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悲しみのイレーヌ
悲しみのイレーヌ
ピエール・ルメートル、橘明美/文藝春秋
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総合評価

346件)
3.9
74
143
79
15
3
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    初めてのフランス人作家のミステリーでした。登場人物の名前がカタカナ(当然なのだが)で覚えるまで読むのに時間が掛かった。が、その後は展開も早く、場面切り替えも多用されていたのでページを捲る手はドンドン進みました。たまには海外ミステリーも良いですね。

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    凄惨な事件描写や、容赦のない展開に終始圧倒され、心が抉られるような感覚を覚えます。 魅力的なキャラクターに救われていただけに、辿り着いた結末の辛さは筆舌に尽くしがたいものがありました…。 読後もしばらく呆然としてしまうような、強烈なインパクトを残す一冊でした。

    8
    投稿日: 2026.01.11
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    ショッキングな描写が多く、読むのに時間がかかりました。 私は3部作が完結した後から読み始めたので、ハッピーエンドにはならないだろうと思っていましたが、あまりにもすくいがないです。 読み終わると嫌な記憶しか残っていないのですが、文体や展開は素晴らしく、夢中でページをめくってい他のを覚えています。 好みは分かれるかもしれませんが、官能描写や凄惨な描写に耐性がある方にはぜひお勧めしたいです。

    0
    投稿日: 2025.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    数年前に買ったっきり積んでいたので読んだ。 冗長だと感じる部分があって結構惰性で読んでいたのだが、それも手のひらの上だったのだと思うと悔しい。 犯人やマクロ的な展開に大きな驚きはなかったけれど、第二部に入ってからは引き込まれるように読めた。あと、報われないのが良い。

    0
    投稿日: 2025.11.24
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    先に「その女アレックス」を読んでから読むことをお勧めします。 アレックスに比べてグロさは格段にあがります!笑 もやもやハラハラがずっと続く作品。が、あるタイミングで本をぶん投げたくなりました。良い意味で。

    0
    投稿日: 2025.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どうにかしてアレックスの記憶を消し去ってからもう一度読みたい、絶対同じ気持ちの人たくさんいる それはさておき最高 あーアクロイド展開かあ、と思ってからの鳥肌 「アクロイド殺しはクラッシックであり名作」こんなことを誰かが言っていた、それは「どちら」だ これは「誰の」オマージュなのか

    2
    投稿日: 2025.10.08
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    大好きなルメートルのヴェルーヴェン警部シリーズの第一作。 残酷な描写が多く読むのが嫌になる人もいるかも知れないが、最後まで読んで欲しい。 まだこのシリーズを未読の人は、これを読んでからその女アレックスを読んで下さい。 とてもオススメです。

    1
    投稿日: 2025.09.16
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    脳汁系 結末が若干さらっとしすぎてた気がするけど、まあこれはこれで渋くてよかった! 作品全体が、、みたいな 5.6年前にその女アレックスを買って全然集中できなくて途中で諦めたけど、これ今回いけて嬉しいとりま アレックスは探したけど無くしたから、もう一度買って三部作を読もうと思います ちなみにルイ推し

    2
    投稿日: 2025.09.14
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    「その女アレックス」を読む前に カミーユ・ヴェルーヴェン警部 シリーズ第1作を。 これがなかなかにヘビー。 ハヤカワ ミステリマガジン 21世紀翻訳ベスト! 第4位はピエール・ルメトールの 「その女アレックス」。 この作品を読む前に カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ 第1作にして、デビュー作の 「悲しみのイレーヌ」を読む。 フランスのミステリ小説界に 鮮烈な印象を与えた本作。 フランスでの発刊は2006年。 奇しくも翻訳ミステリベスト! 第2位のジェフリー・ディーヴァー 「ウォッチメイカー」と同年。 作者のピエール・ルメトールは テレビドラマの脚本家から転身し、 この作品が第1作。 恐るべき新人デビューだ。 舞台はパリ。 凄惨な殺人が起き、 それは連続殺人事件の様相を見せる。 事件を捜査するのは、 身長145cmの警部、 カミーユ・ヴェルーヴェン。 富豪一家の息子ルイ・マリア―ニ、 ケチなアルマン、 浪費家のジャン=クロード・マレヴェルたち 部下とともに捜査に当たる。 捜査が進むなか、 この連続殺人事件が ミステリや犯罪小説への オマージュであることが 明らかになってくる。 ミステリを偏愛し、 その残虐な殺人シーンを 忠実に再現する 偏執狂的な犯人。 エラリー・クイーン、 ジェフリー・ディーヴァーなど ミステリ先輩作家たちの 影を踏みながら、 ルメトールならではの 冷徹にも思える筆致で 事件が描写される。 第1部の前半は 残虐な犯人像を追求する 必死の捜査が繰り広げられる。 が、第1部終盤。 ミレーユたちが 犯人と思しき人物の アジトに踏み込んだとき。 空気が一転。 フィクションとリアルの境界が ガラガラと崩れていく。 そして、第2部。 読者を突き落とす 衝撃の幕切れが待ち受ける。 パリの街のどこかざらついた空気感。 捜査を巡る緊張感。 フランス文学の伝統ともいえる 冷たくも美しい残酷さがそこにある。 諸先輩の作品や古典ミステリを引用し、 その殺人現場を再現するという犯人像。 フィクションとリアルが入り組む 足もとが崩れるような印象。 ミステリへの愛と ある種の屈折が 感じられる、 フレンチミステリの問題作だ。 読後感がショッキングであることは、 ここに書き添えておく。

    1
    投稿日: 2025.08.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【2025年102冊目】 現場にやってきた警察官達が騒然とするほどの凄惨な殺人事件が発生。カミーユ・ヴェルーヴェン警部は部下と共に捜査を開始するものの、まるで嘲笑うかのごとく第二の事件が起きる。身重の妻であるイレーヌを気にかけながら、奔走するカミーユ。だがシリアルキラーの魔の手はすぐそこまで迫っていて…。 「その女アレックス」の作者さんのデビュー作。まさかの建付けにびっくりしつつ、「マジで油断出来ない作者さんだもんな…」と思いながらの読了でした。まずね、まず、全方位に信用出来ない。全員怪しく思えてしまう。ずーっと出てくる人全てを疑いながら読んでたら、途中で全部ひっくり返されて大パニックですよ、こっちは。やられた!ああ、やられたさ! 翻訳小説ならではのテンポもありますが、慣れてしまえばするする読めます。読めます、読めますけど、「うわー」って思いながら本を閉じることにもなります。 別の本も積読で持ってるので、間を置かずに読もうかな。というか「アレックス」のがまだ明るいなと思っちゃう感じでした。なんてこったいだよ全く。

    1
    投稿日: 2025.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「その女アレックス」を先に読んだクチです。 ですので、この話の結末は分かっていました。 だから、前半のカミーユと、イレーヌの幸せそうなやり取りのシーンは読んでいて辛かったです。 この作者の本、これで三冊目やけど、どれも最後をモヤモヤしたままにして終わらせますね…まあ、それがまた、持ち味というか、クセになるというか、何だかんだで受け入れてる自分がいますけど。 「ミステリがこれほどもてはやされるのは、人々が無意識のうちに死をもとめているからです。そして謎を。」 このセリフは、なるほどなぁ、と思いました。 確かにそう言う一面はあるかも。 このシリーズ、あと一つあるらしいので、ここまで読んだら最後の一冊まで付き合ってみようかと思います。

    1
    投稿日: 2025.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不穏なタイトルにずっとハラハラしながら読んでいて、カミーユが最初の広告を出した時点で結末を確信、悲劇に向かって進んでいくのを苦い気持ちで読み進めていたのだけど、唐突に迎えた第一部の終わりには唖然。 このどんでん返しは面白かった。 実際の捜査はどんな感じだったのかが気になる。 この手の仕掛けのミステリは嫌いじゃないけど、とにかく犯行の残虐さが突き抜けているから、二度と読み返したくはない。 『その女アレックス』でネタバレされてるから絶対にこちらから読むように言われてそうしたのだけど、タイトルがすでにネタバレじゃない…? まぁでもそれがないとイレーヌが出てくる時の緊張感がなくなって、ただの退屈なシーンにしか思えなかっただろうから正解なのか。

    2
    投稿日: 2025.08.11
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    「その女アレックス」がシリーズ二作目ということもあり、シリーズ一作目の本作を読みました。 凄惨な事件。進まない捜査。思わぬ真実。 終始ハラハラさせられました。 ただ、内容が内容なので、気軽にオススメしにくい作品。

    1
    投稿日: 2025.08.10
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    その女、アレックスを読みたいと思ってたんだけど、調べたら三部作?の2作目らしくて(なのに日本は二作目しか翻訳出してなかったんだよねすご)じゃあ最初から読もう、となり1作目の悲しみのイレーヌを読みました。 最初からもうずーっと怖いサスペンスホラーじゃん。怖い怖い。タイトルのイレーヌが、主人公カミーユの身重の奥さんってとこからしてもうずーっと嫌じゃん。イレーヌ出てくるたびに胃がキリキリしちゃった。 というかタイトルが悲しみのイレーヌで、イレーヌは主人公の身重の奥さんってもう嫌な予感しかしなくない?原題は「Travail soigne」(丁寧な仕事)らしくて、そっちのほうが合ってるような気もするけど、そうなるとこの怖さは半減したかなーとも 内容も結構グロいというか、凄惨なシーンばっかりだし辛かった。最後… 最悪… でも結構楽しめ?ました。その女アレックスの冒頭から悲しみのイレーヌのネタバレ噛まされるらしいので読めてよかったです あと部下のルイくん、良いですね。 イケメンで優秀仕事出来の富豪ってオタク心に突き刺さりすぎる。 金持ちで勉強もできるんだけど、あまりに人生イージー過ぎるからって理由で刑事になったという、オタク大好き設定。

    1
    投稿日: 2025.08.06
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    最後が切なすぎて、若干鬱になる。だけど、続演のアレックスは相当面白いため、通らなければならない道。読むのがつらいけど中毒症状が出るのがルメートル本だ。。

    1
    投稿日: 2025.08.06
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    以前は、科学や社会学のほんをよむことがおおかったのだが、近頃は小説ばかり読んでいる。この本は、文庫の後書きを書いている杉江さんからの勧めで読んだ。連続犯罪が進行形で発生し、警察が犯人を追うというタイプの犯罪小説。長いがスリリングでやめられない。

    1
    投稿日: 2025.08.05
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    海外ミステリを読んでみたいと挑戦。 なんだか展開として違和感があったり、翻訳や台詞回しでどういう事?って読み返したり…猟奇的な殺人だらけで読むの疲れるなって思いながらも頑張ってたらいきなりドカンとやられていろいろ納得しました。 ネタバレありでもう一周したくなった。

    1
    投稿日: 2025.07.24
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    殺人事件の内容がどれも非常に残虐であり、読む人を選ぶだろう。 事件を追う刑事たちの徒労感、困惑、緊張感が感じられ、どんでん返しもあり非常に面白かった。 魅力的なキャラクターも数人おり、身なりや仕草の描写が心地良かった。 続く作品があるようなので、そちらも読みたいと思う。

    1
    投稿日: 2025.07.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと読みたかったシリーズ。 海外の翻訳小説は読みにくくてなかなか手が出なかったけど、最近読み出した。 不気味な雰囲気と救いのない結末。 ザワザワしながら夢中で読んでしまった。 怖すぎるー。

    7
    投稿日: 2025.07.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    心がざわめくほど描写が残酷。しかもシリアル・サイコキラーを追いかける話なので、話が続くほど被害は広がり、より陰惨になっていく。犯行の異常性は、動機の異常性と直結しており、こんな頭のおかしい奴のこと相手にするのはやめといた方が身のためだよ……と思うのだが、カミーユはまともな人間なので事件解決のためさらなる闇に足を踏み入れ、予想通り惨い事態に。 「模倣によって殺人を繰り返す小説家」という犯人像は、ジャンルに対する作者なりの敬意とも取れるだろうし、ミステリ小説を書くこと対する決意表明のようにも受け取れた。 だから本作は、最後に犯人が突きつける「殺したのはわたしでもあり、あなたでもあるんじゃありませんか?」という読者へ向けた問いにこそ、作者のいちばん言いたかったことが込められていると思う。ミステリは、「殺人事件」で戯れるジャンルなのだから。 っていうか先に『その女アレックス』を読んでたせいで、イレーヌがどうなるのか分かってしまい困った。いや困りはしないのだけど、ラストが悲しさに包まれたものになることがわかりきっている読書ってのは中々に辛く、しかも内容が内容だけに違う角度からも苦痛が迫ってくるようでしんどかった。

    6
    投稿日: 2025.07.01
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    描写が細かく、キャラクターが生き生きとしており映画の情景が浮かんでくるような作品。 また、言い回しが個人的にかなり好き。 「地区の中心には廃用になった小工場が昆虫の死骸のようにうずくまっている。」 「派手なネクタイも死刑囚が蝶ネクタイをつけたように浮いて見える。」 「コッテは熱いものにでも触れるように、そっと指先で受け取った。」

    1
    投稿日: 2025.06.30
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    外国の小説は自分的になかなか読みにくく感じ、後回し後回しにしていたのだが何回も挑戦してみるもんだなと思った。中には読みやすい小説もあるのだと気づかせてもらった。 感想としては「えっ、マジかよ。」とリアルに声出してた。

    1
    投稿日: 2025.06.27
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    『万事快調オールグリーンズ』にちらっと登場し、興味を持ったので読みました。 日本のミステリ小説によくありがちな「殺人にどこか感動的な動機がある」という展開の物より割り切って読めました。 第一部、第二部の構成にも脱帽です。 個性豊かな登場人物たちの魅力にぐいぐい引き込まれます。(ルイさんのファンになりそうです。) しかしあまりにも事件内容が残虐的で、夜な夜なうなされています。 とにかくフランスに行ったら夜道の独り歩きは絶対にしないぞ、という強い決意をしました。

    1
    投稿日: 2025.06.01
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    犯罪捜査の映画を観ているような引き込まれる文章力は素晴らしいと思う。 しかし、犯罪の態様があまりにも残酷であり、読んでいて気持ちの悪くなるシーンが多い。犯罪の残虐さが目を背けたくなるほど過激なため、猟奇的な犯罪を犯すに至ってしまう人間の心理的、社会的背景や生い立ちについても丁寧に描写されるのかと思いきや、そこは理解できないまま話が終わってしまう。そのためただ人間のグロテスクさだけが際立っているようでその点は残念だった。

    1
    投稿日: 2025.05.19
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    そこそこ面白かったけれど、あまり共感できるポイントがなかったかも。でも、この邦題はちょっとない。だけど原題を、日本で売れそうなタイトルにするのは確かに難しいかも。直訳は『入念な仕事』とか『洗練された作品』とかそういう意味らしいが、最低限のネタバレでそれをいい感じに訳すとすれば、『殺人の舞台』とか?

    1
    投稿日: 2025.05.17
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    ●2025年3月30日、グラビティで私の本に関する投稿にいいねしてくれたグラ友「生タマゴ」さんが話題にしてた。 「昨夜は、秩父、和銅温泉のお世話になりました!!鉱泉かな、効きましたわ、これ!肝心の読書?カミーユシリーズも佳境に入りました〇」 →カミーユシリーズ初めて知ったが調べたらこれが1番目らしい。

    1
    投稿日: 2025.03.30
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    #読了 #悲しみのイレーヌ #文春文庫 #読書好きな人と繋がりたい この作品が第1作品目だったのか、第2作品目その女アレックスを先に読んでしまった

    1
    投稿日: 2025.03.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第一部までの感想 登場人物の容姿の美醜の描写がいちいち偏見的で細かくて、見た目が良い人は性格も良く、外見に欠点がある人は内面も欠点が目立つ描かれ方で作者の外見至上主義な価値観が透けて見えるのがあまり好きになれない。 また、インパクトの強い連続殺人の話のわりにスピード感に欠け、同じ展開の繰り返しで飽きてくる。独断の行動で上司に叱責される、記者に捜査上の機密情報を暴露されて腹を立てる、といった場面が何度も出てくる。 『その女アレックス』を読もうとしたところシリーズものだと知り先にこちらを読んだが、もういいかなと思ってしまった。 第二部も読んでからの感想 これまで読んでいたのは小説の中の小説だった。記者というフィルターを通しているからこそのあのわざとらしさだったとわかれば納得、そして作者(ピエール・ルメートル)の手腕に驚き。日本のミステリーで似た構造の小説を読んだことがあるが全く気が付かなかった。 カミーユをはじめとする登場人物の植え付けられた人物像をリセットし、『その女アレックス』も読んでみようと気が変わった。途中で断念しなくてよかった。 ただ、原題は『入念な仕事(Travail soigné)』なのに、何故ほぼネタバレな邦題をつけてしまったのか。その点だけはもったいないと感じる。

    3
    投稿日: 2025.03.02
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    すごかった。 第一部と第二部の変わり方が本当に全く予想していなかった! こんなどんでん返しの方法があったなんて、、と思ったけど、それ以外にも当然、本全体の面白さも十分にあった。 犯人の悪意とそれに翻弄されつつもチームプレイで適格に少しずつ近づいていく構図、全体を通しての残虐性も計画性に基づいた犯人のキャラクター、などからどんどん読み進めることができた。 アレックスから読んでしまって、順番が前後したのでこちらも時間があれば読み返したい!

    2
    投稿日: 2025.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『その女アレックス』から逆行して読みました。 既にカミーユに起こったこと、それが彼にどんな影響を及ぼしたのか、結末まで知っているのに怒涛のクライマックスまで一気に突き進むスピード感は凄まじく、引き込まれました。 何なら私も最後のパトカーに同乗していて、衝撃で頭がクラクラしているような気持ちになりました(笑) ……結局のところ、これはシュヴェンヌが獄中で完成させた小説を(手紙とともに)カミーユのもとへ送ってきた、この本はその全貌である、ってことなんでしょうか? はたまた、既にそれが出版されていてあなたが読んでいるこの小説はそれですよ、ってことなんでしょうか。 (だとしたら二重トリックのようで面白い仕掛けですね) 普通に読めば第一部まるごとシュヴェンヌの原稿であり、第二部からはカミーユたちの視点の物語(ある意味では本編はここしかない)ということになりますが、エピローグで本(の出版)について犯人が話しているのを見ると、どうも混乱します。 ある意味、この本に実際の真実などひとつもなく、我々が読んでいるのはシュヴェンヌが書いた原稿そのものにすぎない、と考えることもできるような気がしてこないでしょうか。 2作目もトリックが凄い話でしたが、驚き度合いで言えば今作の方が驚かされました。 読み終えて、「どうしたらエレーヌの死を回避できたのだろう」という思いに囚われ、「シュヴェンヌのつきまといに対してもう少し事務的にしていたら?」とか、「無下に断って敵対意識(=こいつを打ちのめしたいという気持ち)を煽らなければよかったのか?」と考えてはみたものの、住所は(相手が記者だから)バレているわけで、(カミーユは広告に住所を載せたことを悔やんでいましたが)……。 シュヴェンヌがどの段階から計画を立てていたのか分からないですが、恐らくこういうサイコキラーというのは「一度目をつけたら絶対」でしょう。 だとすれば、悲劇を免れる道はなかったのか……そう考えると、どんより沈んでしまう読後感の残る作品です。 しかし、ヒントを提供したにもかかわらず家族の闇を洗いざらいカミーユに話さなければならなくなったルザージュ氏が不憫。 どれくらい不憫かというと、ハリーをまもろうとしていたのに「あいつが犯人だ!」とローブに火を放たれたスネイプ教授くらい不憫でしたね……。 あのあと、兄妹関係はどうなったのか。 個人的には気になるところです。

    4
    投稿日: 2025.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    殺され方がどれも残酷で、正直言って好みの本だった。映画しか見たことないけど『羊たちの沈黙』が好きな人は好きなんじゃないかな。 バッドエンドはあんまり読んだことないけれど、結末も救われなくてカミーユが本当にかわいそうだったけれど、本としては面白かった。 犯人も、まぁ身近にいる人なんだろなって感じはしたけど、お前かっていう衝撃感もあって良かった。 続きも楽しみ。

    7
    投稿日: 2025.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    先日読んだ「邪悪なる大蛇」が良かったので ルメートル作品の三部作を手にとってみた。 カミーユ警部のシリーズは 第二作目に当たる「その女、アレックス」が大ヒットし、当時わたしも読んだのだけど、 今作はその最初の一冊目にあたる。 (出版の順番が前後したのだろうか??) 題名にあるイレーヌはカミーユ警部の愛妻の名。 初っ端から女性が残酷な方法で殺される事件が起こったり、そのイレーヌが妊娠中であったりすることから なんだかもう嫌なイメージの結末しか浮かんでこない。 人物描写がわかりやすく、たくさん出てくるわりに 区別がつきやすく、読みやすかった。 中盤以降、話が動き出すとあとは一気読み。 思いがけない展開でワクワクしたものの、 結末はやや尻切れとんぼな印象。

    20
    投稿日: 2024.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    割と序盤で結末が分かってしまった...なんならタイトルで察しがつくというか 第一部/第二部の仕掛けや文体・描写が良いので大した欠点にもならなかったが

    3
    投稿日: 2024.11.25
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    2024.11.23 読了 なんというかタイトルから想像してたとおりの結末で逆にビックリした(なぜこのタイトルにした?) 読みやすい文章なんだけど事件捜査よりも人物紹介的な話が多くてなかなか乗りきれず…ラストで明らかになる設定のせいでそうなってるんだろうけど面白く感じられなかった。 次作の『その女アレックス』の方が評価高そうなのでそちらに期待したいと思います。

    2
    投稿日: 2024.11.23
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    「その女アレックス」 が強烈だったからか? それほど胸糞でもなかったぞ? 今回もミスリード、やってくれましたね。 絶対違うよ!と思っていたらやっぱりね(笑) 処女作と言われれば納得、の出来でした。 点と点がつながりました。 あとは「傷だらけのカミーユ」か。

    1
    投稿日: 2024.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ふと気が向いてヴェルーヴェン警部シリーズ4冊まとめて買ったので1巻から順番に読むことにしました。 タイトルからなんとなくわかってたけどラストつらい…………。 奥さんの名前がイレーヌってわかった時点で嫌な予感はしたし、もうすぐパパになります!幸せです♡を押し出されるたびにとんでもなく嫌な予感はしてたけどあまりにもむごい…… 一部がまさかまるまる小説だったとは。小説だったおかげで今までの情報をどこまで信じていいのかわからなくて、困惑しながら二部読んだけど差異はだいたい説明してくれたから特段疑う必要はなかったな……。 ラスト悲しすぎて……。 もーーーーーー最悪だよーーーーー夢でもうなされそう。 イヤミスってなるほどこういう作品のことをいうのか……。作品としてはすごくたくみで読ませる力に溢れてて良かったです。面白かった。江戸川乱歩の人間椅子と有名な石に泳ぐ魚/宴のあと事件を思い出しました。あのあとカミーユを主人公にした"作品"は出版されてしまうんだろうか……。 2巻のその女、アレックスの方が有名みたい?なので続きも楽しみ。 あとからフランスの原題が「travail soigné(丁寧な仕事)」と知って傷口がえぐれた。まあ、たしかに、そうだね……。

    2
    投稿日: 2024.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    筆者のデビュー作でヴェルーヴェン警部シリーズ1作目。 暗く胸糞悪い作品。 映画の「セブン」っぽい。 題名で何となく結末のわかる残念なタイトル。 結果どこまでが現実とリンクしていたのかわからなかった。 ただハラハラドキドキできて面白かった。 これは犯人の勝利。 カミーユこれ立ち直れるのか? 次作にも期待です。

    19
    投稿日: 2024.10.20
  • タイトルどおりだけど

    タイトルからイレーヌに災難が降りかかると思ったし、意外な人が犯人なんだろうなと思いながら読み進めて、結果としてその通りではあったけど、特に終盤の怒涛の展開には惹き込まれた。

    0
    投稿日: 2024.09.22
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    さすがに面白いプロット。小説を再現していく猟奇事件の解決にあたるカミーユ警部だが、悲しく残虐な結末。

    0
    投稿日: 2024.08.30
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    「その女アレックス」を先に読んでしまってたから 読み始めてからずーっとイレーヌの存在が 気になってた 「その女アレックス」のときのカミーユは幸せそうな 印象がなかったから… 悲しみのイレーヌではなく 悲しみのカミーユ だと思う

    2
    投稿日: 2024.08.14
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    「その女アレックス」を読んでからの当作。 「アレックス」では、冒頭から生きているのか死んでいるのか、と落ち込んでいたカミーユ警部。何かしらの悲劇があっただろうことと同情はしていたものの、一体どれほどの事が起きていたのか?と、 ・・・そして当作。 こんなことが起こっていたとは!! 悲しいのはカミーユでした。

    38
    投稿日: 2024.07.08
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    さすがルメートル。ヴェルーヴェン三部作なので読み手はルメートルのドンデン返しを警戒しているのだけれど、今回もああ!となった。 途中でもしや?と思うところもあるが、私はヴェルーヴェンが救われてほしいわけで、今度は頑張れヴェルーヴェン、となる。 その緊縛感ともう後がない感じと、はぁ。たった三部作なのにキャラクターに想いを寄せてしまうし、その心もルメートルは分かった上で。 続編読みたい。

    2
    投稿日: 2024.06.10
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    読書感が良くなかった! グロテスクでなんとも言えないスッキリしない! 面白いかと言われると面白かったと言える! ただ、おすすめできるかと言われると微妙かなぁ

    4
    投稿日: 2024.06.09
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    なんで、一部がこんなに長いんだろうって読む前にパラパラめくっていたら、なるほどそういうことか!と1人で頷いてしまいました。アレックスよりは読みにくかったかもしれない。

    1
    投稿日: 2024.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最高、衝撃、読んでよかった。 タイトル通りの結末ではあるものの、そんなことは関係ない。それ以上の仕掛けにまんまと引っ掛かった。 第二部で明らかになる、第一部の正体…。 この本の9割近くを読み終えたと言うのに、今まで読んでいた内容は、現実ではなかった。頭の中が振り出しに戻る感覚、、これは初めて味わった。 しかし同時に、今まで読者として勝手に構築していた、カミーユへの思い入れや愛も少し失われる。読者である私がカミーユだと思っていた人物は、本当にカミーユなのか。カミーユとはどんな人物なのか、、。私はカミーユやイレーヌのことを全く知らないのかもしれない。 イレーヌの恐ろしい最期と、それに直面するカミーユという結末はもちろん悲しく残酷な結末だ。しかしこの二部構成のせい、、か、おかげか、読者からすると「友人の悲劇」から「今朝のニュースで見た悲劇」くらいには他人事として受けとめられるようになる。残酷な悲劇を少しでもまろやかにするようなこの構成は、読者への優しさなのか?、、そんな風にも感じる。 しかし一方で、「友人の悲劇」に直面すると同程度の気持ち悪さもしっかりとある。自己顕示欲たっぷりな殺人鬼の欲を、自分が満たしてあげていたと知ることになるからだ。この点だけに注目すると、読むのを後悔させられるくらいだ。 後味の悪い小説や映画は沢山あるが、この小説はストレートでない。ストレートな表現での後味の悪さもしっかりとありつつ、傍観者や野次馬になってしまった故に罪悪感を植え付けられるような後味の悪さがある。そしてそれはより心にこびりつく。 ※あくまで個人の感想です。

    1
    投稿日: 2024.05.02
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    初っ端からこれでもかという凄まじい描写に、なぜこんな本を読み始めてしまったのだろうと一瞬後悔した。わたしは時々ランチを食べながら本を読むのだが、この本は間違いなく、そんな風に読むのには適していない。 郊外のロフトで2人の女性の惨殺死体が発見された。 カミーユ・ヴェルーヴェン警部が部下たちと共に現場に到着したとき、一番最初に目に入ったのは、壁に掛けられた女性の首だった。 犯行現場となった部屋のインテリアや、そこに残されたものを調べていくうちに、カミーユはだんだんとそれらに強い違和感を頂くようになる。 現場の壁にクッキリと残されたある印から、これが連続殺人事件だという見方が濃厚となった。そして過去の事件の資料を読むと、それはやはり残酷な手口であり、且つ何か違和感や矛盾を感じさせるものだった。 キーポイントは『なぜ、そうでなくてはならないのか』ということ。 それは意外と早い段階で明らかになる。しかし犯人はまだ分からない。 そして犯人が分かってからも、わたしたち読者は更に騙され続けていることに気がつかないでいる。 もう、本当にびっくりしました。 あともうひとつ、この物語の主人公であるカミーユは身長が145cmしかない。そのことが、読んでいる間中ずっと付きまとう。この設定はすごいなと舌を巻いた。この物語を読むときは常にそのことを意識せざるを得ず、そしてなんだか落ち着かない気持ちになってしまう。まるで1本だけ足がわずかに短い椅子に、無理やり座らされているかのような感覚に近い。 ありえないくらい残酷な事件を描いた小説は、世の中にたくさんあるんだなと思った。被害者の恐怖とそれを上回るであろう苦痛は想像を絶するし、そのほとんどが女性であることにあらためて心が痛んだ。

    12
    投稿日: 2024.04.30
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    集中して読み進めることができた。 間をあけると人物名が誰かわからなくなる。 結末が予想でき、ハラハラと不安な気持ちを持ったまま読み進めていた。 映画のセブンに似た 後味の悪さがある。 残虐な場面が多く出てくるけれど、読み進められない程ではなかった。私の感覚はどんどん鈍くなっているのかもしれない。 そういう意味で怖かった。

    1
    投稿日: 2024.03.31
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    へっ嘘でしょ。 こんなの悪夢やん。 エグい描写でも歯を食い縛りながら読んだのに最後でどっと疲れた。 凄惨な連続殺人事件の共通点にはゾッとする。 いろんな意味でメンタルが削られる作品だった。 一部では捜査に明け暮れ、二部では驚愕の事実と絶望が待ち受ける。 構成が見事だけど、これはキツイ。

    2
    投稿日: 2024.02.11
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    『その女アレックス』の著者、ピエール・ルメートルのデビュー作。殺人現場の描写は、非常に凄惨で誉田 哲也さんの比ではありません❗ ルメートルの腕前なのか?訳者の橘 明美さんのお陰なのか、『その女アレックス』同様に、テンポ良く息つく暇もない位、その世界へ読者を惹き込ませます♫これがデビュー作とは、とても恐れ入ります❗ ただ残念なのはタイトルで、もう少ししっくりくるものがあったような気がします。また個人的には、終り方も少し残念で、『その女アレックス』の方が数倍も面白かったように感じました❗

    8
    投稿日: 2024.01.08
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    すごく好きな話。 だけど、原題(Travail soigne(丁寧な仕事))のままがよかったな。 この邦題にしたせいで結末がある程度予想できてしまって、途中の主人公と奥さんの会話も、でも最後には…と考えてしまって辛かった。

    1
    投稿日: 2023.12.24
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    とてもおどろおどろしい描写の殺人事件からスタート、最後まで読み切れるか不安になりつつ読破しました! 過去の事件とも繋がる痕跡があり、カミーユ警部が事件を調べていくと...なんと小説に書かれている内容と同じ状況で殺人が行われている⁉︎ 他の事件でも小説と同じ内容のものが見つかり、連続殺人として捜査が進みます。 いやぁ、人が沢山殺されて酷い殺害方法いっぱい(°_°) そして、ビックリする展開が待ってます。 次に読む予定のアレックスもこの感じなのかしら 読後はドヨーンのお話でした

    27
    投稿日: 2023.12.12
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    私の頭が悪いのか、とても読みにくかったです。その女アレックスは読めたのに。話としてはよく出来てるんだろうけど……登場人物一覧が無かったら読むの諦めてた。 まず「ジャン」ってつく名前が多すぎて混乱する。

    1
    投稿日: 2023.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みたい本を切らしてしまい過去に読んだものの中からようやくこれに決めた。8年ぶり再読、我ながら忘れ去る能力に驚いた。犯人すら覚えてなかった。当時アレックスの次にこれを読んですごくおもしろいと思った記憶しかなかった。とにかく残酷な描写ではこれをしのぐものがないというくらい残酷きわまりないが、そこは想像力を全面的に殺して字面だけを追いながら読み進めることにする。やはり面白かった。

    1
    投稿日: 2023.11.26
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    なんの知識もいれずに読み始めたからなのか、色々なミステリーを読んでいますが衝撃が凄かった。最初から最後まで残酷of残酷。 読み終わると疲労感。私は好きです!

    1
    投稿日: 2023.11.11
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     初ピエール・ルメートル作品でした。とても怖かったです。最後まで読んでもスッキリとはしません。でも、別の作品も読んでみたいかも。

    1
    投稿日: 2023.10.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三部作の一作目。 物語の第一部は犯人の創作。 実際に起きたこともあればそうでは無いこともあり、人物の名前や登場にズレがある。 今まで読んできたのはなんだったんだと。今までになかった変わったどんでん返し。 実際にある小説や絵画が登場するのでそちらも確認したくなる。 タイトルの『悲しみのイレーヌ』やイレーヌの妊娠からの不穏さが尋常ではない。 事件の残酷さの言語化が凄すぎて思い浮かぶし、気持ちが悪い。R指定でも映画化は難しそうなくらい。文字でここまでくらっているから映像で観たら死ぬほど気分が悪くなると思う。 解説にあった「脳がざわざわする」が言い得てる。 『セブン』のような犯人と『ユージュアル・サスペクツ』のような要素。 翻訳の仕方が良く読みやすい。

    1
    投稿日: 2023.08.12
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    これは凄い…血生臭さも凄いんだけど、構成が凄い。何も書けないんだけど、現実なのかそうじゃないのかの境目が迷子になって、あとがきにあった「脳がざわざわする」の感覚が分かる気がする。 次作どう展開するのか

    2
    投稿日: 2023.07.01
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    シリーズ第二作から見てしまったので、ネタバレ状態でしたが楽しめました。シリーズを通して残酷な描写や哀愁やら凄いですがそこが魅力だと思います。

    2
    投稿日: 2023.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    残酷でえぐい描写が多いので、読む時には覚悟が必要です笑 ですがその残酷さが本の構造と相まって、読者にじわじわと忍びよって来る恐怖を与えます。タイトルのイレーヌは主人公のカミーユ・ヴェルーヴェン警部の奥さんの名前なのですが、前半部分を読んでいる時は何でこんなタイトルなんだろう?と思っていたのですが、真相があまりにも辛いものでした…。ミステリーというよりは、サスペンスのような感じのする小説でした。

    0
    投稿日: 2023.05.11
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    2023/04/11/Tue.(通販購入して届いた日/中古本) 2025/08/14/Thu.〜11/17/Mon.

    0
    投稿日: 2023.04.11
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    外国文学は結構好きですが、登場人物の名前がなかなかな入ってきません。この作品も名前を確認しながら読み進めました。 途中、若干の物足りなさを感じつつも、衝撃の結末に満足できた作品でした。面白かったです。

    3
    投稿日: 2023.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに、わくわくするような作品だった。私も、まんまとしてやられたうちの一人。視点がいろいろ変わる書き方は私は好きなので、そこも良かった。殺人方法が斬新で面白い。アメリカンサイコ、ブラックダリア等、作中で出てきた作品も昔読んで面白いと思ったものばかりなので、また読みたいと思った。予想通りの悲しい結末は無念だったふが、、、ヴェルーヴェン警部からしばらく目が離せなくなりそうだ。

    1
    投稿日: 2023.02.07
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    カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ三部作の中の一作目 目を背けたくなるほど描写が結構えげつない およそ文章で表現出来る限界までの悪魔の所業 推理要素と言うよりはどんでん返しに重きを置いたような印象 まさかの○○○だったとは... そして何より救われないラストが何とも言えない気分になる 次作以降がどうなるのか気になる

    0
    投稿日: 2023.01.21
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    小説に仕組まれた仕掛けには驚いた、でもその後の展開にもう一捻り欲しかった気がする。 もちろん衝撃的ではあるし予想はしてなかったけど、好きではないし拍子抜け。 この捻りのなさが後2作で生きてくることを願いたい。

    0
    投稿日: 2022.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ピエール・ルメートルの「カミーユ警部」シリーズ第1作。 現実と虚構とが入れ替わるどんでん返しはとても良かった(原題『Travail soigne』が意味する「きちんとした仕事」「丁寧な仕事」というのも、主人公の入念な捜査を指すものから、犯人側の積み上げてきた犯行を指すものへと主体が逆転する)。 仕掛けは面白いのだけれど、特に終盤の展開が残酷すぎて、読んでいて辛い。次作でカミーユ警部は帰ってくるらしいけれど、その喪失や絶望をどう描いているかによって、シリーズ全体への印象も変わりそうな気がする。

    1
    投稿日: 2022.12.09
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    フランスの作家「ピエール・ルメートル」のデビュー作品『悲しみのイレーヌ(原題:Travail soigne)』を読みました。 「ピエール・ルメートル」作品は、昨年の12月に読んだ『天国でまた会おう』以来なので、約半年振りですね。 -----story------------- 『その女アレックス』の刑事たちのデビュー作 異様な手口で惨殺された二人の女。 「ヴェルーヴェン警部」は部下たちと捜査を開始するが、やがて第二の事件が発生 「カミーユ」は事件の恐るべき共通点を発見する……。 『その女アレックス』の著者が放つミステリ賞4冠に輝く衝撃作。 あまりに悪意に満ちた犯罪計画… あなたも犯人の悪意から逃れられない。 解説・杉江松恋 ----------------------- 「カミーユ・ヴェルーヴェン警部」シリーズ三部作の第1作にあたる作品… 「ピエール・ルメートル」の名前を日本で有名にした『その女アレックス』が第2作にあたる作品なので、第2作を先に読んじゃった感じですね、、、 テンポが良くて面白いのが、他の作品との共通点… ホントに巧いと感じさせる作品で、デビュー作とは思えないクオリティです。 気になるのは、惨酷で凄惨な殺害シーン… しかも、殺される人数が多いんです、、、 この部分には、嫌悪感を感じますが… 想像力を封印し、エンターテイメント作品として割り切って、ストーリーを愉しむことに徹しました。 著名な画家を母に持ち、自らも絵心のある警部「カミーユ・ヴェルヴェーン」… そんな「カミーユ」の下に、部下の「ルイ」から連絡が入る、、、 「こんなのは見たことがない」 という「ルイ」の言葉に現場に駆けつけてみると、そこには凄惨な手口で殺されたふたりの女性の死体があった… いずれの死体も甚だしく損傷しており、使われた凶器は刃物だけでなく、釘で打つ、酸で焼く、火で燃やすという徹底振りだった。 しかも壁には、 「わたしは戻った」 という謎の宣言まで書付られていた… 全てが過剰な演出で、露出狂のような犯罪、、、 この異常犯罪に対し、若く優秀な富豪刑事の「ルイ」、極端なケチだが粘り強い捜査で定評あるベテラン刑事「アルマ」らの部下と共に捜査を開始すた「カミーユ」たちは、驚くべき事実に気付く… そして、過去の未解決な類似事件を調べるうちに共通点があることを見出す。 今回の殺人事件は、「B・E・エリス」の犯罪小説『アメリカン・サイコ』の殺害現場、殺害方法を再現しており、 1年半前の殺人事件は、「ジェイムズ・エルロイ」の犯罪小説『ブラック・ダリア』の殺害現場、殺害方法を再現していた、 捜査が進むにつれ、 「エミール・ガボリオ」の犯罪小説『オルシヴァルの犯罪』、 「シューヴァル&ヴァールー」の犯罪小説『ロセアンナ』、 「ウィリアム・マッキルヴァーニー」の犯罪小説『夜を深く葬れ』の、それぞれの殺害現場、殺害方法を再現した類似の事件があることが判明、、、 増える惨殺死体… 執拗なル・マタン紙の記者「フィリップ・ビュイッソン」… 軽薄な不動産業者「フランソワ・コッテ」… そして、犯罪と事件の関係性に気付いたことから疑われるミステリ通の書店主「ジェローム・ルザージュ」… 「カミーユ」たちは、大学教授で犯罪小説の専門家「ファビアン・バランジェ」にアドバイスを求め、この事件、そのものが、あるマイナーな犯罪小説『影の殺人者』を再現しようとしているという恐るべき事実に気付く。 『影の殺人者』では、倉庫で妊婦が出産前の胎児とともに惨殺されるらしい… そして、出産間近だった「カミーユ」の妻「イレーヌ」が犯人に誘拐され、「カミーユ」はパニックに陥る、、、 「カミーユ」たちは、今後の事件の展開を知るために、ほとんど市場にも流通しておらず入手困難な犯罪小説『影の殺人者』を探し求め、「ジェローム・ルザージュ」等の協力を得て、『影の殺人者』の古本を入手… それを読んだ「カミーユ」は「イレーヌ」が監禁されている場所に気付き、武装して現地に向かう。 いやぁ… ホントに殺害シーンのことに目を閉じれば、怒涛の展開で愉しめる作品でしたね、、、 「カミーユ」の心情や葛藤がきめ細やかに描かれているので、感情移入して読んじゃいましたね。 それにしても、哀しい結末だったなぁ… 真相に気付くのがちょっと遅かったですね、、、 こんな結末はなかなかないよなぁ… と感じましたが、三部作の第一部としては、あり得るカタチなのかと思います。 「カミーユ・ヴェルーヴェン警部」シリーズ三部作の完結篇『傷だらけのカミーユ』でも読んでみたいな。   以下、主な登場人物です。 「カミーユ・ヴェルーヴェン」  司法警察 警部 犯罪捜査部班長 「イレーヌ・ヴェルーヴェン」  カミーユの妻 「ルイ・マリアーニ」  カミーユの部下 富豪一家の息子   「アルマン」  カミーユの部下 ケチで知られる 「ジャン=クロード・マレヴァル」  カミーユの部下 浪費家 「ジャン・ル・グエン」  警視 犯罪捜査部部長 カミーユの上司 「コブ」  捜査チームのメンバー ITのエキスパート 「エリザベス」  捜査チームのメンバー 腕利きの女性 「フェルナン」  捜査チームのメンバー 酒浸りの中年 「メフディ」  捜査チームのメンバー 若いアラブ系 「ジャン・ベルジュレ」  鑑識課長 「エドゥアール・クレスト博士」  心理プロファイラー 「フランソワ・コッテ」  クルブヴォア事件の現場を扱った不動産業者 「エヴリン・ルーヴレ」  クルブヴォアで惨殺された娼婦 「ジョジアーヌ・ドゥブフ」  クルブヴォアで惨殺された娼婦 「マヌエラ・コンスタンツァ」  トランブレで惨殺された娼婦   「アンリ・ランベール」  コンスタンツァのヒモ   「フィリップ・ビュイッソン」  ル・マタン紙の記者 「ファビアン・バランジェ」  大学教授 犯罪小説の専門家   「ジェローム・ルザージュ」  ミステリ通の書店主  

    1
    投稿日: 2022.11.03
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    翻訳本は、以前読んだ本の表現部分があまりにも冗長すぎて食わず嫌いしていましたが、この本はとても読みやすかったです。 全体に漂う重い雰囲気と登場人物の動きがイメージしやすい文章で、物語の中に強く引き込まれました。

    3
    投稿日: 2022.10.21
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    これすごいですね! 面白かったです! 出だしの殺人事件、殺害状況の異様さから凄い。 『その女アレックス』から先に読んでしまったので結末はわかっていましたが…。  イレーヌの番はいつなのとハラハラしっぱなし。 遂にそのときか、と読んでました。

    19
    投稿日: 2022.10.18
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    サイコキラーと刑事の熾烈な戦い! あなたはきっと衝撃的な真相と結末に襲われる #悲しみのイレーヌ ■レビュー 悪夢のような、息苦しく抜け出せない感覚… なんとも、もがき苦しめられる作品です。 次々と事件が発覚するが、大した実績が上げられずに捜査が迷宮入りしていきます。警察官たちの焦りが手に取るように読者に伝わくる。 事細かくやたら丁寧に綴られる事件描写が凄まじい。 なかり陰惨な殺人事件のため、読んでいてなかなか辛いんです。しかしこの昔ながらの殺戮表現で綴られるミステリーは、昨今の日本の小説では味わえない魅力がありますね。 そして本書は陰気な雰囲気がいい意味で素敵。 事件自体もそうですが、街の情景、警察内部の争い、事件の関係者などなど。全編通して雨でも降ってるんじゃないかと思えるほどの息苦しさ、蒸し暑さが文章からにじみ出ています。 なんといっても本書の魅力は、ミステリーの真相部分。 終盤の強烈な展開から怒涛の終焉までは、まさに読まずにはいられない熱中の読書タイムでした。こんなの読んだことねぇよっ 次回作アレックスでは、いったいどんな仕掛けをしてくれるのか楽しみです。 ■推しポイント この本は悪意と憎悪が読者に襲い掛かってきます。 私もかつて人を憎んでしまったことがありました。 しかし家族を持つことによって、いかに愛を育むか守るかを大切に、どんなことがあっても前向きに生きようと心に誓ったものです。 彼の気持ちを思うと、ただただやるせないです。

    62
    投稿日: 2022.09.25
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    だってさー先にアレックス読むじゃん普通はっていうか当時は。 そしたら思いっきりネタバレ食らってるんだもん、最悪だよ。 順番通りに刊行しなかったのはなんでなの? シリーズ化させるつもりなかったでしょ! とはいえ面白いしドンテングロサイコミステリー好きを唸らせる名著だからまぁ許すわ

    3
    投稿日: 2022.07.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本での出版は「その女アレックス」の方が先と、順番が前後しているが、こちらがシリーズ第1作にして、著者のデビュー作。 既に他作を読んでいる私からすれば、相変わらず、という印象だが、実際には小説家としての出発時から、猟奇的な犯行の描写が凄惨過ぎる。 この作品に関してはそこは必要な部分であると理解はできるが…。 クライムノヴェルとしては非常に良くできている。 第2部に入り、第1部の位置付けを認識させられた時は、思わず「巧い」と心の中で唸った。 まったく救いの余地がない、無慈悲の極みとも言えるエンディングが持つ意味合いと効果については見方が分かれるところだろうと思う。 そして、その結末を示唆するようなフラグが作中にいくつも立てられていることについては、著者の思惑であることを慮って差っ引いたとしても、この邦題のセンスはあまりに酷いと評さざるを得ない。 "もしかして原題の直訳か、それだったら仕方ないか"、と思いつつ調べたらそうではないし、どうも出版社及び編集部内に、"もう次作の翻訳出てるしな"、という開き直りがあったとしか思えない。

    0
    投稿日: 2022.07.01
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    終始分厚い雲が覆って霧がたちこめているような、そんな世界観。カミーユの妻の言葉がいちいち不安を煽ります。その女、アレックスもそうなんですが、残虐なシーンがあまり記憶に残らないほどに本編のストーリーも重厚。三部作、全て読んでください。ただし、だいぶやられます。

    1
    投稿日: 2022.06.13
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    傲岸不遜。醜悪。 アレックスは未読且つ積読。 しかし、この読了間もない気分で、その女アレックスに手が伸び悩む……。少し挟むか。

    9
    投稿日: 2022.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ、第一弾。 非常に不吉なのはわかりきっていた。 女性を残酷に殺す連続殺人。 捜査を率いる警部の妻は妊婦。 そしてタイトルは彼女の名前、イレーヌ。 個性豊かな部下たちの存在が効いているが、 どう考えても金持ちの部下と女好きの部下がもめてたら、 金の貸し借りだし、 捜査情報をもらしたのは金欠の方の部下だろう。 それに犯人に自宅の住所を教えるなんて。 カミーユ警部は死体の残酷な状況が、 とある犯罪小説と同じであることに気が付く。 さらに、他の死体の状況と同じ小説を捜し、 推理文学の教授や古書店の店主に尋ねて、 その小説を突き止めるが…。 イレーヌの運命が気になり過ぎて、 事件の方はちょっとおざなりになってしまうぐらい。 本当に酷いラストだった。 2作目にあたる「その女、アレックス」を先に読んでしまったが、 その方が良かったかも。 この作品の後では次の作品を読む気にならないから。

    1
    投稿日: 2022.05.19
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    ネタバレをしないと伝えられない面白さ。 言える事は、グロテスクな表現が至高である事と、現実味のあるサイコパスな要素がてんこ盛りである事です。 ただ…タイトルがネタバレになってないか?

    1
    投稿日: 2022.05.09
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    面白い作品は後半になるほど凄いスピードで読んでしまうのだけど、この作品も2部に入ってからはあっという間に読んでしまった。 惜しむらくは、タイトルの所為で先の展開が読めてしまっていたこと、と言うか、おそらく読み進めていくうちに展開は予測出来てたと思うのだけど、タイトルのお陰でそれさえも判らない。原題を直訳すると「丁寧な仕事」。「悲しみのイレーヌ」は「その女アレックス」に引きづられての邦題なのだろうけど、もう少しなんとかならなかったのだろうか?星一つ評価を下げたくなるような残念な邦題だ。

    2
    投稿日: 2022.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『その女アレックス』を先に読んでしまっていたのでイレーヌの死はあらかじめ知っていました。このへん翻訳出版の順番はどうにかならなかったのだろうか…と悔やまれます。 おかげでイレーヌの場面はどれも読んでいて胸が痛みました。描かれる夫婦愛は妻の誘拐と死という、最悪のかたちで終わりを迎えるからです。しかし結局、その胸の痛みさえ、偽りだったという事実を最後に突きつけられます。 読者は第二部で大いに裏切られます。魅力的な人物像すべてが利己的な殺人犯による創作にすぎなかった。私が感動したり、笑ったり、物悲しかったりした場面どれもがビュイッソンの独りよがりで、私は手のひらの上で踊らされていたに過ぎなかった。こんな裏切りがありますか?P・ルメートルはなんて残忍な人物なんだろう。その才能が文学に生かされていて安心します。 作家にとって登場人物から自分を完全に排除するのは不可能に近いと思います。つまり作者はビュイッソンでありカミーユでもあるわけです。特にこの文庫本では5分の4がビュイッソンの作品なわけで。それで言うに事欠いて「結局のところ、あなたもわたしも、人々がこうだと思う人間ではありません。」と〆る。これがデビュー作だなんて凄すぎます。 あらすじに「あなたも犯人の悪意から逃れられない」とありますが、まるっきり「筆者の悪意」ですよ。 ところで『その女アレックス』で、イレーヌはバラバラにされて死んだと書かれてはいなかっただろうか?(※"惨殺"でした) 確認がてら再読します。アレックス〜でカミーユの口から語られるイレーヌは、本来のイレーヌでしょうから。

    2
    投稿日: 2022.04.18
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    この結末は途中から薄々予測ができて、そうなって欲しくないと読み進めるのが嫌になるほどでしたが、結局、やはりその結末になってしまった。 いや、ほんとなんでこんな残酷で救いようのない小説を描くのだろうと甚だ疑問だ。だけどおもしろくないわけではない。読んでいる最中は不安に苛まれながらも頁を捲る手は止まらない。読んだ後は最悪だ、と嘆くばかり。 おもしろかった!と一言で片付けたくない小説でした。

    1
    投稿日: 2022.04.01
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    頭の中がふにゃふにゃになりました この大掛かりな仕掛けには参りました 全体の8割を占める第一章と残りの第二章が仕掛けのヒントでしょう 第一章と第二章は全然違うのです そして最後までスッキリさせてくれません 全然整理してくれません この不親切さはシリーズ2作目の『その女アレックス』も同じでした そうピエール・ルメールはとても不親切な作家だと思うのです もちろんその不親切さは面白さにも繋がっているのですが よし、次は『傷だらけのカミーユ』だ カミーユが本当はどんな奴なのかあばいてやるぞ!

    27
    投稿日: 2022.03.13
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    読み進めると不思議な構成の意味がわかる。 小説とはいえここまで残酷になれるのはすごい。 ラストに近づくにつれページを捲るのが怖かった。 でも恐怖に反して手が止まらない。 イレーヌの心情描写が少ない為、自分もカミーユのように彼女の心を理解できていないようで辛かった。

    2
    投稿日: 2022.02.22
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    「その女アレックス」が気になっていたが、2作目だったので1作目のこちらから読んでみた。 落ち着いた語り口と作品の雰囲気がうまくマッチしていて、ところどころ斬新で素敵な表現があり読み応えがあった。巧みに訳してくださった翻訳者に感謝。 医者や学者など専門家が出てウンチクを語っているシーンが好きなので、本作もわくわくしながら読めた。 「ハサミ男」が好きな人におすすめしたい。

    3
    投稿日: 2022.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結末は「その女アレックス」を先に読んでいたので知っていた。幸せな夫婦生活の描写が出てくるたびに落ちこむ。魅力的なイレーヌ…。 ん?でも、あの描写は??あれ??どっちだ??? って展開になるなんて思いもよらず、最高の驚きです。 一筋縄ではいかない作家さん認定です。もうゾッコン。 ヴェルーヴェンチームの会話のテンポやチームワークが本当に好み。まだまだシリーズを読み続けたい。 大満足!!

    0
    投稿日: 2022.01.23
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    『その女アレックス』を読んでから7年経っているが、今でも印象に残っている。本作も相変わらず面白い。『ヴェルーベン警部補シリーズ』と呼ばれているのか。三部作だし、『その女アレックス』を再読して、『傷だらけのカミーユ』も読みたい。

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    投稿日: 2021.12.25
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    とても残虐な殺人事件が複数件起こった。どの殺人事件も女性が被害者となっており、普通では考えられないような残虐な殺され方をしている。主人公である警部・カミーユは、それら一連の事件の捜査をすることになった。 捜査を進めていくと、それぞれの殺人事件に共通点があることに気づいた。それは、「ある小説の内容が再現されている」ということ。しかし、次に起こる殺人事件がどの小説の内容なのかわからない。 手がかりが少ない中で捜査を進めていくと、、、というストーリー。 どの殺人事件も残虐さが度を超えていて、ピエール・ルメートル作品らしさ全開でした。 小説の内容を忠実に再現していくというイカれた殺人犯のキャラクターが、絶妙に表現されていて面白かったです。 最後の結末も衝撃ですが、最後まで残虐な内容の作品だったので、さすがだなと感じました。(「その女、アレックス」を読んだ方は、途中で結末の想像がつくかもしれませんが) 良くも悪くも、らしさ全開の作品なので、ピエール・ルメートル作品が好きな方はぜひ読んでみてください。

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    投稿日: 2021.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『その女アレックス』が先に翻訳されていなければ、このタイトルにはならなかっただろうなぁ。やっぱりダサい。原題の直訳は“丁寧な仕事”だそうだから、私なら”奴の仕事は”とか”ワーカホリック”とかにするかな。 身長145㎝の成人男性は日本人でも結構な小柄だが、高齢者ならいないこともないから、ドン引きってほどでもないと思う。しかし白人黒人の多い社会だと、平均身長は高いから、より異端に見られるのかしらん。背の高い男性って苦手だけどね。見降ろされるの嫌だもん。 『~アレックス』を先に読んでいたから、カミーユとイレーヌのラブラブシーンが切なくて切なくて。3作目もえげつない場面が出てくるのかなぁ。遺体を弄るにしても、横溝みたいに意味を持たせれば(ある意味)美しいのに。(2021-09-25L)

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    投稿日: 2021.10.18
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    翻訳が秀逸で読みやすい。 ブラックダリア?と思いながら読んでたら 関連があった。 小説になぞらえた筋書きで、本に出てくる小説も読みたくなる。 グロ耐性がない人は読まない方がいいと思う。 「殺戮に至る病(我孫子武丸)」あたりにハマれる人ならいけるかな?

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    投稿日: 2021.10.12
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    その女アレックスを先に読んでいたので結末は解っていたのですが、問題なく楽しめました。 登場人物が多い上に日本人には覚えにくい名前が多く、誰?事案が多くて少し大変だった。小説内の犯罪小説も全く知らなかったので、知っている人ならばもう少し楽しめたのかな。 邦題は…ちょっと問題ありかもしれません。自分は結末を知っていても問題ない派ですが、ネタバレ厳禁な人にはしんどいのでは。 その女アレックスの翻訳が先だったので、人物名を入れることに統一したのだと思いますが…。 それでも文句なしに素晴らしいエンターテインメント作品だと思いました。おすすめです。

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    投稿日: 2021.10.11
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    こちらが最初だったんだ。 日本語訳された順の関係でその女アレックスから読み始めたから、せっかくなので傷だらけのカミーユも読んでみようかな。これ以上カミーユに傷がつけられるのかと思うと心が痛いけど。

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    投稿日: 2021.10.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こ、これでよくシリーズ化したね…… 長い物語読んできてラストこれーーー 作中作長すぎねーーー? そもそもタイトルで出オチーーーー とか文句ばかり出ますが、アレックスは買ったのでそのうち読みます

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    投稿日: 2021.09.13
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    「その女アレックス」が気になっていたフランス作家さんのデビュー作。アレックスより先に読むべしと見かけたので。 タイトルでだいぶん損しているイメージがありつつ、いや面白かった!! ……面白かったんだけど、これは面白いというものなのか?え?って混乱するんだけど。 ネタバレにはならないかな? 読了してまず思ったのは、私は一体何を読んでいたんだろう……ってことよな。 ちょいと脳内がバグる(笑)え?ん?あ?ってなる。

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    投稿日: 2021.07.04
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    今見てる海外ドラマクリミナルマインド のドクターリードとルイ君がなんか被ってる気がした。犯人が最後どうなるか気になったが、まあ捕まってよかった

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    投稿日: 2021.03.25
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    「暗黒のLA四部作」になぞらえた見立て殺人。惨たらしい殺害・犯行の描写を読んでると、作者は異常者だと思えてくる。 意外な(しかし、突拍子もなくて呆れるほどではない)犯人像、そして犯人の小説と交錯し倒錯的なクライマックス、非道の結末。とにかくマニア向けな感じがします。 徹底的に残酷、露出狂の如き異常犯罪でとにかくインパクト大ですが、カミーユ達のキャラクターも個性的で躍動感があると思います。 作者は、本作でコニャック・ミステリー大賞など4つの賞を獲得した一方で、残酷さで批判もされたらしく、評価は難しいです。 「その女アレックス」を読んでもう何年も経ちますが、時系列が前後してるらしいです。(作品発表の順番とストーリーの時系列が逆ということか?) 同作(『その女アレックス』)をもう一度読みたくなりました。

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    投稿日: 2021.03.01
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    外文と言えば登場人物の名前がなかなか覚えずらいところがありますが、 イレーヌは読み始めから引き込まれる。 本の厚さに最初は戸惑ったけど、気付いたら読了……。 犯される殺人。それを追う刑事。いつも読んでいるミステリより その仮定がはっきりと頭の中に浮かびます。 なぜその殺人が起きたのか、なぜ最後の最後に彼女「イレーヌ」が このような事件に巻き込まれたのか… 惨殺物が大好物の私はとても好きなお話でした。

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    投稿日: 2021.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    半分ほど読むのに半年かかりました。序盤の猟奇的な事件描写、キャラだった捜査メンバー、好感が持てる一部のメインの登場人物、そして有能で個性的な主人公の警部ーーこれだけの条件が揃ってるなら、どんどん読み進められそうなものですが、主人公の心理描写(特に妻に対するもの)がなんとも煩わしく退屈なのと、登場人物や事件の多さに躓き、少し読んでは閉じ、少し読み進めては閉じ、を半年ほどちまちま続けてきました。 加速したのは後半からです。 ようやく捜査が具体的に動き出してきたあたりからーーそれでものめり込むほどではなく、意識して頑張って読み進めていった結果、第一部の終盤に差し掛かったところで飛び出たサプライズに、まんまとヤられてしまいました。この作者の仕掛けが巧妙なのは、そこに至るまでの流れにあります。イレーヌに危機が及ぶのは多くの方々同様に、タイトルや話の流れから予測がついてはいたものの、はたして起きてしまった事態に泣き叫び助けを求めたヴェルーヴェン警部の嘆きと失意、そんな彼のために動く周りの同僚たちの献身に涙し、どうかイレーヌが無事であるようにとページを捲るスピードがだんだん速くなっていった矢先のことーーどっぷりと読み手がヴェルーヴェン警部の心に寄り添ってしまったところで、無慈悲に発動させたところです。今まで本を読んでいて感じたことのないような、唐突に突き放されたような感覚に、見事に打ちのめされてしまいました。同時に、それまでのうんざりするような、もって回った文体に納得もし、また、今の今まで危険な猟奇殺人者の頭の中にどっぷり浸かり込んでいたことに気づいたような、うすら寒い気分にも陥りました。そんな決して良い気分になれないサプライズと、懸念したよりも上をいった結末も合わさって、読後はしばらく困惑し、でも何か吐き出したくなり、こうして感想を書く次第に至りました。 まとめると、読後感は良くないしモヤモヤするけど、してやられた感が小気味よくもある、といったところでしょうか。続編となる「その女アレックス」をまだ読んでいないので、リアルなヴェルーヴェン警部がどのように描かれているのかすごく気になっています。そちらも読んで何か発散したかったら、また感想書こうかなと思います。

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    投稿日: 2021.02.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    イレーヌ助からないのがほんとにショック もうすれ違ってすれ違ってどうしょうもないあたりからそうなんだろうなとわかっててもイレーヌ助からないのがショック 後半特にだけど狂気じみてるところが私好みでした。

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    投稿日: 2021.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「傷だらけのカミーユ」を読み終え、ヴェルーヴェン警部シリーズの第1作が本作である事を知り、立て続けに読み終えました。 「その女アレックス」から著者の作品を読み始めましたが、驚くのは本作が著者のデビュー作であるということ。 遅咲きのデビューとのことですが、ストーリーの組み立てが実にうまい。 そして、著者自身もかなりの読書家なんだろうと勝手な想像をしています。 巻頭からの斬殺な殺害現場はJ・ケッチャムの「オフシーズン」を彷彿させるグロさがあり、そこから続く猟奇殺人とそこに隠された謎を第一部として描き、謎解きと共に新たな展開を見せる第二部。 謎が解き明かされ犯人が明らかとなると同時に、最愛の妻であるイレーヌにその毒牙がおよぶ。 ハッピーエンドで結ばれない本作は、その後続いていくヴェルーヴェン警部シリーズの始まり。 昨日読み終えたばかりの「傷だらけのカミーユ」、過日読んだ「その女アレックス」を再びしっかりと読んでみたいと感じたのは私だけではないだろう。 説明 『その女アレックス』のヴェルーヴェン警部のデビュー作。 奇怪な連続殺人をめぐる物語がたどりつく驚愕の真相。 若い女性の惨殺死体が発見された。パリ警視庁のヴェルーヴェン警部は、裕福な着道楽の部下ルイらとともに捜査を担当することになった。殺人の手口はきわめて凄惨で、現場には犯人のものと思われる「おれは帰ってきた」という血文字が残されていた。 やがて過去の未解決事件とのつながりが浮かび上がる。手口は異なるものの、残虐な殺人であることは一致していた。これは連続殺人なのだ。そして捜査が進むにつれ、犯人は有名なミステリ作品に登場する惨殺死体を模して殺人を繰り返しているらしいことが判明した。ジェイムズ・エルロイの『ブラック・ダリア』、ブレット・イーストン・エリスの『アメリカン・サイコ』……ほかにも未解決の事件があるのではないか? ヴェルーヴェン警部らは過去の事件のファイルを渉猟し、犯人の痕跡を探る。 しかし警部は知らなかった――犯人の魔の手が、自身の身重の妻イレーヌへと伸びていることを。 強烈なサスペンスとともに語られてゆくサイコ・キラーとの対決。だがそれは第二部に入るや、まったく違った相貌を読者にみせつけることになる! 『その女アレックス』の殺人芸術家ルメートルの衝撃的デビュー作。

    4
    投稿日: 2020.12.27
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    パリ警視庁の警部カミーユ、残忍な殺人事件の捜査担当となる。ミステリー古典の現場を忠実に真似た犯行であることがわかり、過去の未解決事件やスコットランドの事件もその一環であることがわかってくる。 この続きが『その女アレックス』、以前に読んでいたのですが、詳細はすっかり忘れていたお陰で、最後まで楽しめて良かったです。ひどい事件ばかりだけれど。

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    投稿日: 2020.12.20
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    仏警察小説。カミーユ警部がミステリー小説になぞらえた連続殺人事件に挑む。事件が残酷すぎるので星2つ。

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    投稿日: 2020.12.06
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    本屋でしばらく前に買って読まないでいたことを忘れて図書館で借りてきて読了。 読み終わってから気づいたのにはショック。 気になっていた作家であった。 他の作品にも手を出すと思う。 買ったのを忘れないようにしないと!

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    投稿日: 2020.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本での出版順でなく、原作の順で読みたかった!しかしこの邦題。 フランス語タイトル Travail soigné 英語翻訳にかけてみた Careful work 読み終わってつくづく、この邦題はいかがなものかと思ってしまった。原題直訳はせず、全然違うものにするのは構わない。この作品に原題直訳ではたしかに読み手がつきにくい。それにしても、これはないわ…。

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    投稿日: 2020.11.01