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欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア
欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア
エドウィン・ルフェーブル、林康史/東洋経済新報社
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総合評価

19件)
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    異常に面白かった。 リバモアの半生を描いた自伝のような内容。 驚きなのが本人が書いていないにもかかわらず、リバモアの投資哲学や相場に対する考え方、投資に対する姿勢などが詳細に書かれており、金言、箴言、至言の宝庫だということ。 どの仕事にも言えることだと思うのだが、個人的な見解として、ハウツー本などのように既に抽象化されたものを自分の中に取り入れるよりも、こういった詳細な事例を基にして、いったん取り込んだ後に自分なりにブツブツ考えながら物事を抽象化したほうが、よりその本質に近付いていけると考えている。 もし自分が導き出した概念が間違ったとしても、それを修正していくことでより身についていくと感じる。 マニュアルのようにすでに最適化されたものを要領よく覚えていくことが一番効率的なのだろうが、試行錯誤して部分最適を考慮しながら全体最適を図っていった方が、個人的には遠回りでも良いと思っている。 (つまり私は要領が悪く、人の話をあまり聞いていない) マーケットの魔術師にしてもそうだが、そういった意味で真実が細部に宿っているなと感じる。 このように市場や相場の機微に触れることができる書籍は、めったにないと感じる。 どちらかというとリバモアはバフェットやグレアムといった投資家というよりはトーレーダー(投機家)なので、ウォール街のランダムウォーカーでいうところの砂上の楼閣学派にあたると思う。 そのため、ここに書かれていることがフィットしない人も多いと思う。(ランダムウォーカーでは砂上の楼閣学派は基本的に破綻をきたすと記されているので) しかしながら 自分の判断が正しいと自信をもってゲームに臨む すべきではないことを学ぶ 投機家の最大の敵は自分の中にある 辛抱強く待つ 研究を怠らない など、この書籍は投資に関してだけではなく、人生において大切なことを教えてくれる。

    2
    投稿日: 2024.03.04
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    100年以上前のことが書かれているが、全く遜色ないことに驚かされる。人の心理は今までもこれからも変わらないことが実感できる。 情報に頼るな、カモになるな、をはじめとした金言に溢れている。小説調なので非常に読みやすい。

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    投稿日: 2023.10.16
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    トレーディングに携わっている者ならば読むべき書籍として紹介されることが多い本書だが、私はあまり響かない内容だった。

    0
    投稿日: 2022.11.12
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    1923年が初版とは思えないくらいに今の相場と類似点が多い。テクノロジー、法規則などは変わっても、人の感情はいつの時代も変わらない、ということ。マーケットにおいての投資家の心理を学ぶ著書として、ぜひ読むべき一冊。

    0
    投稿日: 2021.02.11
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    市場関係者に薦められて手に取りました。 投資で勝つには、安く買って高く売ること。 シンプルだけど、いつ買うのか、いつ売るのか、判断が難しい。仕手筋や相場操縦がある中で、冷静に見れないから。 リバモアの経験は現代の我々に該当することも多々ある。 大切なのは、 起きたことから学ぶこと 自分で判断すること 魑魅魍魎がいる世界だと理解すること 正解は誰も知らない。勝ったら、儲かる ロスカットを忘れない

    0
    投稿日: 2021.01.09
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    投機で4回成功し4回破産して最後はピストル自殺をした投機王リバモアのノンフィクション小説。著者はリバモア本人ではなく、リバモアにインタビューをしたエドウィン・ルフェーブル氏だが、リバモアの投機に対する考え方が如実に表現されている。投機王になるとはどういうことかが垣間見える小説。 ===メモ================= ・俺は株式相場より商品相場のほうが好きだった。商品は株よりも経済や事業の本質を具現している。商品相場でも普通のビジネスと同様、研究と観察に精進することで利益を上げることが可能である。商品相場では株式相場のように一晩で配当が決まったり増減したりというようなこともない。商品相場は究極的には唯一、需要と供給の経済原則によって支配されている。だから、商品のトレーダーは、現在と将来の需要と供給を正しく見極めるだけでいいのだ。 ・おれは情報を偏重するようにはできていないようだ。情報を求める姿勢は欲望からというよりも自分の頭で考えたくないという甘っちょろい態度から来ている。

    0
    投稿日: 2018.10.08
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    人生で最高の本 投機をやった事がない人も楽しめるし、投機をやった人は間違いなく最高の本だと思う リバモアの生き方、相場哲学はこれからの人生の参考になるし、同時に投機家は国を滅ぼしうるんだと思った。今はインサイダー取引が出来ないからわからないけど、こういう生き方はすごく憧れる

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    投稿日: 2018.05.31
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    「伝説の投機王」と呼ばれる、ジェシー・リバモアを題材とした1冊。 リバモアによる自叙伝のような形式で進行する本書ですが、実際は、リバモアへのインタビューに基づき、エドウィン・ルフェーブルが作り上げた、れっきとした小説であります。 詳しくは訳者あとがきにて言及されておりますので、もし手に取られた際にはそちらをご参考の程。 今や昔のウォール街、太古といっても差し支えのない市場環境であるアメリカ市場を舞台に展開するお話なので、経済に弱い方、市場に入って日の浅い方には、率直に言って難しいです。 私も市場に入って日が浅い初心者のようなものなので、想起しきれない点が多々ありました。 ただ、はっとするような一文が各所に散りばめられているのも事実。 本書を自然に、正しい理解の下に読みきることが出来れば、あなたも上級者!?みたいな感じに捉えています。笑 再読したらまた評価とレビューは変わりそうな1冊。

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    投稿日: 2016.01.16
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    伝説の投機王と言われるジェシー・リバモアを主人公にした、おそらくノンフィクションに近い小説。 この本とまったく同じタイミングで映画の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を見たため、気分が悪くなった。 結果、投機になってしまっていることはあっても、目指しているわけではないため、前評判ほどの感動は覚えず。

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    投稿日: 2015.03.29
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    今やキーワードになってしまった「市場」は、投機家やディーラーだけで構成されているわけではない。 わたしたち一人一人の欲望と幻想の総体、実はそれが「市場」の正体なのだ。 本書は、ギャン、ソロス、と並ぶ天才的な投機家であるジェシー・リバモアを描いた「小説」である。

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    投稿日: 2014.10.02
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    アベノミクスで金融市場は活況を呈しているが、 そんななか、新たに投資にチャレンジしてみようと思う人にとって、 本書で記されているリバモアの言葉は、とても興味深い。 リバモアの時代とは、随分と異なるものの、 投資の基本というものは、変わらないのだと痛感する。 リバモアも失敗しているからこそ、その言葉は重い。 翻訳本ではあるが、翻訳文はとても読みやすくなっているので、 そんなにつっかえることなく、読み終えることができた。

    0
    投稿日: 2014.01.06
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    4回成功し、4回破産する。 そんな人生があるだろうか。 ジェシー・リバモア。 1877年マサチューセッツ州生まれの米国の相場師。 1940年、ピストル自殺。 この本は彼にインタビューし 彼の相場観を物語として描いたものだ。 そこにはラブロマンスもピストル自殺も描かれない。 ただひたすら、リバモアが 相場とどう取り組んできたかが描かれる。 4回の成功と4回の破産もここにはない。 しかし。 彼が相場と戦い続けた生きざまが ここにはある。 ひるがえって、相場とは何か。 人間の欲望と幻想とは何か。 それが描かれていると言える。 多くのトレーダーが読むべき一冊として この70年以上も前の本を上げる。 その意味をかみしめたい。

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    投稿日: 2013.08.05
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    伝説の相場師、ジェシー・ローリストン・リバモア。彼の生涯をモデルにした『小説』です。大変内容はいいのですが主人公であるリバモアの一人称が「おれ」というのだけはどうも…。 この本は投資家、ならびに市場関係者が『バイブル』といって長年受け継がれてきた本です。投資をやろうとする上でこの本と伝説の相場師、ジェシー・リバモアの名前を知らないという方は財産をすべて失う前に一読されることをお勧めします。内容は彼の投資一代記です。 大まかに言うと相場で4度巨富を築いて4度破産して、モルガンやロックフェラーを向こうに回し、一匹狼を貫いた『投機王』。アメリカに有名な相場師やファンドマネージャーは数多いれど、投機の世界で『王』の称号を持つものは彼しかおりません。 僕もずいぶんと彼には影響を受けたものです。14歳で家出同然に都会に出てきて、証券会社のチョーク・ボーイから合百(株のノミ屋)を荒らしまわって、相場の中で成長する彼に。相場に失敗して破産しても何度となく立ち上がって虹をつかむ彼に何度感銘を受けたのかわかりません。 今後僕は何度となく、この本を読みます。やはり彼の面影は今後も追い続けていくことでしょう。市場関係者はもちろんのこと。これから相場をやろうとする人や伝記、ビルドゥングスロマンとしても十分に楽しめます

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    投稿日: 2011.09.04
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    投資と投機を行っている人にオススメの一冊。 リバモアという男の生き様や投資哲学、そしてマーケットに生き残ることの大事さがわかる本である。

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    投稿日: 2009.06.21
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    伝説的投資家リバモアの半生を小説にしたもの。 スルスル読むというわけにはいかず、若干読み辛い。 リバモアは絶頂と破産を何度も繰り返し、最後は4番目の妻を残してピストル自殺をしたという。 伝説の相場師でも何度も破産を繰り返していることを知り、今の自分の慰めとなった。 リバモアは相場が循環していることを忘れていなかったが、私は忘れていて今回のリーマンショックに引っかかった。 次の循環ではうまく乗りたいと思う。

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    投稿日: 2009.05.10
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    今なお、史上最も偉大な相場師といわれるジェシー・リバモアの伝記(彼に対するインタビューを基に書かれました)。非常にスリリングで面白く、相場の格言が随所に収められています。その中でも、投機の際には自分自身しか頼ってはならないという言葉は、決して忘れないように心がけようと思った。一つ残念なのは、やはり一人称の部分は、「俺」ではなく「私」にすべきだったのではという点。でも、とっても面白いです。

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    投稿日: 2006.11.03
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    多くのトップトレーダーが推薦しているリバモアの自伝的小説。売り方、買い方の心理描写がとてもスリリングで、楽しみながら相場について学ぶことが出来ます。

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    投稿日: 2006.02.09
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    伝説の投機王と呼ばれた男の人生を描いた本。 相場の投機に天才的才能を発揮した男が、窮地に陥りピストル自殺するまでを描く。 投機と呼ばれる相場に参加する人は読んでおいた方が良いでしょう。 どのような天才でも、自滅することがありえるという怖い教訓かもしれません。

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    投稿日: 2006.01.12
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     20世紀初頭の投機王Jesse Livermoreをインタビューして作成された本です。 これ、訳もかなりよいと思う。 直訳調でなく、適度に行間を埋めてあるし、業界に詳しくない人、当時の知識がない人(要するにわし)にも、基本的な用語がわかれば、かなり理解できます。 読んでない方は是非一読されることをおすすめします。

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    投稿日: 2005.12.04