和歌に秀でた実績を残す、源実朝。 公暁に暗殺されるまでの生涯と、鎌倉時代の幕府、武士の棟梁たちの動きを、歴史書と和歌から立体的に描いている。 いつ、どこで何をして、そこでどのような歌を詠んだなど詳細な記述があるので、現地に行ってその場の雰囲気を感じてみたくなりました。 また、鎌倉武士の時代、もののふの時代とは、武家たちが実力で戦い、謀略で戦い、血なまぐさい時代であったと、改めて思いました。