
日本人の歴史観 黒船来航から集団的自衛権まで
北岡伸一、岡崎久彦、坂本多加雄/文藝春秋
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総合評価
(4件)4.5
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powered by ブクログ2002年の保守系論者による鼎談で、総じてマルクス主義史観を批判する内容なのだが、最近は実証主義の隆盛により歴史観もだいぶニュートラルになり、ここで話されている内容もそんなに違和感なくというか珍しくなく受容される時代状況にはなっているように思える。議論としては多少大雑把な所はあるが、論者のレベルから考えてそんなにいい加減な事は言っていないだろうし、この種の歴史観に慣れていない人にとっては面白く読めると思う。ただし、大学受験レベルの近現代史の知識がないと議論についていくのはちょっと厳しいかもしれない。
0投稿日: 2021.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
明治維新と大正デモクラシーを軽視するのは何故なんだぜ!!(これが想像以上に大きいポイントのようだ)というのが一番大きかったような。 岡崎久彦さんも、坂本多加雄さんも、もういないというのが残念でならない。 「本当の帝国主義者」陸奥宗光を虚飾を排してドラマ化して欲しいところである(^^;
0投稿日: 2018.10.14
powered by ブクログアメリカの強さは世界中からベストの人材が集まって、激しく競争するなかから生まれてくる。日本にはそrができない。かつての歴史を見ても、日本が鮮やかな政治能力、外交能力を発揮した時代はなかった。 海岸を歩いていたら拉致されるなんて不気味なことが起こらないようにするのが政治。
0投稿日: 2015.10.19
powered by ブクログかつて『諸君』に収められた鼎談を書籍化したものである。論者は北岡伸一、岡崎久彦、坂本多加雄の三氏であり、議論はかなり保守的。 個人的には共感できる内容だったが、この手の本を読む際には、いかなる立場であっても、一定の距離間を置いて、議論に飲まれないようにすることが肝要であると思う。
0投稿日: 2015.10.18
