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卯ノ花さんちのおいしい食卓
卯ノ花さんちのおいしい食卓
瀬王みかる、くにみつ/集英社
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総合評価

16件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不老不死に近い一族の人たちや今までの生い立ちが重めな人たちが一緒にご飯を食べ、家族になる。血は関係ない。

    0
    投稿日: 2025.04.24
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    血の繋がってない家族。でも一緒に囲む食卓はとても温かく感じた。 それぞれに大変な過去があって、それを乗り越えて手に入れた今の自分の居場所。 読んでいて暖かくなる一冊。

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    投稿日: 2024.06.04
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    身寄りのない少女と変わった家族の話。皆色々あるけれど美味しいご飯を一緒に食べたら幸せだと思う。誰かとご飯を食べたい人に。

    1
    投稿日: 2024.02.10
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    図書館の本 読了 失業、そして住んでいたアパートが火事で全焼…。身寄りのない若葉を仮住まいさせてくれたのは、近所のちょっと変わった一家。 そこにいる少女の姿が見えているのは、若葉だけのようで!? ほんのりあったか、不思議な家族の物語! 初読み作家さん。 ここまで不思議な話だとは思わず手に取ったんだけれどもなかなかファンタジー。 若葉がどうなっていくかがメインストーリーだとは思うけれどもその辺は登場人物のエピソードでちょっと足踏み感があった。 3冊シリーズみたいなので2巻も読んでみようと思う。

    0
    投稿日: 2023.06.02
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    悲しい過去をもつ人たちが集まって食卓を囲む。血は繋がらなくとも家族なんだなあ。あやかしに食べ物、と最近よくある設定だけどなかなか良かった。切ないけどほっこり温かい話でした。続きも気になる。

    0
    投稿日: 2022.01.29
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    「おにぎりの章」 全てを失った時に出会いは。 これだけの事が一度に起こってしまったら、どれだけ強い人であったとしてもキャパオーバーし心が折れてしまいそうだな。 いくら最低な事をされたとしても、相手を心の何処かで想っている限り希望を捨てられないのだろうな。 「コンビニ肉まんの章」 二人がここに行き着いた訳。 お金や地位があるに越したことはないが、自らを特別と思い込んで世間とは違うと上から見るようになったら終わりだよな。 今現在幸せな日々を過ごせているのであれば、辛く苦しい時間は無くてはならないものだったのかもな。 「焼きりんごの章」 永年の時を経て約束を果す。 目の前で大切な人を失う辛さを何度も体験してきたからこそ、最期の別れの瞬間がどれだけ大事か知っているのかもな。 知れば知る程お伽噺の様な話であるが、当時から気付いていたからこそ追い続けていたのかもしれないな。 「バースデーケーキの章」 おめでたい日のはずだが。 楽しい思い出が積み重なって行く日のはずが、たった一度の出来事のせいで何処か心に穴が空き何だか虚しく感じるかもな。 どれだけ優しさが詰まっていたとしても、捨てた事実に変わりは無く余計に辛さが増したかもしれないな。

    0
    投稿日: 2021.04.08
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    最近は人とのふれあいな読みやすいお話が気に入っていて、このお話もそんな感じかなと借りてきました。 卯ノ花さんちにみんなが集う経緯も書かれていて、日常の中にちょっと不思議があるお話も好きなので満足です。

    0
    投稿日: 2020.10.17
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    突然の失業に、追い打ちをかけるかのようにアパート全焼。 管理人の紹介により一時住まいを提供してくれた家は 奇妙な家族関係だった。 人に過去あり、ですが、主人公は当然のことながら 家主の過去も語られてしまってます。 連続短編で進んでいくので、非常に分かりやすく 読みやすかったです。 そして食べ物が美味しそうでたまりません!! こんなカフェ、行ってみたい…w

    0
    投稿日: 2017.09.13
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    思ってた話しではなくまさかのファンタジーだったけど、面白かった! 続編も読んでみようかな。 2017.8.23 読了

    0
    投稿日: 2017.08.23
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    くーーーッ!! うちの図書館さま、もっとオレンジ文庫を蔵書に加えてください・・・ッ!! ものすごい面白かった。続編もぜひ買ってほしい~!! 年を取らない一族の話・・・。そこに食べ物のエピソードが加わる、連作短編なのだけど・・・。 初っ端の若葉ちゃんの話だけでも、 「若葉ちゃん、今時こんな境遇の子、いるのか・・・」 と、いうか、天涯孤独の身の上に他人事じゃないものを感じて、 「うわ、私は若葉ちゃんみたいに自立してないわ・・・」 と、思ったのに、さらに続く凪、八重の話の重さったら、すさまじい。 重いというか・・・。 ひとって、無力なんだな、と、思わせられる。 人を傷つけるのは人で、それが悲しい。 でも人を救うのもやっぱり人で、誰かに救われたならまた違う誰かを救えば、みんなが幸せになれるのかもと思った。 その連鎖の一つが、食事なんやね。 食事が題材の話は大概好きで、「最後の晩ごはん」だって、食事で人を救い、食事でつながっていく小説やねえ。 おいしいものを食べるときの幸せはすべての人に共通してるもんね。 八重と巌の再会と別れは、じんとした。 「少し怖いんだ」と、いう巌の台詞がどきりとする。 怖いものが死だけになっていくのが、年齢を重ねるということなのかな。 この本はシリーズ化してるみたいで、すでに既刊が二冊もあるみたい。 月一族の正体とか、ルーツとかがだんだん明らかになっていくの? この1冊だけでも十分読み応えがあったので、この後も続くとなると朱璃や八重の生い立ちに迫っていくとしか考えられないけど・・・。 この調子で、 「なんでかわからんけど年をとらん一族がいるらしい」 みたいな、フワッとした感じではないのね! うんうん、続きが楽しみ!! 著者は別名義で多数小説を書いているとのこと。せやけどその「別名義」が、わからん(笑)。 ほんでひつこいけどオレンジ文庫。もっと蔵書に増やしてほしいー!! 読みたいタイトルがいっぱいあるよ・・・。 (2016.12.17)

    0
    投稿日: 2017.03.10
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    焼きリンゴの話はあかん。泣いてしまった。不老というのは、そこに不死がつけば古代から権力者が追い求めるものであり、並々ならぬ力を得る、そんなイメージ。だけど、不老(不死)である当事者たちは孤独との戦いでもあるよね。腰を落ち着けて暮らすというなんでもないことができない。ある程度年数が経てば移動。また移動。転勤族もある種この一族のようなもの?(笑)

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    投稿日: 2017.01.26
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    読みやすいが、思っていたより料理感がないかな 「おまえがずっと鉄製だと思っていた籠は、もしかすると体当たりしたら簡単に壊せる木製かもしれない。人生なんでもやってみなけりゃわからないってことさ」 誰かを大切に思えば、必ず自分が傷つくことになるのだから、心を動かしてはならないとあれほど誓ったのに。 それでも、これでよかったのだと思う自分もいる。 傷ついてもつらい別れを経験しても、なにもないよりはよほどいい

    0
    投稿日: 2016.11.13
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    ファンタジー要素の強い食事を通した人々の交流お話。 主人公は親に捨てられ人と交流することをなるたけ避けてきた女の子。 登場する人たちはみんなそれぞれ傷があるけれどいい人です。 タイトルのわりに食事シーンが案外あっさりに感じてびっくりしました。 「共に食事をすることで血をわけていなくても絆や思いは共有できるし家族と匹敵する関係は作れる」がテーマだと考えるととても面白いと思いました。 多分そっちのほうが主題だったのかも? いわゆる「同じ釜の飯を食う」ってやつですね。 それに不老長寿伝説って世界中にあるものだと思うし作中の世界観は夢があっていいし好きです。 最初はその設定や世界観に戸惑ったんです。 こういうのはゆったりとした時間の経過を感じさせながら明かしていくものだろうし。 もしかしたら当初はこの巻だけで終わる予定だったのかもしれません。 だから詰め込み気味になったのかもしれません。

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    投稿日: 2016.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

     子供の頃に母親に捨てられ、その後施設に引き取られ、今は工場に勤めながらアパートで細々と一人暮らしをしている藤宮若葉。彼女はある日アパートが火事になり、突然ほとんど全てのものを失ってしまうことになる。途方にくれる若葉であったが、ひょんなことから自宅でカフェを営む凪、朱璃、八重姫の卯ノ花家に居候することなる。 しかし朱璃と八重姫にはある秘密があって…。  この作品は表紙を見たときに食べ物に重きをおいたものなのかなと考えていたが、それ以上に様々な人間ドラマが含まれているなと個人的には感じた。特に八重姫は見た目とは裏腹に複雑な過去を背負っているのだなと感じた。 また個人的には八重姫の話し方や仕草が所々可愛くてお気に入りである。 今巻はそれぞれの登場人物を紹介する内容だったので、詳しい話については次巻に期待したいと思う。

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    投稿日: 2016.05.29
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    【収録作品】一、おにぎりの章/二、コンビニ肉まんの章/三、焼きりんごの章/四、バースデーケーキの章 *一人だけ過去が書かれなかったなと思ったら、続編出るとのこと。定番のストーリー展開ながら読み心地はよい。

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    投稿日: 2016.04.03
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    作品としてはよくあるものだと思うし、設定もありきたりなのだろうと思う。 でも、こうした物語に救われることがあることは事実。 世間では全く顔も知らない誰かがPCの画面の向こうから、牙をむいてくることもあって、どうも生きにくくて、息苦しい。 だから、せめて物語の中で優しくて心地よい、救いだけだけがあるものが読みたいと思うのだよね。 優しい話です。人の善意があふれています。 疲れた時にはどうぞ。

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    投稿日: 2015.10.16