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総合評価

13件)
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    ハードボイルドというと聞こえはいいが、下品、暴力的。気分悪いし、誰にもすすめたくない。 流、僕が殺した人と僕を殺した人 、怪物の三部作な最高によかっただけに、同じ作者ならなんでも面白いわけではないといつもながらの感想に至った。

    2
    投稿日: 2023.06.21
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    とんでもないスピード感。 ところどころ人生についての示唆があるけど、それもなんか一瞬目の前を通り過ぎたなって感じるくらいのスピード。

    0
    投稿日: 2022.11.05
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    クソおもしろ!リズミカルな文章に引き込まれて一気に読んだ。最高の語り部による下品で最低の物語。この作品はすげえよ。鮮やかだよ。惚れ惚れするよ。大した内容が無いのに文章だけでこんな物語が描けるなんて天才かよ。東山彰良すげえ。

    1
    投稿日: 2022.08.18
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    物語も、主人公の行動も行き当ありばったりとしか言いようがないけど、そんななかで何か一筋の希望を見つけようと必死に足掻いているようにも見える どうしようもないダメ人間ながら、時々入る警句は鋭く、最後の一歩だけは踏みとどまって右往左往する姿から目が離せなくなる 結局はすべては金に支配されているのではという暗い諦観の中につかりながら、金と金に換えられない何かの間で葛藤する p24 たとえば、宝くじがあたって何億かころがりこんだらどうする? いのいちばんに仕事を辞めると答える奴は、最高に不幸なやつだ。なぜって、いまの仕事をやってるのは金のためだけで、そこには生きがいもクソもないから。おまけに宝くじにあたるなんてまずありえないから、そいつはやりたくもないことを一生やっていくわけだ。 P179 なぜなら、俺たちは職業に貴賤があることをちゃんと知っているからだ。仕事とは金を稼ぐ手段であり、卑しいというのはとどのつまり、金のためならなんでもやるということだ。

    0
    投稿日: 2020.10.21
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    東山彰良の路傍を読みました。 俺28歳、同い年の喜彦とつるんで定職にも就かず泥酔したサラリーマンから財布を抜き取っては酒を飲んでソープランドに行く日々。 そんな二人のチンピラが遭遇するトラブルが連作短編で語られていきます。 二人が遭遇するのは法律に触れるようなトラブルばかりですが、二人がきわどいところで難を逃れてなんとか生き延びていく様子が飄々とした語り口で語られるので物語に引き込まれてしまいます。

    0
    投稿日: 2017.03.25
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    ハードボイルドは、良さがあまりわかりません。だったらなぜ読むんだという事ですが、暑い日にスッキリさせてくれないかと思い読んでみました。暴力的な描写からくるスピード感で押し切られます。けれど、なぜか悲惨な暴力シーンもするりと読めてしまいます。静と動のような感じで、最後の静寂感が良かった。少しスッキリ。

    0
    投稿日: 2016.08.16
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    伊坂幸太郎かと思った。 そんなものは求めていなかった。 直木賞を受賞した、流 のような濃厚なやつかと期待していたからだ。

    1
    投稿日: 2016.03.20
  • 大藪春彦賞の選考基準て??

    大藪春彦賞受賞作と云う事で、ハードボイルド系を期待して読みました。 ガッカリでした。(;_;) しょむない2人が、酒とソープとドラッグとカツアゲ(弱気を挫き、強気にベコ振る)に明け暮れて、俺の「男気を気取った言葉遊び」だけの話でした。 まぁそれなりのストーリー展開は有るので★2つにしました。 大藪作品には、どこかに「正義」と云う物が有りましたが、この本には「正義」は有りません。 今度暇が有ったら、選考基準を調べてみたいと思います。

    3
    投稿日: 2016.01.30
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    疾走感といい、キャラのトークのセンスの良さと言い、凄くいいけど、読後気分がいい訳ではないので、処分のカテゴリーへ。再読したくなったら図書館で。

    0
    投稿日: 2015.12.30
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    久々に読んだ、東山彰良。 斜めに世の中を見たシニカルなハードボイルド。 酒もやる、薬もやる、暴力も振るう、どーしよーもない主人公たちだけれども、人生の虚しさや、やるせなさをストレートについてきます。 この人の描く破天荒な登場人物達が大好きです。

    0
    投稿日: 2015.08.15
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    主人公たちの年齢に近づいてきたので読んでみました。 彼らが羨ましくもあり、こうはならんときたいなっていうのもあり。

    0
    投稿日: 2014.03.30
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    大好きな、東山ワールド! なんなんだろう? 上品でもない、けどすごくやりすぎな下品感もない。 解説で「落ちこぼれのはずの主人公が文学的素養がありすぎる、 作家が作品の表に現れすぎたのでは」などと書いてあったが、 あたしには気にならなかった。 工業高校卒業のマコトが、IWGPでクラシックのうんちくを語ったりするのに慣れているせいか? 自堕落な毎日の中で焦るでもなく、お互いを頼らずにでも、 なんとなく相手を思いやってみたり気にしてみたりする、 絶妙な距離感とクールな文体が最高。 この人の文章にはふっとい骨と、しなやかな伸びがある。 読みながらぐぐっと踏ん張れる、強さが心地よい。

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    投稿日: 2011.10.10
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    東山彰良さんのお話は どうのこうのと理屈こねるより まず読んで好きか嫌いか。 ワタクシ的にはそれでOKだと思うデス。 四の五の言わずに読め、と(笑。

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    投稿日: 2010.07.11