うーん 難解!

    12
    投稿日: 2024.10.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった。 あまりミステリーは読まないので細部まで楽しめた自信はないが、面白く読めた。 一人一人の登場人物がぶっとんでるのがわかる感じが良かった。

    1
    投稿日: 2024.10.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短いからってのもありますが中だるみ感一切無し。最初から最後までミステリーの緊張感をもって読み続けられます。二人の女性を殺害した犯人とその姉を含む関係者ににライターの「僕」が取材する。関係者全員どこか歪んだ異様な雰囲気を持っていて…あることをきっかけに事件は一気に真相へと向かっていくのだが… この小説、読みやすさと面白さで個人的にだいぶおすすめです

    2
    投稿日: 2024.10.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    狂った復讐劇!! 登場人物のほとんど狂ってる。ただそれが良い。 読みながら視点がどんどん変わるから え?だれ?ってなるけどそれが引き込まれる。 このじわじわ真実に迫り、新しく伏線にも 気づいていく感じがすごくよかった! 印象的なセリフが 「誰かを愛するということは…(中略)自分の中に、静かな狂気じみたものを感じてしまう」 これが全てだと思いました!

    9
    投稿日: 2024.09.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    オーディブルで聴きました。 あれこの人誰だっけ?が多くて、登場人物メモを見ながら聴きました。 ストーリーは普通に面白い。が、特別感はなかったかな。 一番の恩恵は、芥川龍之介の「地獄変」を読むきっかけになったこと。地獄変がとても良かったので、この本に出会わせてくれてありがとう、と感謝。

    1
    投稿日: 2024.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと薄気味悪くてみんな狂っててだけど全部愛から始まっている。愛の扱いは難しい。ボリュームはあまりないのにこんなに登場人物に心が持っていかれるなんてすごいなぁと思いました。大きい話の流れとしてのラストはすごすぎて笑っちゃう!!

    1
    投稿日: 2024.06.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どう言葉にしていいか分からないんですけど、徐々に高まっていく気持ち悪さがラストに少しだけ浄化されるんですよね。 それが忘れられなくて、この本は本当に好きです。 この本から中村先生の作品を読むようになりました。

    0
    投稿日: 2024.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みやすい文章。さらっと読めすぎて流し読みしてしまい理解不足で読み直す。 読みやすい、想像しやすい。でも登場人物に共感できず。あくまで客観視しながら読了。 読後感の良い話ではないけれどミステリーとしては上々。 木原坂朱里が私にとっては一番気になる存在。映画化に期待

    0
    投稿日: 2024.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    薄暗い気持ち悪さとともに徐々に事件の真相がわかってくると思いきや、急に今まで自分の隣にいた人が幽霊だったかのようなひやっとする感覚にさせられる、真夏の怪談のような一冊だった。 物語の中心であった人物が本当は違って、事件の概要が180度回転するようなストーリーは衝撃が大きくすごいと思った。 単にどんでん返しをオチとして用意したいのではなく、それによってある人間が狂っていった過程を追体験させたいかのような印象を受けた。 残念だと思ったのは、本当の中心人物含め怪しげにかかれていた登場人物がいったい何者でどんな人なのかが中途半端に終わってしまうところ。 全てを書かずに謎のままで終わる楽しみはあるが、K2というサークルや人形師など、消化不良を感じる部分はあった。

    1
    投稿日: 2024.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語の外側にずっと置いてかれてるような感じで、なかなか読みづらかった。 それも当たり前で登場人物が狂気的すぎて、あくまでノーマルな自分には入り込む隙間がなかった。 すっきりしないミステリーだけどつまらないわけではない。

    1
    投稿日: 2024.05.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    作者の描く狂気と、ミステリーの相性が良くとても面白かった。 ただ、中村文則らしさ、みたいな陰鬱とした雰囲気は個人的にはそんなに感じず、少し物足りない感はあったものの、作品としては物凄く面白かった。

    4
    投稿日: 2024.05.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白いと思いきや、だんだんと複雑になってきて理解が難しかったが、なんとなく結末はあぁ、こういうことかと·····多分自分の解釈で合っているかなと思う。

    15
    投稿日: 2024.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリーでありながらも、芸術的な文学作品の様でもあり、何のジャンルに分類されるのか掴みどころのない小説でした。200ページにも満たない小説なのに色々入り乱れ、私にとってはとても難解でした。良い写真のためなら、人が燃えていようとも写真を撮ることを優先する木原坂の狂気が恐ろしかったです。

    1
    投稿日: 2024.04.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    中村さんの作品はこれで三作目。 ノワールな印象の方なのですが、今回もかなりダークな作品でした。 ・・・ 連続殺人犯のルポを書くことになったライターと拘置所で死を待つ殺人犯。彼らの関係を断続的なスナップショットで綴るかのような描写。 その中で、奇妙(奇怪)な殺人者の姉がライターにとってターニングポイントになります。殺人犯の狂気と共に、その姉の狂気にもあてられ、ライターはこの姉の性に籠絡されてゆきます。 ・・・ さて、私は次第に流れが良く分からなくなってきました。誰の視点でこの物語は書かれているのか? 実はこの視点の変化こそがこの作品のキーとなります。そして徐々に明らかになる、本作品の全体の構造。このあたりはじわじわ来ます。久方ぶりに感じた読書によるゾクゾクでありました。 何を書いているんだって? いやあ、ぜひとも読んでみて味わってください! ・・・ ということで中村作品を読了いたしました。 一見、狂人の独白かのような作風でありましたが、そんなところに留まらない大いなる?狂人が意図したスキームがありました。その構造が見えたとき、「なるほど」となる作品です。 ダークな作品が好きな方、ミステリ好きな方には楽しんで頂ける作品だと思います。

    1
    投稿日: 2024.03.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     嫌いではないが気持ち悪い。心がざらつく。6年前読んだ時は嫌悪感しかなかったので、再読で印象が変わった作品ではある。様々な登場人物の倒錯した愛情と狂気が凄まじい。「きみは誰だ?」でもう1人の存在に気づいてから、面白さが増していく。一体何を読まされているんだと思っていたが、献辞を読んで納得した。カポーティの『冷血』読んでみたい。そして結局K2って何だったのか。

    3
    投稿日: 2024.01.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    女性2人を殺した猟奇事件の被告に面会に行くライター。 死刑判決を受けている被告に話を聞き、この事件を本にするため。 しかし、話が少しずつずれているような… 関係者にも話を聞くが、関係者たちも何かしらを隠しているような、何かに怯えているような雰囲気を醸し出している。 そんな異様な雰囲気の中、様々な疑惑が浮かぶ。 そして、辿り着いた先に見えてきた事件の真相は… 2024.1.21

    1
    投稿日: 2024.01.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登場人物たちの自己分析というか内省していく描写がリアルで繊細でとても好きだった 登場人物はみんな狂気的で歪んだ思考を持ち合わせているんだけど、共感できてしまう部分もあり 自分の中にも狂気が眠っているんじゃないか、何かのきっかけで目覚めてしまうこともあるんじゃないかとか、ただ自覚しないふりをして生きてるだけなんじゃないかと思ってしまった。 ほとんどの人は自分自身のことを本当には理解してなくて、自分を知ることは大事なことみたいに言われる事もあるけど、自分にとっての都合のいい自分だけを抽出してアイデンティティにしようとしてるだけなのかもしれない。でもそれくらいが丁度良くて本気の自己分析なんてしない方がいいのかもしれないなと思った。

    0
    投稿日: 2024.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    二人の女性を焼死させ、一審で死刑判決を受けた被告「木原坂雄大」。 出版社の依頼を受け、猟奇殺人事件の真相を探るため、拘置所で被告と面会する「僕」。 ・・・被告と事件関係者の歪んだ心理状態、この異様さは、いったい何なのだ! これは本当に殺人だったのか? 「僕」が真相を知ることは、果たしてあるのだろうか?・・・芥川龍之介の『地獄変』をモチ-フに、異常心理と倒錯世界をアレンジした、鬼才・中村文則氏による超絶ノワ-ル!〝何かをする、ということは、自分の人生の時間を何かの中に浸らせるということだと思う。・・・私は、たくさんの作家達の言葉の中で、自分の人生を過ごしてきた。選び抜かれた言葉、様々な人生の物語、人が体験する挫折や悲しみ、そして希望の中に。・・・それは、とても幸福な事だと思う〟

    9
    投稿日: 2024.01.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    薄いし内容も好みで読み終わるまであっという間だった。 登場人物も多く、内容も雑多(というのかな?)、とにかく多く出てくる情報を整理しながら読み進めるのが楽しくて仕方なかった。 中盤まで「こういうことかなー?」と推理しながら読むも終盤で「え!そういうこと!?」と驚きの連続で、序盤にこれはどういうことなのか…とひっかかっていた箇所もきちんと回収されるし叙述トリックっておもしろい! 2周するときっと新たな気づきも出てきそう。 こういう、小説そのものが物語内で存在する成果物、みたいなのすきだなー 去年の冬、きみと別れ という一説が出てきたあたりから鳥肌止まらんでした いい作品じゃ…(しみじみ) 人間の狂気というのは気持ち悪く気味悪いのに活字で触れると小気味いい

    0
    投稿日: 2023.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    結構叙述トリック的な要素が多く含まれていて、話し手もコロコロ変わるので中盤までは読みづらい、よく分からないと感じてしまうかも。 後半にかけて少しずつ種明かしがされていき、最後に文字通り全ての点と点が繋がってスッキリする時が来るので、根気強く読んでほしい。一章一章短めなので、できれば一気に読むのがオススメです。 とはいえ、鬱々としていて救いがなく、好みのタイプのミステリーではなかったかな…

    0
    投稿日: 2023.11.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あーーー!?えーーー!?そういうことーーー!?猟奇殺人事件の被告に話を聞きに行くとこから始まるミステリ。これは電子書籍ではなく紙の本で買って欲しい。本が芸術作品。読み終わった時、異様さに震え手放したくなる。ホラー小説じゃないのに

    0
    投稿日: 2023.11.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 トリックには最後までまったく気づかなかったけど、後半になるにつれて先が気になって気になって。 ラストまで読んでまたあたまから読み直しました。 木原坂の死刑が確定してから本をおくる計画。 実行されるところまで描かれないところが想像力に任されていて、恐ろしい想像をする自分が鏡のように恐ろしい。

    0
    投稿日: 2023.10.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今までに読んだことの無いような作品でワクワク読むことが出来たが、オチがイマイチで理解できないところがあった。ブグログの解説を見てやっと理解できた。

    0
    投稿日: 2023.09.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これ映画化もされましたよね~。 結構前に電子版を買って積ん読になっていたのを読みました。中村文則さん2冊目です

    0
    投稿日: 2023.08.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みにくい。 改行少ない、誰が誰のことを言ってるのかわかりにくい。 薄い本なのに読むのが辛い。 中村文則さんの本は他も何冊か読んだけど全部読みにくい。

    1
    投稿日: 2023.08.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    元カメラマンの死刑判決を受けた猟奇殺人事件の被告人。彼を取材して本とするよう依頼を受けたライターが、彼と話し、友人に会い、姉に会い、事件の真相をたどろうとする。そこには、たどり着けない明確な理由があった。 芥川龍之介の“地獄変”がモチーフとして、時折扱われる。読み始めには、この事件とは意味合いが違うのではないの?と疑問だった。“地獄変”では、最高の地獄の絵を描くため、目の前で娘が焼き殺されるのを見るのだが、それは、見せられるという状況だったと思う。でも、真相にたどりつけない理由を少しずつ理解してくると、その扱いさえ伏線の一つだったとわかる。 多くない関係者達も歪んでいる。中村さんの構成も歪んでいる。最後まで何が真相なのか、手が込みすぎていて、一読ではすっきりとは、わからないです。 少し時間を開けて、納得してみたい。

    54
    投稿日: 2023.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    芥川賞作家・中村文則によるミステリ。トリックを純粋に楽しむための話だった‥‥苦手とするジャンルの割に楽しめた。

    9
    投稿日: 2023.05.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    去年の冬、きみと別れ 著者:中村文則 発行:2016年4月15日 幻冬舎文庫 初出:2013年幻冬舎単行本 中村文則作品は、代表作とされる「教団X」を読んだことがある。その後、朝日新聞に連載された「カード師」も読んだ。これは面白かった。教団Xは2014年に単行本が出ているので、この小説はその1年前に発表された作品ということになる。著者は芥川賞作家なので純文学のはずなのだが、ミステリー手法が多い。この小説もかなり入り組んだミステリーだけど、複雑な心の内を描く物語で、ボリュームはないが読むのにそれなりの時間を要した。 別の本をオンラインで購入して最寄りのブックオフ店舗に取りに行った。そうすると、いつも当日限り有効の50円クーポンをくれる。その店はレジの横に110円の文庫が並んでいるが、今回は中村文則作品があるではないか、と思って60円で購入。こんな作品がたったの60円。映画化もされたヒット作のようだけど。 フリーライターが1審で死刑判決を受けた有名カメラマンを取材し、事件を本にしようとしている。編集者の小林から言われて始めた仕事。フリーライターは2度、犯人である木原坂雄大に面会し、彼の幼なじみに会い、彼女の姉にも会う。雄大と姉は、母親が失踪し酒に溺れた父親から虐待を受け、施設で暮らした過去を持つ。雄大は不思議な人間で、死刑の覚悟を決めているのに、途中で死にたくない、これは陰謀だと手紙に書く。欲望がないと他の登場人物は言う。 雄大が殺したとされたのは、2人の女性。最初の女性は盲目の美人、吉本亜希子。彼のスタジオで被写体になっていた。彼が外している時にろうそくが倒れて火事になり、焼け死んだ。事故扱いとなった。しかし、雄大は燃えている彼女を助かったかもしれないのに撮影し続けた。作品としては失敗だった。 2人目の女性は、小林百合子。彼女もスタジオで燃えた。それも、撮影しつづけたが、やはり失敗作となった。彼は逮捕され、殺人だとされた上、前回とまったく同じなので前回も殺したんだろうとされて、起訴され、1審で死刑判決。控訴。 雄大や編集者の小林、フリーライターはK2のメンバーだった。これは死んだ人の人形をある腕の良い人形師につくってもらい、その人形と暮らしている(暮らそうとしている)人間の集まりだった。 *****(以下、ネタ割れ、注意!)***** 結局、犯人は編集者の小林だった。彼は最初に死んだ吉本亜希子と恋愛をし、一緒に暮らしていたが、非常に彼女を心配していた。1度、彼女が交通事故にあって入院し、益々心配するように。しかし、彼女はそれを嫌った。ある日、出て行き、さらに連絡もとれなくなった。実は、雄大の姉が弟と組んで彼女を誘拐し、スタジオに閉じ込めて撮影をしていたのだった。そして、火事(これは本当に事故だった)が起きて彼女は焼け死んだ。すぐに助ければ助かったかも知れないと恨んだ小林は、雄大たちに復讐を誓う。 小林は雄大の姉とつきあっていて自殺未遂に追い込まれた弁護士と組み、復讐作戦を実行する。雄大の姉とセックスをしながら薬で眠らせた。弁護士が連れて来た借金まみれの女性を雄大に近づけ、スタジオで撮影させていた。雄大が外しているときに小林と弁護士は侵入し、眠らせた姉をスタジオに運び込み、火を付けて逃げた。火事に気づいた雄大はそれを撮影した。死んだのは借金まみれの女性だとされ、雄大は殺人犯として捕まった。借金まみれの女性は、それ以後、姉になりすまして暮らしていたが、良心がとがめて最後はフリーライターに話して助けを求める。 小林は、その全てを小説化して本にするためにフリーライターに依頼していた。雄大の死刑確定後に、その本を雄大に送って、真相の全てを本人にも知らせ、復讐の仕上げをしようとしているのだった。

    2
    投稿日: 2023.05.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    狂気的 という言葉がお似合いの小説ではないだろうか。 登場人物全てが狂気的。気味が悪い。 気味が悪い又は狂気的な物語が好きな私にとっては面白かった。 奇しくもこの作品と出会ったのは映画館。映像として作品を事前に見ていたからこそ、物語の世界に入り込むことが出来たが、初見でこの作品を理解し難いだろう。 面白いのは面白いが、ミステリーとして読むにはオススメしない。 僅か200ページ弱なのにこの濃さは読み手の体力も消耗する。

    1
    投稿日: 2023.04.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ずっと気になっていた本で、ついに読んでみたけど読み終えたらちょっとモヤモヤして、献辞の意味が分かったらそういうことねという感じ。これが映画化されているということを知り、内容も入り組んでいるし、登場人物の秘密だったりも映像化していくのは難しそうな作品だと感じたので、是非見てみたいと思った。

    1
    投稿日: 2023.04.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    む、難しい…。星2は決して面白くないということではありません。私の想像力と語彙力の問題です。出直してきます。

    2
    投稿日: 2023.02.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    帯の惹句に惑わされず、ミステリと意識しないで読むことを強く勧める。確かに、ミステリ的な仕掛けが施された作品ではあるが、本書のキモはそこではない。悪とは何か、狂気と正常の境界線はどこなのか、そのような深淵を探るようなスリリングな物語展開が息吐く暇なく広がる。そこが最大のポイントだ。

    1
    投稿日: 2022.11.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    二件の猟奇殺人を犯した元カメラマン。 彼の記事を書くために訪れた記者との面会から始まる。 同著者の『何もかも憂鬱な夜に』を読んで何もかも憂鬱な気持ちにしかならなかったが、今回もダークな気配。 しかし読後は伏線回収どころか、伏線探しで大混乱。私には難しかったけれど読み応えは有り。

    0
    投稿日: 2022.10.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    緻密な伏線からなる話題騒然の推理小説との事で詠んでみたが、登場人物のキャラが立ってなく、記号小説のようで作品に入り込めなかった。

    0
    投稿日: 2022.10.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「何もかも憂鬱な夜に」に続いて、2作品目。 [何かを模倣したものを、僕がまた模倣したことになる。/その領域にいる感覚は、とても心地いいものだったんだ。]という一文の「模倣」ということばが頭からはなれない。 領域を超えた美と気狂が描かれた作品。

    3
    投稿日: 2022.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    銃、土の中の子供を読んでから3作目の中村文則の作品。 文庫本版には最後に著者の解説がある。そこで、本作におけるミステリー本としてのトリックを説明(?)している。 しかし、そもそもストーリーとして不可解な点が多く、文章としてのトリック云々ではないんだよな、と感じてしまった。

    0
    投稿日: 2022.09.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    だいぶ前に図書館で予約をし、ようやく順番が回ってきた一冊。 著者の作品は初めて読みます。 何故読もうと思ったのか、全く覚えていません。 ある写真家が、二人の女性を焼死させた罪で死刑宣告を受ける。 その写真家を取材するライターが写真家の唯一の肉親である姉や知り合いに会い、話を聞き進めていく。 亡くなった人を模した人形を作る人形師の登場や、「資料」と題された手紙や映像、太字や傍点の使用など、叙述トリック的なものを狙っている雰囲気が濃厚に漂ってくるのですが、まず文章力が低いので読み手が読み続けるのに、非常に労力を使います。 分かりにくい。 まどろっこしい。 凝っているように見える工夫に意味が感じられない。 後半で、誰が誰をどのように殺害したのかが明らかになりますがその心理は陳腐だし(実際はそうなのかもしれませんが)突然出てくる「ピストル」には、もう笑います。 「え、どうやって用意したの?」と(笑)。 タイミング良く現れる情報提供&協力者、工作の為の条件などうまくいき過ぎていて、変に文章や構成をこねくり回すより、その辺りが順調過ぎる、納得できる理由を創り上げてみせてくださいよ、という感じ。 性描写が多く、それに意味がないのも減点の要因ですし、その光景を撮影していた理由も不明ですね。 今年1番の駄作。時間を無駄にしました。 2014年51冊目。

    2
    投稿日: 2022.09.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    薄くい割には内容が濃く、 なんだか引っかかる気味悪さが残りながら進む展開にどんどんのめり込んでしまいました。 ライターが姉弟が起こした事件を書籍化する為の調査。 人形師、交差する視点、あなたには書けないってなんで!? 最後はこの本の意味が分かる。

    0
    投稿日: 2022.09.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    M・Mへ そしてJ・Iに捧ぐ 結局のところ、これが全てを表している。 一人称がコロコロと変わって、誰の話をしているのか混乱して何度も前のページに遡るということが多々あったが、それも含めて面白いと感じた。

    0
    投稿日: 2022.07.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一つひとつの章が短めで、バスや電車で読むのにもいいなと思った。 それぞれの章によって語り手が変わるけどそれもわかりやすくてあっという間に読んでしまった、、 何かを執拗に追い求める愛は純愛に見えるようで方向が変わるととてつもない狂気になってしまう怖さがあった

    2
    投稿日: 2022.07.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おーもしろかった〜! 普段は文学?に分類されるような本を読んでいて、ミステリー作品はあんまり読まないんですけど、友達に勧められて読んでみたら意外にも文章がとても美しくて文学的な要素も体感できました。そしてミステリー特有?の伏線&伏線回収とか最後に進むにつれて劇的に変わる展開とか「これがミステリーかー!!」って思わせるような要素も多く、ミステリー初心者の私にはうってつけの本でしたね!! 普段文学読んでてミステリーあんまり読んでないような私みたいな人がいたらおすすめですよー!

    3
    投稿日: 2022.07.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ロマンティックなタイトルに惹かれて手に取ったけれど、タイトルには続きがあって、 「去年の冬、きみと別れ、僕は化け物になることを決めた」だった。全くロマンティックじゃない、ストーカー体質の犯罪者の言葉。 一人称の語り手がころころと変わるので、それに気づくまで「?」となった。 後半の種明かしが長くて「嫌だなぁ要らないなぁ」と思っていた。 ところがこれ、伏線のひとつ。 この小説自体が物語中の人物へ宛てた小説だったなんて、あらやられた!って感じ。献辞まで。 あと書きの説明は不要。

    0
    投稿日: 2022.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    どんでん返しかと思いきやそないにでした(T_T) 最後の結末はご愁傷様というかなんというか、、 これも1つ経験です(^o^)

    0
    投稿日: 2022.05.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    薄いのになかなか進まない…「狂気」を描いたジャンルは好きなはずなのだが、芸術家達の狂気さは私にははまらないのか?と思った。 この『小説』自体が復讐者が世に送りだした物なのだ、と錯覚させる最後の終わり方はおぉぉ良いねとおもわず唸りました。映画はどのように騙そうとしてくるのか気になるので見てみようかな。

    23
    投稿日: 2022.05.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白くて続きが気になる本でした。 怖くてドキドキする内容でしたが、展開に驚いて早く早く、とページを捲る手が止まりませんでした。 伏線がすごいです。再読します。

    0
    投稿日: 2022.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    芸術とは何か?を考えた本だった。 私は絵を描く。曲も作る。 細かく言えば、仕事としてはミュージシャンであり、趣味は絵を描くことだ。 私は『芸術とは何か?』と聞かれたら、『合法化した犯罪だ』と答える。 絵の中では、曲をつくる中では…あるいは小説や写真の中ではいくらでも人を殺せるからだ。 特定の相手へ向けた悪口だったとしても、歌詞にしてメロディに乗せて口をひらけば、芸術になる。 それが評価される。正当化され、美化されるのだ。 実際に、例えば暴言を言われた時、恋人と別れた時、劣等感に苛まれた時、頭の中ではぐちゃぐちゃに悪意で満ちている。 それを想像しながら、絵を描いたり曲を作ったりする。 これは個人的に0から1を生み出す際に考えていることであって、もちろん世の中には幸せな感情を芸術として表す芸術家もいるだろう。 私はどうしても幸せを表現できないが…。 こんなクソみたいな人生、クソみたいな元恋人、大切な人の死、憎悪でしかない頭の中を落ち着かせるために筆や楽器が動く。 ここに線を置こうとか、ここにこの色を置こうとか、ここにこの音を載せようとかは考えない。 ただひたすら頭の中で殺意と会話しながら手が動く。 ただ、地獄変やこの物語の人物とは違う。 実際に生きてる生物に向けてその殺意や憎悪を向けることはない。当たり前である。 このカメラマンと同じように、そのような勇気はないし人に対する執着心はそこまでないのだ。 あくまで想像の中だけである。 実際同じような場面が起きたとしても、私はそのまま絵を描き続けたり曲を作り続けるのではなく、必ず助けると確信して言える。 実際に人が死んでいる瞬間を芸術にしてみたいという気持ちはわからなくもない。 だって誰しもが頭の中で復讐や、あるいはヒーローになることを想像しているからだ。 音楽や絵を描くものとして私が思うのは、実際それを再現してしまうのはつまらなくないのか?というのが素直な感想だ。 燃えたらどうなるのだろう?自分が憎む相手が死んだらどうなるんだろう?その時どんな気持ちになるんだろう?それを想像し、頭の中だけで再現し、それを表すのが芸術家ではないのだろうか。 私はそう考えている。 人の道理として、法律として、してはいけない、形にしてはいけない。だからこそ、絵や音楽といった抽象的なもので想像し表現することができるのに。 そこが一番面白いのに。 思考に共感はできるが、実際再現する事には共感できない。 実際に再現してしまえば、その瞬間から芸術ではなく現実になるからだ。ただそれだけのものになるのに。 頭の中だけで、芸術としてだけで、道理や倫理観や法律や犯罪が正当化され、美化されるのが芸術の良いところなのに。 恐らく、自分が見た事のないもの、経験したことのないものを想像で書いても物足りないのは、想像力が足りないからである…。 頭の中の自分の想像だけで満足すれば、実際に再現はしないはずだ。 つまり、意味のない行為だといえる。 実際は自分が思ってるほど綺麗なんかじゃなく、虚しいものだと。それも想像できるからだ。 実際綺麗なもんなんかじゃないから、想像して補正して美化して芸術にする。 結論…。 推理だとか結末だとか、謎だとかのそんなことよりも『芸術家とは何か』を深く考えた本だった。 個人的に、やっぱり推理小説は推理を楽しむのではなく、犯人の動機や背景について楽しんでいる自分がいる。という確信が持てた作品。 

    5
    投稿日: 2022.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とにかく文庫の帯にある通り、頁を遡って読み直し、の繰り返しで正直疲れた〜。読後も頭を整理するつもりでペンと紙を持ち出す始末(笑) 映画を先に観ていたのが、良かったのか否か。(助けになったようにも思うけど、映画と原作小説は別物ですからね) さすが中村文則というほかないなw 面白いし、凄いのは間違いないんですよ! うーやられた〜……… 今度は時間を作ってじっくり、しかも一気に読んでみたい………。そんな一冊です。

    0
    投稿日: 2022.03.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    裏切られたというか、予想外の展開。 別人の2人の話が僕の表示で出てくる。 2人の女を殺し死刑宣告された男は、厳密には殺しはしていない。人の考えを自分に落とし込んでしまう、写真に魅了された男。 人が焼かれても写真を撮り続ける。 しかし、2人目に目の前で焼かれていたのは実の姉。 姉も気狂い。 1人目に殺された盲目の女性の彼氏が復習する。

    0
    投稿日: 2022.02.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    おすすめしてもらったの。 久しぶりにミステリーを読んだ。 ラストで頭こんがらがったなー。この本の語り手って存在してたのかなー?とか思った。 無理矢理っぽさあったけど、面白かった。

    0
    投稿日: 2022.02.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     2014年第11回本屋大賞10位作品。  ある殺人事件の被告人を取材し、本を出版しようとするライターの視点で描かれる部分と、その被告人の手記や捜査資料などが書かれている資料の部分が、織り交ざる形で推移していくミステリー。全体的に漂う雰囲気も暗く、登場人物もどこかしら歪んでいる。  そして読み終わっても、なんだかスッキリしない不思議な余韻が残る作品。

    0
    投稿日: 2022.02.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    誰の目線の話なのか、この「資料」って何? 「?」がたくさん出てきて、先に進むにつれて、 「えっ!」と伏線に気づいて、前の章に戻ってみたり、もう一度同じところを読んだり、謎の解明が面白い。 事件の全貌がわかり始めた時には、「ゔーん。これって復讐ってこと?誰が悪かったの?」という消化不良なミステリー。 でも、読みやすくて、展開も早いので、あっという間に読み終えてしまった。

    0
    投稿日: 2022.02.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    何度同じページを読み返し、また読み進め、途中誰が誰だか解らなくなり寝落ち。 改めて最初から読み、一体いつ読み終えるのだ!と自分の読解力の無さに嘆きながらようやくラストのページへ。 ん?このイニシャルは誰?こんな登場人物居たか? あとがきを読む。え?更に理解不能に落ち入り。 また最初のページへ。 とまぁ、えらい時間がかかってしまった。 中村さん作品はまだ二冊目だが、凡人の発想には到底追い付かない伏線の張り方にただ感心してしまった。

    30
    投稿日: 2022.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    これぞミステリーと言える伏線の回収。 一回の目の火事でシャッターを押さなかったらこんなことにはならなかったのでは...?と思ってしまうが、芸術家として行きすぎた部分が出てしまったのかな。 結末を迎えるまで木原氏は悪者扱いとされていたおり、地獄に落ちて欲しい気持ちだったけれど、結末を知り同情さえ覚えてしまった。 話の展開が難しくて迷子になってしまった章もあるが、トリックがわかったときに面白さが倍増。 ミステリー小説はこの瞬間がたまらないですね〜 改めて読みたい

    0
    投稿日: 2022.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み進めるにつれて「え?」「これホントに?」の連続で、楽しめました。ただ、急展開についていけなくて、星5つは付けませんでした。忘れた頃に(僕は容易に忘れます)また読み返したい本。

    4
    投稿日: 2022.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    世界に引き摺り込まれた どんどん明かされるのと、全ての事柄に意味があって見事に伏線回収 さくさく読めた

    0
    投稿日: 2022.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久しぶりにサスペンスもの。火曜日サスペンス劇場にも有りそうなストーリーです。 面白かったし、文字数もそこまで多くないのでサラッと読めてしまいました。映画にもなっている様なので、機会があればそちらも観てみようと思います。

    0
    投稿日: 2021.12.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「僕」がさまざまな角度から語られることで少々人物認識感覚が麻痺する。が、結末まで読むとその正体がはっきりする。「恨み、仕返し」の一言がこのミステリーなのだ。現代でもこの「恨み、仕返し」で関係のない人まで巻き込んだ殺害「放火殺害事件」があった。世の中を見る視野が狭くなり、孤立化。世の中の不満として起こした事件だろうがあまりにも自己主義だ。

    3
    投稿日: 2021.12.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人それぞれの 愛 の形、純粋なものからねじ曲がったもの歪んだモノ。 人間の根底に誰もが持っている狂気を感じさせられる作品でした。

    1
    投稿日: 2021.09.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中村さんの本は以前に教団Xを読み圧倒されて、他にどんな本を書く方なのかと思い、この本を読んでみた。 教団Xよりボリュームは少ないものの、中身の重さは似た物を感じた。 屈折した人間心理を描くのが上手い人なんだな。。心理もストーリーも複雑すぎてついていくのがちょっと大変だけど、読み応えのある一冊。読後感は良くない。

    1
    投稿日: 2021.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「土の中の子供」、「何もかも憂鬱な夜に」、「掏摸」に続いて中村さんの四冊目。 いつも新しい要素を小説に入れようと試みる中村さんを尊敬します。 人生を間違えた狂気な人間達の話。 文学は堕落と狂気と相性がいいと思うが 現実はそれらをつまらないものにしてしまう。 なぜ 現実はいつも つまらなく悲しいものか 私が悪いせいか。 読む人の内面を活性化させ、共振させ、人を駄目にするような暗い、でも微かな温度と湿度を帯びてるような中村さんの言葉を、心の底で静かに、しかしまた狂っているように求めている。 中村さんの本全部読み終わってジシしようと思った。 自分を壊せるほど共振してくれる暗い、どこか懐かしいような言葉を探し続けている。 「絶望したいと思いました。自分の本質があそこにあるように思えましたから。これまでずっと僕の人生を歪ませてきたものが…」 あそこ、私にとっては中村さんの小説だと思う… 寡読ですけど…

    1
    投稿日: 2021.06.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    固有名詞が少なく、登場人物も無個性なので、人物の重複や勘違いを利用した叙述トリックかなと思いながら読んだ。全体が創作小説だとしたら、それが願望による妄想という可能性もあるよな、などと想像のふくらむ内容だった。ただ感情を排除したような内容なので、これをどう映画化したのか気になる。

    1
    投稿日: 2021.05.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ものすごく気持ちの悪い小説で、少しわかりづらい。最後の方は何回も読み返してしまった。あまりスッキリしない。先に映画をみてしまったから少し違うな〜と思った。でもまぁ少しずつ伏線回収されていく感じが面白かった。

    1
    投稿日: 2021.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリーらしい要素も沢山あり、人の狂気を描いた作品。 他の人の感想には、難しかったり仕掛けがわからないなどといった感想もチラホラあるけれど、私は読んでいて手がかりが出てくるとすぐ謎が解けていったので、驚くところがあまりなく少し物足りなさを感じた。 ただミステリー要素以外の、人の狂気や謎が解けてからの考察など、読み終わってからも再度読みたくなる箇所が出てくるような、読んで終わりではない一冊。 文体というか、言い回し、作者の書き方がどうも好きではない。 大袈裟な言い回しに思えたり、その文から思い浮かぶものにチグハグ感を感じるところもあった。 個人的な好き嫌いかもしれない。 この作者のものは、これが初めてなので、違うものも読んでみたいと思う。 最後のイニシャルのところ、解説を読んでも分からないとの指摘が多いが、そもそも私の読んだものは文庫でなく解説はついていなかったが、私が思うに、イニシャルのくだりを読んで、読者に本の最初にある献辞に気付かせ(もしくは思い出させ)、今まさに手に持っている本こそが復讐に燃えた一冊、という感覚を芽生えさせる、ということのはずだ。 この感覚は、映画は観てないのでどのようなものか分からないが、映画では再現できない部分だと思う。 読者自身に実際に体感させるということだから。 本名の小原坂のイニシャルをM・Mとしたところに、作者の意図はどうか分からないけれど、意味付けしてしまった。 Mは、日本人に1番多いイニシャル。 小原坂にぴったりなイニシャルだと思う。

    1
    投稿日: 2021.05.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分にもある暗部が描かれていて引き込まれた。 自分を少し客観視できるいい機会にもなった 日々流れているニュースにも多くの人が騙されている可能性も大いにあるんだと思う。

    1
    投稿日: 2021.05.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    掏摸、教団Xに次ぐ3作目。中村文則という作家の文体がよくわからない。が、それぞれに違い、それぞれに読ませる何かが宿る。今回は、人の内面からくる狂気がものに宿ることをテーマにミステリタッチでストーリーが組まれていたように思う。ここまでで共通して言えるのは人物を通して語られる作者の思想と人の深層心理。たとえば狂気や念といった人に語られず悟られない奥底の暗い部分。この部分が個人的に読む手を加速させ、のめり込ませる気がする。叙述的な仕掛けもあり、やや難解だが、あとがきを読んで、再度整理読みすることでミステリ部分も理解できた。しかし、この作家さんの持ち味はミステリ要素よりも、人の狂気や内面を描くところにあると思う。

    1
    投稿日: 2021.04.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あとがきに中村氏による読みのヒントが書かれてあり、なになに、しかけだと?ん?難しいことあるかぁ?ってなって、 「ネタバレ」なるネット解説を見たけれど、私の読みがそのまんま正しくて、どこが混乱するポイントなの?って、首を傾げてしまいました。 トラウマを避けられない人々が、中村氏の小説によく出てくる。さらに本能との対峙。それらの特徴を維持した純文学と思いきや、これはミステリーなんですね!?登場人物を先入観でもって眺めてしまうとあれあれ?っとこんがらがってしまう。映画化されていますね。読む前にキャスト知らなくてよかった。

    10
    投稿日: 2021.02.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ミステリーは整理しながら読まないと、 さらにネタバレサイト読まないと分からなくて。 でも、やっぱりえー?!って思うところはどきどきする。映画はどのように表現してるのかとても気になる。

    1
    投稿日: 2021.01.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最近、やれサイコパスだのやれ性格破綻者だのと猟奇物を読みすぎたせいで己の求めている本来の狂気の美を忘れていた。 自分軸の天然物とはまた違う、誰かを想うが故「別れ」を境に狂う事を選んだ一人の男。これも紛れもない自分軸に変わりないのだが、この切なさと苦しみを纏った「狂気」が美しかった。 人を極限まで変えてしまう力、憎しみや愛という、人を簡単に狂わせるこの感情に非常に興味がある。 そして触れた事がないからなのか、そこに何故か憧れを持ってしまう。 この作品はまるで、ある男の【狂気の愛と憎悪の作品】を盗み見たかの様だ。読了感はすこぶる悪いものなのだが、一人の男が狂人の道を決心し、その結末を見届ける事になる。たとえ歪んでいたとしても、 愛を貫いたその姿に私は鳥肌が止まらなかった。 頭絡まる読みにくさは否めないが、新情報は落ち着いて既存の情報に上書きしていけば気持ち良く型に嵌ってくれる。イニシャルの謎も納得出来た。 そして何より中村文則独特の言い回し、表現の美しさが魅力的だ。

    54
    投稿日: 2020.10.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    引き込まれ一気に読みました。 最後まで読んでみて、...うん?ちゃんと理解できてない⁉︎ もう1度読み直してみます。面白かったです。

    8
    投稿日: 2020.10.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    予想に反する結末で驚いた。イニシャルの相手は分かるが、イニシャルから本名を当てることはできなかった。たぶんそういうものなのだ。

    0
    投稿日: 2020.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ここ半年ほどの中では1番頭に残った作品でした。タイトルの語感の良さに惹かれて手に取りましたが、読了後の今、このフレーズがじわじわ効いてきます。何度でも読み返して何度でも意味を考えたい。 分かりづらいと言う方もたくさんいるみたいですが、こういう仕掛けのものはあんまり見かけない気がするので仕方ないかなと……。

    1
    投稿日: 2020.10.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    猟奇殺人の被告木原坂が化物へと変貌して行く内面の葛藤。 歪んだ姉への愛、写真への固執それが映し出すもの…そんな内容にライターがどう関わって行くのか、そんなことを想像して読み進めたが、全く違った。 後半驚きの連続で、軽くパニック、淡々と落ち着いた雰囲気から一気に加速した感じに。 沢山の疑問と違和感は最後には全て回収出来た。 登場人物全員が"普通じゃない"のは現実離れし過ぎだし、それほどの憎しみを持っていたらしい弁護士の人物像が描かれてなかったのは残念だけど、沢山の伏線は見事。 姉弟が僕達にした行為を彼らの上で再現した復讐。 その真実を小説にしたものがこの物語そのもので復讐の最終形なんて、ほんとに良く出来てる。 僕は化物になったはずなのに僕は今でも君が好きだ…なんて綺麗な言葉では終われない、たとえ深い愛が理由でも到底擁護できない程、悪質で病的に細部にまで執拗にこだわった復讐の計画。 ある意味では完全犯罪。

    2
    投稿日: 2020.09.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みやすかった。 脳トレ。 はじめグイグイ引き込まれ、気になる〜だったのに、いつのまにか、え、だれ?になり、やがて、いったいどういうこと?で終わった。 結論→時間あったら、2回読もを。 映画もまた観てみます〜。

    2
    投稿日: 2020.09.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    すごくよくできた小説だと思った。最初から漂う雰囲気も不気味で、頭のおかしな芸術家(?)の描き方も引き込まれるものがあった。ただ何か淡々としすぎているというか、ストーリーの抑揚というかが平坦でオチが分かってからも若干冗長に感じた部分がある。それでもこんな謎と構成を考えられるのには脱帽である。

    4
    投稿日: 2020.08.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「別に降る必要もないような、糸に似た細い雨が地面を濡らしている」 ただの雨の描写なのに、雨の鬱蒼とした雰囲気が伝わってくる。

    6
    投稿日: 2020.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    猟奇殺人事件がテーマで、「写真は何を写すモノなのか」という視点から特に序盤の話が進むのもあって、普通では無い思考のヒト(cf.レクター博士)独特のオーラのようなものをジワジワ味わわされる描き方。人の感じる「生理的恐怖」のようなものを意識して書かれた文章だなあと思いながら読み進めた。 色々な話が、「手紙」「取材(会話)」の形式で少しずつ出てくるのでまどろっこしくもあり、ゆっくりグロテスクな話が掘り起こされていく感じが(作品としては)良い点でもあったり。 星3.7くらい。

    2
    投稿日: 2020.05.15