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人間失格 アニメカバー版
人間失格 アニメカバー版
太宰治/KADOKAWA
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総合評価

266件)
4.0
81
87
62
6
1
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    太宰は6男坊で生まれて、甘えられないし我儘も言えない数々の苦労がある幼少期を過ごしています。 最後に登場する飲み屋のママが言うように「お父さん(実家)も悪かった事もあると思う」に同感します。けれども、これだけ兄弟が多ければ両親もそれぞれの子供に構っていられない様子も納得できました。 お金もあり、学校へも通えて。 かなりの美男子が更に罪ですね。 薬局でモルヒネが買えるのは、この時代ならでは、完全に依存症のようでした。だれか賢くて支えてくれる女性がいたら良かったのに‥。 友人の堀木は、本物の悪友です。それでも堀木自身は、自宅で両親とうまく同居し、それを見た太宰は複雑な心境になっています。 実の両親とは直接的な家族の関わりが無い背景から、堀木を羨ましく思えたのかもしれません。 同情したい気持ちはあるものの、弱い彼に近寄りたくなる女性たちの気持ちもわからなくはない‥

    0
    投稿日: 2025.12.26
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    久しぶりの再読で、人間失格とJOKERってむちゃくちゃ色んなものが通底するんやなと思った 世間と個人 喜劇と悲劇 他人の評価 道化という仮面 一方で、演じる道化に対する他人からの評価の違いで、葉蔵とアーサーのその後どう振る舞うのかは異なっていく。自らを破滅させるか社会を敵対視するか。

    0
    投稿日: 2025.12.14
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    題名が気になって見た。共感したり、確かにと思ったところがいくつもあった。 個人的には酒、タバコとか色々経験してからもう一度読もうと思う。 まだ子供だから難しいなと思った。 読んでみたくなったら読んでいい。でも大人になってできることをやってから見た方がいい気がした。

    0
    投稿日: 2025.12.07
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    人のことを気にして着飾ったり、嘘をついたりなど、したことあることや感じたことを言語化してるのですごく共感できた ここまでは堕落してないがこうもなり得たと思うから反面教師にしていきたい

    0
    投稿日: 2025.12.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    kindle無料本シリーズ。恥の多い生涯を〜の冒頭をふと思い出して読んでみた。何回読んでも、女狂いクズ薬中の話…としか思えない…情死の相手だけが死んだ時に、ろくに後悔もないばかりかネタにしてペンネームにしてるあたりが正気じゃない。 「それは世間が、ゆるさない。世間じゃない、あなたがゆるさないのでしょう?」の元ネタは人間失格だったか。その部分は好き。 追記。どのような人生を送る自由も人間にはあるはずなんだよな。女道楽もほどほどにしろ、これ以上は世間が許さない、に対して、葉蔵が言う言葉は、とても正しい。彼は間違っているのだろうか。彼のような生き方が許されるか、と考えたときに、そもそも許すのは誰?周りの人?でも葉蔵が私の友達の近くにいたら私はキレるな…

    0
    投稿日: 2025.11.05
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    全体的に暗い雰囲気で、文体が好きだなと思った。共感できる部分が多く、オチも面白い。ただ、主人公と同じ悩みを抱えてる人も多いと思うから、題名は人間失格というより社会不適合者とかの方が合っている気がする。

    1
    投稿日: 2025.11.01
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    人間失格も、後に綴られている桜桃も人間なら誰でも感じたことのある感覚が語られている感じがある。 人間失格は最初に語られていた写真の雰囲気と、その後手記で語られる生活とが読み進めるうちに一致していくのが面白い。「人間失格」という仰々しいタイトルではあるが手記の人物と共感できる部分がある。

    0
    投稿日: 2025.10.24
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    他の人の目を気にしがちな自分と少しリンクすることもあり共感ができおもしろい話だったが題名通り主人公がダメ人間すぎてびっくりした。

    1
    投稿日: 2025.10.22
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    "人間失格"昔から聞いたことはあったが、読んだことは無かった作品。それを今ほど、読み終えることが出来て、大変嬉しく思う。 初っ端の感想としては、難しい!!だ。 ただ、内容は73%は理解できたと思う笑 それを踏まえて、葉ちゃんの、女にモテてるが女が苦手、というのが、また贅沢な男だなぁと思った。 ただ、社会に対しての生きづらさというのは、私も歳を重ね、社会に絶賛揉まれ中の今だからこそ、共感できる部分はあった。 映画化もしていたような気がするから、映画を見て答え合わせでもしようかしら。笑

    0
    投稿日: 2025.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    純粋無垢が汚れていく。PTSDよね? 幼い頃から社会生活をきちんと教わっていたら。。 汚い部分を見て、? 本音と建前?みたいなものが分からない。自分は周りとちがう?人の気持ちがわからない。道化を演じることで世を渡る。辛かったろうね。 世の中がいやになるね もがいてこの世の果てに辿り着いたみたい。

    1
    投稿日: 2025.10.09
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    初めてThe 文学みたいな本を読んでみました。内容としては正直分かりませんでした笑、でも何故かわからないのですが全然飽きません。体が読みたいって反応してる感じでした。

    1
    投稿日: 2025.09.06
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    とにかく先が気になり止まれなくなります。全体的に退廃的で、時に胸糞悪い暗い話もあり、主人公に同情も嫌悪感も感じながらも、この作品の世界に引きずり込まれてしまいます。 良くも悪くもこれが太宰治という作家の持つ文章のエネルギーなのか、とにかくこの作品が作家の心血を注いだものである事は間違いなく、それを嫌でも感じ取らされてしまいました。 なので、読後感はちょっと胃もたれみたいな感じで、あまり軽々しく人にオススメするような好意的な感じは無いので、評価はちょっと辛めです。

    1
    投稿日: 2025.08.19
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    人間でありながら、人間の感情や生活が上手く飲み込めない男・大庭葉蔵。彼の半生を、彼の残した手記をもとに辿っていく。道化を演じて人間の営みの中に溶け込もうとした少年期。東京に出て、酒と女で自身の空白を埋めようとした青年期。まともに生きようともがきつつも、それがかえって酒毒と薬に蝕まれる要因となっていく青年後期。 生まれながらにして他人とどこかズレている。そんな葉蔵にとって、世間とは夜の海に等しかった。見通しがきかず、何が出てくるのか見当もつかない暗い海。そのただ中にある彼にとって、唯一の防衛手段が道化を演じることだった。笑わせれば、少なくとも危害は加えられない。だが、世間が分からず、結果として自分自身も分からず、ズレた歯車は永遠に噛み合うことがない。 傍から見れば葉蔵は、無責任で世間知らずで、調子のいいことばかり言う生活破綻者だ。でもそれが怠惰によるものだけでないと思わせる筆致はさすがである。葉蔵は葉蔵なりに、まともであろうとした。それだけに悲しい。 最後に、関係を持った女性が「葉ちゃんは神様みたいな人でした」と呟くのが、なんとも言えず切なかった。ある時、葉蔵は「罪」の対義語を「神」や「信頼」であると定義した。しかし、ある側面では類義語であるとも考えていた。傍から見ていて、葉蔵の存在は「罪」だったのだろうか。「神様」だったのだろうか。それらは対極に位置するのだろうか。それとも隣合っているのだろうか。「人間失格」を読む上で、大事なテーマである気がしてならない。

    1
    投稿日: 2025.08.12
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    初めて読む太宰治はずっと「人間失格」にしようと思っていた。しかし、何となく難しそうだったり暗い雰囲気だから読むきっかけがなかったけどふらっと図書館の文庫コーナーに行くとこの本がありましまた。なんだ、こんなに薄かったのかと思った。なのでチャレンジしてみました! この本は太宰治の遺書のような作品がありましす。読んでいるともう太宰治は主人公と自分を重ね合わせているんだろうなととても感じられました。人間の感情というものを繊細なテクニックで描いていてもうびっくり。太宰ワールドに沼りそうです。

    73
    投稿日: 2025.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

     太宰治という人間には、世界がどのように映っていたのか、それがよくわかる作品であった。  "太宰治の作品は女々しい"。こんな感想を、どこかで見かけたことがあるが、彼の世界観や感性は、女々しさとは次元を異にするものであろう。女々しさは性別(男女差)により規定されるが、彼の(作品の)世界観は、人間(自分や他者)に対する根源的な不信感により規定されているように思える。  人間に対する根源的な不信感や、ほとんど常に、自己に焦点づけられている太宰の意識。そして、これらの直感的理解を可能にする見事な表現力が、太宰を後世に名を残す作家たらしめている。  「幸福」「友達」「愛する人」を手に入れていると言えるのに、それを失っていないのに、失ったと勝手に思い込み、あるいは失うことに恐怖し、結局はいつも主人公(太宰)自身が、それを手放している(壊している)。そういう生き方しかできない人間もいるのか、それとも、一部の人間にはそういう生き方しかさせないような社会なのか。  良質な純文学を読むと、"今、まさに、この(不可思議な)世界に置かれている自分"を感じることができる。奇妙ではあるが、最も「生」を実感でき、日常の猛スピードに置いてけぼりになっている今の自分、過去の自分、これからの自分を、俯瞰することができる、有意義な体験である。感謝。

    4
    投稿日: 2025.07.05
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    一人の人生を読んだ。正直、重いし薄いし楽しくはないけれど、案外そんなものなのか、と思う。 どこか安堵。

    5
    投稿日: 2025.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    断るということをずっとしてこなかった、できなかった葉蔵。モルヒネ中毒の前後不覚の中で、自分を信じて疑わないヨシ子が再びモルヒネを差し出した時に初めて「いや、もう要らない」と、生涯で初めて人から差し出されたものを断った。自分を信じてくれる人の前に初めて毅然とした行動を取れたところが感動したなー。

    2
    投稿日: 2025.06.17
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    今さら初めての人間失格。難解でめんどくさそう…のイメージから避けていましたが、考えていたよりずっと読みやすくてよかった。なんていうか意外と…今風…?な人間感。太宰治めちゃくちゃ俗っぽいじゃん。 とにかくあの有名な人間失格を今世で読む機会があって満足。

    10
    投稿日: 2025.06.15
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    人間失格とあるが1番人間らしく生きているのではないかと思った。それゆえのベストセラー、それ故に共感する人も多いのではないかと思った。この小説のどこかでは必ず共感することがあると思う。

    4
    投稿日: 2025.06.09
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    人間失格 2023.08.22 読書感想文で。 日本人として読んでおきたいと思い買った。 太宰治の本当に伝えたいことは直接的でなくて様々に蛇行した末に心に響くものだ。 面白かったのはブックオフで売った時に5円ぐらいにしかならなくて母が太宰治も廃れたもんだと言ってたこと笑笑

    2
    投稿日: 2025.06.03
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    何度も最初の数ページ読んでは断念して、しばらく読むことも忘れてました。 でもやっぱり一度は読破しないと‼︎と思い直し読み切りました。 そして太宰が人間臭くて好きになりました。

    19
    投稿日: 2025.05.27
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    何度も読み返した本!! この本を読んだ時、一番最初に思ったのが「私じゃん!!」という事。 墜落していくお話だが、どこかとても共感でき、だからこそこんなにも売れているのだと思った。葉蔵の苦悩は葉蔵だけのものでは無かったから!!

    1
    投稿日: 2025.05.19
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    太宰の「斜陽」の書評で太宰の”明るさ”に触れたが、この本を読むと、それがまた屈折したものであると分かり、太宰の複雑な人格になかなか理解が追い付かないことに気づく。 太宰の人格の複雑性の中に、普遍的な共感性があるからこそ、今でも衰えない人気があるのだろうか。 人間、誰しも弱さがあるのだが、それを文章に表現することは難しいし、その恥じらいもある。 太宰は、それを明晰な文章にし、そして赤裸々にできる。 自分自身をこれまでに深く見つめ、考えられるだろうか。表面を繕うこと、社会への適用、への反動。 彼の生い立ちにも拠るところがあると思うのだが、それが特異な才能を生んだのか。 太宰人気の自分にとっての謎解きは、今後も続く。 以下抜粋(「桜桃」より) ・ヤケ酒というのは、自分の思っていることを主張できない、もどっかしさ、いまいましさで飲む酒である。 いつでも、自分の思っていることをハッキリ主張できるひとは、ヤケ酒なんか飲まない。(女に酒飲みの少ないのは、この理由からである。)

    1
    投稿日: 2025.05.10
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    初めて読みました。 主人公の葉蔵は?私を含め、自分を道化させ生きてる人は多いのではないか? 考えさせられる思いがします。 後、巨匠と云われる画家の心理とか! 短い小説ではありますが中味が濃ゆい!

    1
    投稿日: 2025.04.20
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    初めて人間失格を読みました。 読まなきゃなと思いながらも先延ばしにしていた一冊。 非常に読みやすく、古さもあまり感じず、非常に読みやすかったです。 もっと早く読んでおけばよかった!

    0
    投稿日: 2025.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    期待していたほど憂鬱な気持ちにはならなかった。 自分のした小さな事が周りにどのように影響するのかとても不安になる気持ちに共感した。 主人公はとても生きづらそうだと思った。

    0
    投稿日: 2025.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「世間とは個人じゃないか」 この言葉がとても印象的だった。 読み終わった時点での解釈としては、世間というものは所詮あなた(私達)から見たものであり、絶対的なものではない。世間などその個人の思想に過ぎない。と、言いたかったのかなぁ? 自分自身も世間体を気にする節があり、響くものがあった。

    1
    投稿日: 2025.03.28
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    今の自分と重ね合わせられるようで、共感できる部分が多くあった。太宰治も色んな悩みを抱えていて、それは今の時代でも共通だと思うと、自分だけじゃないんだと救われた気持ちになれた。

    1
    投稿日: 2025.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大庭葉蔵という男が人間失格に至るまでの過程を、彼自身の視点から手記にまとめたお話。手記は三葉に分かれており、幼年期・青年期・成人期の出来事と彼の心情が記されている。 このお話を初めて読んだ時は、葉蔵が抱える苦しみに同情し、彼の身に起こる出来事を不運に思っていた。 しかし、改めて読んでみて、どこか遠回しに相手を馬鹿にするような葉蔵のクズさに、不快感を持った。彼がヒラメから学業復帰の話を持ちかけられた時、ヒラメに助けを求めず家出してしまう。 この一人で何とかしようとして、結局他人に迷惑をかけてしまうようなことが、お話の中で多々あり、葉蔵の幼さを感じた。 お話の中で印象的だったのは、物語終盤で堀木と葉蔵が対義語・類義語の言葉遊びをするところ。直接的ではないものの、どこか葉蔵が堀木に対してイライラしているように感じる、そんな文章のヒリつく表現にドキドキした。 人と上手くやっていくことの難しさへの解像度が高く、「葉蔵のようになってはいけない」という反面教師に良いお話だった。

    0
    投稿日: 2025.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    葉ちゃんは道化を演じており本当の自分を見せない。自分は彼に共感はしなかったが、偽ることでしか生きられない人間もいるのだと悟った。今でこそ多様性という言葉で許されるような言動、思えば彼は何かしら精神疾患を抱えているのかと察するほどの社会不適合感があった。現代社会でも彼のように偽りの皮を被って苦しむ人が大勢いるのかも知れないと感じた。

    1
    投稿日: 2025.02.19
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    保育者が日々のいろいろを考える時によんで欲しい本 教育・保育論集で図書館が紹介した本です。 ーーーーーーーーーーー 宮代キャンパス 配架場所コード:1F・B1:書庫 分類記号:913.6 著者記号:D ーーーーーーーーーーー

    0
    投稿日: 2025.02.12
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     人のことが好きなのに、人と生きることができない。誰といても、苦しみも悲しみも自分のなかでしか発生しなくて、ずっと1人で生きている感じがした。  でも、どんな時間を過ごそうと、時間は勝手に過ぎていって、すぐに過去になるんだ。

    1
    投稿日: 2025.02.07
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    思ってたより暗くなくて、読みやすかった。 少しだけ救われたような気がする。生きづらさを感じている人は共感できると思う。 自分に秘密を打ち明けてくれているようで、親しく感じられるところが良い。

    0
    投稿日: 2025.01.14
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    初めて太宰治読みました 文章はとても美しいと感じましたが…内容にはゴメンナサイ 共感できませんでした

    2
    投稿日: 2025.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人間くささを捨てたから人間失格なのか。語彙力。幾人かの現代人でも心の奥底で思っているだろうことがスラスラ言語化されている。見ず知らずの他人でも自分が注目されているかもと思う瞬間は私にもあってしまう。皿が空くのを待っている人や現金を出すまで待ってくれる店員など。それに怯えるような、酷く非難されているような気がしてしまう時もある。どの時代にも変わらない心が見れた気がして不思議な気持ちになった。やはり文字というのは素敵だ。ただ、知っていて考えないようにする人、そもそも気づいてない人がいる中、この闇と向き合っていた太宰治の苦悩は計り知れない。

    2
    投稿日: 2025.01.01
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    斜陽に比べて、改めてこの年になって人間失格を読だが本当にとまらず面白いと感じた。 前提とされるくらい当たり前のことだが、この時代で今でもスラスラと読める本を書ける技術はすごい。 今でも、きっと自分に与えられた天性的な物に悩まされること、世間と自分の常識の違いを早くから知り、自分を世間に適合させようとする姿は共感する人は何人もいるはずだと思う。 共感できないと言う点がある人はそれはそれで幸せだと思うし、その立場になって考えるとより感慨深く思えると思った。 何年も苦しみ犯され自分の人間としての尊厳を失ってしまったら、このような愚行を犯すこともあると思う。また天才であるが故にここまでの思考にもなってしまうというところは、天性的な物で憎めない同情してしまうところがあった。 また、幼い頃から直接的に相手を傷つけるという行為をとれなかった主人公にはどうしても憎めない魅力がある。

    0
    投稿日: 2024.12.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    わたしの趣味嗜好的に太宰は刺さるよ!と言われて、じゃあ試しに…と買ってみた1冊。結果としてはなにも刺さらないし、漫画?お前は小説家だろ?となってたけど解説読んで、これは太宰治をモチーフにした太宰の作った物語だったんだ…(太宰が書く太宰の話だと思ってた) 人間失格読むと引っ張られて鬱になるとか、落ち込むとか散々言われたけど、合わなすぎて無感情だったのでもう読まない。

    0
    投稿日: 2024.12.22
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    昔からの名作をやっと読むことが出来ました。 映画もされているしドラマでもやっていた。 自分で自分を生きづらかしている。 残念ながら全く共感は出来ない。したくない。 この本を人におすすめもしない。 読む人によってはマイナスになるのでないかと思います。 しかし昔からの名作なので読み始めたら止まらなかった。フィクションドラマとして見れる方はぜひぜひ読んでみてください。

    0
    投稿日: 2024.12.16
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    あまり共感できる部分がなかった。 若い頃に一度でも読んでいたら、人生観が変わっていたのかもしれない。 自らの人生を失格と決めつけず、生き続けて、生きる意味を見出してほしかった。

    0
    投稿日: 2024.11.21
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    太宰が自らを生き写した作品に感じます。読むと精神にダメージを受けるという評価をする人もいるようですが、私は逆でした。主人公と同じく、人間社会を生きることに生き辛さを抱えている人には読んで欲しいです。桜桃は、家庭を築いた場合の葉一の話だと思いながら読むと、少し嬉しい気持ちになりました。

    0
    投稿日: 2024.10.29
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    太宰治の最も好きな作品の1つです。最初の1文から引き込まれる独特な世界観で太宰治を語るには外せない文学作品です。

    0
    投稿日: 2024.10.17
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    太宰治の代表作にして、遺作のひとつ。 もうひとつの遺作『桜桃』も同刊収録。 世間に適応することができないため、劣等感と孤独を抱えて生きる青年、葉蔵が主人公。 本作は葉蔵の半生を綴った物語である。 葉蔵は人々が当たり前にこなしている行動が理解できず、上手く笑うことすらできない。だから、学生時代は進んで「道化」を演じて、周囲に馴染もうとしていた。 葉蔵は歳を経て、昔よりは上手く常識人を演じられるようになっていたものの、やはり他人に対する恐怖が根深く、不信感と孤独は拭えないままだった。 一方、葉蔵は女からはモテた。 彼曰く、「誰にも訴えない、自分の孤独の匂いが、多くの女性に、本能に依って嗅ぎ当てられ、惹きつけた。」 自己評価の通り、彼は女からは好かれたが、本当の意味で女を愛することはできなかった。そこにも主体性はなく、依存され、彼自身が世界に絶望していたために、女性と数度の自殺未遂を起こす。 女は死んだが、自分は死ぬことができず、この出来事に深く傷つけられた葉蔵はやがて酒と薬に溺れるようになる。 以上が本作のあらすじである。 太宰治の小説をまともに読んだのは初めてだった。 感想を一言で述べるとすると、非常に重い小説だった。 ストーリー自体が陰鬱であるのもそうだが、それ以上に、一文すべてにパンチの重さがあると感じた。故に、短い小説でありながらも心に残る。 本作は実在の人物の手記を基に太宰が自身の半生を投影して書いたものらしい。 太宰の実体験、彼自身が実際に味わった苦しみを反映しているからこそ、本作はリアリティがあり、読者の心を揺さぶるのかもしれない。 作中の男の登場人物は、すべからく葉蔵の「敵」である。全員が葉蔵を憎んでおり、苦しめようとする(と、彼は感じている)。 対して、女はすべてが「味方」である。彼を助け、救おうとする。 だが、彼自身は女に好かれていることは自覚しているが、助けられたとは思っていない。むしろ「つけ込まれた」という表現をしており、ここにも被害者意識が垣間見える。 葉蔵は即物的な営みに興味を持つことができず、自分自身も周りも顧みることなく退廃的な生き方をする。一方で神や罪など、抽象的概念に対する思考は好んで行う。作中でもこのシーンが描かれる。 個人的な感想として、葉蔵の「罪」はビジョンの欠乏であると思う。 葉蔵には欲望はあるが理想がない。 「こうなりたい」「これを成し遂げたい」という目標や野心がない。 だから、その目的のために手段としての平易な生活を積み上げることができない。その行為の意味が理解できないのだ。 「ビジョンがない人間は人間に非ず。人間失格。」 これが私が本作から鮮明に受け取ったメッセージのひとつである。 同刊収録の『桜桃』も、短いストーリーでありながら主人公の感情の揺れがよく描かれており、面白かった。こちらの方が太宰の本質を素直に表している作品だと感じた。

    20
    投稿日: 2024.10.02
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    終止、重く、暗い小説の様で、ところどころ完全にふざけているとしか思えない箇所があり、その度に思わず吹いてしまった。(漫画家としての葉蔵のペンネームや、静子の娘シゲ子とのやりとりなど。) 所謂「道化」ではなく、太宰治は本当は、とてもユーモアのある、明るいキャラクターだったんじゃないかと感じた。

    0
    投稿日: 2024.08.25
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    人より優れているが故の生きにくさ、人間社会にうまく溶け込めないからこそ道化という名のエンターテインメントに走ったのかなと思った。 失格というより、葉蔵(太宰)が描く理想像の自分になれなかっただけだなと感じた。が、なんやかんや1番人間らしさがある。人間らしさを求める割に1番人間臭い、太宰はそういう人間。 人間失格は一通り人生を楽しんだ後にまた読みたい

    0
    投稿日: 2024.08.14
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    ①さすが文豪。表現一つ一つが生々しく感じる。 ②人間の弱さが陰鬱に表現されている。暗い気持ちになる。 ③自分自身の人生を振り返る良い機会になった。

    0
    投稿日: 2024.08.11
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    難しい漢字、知らない言葉などが出てくるので、理解するのに少し時間がかかるが、調べながら読んでみました。たまに頭がパンクしそうになるが、主人公と自分の性格が似てると感じた。ビックリするぐらいすごく共感出来て、結構前に読んだが、今でも印象に残っている1冊。

    1
    投稿日: 2024.07.04
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    昔、母には「人間失格は悪い人の話」と聞かされていたが、これは共感の物語だった。自分だけじゃなかったと安心できる救いの本。

    1
    投稿日: 2024.06.22
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    太宰の見ていた世界はきっとあまりに残酷であったが、最後まで救いを求め続けた彼の姿勢には敬意を表さざるを得ない。 本書では、誰もが持ち得る脆弱性を主軸に、然し現実に彼が見ていたものはきっと違ったであろうと推測する。自らの手により自身を、命を、時に概念上に在る美しささえも破壊してしまう。 「雪の上に、大きい日の丸の旗が出来ました」 この言葉には、彼自身が生み出した彼の人生を象る歴史の負の因子の数々の中で、ようやく見つけられた本当の自分の証明、身を削った末に現れたその証明に、人々は彼を厭世的と見做すでしょう。然し、私には対極的に見え、最後の最後に出会えた「まごうことなき事実」を前に彼はようやく世の中に一抹の希望を見出したのではないのでしょうか。 時に解説者は彼を「誰もが感じたことのあるものを体現する天才作家」と評しますが、それ故に抱いた世間の解釈と彼自身の乖離、それこそが彼を苦しめたのだと思うのです。 所々、彼が記載に残さなかった言葉が付け足されて彼の文章を思い出すことがあります。背景に隠された彼の懊悩、それが漏れ無く私達の脳裏に刻み込まれ、物語がどこか私達に近いものであると錯覚させる。それ故に名作と呼ばれるのがこの作品、『人間失格』であると思います。

    0
    投稿日: 2024.06.19
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    人よりも頭が良すぎたのだろうな。 子どもの頃から人を喜ばせる言動が分かるからこそ自分自身を偽ってみんなを面白がらせていたけれども、それを積み重ねているうちにどんどんどんどん自分自身が分からなくなってしまったのだと思う。 最後に老婆とくだらないことで笑えた描写で、やっと(葉蔵の思っている)普通の人間になれたのかななんて思った。

    0
    投稿日: 2024.05.25
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    初対面の私に「恋人に求める条件は家族仲が良いことかな」と言い放った元彼が、 「俺太宰好きなんだよね、自分と重なる」と言っていたことを思い出す わかってたまるか!

    0
    投稿日: 2024.05.24
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    どうせばれるにきまっているのに、そのとおりに言うのが、おそろしくて、必ず何かしら飾りをつけるのが自分の哀しい性癖の一つで、それは世間の人が「嘘つき」と呼んで卑しめている性格に似ていながら、しかし、自分は自分の利益をもたらそうしてその飾り付けを行ったことはほとんど無く、ただ雰囲気の興覚めた一変が、窒息するくらいにおそろしくて、あとで自分に不利益になるということがわかっていても、れいの自分の「必死の奉仕」それはたとい歪められ微弱で、馬鹿らしいものであろうと、その奉仕の気持から、つい一言の飾り付けをしてしまうという場合ざ多かったような気もするのですが、しかし、この習性もまた、世間の所謂「正直者」たちから、大いに乗ぜられるところとなりました。 これが世間。 ただ、世間は個人である。 そう思わざるを、得ないのである。

    0
    投稿日: 2024.05.04
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    人間社会で上手く生きていくのは難しいと感じる節は多々ある。人々は笑いあって、壁を乗り越え、友に悩みを話て生きている。太宰の言葉を借りるが、人間という生き物について見当もつかない。本当にその通りで、私はこんなに苦しいのに、なぜ人は笑い、当たり前に親に感謝できるのだろうか。と思うのです。恥の多い人生を送ってきたと冒頭にあるように、振り返ると人はみな黒歴史ばかりな気がする、それなのに僕らはあたかも美しいような綺麗事ばかり並べて、人に愛されようとしていて本当に醜いし、自分はそんな恥ずかしい事はできないなと思うのです。ですが、振り返ったらきっと、恥の多い人生だったと思うのだろう。

    0
    投稿日: 2024.04.29
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    何度も読みたくなるような作品。 人間を恐れ、人間に阿り、人間に絶望し、、 ついには人間ではなくなってしまった大庭葉蔵の手記。 世の生きづらさ、人間の不可解さというものが綴られている。 読む度読む度に感じるものが変わっていく。

    0
    投稿日: 2024.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    デフォルメされていようと、太宰の人生は時代に翻弄される若者の苦しみを表す小説のようだったのがわかる。 斜陽の方が優れているとは感じたが、太宰の生涯を鑑みれば、より心を突き動かすのが人間失格かもしれない。

    0
    投稿日: 2024.03.28
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    初めてしっかりと読んだ本でした。友達に生き方が似てる人がいて、読んでて面白かったです。その友人にもおすすめ中です笑。

    1
    投稿日: 2024.03.24
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    人生を賭けて執筆したんだろうなと凄みを感じた。共感するところもあれば、多感すぎて共感できないところも多々あり、ただそのような感受性が芸術に活かされていたと思う。人を笑わせるのを、道化やサービスと捉えている感受性は、芸人にも当てはまる性格だと思う。堀木のモデルとされていると壇一雄さんの解説に、著者がメソメソではない野生的で快活な一面があったと記されていて、例えば壇さんが鰻の針を噛み当てた時に声を出して笑い転げていた、というシーンは、著者が描いている作中の堀木との関係性とはやや異なる一面であり、とことん自分の心の感じ方にベクトルを向け続けている芯から内向的な人なんだと感じた。

    1
    投稿日: 2024.03.10
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    読むとつらくなる。ほとんどの人は嫌な気持ちになって終わるんでは。共感できる人が多いのなら、世の中はもっと優しいはずと思う。

    2
    投稿日: 2024.02.18
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    昔、読んでは途中で止め、読んではまた途中で止めを繰り返してきたが、やっと読めた時には本質がよく分からなかった。10年以上たって今改めて読んでみて、やっと書いてることがわかってきた気がする。文学に触れるのも悪くないなと感じた。

    0
    投稿日: 2024.02.13
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    全く予備知識なく読み始めてたので、 『恥の多い生涯を送って来ました。』の有名な一文がこの作品から生まれたものなんだと、内容に関係ない所で興奮した。 読んでいると、仕事でメンタルを壊してしまい、社会不安障害・適応障害と診断された日の事を思い出しました。 あの時、自分って一体何ができるんだろう、何ならできるんだろうって思いながら生きてて、心に渦巻く感情を押し殺し、引きつった笑みで耐えていた自分にとって、葉蔵の気持ちがなんとなく(おこがましいけど)分かってしまう瞬間がありました。周りの人は、あんな簡単に人間合格してるのになぁ、という感じで。 この本の読み方はきっとたくさんあるかと思います。 葉蔵の生き方を父子の関係から語ることもできれば、哲学的考察や学びを得ることだってできそうです。僕にとっては、葉蔵に重ね合わせられる所が多かったからこそ、彼が人生で学び得た知見がすんなり入ってきて、何かもう一つの自分の世界のように感じられました。

    1
    投稿日: 2024.02.12
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    久しぶりに読んだ 10代の頃は一番好きな本だった 大人になって読んだ時には、甘えてないでしっかりしろと思った 今回は一歩下がった感じで、当事者とはなり得なかった 最後の有名なフレーズ ただ、一さいは過ぎて行きます がすごく心に響いた

    8
    投稿日: 2024.01.25
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    文豪作品はあまり接してきませんでしたが、映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」を見て、興味が湧いた。 映画でははっきり行ってクソ男なのだが、何故これほど評価されるのか、晩年の人間失格はどんな作品だったのか、気になって仕方なくなった。 堕ちた人間しか書けない物語を、そして人間のなんとも言えない遣る瀬無い感情を言葉を尽くして表現していて、たしかにこの文章は天才的だし何だか虜になってしまうのも良く分かった。 基本的にはクズな男の話だが、一定数の人間はこのような弱さを持っているし、そう思うと結構堕ちる可能性も皆持っているのかもと考えさせられてしまう。 「恥の多い人生を送ってきました」で始まり、「神様みたいな良い子でした」で終わるこの一作、太宰の後悔と自尊心が滲み出る、一生の重みがかかった文章。 名作と呼ばれる文豪作品の凄さをようやく感じることが出来ました。

    1
    投稿日: 2024.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルからしてどんよりとした重い内容なのでは?と、読むのにエネルギーを使いそうで長らく敬遠してきましたが、やっと読むことが出来ました。 想像していたのとは違って、意外と淡々と綴られていく印象で拍子抜けしました。 主人公の大庭葉蔵は太宰治自身を投影した人物で、酒や薬、女性に溺れて、この世で起きる辛いことや、なんとなく憂鬱になることから逃れようとする弱くてダメな人間ですが、私は嫌悪感を抱かなかったです。 それは、誰にだって弱い一面や綺麗じゃない部分はあり、人前では明るく振る舞っていたとしても、その振る舞いと自分の本当の心の内は一致していない瞬間は、社会で過ごす中で頻繁にあることで決して珍しいことではないと個人的には思うからです。 タイトルは「社会」や「世間」の中においての人間としては失格なのであって、主人公は実は一番純粋で人間臭さに溢れた、人間らしい人間だと感じました。 また、『桜桃』は人の親としては、子どもが一番大切だと思わねばならないのに、親が一番大変で大切にされないといけないのだと思ってしまいたくなる気持ちが描かれているように感じました。自身の子どもに障害があるということへの悩みや、漠然とした不安、率直な気持ちが綴られていて少し物悲しい気持ちになります。 理想の温かい「家庭」を作りたいけど、難しいと思うのは太宰治の生い立ちが関係しているのかもしれないと想像を膨らませながら読み進めました。 約百年前も今も、人間の生きづらさやどう生きていくかといった悩みの本質は変わっていないんだなと。 「生きづらさ」「自分らしさ」に悩む方にこの本をオススメします。

    1
    投稿日: 2023.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公が駄目人間すぎて引きながら読んでしまったのだけど、この駄目さ加減を文学という形で表現した作品なのかなと思いました。 アルコールや薬物依存は怖いと思うと同時に、反面教師にしてまっとうに生きたいと思いました。

    0
    投稿日: 2023.11.20
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    最後のオチが笑えて良かった。太宰治が大庭葉蔵そのものであって、とても苦しく何かと怯えたギリギリの生活、悲壮感があって相当苦しいはずなのに、軽めのタッチで伝えるのは、それもまた彼の性格なのか文学なのか?

    0
    投稿日: 2023.11.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    太宰さんには会ったことがないのに、たちまち物語の世界に引き込まれる文才、すごい 千駄木がでてきた 太宰さんがとってもやばいやつだったということはよく分かった 世間というものは個人だという思想が芽生えてから、人に必要以上に気を遣わなくなり、生きやすくなったようで、よかったなとおもった

    1
    投稿日: 2023.10.15
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    初めて読んだ太宰作品。中古文学専攻で、近代はさっぱりだったけどやっぱり長い間読まれ続けてる名作は面白いんだ〜と思った。登場人物の中に感情移入できる人はいなかったけど、どうしようもなくつらい気持ちになって最後のシーンは辛すぎて涙が出た。こんなに引きこまれる文書、さすがだ〜すごいなあ〜と思った。

    3
    投稿日: 2023.09.22
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    怖いくらい集中して読めた 失格っていうか人間の理想像になれなかったってことかなーと解釈。わたしもなれそうにないな

    2
    投稿日: 2023.09.12
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    20 感想 失格などしていない。誰もが人間になろうと足掻き最期まで苦しむ。少なくとも自分はまだ人間になりきれていない。その苦悩にも気づいていない。

    1
    投稿日: 2023.08.08
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    世界一好きな本 読んでいる時はこの本に囚われて少しの時間でもあれば永遠に読んでいたくらい引き込まれた。

    1
    投稿日: 2023.07.16
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     そりぁ、そんなことばかりしていたら失格だ。拒否の能力の無い者の不幸…とは言いながらも、そりぁだめだ。  彼は罪人から狂人へ、そして廃人へとなっていった。

    1
    投稿日: 2023.07.04
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    人間味の強い内容で日本人特有の人と人との関わり、表の顔、裏の顔、間の文化がとても顕著に現れていた。 また後半の部分では主人公が女をたぶらかしているような場面が多くあるが実際は主人公が女に振り回されているのだなとおもった。とても心情や人間関係の難しさ、もどかしさがでておりとても面白かった。

    3
    投稿日: 2023.06.20
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    現代の「孤独」にもつながりそうな主人公の生き方や考え方が魅力の作品。ろくでもないシーンがたくさん出てくるのですが、どこか共感できて、ちょっと笑ってしまって、そして深く考えさせられる。有名な作品ですが、やはり読んでよかったなと思いました。

    1
    投稿日: 2023.06.01
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    読みやすかった〜!初心者でもスラスラ読めました!ページ数もそんなにないので1日あれば充分に読めます!

    4
    投稿日: 2023.04.11
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    「人間らしくないけど、そこが人間らしい」と思わされた。 人間としてのあり方を考えさせられたし、共感する部分もあった。

    2
    投稿日: 2023.02.10
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    通読するのは確か三度目だと思うのだけど(それなのに感想を書いていなかったから再読したのですが)、どうしてか冒頭からラストまで太宰の自叙伝であり、太宰を自己投影した大庭葉蔵が下剤でお腹をくだしながら『ただ、一さいは過ぎて行きます』と悟って終わると思いこんでいました。 が、これは小説家である「私」が、廃人となった大庭葉蔵の手記を紹介するという構成で成っています。つまり、道化を演じて堕ちていく男の姿を客観的にみつめている部分も同時に描かれているわけで、二回も読んだはずなのにこういう構成であると忘れていたのはなぜなのか……、あまりに太宰治=人間失格というイメージが強かったのかもしれません。 『走れメロス』『斜陽』をはじめ他作品も読んで、太宰はおもしろいなぁ、独白に近い文体でいながら物語がちゃんとすすんでいくのだから、とその文才を感じていながら、『人間失格』はあまりに太宰すぎて作品というより日記、ドキュメンタリーの感覚でした。が、久しぶりに再読して、これはいたずらに自白をしているだけではなくて、意図を持った作品なのだと感じました。 脳病院に入院させられたモルヒネ中毒の葉蔵を、神様みたいにいい子だったと語るバアのマダム。手記を書き終えてから十年が経過しており、その十年は空白。ただ、一さいは過ぎて行ったのでしょう。喜劇も悲劇も、恋も生死も。描かれていない十年間にこそ、この作品の核があるのかもしれません。 というわけで、可も不可もなく過ぎゆく、のっぺりとした印象の作品でした。うーん、感想を書きにくいです。つまらなかったからではなくて、さすがだなと感心する反面、大変な人生だなぁ困った性格だなぁと客観視してしまって。あまり入り込めなかった。その感覚こそ太宰が狙ったものかもしれない。大袈裟な悲劇は喜劇、というか。 心中未遂後に入院した病院の窓から、かもめが「女」の字を書いて飛んでいる描写が、個人的に好きです。

    7
    投稿日: 2023.01.29
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    こういうなんとも言えずはっきりしないぐだぐだな気持ち、人間の行動を文章にできるって、やっぱり、すごいなと思う。

    5
    投稿日: 2023.01.16
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    難しかった。 独特な文章で読みづらかったが、読んでいくうちに物語に引きまれていった。 お道化というのは、現代の人にも少なからずあって共感出来る部分があると思った。

    3
    投稿日: 2023.01.05
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    社会に馴染む事ができない。 幸せに生きる事を恐れながら、なぜ幸せに生きる事ができないのか苦悩しているようだ。 賢い頭を持っているのに、問題の解決に使えない。 へそ曲がり。 一体どうしたいの?と問いたい気持ちでずっと読んだ。

    3
    投稿日: 2022.11.02
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    太宰治が戦前の昭和初期を舞台にある美青年の悲劇的な生涯を描いた作品。 生まれついて美しく生まれついた葉蔵はその外見に反して内面はとても弱く繊細に出来てしまった。 だからその弱さを隠すため、人前では道化を演じて決して嫌われないよう、周りの求める役を演じるように徹した。 決して自分が誰かと対立しないように。 そんな生き方をしていると、学校などでは人気者となり女性からも非常にモテるのだが、なにせ本心を隠し続けるのだから、自分を理解する友人が出来るはずもなく、周りに集まるのは自分を都合の良い場作りの人間として利用するばかりの人間だった。 そんな彼は人間不信のまま、成長するがやがて中学、高校を卒業するも、そのモテ具合と反比例するように人間不信はいよいよ深まり、やがて身を破滅するようになる。 特に10代、20代の男性にとって、異性からモテるというのはいつでも重要なテーマだと思うが、この作品の主人公のように、 非常にモテるが同性、異性問わず自分を理解してくれる人はいなく、常に猜疑心に支配されているのだとすれば、たとえ異性と縁なくとも一握りの理解ある友人を持つ人生の方がはるかに幸せなのではと思う。 思うに、この主人公は異性を容易に魅了できるが故に、本来必要であった孤独を持つことができなかった。 故に孤独に耐える強さや自分で決める強さを得られる機会がなく、いわば女性たちにスポイルされてしまったために自己を鍛える事が出来なかったのが悲劇だったのだろうと思う。 当人は悪人では無かったが、その弱さゆえに周りも巻き込んで不幸を広げたように読まれた。 などなど、様々な考察を読み起こす、やはり良書でした。

    3
    投稿日: 2022.10.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ○主人公…大庭葉蔵  →成績優秀、家は裕福 ○中学の同級生…竹一  →葉蔵の道化を見破る ○高等学校(美術系)の同級生…堀木正雄  →だらしない友達(酒、タバコ、女、左翼思想つまり共産主義) ○カフェの女給…ツネ子  →夫は詐欺罪で捕まった、葉蔵と心中するが葉蔵のみ生きる ☆この頃の流れ  左翼運動→出席日数が足りない→心中→ニュースになる→父にバレる→起訴猶予(警察の家で監視) ○警察…渋田(葉蔵からはヒラメと呼ばれてる) 葉蔵はヒラメの家から逃亡し堀木の家に向かう 雑誌社に勤務している、娘はシゲ子…シヅ子 堀木の家に居たシヅ子に仕事を貰うためにアピールして漫画家になる。 タバコ屋の娘…ヨシ子 葉蔵とヨシ子は結婚を考えていた。しかしある日、突然ヨシ子が男に襲われる。葉蔵は精神的な苦悩が増え、睡眠薬で自殺を図るが失敗。 それから脳の病院へ入院させられる。その間に父が亡くなる。退院後は温泉地の一軒家で暮らす。 感想  葉蔵は幼い頃は賢くて悪さはせず、いい子に育っていた。それが高等学校へ行くと同時に堀木と出会いそこから闇へと沈んでいく。私は堀木がすべての原因を作ったと思う。悪い友達には気をつけないとすぐに飲まれてしまう。友達はよく観察してから作るべきなのかもしれない。

    2
    投稿日: 2022.10.01
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    ずいぶん前に読んだ。 私は本自体あまり読んでこなかったので、この本に対するイメージは哲学的で感動するお話だと思っていたけど、 タイトル通りの男がどんどんやばくなっていくお話だった。なんか想像してたのと違いすぎました。

    2
    投稿日: 2022.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

     主人公である大庭葉蔵は、幼き頃から、人間の考えてることが理解できない、恐ろしい…と嘆きながらも、道化を演じて彼らと繋がり続けようとする。  第三の手記で精神病院に入れられて人間失格を明確に認識するが、描写としては隔離されているといった感じだったから、この区別・区分けが人間(外の人たち)との繋がりを断ち、人間失格となったということなのかしら。葉蔵にとって繋がりは大切のようであったから。  ただ、そうとはいっても、兄達が故郷の田舎で療養生活を送れるように取り計らってくれていたし…。どうなんだろう?  まだ一周しかしていないし、「人間失格」だけでは読み取れない意図もあるのかもしれない。それはそれとして、人間失格を読んで思ったのは、少々考えすぎでは?ということ。というより、自分を深く見つめすぎだなぁと思った。私自身、どのように振る舞うのが正しいのか悩んだことがないといえば嘘になるが、そうだとしても、ここまで詳細に語れるほど生きづらさを言語化出来ないし、そのために深く自分を見つめることをしたことはない。だから、それなりにやっていけているのかも。あるいは、ただ単に気づかないようにしているだけか。  「人間失格」を読んで、よく分からない、複雑な気持ちになった。共感して、まるで同志を見つけたようにホッとすることもなく、かといって全く理解出来なくて突き放すといったこともできない。そんな気分になった。

    3
    投稿日: 2022.08.28
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    目的 ┗作家が口々に素晴らしい作品という理由を理解すること エッセンス ┗道化を演じても、それを見抜く人がいる。知られると、人間不審、自己不審になる。人間関係が怖くなる。 行動プラン ┗演じない  嫌なことは断る  人を過度に信じない

    2
    投稿日: 2022.08.14
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    誰もが違う人間なので、他人のことが分からない感覚はなんとなく分かる気がした。 共感できる部分があるからこその名作だと思うので、誰もが少しはこのような感覚を持っていると思う。 他人への恐怖から、性格や生き方が変わっていく変遷は興味深かった。

    4
    投稿日: 2022.07.26
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    人間失格 人間、失格。にいたるまで葉ちゃんの手記を読んで、こりゃ大変な人生を送ったな、と思ってたら最後に27歳という年齢発覚。びっくりした、、 今の私とほとんど変わらないのに人生経験が広く深くもはや人生何回目?レベル。 周囲に馴染むためにこういう時はどう反応するのが正解なのか、おどおとしながら周りを確認してた自分の過去を思い出した。自分以外は自然に反応できていることなのに私は正しい反応か分からず(笑うタイミングが1人だけ違うみたいな)、深層心理に刻まれてたけど、今思えば子供なんだし、人間初めてだし、って思うとなんでもないもんだなーと。 あとがきに行くまで手記である事をすっかり忘れるくらいの濃さだった。モテる、酒に溺れる、金なしの男はいつの時代もいるのね。ヨシ子のもちろんの略のモチ、私もよく使うから急に時代感覚おかしくなった。令和でもモチ使ってますよー

    9
    投稿日: 2022.07.02
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    文豪作品を読みたいと思ってはじめに手に取った本。 深いな〜と思う部分が数ヶ所。反対に少し笑える部分が数ヶ所あって意外だった 「恥の多い人生を送ってきました。」確かにそう思える、タイトル通りな話だと思いました。 本棚にずっと大切にしまっておきたくて、しばらく経ってからまた読み直したい。 これからも定期的に文豪作品を読んでいきたい。

    12
    投稿日: 2022.06.23
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    名作と言われる文学小説なので1度は読んでみたいと思い読みました。 太宰治の世界観。 正直、1度読んだだけでは自分には理解できていないので何度も繰り返し読む必要があると思いました。 太宰治の作品はとても多く、読んでない作品も多いので読むのが楽しみです。 「恥の多い生涯を送ってきました」。 そんな身もふたもない告白から男の手記は始まる。男は自分を偽り、ひとを欺き、取り返しようのない過ちを犯し、「失格」の判定を自らにくだす。でも、男が不在になると、彼を懐かしんで、ある女性は語るのだ。「とても素直で、よく気がきいて(中略)神様みたいないい子でした」と。 ひとがひととして、ひとと生きる意味を問う、 太宰治、捨て身の問題作。

    4
    投稿日: 2022.05.18
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    「太宰治」は作品だ。 あなたは狂人じゃないと伝えたい。 頭の良い人だ。その豊かな感性を表現する能力を生きているうちに発揮できなかった事が残念だ。 恐怖、怖がり、それは愛嬌なのだろうか、それとも計算なのだろうか。何とも興味深い人間である。 人間失格だとか、狂人だなんて言葉で収めては勿体ない。 

    1
    投稿日: 2022.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読む気にさせてもらった読友さんに感謝。太宰治の遺言とも思える。(第一の手記)葉蔵はお道化ることこそ相手に好かれると知る。これは厳格な父親の影響の結果かもしれない。(第二の手記)お道化ている自分に対して「ワザ(わざと)」と言い当てる竹一。見破られた敗北感から現実逃避し酒に女に溺れていく。(第三の手記)アルコール中毒、薬物中毒へと墜ちていき、最終的には精神病院へと強制入院させられる。そんな葉蔵は女性から見て「神の子」だったというバアのママ。葉蔵は父親からの影響を受け、自分がなく、優し過ぎたのだろうか。④ さて、この本の解釈、以下の3つの仮説を立てました。仮説①【悲劇】厳格な父親の影響により、この墜ち様は「斜陽」の直治と重なり「弱さ故の優しさ」であり、そして人間の末路をみた作品なのか? 仮説②【喜劇】こんなあり得ない自堕落な様を物語としてわざと作り出し、太宰が横っ腹で笑い、ニヤニヤしながら完成させたのか? 仮説③【人格障害】葉蔵がボーダーライン=境界性人格障害であり、単なる病的な様を示し、周りの女性を巻き込んだ精神病理を示した内容なのか?この悲劇・喜劇・人格障害の3仮説を読友さんとお話ししたい。自分は仮説②

    30
    投稿日: 2022.04.12
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    映画では、端折ってる部分が多すぎで繋がりにハテナ?が多かったが、本を読み返すとやはり面白い。人間誰しも葉蔵のように人を信じれず人間が怖いと思う瞬間があるんじゃないか、と共感もあった。 「人に好かれる事は知っていても、人を愛する能力に於いてはかけているところがあるようでした」 この一文も、人が怖いからであって葉蔵が悪いわけじゃない。分かるなぁ、と。人を愛せる人が羨ましいし、すごいと思う。でも、それを大抵の人は当たり前のようにやってのける。うーん、と思いながら、葉蔵と自身を重ね読み切った。

    1
    投稿日: 2022.04.10
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    2022年4月9日読了 名作と呼ばれる文学小説なので その世界観を理解したいと買ってみたが、 正直何かしら感想の抱けるほど理解が出来なかった。繰り返し読むべき1冊なのかも。

    1
    投稿日: 2022.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    有名な作品ですがなんとなく避けていました。 特に理由がはっきりしてるわけではないけど、なんとなく気分が沈んでる時にふと読んでみました。 前半。今でいう陰気でコミュ障、だがそれを特別だと思い込む厨二病感、10代の頃のこの感覚、少し共感できました。 自分にも少し共感を覚えたのと、自分が親しかった友人にも似たような方がいまして…。頭に浮かびました。 後半。大人になった主人公ですが、自分にとって一番欠けてるものを持つ女性。その一番大事な部分が仇となるのは凄く凄く悲しかったです。 このシーンが一番印象的でした。一番共感できました。 でもその出来事も出会いのきっかけも、その女性の計算だったとしたら…。とか考えると止まりません。 人を信頼し疑いを持たない女性。その女性は信頼というものに強い人だと主人公が言っており…。『その女性が持つ信頼』を信じているのがなんだか切ないなあと。 その女性の信頼が本当かはわからないのに、主人公を手に入れるために演じていたものだったかもしれないのに…とか。 『信頼』を信じた主人公は凄く人間らしくて素敵だと思います。 学生の頃だったらきっと信じてないだろうなと…。大人になり色んな経験を経て、この信頼を信じたからこそこの結末になり、それを信じた自分が人間失格だと、そういう意味で捉えました。 こんなん主人公が一番純粋だよーーーー。 まあでも人生そんなもんよね……………。  

    4
    投稿日: 2022.04.09
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    主人公の葉蔵は、道化で人と自分との間に壁を作るにも関わらず、些細なことで傷つき、人に嫌われることを恐れている。太宰も自身への批判に過剰に反応して自分を大事にしてくれる人との関係を悪くしていた。葉蔵は太宰ほどの攻撃性はないが、その内面の脆さは似たものを持っているのではないか

    1
    投稿日: 2022.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人と関わっているときに他人の無意識な行動に裏切りや恐怖を感じることを、不意に虻を叩き殺す牛のしっぽを持っている、と表現していたのがとてもしっくりきた。 自分も会話している時に、怒りを感じるポイントが違ったり共感できないところがあると他人に対して何も考えずに喋るというのは殆ど無理だ、と思っている。 主人公は昔から周りの人に対して愛想を振りまいて本当の自分を曝け出していなかった。東京に来てからも鋭い竹一がいたらあんなに落ち込むことはなかったのかなー?と思った。

    2
    投稿日: 2022.03.22
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    本当に文章が巧み 『グッドバイ』では、その文章の巧みさに想像力を掻き立てられたけれど、今回は難しい言葉遣いなのに、すらすらと読めてしまう不思議 葉蔵の手記に著者自身も深く入り込んでいたのかな 太宰治さんの作品を、興味深く読めるようになった自分も少し大人になったのかなと思ったりもした。 世間と個人 罪のアント ー罪と罰。ドストイエフスキイ。ちらとそれが、頭脳の片隅をかすめて通り、はっと思いました。もしも、あのドスト氏が、罪と罰をシノニムと考えず、アントニムとして書き並べたものとしたら?罪と罰、絶対に相通ぜざるもの、氷炭相容れざるもの。罪と罰をアントとして考えたドストの青みどろ、腐った池、乱麻の奥底の、、、 私もくるくる罪のアントについて考えてしまった、たしかに罰がしっくりくる。 侘しさ 個人 映画とはまた全然違って、侘しさ痛切さ悲壮感ひしひしと。読んでよかった。

    5
    投稿日: 2022.03.03
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    最初は面白く読めたが、だんだん気持ち悪くなる。 後味も気持ちが悪い。こんな小説は初めてかもしれない。 でも癖になる。太宰治の魅力は恐ろしい。 たくさんの人が好きになるだけあるな。翻弄されてしまう。 見事に人間の恐ろしさや醜さを表していて、 それでいて自分を照らし合わせた主人公・葉蔵の人生の壮絶さを書き上げている。 これほどまで、「世間」や「人間」というものに絶望を感じたことはないが、どの人間も生きている間に感じることなのではないかと思わせる。 いわゆる「クズ」というのは「人間失格」ということなのか? まだよく分からない。 気持ち悪くなるけど、また読みたい。変な感覚。

    0
    投稿日: 2022.02.17
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    名作と呼ばれる小説だけあって古めかしい文体とは裏腹に内容はスッと入ってくる。 葉蔵の人間に対する恐怖心や悩みは決して、この人特有のものではなく現代人の大半が抱えている気がする。 その上で対処法が「幼少期はお道化」「大人になっては酒」という回避方法が現実的でどこか自分に突き刺さる。 どうせバレるのに飾り付けの嘘を取り繕ったりするところは自分を重ねてドキッとするところがある。 ただ、残念ながら私は美少年でもなく、周りを巻き込む求心力がないので至って平凡に暮らせていると言う点が人間失格していない証明かも。

    4
    投稿日: 2022.02.08
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    生きづらさ そんな言葉が流行る現代 この本はそんな心に寄り添ってくれるものなのかもしれません 誰もが感じたことがある人間の軽薄さ。 それが全く理解できない葉蔵 残念ながら少しは理解できてしまう自分 生きづらいのは彼の方やけど 理解できてしまって、そんななんとなく人間に慣れている自分は偉いのか?

    10
    投稿日: 2022.02.05
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    Kindleにて読了。 『恥の多い生涯を送って来ました。』 あまりにも有名な冒頭。 それでも読むのは初めてでした… これも評価が分かれますね。 人との関わりを持つことが苦手ですぐに道化を演じてしまう主人公。 そんなとこが実に人間らしいく思えてならない。 お金や女にだらしなく、酒に溺れ、最後にはモルヒネ中毒となり、どうしようもない男。 そして、何もなくなった時・道化を演じなくてよくなった時…『人間失格』 なかなか深い作品だと私は思いました。

    2
    投稿日: 2022.02.05
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    私には主人公の考え方が分からなかった。 していることはあまり…だけどたまにこの人は優しすぎるゆえにひねくれてこんなふうになったのかなと思った。

    2
    投稿日: 2022.02.02