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総合評価

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    憎しみと、愛の深さが余りにも拮抗していたからかもしれないが、もしウルナが子を宿す女性と言う性別で無ければ、ウルナは生きる道を選んだだろうか。フェミニズムがヒステリックに叫ばれているが、互いが互いであり、性別を含めての個体であると言う認識が出来んもんか、人間は…と考えさせられる。1~2巻辺りを読んでいると、女性への搾取が描かれているし、女性性を自覚して利用する場面もがっつり描かれていて、嫌悪感を抱いたりもするのだが、主人公のウルナは一貫して、親無しの自分を育ててくれたトロップと言う土地に住む人への恩義だけを純粋に生き抜いた。一人の弱くて強い人の物語だ。

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    投稿日: 2019.04.05
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    完結。自分の中に宿っている命を想い、 全てを背負おうとし、全てを終わらせようとし、 そしてひとつの道を選ぶウルナ。 哀しく、しかしとても強い彼女の姿に心打たれます。 思えば、戦場での彼女が描かれたのは前半3巻までで、 その後の彼女の「転戦」は描かれていません。 あの土地でのことが、ずっと彼女につきまとい、 彼女を縛り続けていたのだと考えると胸が詰まります。 SF的、ファンタジー的に始まりはしましたが、 描き出されたのは、戦争や偏見に翻弄される人々の、 女性の物語でありました。 トロップの未来が幸せでありますように。

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    投稿日: 2019.03.22