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書店主フィクリーのものがたり
書店主フィクリーのものがたり
ガブリエル ゼヴィン、小尾 芙佐/早川書房
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総合評価

94件)
3.8
19
37
21
5
1
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    本の魅力が書店を通じて周りに広がっていって 心があたたかくなるお話。 10年前ならもうちょっと面白いと思えたかも。 脅威はKindleくらいのものだったから。 書店が次から次へと廃業して、読書人口も減り、漫画すら読まれなくなってきているこのご時世には、夢物語すぎた。

    0
    投稿日: 2025.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    島で一軒の本屋を妻と切り盛りしていたが、その妻を亡くし、ものすごく気難しくなったフィクリー。 その書店に幼い女の子が捨てられ、彼が育てていくことで彼の人生が少しずつ変わっていく。 内容は決して軽くないけど重さを感じさせず、人との繋がりがすてきに感じた。

    0
    投稿日: 2025.10.17
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    最初はとある人物とその周りの人たちの日常切り取り系物語かと思ったのですが、それも間違いではないけど、どっちかというととある人物の愛と家族と終わりまでの物語で、とくに後半は読み応えがありました。 2028.9.14 176

    7
    投稿日: 2025.09.14
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    なんとも愛しいひとたちよ… あのA・J がこどもをひきとるなんてね… マヤの出自やそれにまつわるアレコレには少し驚いたし、モヤッとしたけど、それを上回る愛情と幸せに、こちらが救われた思いでした。 欲を言えばもっとみんなのことを見ていたかったけど、それなりのハッピーエンドだったのでしょう。よいおはなしでした。

    37
    投稿日: 2025.05.04
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    ずっと積読にしていた作品。もっと早く読んでおけばよかった。読んだ直後なのでまとまらない感想になりそうだけど「家族」について、血のつながりとかではないんだなぁと実感。またフィクリーの義理の姉夫妻、警察署長のランビアーズのキャラクターもよかった。マヤの出生の秘密についても徐々に明かされていくがその過程も読み応えがあった。

    2
    投稿日: 2025.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    マヤは作家になれたのかな。 フィクリーの人生再生の物語。やさぐれていたフィクリーにマヤが現れ、ランビアーズが良きお節介し、イズメイがお世話し、アメリアと幸せを探っていく。 こんなにも愛されていたんだ、A・J・フィクリー。

    1
    投稿日: 2024.12.04
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    本という手法を通して語られるストーリーの素晴らしさを改めて思い知る。 伏線、ちゃんと役割を果たす小道具たち、芸術に対するオマージュ、そして何より愛すべき登場人物たち。 この作家は極上のストーリーテラーだ。 他の作品も読んでみよう。

    1
    投稿日: 2024.04.27
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    原作からなのか、翻訳のためか、分かりづらい文の展開がいくつかあった。人生の転換と儚さが描かれていた。

    8
    投稿日: 2024.02.20
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    最初は主人公があまり好きじゃなかったけど、マヤが来てから人と関わるようになって穏やかになっていく姿が微笑ましい。 各章の冒頭にあるフィクリーのコメントも楽しい。 読んでない本が多かったなー。 知ってたら面白いと思う。

    0
    投稿日: 2024.01.04
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    暖かくていい話。 少し作り物めいて感じるかも。 出来過ぎな感じというか。 でも軽く読めるし読後感もいいし、こういうのもいいよね。

    0
    投稿日: 2023.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この小説に出てくるような本は、ほとんどわからないので作者名から想像したりしてました 知ってる日本の作家さんが出てくるんだったら 面白かっただろうな 死んじゃう人多めだったけど(^^;; ミステリー仕立ての謎もあってテンポ良く読めました

    0
    投稿日: 2023.09.20
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    図書館で本を探していると目につくのは「本屋」「図書館」「司書」などの本にまつわるワードがタイトルに含まれてたりする作品なんですが、見つけるとついつい手を伸ばしてみたくなりますよね。もうこれは猫じゃらし的誘引効果で本好きの本能をくすぐったりされるんですよね。って皆に同意を求めながらも手に取ってしまったのがこの作品でした。(本当は解錠師ってタイトル探していたんですけど見つからなくって・・・テヘペロ) 本を開くとウィットに富んだアメリカンユーモアが溢れていて幼い頃に見たアメリカのホームドラマを思いだしました。人前で臆するとこなく意見を述べたり、いちいち理屈っぽいところが日本人の感覚とはちょっと違っているけど、観衆の笑い声が入っていて、ここが笑いどころなんだと学習したあの感じが蘇ってきました。ギャグが解るようになると観衆と一緒になって、拍手したり大声でAhahaって笑えるようになってくつろいでたんです。 あらすじは、 島にたった1軒の本屋さんを経営するA・J・フィクリーは妻を亡くして偏屈になっているところから始まります。お客さんも変わった人が出入りしてるようで、本を値引きしろだとか、薦められて買った本の内容があまりにも涙を誘い眠れなかったので返品するだとか。うぁークレイマーだぁってストレス溜まりそうになるんですが流石は偏屈なアメリカン、確固たる信念で客を追出したり、返品に応じたりでスマートでした。 希少価値のある本を盗まれて以来、閉店後は鍵も掛けずにジョギングに出かけるA・Jが帰ってくると2歳半の女の子マヤが置き去りにされていて本好きな人に育ててもらいたいとか書置きが添えられておりマヤの里親になることを決意する。 島の人々も心配して様子をみにくるようになって交流がはじまりとても心が豊かになる作品でした。ダークで悲しいとこはふんわりとベールで覆って明るく振る舞うような表現が無骨なんですが器用じゃないところがより涙を誘うんですよね。 気に入った本しか店に置かないとゆう店主A・Jなんですが、各章のはじめに本の紹介がされていてこのレビューが皮肉たっぷりで教訓めいたものもあり面白くて楽しみになりました。 すべてが海外の傑作短編小説のタイトルになっていたり、本にまつわる仕掛けや伏線が魅力的に迫ります。私は引用された小説はサリンジャーぐらいしか知りませんでしたがグイグイ引き込まれてしまいました。他のタイトルも知ってたらさらに興味をそそられると思いますしオマージュしてるとことか見つけてアハ体験する楽しみも増えそうです。 本好きな人には堪らないと思えるようなお薦めの一冊でしたww

    53
    投稿日: 2023.09.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み始めた時には思ってもいなかった展開だった。 店に捨てられていた子供を引き取り 男手ひとつで育てあげ、というのは正直現実味が無いようには思う。 本と娘への愛情に溢れた柔らかいお話。

    1
    投稿日: 2023.07.23
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    少し久しぶりの海外文学 最初の書店主フィクリーがどうなんだろうっていうくらいの人物像でしたが… とても、優しい物語です 人はどうして本を読むのか そして、本屋のない町なんて、町ではない 図書館も、本屋も大好き 本に囲まれているのが幸せです どんどん本屋がなくなっていくけど、地域に愛される本屋がなくなるのはやっぱり悲しい 本が、人と人を繋げてくれる、そんなことをしっかり体験しているからこそ、本が好きだと言える この本の中で紹介されている本たち いつか読んでみようと思います たまには海外文学も良いものです

    0
    投稿日: 2023.04.19
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    血の繋がりさえなくても、愛があればどんな家族の形であってもいいと強く思える この本に出てくる登場人物のように沢山本を読んでその良さを誰かに伝染できるようになりたい アメリカ文学の作品の引用が多かったので、もっと勉強してから読みたい

    0
    投稿日: 2023.04.06
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    序盤はとても優しい雰囲気だったのだが、後半になるにつれてどんどんブラックになっていった。 物語全体から見ると切なく、感動する物語。 性的な表現が何度も出てきたことが気になった。

    0
    投稿日: 2023.01.22
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    愛する妻を交通事故で亡くし偏屈になっていく書店主フィクリー。孤児であるマヤの里親になる事や、好意を寄せる女性との出会いなど、人との繋がりで少しずつ人柄が丸くなっていく様が微笑ましかった。 人生何が起こるか誰にもわからない、とはこういう事を言うんだと思った。 店の希少本が盗まれるというミステリー要素もあり、先が気になりながら読み進められた。

    4
    投稿日: 2022.11.27
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    珍しく翻訳小説を読みました。 短編をつなぎ合わせた長編小説。主人公フィクリーがとても大切にしているポイント。 文体が軽妙洒脱で、とても馴染み深く心地よかった。 もっとアメリカ文学を知っていたら深く楽しめたと思う。これを機に物語に出てきた短編を読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2022.08.10
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    感想はこちら↓ http://blog.livedoor.jp/bunkoya/archives/52601098.html

    0
    投稿日: 2022.06.14
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    家族ができていく物語、幸せな家庭ができていく物語だと思っていた。それも嘘ではないけど、途中から推理小説になってしまって、結末が望ましくないものだったらどうしようと気になる。でも、もっと大きな波が待っていた。「小さなレストラン」を思い出す。「そしてバトンは渡された」も。2016年本屋大賞翻訳小説部門第一位。ずいぶん積んでたけど、読んでよかった。

    0
    投稿日: 2022.05.21
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    アイランドにたった一つある書店の書店主である、A.J.フィクリーの物語。 いろいろな愛の形と、人生について書かれている小説だと思った。 海外小説の翻訳物のいうこともあり、読みにくさも少し感じた。 あと、様々な海外の文学作品が登場して、自分の今の知識量だと存分には楽しめない話だと思った。 (色々なネタが隠されていて、訳者あとがきにもあったが、注釈を書いていたらキリがないくらい) 海外文学にたくさん手を出せば、もっと楽しめて読める話だったと思い、残念に思った。 まだ、再読チャレンジするのも良いが、時間を莫大に要しそうで気が遠くなる。笑 文学や本についてたくさん書かれているので、その点では楽しめた。

    0
    投稿日: 2022.03.20
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    2023年。 カフェで読もうと思って書店で買い、ポケットに文庫を入れてたら、自転車の振動で途中で落とした。残念。 次に買ったのは2024年の糺の森の古本市で。 古本市はたくさんの古本屋が出店して、山程の古本が売られていた。誰かが買った本が次の誰かの手に渡るのを沢山の本達が並んで待っていた。夏なので蟻も本によじ登り古本を堪能していた。 買い直して暫く積読だった。 今年の糺の森への行く道中「書店主フィクリーのものがたり」を読了。 涙が止まらなかった。糺の森へ行くから余計に涙が止まらないのだろう。 私は本屋が紙の本が大好きだ。 キャラクター達への言葉にならない愛おしさに読書のある人生を考えさせられた。 訳者はアルジャーノンに花束をの小野芙佐氏、フィクリーの人生の最後のかすれ途切れゆく意識の描き方に、アルジャーノンを重ねた。

    0
    投稿日: 2022.01.30
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    中学入試の過去問で出会いました。 翻訳小説家なんて珍しい、と思いましたが、素敵な文章が印象的で全部読みたい!と思い購入。 私は翻訳小説が割と好きなせいか、こちらの文章はとても読みやすく、この本のテーストに合った温かみのある翻訳だと思いました。 割と普通な登場人物たちの心の動きが、丁寧に描かれていて、じわじわとこちらの心も動かされる、そんな小説です。 自分の周囲の人たちも、何かのきっかけで深く話を聞いてみると、思いもかけないような苦労や体験していた、ということはありませんか?そんなことを思い起こさせられます。

    0
    投稿日: 2022.01.25
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    タイトル通り店主のものがたり。 妻を亡くし書店に幼児置き去り、その子を引き取り育てる、恋愛、病床。 本好きな家族や友人達に見送られるっていいなあと思いました。

    1
    投稿日: 2021.10.31
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    島で唯一の小さな書店「アイランド・ブックス」の店主、フィクリー。愛する妻を事故で亡くし、1人きり本を売る日々を送るうちに、偏屈な性格になっていた。 ある日、書店の中にぽつんと幼女が置き去りにされた。幼女の名前はマヤで、彼女の若い母親は遺体で発見された。 フィクリーは戸惑いながらも使命感を覚え、マヤを引き取り育てることに決める。そして時間は過ぎ、フィクリーは再び女性を愛することが出来るようになり…。 物語の冒頭、主人公のフィクリーはとても偏屈で嫌な男として映る。だけどそれには抱えた悲しみとか孤独感とか理由があって、読み進めるにつれて彼の人間的な魅力がどんどん明かされていく。 フィクリー以外もキャラクターがとても魅力的。ほんの少しずつ悪い心を持ち合わせていたりするところが人間臭くてリアル。 フィクリーの亡くなった妻の姉・イズメイ、フィクリーの友人であり警察署長のランビアーズ、フィクリーの後の妻で編集者のアメリアのキャラクターがとくにとても好きだった。 ポップな雰囲気だけど、人間関係の入り組み方がけっこう複雑だったり、悲しい死が訪れる場面もいくつかある。だけど悲壮さをあまり感じないのは恐らく、前向きに強く生きる人々が描写されているから。 フィクリーの娘となったマヤは聡明な少女へと成長し、書店主の娘らしく文学の才能を発揮し始めるところも素敵。マヤが小学生になり学校の課題で書いた掌編が出てくるのだけど、とても素晴らしい内容だ。 各章の冒頭に、実在する本がたくさん登場するところが面白い。その本についてフィクリーが語り、そして次のページから始まる本編とも関わっていく、というつくり。 オコナーやサリンジャーなど有名な作家の本も取り上げられていて、また読みたい本が増えてしまった。 悲しく思えたラスト近くの後に訪れる本当の結末はとても希望的だった。 誰かを想う気持ちが人の生き方を変えることは現実にもある。そういう人々の生き様を、温かい気持ちで見届けられる結末だった。

    4
    投稿日: 2021.06.26
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    いわた書店一万円選書のうちのひとつ。 アメリカ小説らしい節回しが最初慣れずになんだかうざったく感じるものの、それぞれのキャラクターが立つ内容に引き込まれていきます。捨て子のマヤが可愛すぎて、でもその縁の繋がりがあまりにも切なすぎて、ひとりでいられないから本を読む、というAJの語りを繰り返し繰り返し読むのでした。 日曜日の午後に、ワインとラザニアをお供に読むのをお勧めします。

    0
    投稿日: 2021.04.10
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    小さな島唯一の書店。偏屈な書店主のフィクリーをめぐる人々との物語です。 自動車事故で妻を亡くし、大きな喪失感を抱える中で、閉店中の書店に残された孤児のマヤを里親として育て始める事によって変わっていくフィクリー。 色々な事故や事件が起こりながらも、暗くならず何かを次の世代に引き継いでいく尊さが身に沁みます。 本を愛する人に囲まれて生きられて幸せだよフィクリー。温かい物語でした。

    1
    投稿日: 2021.03.06
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    本好きにはたまらない魅力にあふれた素敵な1冊だった。冒頭のアメリアとA・Jのやりとりだけで引き込まれ、天使のような少女・マヤの登場に心ときめいた。愛する妻を失ったA・Jにとっても魔法のような効果をもたらし、頑なな心を少しずつ解かしていく。語られる小さなエピソードの1つ1つが微笑ましく、紹介される本(大半が未読または初めて知った)を手に取りたいと思わされた。2016年本屋大賞翻訳部門1位は納得できる。

    0
    投稿日: 2021.02.17
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    本好きには刺さる本ですね 意固地で無愛想な店主フィクリーが、本を通して様々な人と関わり自己成長する物語です 読み始めはただ本屋さんの温かい日常系かな〜って思いながら読み進めてたんですけど、しっかり所々にイベントがありフィクリーの心境の変化や周囲の反応が上手く描写されていました 今の時代通販ですぐに本を買え、電子書籍もあり本屋の需要が減ってきました。けれど本屋を通してでの新たな本の出会いやワクワク感はやっぱりネットでは体験できませんよね。この本を読んでよりいっそ本屋が好きになりました

    0
    投稿日: 2021.02.09
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    「マヤ、ぼくたちは僕たちが愛しているものだ。僕たちは僕たちが愛するものそのものだ」 読み初めは「はい、はい、こうゆうかんじねー」って期待してなかったのに、めちゃくちゃよかった、、。 諦めて忘れてた頃に意外な展開が盛り込んであったり。 これが本屋大賞は頷けるー! 本好きのための愛おしすぎる物語。 悲しいのに読み終わった後じんわりじんわり優しさで心が暖かくなるんだなー、 やはり読書はいい。

    1
    投稿日: 2021.01.18
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    小見出しの一つになっている、レイモンド・カーヴァーの、愛について語るとき我々の語ることを読んだことがあったんだけど、A・Jが言ってる通り、20歳の時に感じることができることと40歳の時に感じることができることは全然違うんだろうし、小説とはしかるべきタイミングで出会うべきだということを示唆してはずだけど、今の自分にとってしかるべきタイミングだったかどうかは正直分からなかった。 現段階ではきっと本来の意味で理解していることはあまり多くないんだけど、年を取ってからもう一度読み直したいなぁとは思った。

    0
    投稿日: 2020.12.06
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    本を愛する、書店を愛する人たちの物語。 愛する人を失った時、癒してくれるのは何? それは人によってそれぞれですが、その一つは人との繋がり。 愛する妻を事故で失って、投げやりになっていたフィクリーが前向きに生きていくようになったのには、そんな人との出逢い、繋がりができたから。 そしてフィクリーにとっては、本も大きな役割を果たしていた。 「ぼくたちはひとりぼっちではないことを知るために読むんだ。ぼくたちはひとりぼっちだから読むんだ。ぼくたちは読む、そしてぼくたちはひとりぼっちではない。」 そう語るフィクリーだから。 この本を読んで、ますます本を大切にしていきたいと思った。 小さな島にあるたった1軒の書店を経営するのは、数年前に妻を交通事故で亡くしたフィクリー。妻の事故死以来、お酒に溺れることもあり、どこか投げやりな毎日を送っていた。 そんな彼がとても大切にしていた本が盗まれた。そして、数日後、彼の書店に2歳になる女の子が置き去りにされていた。名前はマヤ。母親は自ら命を絶ったので、フィクリーはマヤを育てていく決心をする。 マヤを育てていく中で、人との繋がりができてきて、フィクリーは変わっていく。

    2
    投稿日: 2020.09.22
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    なんでかわからないけどあんまりささらなかった。 なんでなのかがわからない笑 中身もすごくいいし、登場人物として描かれてる人々もすごくよかったのになんでかよくわからない。夏休みに離れ小島の祖母の家に遊び行って暇でたまたま読んだ本みたいな なんて言っていいのかなー笑 きっと時が経って読めばもっと違う感じ方をしそうな気がする。 でもよくよく考えるとすごい珍しい本な気がする。 小旅行でとした気分になってる。あーーやっぱこの本すごかった笑 【ぼくたちはひとりぼっちではないことを知るために読むんだ。ぼくたちはひとりぼっちだから読むんだ。ぼくたちは読む、そしてぼくたちはひとりぼっちではない】

    0
    投稿日: 2020.09.01
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    【2016年度本屋大賞翻訳小説部門第1位】の帯が目に留まって購入。2017年に読んだ本の中で1番かもしれない! “本屋のない町なんて、町にあらず” 登場人物の言葉に何度心打たれたか…。特に警察官のランビアーズ最高。プロットも素晴らしい。読めばわかる! 各章の1頁目に、主人公が興味のある本についてコメントをしているので、外国文学が好きな人は私よりも楽しめるかと!とにかく、本好きにはたまらない一冊。

    0
    投稿日: 2020.08.01
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    最近本をきっかけに親しくなってる人がいて、本でつながるコミュニケーションってあるよなーと思いながら読了。逆に好きな人が好きな本を読んで、がっかりすることもあったりして。映画もそうかもしれません。 これはそんな本好きな人たちがたくさん登場する私の好きな世界のお話。 筆致は落ち着いてるんですが、マヤを通して人として成長していくフィクリーや、意外にドラマティカルな展開を見せるストーリーに引き込まれます。 そして、各話のタイトルに、過去の名作がちりばめられてて、それだけでも見てて楽しくなる。読んでないものも多いので読まねば。 第一部 おとなしい凶器 リッツくらい大きなダイアモンド ロアリング・キャンプのラック 世界の肌ざわり 善人はなかなかいない ジム・スマイリーの飛び蛙 夏服を着た女たち 第二部 父親との会話 バナナフィッシュ日和 告げ口心臓 アイロン頭 愛について語るときに我々の語ること 古本屋

    0
    投稿日: 2020.07.16
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    また、本好きのための素晴らしい小説に出会った。 偏屈な書店主、フィクリーは店に置き去りにされた「たからもの」を育て始血のめる。この二人と出版社の営業担当者アメリアという血のつながらない3人が本をめぐって、真実の愛にたどり着く物語。アメリアが最後に後任の営業担当者ねの引継ぎに書き込んで、その後で削除した数行のコメントが全てを語り尽くしている。 特筆すべきは翻訳の素晴らしさ。小尾美佐さんの、軽妙な訳がいい味を出してる、と思ったら、キイスの『アルジャーノン』の訳者と知って納得

    0
    投稿日: 2020.06.21
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    訳のせい?いや、内容のせい?どうしても中に入っていけず…前評判がよかったせいか期待が高すぎてがっかり…

    1
    投稿日: 2020.03.11
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    島に一軒の本屋 ちょっと堅めの店主が幼い女の子と出会い 章前のフィクリーのその女の子向けの書評も見もの

    0
    投稿日: 2020.03.08
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    「LibraryReads」ベストブック選出 以前から読もう読もうと思っていた作品です。 温かい作品で且つ意外な展開が続き全く飽きさせませんでした。読後感は最高です!

    0
    投稿日: 2019.12.12
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    【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ 【要約】 ・ 【ノート】 ・いい話なんだけど、なぜか、安っぽいお涙頂戴でもきちんと泣いてしまう自分の涙腺がゆるむことはなかった。何か嘘くさいと言うか薄っぺらい印象を受けた。ところどころ、「赤毛のアン」っぽくもある。 ・つまりこれがアメリカのラノベだと言われたら、なるほどね、と思う。その程度の印象。 【目次】

    0
    投稿日: 2018.10.28
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    島で一軒しかない本屋に変わり者の店主がいる。 最愛の人を亡くした悲劇で凍り付いた心が、ある出来事をきっかけに、本を介して人々と出会いなおしていくことでほどけていく。 著者はハーバードで英文学を専攻した本の虫だが、本作は文学の紹介本ではなく、あくまで主役はフィクリーと彼の周囲の人々のものがたり。 誰かに話したくなる本がある、話をしたいと思う人がいる、それは幸せなことなのかもしれない。

    0
    投稿日: 2018.09.24
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    今時ではない文章と、ストーリー。それがとても心地よく、安心して読めた。各章のタイトル代わりに紹介されていた本は知らないものばかりで、楽しみが増えてワクワクしている。

    0
    投稿日: 2018.07.27
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    読み始めは誰にも共感できず、これ…読み終われるかな…と不安になりましたがどんどん引き込まれました。主人公のフィクリーがくせ者なのですが、最後には彼のことが本当に好きになりました。でもそれは彼の周りにいた人たちや、彼に起こる出会い、そして彼を好きになってくれた人たちのお陰です。 様々な名文学を通してキャラクターが見えてくるというのも読んでいて面白かったところです。

    0
    投稿日: 2018.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生時代に読んだ『ガープの世界』の読後感を思い出した(すんごい昔なので今読むと違うかもしれないが) 結構な事件に対して「え!」と感じた瞬間にすぐ次の時間経過に移る展開が多く、その間何が起こったのか考えさせられる(もやもやするんじゃなくて二度美味しい的な読み応え) ただ本著でたびたび言及される『善人はなかなかいない』は私にはさほどスゴイ感がなかったんだよな…読みが足りなかったのかしら。

    0
    投稿日: 2018.05.05
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    幼い頃父母や祖父に本をたくさん贈られて育った本が好きな作者のこの2014年のベストセラーを、本の虫の訳者が翻訳した、本屋さんの物語。2016年本屋大賞翻訳部門。 フィクリーは想像していた頑固親父とは少し違って、まだまだ若くて恋もする迷いもするちょっとダメな店主。 そして店の書棚の間に突然登場する利発な赤ん坊マヤ。 その他登場人物が本で繋がっていく様は素敵だけれど、かなりの悲劇も散りばめられている。ただそれを悲劇的ではなく、サラリと描写するところは良かった。 マヤの成長が、考え方のおとなっぽさが気持ちいい。彼女を書店に置き去りにした母親の選択は正解。 その人を知りたければ、好きな本は何ですか、と質問すると良いということは聞いたことがあるが、オコナーの短編『善人はなかなかいない』でよく証明されているらしい。気になる。

    0
    投稿日: 2018.03.11
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    【あらすじ】 その書店は島で唯一の、小さな書店―偏屈な店主のフィクリーは、くる日もくる日も、一人で本を売っていた。かつては愛する妻と二人で売っていた。いつまでもそうすると思っていた。しかし、彼女は事故で逝き、いまはただ一人。ある日、所蔵していたエドガー・アラン・ポーの稀覯本が盗まれる。売れば大金になるはずだった財産の本が。もう、なにもない、自分にはなにも。それでもフィクリーは本を売る。そしてその日、書店の中にぽつんと置かれていたのは―いたいけな幼児の女の子だった。彼女の名前はマヤ。自分も一人、この子も一人。フィクリーは彼女を独りで育てる決意をする。マヤを育てる手助けをしようと、島の人たちが店にやってくる。婦人たちは頻繁にマヤの様子を見に訪れるし、あまり本を読まなかった警察署長も本を紹介してくれと気にかけて来てくれる。みなが本を読み、買い、語り合う。本好きになったマヤはすくすくと成長し…人は孤島ではない。本はそれぞれのたいせつな世界。これは本が人と人とをつなげる優しい物語。 【感想】 最初、A.Jはだらしのない書店主だとしか思わなかった。しかも偏屈の。でも、奥さんが事故で亡くなり、大切にしていた稀覯本「タマレーン」が盗まれて、お店に幼い女の子マヤが置き去りにされたことをきっかけに、A.Jは変わった。マヤ中心の生活になったからだ。A.Jはマヤを育て愛すると同時に、自分も一人の女性を好きになった。あの偏屈A.Jが、だ。びっくりしてしまった。でも、嬉しかった。マヤに家族が出来るということが。そして、マヤという存在はA.Jのパートナーだけでなく、島のいろんな人たち同士を繋げてくれた。マヤはアリス島の天使だなあと思った。そして、どんどん穏やかで優しくみんなを見守るようになったA.Jもいいなあと思った。素敵な物語だった。だから最後、あんな風な結末が迎えられたんだと思った。

    0
    投稿日: 2018.02.21
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    図書館でジャケ借りした一冊。 最初から最後まで飽きることなく読めた。 島の偏屈な本屋の主が、最愛の妻の死で閉ざされた(閉ざした)心を、本屋に置き去りにされた赤子との関わりから再度心を開いていくという、もしあらすじを知っていれば読む気になったかな? という本だがすごく良かった。 ただ、かなりな偏屈男として描かれているフィクリーが再婚に至るところや、稀覯本を盗むところの心理など細かいところが気になり、また、構成は見事だけれどその流暢さに引っかかったため買って手元に置くかは迷っている。 その意味では僕の中で、山田太一/異人たちとの夏と似ている。泣かされるし笑顔にもなれるけれど、わずかな安直さが気になる本。

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    投稿日: 2018.02.18
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    妻を亡くし、小さな島で書店を営むフィクリーが主人公。はじめは偏屈で嫌な男だが、店に捨てられた子供マヤを養女にし、育てているうちに変化していく。絵本なんか置かないと言っていたのに、子供のために絵本を入れたりするのが微笑ましい。やがてフィクリーは結婚し、マヤを含め三人で幸せに…。 それだけならとても心暖まる話だなあと思うけど、私はあまりこの本を好きになれなかった。名前しか登場しない人物も含め、いくらなんでも人が死にすぎじゃないかなあ…。無理やり泣かせようとしてるように思えてしまった。

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    投稿日: 2018.02.17
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    海外文学を読みこんでいなくても大丈夫。 そりゃ、ここに出てくる短篇小説を100%読了し、訳者の小尾芙佐さん言う所の「さまざまな作品の登場人物の名前やらなにやら」も全てわかっていればもっともっと高揚感があったかもしれない。 でも、平気。 近くに感じる事が出来る。 たくさんの人に読まれたらいいなと思う。 小尾芙佐さんの訳も良かったと思う。 あ。 でも、これから読む人は、 『フラナリー・オコナー「善人はなかなかいない」だけは読んでいたほうがいいかもしれない』 と訳者あとがきにあった。 ぐやじい。

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    投稿日: 2017.12.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

     店のなかをよちよちあるいて、絵のない本のあいだをとおりぬけ、グリーティング・カードの前もとおりすぎる。雑誌の面をさっとなでて、本のしおりがさしこんである回転台をいきおいよくまわす。おはよう、ざっしさん!おはよう、ほんのしおりさん!おはよう、ほんたち!おはよう、おみせ!(p.104)  マヤがどんなふうに本に近づくかといえば、まずほんのにおいをかぐことだ。カバーをはずして、本を顔にちかづけ、かたい絵本のページをひらいて顔にもっていき、それが両耳までとどくようにする。本のにおいは、だいたいパパのせっけんとか、草とか、海とか、キッチン・テーブルとかチーズのにおいがする。(p.105) 「本屋はまっとうな人間を惹きつける。A・Jやアメリアみたいな善良な人間をね。おれは、本のことを話すのが好きな人間と本について話すのが好きだ。おれは紙が好きだ。紙の感触が好きだ、ズボンの尻のポケットに入っている本の感触が好きだ。新しい本の匂いも好きなんだ」(ランビアーズ、p.308)

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    投稿日: 2017.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    置き去りにされた少女と妻を亡くした男がぶつかり合いながら家族になっていく話なのかと思っていたが、(それで間違いでもないんだけど)、あっという間に娘が懐いて大きくなってって、それよりもっとロングスパンな話だった。 ”フィクリーのものがたり”でもあるけど印象に残ったのは義姉イズメイ。浮気の被害者で窃盗の加害者で、我慢しすぎておかしくなっちゃった人ってのが気になるというかもやっとするというか。

    0
    投稿日: 2017.11.30
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    電車で読んでいたのですが、終盤涙ぐんできて危なかった。 島に一つの本屋さんと、そこに現れた一人の女の子。周りを取り巻く全ての人たちと出来事の一つ一つがとても魅力的で、ぐいぐいと引き込まれて読んでしまいました。どんでん返しや奇抜な展開はないけれど、この本屋さんに関わる人々がとても愛しく感じる一冊。

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    投稿日: 2017.06.06
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    A・J 父ちゃん、トリビアリー・アニマル・ガーデンの休館チェックしてなかったんかい?(おまけに零下2度…ブルッ)普段あれだけグーグル活用してるのに、どうしたの?アリシアに会えるので頭いっぱいだったのかなw マヤが書いた実の母親を題材にした物語にはウルッときた。 警官ランビアーズ、いい人だなぁ N.Y.タイムズのベストセラーに4ヶ月ランクイン 本屋大賞翻訳部門1位(←ん〜言うほどでもないかなぁ) 

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    投稿日: 2017.05.31
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    それぞれの章の前に付されている短編小説のフィクリー氏の解説が面白い。結構読んだことがあるのも多くてそれもまた楽しい。

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    投稿日: 2017.03.09
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    とても良い時間でした。あたたかいお話なのですが、悲しいこともあり、でもそれがちょうどいいバランスです。主人公の書店主がだんだんと人と関わって行くのが優しくて。本屋のない町なんで、町にあらずだぜ、という台詞に大きくうなずきます。素敵な本の虫たちがたくさんです。各章のタイトルが短編?の名前にもなっていて、A・Jのコメントも良くて読みたくなりました。先日読んだ「本泥棒」が本編にちらっと出てきたのも嬉しかったです。本を読むっていいなぁ、と感じたお話でした。

    2
    投稿日: 2017.02.11
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    妻を亡くし心を閉ざしていた偏屈な書店主フィクリーの元に、2歳のマヤが置いていかれる。マヤを引き取ったことで、フィクリーの心が解けていき、島の人々との交流も生まれ、本を通じて繋がっていく、その過程が心地いい。この手の作品にありがちな、ほのぼのとした面だけじゃなく、人の醜い一面を描いてもいるし、哀しいこともあるけど、あざとくないのですーっと胸にしみてきて、最後まで温かい気持ちのまま読み終えました。本屋のない町は、町にあらず……とまでは言わないけど、本屋のある町はやっぱりいい!お話は文句なしに面白かったけど、私には翻訳が読みづらかった。

    0
    投稿日: 2017.01.30
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    昔から海外小説に苦手意識が強い。翻訳もの独特の言い回しのせいなのか物語がまったく身体に浸透していかない感覚があるからだ。本書も然り。最初は読むのが少々苦痛で、さて止めようか…と何度も思ったのにもかかわらず、なぜか本を捲る手は止まらず気付いたら読了していた。人生って良いことも悪いことも隣り合わせにあって、そこに人との出会いは不可欠で、それは本との出会いも同じことで、だからわたしたちは読書から離れられない。p.308の8行目から始まるランビアーズのセリフに堪らなく共感し、このセリフのおかげでとても良い読書時間であったと締めくくれた。

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    投稿日: 2017.01.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小さな女の子に心を開いたことをきっかけに少しずつ彼の生活が変わって行きます。物語の冒頭のフィクリーと終盤のフィクリーとは別人のように違うと感じました。 ひとつの変化が大きな変化を呼び込む。人生とはそういうものなのかもしれないと思いました。

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    投稿日: 2016.12.15
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    文化の違いのせいか、翻訳のせいかところどころ違和感を感じる会話文があった。 義理の姉の話や警察署長の話やマヤの話などもっと語って欲しかったが、あまり語らない方が文学的な価値があるのかもしれない。

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    投稿日: 2016.11.05
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    ★SIST読書マラソン2016推薦図書★ 【所在・貸出状況を見る】 http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&materialid=11630183 本を読んで読書マラソンに参加しよう! 開催期間10/27~12/7 (記録カードの提出締切12/14)

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    投稿日: 2016.10.27
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    万人受けする本。 A・Jもアメリアもアヤもイズメイも「本」を通して繋がっていきます。 各章の扉の本はいつ書かれたものなのか、アイランド・ブックスに向かう出版社の営業さんで終わります。最後まで読んだらまた始めに戻るウロボロス的な構造になっているのではないでしょうか。

    0
    投稿日: 2016.10.09
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     島で唯一の書店を共に始めた妻を亡くした後、偏屈な書店主として暮らしていたフィクリーが、置き去りにされた子どもを引き取って共に暮らすうちに、周囲とも関わりを持つようになり、人を愛する心を取り戻す。  筋だけ見るとよくある話なのだが、本と書店への愛情に裏打ちされていて本好きには見過ごせない。「本屋のない町なんて、町にあらずだぜ」……至言だ。

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    投稿日: 2016.10.07
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    人は誰でも秘密を抱えてるもので、あれがそうでこうきたか!みたいな驚きが途中途中にあって。途中かなしかったけれど、ラストは未来を感じられる結末で、次、誰かに「おすすめの本は?」と聞かれたらこれを紹介しようと思う。

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    投稿日: 2016.09.21
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    小さな島で唯一の本屋を営む主人公。 偏屈な男性が幼い女の子を育て、しだいに人と関わるようになる。 とてもいい話でした。 大学でポーを研究していたフィクリーは、妻の故郷で本屋を開きました。 ところが妻がとつぜんの事故死。 酒におぼれる彼に、意外な運命の扉がひらきます。 本屋に女の子が置き去りにされたのです。 2歳半のマヤ。 思わず世話を始める彼が一時的なことと言いながら次第にほだされ、ふいに愛情を自覚することに。 周りの人々も、心配して様子を見に来ます。 なき妻の姉のイズメイや、その夫の作家、警察署長で人の良いランビアーズ。 そして、はるばる島まで本の営業にやってきた取次店の女性アメリア。 大柄でアンティークな服が好き、(ビッグバードというあだ名だった)ぽわぽわの金髪の彼女。 自分の好きな本しか注文しない気難しいフィクリーと、しだいに心を通わせるようになってゆくのです。 本を愛する気持ちがあふれていて、そんな人たちの交流に心温まります。 泣けるけど~感傷的というのではなく、ちょっと距離を置いた寛容さやユーモアがいい。 登場人物にいろいろな面があって、単純ではないのが魅力的ですね。 各章のはじめに、フィクリーが好きな短編が紹介されているのもお楽しみ。 マヤに向けて書き残したものということのようで、愛情あふれる内容なんです。 本屋大賞で受賞したため知りましたが、これは素晴らしかった!

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    投稿日: 2016.09.08
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    なんとも心温まるお話だった。テンポよく一気に読んだ。映画化されそう。訳者あとがきにも書かれていたが物語のイメージが頭によく浮かんだ。

    1
    投稿日: 2016.09.02
  • 書店主フィクリーのものがたり

    う~ん、いいんじゃないでしょうか。こころに沁みてくる本です。 人生の「たからもの」。人生を豊かにしてくれる・・・。 久しぶりに、こころ豊かになる本でした。 また、いい本に出逢えるように、いろいろな本にチャレンジします。

    0
    投稿日: 2016.08.31
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    孤独で偏屈な書店主が、店に置き去りにされていた幼児を育てることで変わっていく…というような紹介から受ける印象(ハートウォーミングなお話だろうな)とはかなり違う物語で、いやあ、良かったです。終盤の展開は好きなパターンではないけれど(「感動」を誘う安易な常套手段だと思ってしまう)、本書の場合は、過剰に情緒に流れることのないクールな書き方で、素直に読むことができた。 最初のあたりは、主人公フィクリーの偏屈ぶりがおかしく、嫌いなものへの辛口評にクスリとさせられる。ミステリっぽい意外な展開もあって、どんどんひきつけられて読んでいくと、終盤は、本と本を好きな人たちへの愛であふれんばかりの言葉が並んでいる。ちょっと気恥ずかしくなるくらいだけれど、やっぱりここはぐっとくる。 本を愛するフィクリーは、本を心の糧とし、言葉によって生きている。彼に自分と似たところを見出す本好きの人は、少なくないだろう。そうだよねえと、あちこちで頷きながら読んだ。その中で一番心に残ったのは、フィクリーが、引き取ったマヤという子どもへの愛を自覚する場面だ。 「酒に酔ったような、気持ちが浮きたつような感じがする。狂おしいような感じ。これが幸福というものだと思うが、そのうちこれは愛なのだと彼は気づく。」「愛というもののなんともやりきれないところは、ひとがひとつのものにくそったれな愛を注ぐと、あらゆることにくそったれな愛を注ぐはめになるということだ。」 人を変えるのはやはり人との関わりなのだ。本や言葉じゃない。でも、本は(うまく言えないけれど)変わりうるように心を耕してくれるものではないかなあと思った。

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    投稿日: 2016.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋大賞で知った小説 島に一軒しかない本屋さんのストーリー。 文体が私には読みづらいのと、 出てくる他の小説、作家さんほとんど知らないので これが、日本のどこかの小説で、日本の本が置いてある本屋さんだったら もう少し入り込めただろう。

    0
    投稿日: 2016.07.25
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    アリス島にあるアイランドブックスが彼の店だ。 ただでさえ偏屈のフィクリーは、妻を交通事故で亡くし、ますます偏屈に磨きをかけていく。 ある日、彼の店に2歳の女の子が置き去りにされ、女の子の母親は入水自殺してしまう。曲折があったが、そこからフィクリーと女の子の暮らしが始まる。なぜ、その女の子を育てることになったのかは、運命としか言いようがない。 後に、その背景がわかるようになるが、彼の人生はそこから穏やかに流れ始め、あらたに迎えた妻や、彼の書店に集まる善き人たちとの「島の書店」としてのものがたりが語られる。 ものがたりの終盤、「古本屋」の章を読んでいると、急に涙があふれだす。ごく自然に涙が流れる。自分でも少し驚いたけれど、泣けてきて仕方ない。涙をふき、再び読み出すとアイランドブックスの新たなものがたりが動き出すさまに、心は暖かく、涙の跡は消えていく。

    1
    投稿日: 2016.07.12
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    アリス島に一軒しかないフィクリーの本屋。本屋に2歳の女の子が捨てられていたことをきっかけに、フィクリーの内面が徐々に変わっていく。ミステリーがほんのちょこっと入っている。 わたしはフィクリーのような人って苦手だな。 登場人物は少なくて読みやすい。 ストーリーはいい感じなんだけど、何か物足りない。 読んだことのある本もない本もいろいろ出てきたけど、『善人はなかなかいない』はチェックした。

    0
    投稿日: 2016.07.02
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    捨て子を養女にしたら、小さな町の人たちとつながりができて、無愛想な書店主が少しずつ人間らしさを取り戻してゆき……みたいな展開なので、わりとよくある系のハートウォーマーかなと思ったけれど、捨て子のマヤがアイランド書店に置き去りにされていた理由も最後には明かされるし、それなりに悲劇と喜劇があって、カタルシスもあるというお話。 人は、いなくなっても本が魂をつないでいくのかもしれないね。 署長特選読書会が楽しそう(笑)。

    0
    投稿日: 2016.06.28
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    最愛の妻を事故で亡くし、だた一人、島で書店を営むフィクリー。気難しいフィクリーは島の中でも孤独だった。ある日書店に小さな女の子が置いていかれ、フィクリーはその子を育てることに。それとともにフィクリー自身も変わっていく。島の小さな書店を中心に島の人々の人間模様が描かれている。

    0
    投稿日: 2016.06.23
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    本屋を軸にしたストーリー。頑なだったAJがマヤ、アメリアを得て解きほぐされてくところが素敵です。本にかこまれて、書き手に育っていくマヤが羨ましいなあ。登場する小説がコアなので、もう少し知識があれば、もっと楽しめたかな、とはおもうけれど、染みるお話でした。

    0
    投稿日: 2016.06.16
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    「アイランド・ブックス」はアリス島にある唯一の本屋。そこの店主・フィクリーは妻を亡くして以来、ますます偏屈になっていた。そんなある日、彼は自宅で大切に保管していた貴重書を盗まれてしまう。それから間もなく、彼の身にまたもや予期せぬ事態が起きる。なんと店に幼い少女が置き去りにされていたのだ。彼はマヤと名付けられた少女を育てる決意をし、彼女とともに新たな人生を歩み始めー。 離島の小さな本屋と本が、大勢の人生をささやかに彩っていく様子を描いた優しいお話。今年度の本屋大賞翻訳小説部門第1位。

    0
    投稿日: 2016.06.14
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    本屋がつなぐ人と人の物語。文体が私には合わず、途中何度も挫折しかけたが、後半になるにつれ面白くなっていった。物語内にたくさんの小説名が出てくるのだが、私はほとんど分からなかった。その小説を知っていたらより楽しめたのだと思う。

    0
    投稿日: 2016.06.04
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    本屋大賞の翻訳小説部門で1位を獲得した本。登場人物たちが本に囲まれながら少しずつ元気を取り戻していく話。フィークリーやエイミーの本に対する言葉とかがとてもよかった。章の扉にフィークリーのおすすめの本とちょっとした推薦文が書かれていて,それもよい。本に囲まれて育ったマヤが羨ましい。 「白鯨」「ジェイン・エア」「失われた時を求めて」「大いなる遺産」を読みたくなった。

    0
    投稿日: 2016.06.02
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    島で唯一の本屋「アイランド・ブックス」の偏屈書店主の物語。物としての本への愛にあふれていて、本好きにはたまらなくなる。こうあってほしいという切ないファンタジーとして読んでしまった。 地方では、その町で唯一の本屋なんてざらにあるけれど、はなぜこのようにならないのか寂しさとともに思う。 どんなに主張をもった店主だとしても、生業としていくためには、住んでいる人がどんな本を買っていくかによって仕入れも変わってくるよね。 そういった意味では、本屋さんはそこに住む人々を写す鏡でもあるとも思う。読者として本屋を変えていこう!

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    投稿日: 2016.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    良かった。文学への愛情をバックに、いくつかの恋愛と家族の形成・別れが語られる。それとちょっとしたミステリも。 本とは無縁のように思えたがだんだん本にはまっていく警察署長が好き。

    0
    投稿日: 2016.05.25
  • 「本というやつは、しかるべきときがくるまで、読み手が見つからないことがあるんだね」

    若い頃に読んだ本に、歳を重ねて違う出会い方をすることがある。 本書も、こうした本との出会いのタイミングを、人との出会いにも重ね合わせている。 ランピアーズ署長の言う通り、もし稀覯本が盗まれなかったら、フィクリーは店のドアを開けたままにしておらず、マリアンも赤ん坊を店にはおいていけなかった。 マヤによって島の人々とつながり、アメリアとも出会い直す。 フィクリーからずいぶん「単純化した」話だと皮肉られても、署長は「よいタイミングとはこういうことさ」と意に介さない。 マヤを口実に頻繁に店を訪れるうちに、本に目覚めたランピアーズ署長を、フィクリーは事細かく次に読むべき本を指導する。 ジェフリー・ディーヴァーに、ジェイムズ・パタースン、それからエルモア・レナードに「進級」させ、ウォルター・モズリイ、さらにはコーマック・マッカーシーへと「進級」させる。 「進級させる」ってなんだよと思いつつ、言い得て妙だなと感心させられる。 本との距離感がとても健全で、フィクリーの「ふん! 本なんておバカどものためのもんですよ。わたしたちみたいなおバカどもの」という台詞に、全力で頷いてしまった。

    2
    投稿日: 2016.05.17
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    主人公は、島で唯一の小さな書店を営むフィクリー。 偏屈で孤独(だった)彼の物語。 交通事故で妻を失い酒に溺れる毎日、唯一の財産とも言えるポーの「タマレーン」を盗まれ、彼の本屋に女の子が置き去りにされた。 彼女の名前はマヤ。2才半。 不思議と気があった彼ら。フィクリーは、マヤを養女にする決意をする。 そこから彼の世界が広がっていく。 何かと世話になった警察官ランビアーズ。 男やもめで偏屈なくせに女の子を育てるなんて!と心配してやってくる島民たち。 ある時、傲慢ともいえる態度で拒絶した一冊の本。 それを紹介したセールスマンの女性。 登場人物たちの本への愛情がすごく愛おしい。 「本屋のない町なんて町じゃない」と本屋を開業しちゃう彼ら。 本なんてほとんど読まなかったのにマヤを心配して本屋に通うランビアーズは「本屋はまっとうな人間を惹きつける。」とまで言う。 本屋の2階で育った、とてもとても羨ましいマヤ。 そして、各章の初めに、フィクリーが好きな短編と短い感想がつけられているのがなかなかよかった。 (おばあちゃんに死神がストーリーテラーの物語を薦め、クレームがくるくだりに笑ってしまった。)

    1
    投稿日: 2016.05.15
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    島でただ1つの本屋「アイランドブックス」の書店主フィクリーはとても偏屈で、自分の好きな本しか仕入れない。ある日、書店に2歳の少女マヤが置かれていて、フィクリーはマヤを育てることになる。マヤと過ごすうちに、フィクリーは少しずつまあるく、他人のことを考えるようになっていく。マヤのいる書店を中心に、島の人々は本を読むようになり、本を通じて、人が繋がっていく。本が好きな人たちの、愛の物語。

    1
    投稿日: 2016.04.14
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     ある書店屋さんの物語。  少し偏屈な書店屋さん、フィクリー。彼は妻を亡くし、酒を毎晩のように浴び、毎日を生活していた。そんな彼の店に赤ちゃんを連れてきた若いお母さんが、赤ちゃんを残し、入水自殺をした。彼は、赤ちゃんを養子にし、育てることにする。  偏屈だった彼は、どんどん変わっていく。恋もして充実した毎日を過ごすようになる。そんな彼に脳の病気が発覚し・・・。  なんとなく映画化すれば素敵な映画ができそうな作品だった。

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    投稿日: 2016.04.13
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    きっとこの本は、出てくる本を知っていればとっても面白いのだと思う。 小説の中にどんなオマージュが隠れているかなどの楽しみがあるだろうけど、残念ながらほとんど知らない本しか出てこなかっただけにちょっと読み進めるのが辛かった。

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    投稿日: 2016.04.03
  • 好きな本に囲まれていればしあわせ?

    読書好きなら一度は憧れる書店主。本書を手にする読者は、思い思いの“書店主像”を頭に思い描いてページをめくることと思います。そして私は、自分が想像していたのとは全く異なる主人公を目の当たりにして幻滅するのでした。 フィクリーは高学歴を鼻にかけた男やもめ。好き嫌いが激しいために好みの本しか扱わず、遠路はるばる営業に来た出版社の担当をけんもほろろに付き返します。そんな彼の店から大切にしていた稀覯本が盗まれて…… 「ザマアミロ」と私が思ったかどうかはさておき、盗まれた稀覯本と引き換えに店頭に捨て置かれた幼女が、フィクリーと島の人々との関係を徐々に変えて行きます。 人生は良いことばかりではなく、事件や悲しい出来事もあるのですが、最後はじぃんと心が温まります。 本と人との結びつきについて、考えるきっかけを与えてくれる一冊です。

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    投稿日: 2016.03.22
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    13章からなる物語の中で,1章ずつ紹介されている短編が,味わい深い.養い子のマヤへのお薦め本という形態をとっているが,そこにその性格や人柄のようなものが表れていて秀逸.不器用な愛と寄り添う愛,いろんな愛がびっくり箱のように詰まっていて,しかもミステリー風なところもあり,本当に素敵な物語だ.

    0
    投稿日: 2016.03.10
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    書店主、という言葉に魅かれて手にとる。 とはいうものの、本屋ネタか、というと、 まあそうなんだか、ちょっと違う感じでもある。 それぞれの人生の様子、といったような趣。 各章の最初に一冊の本の案内が。 それは作中の娘への読書ガイド(?)なのだろう。 本屋に捨てられる赤ちゃんは幸運だ。 結局どんな本を読むか、読まないか、はその人次第ではあるけれど、とある地点で、こーゆーのを読んでみては?という適切なアドバイスを受けることができるというのは、とても、とても幸せなことだ。 だからマヤは本当にいい父親をもった、と思う。 とある一冊が必要な時期、というのはきっとあって、 そして必要な時に、その本と出会うことができたら、 その人の人生はより、生きやすいものになる気がする。 実際、ああこの本はあの頃に読んでいればもっと楽になれたのに、とか、きっと違う何かを感じられたんだろうなあ、とう本が私にもある。 そうすればもうちょっとマシな自分になってたんじゃないかなーと思える一冊が。 妻を無くして、鬱鬱と生きていた男の人生に突然飛び込んできた赤ちゃん。 まさかそれを育てた上に、再婚にまでたどり着くとは、とびっくりしたら、その上更に、な展開にええっ、まだ展開するんだ、とびっくり。 それぞれの人生は哀しみも多くて、やるせないこともあるんだが、不思議と心が沈みこまない1冊。 それはそこに本があるから?

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    投稿日: 2016.02.22
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    「いくつかの悲劇は、暗く重いトーンをうみだすはずだが、著者はそれをユーモアでくるみ、ウイットを散りばめ、軽快な筆致で淡々と描いている」と訳者が言っているが、そのとおり。「火星の人」同様、こういう本は売れるんでしょうね。でも自分の好みではない。暗い話をユーモアで来るんだ本でお気に入りなのは、吾妻ひでおの「逃亡日記」。この本の登場人物は、良い人過ぎて居心地が悪い。

    0
    投稿日: 2016.02.13
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    世界は優しい。どんなに辛いことがあっても最後は自分を救ってくれる。…もちろん現実がそうではない事を我々は知っており、反証する枚挙に暇はない。それでも、物語の中でくらいそれを信じても良いじゃないか。とまぁ、壮大なマクラから入ってしまったが、物語の舞台は米東海岸の小さな島。本屋を営み、偏屈ながら本を愛するフィクリーの半生が描かれる本作。絶望から始まり、本を通じて人と繋がり、変化していく彼を見守ると、ほのかな世界の優しさを感じる。『人間は自分ひとりの孤島ではない』のだ。

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    投稿日: 2016.02.02
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    偏屈な書店主フィクリーさんが本という血と肉によって全く境遇の異なる三人で結ばれていき、まことの愛にたどりつく。 フィクリーさんを取り巻くアリス島の人間がそれぞれに愉快に書かれ、素敵なラブストーリーが展開されています。 この物語を読んでて、いろいろな短編小説が読みたくなってきました!

    0
    投稿日: 2016.01.31
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    愛する妻と二人で始めた島にただ一軒の本屋の主人・フィクリーは、妻を交通事故で亡くし、店で唯一の宝ポーの詩集を盗まれ、自暴自棄になっていた。 そんなフィクリーの店に二才の女の子が書き置きとともに置かれていた。フィクリーは女の子を警察に泊まらせるのはかわいそうになり、とりあえず家に預かる。 女の子の名前はマヤ。なんの抵抗もなくフィクリーになつくマヤ、フィクリーは養女にする。 マヤが心配で、町の人たちは本屋を訪れ、少しずつマヤにも本にも親しんでいく。 フィクリーお薦めの短編小説が章のタイトルになっていて、解説がついているのが面白い。 本の中にも、いろいろな小説のタイトルが出てきます。お楽しみです(^_^)

    0
    投稿日: 2016.01.02
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    40/1000 書店主フィクリーのものがたり ガブリエル・セブィン 小尾芙佐訳 本好きの書店主フィクリーの物語。目次には、色んな作家の作品のタイトルがつけられ、本編ではいろんな文学作品の引用も多数つかわれている。本好きにはたまらない内容であろう。(わたしは勉強不足で全部は理解していなかった。)それらの知識を差し引いてもすきな作品でした。 孤独な書店主フィクリーをめぐり、淡々と物語はながれ、登場人物は善人ばかりではないけどどこかユーモラスで憎めない。 最後の作者のあとがき、訳者のあとがきも心にのこります。自分も本好きだったことを思い出させてくれた一冊。この本をきっかけに、ことしはたくさん本を読もうとおもいました。

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    投稿日: 2016.01.02
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    妻を亡くして以来酒浸りな偏屈な書店主・フィクリーが主人公です。 彼が小さな女の子を引き取ることになったところから彼の人生は書店を中心にして変わります。 彼の周りはいい人で彼自身も丸くなっていったからこそ後半泣きそうになるほど切なくなりました。 活字を愛していた彼が、と思えば思うほど。 でもそんな彼を周りはずーっと忘れず慈しんでいる感じがしました。 何かを失くしそれ以上のものを彼は得たんだと思います。 この本に出会えて、フィクリーに出会えてよかった。 私も愛してる、フィクリー。

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    投稿日: 2015.12.29
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    一日のうちに再読することができた。さすがはベストセラー。読みやすさは保証する。主人公を書店主に設定した点で、ジョン・ダニングのクリフ・ジェーンウェイ物やカルロス・ルイス・サフォンのバルセロナ四部作を思い出させる。アイランド・ブックスは店主フィクリーのこだわりで文学関係が在庫の中心。犯罪小説や文学的探偵小説についても話には出るが、ミステリ色は薄い。それでも、E・A・ポーの稀覯書『タマレ-ン』が主人公の店から消え、そのかわりのように女の子が店に置き去りにされていた件などが、解かれるべき謎としてストーリーを前に引っぱってゆく役目を果たしている。 A.J.フィクリーは、大学院でE・A・ポーを研究し、学位論文まで書き上げていたが、後に妻となるニックと恋に落ち、妻の実家のあるアリス島で書店を開くため引越してきた。だが、店が軌道に乗ったころ、ニックが交通事故死する。それからは店の経営にも身が入らず、緩慢な自殺にも似た酒浸りの毎日。そんなフィクリーを変えたのは、店に残されたマヤという二歳の女の子と暮らしはじめてからだ。島で一軒の本屋を舞台に、孤独な男が本を通じて人と出会い、やがて別れてゆくまでの数奇な一生を描く。 各章の扉に、エピグラフ代わりにフィクリーが愛する短篇の表題と短いコメントが置かれている。これは娘マヤが大きくなってから読むために、フィクリーが書き遺した手紙のようなものだ。その章を象徴するというほどの強い意味合いは持たないが、そのなかにある「きみは、ある人物のすべてを知るための質問を知っているね?あなたのいちばん好きな本はなんですか?」という言葉が示すように、フィクリーという人物がどんな人間かを知るための手がかりとなる。先の引用はフラナリー・オコナーの『善人はなかなかいない』についてのコメントから抜き出したもの。フィクリーも、その恋人のアメリアもこの本が好きだ、という。未読の読者は読んでみたくなるだろう。 ほかには、ロアルド・ダールが二篇『おとなしい凶器』『古本屋』、スコット・フィッツジェラルド『リッツくらい大きなダイアモンド』、マーク・トウェイン『ジム・スマイリーの跳び蛙』、アーウィン・ショー『夏服を着た女たち』、J.D.サリンジャー『バナナフィッシュ日和』、E・A・ポー『告げ口心臓』、レイモンド・カーヴァー『愛について語るときに我々の語ること』等々。短篇好きのフィクリーが選んだ作品のいくつかをすでに読んでいた読者なら、共感すること請け合いの憎い趣向だ。個人的に、『バナナフィッシュ日和』と『夏服を着た女たち』は大好きな作品なので、それだけでうれしくなってしまった。 子育ての経験もない男やもめと二歳の少女の新生活が始まる。それを見守るためには始終書店に出入りする必要がある。それまであまり本を読まなかった島の警察署長ランビアーズは、二人と話をするために犯罪小説からはじめ、次第に文学に近づいてゆき、ついには読書会を主催するまでになる。この人情味溢れる警官とか、義姉で妻の死後何くれとなく世話を焼いてくれる高校で演劇を教える教師イズメイ、出版社の営業担当として島を訪れ、次第に惹かれあうことになるアメリアといった脇を固める人物が、よく描かれている。ただの善人というのではない、陰影のある人物として生きている。そのほかの登場人物も、それぞれプロットに深く結びつく形で、小説の中でその人生をまっとうしている。 ニックと付き合わず、ちゃんと大学院を出ていたら今頃はアメリカ文学の博士号を得ていたはずのフィクリーが周りの人と交わす小説についての話が楽しい。バイトの少女モリーが読んでいるのはアリス・マンロー。マンローの新作はどう?、とフィクリーに聞かれたモリーが「人って、なんだかわかんないけど、ときどきすごく人間的になるみたい」というと、「思うに、そこがだいたいマンローのいわんとするところじゃないかな」と店主が答える。マンローも好きな作家だが、フィクリーもよく読んでいるらしい。もっとも、プルーストの『失われた時を求めて』は第一巻で挫折している。短篇好きの彼らしいところだ。ランビアーズと話すのは、ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズで、イズメイとはアーサー・ミラーの戯曲『るつぼ』というふうに、相手が替わるととり上げるジャンルがが変わるのだが、フィクりー自身は変わらない。冒頭に出てくる嫌いな本の羅列は読みどころだ。マヤと交わす話も、成長するにつけてとり上げる作品が変化してゆく。彼がコメントを残さなくてはならなかった理由も最後になるとわかるようになっている。 マヤがこの島に来た理由も、ポーの『タマレーン』が盗まれた理由も、最後に明かされる。とってつけたようにではなく、なるほどそうであったか、というふうに落ち着くべきところに収まるのは、やはり、よく練られたプロットによるのだろう。再読してみて、そのまま読み過ごしていた箇所にそれとなしに伏線が張られていたことを知り、あらためて作家の技量に気づかされた。今後が楽しみな作家の登場である。

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    投稿日: 2015.12.11
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    すごくいい!読み終えたくなかった…。 まさかのつい最近観た「悪魔のようなあいつ」とのシンクロ。 とにかく小説がいっぱい出てくる。 まずは「サイラス・マーナー」、「善人はなかなかいない」を読むかしら…。

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    投稿日: 2015.11.21