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伊藤計劃トリビュート
伊藤計劃トリビュート
藤井太洋、伏見完、柴田勝家、吉上亮、仁木稔、王城夕紀、伴名練、長谷敏司、早川書房編集部/早川書房
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総合評価

24件)
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    伊藤計劃氏が亡くなってから16年 この“トリビュート”が出版されてから10年 その間、 大きな地震や災害が続き、パンデミックが現実となる。 理由のよくわからない戦争が続き、ドローンや無人兵器が実戦で用いられる。 SNSを用いた世論誘導、生成AIの実用化やマルウェアなど、目に見えない相手の脅威が現実となる。 現実がSFを超える日、それでも読まれる物語がある。 『虐殺器官』から続く天国と地獄の薄っぺらな境界線上での綱渡り……現代ジャパニーズSFの王道となった感がある。 多少の好き嫌いはあるもののどれも圧巻の出来栄えで、分厚い本の残ページが消えていく。 最終話、長谷敏司『怠惰の大罪』が特に響いた。 まるでドン・ウインズロウ『犬の力』を読んでるようで、SF集であることを忘れた。AIの及ぼす「天国と地獄の境界線」が、ノワールにまで入り込むとは……。 面白かった。

    1
    投稿日: 2025.05.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・公正的戦闘規範 面白かった。描写の細かさにも圧倒された。また、人々がゲームによって殺人を犯している、というところで小林よしのり『新戦争論』『PSYCHO-PASS2』5、6話のハングリーチキンを思い出した。この設定はSFでは鉄板なのかな。 ・仮想の在処 設定にまず驚いた。また、人間の定義についても考えさせられた。AIで姉の存在についての記述が巧みだった。 ・南十字星 自己相というものをめぐって話が展開されていた。あらゆる人々のあ間で感覚が共有されている、という設定が興味深かった。民族、文化についての記述もあり、考えさせられた。また最後の、主人公が、短刀を首に当てたためシステムから警告されたことに対し、自分のへの殺意すら肯定しないシステムに対し叫ぶ場面は印象的だった。なかなか難しい文章だったので、また読み返したい。 ・未明の晩餐 幻想的な料理の描写が印象的だった。料理人に憧れた。(笑)また、死刑囚に最後の晩餐を作る仕事をする人物が主人公という設定が面白かった。 ・にんげんのくに ぎっしり文章がページを占領していて、単語も難しく読みにくい文書だった。また、人間の本性である暴力性が容赦なく描かれていたため読んでいて、胸糞悪くなる話だった。麻薬が熱帯地域の先住民族の間で宗教的儀式に使われていた話は後で知った。 ・ノット・ワンダフル・ワールズ 作中のシステムが『PSYCHO-PASS』のシビュラシステムと似ていると思った。違うところは、この作品内のシステムは、提案されたものを拒否できる点だと思った。また、調和を実現するためには意識を無くす必要があるという話が、『ハーモニー』と似ていると思った。 ラストが衝撃的だった。AIが全て操っていたとは。 ・フランケンシュタイン三原則、あるいは死者の簒奪 まだ読んだことがないが、『屍者の帝国』と似ている設定が使われていた。魂や意識について考えさせられ、興味深い内容だった。また、人物設定に関して、「ナイチンゲール」と、歴史上の人物の名が使われていたり、新撰組のような侍がイギリスで警護役をしているのが面白かった。 ・怠惰の大罪 メキシコの麻薬戦争が題材なっている話で、一人の麻薬王の誕生を描いている。元々客の一人であった、AI会社に勤めていたアメリカ人の手を借りてAIを駆使することで覇権を握ることができた主人公だったが、技術が発達するにつれて、犯罪もまた技術的に高度になるという点で、ギャングがAIを使うのは実際に起こりそうな話だと思った。また、AIを効果的に使うことを考えた主人公は賢いと思った。 以上のように、テーマ的には面白いと思ったのだが、裏世界がリアルに描かれていて、『にんげんのくに』以上に胸糞が悪くなる作品だった。特に、主人公の弟マルコが誘拐されて出演させられたい殺人ビデオのDVD渡された主人公がそれを見るところや、主人公が拷問される場面が読むに堪えなかった。本当に容赦ないと思った。銃で指を吹っ飛ばされ、自害することもできないまま手足を縛られて爪は剥がされ歯は抜かれて目を潰されるなんて。そういえば、生きたまま内臓を出された人もいたな。グロ描写はさておき、全体的に退廃的な世界が描かれており、こちらが侵食されそうになった。それは、作者の文章力が高いからということになるのだが。 全体の感想   ↓ 非常に分厚い本で驚いた。一気に読むのは大変だったので、他の作品を途中で読むなどして間が空いてしまい、2020年12月末に読み始め、2021年6月前半に読み終わった。 内容的にも重厚で重い話が多く、心身ともに疲れたが、いい経験になったと思う。 『仮想の在処』『未明の晩餐』が気に入った。

    0
    投稿日: 2021.07.18
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    伊藤計劃の登場がゼロ年代のSFを方向付けた。戦争やAIや環境問題、そして心の在り処。今を生きる私たちの心に刺さる作品が集まった、レベルの高いアンソロジーだった。一人の作家に対し、プロの作家たちはこんな答えを提示するのかと感嘆したし、特に王城夕紀と伴名練の作品には伊藤計劃への深いリスペクトを感じた。あと作家たちの後書きが面白かった。アンソロジーを通して伊藤計劃を読んだときに見落としてたあれやこれやが浮かんできて、次はもっと深く読めると思う。

    0
    投稿日: 2021.05.08
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    伊藤計劃に影響を受けた作家たちによる書き下ろしアンソロジーをようやく読了。 8人の作家が設定が被ることのない話を各々展開していて、読み応えは抜群。 一部「ん?これはSFなのか…?」と首を捻ったものもあるが、なるほど、読み終えると確かにSFか、となる感じ。 8作品の中で好きなのは『ノット・ワンダフル・ワールズ』『フランケンシュタイン三原則、あるいは屍者の簒奪』

    0
    投稿日: 2020.07.01
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    伊藤計劃って名前のせいなのか? この8人の作家による中篇集は、それぞれがかなりの攻撃力を持っている。 またまた、それぞれが異なる作風で僕をアタックする! 早逝した怨みを晴らそうとしているようだ。 たまらん!

    0
    投稿日: 2019.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    目次 ・公正的戦闘規範 藤井太洋 ・仮想(おもかげ)の在処 伏見完 ・南十字星 柴田勝家 ・未明の晩餐 吉上亮 ・にんげんのくに Le Milieu Humain 仁木稔 ・ノット・ワンダフル・ワールズ 王城夕紀 ・フランケンシュタイン三原則、あるいは屍者の簒奪 伴名練 ・怠惰の大罪 長谷敏司 どの作品も伊藤計劃の気配を漂わせているけれど、特に濃厚なのは王城夕紀の作品(ハーモニーの世界観)と、伴名練の作品(屍者の帝国の世界観)。 この2作品は好きだなあ。 特に伴名練作品のナイチンゲールは夢に出てきそうなくらい恐ろしい。 単純な幸福はない。 幸福に正解はない。 けれどどの作品も屈託がありすぎて、胸が苦しくなる。 本の分厚さもあって、心身ともに体力を必要とする読書でした。

    0
    投稿日: 2019.08.14
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    ゼロ世代によるトリビュート  玉石混交というか散弾銃というか、とにかく圧倒の700ページだ。  気に入ったのは、フランケンシュタインものと料理ものと仮想現実ものかな。具体的には、伴名練「フランケンシュタイン三原則、あるいは屍者の簒奪」、吉上亮「未明の晩餐」、伏見完「仮想の在処」。いずれも知らない作者さんだった。  まぁまぁ楽しめたのが、藤井太洋「公正的戦闘規範」。知ってる作者さんだ。  あとはギブアップ。続編も楽しみだ。

    0
    投稿日: 2017.09.16
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    いかにも伊藤計劃トリビュートらしい中編集。 戦争をAIから取り戻す「公正的戦闘規範」、AIが推奨される選択肢を掲示する世界「ノット・ワンダフル・ワールズ」が特に面白し、伊藤計劃らしさがある。 分厚さもありSFはじっくり読み込んでしまうので時間がかかったが非常に面白かった。

    0
    投稿日: 2017.04.22
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    ページ数のボリューム感に感動した…気に入ったのは「未明の晩餐」「ノット・ワンダフル・ワールズ」「フランケンシュタイン三原則、あるいは屍者の簒奪」

    0
    投稿日: 2017.04.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    意図的な選択肢を提示し、それを人が受け入れるようになると、選択肢を提示している人は、人を操れるようになりますが、操られている人はそうであることを認識しませんという話が載っている。たとえ、あやつっていたのが人でなかったとしても。 ノット・ワンダフル・ワールズ

    0
    投稿日: 2017.01.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    藤井太洋「公正的戦闘規範」★★★ 伏見完「仮想の在処」★★★★ 柴田勝家「南十字星」★★ 吉上亮「未明の晩餐」★★★ 仁木稔「にんげんのくに」★★★ 王城夕紀「ノット・ワンダフル・ワールズ」★★★ 伴名練「フランケンシュタイン三原則、あるいは屍者の簒奪」★★★★★ 長谷敏司「怠惰の大罪」★★★

    0
    投稿日: 2016.11.26
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    いろんな作家さんの短編集。 伊藤計画っぽさとかは問うていないらしい。 伊藤計画らしいのもあれば、全く違うものも。 影響を受けて書いた作品というところでまとめてもこれだけ幅のある短編になるんだなあと感心しました。 個人的には、「怠惰の大罪」という作品が面白く、「公正的戦闘規範」という作品が伊藤計画っぽいかなと思いました。 読むのに結構時間かかってしまいましたが、その他の作品もお薦めです。 伊藤計画さんの本を読んでなくても楽しめると思う。 短編集なのに長編の冒頭だという作品が複数有り、(「怠惰の大罪」もだけど・・・)何だよ~という感じだったので星3つ。

    0
    投稿日: 2016.07.01
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    文字通り、伊藤計劃トリビュートの作品集である。文庫本で700ページを超える厚さであるが、作品数は8つの中篇集である。どの作品も伊藤計劃の影を感じさせる作品であり、作家らがいかに伊藤計劃氏の影響を受けているのか感じられる。しかもどの作品も驚くほど面白い。各作品に引き込まれるように読んだ。ページ数は多いがあっという間に読み終えてしまった。特に面白かったのは、「仮想の在処」「南十字星」「未明の晩餐」「フランケンシュタイン三原則、あるいは屍者の簒奪」。 以下、個別作品の感想。 ◎公正的戦闘規範(藤井 太洋) 格好いい話だ。ドローンや歩行兵器などが登場し、さらに戦争の規範を訴える。無人兵器が実用化されている現代において、生身の人間がどのように戦闘行為に携わるか、戦争の正義を提案しているとまでは言わないが、現代のノールールな戦争より少しはましな状態を描いていると思う。 ◎仮想の在処(伏見 完) 「ハーモニー」を彷彿とさせる物語。人間の意識とは、人格とは、存在意義とはなどを考えさせられる。伊藤計劃の作風に近い小説であり、彼の作品を読んでいるかのような感覚になった。 ◎南十字星(柴田 勝家) 伊藤計劃っぽさはあまりないけれど、作品自体は面白い。少女との出合い、少女の死、仲間の死、自我の死、いろいろな死が平気でまわりに存在する中で生きている自分。意識がある自分、他人と同化した自分、自分ではない自分、意識と生命の存在を意識したところはやはり伊藤計劃っぽいのかな。 ◎未明の晩餐(吉上 亮) 死刑囚に最後の食事を作る料理人の話。読んでいてどんどん引き込まれる。素直に面白い。哀しくもありハートウォーミングでもあり、見事な作品だと思う。 ◎にんげんのくに Le Milieu Humain(仁木 稔) ジャングルで生活する少数民族の話。部族に所属する“人間”と部族出身ではない異人がどのように生活するのかを描いている。普通に読んだだけでは、現実にある少数民族の普通の話のようにも読める。SFとして読むのは無理があると感じたのだが、他の人はどのような感想を持ったのだろうか。 ◎ノット・ワンダフル・ワールズ(王城 夕紀) 生命の進化とはを問う物語。その定義を作品に語らせている。おそらく学術的な進化とは異なる解釈がなされていて、「へぇ~なるほど」と思わせる。「ハーモニー」を思い起こさせる作品である。 ◎フランケンシュタイン三原則、あるいは屍者の簒奪(伴名 練) 実に面白い。「屍者の帝国」を思い出す。三原則についてはどこかで聞いたようなものもあるが、最初に出てきた原則を読んで瞠目した。確かに意識があるとかないとかはどのように判別するのだろうかと。それを疑問に思ってしまうと、自分自身が生きているのかどうかさえ疑ってしまう。この恐怖に震えてしまった。 ◎怠惰の大罪(長谷 敏司) 人口知能(AI)が出てくるものの、それ以外でSFを感じさせる要素はない。ストーリーはキューバを舞台にした麻薬がらみの裏世界を描いたもの。ゴッドファーザーを思い出させる。長編作品の第一章が掲載されている。SF要素を楽しめるのは、第二章以降なのかもしれない。

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    投稿日: 2016.04.25
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    文句なく面白かった。伊藤計劃と同時代のSF作家はこういう世界を作る ということがよく知らされたと思う。第三世界、AI、ドローンなど共通アイテムを持ちながら、それぞれが興味をそそられつつ読んだし、短編ながら充足感があった。 長編が気に入らなかった某作家が、意外にもここではめっぽうひきこまれるものを読ませてくれたのも発見だった。

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    投稿日: 2016.04.12
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     今は亡き伊藤計劃。  彼に贈る儚さに満ちた物語。  サイコパスまんまだなぁ、とか、ブレードランナーだなぁ、とか、ディックだなぁ、とか。  藤井さんのゲームの大元が、っていうのは実際ありそうだなー、とか。  殆どが、血にまみれ肉にまみれ、痛々しい箇所もありますがそれもご愛嬌。

    0
    投稿日: 2016.04.06
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    ※暴力及び流血描写、性表現の含まれる作品です。 【印象】 たっぷりどっぷり自由に集まった。 4、6-7編目に惹かれます。都市や『屍者たちの帝国』に関連しているため。 【類別】 小説、短編集。 SFやファンタジー、ユートピア/ディストピア等の要素。 【構成等】 全8編収録。各編平均90頁ほど。 【表現】 地の文は様々であり、また、専門知識は不要です。

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    投稿日: 2016.01.05
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    図書館で。 アンソロはあまり期待出来ないかなあ、と思っていたのですが個々の作品は骨太だし、お、これは結構すごいアンソロだな、と楽しく読了しました。とは言えあまり合わない作品もあるのでこればっかりは相性もありますしね。 公正的戦闘規範/藤井大洋 モバイルでのゲーム感覚の操作が実際の兵器を動かしていた、というプロットは古くはエンダーのゲーム、最近ではサイコパスⅡで見た覚えがありますが仮想敵ではなく実在の国家を舞台にしているのでやけにリアルだったり。中々面白い発想だな、と思いますが機密が漏れる前にもっと早く村は消されてもおかしくなかったかもなあ、なんてぼんやり思いました。 仮想の在処/伏見完 う~ん、これは私にはわからなかった。ある程度の意志を確認できる年齢の人がシュミレーターとして使っていたAIがその人亡きあとも使用者と似たような思考をたどる、というのは理解できますが。この話ではその対象が赤ん坊でしょう?それってその子自体の自我がAIの中に育つという確証は取れないしただの自己満足としか思えなんですよね。 大体、赤ん坊の脳をスキャンするという事はそこで実際の肉体の方は死んでしまう訳ですよね?日本人の考え方として精神よりもまだ生きている肉体が冷たくなるまで親はそちらを重要視しそうだなあ、と思ったのもひっかかりました。そしてリソースとして姉の思考を演算させるのに莫大な電気を使用するのはわかるけど…あまりに無駄が多いというか。まあ生きているという事は特に目的があったり利用価値があるからするって事ばかりではないわけですが… ナンダカナ。という訳で結構独りよがりな家族だなあとか思いながら読みました。 南十字星/柴田勝家 これもあまりよくわからなかったな~ 世界的な善を為す、画一的社会を作り上げることで孤独を失くし、脱落者を失くす。圧倒的大多数による民主主義の平和的国家、かぁ。その割に主人公たちが微妙にブレブレなのが気にかかる。 未明の晩餐/吉上亮 これは面白かった!死んでいく死刑囚に対してずいぶんお金をかけるなあとは思いましたが(一方で市民権を持たずスラム街という名の駅構内で暮らしている人も居る世界なのに)それでも面白かった。 食べる、という快楽と真摯に向き合った作品。そうやって考えてみるとクスリによる快楽物質も食事や睡眠による快楽ってのも脳内で感じる信号に過ぎないのだから増幅することは可能なのかも。というか美味しそうな短編でした。だから好きなのか(笑) にんげんのくに/仁木稔 随分とSFとは毛色の違う作品。人間の原点ってかなり暴力的だけどこういう部族が確かに存在してそう。温暖化対策に遺伝子操作植物を使用し、死の森になる、というのはなんか今後ありえそうで怖い。 ノット・ワンダフル・ワールド/王城夕紀 う~ん、これもよくわからなかった。なんとなく、グーグルとかマイクロソフトとかを彷彿させるような。オープンなようでいて徹底的な実力主義というか。 フランケンシュタインの三原則、あるいは魂の簒奪/伴名練 死者の帝国と同じような設定。ナイチンゲールさんとか切り裂きジャックとか聞いたような名前の人が出てきて大活躍。人は魂を持つのか?という問いかけが面白い。確かに自分なんか死んでも体重変わらなそう。面白かったです。 怠惰の大罪/長谷敏司 麻薬王の話。これも大分SFっぽくは無い、でもSFっぽいお話。ちょっと前に読んだオスカー・ワォを思い出しましたがあちらの方が当たり前だけど(ノンフィクションも入ってるし)血を吐くような話だったなあ。

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    投稿日: 2015.12.21
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    私的には話がすごく粒揃いだった。 未明の晩餐はぜひ長篇でもやって欲しい。もっとよみたくなる、話だった。

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    投稿日: 2015.11.24
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    読んでてダルくなる話が多いなと思ったのは私の読解力のせいとして…。未明の晩餐とフランケンシュタイン三原則はとても素敵な香りがしました。

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    投稿日: 2015.10.17
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    収録作のどの作家の作品も読んだことがない と思うけど、トリビュートという縁で知ったからには 少し手を出してみようか、と思うくらいに どの作品も面白く読める。 勿論、伊藤計劃という対象があってのことだけど。

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    投稿日: 2015.09.24
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    SFって踏み込んでしまうとエラいことになりそうで、星新一→筒井康隆→清水義範、小林恭二以外には手を出さないようにしてました、伊藤計劃まで。まぁ伊藤計劃も「ハーモニー」「虐殺器官」「屍者の帝国」しか読んでないけど。 というSFあまり読まない人間の感想。一番伊藤計劃っぽいなと思って気に入ったのが藤井太洋、次が柴田勝家かな。機械による戦争というか殺戮への反発、中国辺境のムスリムテロリストとか伊藤計劃好きそう、と思いました。どうもファンタジー系は苦手みたいで伏見完と仁木稔はちょっと苦手。王城夕紀と長谷敏司は単独でおもしろいけど、前2人も含め伊藤計劃あまり関係ない印象。 伴名練は屍者の帝国のスピンアウトなので一番伊藤計劃直結の内容やけど、個人的な好みでもう少し手前で描写止めてほしかったかな。伊藤計劃ならそこまで書かなかったんちゃうか、という。いや、トリビュートであって、みんなが伊藤計劃になろうってことやないんやけども。

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    投稿日: 2015.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊藤計劃をテーマに、影響を受けた作家たちが集まったアンソロジー作品。 伊藤計劃の作品、虐殺器官、ハーモニー、メタルギアソリッド、屍者の帝国とどこかで繋がるようなとても面白い素晴らしい作品が集まった。 テクノロジーが人間をどう変えていくかを追求しているらしいが、あまりそこにこだわることなく、伊藤計劃が内包しようとした世界観にワクワクしつつ集まった新しい作家たちの物語を楽しむだけで良い作品だと思う。 個人的に「未明の晩餐」が秀逸で、テクノロジーと人間との関わりはもちろん、退廃した未来の東京を描くSFらしさ、その世界観における人間模様、食の話を中心にし、その全てが綺麗にまとめられている。 でもハッキリ言えば全てが面白い絶対読むべき作品だ。

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    投稿日: 2015.09.13
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    「未明の晩餐」「仮想の在処」「フランケンシュタイン三原則」がよかった。「ノット・ワンダフル〜」は露悪的すぎて感心しないけど、後期クィーン的問題なのはよかった。

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    投稿日: 2015.09.03
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    若手SF作家による伊藤計劃トリビュートアンソロジー。テーマは『「テクノロジーが人間をどう変えていくか」という問いを内包したSFであること』。 アンソロジーとしては1編のボリュームがあった。『まえがき』にもある通り、『アンソロジーとしての妙』は余り感じられない。反面、読み応えがあって、それぞれの著者の作風が感じられながらも、『伊藤計劃』という軸はしっかりしている。こういうアンソロジーもたまにはいいんじゃ? 収録作の中では藤井太洋の『公的戦闘規範』、仁木稔『にんげんのくに』が好みだった。王城夕紀『ノット・ワンダフル・ワールズ』が他作品と雰囲気がかなり違うな~と思っていたら、C★NOVELS大賞出身だったので納得。同じSF・ファンタジー系でも、ハヤカワや創元とはまた違ったカラーがあったのだよね、あの賞。

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    投稿日: 2015.08.25