
総合評価
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powered by ブクログ日本近海で取れる魚介類や藻類が極端な減少傾向を示しており、すでに絶滅危惧種に指定されているものも出ている。また一方で、今までいるはずもなかったものが取れるようになった、といった生態系の変化が各所で起こっている。地球温暖化の影響による水温や水質の変化はもちろん大きな要因といえるが、その他にも我々の生活から出るごみ、それも長期にわたって海中に残留するプラスチック系のごみや、化学物質や放射能による汚染、などによる被害の実態を、十数年にわたって取材活動を続けてきた朝日新聞の記者がレポートする。 マグロや鰻といった日本人の好む食材を確保するための乱獲や、各種の開発事業、河川、海岸の工事などによる生態系の激変なども、その一因となっていることを忘れてはならない。
0投稿日: 2016.11.24ワラサ釣りでサワラが釣れるようになった
グロ-バルには、温暖化にともなう海水温の上昇、CO2が溶け込むことによる酸性化で、局所的には開発などによって、海の環境悪化を、アサリやハマグリなどを例に、解説しています。プラスチックゴミの問題も印象的でしたが、屎尿に含まれる女性ホルモンが、貝類のオスのメス化の原因となっているという記載には、驚きが隠せませんでした。また、日本のワカメが、アメリカやフランスでは、外来種として問題なっていることも、新しい情報でした。この10年程のことですか、新潟沖でワラサ釣りをしていると、形のよいサワラが釣れるようになりました。これも温暖化の影響のようです。
0投稿日: 2016.07.03
powered by ブクログ海に起こっている様々な異変に関する記事を加筆修正まとめた本。海水温上昇、酸性化、プラゴミ、原発汚染、乱獲と魚の減少、外来種、等々、もう諦めるしか無いんじゃないか?というくらいマクロでどうしようもない状況がレポートされている。後期高齢者になったときに美味しい魚を食べるのは難しそうなので、今のうちに適切な成熟魚をたんまり食うことにする。
0投稿日: 2016.06.17
