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教場2 お試し特別版
教場2 お試し特別版
長岡弘樹/小学館
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総合評価

91件)
3.5
6
33
34
4
2
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    前作から引き続き読んだ2作目。風間教場は相変わらず。でも生徒は100期生になり一新。前作のラストで、警察にいろいろ思うところある三浦氏も登場。 前作の凄惨な足の引っ張り合いから少しマイルドになった気がする。 警察のいろんなテクニックが結構参考になる。追いかけてる相手を捕まえる時は突き飛ばす方が確保しやすいのは、すごい納得。まあ、追いつく走力があることが大前提なんだけど。むしろ、悪い奴に追いかけられて逃げる方が可能性としてありそう。

    18
    投稿日: 2025.11.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2014年本屋大賞の続編 長岡弘樹『教場2』は、前作に引き続き、警察学校という閉ざされた訓練の場を舞台に、「風間教官」という絶対的存在のもとで人間の弱さと矛盾を炙り出す連作短編である。 それぞれの話が一見、独立した事件や人物を描きながら、通底しているのは“己を見つめる視点の再構築”だ。 風間の言葉や態度は冷徹だが、彼の行動には常に「再生への期待」がある。 この巻ではとくに、「自らの過去」「他者との関係」「職務に向く資質」といった、人間の根幹が試される物語が続く。 『教場2』全体を通じて見えるのは、「警察学校=社会の縮図」という構造だ。 ここで起こる事件は小さく見えても、それぞれが“職務倫理”“自我”“他者との関係”という、警察官としての核心を突いている。 風間はその試験官であり、同時に人間の再生を促すセラピストでもある。 この作品の面白さは、“謎解き”そのものよりも、“謎を通して人間が変化する過程”にある。 一話一話が事件であり、告白であり、懺悔録でもある。 そして読者自身もまた、風間の視線にさらされながら、「自分ならどうするか」と問われる。 小説としての完成度の高さはもちろん、教育哲学的な含蓄の深さにおいても『教場2』は群を抜いている。 冷徹でありながら温かい、理詰めでありながら人情的。 風間公親という人物は、まさにその二面性を体現する“心理の教官”である。 この教場に立ち会った読者もまた、読後には一回り強く、静かに鍛えられているのだ。

    0
    投稿日: 2025.11.03
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    シリーズ2弾。当時話題になったころに読んだと思ってたのだけど、登録してなかったので、登録漏れか読んでなかったかのどちらか。SPドラマを見ていたので筋書きは大体その感じ。『教場』と代は違うと思われるがSPドラマは1と2を合わせたものって感じだね。

    0
    投稿日: 2025.06.09
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    教場シリーズにはまってる 一章ずつで謎が解けていくという爽快感と、それぞれの章で背景が繋がっているという一体感 謎も面白くて読んでいて楽しい

    0
    投稿日: 2025.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1:創傷・・・医師免許を持つ学生 警察手帳に書き込み用の紙は付いていない 2:心眼・・・備品が無くなる 耳たぶは血管が集まっているので感情が出やすい 3:罰則・・・アスパラガス尿症 アサシンズグリップ、拳銃の握り方 肺を撃たれたら胸の上から手で押えていればなんとか呼吸出来る 4:敬慕・・・女性警官 走って逃げる犯人に追いついた時はそのまま前に突き飛ばす 5:机上・・・殺人現場の模擬再現 地域の全不動産業者と顔を繋いで置くといい。余裕があれば宅配業者とも 殺しの手、事件にならぬ足 耐火金庫と防盗金庫、前者は簡単に盗める 6:奉職・・・ ヤバい時は相手の耳を狙い鼓膜を破る

    0
    投稿日: 2024.12.18
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     前作が面白かった分、今作はあまり面白いとは思えなかった。ミステリ-な要素が薄く、劇的な物語の展開が少なかったと思う。また物語性のためにリアリティがだいぶ犠牲になっていると思われた。本作はキャラクターの設定も個性が乏しく、物語展開も平凡であったので、読み進めるのに集中力を要した。

    12
    投稿日: 2024.07.08
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    今作も一気読みでした!前作のラストシーンの伏線がしっかり回収されていたのを見て、思わずニヤリとしてしまいました。今作も個性豊かな卵たちに、風間の観察眼が鋭く突き刺さっていました。

    1
    投稿日: 2024.06.02
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    花見行きたいなw ってな事で長岡弘樹の『教場2』 警察学校なのに犯罪者の巣窟みたいな感じに思えてしょうがないw 相変わらずの風間教官のクールさは嫌いじゃないw まあ、警察官も所詮は人間じゃけぇね、良い所、悪い所有るわなw 初回の方が犯罪者ばかりじゃったんで、2はマイルドな人ばかりに見えるw 2017年11冊目

    0
    投稿日: 2024.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察学校の学生同様に、私も風間教官の人間離れした推察力や厳しさに恐れさえ感じるが、風間教官の優しさが垣間見えるとホッとするし、感動する。 一見地味な雰囲気の美浦だったので、過去からの不屈な精神を知り、驚いた。 風間教官も心から賞賛されておられましたね。 「キミみたいな学生に会えるから奉職できる」というラストの言葉を引き出す美浦、本当に頑張ったんだろうな。 最高の賛辞だと思う。

    5
    投稿日: 2024.02.11
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    淡々として読みやすい。なんとなく前作よりも起こる事件や問題がマイルドになった気がする。桐沢くんのおかげかな?という気がしなくもない。学生だけど先生みたいなので緩衝材になってくれてる気がした。風間さんがモテるのはなんかわかるな…と思ってちょっとクスッとした。

    1
    投稿日: 2024.01.10
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    教場シリーズの中でこれだけ読み忘れてた。 相変わらず学生に引導を渡していく風間だが、見逃した学生も中にはいることが意外だった。 規則は絶対だが、時には柔軟に考えられるところも風間の魅力の1つなのだろうな。 これだけ厳しく、何をやっても見透かされそうな風間は私にとっては畏怖の対象でしかないが、彼を慕う(というか好きな)学生が現れる。これに対しては完全なる塩対応。容姿に自信を持つ少しばかり姑息な学生が投票で自信をなくすところまで計算しているとは…恐ろしい。 最後の章で風間が警察を憎みつつも、警察学校にいる理由が、これ以外はないくらい清々しい。単純な理由だが、大事なことだ。 「会えるからだよ。君のような学生に。」尊敬する人にこんなこと言われたら嬉しいだろうな。 普段厳しく笑顔を見せない人にそう言わせた学生なら、立派な警察になるだろう。

    4
    投稿日: 2023.09.01
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    テレビの影響で2。桐沢、仁志川、そして美浦の話はドラマにはなかったよな、新鮮。風間以外の教官もクセあるな。。 133冊目読了。

    0
    投稿日: 2023.05.13
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    前作がかなりエグい感じだったけど、今作は普通な感じで、ちょっと拍子抜け感は否めないなぁ。でも、風間教官のカリスマ性は健在で(ちょっと丸くなりすぎだけど)、これはこれでアリかな。

    0
    投稿日: 2023.02.08
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    評判高い「教場」2作目。 前に読んだのですが、ブクログに登録していなかったことに気づいて、再読。 警察学校での訓練と、そこで起きる事件の連作短編集です。 教場とは、警察学校でのクラスのこと。 白髪で隻眼の風間教官が、すべてを見抜き、教えます。 「創傷」 元医師という異色の経歴を持つ桐沢篤。 風間公親の指導の厳しさに、不運を嘆いていました。 大切なものをなくして冷や汗をかくことになるが、教官に見破られ‥? この話の問題だけではなく、仲間の様子も出て来て、最後の話までつながっていきます。 「心眼」 あまり意味のなさそうな小さな物があいついで紛失。いじめに遭っている忍野がその理由に‥ 「罰則」 水泳の訓練が大の苦手な津木田。 ある件を目撃されたと思ったが‥ なぜか何も言われず? 「敬慕」 クラスでひときわ美人な菱沼は、広報紙のモデルに選ばれると思っていたが、地味な枝元に票が集まる。 その理由とは‥? 「机上」 強行犯係の刑事になるのが希望の仁志川。 勉強熱心だが‥ 「奉職」 第一話から謎の言動があった美浦。やる気がないみたいなところもあるのに、けっこう優秀? 風間教官の最後の言葉がいいですね! 警察学校で何をどう教えるかの実際と、おそらく教官によっても違うだろう、突然の実際的な指導。 卒業後は交番に配属されるため、一見平和な任務のようだが、巡査が新人だろうと、いつ何が起こるかわからない危険もあります。 そこへ送り出しても大丈夫なように鍛えるのが、教官の仕事。 1作目の方が怖かったですが~警察学校がいつもああでは、さすがに大変過ぎ?(笑) 風間教官の鋭さと、作者の頭脳の切れがかぶります。 感心しつつ、引き込まれました。

    19
    投稿日: 2022.10.17
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    警察学校での具体的な勉強内容みたいなのも数々出てきて、やっぱり大変そうだなと思った。 警察官になるために通る道。 卒業したら警察官になる以外、道はないのだから途中リタイアがあるのは、本人のためにも警察組織のためにも必要なことなのだろう。

    8
    投稿日: 2022.04.18
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    ドラマ化よりずっと前に読了。 その後、 キムタク主演かーー?と違和感を持ったが、ドラマを チラ見した後は他の顔をイメージできなくなってしまいました。

    1
    投稿日: 2022.03.02
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    ドラマを先に見たので映像が目に浮かぶようだった。でも、細かいところで男女が変わっていたりした。相変わらずヤバいやつがいっぱいいた。 あまり、前シリーズとの繋がりはなかった。

    0
    投稿日: 2022.01.10
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    面白くて一気に読んだ。 風間がよく一人一人を見ていることに感心した。 警察学校はその後、研修があるとはいえ、わずか半年で多くのことを学び、現場に出て行くことに驚いた。上下関係が相当厳しく理不尽なことも多い警察官に、志を持ってなろうとする人がい続けてくれることを願うばかりだ。

    0
    投稿日: 2022.01.02
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    前巻よりビックリするようなシーンはマイルドになった気がします。風間教官の推理力は相変わらずで本当に生徒ひとりひとりと向き合っているのだと思いました。

    0
    投稿日: 2021.06.21
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    前巻と比べると、生徒が壊れていくというのか、そういうのは少なくなりました。 風間教官の勘の鋭さは健在でした。

    1
    投稿日: 2021.01.20
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    警察官に求められる要素は多いけど、風間教官が生徒に向き合う時、根底にあるものはいたってシンプルな想いなんだと思った。

    1
    投稿日: 2020.09.12
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    教場を読んでからだいぶ時間がたった。 前作「教場」よりもだいぶライトで風間教官もまるくなっていた気がする。 学生同士の足の引っ張り合いは、相変わらず。 これが警察官になろうとする人のやることとは思いたくないけど、前作のような、学生の身体に直接的ダメージを与えるものが少なかった分、読みやすかったな。 風間教官は厳しくて冷たい人物と思っていたから、最後の言葉は特に暖かかった。 指導官と学生という立場から、警察官として同僚という立場に関係性が変わったからこその、教官として最後の送り出す言葉なんだろう。

    2
    投稿日: 2020.07.05
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    内容(「BOOK」データベースより) 怪物じみた切れ者刑事は、なぜ教官に転じたのか?君には、警察学校を辞めてもらう。“退校”宣告から執行までのタイムリミットは一週間。風間教場に編入された不運を呪いながら、己と闘え。大ヒット警察小説、新章突入! 警察学校小説続編、6話からなる連作短編! お正月に放送された二夜連続ドラマでも観た内容の章もあって 登場人物を想像しながら読めました。 本の続編も読みたいし ドラマの続編も希望!!

    6
    投稿日: 2020.04.14
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    警察学校を舞台にした短編集の第2弾。 警察官になるのは並大抵のことではないのがよくわかるが、他の職業を経験してから転職してきた者がけっこういるのは驚き。 風間教官の洞察は相変わらず鋭い。

    4
    投稿日: 2020.03.03
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    1は漠然と読んでそれなりに感銘を受けたけれど テレビの影響力はすごい。 風間教官はついついキムタクに重ね合わせてしまうしドラマに出てきた登場人物たちの後日談も重ね合わせながら更に物語を楽しめている。 言葉ひとつひとつが深みをまして響いてくる。 厳しい世界に身を置く訓練生たちにエールを送るとともに自分自身も励まされて背中をおしてもらえているような。 次には0を読む予定だが俄然張り切ってしまいそう。気持ちが先走らないよう心して読まねば。

    1
    投稿日: 2020.02.19
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    前作の教場よりは少しマイルド? それぞれ伏線を回収していく感じが 気持ちいいです。 映像化では原作 教場の一作目にはなかったエピソードもあったな、と思ったら こちらの収録作をアレンジというか人を変えてという形で放送されていましたね。 風間教官がもはやずっとキムタクイメージ。 イケメン…(笑) 目端利きすぎて怖いくらいですが、やはりこれくらいの人に見てもらい、認めてもらえるとすごく自信になるだろうなと思いました。 シリーズはまだ0と風間教場があるのでそちらを読むのも楽しみにしたいと思います。

    2
    投稿日: 2020.02.05
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    前作に続き、一教官が生徒一人づつを正していく短編集 やや、恋愛がらみが多めかな? 第4話は、男にはなんじゃそりゃな感じです イヤミスなものもありますが、五話目と最終話が良かったです

    1
    投稿日: 2019.12.08
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    ふと思い立って読んだ続刊。警察官としての訓練を積む警察学校で起こるさまざまトラブルや事件。 前作が思い出せないですが面白かった。ていうか読んでいるだけで冷や汗をかくほど緊迫感がすごい。犯罪者よりもまず教官たちが怖すぎて私はぜっっっったい警察官なんてなれないわ。 ただラストの美浦という生徒の話では感動して泣いてしまった。ちょっとした驚きもあって。 「会えるからだよ。きみのような学生に」なんて風間教官に言ってもらえたらどれほど名誉なことだろう。良かったね、諦めずがんばってきて本当に良かったね!と素直に思うなどした。何度でも言うけど私には無理。 キムタク主演でスペシャルドラマ化がすすんでいるとのこと、とても楽しみです。

    1
    投稿日: 2019.06.30
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    個人的には1作目ほどの衝撃はなく読了してしまいました。構成は前作同様、警察学校を舞台に学生個々が抱えるものをテーマに白髪の風間公親が義眼と心眼で冷徹に、警察官に適している人材かどうかを見極め、半引導として退学届を渡し、最後のハードルを越えられなければ去らざる得ない。必ず各章で伏線があるので、気づかず読み戻ることも(笑) 知らず知らず2ということで、ハードル上げちゃってたかも(^^;

    0
    投稿日: 2018.10.15
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    前作の「教場1」が面白かったので、図書館で借りてきた続編。 白髪隻眼の風間教官は何もかもお見通しで確かにカッコいいが、うーん、ストーリー自体は「1」の方が面白かったなー。 大体こういうのは映画でも何でも「1」の方が面白いんだよねー。 2018/09

    1
    投稿日: 2018.09.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    続編が出ていたので嬉々として借りる。面白かった。ジョーカーゲームの結城と風間教官が似てるというか、構成は同じだと思う。しかし警察学校はこんなに恐ろしいところなのか。6篇の連作短編集。元医者の桐沢が毎回出てくるように、連作具合というかが前より強いような。風間がなぜ教場にいるのか、警察に奉職し続けるのか、最後に「会えるからだよ。きみのような学生に」と言うのがスーパーかっちょいい。鬼のように厳しくても、公平であり確実に真実をついてくる。こんな上司なら憧れられるんだろうな。 2020.9.23 再読。前作と同じく6つの連作短編。前作のエピローグで出た第百期の面々。美浦はなぜまた警察を目指したのか。理由が知りたいわ。最後の風間の言葉が泣ける。「会えるからだよ。きみのような学生に」そしてこの厳しい特訓?を受ける中で、風間を好きになる女性がいるとは。尊敬は愛につながるのか。刑事を目指す仁志川が実際に捜査のまねごとをする話も良かった。卵を見て時夜を求むるなかれ。

    2
    投稿日: 2018.05.23
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    警察学校を舞台とした短編連作、その続編。前作同様、過去をもつ少々癖のある教官、風間のクラスのメンバーたちが繰り広げる学校内でのミステリーであり青春群像だ。 普段一般人の我々が目にすることも耳にすることもほとんどない「警察学校」という特殊な学校のシステムを垣間見ることができること、またそこに集まる将来警察官になろうとする若者たちの実態を(それはフィクションであるにしても)知ることができ興味深く読み進めることができる。 何と言っても謎を含んだ教官、風間の姿に興味が湧き、彼自身のミステリーが今後の作品で明かされることになるのだろう、楽しみだ。

    2
    投稿日: 2018.02.10
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    シリーズ2作品目読了 隻眼の風間は、警察学校の教官だ。 その風間とは、元刑事課にも所属していたこともあり、生徒達から震えあがらせる存在。鬼軍曹ではなく、独自の観察力と洞察力から隠し事は通用しない。 最後の短編『奉職』では、少しだけ人間味の場面があり、ほっとした気持ちになった。 できれば、風間の刑事時代のスピンオフ作品があれば、もっと楽しくなるに違いない。

    1
    投稿日: 2017.12.18
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    警察学校の風間教場を舞台にしたミステリー短編集の第2弾。 警察学校や警察組織のことを垣間見ることができるという面白さもあるし、警察学校における青春群像劇という意味でも楽しめる。ただ、個々のミステリー短編としては、読後感すっきりという感覚はあまり得られなかった(前作もそのような印象)。6本の中では、「心眼」「敬慕」が比較的面白かった。登場人物では、「創傷」の主人公で、前職が医者の異色の警察学校生である桐沢篤が、なかなか良いキャラクターだと思った。

    1
    投稿日: 2017.12.10
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    前の教場の方がすっきりしていた。前作を越えようとした気負いか、肩の力が入り過ぎているような印象を受けた。もっとドラマティックで作り物めいていていい。リアルとは現実世界との呼応ではなく、その作品の中での一貫性にあるはずだから、朝永や風間以外の登場人物の色が薄過ぎる。

    0
    投稿日: 2017.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察学校を舞台に、元強行犯係の刑事だったという超切れ者の教官・風間公親が教える、三十八名の生徒たちの厳しい訓練の日々を描く連作集の続編。 生徒たちのちょっとした仕草から、不可解な出来事の真相、学生たちの心の奥までを見透かす風間教官のキレキレぶりが相変わらず凄い! 白髪が豊かであることがおおいに貢献しているとしても、女子学生が密かに憧れるのも無理もない。 巻末、滅多に内心を窺わせない風間教官の微かな笑み!格好良すぎ! いくらでも続編が描けるだろうけれど、いつか現役刑事だった頃の風間の物語が読める事も期待。

    1
    投稿日: 2017.08.05
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    6月-3。3.5点。 警察官学校の連作短編、第二弾。隻眼の講師が主人公。 色んなクセのある生徒たち、教官たち。 すぐに読めて、面白い。

    3
    投稿日: 2017.06.08
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    面白い。面白いんだけど主役の風間はなぁ・・。 学生がちょっと不審な行動をしたのを全部見抜く、こんなのありえない。オイラも警察学校に似たところにいたけどありえない。 それから自分の一存で退行届を渡すとか、越権だろ。広報が好きな女の子の話では特に、自分のルックスを利用してちゃんとやってる人を、他人への尊敬がないからといって不適とか、何様やねん。まあ実際そんな理由で切られることないか。 主役がムカつくという点を作者がわかってやってるならスゴイ作品です。

    1
    投稿日: 2017.05.29
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    前回、あまりの衝撃的な警官という任務に就くために、こんなにも、辛い修業的な勉強をしないといけないのか?と、読んでいて、肉体的に、イジメられるシーンは、とても痛々しかった。 今回2が、出たので読んでみた。 警察学校を舞台に6話から構成されている。 風間教官の鋭い視線に、退校から執行までの1週間に、なすべき結果を、追い求めていく警察官。 少しの情報で、どれだけ真意がつかめるか、被害者になって考えてみる事。 園児たちに教える「いかのおすし」 行かない!乗らない!大声を出す!すぐに逃げる!知らせる!と、、、、 大事なことである。 子どもたちにしても、市民のみんなは、警官を信用し、安心を得ているのだ。 しかし、今日のニュースで、不本意な捜査を装って、高齢者から300万円を窃盗した貝塚の署員を逮捕!と、報道されていたのだが、、、、 厳しい訓練を受けてきたのだろうに、、、、 この本のような、警察学校卒業の時の風間教官が、居れば、こんな事も起きないのでは、、、、なんて、小説に感化されている自分が居た。

    1
    投稿日: 2017.04.08
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    6つの短編からなる連作。まず、ストーリーが前巻に比べて凄くソフトになっている!風間教官、物凄くいい人になったような…。(やっぱり「ジョーカーゲーム」の結城中佐とかぶる)一番好きな話は6話の奉職!美浦の過去に涙、そして風間教官のラストのセリフに涙。なんなんだ、あのセリフは!カッコ良すぎだ!次巻を楽しみにしてます!

    1
    投稿日: 2017.03.17
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    風間教官の元でばっさばっさ切られていく若者たち。逆にここで風間教官の教えを受けなかった警官は大丈夫なのか心配になる。

    1
    投稿日: 2017.02.17
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    フィクションとしては面白いけど、ノンフィクションだったら嫌だなぁ~w、と思いつつ読むww 警察学校って、こんなに厳しいのかな? 勤務仲間になるのにいじめとかあるのってサイアク。 チャラけた人もいるし、よく入学できたわねーと。 ま、ここから出世競争ってことで仕方ないのかもしれないけど。 最後の最後でニヤリ。やっぱり風間教官からは目が離せませんなw

    1
    投稿日: 2017.01.18
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    風間教官が再び!と思い、手にした。 今作も職務質問の効率的な方法や、心理学を用いた尋問の仕方などストーリー性とともに紹介されていた。内容としては1巻目の方が好きだったので星は3つくらい。

    1
    投稿日: 2017.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察学校が舞台。卓越した洞察力を持つ白髪隻眼の鬼教官・風間が、「教場」編入者たちの心の闇や驕りや妬みなどをつまびらかにしつつ、彼らを成長あるいは「退場」へと導いていくストーリー。相変わらず無駄のない運びに容赦ない結末、教場1と同じくお見事でした!ただ、読後感は少々重めです。そこも含めての人気なのかも。

    2
    投稿日: 2016.11.12
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    前作に続き警察学校の生徒たちの物語。前作はその厳しさが際立っていて息ぐるしいほどだったけど、今作では人間模様がよく描かれていてより読みやすくなった感じ。特に最後の話はラストじんわり暖かくなった。ぐいぐい読ませる面白さは変わらず。

    1
    投稿日: 2016.11.10
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    警察学校を舞台にした6話のオムニバス。 表面的には厳しさしか見えないが、生徒の弱さを気づかせて成長させる風間教官。 実際の警察学校はどのようなものかわからないが、このぐらい厳しい訓練を受けて警察になって欲しい。

    1
    投稿日: 2016.11.01
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    読みやすい 今作も風間教場から生徒たちが卒業していくまでの話、内容としてはどうしても前作より新鮮味が薄くなるけど、最後の卒業を迎えるところで風間教官の魅力全開で明るい気持ちになれる。 「敬慕」の枝元巡査と菱沼巡査のエピソードがいい。 文中に出てきた匂いで記憶する方法を学生時代に知っていればなあ…などと思いながら、すでにひとつ前に読んだ本の内容を思い出すのに苦労しているのだった(笑)

    1
    投稿日: 2016.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察学校の風間教場シリーズ第二弾。 ●第一話 創傷 ●第二話 心眼 ●第三話 罰則 ●第四話 敬慕 ●第五話 机上 ●第六話 奉職 の6編の連作短編集。 前作に比べ、インパクトや風間教官の怖さが薄まっているようでした。 生徒の中には面白いキャラがいるので、読みやすさもあって一気読みできました。 面白いといえば面白いのですが、どうしても前作並みのクオリティを期待してしまって、物足りなさを感じてしまいました。

    1
    投稿日: 2016.10.14
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    前作同様、面白い。 無駄のない削ぎ落としの文体なので、 一瞬、あれ?っと思うところも多いきらいがあったが、 そういった点も含めてよく練られていて、読みたい警察小説だった。

    1
    投稿日: 2016.10.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3.8 1 風間教場の生徒・桐沢は医師から転身という変わり種。寮の建て替えの為の引越しで、警察手帳を紛失する。同じクラスには医師時代の患者が・・ 2 体格が貧弱な忍野は、音楽クラブのクラリネット奏者・千亜季と仲がいい。頻繁に同級生のイジメにあうが、いつも救ってくれるのは筋骨隆々の堂本。頻発する備品の盗難。動機は・・ 3 三階のベランダから落とされた水入りのバケツ、目撃されたはずの津木田は何故か告発を逃れる。記憶と嗅覚の深い繋がり。4 ルックス抜群の菱沼羽津希と、冴えない枝元祐奈。広報誌の表紙を飾るのは・・ 5 強行犯係の刑事を目指す仁志川に、風間が贈ったのは「卵を見て時夜を求むるなかれ」という言葉だった。 6 桐沢と総代の座を争う美浦は、父親が警察官だった。そして、過去に一度、この教場で学び、挫折した経歴を持っていた。

    1
    投稿日: 2016.09.30
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    いやー、ぞくぞくした。 章ごとに読むのを中断し、時間をおいて読んでいったので、読むのに時間がかかってしまった。 つまらないから読むのを中断したのではなく、驚くほど人の内面を描き出している作品であったがため、ぞくぞくせざるを得ず、続けて読めなかったのだ。 前作に続いて、警察官になる為の学校が舞台である。そこで繰り広げられる人間模様。 それぞれが、人生経験を積んで入学してきているため、同年代ではない場合も多く、警察官になりたい動機も様々である。 彼らが繰り広げる人間模様とあわせて、警察学校での授業内容は、普段見ることができない世界を垣間見ることができる貴重な体験でもある。 このほどよく、むずむず、どきどきする作品が一度本を置きつつも、また読み続けさせることになるのであろう。

    1
    投稿日: 2016.09.20
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    1ほどのエグさはなかったぶん、ドキッと感もかなり下がったなぁ。マイルドになって心臓には悪くないけど前作とのギャップがかなりありますので、好みの問題だと思うけど前作みたいなの期待してると肩透かしかも。 2016.9.18

    1
    投稿日: 2016.09.19
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    2016.9.10.のんびり読んでいても足をすくわれる感覚。緊張感あふれる警察学校の雰囲気が伝わってくるような作品だった。助教の朝永恩美は前の作品にも出ていただろうか。いまひとつ共感できない人物で個性的でもない。この人物について後々説明があるかなと思ったがなかったのだが…。単なる教官の一人だったのだろうか。

    1
    投稿日: 2016.09.13
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    教場の続編。警察学校の生徒は新しくなったが、またしてもユニークな者が揃い、担当教官の風間の観察眼も冴え渡る。ただ、第2作ということで、前作と比べてしまうのだが、前作を超えたとは言い難い。エンターテインメントとして面白くはあるのだが、前作のような驚きに満ちてはいないというのが正直な感想。

    1
    投稿日: 2016.09.11
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    2016/9/7 前作より少しマイルド。 警察学校の寡黙で頭の切れる風間教官。 だけど、前作の方が風間教官が魅力的だったし、読ませるものがあった気がする。 期待しすぎた? ラストは良い。

    1
    投稿日: 2016.09.07
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    「教場」の続編。教場のエピローグでちょうど入校式をしていた第百期生が、この教場2で訓練を受ける。 風間教官の隙のなさ、冷厳さがまた一段と際立ち、しかしそれは全て訓練生たちのため。 不正は許さず、逃げも許さない。 いや逃げは許さないでなくて、乗り越える助けになってる。 読んであたたかい。 冷たいのにあたたかい。 優秀な強行班係だった頃の風間教官をみてみたい。そういうの、スピンオフで書かないかなあ。 最後の美浦巡査の話は一番良かったです。 続編期待。

    1
    投稿日: 2016.09.05
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    警察学校という、通常には知られることの無い環境を舞台にした小説。前作は、もっと含みのある文章だった様な気がしますが、この作品は、すこし軽め(?)の感じになっています。学生たちが卒業してしまいましたが、新しい学生による次作があるんでしょうか?

    1
    投稿日: 2016.08.30
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    前作は、警察学校は、こんな人たちが集まってくるところなのかと怖ろしくもあったけれど、今回はマイルドになったかな。風間教官も、前作より人間味を感じらえてよかった。

    1
    投稿日: 2016.08.26
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    前作と、違う。あまりの変貌ぶりに、どうしたものか困る。 これは、前作との裏返しの作品として書いたのかな。 そうだとすると、ちょっと残念。前作とは別物の作品としてなら、良いと思います。 2016/7/29読了

    1
    投稿日: 2016.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館で借りた本。 連作短編集。風間教官のクラスで、元医者という経歴を持つ警察官と、もちろん風間教官を中心に、いろいろな事件を解決したり、うやむやにしたり。ちょっと意味が分からない話をあったけど、あっという間に読み終わってしまった。面白かったけど、前作の風間教官って、こんなに優しかったっけ?

    1
    投稿日: 2016.08.21
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    前作同様、たしかにうまい連作。なのだけれども、なんかこの手法も飽きてきた(^^; 設定は変えられないであろうし、また面白いので変えなくていいと思うが短篇連作ではなく、そろそろこの作家の長編、どんな感じなのか読んでみたい。

    1
    投稿日: 2016.08.20
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    第二弾待ってました!が、確かに一作目に比べると若干キレがなかったように感じます。でも楽しみに読みました。 どれも事実に基づいて書かれているのだと思いますが、警官になるための教育というのはかくも厳しいものなのだなと感心しました。もちろん仕事柄厳しくあって当たり前なのですがここに描かれた世界は一般社会よりも規律が厳しいのではと感じます。 前作から時間が経っていて「多分この人前作で出たんだよな」と思う人もいましたがすっかり忘れていました。 逆に言えば一作目読んでいなくても充分に話には入っていけます。 一番印象に残ったのは主人公のかっこよさ、でしょうか。 とくに「敬慕」。なるほどなぁと思いました。この章の主人公(女性)ちょっと鈍いと思いましたが。 「心眼」「奉職」も良かったです。まだ続きそうですね。 次回作にも期待しております。

    1
    投稿日: 2016.08.01
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    前作『教場』が素晴らしく今回も手に取った。 短編集。 筋の通った厳しさが好き。 登場人物が少ないから、先を予想してしまう時もあるのだけれど、良い意味で裏切られる。 驚かされる。 良書。 読み続けていきたい作家さん。

    1
    投稿日: 2016.07.31
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    一人前の警察官を育てるための学校、それが教場。 優秀な警官を目指してみんな仲良く、 楽しくお勉強・・・なんてことがあるはずもなく、 教官から生徒への体罰なんて当たり前。 授業の課題として、生徒同士に殴り合いなんかさせちゃうのである(・・・怖っ) そんな中でも、ジワジワと沁みてくる 生徒を思う教官のココロ。 厳しい姿勢の奥底にチラリと見え隠れする、 風間教官の愛と正義が素敵です。

    1
    投稿日: 2016.07.30
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    良かった!  面白かった。風間教官が良いなぁ。警察学校シリーズ第二弾だが、どのお話も面白い。もっと読みたくなる良質のミステリーだ。

    1
    投稿日: 2016.07.23
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    前作ほどのえぐみや陰湿さもなく、影の部分はあったが、衝撃さは少なかった印象。教官のキレっぷりは変わらずだが、将来の警察官を育成するのもあり、厳しいのだが生徒との関わりを経ていくことに丸くなった印象。警察学校内で起こった盗られたものに共通することなどから捜査の際に大事なものは何か、証拠物件からどのように手がかりを掴むのか、生徒達はどの見解を述べるのか厳しくも温かく見守る教官は彼らに日本の治安を託し、立派な警官になって欲しい気持ちの表れが感じられる。卒業を迎え、生徒達はどんな警察官になるのか楽しみな気持ち。

    1
    投稿日: 2016.07.11
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    前作からの警察学校風見教官小説第二弾。 なかなか面白かったです。前作を読んでないとわからない・・ということはないですが、まあ知ってればニヤッとするような要素もありつつ。 しかしこのお話はどの程度のリアリティがあるんでしょうかね?警察学校ってこういうものなんでしょうか?こんなにも特殊性が半端ないものなんでしょうか?現役の警察官の方にちょっと聞いてみたいです。

    1
    投稿日: 2016.07.07
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    シリーズ第2弾は全6話。今回は読後感のよろしくないお話が多くてミステリとしてもなんとなく腑に落ちません。それにしても警察学校の厳しさは相変わらず、俺だったら初日で落ちこぼれること請け合いです(笑

    1
    投稿日: 2016.07.05
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    ◆第一話 創傷 ◆第二話 心眼 ◆第三話 罰則 ◆第四話 敬慕 ◆第五話 机上 ◆第六話 奉職 風間教場第百期短期課程開始。38人いる現在から、果たして何人が無事卒業まで耐え抜けるのか。  前回同様、風間教場が舞台で、章ごとに主人公が異なる。今回も期待を裏切らず、おもしろく恐ろしく。今回は、問題があると思った生徒に白紙の「退校届」を渡す(=半引導)シーンがいくつか。自分に好意をもっている生徒にすら容赦ない。このシリーズ、続いていってほしいなぁ。

    1
    投稿日: 2016.07.03
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    つらつらと教場での出来事が書かれているが、あまり興味が持てない。迫力もないし、むねもうたれることもない。つまらない。

    0
    投稿日: 2016.07.02
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    キレ者である風間教官による警察学校の様々な人間模様が描かれた短編作品。 とは言っても前作の方が面白かったと率直な感想です。

    1
    投稿日: 2016.06.24
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    #読了。連作短編集。全6編。 警察学校の風間教場が舞台。生徒達の様々な問題を、風間教官が鋭い観察眼で見抜く。 1作目に続き風間教官と生徒達の心理戦が楽しめる。緊張感を持って読むことが出来るが、前作の方がインパクトがあったような。

    1
    投稿日: 2016.06.08
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    警察学校の風間教場での風間教諭と生徒との間での事件エピソード短編集の続編ですが、今回の6編ともに風間教諭の刑事としての実績に基づいた鋭い観察眼が生徒間のトラブルを見事に解決していく様が面白かった!ですね。 でも今回の作品のほうが、モヤモヤとしたオチになるのではなく、ハッピーエンド的なオチになる話が多かったような気がします。 それにしても風間教諭と作者は違いますが、ジョーカーゲームの結城中佐のキャラがダブってみえるのは私だけでしょうか?

    2
    投稿日: 2016.06.07
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    シリーズ二作目。今回も教場内で巻き起こる事件と、張り巡らされた罠。それに挫折して学校を去る者と、それをばねにしてより一層成長する者。それぞれの物語の主人公が辿るのは果たしてどちらの道なのか。どの物語も主人公に感情移入するほどにどきどきさせられました。 本当に、警官への道は険しく厳しいものです。でもだからこそ、そこで戦う彼らはカッコいいと思えました。風間教官もカッコいいなあ。もちろん鬼のような厳しさもあるけれど、そこはかとない優しさも感じられるところが素敵です。そりゃあ女子学生にモテるわ(笑)。

    4
    投稿日: 2016.05.11
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    わざわざ続編を作るほどか?とか思いながら読んだけどどれも面白くあっという間に読み終えてしまいました。他の方の感想にある通り、1よりマイルドになっている印象。 6つの中では広告塔の女の話がスカッとして一番お気に入りでした。

    2
    投稿日: 2016.05.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    鬼のように厳しく、全てを見抜く警察学校教官が与える試練。”半引導”として渡される退校届の先にある教官の教えが生徒たちを成長させる。

    2
    投稿日: 2016.05.05
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    連作短編6編 それぞれ主人公を変えながら,風間教官の適切なアドバイス,あるいは干渉によって,警官の卵が育っていく.曲者ぞろいのそれぞれの個性と相まって成長していく姿が面白い.

    1
    投稿日: 2016.05.01
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    【収録作品】創傷/心眼/罰則/敬慕/机上/奉職 *警官を目指すからといって、聖人君子というわけではない。願わくは全ての警察学校教官が風間教官のようであり、無事卒業できた者たちが、市民の味方として成長してくれることを。

    1
    投稿日: 2016.04.27
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    警察学校・風間教場を舞台にした第2弾。前作より、風間の毒気が感じられず、「こんな作品だっけ?」と思いつつも、一気読み。もう少し、エグイ方が面白い気がする。

    5
    投稿日: 2016.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    風間教官、コワイよー。でも前作と比べて、風間教官が幾分マイルドになっているので、少しホッとしている。あんなに厳しくしたら警察官を目指す人いなくなっちゃうよーと心配になっていたので。 風間教官のこの意地悪すぎるとも思える厳しさを、「実は愛情だったんだ」と気づける学生がどれくらいいるだろうか?風間教官は「わかってもらわなくてもいい」と言うだろうけど。 この洗礼を受けて乗り越えて、無事に卒業できるなんてスゴイ!尊敬しちゃう。

    3
    投稿日: 2016.04.20
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    教場1作目に比べて、風間教官がやけに優しくなってないかな? 年取ったのか。 女学生に好意を寄せられたり、 1作目の冷血で一目であらゆることを見抜いてしまうという鋭さがまぁるくなってる気がして拍子抜け。 どんなに読んでも、ゾッと感がなくて期待ハズレ。

    0
    投稿日: 2016.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1巻と比べると人に対する嫌がらせや背筋が寒くなる話は少ないけど、相変わらず警察学校は本当に行きたくない場所だなと思わせられる。 風間教官の恐ろしさも健在。 でも今回の話の終わり方が凄くいいなと個人的には思った。

    1
    投稿日: 2016.04.18
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    警察学校を舞台にした、警官の卵と優秀な老教官との物語。基本的には前作と同一。どの程度実態に近いか全く不明であるが、皆がこんな大層な過程を経て、警官になるのなら、日本の警察ももう少し全うな組織になっているだろうから、これは著者の考える理想なのであろう。話としては面白いが、教官の立派さに少し鼻白む感あり。

    1
    投稿日: 2016.04.09
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    前作程のインパクトはないものの、白髪隻眼の風間教官の凄みは健在。 6話仕立てで、各話で違う学生に焦点を当てる。 それぞれのエピソードが緊張感を帯びているのはひとえにこの風間教官の存在感があるから。 やる気のない者には容赦なく渡される「半引導」、つまり退校届の用紙。ここから挽回できたものだけが、卒業の日を迎えられるのだ。 最終話で一度脱落した過去を持つ学生が、弱さを克服して卒業を迎える日、教官と警察官であった父親の前で敬礼を行うシーンは感動的。 「・・・私が奉職している理由だ、会えるからだよ。きみのような学生に」風間教官の残した言葉に痺れた~

    1
    投稿日: 2016.04.08
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    “警察学校”小説の第2弾。 前のが良かっただけに、期待したが残念でした。 小さなイタズラや、些細なトラブル話。

    0
    投稿日: 2016.04.01
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    面白かった。独特の空気感がある。その後関係者と話す機会があり、この作品の様な場面があると確認しました。

    1
    投稿日: 2016.03.23
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    教場1も良かったですが、2も読ませます。 短編ですが全体で一つの物語になっているような印象を与えます。 一人ひとりの個性が引き立っています。 風間教官には、まだまだ描かれていない謎がありそうです。 このシリーズ続きが読みたいです。

    1
    投稿日: 2016.03.09
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    【155冊目】1の方が伏線回収の気持ちよさはあったかな。それでも、警察+学校っていう舞台設定は秀逸だよなぁ。それを活かしきれている作品ってあんまり見かけないけど……

    1
    投稿日: 2016.03.08
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    警察学校の話第2弾。余り知られていないからどこまでリアルなのかは分からないはずなのに現実以上にリアルに感じてしまう。緊迫感がすごい。

    1
    投稿日: 2016.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

     長岡弘樹さんの新刊は、警察学校を舞台にした『教場』の続編である。前作と比較すると、教官の風間が要所要所に登場するのが目立つ。  第一話「創傷」。医師から転身した異色の経歴を持つ桐沢が、警察手帳を紛失してしまう。見つからなければ、退校は避けられない。その裏には、彼の過去が絡んでいた。まさか、こんな再会を、相手も予想していなかっただろう。  第二話「心眼」。学校の備品の盗難が相次ぐ。その共通点とは。このシリーズには珍しい、いかにもミステリー的な展開だが、真相を知ってみれば…。人は見かけによらず、また見かけ通りなら努力するしかない。ここでは誰も守ってくれない。  第三話「罰則」。出来心でやったいたずら。当然退校処分ものだが、運よく目撃者は記憶を失っている。このまま逃げ切れるか? しかし、警察学校は恐ろしかった。愚を悟ったのは、最後の最後だった。篩は彼を残してくれなかった。  第四話「敬慕」。同期の中でもずば抜けたルックスで、何度も表紙モデルを務めた彼女。風間に気があるようだが、当の風間はそっけない上に、耳が痛い指摘を突きつけた。ルックスは武器だが、輝く理由はそれだけではない。  第五話「机上」。刑事志望の仁志川は、犯罪捜査以外の授業に身が入らない。誰でも交番勤務からスタートするのはわかっているのだが…。待望の模擬捜査に張り切るものの、机上の知識は通用しなかった。刑事への道は遠い。  第六話「奉職」。この期も卒業が近づいていたが、どうしても一皮剥けない男がいた。座学は優秀だが、格闘がさっぱり。隻眼となった後も、風間が警察学校で奉職しているのはなぜか。決して冷血漢ではない、風間の一面が垣間見える。  今回も退校者はいるが、本作の風間は、一度は気づくチャンスを与えているように、感じられる。今後、彼らが現場に出て、困難に直面したとき、初めて風間に感謝の念が湧くのではないだろうか。篩にかけられ、生き残った精鋭たちなのだから。

    1
    投稿日: 2016.02.26
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    楽しみにしていた第二弾。今回も6つの章で白髪隻眼の風間によって「警官としてふさわしくない」者たちがふるい落とされていく。 あぁこわいこわい。こんな試練耐えられないよ、警察学校行きたくない。いや、行かないけど。

    1
    投稿日: 2016.02.25