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バー・スクウェアの矜持
バー・スクウェアの矜持
福田和代/東京創元社
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総合評価

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    大阪が舞台の物語で、主要視点人物は、府警で薬物対策を担当している三田刑事である。 三田が<スクウェア>で出逢った人達との物語と、三田が所属する捜査班が追う事件の顛末とが、少しずつ交差しながら進む本編はなかなかに愉しい。少し夢中になってしまった。 ゛下巻”に相当する本作では、三田が感じていた「何か」が明らかになって行く… ところで…本作を読んでいると、三田が毎度のように「俺の酒」と呼びながら呑んでいる<タラモア・デュー>というアイリッシュウィスキーが少々気になる…

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    投稿日: 2017.03.16
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    二ヶ月連続で刊行となった、青年二人と中年刑事によるハードボイルド。 長編としての転結を書いた分、前作に比べミステリのキレはやや鈍い。 しかし、主役三人以外の登場人物がよくて、話のスパイスとして、またストーリーの展開軸として、魅力を放ちながら上手く機能させている。 あとがきではあまり積極的ではなさそうだが、細く長く続くとよりよいと思う作品。 3+

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    投稿日: 2016.05.06
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    この作品の主人公は無骨な刑事なので、探偵小説のように一足飛びに行かず、一つ一つ事実を積み上げていくところが面白かったです。 Barでゆったりとお酒を楽しむシーンはあまり描かれないので、この本でBarに行きたくなるかは微妙かも。

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    投稿日: 2016.04.29