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ちこたん、こわれる(1)
ちこたん、こわれる(1)
今井ユウ/講談社
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    わぁぉ…容赦なく○んだなぁ…。 友人の布教により入手。 主人公が血に弱いという設定を生かし(?)、躊躇なくスプラッた上で、ヒロイン・ちこたんが滑落死。 死ぬぞ死ぬぞと天丼めいて見せつつ、実際に死んでしまうっていうのはある意味正直であり新しいかもしれません。 守ると誓った好きな子の死。しかも眼前で。守ることも出来ず(理不尽だけど)。嘘だと思いたくても容赦なく血だまりは残り、鼓膜には頭蓋がコンクリートに叩きつけられる音がこだまする。 …ふつーに考えてこれトラウマ確定ですわな。 メタ視点の読者からすれば、当然のごとく翌日の教室にちこたん現れるのが分かってますから、そこまで衝撃はないのですけれども。 というわけで、死んでも死なない少女・ちこをメインヒロインに、彼女の秘密と魅力に巻き込まれた桜坂を主人公に据えたドタバタコメディ。…もう、桜坂君が散々な目に遭う(肉体的ダメージとしてはちこの方が大きいと思うけど)のが目に見えてる感じですがw ちこ・桜坂・隠れオタの猫屋敷の3人が基本で進むシンプルな構成なのでサクサク読めるのがいいですね。 ただ、どうしてもちこが地味で受身な分、猫屋敷が魅力的なんですよねぇ。オタである分親近感は沸くし、めんどくさいしw その上いいヤツ…っていかん、ホントにヒロインじゃないか。 そんなわけで、2巻ではもっとちこたんに頑張って欲しい所です…頑張ると色々悲惨な画面が増えそうな気がしなくもないのだけれど(苦笑) とりあえず、アニメ化する時ちこたんの声優決めるの大変だろうな、と思ったw

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    投稿日: 2015.11.09