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総合評価

370件)
4.1
109
144
77
3
2
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3人の息子を持つ、41歳のサラリーマンです。 「学校では元気でやっているようだ-といのを、信じるしかないのだ。親は」が、残りました。 最後の方のくだりをもう一回読み返したいと思っています。フジシュンの自殺が、両親に、周囲に何を与えたんか。彼の自殺は何であったのか。 私も自分のことにおいて考えたいと思います。 読んでおいてよかったと思います。 親としての幅が、少しでも拡げれたと思います。 重松さんの本は、40代+岡山出身の私に、沁み入ります。

    0
    投稿日: 2014.11.19
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    またもやいじめ。親は子どもが学校でどのように過ごしているかは分からない。子どものことばを信じるしかない。先生の言うことを信用するしかない。だから心配である。我が家の長男も無事中学1年生となった。私は仕事が遅いので、普段は子どもとの会話は一切できない。休みの日にまとめて聴くくらい。それでも日々気になるので、いちいち母親から聴き出す。中学生にはなるが、まだまだ幼いところがあり、何でも母親に話をしているようだ。新しい友達ができただの、社会の先生がこんなおもしろいことを言っていただの、通学の電車の中で何があったかだの・・・。それを聴くのが、日々楽しみでもある。けれど、知り得るのはそれだけ。その向こうに何があるのか、いじめられていないか、逆にいじめていないか、いやな思いはしていないか、あるいは恋はしているのだろうか・・・などと、ついつい思いをめぐらせてしまう。親ばかだろうか。そんなことはない。どの親も同じなのだと思う。本書を読んで、親の気持ちを、あらためて考えさせられました。

    1
    投稿日: 2014.11.05
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    これでもかと言わんばかりにまで救われない設定。自殺した級友に、図らずも親友と遺書で書かれた主人公。ナイフの言葉と十字架の言葉。私たちは重たい荷物を背負っているのではない。重たい荷物と一緒になって歩いているのだ。書かれない苦悩。掘り下げない鬱屈。だから私たちはそこを覗かずにはいられない。そんな書き方ってすごい。あっさりしたものを食べることで、うわーこってりしたもの食べたいなぁーって思わせる感じ。いや、ちょっと違うな…。とにかく全て書くこと、書けることが必ずしも正解ではない。書けるにこしたことはないだろうけど、書かないことだって武器になる。書けないことも個性になるかもしれないよ。思うことと表現することは雲泥の差がある。うわ、レビューにならんかった…。

    1
    投稿日: 2014.11.03
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    表題に惹かれて購入しました。 いじめを受けていた彼の死後、周りの人々はどう生きていくのだろうか 過去の存在になった後では、どうすることもできません。生き返らせることも、もちろんいじめから救うことも。 自分ならどう思うのか、考えながら読みすすめた作品です。

    0
    投稿日: 2014.10.06
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    私が中学生の頃は(生き死に関わることは無いにしろ)いじめが多からずあった。大人になると、たまにニュースで見るくらい、深刻ないじめが遠くなった。そんな大人達にも訴えてくるいじめの話。 自殺した男の子が、親友と好きな女の子といじめたヤツの名を遺書に残し、残されたもの達のその後の話、成長の話でもある。 いじめに対して何ができるだろうか?少なくとも子供達には大きくなったら、いじめないよう、いじめられないよう、話をしなければと思う。

    0
    投稿日: 2014.09.22
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    中学生のころに自殺した友人が周りに与える影響の大きさがうかがえる。主人公である男や遺族らも年を重ねていく中で、14年というあまりにも短い一生に対する恐ろしい長さ。 思い出や記憶を潮の満ち引きで例えている辺りは秀逸。ただ、ページによって立ち位置がどこにいるのかわからない場面があり戸惑うこともある。

    0
    投稿日: 2014.08.06
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    重松さんなので読んでみた作品 いじめをテーマにしていて難しいのかなと思ったら 意外にあっさり読み終わりました ただ、読み終えてから考える事が多く じんわり、どっしりくる作品だと思いました 重いテーマだけど重松さんの優しさを感じられるラストでした

    0
    投稿日: 2014.07.31
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    私の読んだ重松さんの作品の中では重い内容の作品。人それぞれの受け取り方によって今後の歩みが変わってしまう人の命の重み、このご時世の人たちに考えてほしい作品です。

    0
    投稿日: 2014.07.21
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    久々の読書。出張の待機時間のお供に。いじめ・自殺を取り上げた物語。夢中に読んだけど、不思議と涙は出なかったなぁ。

    0
    投稿日: 2014.07.16
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    重い。本当に重い話。 『イジメ』はどんな形をとろうとも 『終わる』という事はない。 十字架は、それに関わった全てが背負い続けていくもにだと、改めて思い知らされました。

    0
    投稿日: 2014.07.04
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    いじめを苦に自殺した中学生の家族や同級生のその後を書いた話。残された人の苦しみがリアルで読んでいて辛くなる。いじめは本当によくないと思った。

    0
    投稿日: 2014.06.12
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    「受賞」という言葉に弱いので 移動時間の時間つぶしにチョイス。 男性雑誌記者の最後の言葉にうるっ。とする。 が、 物語の終わり辺りで、何となく流し読み…。 移動疲れのため? 自信の要因多し。

    0
    投稿日: 2014.05.23
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    苦しかった。 どーしていいかわからない。 なんなんだ、この気持ちは。 背負うという言葉の重み。 とてつもなく深いお話でした

    0
    投稿日: 2014.05.09
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    いじめにより、自殺してしまった同級生の遺書に自分の名前があったことにより、一生 十字架を背負うことになってしまった主人公。 最初から最後まで重い内容でしたが、誰もが十字架を背負って生きなければならないことなど改めて考えさせられてしまいました。

    0
    投稿日: 2014.04.01
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    ジャケ買いの軽い出会いだったが読んでみて運命的なものを感じずにはいられない本であった。物語の中で十字架が多様なかたちで出てくるが、唯一リアルな十字架として描き出されている『森の墓地』は私が大好きな場所だ。この本の題名と表紙を見たとき、潜在的にそれを想ったのかもしれない。森の墓地の十字架は、登場人物達が背負ってきた暗く重い十字架と同じ名を与えられたとは思えない程、清々しい。いじめによる自殺という過去から解放されたという、結末を表しているように思える。

    0
    投稿日: 2014.03.17
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    いじめを苦に自殺をした中学生の家族と、見殺しにした同級生が、その後どのようにそのことを背負って生きていくのかを描いた話。残された人々の事件の受け止め方も時間の経過とともに少しずつ変わっていき、人間関係にも影響を及ぼしていく。周りの人たちの抱える苦しみは想像しうる範囲を超えていて、何十年にも渡り、悔やみ、怒り、悲しみを産んでいくのだと知った。

    0
    投稿日: 2014.03.09
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    読み終わった後で「森の墓地」を調べてみた。想像していたものよりずっと景色が明るくて驚いた。読んでいる時は、森の墓地はきっと深い森の中にひっそりと墓地が佇んでいる様子を想像していたので少し救われた気分になった。 旅は出発点に戻るから旅。 彼らがしているのは旅なのだろうか。終わりのない旅にも思えた。終わらせてあげたい気持ちもあった。でも見殺しにした人もいじめの当事者も許されてはいけないと思う。社会からも残された遺族からも。 自分に子供が出来た時に、この本を読み返したら私はどう思うだろう。今と違ったことを思うのだろうか。

    0
    投稿日: 2014.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

     本書で重要な場所となるストックホルムの「森の墓地」。文中にも出てくるように、世界遺産とはいえ一般的な知名度は低いけど、アスプルンドとレヴェレンツの設計による歴史的名作建築である。そこにある十字架は、生と死のシンボルとしてではなく道を含めて「十字架の道」と名づけられ、その道を進むと「森の葬祭場」、「信仰の礼拝堂」、「希望の礼拝堂」、「聖十字架の礼拝堂」、そして「復活の記念碑」へと導かれる。それは遺族や弔問客が死者を悼みながらも悲しみを和ぐよう配慮された優しい設計である。しかし、そこの描写は全てカットされている。それは経験した者にしか分からない苦しみを、訪れた人しか感じないことに重ねたのだろう。 「一緒にいないときの不安で落ち着かない気持ちを思うと、やはり、一緒にいたほうがいい」 「僕達は、いろいろなことを忘れ、いろいろなことを忘れられていくのだろう」 「寂しさってのは、両方で分かち合うものじゃないんだ。自分は寂しがってても向こうはそうでもなかったり、その逆のパターンだったり……。片想いみたいなものだよ。だから、寂しいっていうのは、相手がそばにいないのが寂しいんじゃなくて、なんていうか、そばにいない相手が、自分が思うほどには自分のことを思ってくれていないんじゃないか、っていうのが寂しいっていうか……その寂しさが寂しいっていうか……」 「人間って、死にたくなるほどつらい目に遭ったときに絶望するのかな。それとも、死にたくなるほどつらい目に遭って、それを誰にも助けてもらえないときに、絶望するのかな」 「忘れることで立ち直るのなら、僕は立ち直らなくていい。立ち直りたくない、とも思う」

    0
    投稿日: 2014.02.27
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    2014.2.6 この作者さんは初。 久しぶりに涙で滲んで読みにくくなった本。 学校ではこういう見て見ぬ振りとか助けようとはせず一歩下がってみてるというか、こんな状態になる事が割とある。(社会もかな?) 大きな十字架を背負う可能性はすぐそばにある気がした。 二人はこうなるのがよかったんだなと思える。

    0
    投稿日: 2014.02.07
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    泣きました。 自殺について考えさせられました。世の中で起こったいじめによる自殺。それはほとんど「いけにえ」にされたことによるものであると感じました。私は登場人物達と同じ中学生です。なので色々な登場人物と自分を重ねながら読みましたが小百合の気持ちになると思わず涙が溢れてきました。一方的に想われていただけなのに…迷惑だ…と思おうとしても、もし自分が電話を切らずに優しくしとけばと考えてしまう。遺書にそんな事を書かれても言い返す奴がいない。残されたものは後悔し背負ってしまう。いや 背負うべきなのだろう。起こったことはもうどうにもならない。十字架を背負い続けることが残された者に課せられた使命となるのだろう。 この物語は自殺が起きた後の事です。私達は起きてしまわないようにするべきです。いじめはなくならないと思いますが、誰か一人でも味方が出来ることにより自殺はなくなると思いました。みんなで仲良く中学時代を過ごしたいと思います。

    1
    投稿日: 2014.02.06
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    とにかく重い話だった。。。。 自殺した人間によって親友と恋人のレッテルをはられた級友の苦悩を描いた作品。読むスピードが上がらなくて苦労した。 ここまで苦しむ姿に悲しみさえも覚えた。 救ってあげられなかったことや様々な後悔、いじめとは、家族とは、 様々な切り口から考えされられたような気がする。

    0
    投稿日: 2014.02.03
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    クラスメイトが、いじめられて自殺。見殺しにした生徒を庇う訳ではないのですが、自分も同じ立場にいたら、見て見ぬふりしていたと思います。中学生なんて、学校が全てですからね。大人から見れば狭い世界ですが、当人達には、そこが最大の居場所なんだと思います。そんな居場所に居られなくなるような、庇って自分がいじめの対象になるような行動を誰ができるでしょう。腕力があって、いじめてる人間にも負けない自信があれば、できるかもしれないですね。でも、そんな人間、そうそういないと思います。親も、本気で憎んでいたのではないかもしれません。ただ、この先、生きていく為には負の力が必要だったのかもしれないですね。いじめは、いじめる側が100%悪いと思います。いじめられる側にも問題があるとか、ありえないですよ。人をいじめないと生きていけない人間、ネットなんかでも多いですよね。そうしないと、自分を保っていられないんでしょう。遺書に名前を書かれた2人は、本当に苦しかったんだと思います。いじめの加害者でもないのに、なんでこんな苦しまなきゃって気持ちですよね。申し訳ない気持ちもあったでしょうが、そこまで仲良くなかった人を想って生きていけるほど、人間強くないと思います。当たり前ですが、人の気持ちは悲しんでいても、それだけで埋め尽くされている訳ではないですよね。本音と建前とも言いますが…心の葛藤を見せてくれた作品でした。

    1
    投稿日: 2014.02.03
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    いじめられっこを見殺しにしたクラスと、家族と、親友にさせられた自分と、それからのこと。 誰が悪いのか、自分はどうすればよかったのか、十字架を背負って生きていくこととはどういうことなのか、それぞれが抱える思い、悩み、苦しみを主人公視点で描かれる。主人公の手記のような書き方なので感情移入しやすく、光景が目に浮かぶ。いじめっこのその後は何も書いてなかったけど多分本当に時間が経てば何もなかったかのように消えるよねーとおもう。 フジシュン、遺書、あのひと、サユ、貯金箱、図鑑、十字架の言葉とナイフの言葉、ページをめくる。

    0
    投稿日: 2014.01.31
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    このぐらいの重さのやつを読みたかったんすよね、ちょうど今。 構えたところにスパーンとくる重さ。 おもしろかった!

    0
    投稿日: 2014.01.31
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    こんな十字架をこんな年齢で背負うことになるなんて、どうして?どうすれば?答えのない質問ばかり浮かびつづけた。 あまりにも大きすぎる荷物に、戸惑いながら悩みながら正直な気持ちがつづられていた。 親の年齢が近くて、そちら側で見ても読んでてつらくて辛くて・・・ 中学1年の息子の母親として読むほかに、意外にも今でもくっきり思い出せる自身の中学時代とつい重ねてしまう場面もあった。 苦しい思い出ほど、鮮明だ。 目立たないように、気を使ってばかりの自分の中学時代。 特にものすごい問題があったわけではない。でも、自分がどうにかこうにか、ようようやり過ごし終えたその時代に、もしも戻れるといわれても戻りたくはない。 これから、子供たちがここを通って行くのだと思うと、とにかくどうかどうか無事に通り過ぎてゆけるようにと祈る。

    1
    投稿日: 2014.01.29
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    重い。 主人公とサユに架せられた責任はそこまで大きいのか? 読んでいて苦しかった。 でも最後のサユの手紙と最後の場面でなんとなく救われた気持ちになった。 「重たい荷物と一つになって歩いているんだ。荷物を降ろすことはできない。」 サユのこの言葉が忘れられない。

    0
    投稿日: 2014.01.29
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    ナイフの言葉と十字架の言葉。十字架は一生背負わなければならない。いじめは何もしなかったということもまた罪だと思った。かなり、重い話だったが最後だけ救われた気持ちになった。

    0
    投稿日: 2014.01.12
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    避けては通れない話題。重松さんの作品の中でも、群を抜くぐらいヘビー。 久々に読み進めていて気持ちが重くなった。 「ナイフの言葉が痛むのは刺された時だけ。一番痛むのも刺されたその時だけ。でも、十字架の言葉は背負わなくてはならない。生きている限る背負わなくてはならない。途中で降ろす事もできない。」 この台詞がいつまでも心に残った。

    0
    投稿日: 2014.01.09
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    初重松さんでした。なのに重いテーマの作品を選んでしまった感ですが、加害者でもなく被害者でもない、その他大勢側の視点から描かれていたのが新鮮でした。「息子なんだ」というお父さんの言葉がずっしりきます、この作品にかかわらず、いじめをテーマにした作品は世の中に沢山出ていてそれぞれの背負っていくべき思いなどが目に触れているのに何故世の中から無くならないのか・・・。

    0
    投稿日: 2014.01.06
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    いじめで自殺したクラスメイトの遺書に全く親友ではないのに親友と記されて一生「十字架」を背負うことになった主人公の話。重松清はこういう現実的なヒリヒリした青春を扱わせると一級品の作品を書き上げる。「ナイフ」や「疾走」も名作だが、今作もその仲間入り。

    0
    投稿日: 2014.01.05
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    いじめを見て見ぬ振りしていた主人公。いじめられっこが書いた遺書には親友として自分の名前が。 記者が効いてた。 自分ならどうする?理想と現実って違うから、考えても考えても自分のことを嫌いになるだけだった。 こどもに読ませたい。

    1
    投稿日: 2013.12.30
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    この本の感想としては落第かもしれないが、十字架を背負い込もうとする向きというものも人間にはあるのだと思う。この登場人物たちにも。 そんなことを、「あのひと」が十字架に向かうところでいよいよ強く感じてしまったあたり、この本の感想としては最低の部類だろう。 重松は清すぎる。

    0
    投稿日: 2013.12.18
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     生きる上でできれば出会うことなく関わることなくそして背負うことのないものでありたいものを背負うことになってしまった人達の永い運命の物語でした。甘い考えや優しい言葉を捨て、現実と向き合うことの厳しさが切ない位に描かれています。  さまざまな方面からの前評判からできれば読まずにおきたい作品のひとつでしたが、機会があり手にとり読了しました。  あとがきまでを通じて作品を書くうえで重松氏も作家としてのひとつの十字架を背負われたのかなっと思い心に沁みました。

    0
    投稿日: 2013.12.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一場面、一場面が、心に響いて、心の奥深くに訴えかけてきて、心を震わせ、悲しく、辛く、行き場のない思いを抱かせる。 ずっしりと、重い作品だが、嫌な気分になるのではなく、読んで良かったと思えた。 --- いじめを苦に自殺したあいつの遺書には、僕の名前が書かれていた。あいつは僕のことを「親友」と呼んでくれた。でも僕は、クラスの苛めをただ黙って見ていただけだったのだ。あいつはどんな思いで命を絶ったのだろう。そして、のこされた家族は、僕のことをゆるしてくれるだろうか。

    1
    投稿日: 2013.12.08
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    いじめって本当にどうしようもなく生産性のないものだ。それでもいじめ自体は生まれて、無くならない。 加害者も被害者も傍観者も、誰が一番最低だ、とは言い切れないと思う。この立ち位置だってふとした事で変わるし、先生や親に解決できることでもない。 テレビでいじめはダメ!あってはいけない!みたいな報道をしていると、ため息がでる。 この本に描かれているいじめはリアルだ、と思った。ちょっと救いがあったのがよかったな フジシュンくんには、その時に1人でも味方がいるってことがどれだけ心強いのかを知ってほしかった。

    0
    投稿日: 2013.12.08
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    自分が直接暴言を吐いたり暴行したりしなくても、見て見ぬ振りをして手を差し伸べない周りも結局はいじめをしている人たちと同罪なのかなと考えさせられました。 中高生はもちろんのこと、大人にも読んでほしいと思います。

    0
    投稿日: 2013.12.08
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    ものすごく考えさせられるというか、 印象に残る話。 面白いからでなくメッセージ性の強さから、広く読んでもらいたい。 学校で自殺した子をめぐり、彼の両親や弟、同級生や本件を取材する記者の話。 亡くなった我が子はもう成長しないのに、 同級生はどんどん大きくなっていく。 思い出でしか息子を語れないから、 同じ思い出話を何度も何度も繰り返す 生前、対して仲良くもなかった同級生を、そうとは知りつつも息子の親友と思いたがり、家に迎える そんな母親の思いも、当事者である同級生を頑なに拒絶する父親も、 大好きな兄を突然奪われ、同級生を恨む弟も。 遺族の気持ちを思うと、やっぱりやるせない。 亡くなったものは戻ってこない、 後悔と後味の悪さだけが残る。 記者の言葉は心に刺さる言葉だった。 まだ幼い同級生たちに容赦ない言葉を浴びせる場面が印象的。

    0
    投稿日: 2013.11.23
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    かなり暗く重い話です。 主人公が加害者でも被害者でもなく ただ自殺した少年の遺書に「親友」と書かれているだけってのは凄い設定だと思う。 自殺した少年とそれに巻き込まれた 第三者のお話なのかなぁと

    0
    投稿日: 2013.11.19
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    いじめ、自殺、遺族、傍観者、贖罪、十字架 倫理観や常識的な理解があったとしても この物語では他人をいじめるのはよいことではないという 結論には至らない。と私は理解した。 この物語は自殺による遺族・いじめの傍観者=自殺により遺された者 が、いかに誰かがいなくなった世界、人生を生きていくのか その世界を作り出した責任を自分なりに負っていくのか 誰かがいなくなった世界を受け入れていくのか それにはいかに時間がかかるのか、 一方の残されたものは時に他人を意識的に傷跡を残してでも 何かを突きつけたいと思うものか、そして時間の経過が何をもたらすか、 そして、もう一方は、どれだけその時の自分に向き合って、 時間の経過を徒な忘却、癒しに使わず、 自分の保身のために勝手な解釈でかわさず、 向き合い、受け止めて背負ったか。 単に痛みが消える、忘れることができるのではなく 魂が解放に向かう茨の道を一方当事者の目から描いた物語 と読んだ。

    0
    投稿日: 2013.11.06
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     いじめを苦に自殺したあいつの遺書には、僕の名前が書かれていた。あいつは僕のことを「親友」と呼んでくれた。でも僕は、クラスのいじめをただ黙って見ていただけだったのだ。あいつはどんな思いで命を絶ったのだろう。そして、のこされた家族は、僕のことをゆるしてくれるだろうか。吉川英治文学賞受賞作。

    0
    投稿日: 2013.10.20
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    同級生を亡くした、主人公と少女、そしてその周りの人々のお話。 いじめ、とはどういうことか、うまく言葉にはならないが感じられるものがある。 子どもが中学生くらいになったら、読ませたい。

    0
    投稿日: 2013.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    レビュー書くのにずいぶん時間があいてしまった・・・それくらい重い内容でした。 私も2歳の息子がいるので、いじめは怖い。する側になってほしくないし、される側になってしまうのも怖い。 だけどそれを見てるだけなのも罪なんだ、と改めて思わされた。 でも、見てるだけだった主人公に、そこまで重い十字架を背負わす必要があったのか?とも思う。 自分が自殺した子の親だったら・・・と考えてみても、主人公にはそこまで恨む気持ちは生まれないと思うし、自分が主人公の立場だったら、やはり露骨に「やめなよ!」と言えるとは思えない。 そういう意味では、事件後あんまり出てこなかった「いじめた側の子」の方があまり苦しんだりしてなくて、十字架を背負った感じがなかったのが物足りなかった。 自殺した子の親も、記者も、主人公を責めすぎだよ・・・とかわいそうになった。

    0
    投稿日: 2013.10.03
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    重松清は「その日のまえに」が好きで、その後にいろいろと読み始めた。十字架は成田空港でドイツに出発する前に何か買わなければいけないと本屋に駆け込んだときに、イチオシだったので先入観なく買った。 基本的にはいじめを苦に自殺してしまい、残された家族、クラスメイトのその後の話。さすがに心の描写や難しい微妙な言葉や感情の表現はうまいが、物語としてはそれほど心に引っかかるものはなかった。 いじめられているのを見て見ぬふりをすることの重さはよくわかるが、そこまで責められなければいけないものなのか。自殺した男子生徒が好きだった女子生徒がそこまで背負わなければいけないのか。どちらかといえば、自殺した男子生徒よりも残された2人に同情してしまう。

    1
    投稿日: 2013.09.23
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    一歳になる息子がいる この子が、いじめる側・いじめられる側・見て見ぬ振りする傍観者側、どこかに所属したとき、自分はどうするだろう 親になった今だからこそ、眠れず考えこんでしまった 人は忘れる生き物だからこそ、長生きできる、 と何かで読んだことがある だからこそ、忘れた頃にまたキッカケを作って、立ち止まって考えなければならない この作品は定期的に読みたい

    0
    投稿日: 2013.09.19
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    重い・・・重すぎる・・・ これぞ重松ワールド。 新幹線の中で読んでて、 鼻がシュンシュン言ってるの誤魔化すのに必死(苦笑)。 自殺って、する方も相当辛かったんだろうけど、 やっぱり残される側の方が辛い。 でも、こんな重たいテーマを苦い読後感にしないとこが、さすがと思った。

    0
    投稿日: 2013.09.08
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    息苦しい重たい本です。十字架かぁ。いじめを苦に自殺ってニュースであるでしょ?どれだけの子どもが死んで、どれだけの親が悲しみ、どれだけの人の人生が揺さぶられるのか…。本を読む前だって考えた事はあったけど、この本を読んでもっと想像できるようになった。それでも当事者の気持ちなんて本当には分からないけど。それでも、この本が多くの人に読まれて、皆が痛みを想像する力が高くなったらいいな、と思う。本の力ってすごい!読んで良かった本になりました。

    1
    投稿日: 2013.09.03
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    中学二年生に同期生が自殺した。 彼はいじめられていた。クラスの誰もがそれを知っていて、止めなかった。 彼の父親は、いじめた生徒だけでなく、止めなかった生徒のことも許さなかった。 許されなかった者が背負った荷物。 残された家族の悲しさや大変さ… 同期生が大人になるまでの長い長い物語。 2013.8.31

    0
    投稿日: 2013.08.31
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    とても辛い話だった。とても重い話だった。 いじめられた人。いじめていた人。それを見ていた人。誰もがみんな、重い十字架を背負う。

    0
    投稿日: 2013.08.27
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    引き込まれるように読めた。 重い話なのに、グイグイと読み進められます。 登場人物の心の葛藤が、語り過ぎず、それでいて手に取るように伝わるかんじ。

    0
    投稿日: 2013.08.23
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    いじめで自ら命を絶った少年。いじめを傍観して見殺しにした同級生が十字架を背負って生きてくお話。辛い内容ながらも読んで良かったと思う。学校や会社とか組織になると何でいじめはなくならないのか哀しくもなる。自分は傍観者になっていなかったかと問う、心が揺らぐ。

    0
    投稿日: 2013.08.17
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    いじめ、なくしたくてもなかなかなくならないもの。軽い気持ちでしたいじめが分別のつかない子どもにとって、取り返しのつかないことになりかねない。命の重み。友人、その被害者の親、家族、また、加害者やその家族が自殺の後どんな気持ちで人生を過ごさなければならないのか。そんないじめが命を軽視する行為であることを改めて考えさせられる一冊である。

    0
    投稿日: 2013.08.17
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    重松作品で、このタイトルなら だいたい こんな話だろうなぁ。。。とは 思ってましたが、やはり。。。でした。 重い話でした。 いじめ、いじめられた方といじめた方。 そして、『なにもしなかった』方。。。 いろんな立場で読めて、 微妙に自分ともリンクして。。。 時々 たまらなくなって号泣してしましました。 つらい、ほんとに つらい話でした。 けど、読後感は そこまで沈んだものにはならなかった。 ほんとに 信じるしかない、です。

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    投稿日: 2013.08.09
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    読書感想文にしようと思ってかりた一冊・・・。 残した手紙になんであの二人を書いたのか、それがわかった時 もう、肩がどんっとおちてくるような感じでした 。 読みやすくて感想文にしやすそうで良かった

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    投稿日: 2013.08.07
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    いじめを苦に自殺した男の子、その回りの人間が 十字架を背負って生きていくお話。 主人公と中川さんの関係がとにかく切なくて。 一緒に痛みを分かち合い過ごして、でもそれって“好き”とは 微妙に違って、一緒にいたいと思うほど離れるって 選択肢しかなくて。ラストの手紙…素敵。 物語全体を通しては「再生」がテーマ。 痛みを解決してくれるのはほんと時間なんだなってしんみり。 いや、ずっしり。 十字架って、重い。 いつか違った形であれ背負うことになってしまったときに、 しっかり歩いていけるような強い人間になりたいです。

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    投稿日: 2013.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中学2年でいじめを苦に自殺したあいつ。遺書には4人の同級生の名前が書かれていた…傷つきながら手探りで進んだ20年間を丁寧な心理描写で描く物語。あいつを見殺しにした《親友》の僕と、遺書で『ごめんなさい』と謝られた彼女。進学して世界が広がり、新しい思い出が増えても、あいつの影が消え去ることはなかった。大学を卒業して、就職をして、結婚をした。息子が生まれて、父親になった。「どんなふうに、きみはおとなになったんだ。教えてくれ」あいつの自殺から20年。丁度中学2年の息子がいて内容が重く感想がかけない感動作。

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    投稿日: 2013.07.26
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    いじめを苦に自殺したフジシュンの遺書には親友として僕の名前が書かれていた… いじめを傍観していた子たちが何年も何年も十字架を背負いながら成長していくお話ですが、重松清作品にしてはちょっと都合がいい話というか、イイ子すぎる! と思っていたら他の方のレビュー見て昭和50年代だったと思い出して納得。 今の時代、SNSやアプリなどでの交流が盛んな世代はこんな風にならないんじゃないかと思ってしまう。 事件現場でスマホで写真撮ってSNSにアップしたり、人を殺しておいてLINEにポエム綴っていたり… 目の前で起きていても「人ごと」になってしまっているような気がする。 でもこの作品を読んで「今じゃこんな真摯に背負ってくれる子あんまりいなさそう」と思ってしまう自分もやだな。 2013/07/16-20

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    投稿日: 2013.07.20
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    重かった…とにかく重かった。いろいろ考えさせられたけど、それ以上に重すぎていっぱいいっぱいになっちゃった。暖かい家族モノが好きだなぁ。

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    投稿日: 2013.07.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    フジシュンと呼ばれたその少年は、 14歳でこの世を去りました。 いじめを苦にした自殺でした。 第一発見者は、少年の家族でした。 少年は、遺書を残していました。 遺書には四人のクラスメイトの名前がありました。 二人は自分を虐めた犯人。 一人は片思いの女性。 そしてもう一人は、親友。 その日から彼らクラスメイトは、心に十字架を背負って生きていかなければならなくなりました。また少年の家族は、自ら十字架を背負って生きていくことを選びました。 人は、決して忘れないと心に誓っても、時間とともにその記憶は薄れていきます。いつしか背負った十字架の重ささえも、忘れてしまうのかもしれません。 忘却とは私達にとって呪いなのか、それとも救いなのか、そんなことを考えた作品でした。

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    投稿日: 2013.07.15
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    ドキュメンタリーのように、気持ちや描写が映像のように読み取れます。一人の命はいじめた者だけの責任ではない。

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    投稿日: 2013.06.30
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    十字架・・いじめの加害者でも被害者でもなく、被害者の友達?に勝手にえがかれてしまった人の苦悩。 なんかせつない。 ほんとこういう場合どうしよう、って思う。 残された人の背負う十字架・・。それは想像以上にきついものだと思う。 それがよくわかる、考えさせられる作品でした。

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    投稿日: 2013.06.29
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    さすが重松さん、読みやすい。 だけどもテーマがテーマだけに、難しいな、なんか引っかかるな、という思いが。 お父さんを、 あのひと と表現したのはとても効果的だと感じた。

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    投稿日: 2013.06.25
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    久々に読む重松清作品。一気読み。 号泣しました。 多くの人に読んでもらいたい本です。 森の墓地、いつか行ってみたいな。

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    投稿日: 2013.06.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    切ない。そしてとても深い話だった。「流星ワゴン」と並ぶ傑作だと思う。しかし、こちらのほうは救いのない、とてもやるせない話だった。 いじめについては、言葉にすれば全て陳腐になってしまいそうなので一つだけ。子供のいじめの原因は大人にある。大人が世の中を変えないかぎりいじめはなくならないだろうと思う。

    0
    投稿日: 2013.06.23
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    いじめをテーマとした、さすが重松さん…と超納得の一冊。 十字架を背負うとは、背負わされるとは、残された者として生きるとは…。 ストックホルムの「森の墓場」に行きたい。絶対行きたい。

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    投稿日: 2013.06.22
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    とてもとても重たい話でした。 子どもを亡くした親の気持ちが痛いほど伝わった。 いじめはいけないけど、自殺したら、みんなを不幸にするよ。 子どもたちには、頑張って生きてほしい。

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    投稿日: 2013.06.18
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    十字架、読了。 本の帯に面白くてタメになるって書かれていたが、私はそのようにかんじなかった。 傍観者でいることについて 十字架を背負うということについて 考えさせられた。 重松さんが書く作品は、現実味があり、想像しやすいため、ずっしり心にのっかってきた作品。

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    投稿日: 2013.06.15
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    「とんび」の他にも重松さんの作品が読みたくなり購入しました。 見て見ぬ振り・・・が多いこの世の中で、自分がユウくんのように十字架を背負えるかはわからないれど、自分にウソはつきたくない。 多感な年ごろの娘にも読ませて、一緒に感想を討論したいなぁ。。。

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    投稿日: 2013.06.13
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    背負った荷物は、降ろすのではなく、背負えるように足腰を鍛えていく。さらに、前に抱っこして持つとか、肩を替えるとか、みんなで持つとか、ときどき休むとか、時間をかけて荷物を大事にしていくと、いつの間にか、自分の体と一体化している。そんなイメージを持てた本でした。

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    投稿日: 2013.06.09
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    重松清の作品を読むのは これで二冊目になるのですが すごくいいお話でした 十字架という言葉の重み それを一生背負って行くふたり ふたりがとても痛々しかった でもそれがこのふたりの 「罰」なのかなと思います わたしはなにもしてない わたしはただの傍観者 そんなことではいけない ちゃんと正義を貫いて、 自分の背中を押してあげて。

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    投稿日: 2013.06.07
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    読了後すぐ森の墓地の画像検索をした。 見るのが…苦しい…。 もうこの先ずっと、 世界遺産として見る前にこの小説を思い浮かべてしまうだろう。 重い内容だった。 ズーンと何日も引きずってしまうような、 自分に、 あなたも人を見殺しにしてきた事があったのでは?と問うような。 それぞれに背負わなければならない重い十字架。 けれどサヨちゃんの、サヨちゃんの背負った十字架は、 重すぎやしないだろうか。

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    投稿日: 2013.06.02
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    作者の伝えようとするところは分かっても、どこか遠いのはあたしの考えが幼くて他人事意識があるのか、親でないから想像力が足りないのか… 学校側が生徒やを守ろうとする想いはわかってもやり方が許せない、とそんな田原さんの考えは同感。結局学校側が守りたいのは生徒ではなくて、学校の立場や自分の立場。 いじめっ子達を除けば、それぞれの立場としての気持ちや行動はわかる、って思う。ってことは、あたしも誰にでもなり得るってことなのかもしれない。みんなそうだが、他人のことは他人事、自分のことはおおごと。 ひとつだけ理解出来なかったのは、サユの電話の一件を後に知った健介の台詞はショックなのは分かるし、サユも言ってはいけなかったけど、そこまでいう必要あるかな?って。

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    投稿日: 2013.05.27
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    いじめにより自殺した中学生と遺書に記された4人の同級生… 「なぜ、見殺しにしたのか?」 いじめた者にもいじめを傍観した者にも怒りを向けながらも、我が子を助けれなかったことを責める親… 時間の経過とともに、失われることと、変わらず背負い続けること… それぞれがそれぞれの重い十字架を背負う。それでも生きていく。 命の重さを心の深いところで感じた読物です。

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    投稿日: 2013.05.20
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    友人が自殺したことで、残された人たちがどのように生きていくのか・・・ 謝っても許されず、長いこと苦しむ主人公に なんだか自分自身も重い荷物を背負わされた気になりました。

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    投稿日: 2013.05.20
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    いしめを苦にして自殺した同級生に遺書の中で『親友』と名を遺されていた主人公。 彼を『親友』と思ったこともなく、ただいじめを見て見ぬふりした他の同級生たちと変わりなかったのに。

    0
    投稿日: 2013.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    □概要 いじめを苦に自殺した同級生の遺書に主人公の名前が登場するところから物語が始まる。 □読者に与える影響 いじめについて、親と子の関係について、そして死を生きる人がどう背負って生きていくのかを考えさせられる一冊。 □みどころ+感想 ノルウェイの森で「人は死ぬことによって生きている人と間が切れるのではなく、より深い不思議な関係が結ばれる」みたいなこと言ってたけど、それを本一冊使って具体的心情と状況を描いている。 加えて、自殺をきっかけに始まった新たな人間関係が数多く描かれており、数奇な運命と主人公の背負った十字架の重さが伝わってくる。主人公から見る遺族は腫れ物のようで触りたくはないが2回目の見殺しをしまいと必死になって関係を作ろうとする、遺族は主人公を遺言通り親友だと信じて(本当はそうでないことはわかっている)接しているが決して許してはいない。積極的にあいたい関係ではないがどこか支え合って憎しみあう、そんな不思議で深い人間関係を現実の世界で自分はいくつ作り、そしてこれから作っていけるだろうか。 □気に入った言葉 ・人の傷つき方には2種類ある「ナイフ」「十字架」 「ナイフ」は傷ついた時が一番痛いが、徐々に癒えていく。十字架は一生背負って生きていかなくてはならない。 ・人の記憶とは川のように流れてきえていく物ではない。波のように寄せては返す。荒れる日もあれば静かな日もある、それを繰り返しようやく沖へ流れいていく。 個人的にはアスプルンドの森の墓地が重要な場所になっていることが興味深い。

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    投稿日: 2013.05.17
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    いじめで自殺した中学生が残した遺書。残された家族と、遺書に名前を書かれた同級生の物語。十字架を背負って生きてゆくって、想像を絶する。

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    投稿日: 2013.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自殺してしまったクラスメイトの遺言に充てられた、主人公らの名前。 葬式での出来事、その後の許さないと言われた子達の人生、感謝を綴られた少女の人生、亡くなったクラスメイトの家族の人生……。 いじめ・自殺という簡単な言葉だけでは表せない一冊。

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    投稿日: 2013.05.04
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    いじめを苦に自殺した中学生の遺書に、個人名を書かれてしまったクラスメイトや、自殺した子どもの両親の心情を鋭く深く書いた話。自分が親だから自殺したこどもの親の気持ちに共感してしまう。とにかくつらい。年月がたてば怒りもおさまってくるのだろうが、許すなんてことは当然できないだろう。友人の代わりは、いずれ現れるであろうが、親にとっては子どもの代わりは二度とあらわれない。自殺に追い込んでしまったクラスメイトはもちろん、いじめに気づくことができずに助けられなかった親も一生、この痛みを背負っていかなければならない。

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    投稿日: 2013.04.30
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    途中から涙が止まらず、ティッシュペーパー片手に一気に読み終えました。読み終えて、いろんな気持ちが溢れてきて、どう言葉に綴ったらいいのかわかりません。 ただ、多くの人に読んで欲しい作品だと思います。 また時間をおいて読み返してみたい作品です。 表題の「十字架」という言葉が、とても重く感じられました。

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    投稿日: 2013.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    重松さんは大好きな作家であり、 それゆえに新作が出ればすぐに買って読んでいる。 本作はいじめを苦に自殺した同級生の周りの人々のその後の人生を描いた物語である。 共感できる部分もある。 メインの登場人物の優しさを感じた。 例によって、良いお話であったが、 これまでの作品と似ているとも感じた。 (重松さん自身が同じような作品を書くと公言しており、 わたしがこれまでの作品を読みすぎたためであるが。)

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    投稿日: 2013.04.28
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    自分の心に本当に重くのしかかった。 いじめとはなにか。 いじめの傍観者でいることがどれほどひどいことか。 子供とはなにか。 親とはなにか。 本当に様々なことを考えながらよんだ1冊だった。 自分の中学生時代を思い出し、いろんな思いを馳せることができた。 読んでよかった。 本当にそう思える1冊だった。

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    投稿日: 2013.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いじめを「見ていた」人の話。 重い。息が詰まりそうになるほどに重い。 一方で子をいじめで亡くした親や家族の思いを「見ていた」主人公は受け止めながら生き続け…… 正直、読んでいて辛かったです。 何と言っても痛いです。 何から何まで、やるせない気分が拭えません。 本としては面白かったのですが、いじめ自体がなくなって、こんな本がただの「物語」になる日が来れば良いと、読み終わってから珍しく真剣に考えてしまった一冊です。

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    投稿日: 2013.04.24
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    新聞で報道されてるいじめ問題を、より詳細に鮮明に記録されているかのような印象を受けた。いじめもそうだけど、誰しも後悔するようなことを抱いて生きてるのかもしれない。サユと、映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」の主人公には、似たようなものを感じた。

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    投稿日: 2013.04.17
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    いじめーこれは一生なくならない問題。 心に強さも弱さもない。誰かが推し量る事のできる事ではない。 人間の細胞がふくざつに構築されている以上に、人の心は複雑である。主人公の気持ちは私には正直わからないし、わかるなんて薄っぺらい言葉で片付けてはいけないと思う。 ただ、わたしには、この世にいない人を忘れたくないのに忘れてしまう、年月の経つ怖さや人間の構造について何ともいえない葛藤を理解できる。そうこういう痛みは経験してないと薄っぺらい感想にしかならない。

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    投稿日: 2013.04.14
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    自殺した同級生に身の覚えもなく「親友」と遺書に書かれてしまった男性の物語。 重松清さんの作品を読むと、心をやすりでじょりじょり削られるような息苦しさを感じてドキドキする。この物語にでてくる週刊誌の男性は、主人公たちに対して冷酷な言葉を突きつけますが、重松清さんとこの男性が重なってしまう。

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    投稿日: 2013.04.09
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    残酷すぎる描写はなかったので何とか読めた。保身のために見て見ぬふりをしてしまう気持ちは私も含め誰もが持ってると思う。この本を読むことで、そういう問題がなくなるとは思わないが、それでも誰か・何かのきっかけになればいいと思った。

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    投稿日: 2013.04.06
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    僕の場合、本を買うときの行動パターンはだいたい2種類に別れる。 「こういう本が読みたいな」という本を探して買う。 何気なく本を手にとったら「ああ、こういう本を読みたいと自分は考えていたんだな」と気付かされて、買う。 『十字架』は確実に後者です。こういった本との「出会い」があるから読書はやめられない。 探していたわけではないのだけれど、手にとった瞬間に分かる。「あ、これは読みたかった本だ。」あるいは「きっと読みたい文章がこの中にある!」と気付かされる感覚。 いじめに関する小説を探していたわけではないけど、「今これを読むべきだ」と直感して購入しました。 直接的ないじめの加害者でも、被害者でもない人にスポットを当てた作品です。人の命を背負うということ、人の言葉を背負うということがどれほどに重く、責任あることなのか。 ―いじめは幼くなどない。ひとが死んでしまうほどのことを、子どもの幼い世界の間違いで終えないでほしいーこれは大人になって思うことだ。 あとがきを読んで、この作品を書くにあたっての重松清の小説家としての覚悟にも感服しました。重松清本人が、十字架を背負って書いた物語でした。

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    投稿日: 2013.04.03
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    十字架を背負う覚悟で読むべし。意図していなくても、人を傷つけてしまったことはあるはずだから。故意に人を傷つけたことがあるならなおさら覚悟して読んだ方がいい。逃げてはいけない。

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    投稿日: 2013.03.31
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    今、イジメや体罰が問題視されているが、客観的に直接的な被害者、加害者でもない第三者に焦点をあてた内容は初めて読みました。 今までweak tiedであったフジシュンの両親、そして同級生の女の子との関係がフジシュンの自死をキッカケに強い繋がりになっていく。 読むのが辛い部分もありますが、イジメが原因で死を選んでしまうこと、人の死が残された者にどう影響を与えるのか、フィクションであるが一つ起こりうるケースとして知っておく、考えていかなくてはならない内容だと思います。 最後の終わり方には、少し救われました気持ちになりました。

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    投稿日: 2013.03.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    重松さんの作品は良い意味で重い。よくあるテーマながら言葉の一つ一つに深みがあり考え、共感させられる。 「寂しさってのは、両方で分かち合うものじゃないんだ。自分は寂しがってても向こうはそうでもなかったり、その逆のパターンだったり…片思いみたいなものだよ。だから、寂しいっていうのは、相手がそばにいないのが寂しいんじゃなくて、なんていうか、そばにいない相手が、自分が思うほどには自分のことを思ってくれてないんじゃないか、っていうのが寂しいっていうか・・・その寂しさが寂しいっていうか・・・」

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    投稿日: 2013.03.29
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    担任の先生が自分の中学生時代の先生にそっくりで、かなりびっくりしました 読んでいると、自然と重なりました 自分の責任を棚に上げ、生徒を責める教師、そして生徒もまた、見て見ぬフリしていた自分たちの責任を棚に上げ、教師に責任がある、という。 でも、結局答えは出なかった。 主人公は大学生になっても、答えの出ない問題に苦しみつづけた。 きっと、世の中で起こる事件や問題は、すべての人が被害者であり、加害者なのだと思う。 責任を押し付けあうのではなく、これから同じ事件が起こらないように、一人一人が変わることが、大切だと分かった。

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    投稿日: 2013.03.26
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    残された人達のそれからの話。前に進もうとすればするほど苦しくなる、簡単じゃないことばかりで立ち向かってみようとして逃げ出してみたり。でも人ってそんな感じなのかもと思いました。

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    投稿日: 2013.03.24
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    ふた昔前のいじめから始まる話。 いつの時代にもどんな集団でもいじめはあるんだ。 人は忘れていく生き物だけど 人の死はなかった事にはならないから 思い出さなくても心のどこかには一生ある。 それでも死んだらいけない。 学校なんか行かなくていい。 ただ、親より先に死んではいけない。

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    投稿日: 2013.03.24
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    いじめや教育を題材にした小説はたくさんあるが、静かにしかし説得力ある傑作だろう。いじめを傍観する者も加害者-。学校だけでなく、職場などでも起こりうるありふれた日常に警鐘を鳴らす。 独白形式で物語がすすむが、感情移入して読む作品と言うよりは、自分の心に問いかけながらじっくりと読める。

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    投稿日: 2013.03.15
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    いじめ自殺した「親友」。主人公はただ見ているだけだった。 世間に蔓延する"見殺し"を中心に、残された人々の生涯を描いた作品。 今はどうしても子供側の立場で読んでしまうから耳が痛い箇所も多い。 けれど親側が理解できる年齢になってから読んだら、胸が締め付けられる思いになりそう。

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    投稿日: 2013.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    重苦しく暗いバージョンの重松節が炸裂。 それでも生きていく、それでも前を向く、 十字架は下ろすことはできなくても、踏ん張って、 そして幸せになれるといいなあ。

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    投稿日: 2013.03.11
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    いじめを機に自殺してしまったふじしゅん。いじめを周りで見ていた生徒やふじしゅんの両親、遺書に名前を書かれてしまったゆうとさゆ。それぞれ色々な思いを抱えながら年を重ねていく。子どもに対する親の思いなど今まで考えもしなかった命の大切さを教えられた。重松さんの作品は最初は暗い話から始まるが最後は必ず希望へと繋がっていく。そこがすごく好き。 これからもどんどん作品を読んでいきたいと思う(*・∀・)

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    投稿日: 2013.03.11
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    ーフジシュンじゃなくてもよかったのだ。ー この言葉を簡単に通り過ぎてはいけない。 世の中には何気なく決められる事が沢山あり、その何気なさはつまり、自分ではなく他人への思慮を表している。 たまたまフジシュンが選ばれたわけではない。あらゆる何気なさが集まり、罪へとカタチを変えた。 学校という競争社会に詰め込まれた、争いを知らない子供達は、武器の使い方など知る由もない。 銃を振り回す者、銃弾を避ける者、そして流れ弾が当たる者。 大人達は教えなければならない。 誰かを守ることが最大の武器である事を。

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    投稿日: 2013.03.09
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    もう一度、読みたい。 何もあそこまで責めなくても…と思う人は、実際傍観者しちゃってる人だと思う。 あの記者と同じく、「責められなきゃ何も気付けない」 傍観者も罪だ 重い十字架背負って生きてく。それを気付いた時、気付いてないものに訴えなくてはいけない。この本が出て良かった。 どんなにいじめ相手が怖くても、立ち向かわなきゃいけない 匿名で出来ることは色々ある(録音するなり、証拠集めたりあらゆる機関に提出したり)それを教えて気付かせるのはきっと………… 私達しかいない。 追記 もし、自分の息子がいじめにあって自殺したなら 気づかなかった自分を責める前に、原因となったいじめた奴を絶対許さない。報復させる。これが親の真っ直ぐな心情。やり返しは良くないとかいじめた奴の心が可哀想とか知らない。 絶対許さない、潰してやる。 これが、 親の気持ちだ

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    投稿日: 2013.03.08
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    いじめによる自殺のニュースを耳にする度に思う。 私が学生の頃よりいじめの内容自体が酷くなったのか、そもそも子供達が少し前の子供とは違うのか。 自分の昔を振り返ると、仲間はずれにされたり陰口を言われたり、そんな経験すら貴重な体験だったと思う。 もちろん感じかたは人それぞれで、苦しさや辛さを勝手に決めつけてはいけないけれど。 この本はいじめそのものについてもだが、何よりいじめによる最悪の結末を迎えたその後の人々の心情が丁寧に書かれている。 恨んでいない、憎んでいない。でも許すことはできない。 多分、誰の背中からも十字架が下ろされることはないのだと思う。 いろんな人に読んでほしい本です。

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    投稿日: 2013.03.05