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「昭和」という国家
「昭和」という国家
司馬遼太郎/NHK出版
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総合評価

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    「明治という国家」と併せて読むことをお薦めします。 司馬さんは戦争に行っているので、アジア・太平洋戦争の愚かさを身を持って体験しています。その体験から、昭和の日本を語っています。

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    投稿日: 2025.08.22
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    戦争と復興、その両方を抱えた時代が昭和である。 激動の幕開けは軍靴の響きとともに訪れ国民は一つの旗の下に動員された。 焼け跡から立ち上がったのは飢えと喪失を知る世代の底力だった。 高度経済成長は街を輝かせ暮らしを豊かにしたが心の中に戦争の影は残った。 司馬遼太郎は昭和をただの年代ではなく「国家の物語」として描く。 そこには力の誇示とその果ての空虚さそして再生の知恵が交錯している。

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    投稿日: 2025.08.15
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    カメラに向かって司馬さんが語ったものの文章化であって、小説やエッセイ以上に、司馬さんの生々しい思いが伝わってくる。解説でも述べられているが、「私は非力ですなぁ」という嘆きともとれる言葉によって、この本の内容がリアルに迫ってくる。 司馬さんに対して、日清・日露戦争と比べて太平洋戦争を否定的に扱いすぎる、という批判があるらしい。だから司馬さんは昭和を小説にできなかったのだ、と。 しかし、小説家が小説で伝えることのできないほど、屈折した、強烈な思い、印象・・・。だからこそ耳を傾けるべきなのではないだろうか。 それに、日本人であって、あの戦争を否定的に捉えない人など、いないと思う。

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    投稿日: 2009.10.29