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新装版 戦雲の夢
新装版 戦雲の夢
司馬遼太郎/講談社
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総合評価

41件)
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  • つんどくフォルダの一冊

    2024.01.29 読み始め 「胡蝶の夢」を読み終わって、つぎはこの「戦雲の夢」を読むことにします。なにやら、夢つながりだね。どんな物語なのか、楽しみです。実は「義経」を読もうかと考えていたんだけど、わたし、ほんとは義経さん、好きじゃないので最後まで読めるかどうか、自信がなくて。(笑) 2024.02.06 途中降参 どうも、おもしろくない。「夏草の賦」の続編なんだと思うんだけど、「夏草の賦」は長宗我部元親が主人公でこの「戦雲の夢」はその世子の長宗我部盛親が主人公なんだけど、「夏草の賦」によるともともとの嫡男は信親というひとで、このひとは正室から生まれた長男でよくできた息子だったんだけど、島津氏との戦いの中で戦死してしまうだよ。で、つぎの嫡男を決めなきゃならないのだけど、次男と三男は側室との子で、まだ幼子の末子が正室の子だったから、いまはなき正室のはなむけとしてなのか、ただかわいかったからなのか、なんだかわからないけど、嫡男にしちゃったんだよ。上の子だったら、親の仕事をおとなのあたまで見てるだろうからしっかりするだろうけど、末子だと全然みてないわけで、そんなこどもが頭領になっても全然迫力がなくて、家来も魅力がないだろうけど、読者にとっても魅力がないのである。よっていつまで経っても上巻でさえも読み終わらないのである。ほかのを読むことにする。

    0
    投稿日: 2024.02.06
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    男の天とは自分のもって生まれた才能を天に向かって賭けること。 さて、そんな気概が自分にあるのやら? ただ、ないなら松の枝に縋りつくべきではないのだろう。

    0
    投稿日: 2023.10.15
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    主人公は長宗我部元親の四男、長宗我部盛親。舞台は豊臣秀吉により全国統一され、一時の平安期を迎えている戦国時代末期から始まります。 物語の軸が戦いではなく、女性との関係を通し自分のなすべきことや自分自身を見出していくことに置かれ、新鮮でした。目まぐるしい時代の潮流に飲み込まれ翻弄される盛親が自問していく姿に人間味を感じる作品だと感じました。 一方で、中盤では蟄居を命じられるため読んでいてもどかしく、退屈になる部分もあったのでこの評価になっています。 戦国時代の華々しい小説ではなく、一人の人間を描いた魅力ある小説です。 戦国武将の一人を深く描いた作品なので、戦国ファンなら手に取って損はない作品だと感じました。

    0
    投稿日: 2023.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    長宗我部盛親の物語。 関ケ原では当初東軍に味方する予定も、使者が西軍の関所だったかな?を通ることができず、 結局西軍に味方することになります。 で、所領を没収されて一介の牢人になるわけですが、 父元親と似て内省的な性格でとにかく自問自答が多い。 「自分はそもそも大名に向いていなかったのではないか?」とか、 林豪という坊さんに色々言われて、また考えます。 それで夏の陣で大坂方に立ち、最後死力をつくして戦うことができ、物語は終わりました・・・ これといった出来事がすくなく盛親の自問自答がメインなので、盛り上がりには欠けますね。 読むなら「夏草の賦」に続けてがいいでしょうね。 なんだかうまく書けませんが・・・

    1
    投稿日: 2021.02.27
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    長宗我部盛親。長宗我部の四男であり、土佐の英雄である父元親の影で、もしかして心ならずも、土佐藩主となり、時代の流れに呑まれて、一介の牢人となる。 おもしろくもない人生であったろう。市井にある我々庶民と最も近い武将であったかもしれない。

    0
    投稿日: 2020.11.06
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    2019/6/8読了。 司馬遼太郎初期の作品。史実に基づいてはいるが、架空の人物が多く登場する等フィクション的な要素も多く、司馬作品には珍しいか?個人的に司馬作品ではフィクションよりも、深く時代考証されたリアルな話の方が好きなので、星4と評価。

    0
    投稿日: 2019.06.08
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    1961年に発表された小説だそうです。2016年現在から振り返ると、なんと55年前...。 歴史小説、時代小説、司馬遼太郎さんは、古くならなくてトクですね。 文庫本1冊、500頁くらいの小説。 主人公は長宗我部盛親さん、という人です。 戦国時代に、四国の覇者となった長宗我部元親という人がいまして、その人の跡取り。息子さんです。 ざっくり言うと、関ヶ原の直前に独裁者だった親父さんが亡くなってしまいまして、若くして土佐一国の領主になりました。 だけど、お家騒動をばたばたしているうちに、関ヶ原の戦いで家康側に着くチャンスを逃してしまい。 消去法でなんとなく石田三成一派に参加。 戦闘に参加できないまま消化不良で関ヶ原の戦いが終わって、なんだかぐちゃぐちゃしているうちに負け組扱い。 言ってみれば大企業の2代目独裁社長だったのに、すべて取り上げられて京都の郊外に「永年蟄居」。まあつまり終身刑。 もんもんと10年以上、寺子屋の師匠などをして暮らして、大阪の陣がやってきます。 徳川時代になって、リストラされちゃった「戦国野郎」たちが何十万と日本国中にいました。 そういった「負け組になっちゃった、戦争の犬たち」が、最期の花を咲かそうと、大阪城に集まって家康を迎え撃つ。 主人公の盛親さんも大阪城に入り、小戦闘や中規模戦闘で、ようやっと会心の勝利。 なんだけど...結局最後は落城、恐らく討死。 ...というのが大まかな流れです。 読み易い、面白いです。 司馬遼太郎さんの長編小説の系譜で言うと、 「竜馬がゆく」「燃えよ剣」以前、初期に属します。 初期の司馬さんらしい愉しさがあって、中盤で「監視者でもある女性との共同生活」というサスペンスフルな味わいの部分がコクがありました。なんだかヒッチコックみたいで。 以下、ほんとに個人的なメモ。 ################## 個人的な、勝手な区分けですが、以下のように司馬さんの長編小説は分類しています。 ①初期1959~1962「竜馬がゆく」「燃えよ剣」以前 ===「梟の城」「風神の門」など。歴史を俯瞰する味わいよりも、忍者活劇や男女の色事描写も濃いめ。長くても文庫上下巻くらい。 面白いと言えば面白いけれど、黄金期や円熟晩期の小説を好きになってしまうと、やや単純で物足りない。 ②黄金期1963~1972「竜馬がゆく」「燃えよ剣」から「坂の上の雲」まで ===初期の娯楽性がえぐみが抜けてくる。歴史の俯瞰性や「司馬史観」と言われる切り取り方が前面に。源平、戦国、幕末の物語を語りつくす絶頂期。 「竜馬がゆく」「燃えよ剣」の両金字塔を始め、「国盗り物語」「最後の将軍」「新史太閤記」「義経」「世に棲む日々」「花神」「関ヶ原」「城塞」「功名が辻」など、濃淡あっても外れ無し。 NHK大河ドラマ原作モノも、この辺に集中。 ③円熟晩期1973~1987「坂の上の雲」以降 ===娯楽性がかなり後退。作品数、量産体制も一気に後退。長編モノの場合の、娯楽密度はかなり希薄に。「淡々とした」「淡い」という味わいのものが多くなる。 個人的には「空海の風景」「ひとびとの跫音」なんかは絶品だと思います。でも「菜の花の沖」なんかは...面白くないと思います。 (「項羽と劉邦」はこの時期の長編では、例外的に娯楽密度も濃厚な大傑作。中国史が舞台だから新鮮だったのか?) ################ 備忘メモとして、見どころと言うか読ませどころを。 ●幼なじみとして育った家臣の桑名弥次兵衛との交情。 とっても仲が良かったのだけど、「土佐の長宗我部解散」のときに、弥次兵衛さんは一族郎党の生活のために、主君について行けずに「藤堂藩」に再就職します。 そして長い年月を経て、大阪の陣ではなんと敵味方に。 直接対決せぬことを祈っていましたが、最期の最後の大戦闘で、目前の的になってしまう。 弥次兵衛さんは、結局、自殺的に討死してしまう。 このふたりの、いわゆる「男の友情ものがたり」が全体を貫きます。 ●何と言ってもこの小説の異様な白眉は、お咲という女と、加東田という男。 舞台は長い長い蟄居時代。 どういうことかというと、京都の徳川役人の監視下で、「生きていることは許されている」というだけなんですね。 牢屋に入っては居ないから、多少の外出は自由。 でも、周辺の住民もみんな、京都の役人とつながっているから、自由があるようで、あまりない。なにかあれば、密告される。密告されれば、冤罪でも死罪になりかねない。 稼ぎも無いから、暮らしもきつい。土佐から随行した家来2名とほそぼそ暮らす。 そこに、お咲という女が、紹介でやってくる。 このお咲が、ともあれ、京都の徳川役人からのスパイであることが分かる。 そして、愛人というか、妻になってしまう。 無下に断れない訳です。役人と繋がっているから。 そして歳月とともに。 このお咲が、とんでもない女で。 もともと身分の低い娘なのに、居直ってくる。 もう、役人と繋がっていることをあまり隠さない。それをちらつかせて恫喝する。脅迫する。 それでいて、盛親の事実上の妻である。愛情などはない。でもお咲はかなり好色。 盛親の家来ふたり、世が世なら家老クラスの年上の男たちに、下着を洗わせたりする。 そして、徐々に、このお咲には裏に加東田という男がいる。徳川役人に雇われている、下等武士。すっぱ、らっぱ、忍びの者のたぐい。 お咲は、この加東田の愛人で、加東田の女で、加東田の言いなり女であることが判ってくる。 長宗我部盛親の立場は弱い。 だんだん、頭に乗って、加東田も、盛親の住まいに出入するようになる。 なんとも倒錯した異様な人間関係が、一見穏当な暮らしのなかに、ぐにぐにと入ってくる。 この「お咲と加東田」のくだりは、なんだかそこだけ独立した読み物のように、異常な男女関係、権力関係のエンターテイメントの様相。 気持ち悪くて面白い。 最終的には、大阪城に入ることにした盛親が、ずばっと切り殺して溜飲が下ります。 ##############

    0
    投稿日: 2016.06.09
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    長宗我部盛親とはどのような運命をたどった武将であったのか……そこがよく理解できる小説だった。 関ヶ原後、隠遁とした浪人生活を送っていた武将たちは、皆、同じ気持ちで大阪に馳せ参じたのであろう。その中でも一国の主であったのは盛親だけだった。左衛門佐信繁(真田幸村)も、関ヶ原当時は父の安房守昌幸の時代であったため一国の主ではなかった。そう考えると土佐二十二万石の主であった長宗我部盛親という武将の生き様をみてみるのも楽しくなる。

    0
    投稿日: 2015.07.14
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    長宗我部元親の末子の盛親が主人公。意志とは別に関ヶ原の戦では西軍として参戦ししかも戦わずして敗戦の将となってしまった。自分が生まれて来た意味を大阪夏の陣、冬の陣で取り戻して行く武将としての苦しみが描かれている。せめてその最期は若狭の本願寺末寺で僧となり、一婦人とともに余生を送った、という伝説を信じたい気持ちになる。

    0
    投稿日: 2014.02.18
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    【しんみり芋】 西海の鬼と呼ばれた長曽我部元親の息子にして、長曽我部家の最後を背負った盛親の生涯をつづった作品。 後半の出陣シーンにはぐっとくるものがあります。 福岡国際大学:ゆかり

    0
    投稿日: 2013.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    四国で名を馳せた戦国大名、長曾我部家が物語の主人公。 親が築いた22万石という大きな勢力を引き継ぐものの自身の判断の誤りによって、それらを全て失い、武士としてまた頭領としての自分を模索する。 「虎狼のごとき欲というのは、学んで持てるものではない。人に生まれついたものじゃ。元親どのにはそれがあったが、右衛門太郎どのは、惜しくも骨柄を受け継いだのみで、虎狼の欲を受け継がなんだ。骨柄と才覚があって欲の薄い者は、天下の大事を乗りきれまい」 生まれもったときに持つ者と持たざるべき者の差が運命を左右したといえるのではないだろうか。

    0
    投稿日: 2013.09.12
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    槍一つで四国を平らげた長宗我部元親の実子であり、土佐二十二万石の領主・長宗我部盛親は、関ヶ原の戦いで西軍に加担したがために、一介の浪人の身に落ちてしまう。京にて蟄居する盛親は、再起の野望を胸中に育み、大阪の陣にその身を賭けて奮起するが… 出来事を淡々と説明する描写に乏しい反面、物語性が非常に強く、特に中盤以降、鬱屈した盛親が野望を抱くに至る展開には、久しぶりに胸の高ぶりを抑えることができませんでした。 なかでも、盛親の監視役である板倉勝重が、盛親の野心を計るべくした牽制と、盛親の見事な切り返しには、その「格好良さ」に舌を巻く思い。 そのやり取りは、末尾にて抜粋。 やはり武士の生き様は、心を揺さぶるものがあります。 それは、その身を賭けて信念を貫く気概に感動するからでしょうし、司馬遼太郎は、その気概を語るのに長けた作家です。 また、本書はこういった「熱い描写」に優れた一冊ですが、盛親とお里の愛慕の描写も見逃せません。 ところで、読後に気づいたのですが、本書は1961年に刊行されており、その翌年に「竜馬がゆく」や「燃えよ剣」が連載を開始しています。つまり、本書が著者として油の乗り始めた頃合の作品と考えると、その面白さに得心のひとこと。 ▽以下抜粋 「しかし」 「しかし?」 「伊賀守どのの申されざま、武士に対するお言葉ではない。貴殿が日ごろあつかわれている公卿衆にはそのおどしは利き目がござろう。が、武士には逆の利き目になる。なるほど、拙者は日ごろ身をつつしんでいるが、他の者がそれをみれば、拙者が伊賀守どのにおどされて身をちぢめていると思う。そうなれば、拙者の一分をみせるためにも、不本意ながら、いまの境涯を捨て、再び武を立てて徳川どのに弓をひかねばならぬことになる。まるで、伊賀守どののお言葉では、暗に、拙者をして大坂に走れとでも申されているかのようじゃ」 「いや、これはあやまったり。勝重の不覚でござった」

    1
    投稿日: 2013.07.27
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    武将としては真田幸村のように筋が通っている訳でもなく、戦乱の世に翻弄されて不運だったかもしれない、けれどクライマックスで藤堂軍を撃破した場面は圧巻。盛親や家来衆の人間味溢れる性格が清々しく描写されていて、決して暗い内容ではなく、楽しく読めた。

    2
    投稿日: 2013.02.21
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    長曾我部盛親の物語です。平凡な気質の好人物が、長曾我部の世子としてのあるべき姿に逡巡し、ついには天に己のうつわを賭けようと決意する過程が描かれます。大阪夏の陣で見せる藤堂高虎戦での采配は、今や敵味方となった旧臣下の見守る中で輝きを見せていきます。盛親の高笑いとともに清々しい余韻を残すすばらしい作品ですね。

    1
    投稿日: 2012.10.28
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    前半つまらなかったのに、盛親覚醒後は読ませるなあ…くうう。主人公の人生観とシンクロする物語の緩急。 歴史大河の片隅の、内省的な青春小説(というほどまで青くさくはないが)。主人公が傑人でないだけに共感しやすい。 「城塞」は大坂の陣を政治的に理解できるが、こちらは文学的に理解する感じ。

    2
    投稿日: 2012.10.25
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    この作品は、創作と史実の境がわかりにくい。 盛親は本当に最初は東軍につこうとしたのか? 兄を殺したのは本当に盛親の指示ではなかったのか? 終わり方も、大坂城からの脱出の部分を端折っているので、すっきりしない。 十分に描ききられていないぶん、司馬遼太郎の盛親観をすんなり受け入れることができなかった。

    0
    投稿日: 2012.09.15
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    「夏草の賦」と合わせてすすめられた一冊。長宗我部元親の家督を継いだ盛親って、なんか全編通して切ない感じ。生まれた時代や境遇はここまで人に影を落とすのかな。

    1
    投稿日: 2012.08.22
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    長宗我部盛親が主人公です。 物語は秀吉の死から、大阪夏の陣まで。 盛親は、家康の勝利を読んでいましたが、 元親の死や家督相続により、どうにもならず流れるまま西軍につきます。 天運に任せて生きますが、京都での謹慎生活の中で、 一念発起し大坂の陣に臨みます。 盛親の人物像がとても良かったです。 盛親はその立場から、孤独を感じていたのかな、と思いました。 しかしながら、盛親は色々な人物にいとおしく想われています。 桑名弥次兵衛、林豪、雲兵衛、田鶴、お里、等々。 大名としては、野望のある人物が適格かもしれませんが、 盛親は欲がなく自然体でした。 どこか儚げな雰囲気を帯びているように感じます。 桑名弥次兵衛との関係の描かれかたが好きでした。 京都の蟄居先に、人目を忍んで訪問したシーン、 盛親と刃を交えることになった時の弥次兵衛の反応など。 好きな作品でした。

    0
    投稿日: 2012.07.04
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    戦の描写があっけないが、本書の主旨は戦ではないので仕方ないかな、と思う。 ずっと自分の輝ける場所を得られないまま鬱々とした気持ちを抱えての生活には共感できる部分があった。 「水」を得たいものです

    1
    投稿日: 2012.06.30
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    父の長曾我部元親は『夏草の賦』で描かれていて、その続編のように子の盛親について描かれた作品。 大名から転落して寺子屋の先生に、そして最後は再び一軍の将として復活。その浮き沈みの激しさは戦国時代ならではのことかも。しかし、家臣をもつ身の苦労も語っているなど、大名クラスの人の本音の部分は面白い。 関ヶ原の戦いで取り潰され大阪の陣で豊臣方に組した大名クラスというと長曾我部盛親くらいであるとは気づかなかったなぁ。

    0
    投稿日: 2012.06.17
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    四国の雄、長曾我部元親没後に家を継いだ盛親のドラマ。 関ヶ原合戦の後、牢人の身となり自らの人生について反芻し、悩み、苦しみ、あきらめ、再び生き場所を求め、大坂の陣へ・・・ いつの時代も人との出会いが奮い立たせもし、落ち込ませる。そうであってもなお、1人で生きていけない。一期一会だが、その中で自分の生き方を探していきたい。

    0
    投稿日: 2012.06.07
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    この作品も司馬遼作品MYtop3の一つ。 司馬遼の大好きな維新の原動力、長宗我部侍のルーツが書かれています。

    0
    投稿日: 2012.02.23
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    時代物は読まず嫌いだったが、これでいっぺんした。 長曾我部盛親の不運と重責に抗う姿に読んでてしんみりした。 大坂冬・夏の陣とかよく知らなかったから勉強になった。

    0
    投稿日: 2011.12.17
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    司馬遼太郎自分ランキング1位!(2011/12/1現在) 気楽に生きてきた。 急に大役がまわってきた!運でもあり準備不足でもあり、全てを失った。 でも、これでもいいのかもしれないな。。・・いや?違うかも?  ・・違う。 自分はこれをやった!というものを作りたい。無理とわかっていても、それに全力でぶつかりたい。 ぶつかった。成功もあった。 でもやっぱり負けた。 だけど、やってよかった^^ ふと考えてみたら、この人周りに愛されてるなぁ というか愛されすぎでしょうw 幸せな人だ

    1
    投稿日: 2011.12.01
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    男としてどう生きるべきかの長曾我部盛親の苦悶、葛藤を描いていましたが、現代の「サラリーマン」の日々の葛藤や苦悶に通じるところ、男として、「人生の中で何ごとかを成さねば」という思いは良く分かります(理解出来ます)。 そして盛親自身が「自分の運を愛さない者に運は微笑しない。」云々とのくだりは他者への責任転嫁ではなく「自分自身の態度や言動からくる、いわば自己責任の大切さ」を思い知るくだりですが盛親はそれに気付きます。そこから盛親は成長を遂げていきます。 この事は自分自身と向かい合う事の重要性を記したものであり、私も常々、自分に言い聞かせて、日々の生活を送らなければならない事だと感じました。

    2
    投稿日: 2011.10.04
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    長宗我部元親の嫡男、盛親の不運続きの生涯。元親が晩年情熱を失ったため、長宗我部家は世代交代が上手く進まなかった。そこに太閤秀吉の死、そして元親の死と続き盛親が大名となるが、すぐさま関ヶ原の戦いを迎え、東軍徳川方につくため使者を送ったが関所を通過できなかったため、西軍石田方につき周囲に翻弄され何もできないまま敗戦し浪人の身となった。年が経ち猫は牙を向き虎となり、自分を賭けるため大坂の陣に挑む。この戦いを読むのは初めて。真田幸村・後藤又兵衛といった猛者が大坂城の豊臣秀頼の元に集結。有名な真田丸とか出てきてわくわく。大坂方が不利な状況をわかっているのに、最後の戦いで一旗挙げるため、智勇の限り全てを出し尽くすため徳川家康に男たちは戦いを挑む。そして盛親は長瀬川の戦いで旧臣の桑名弥次兵衛のいる藤堂高虎隊と激突し、思う存分に戦い抜くが味方が破れ最後まで運に見放され、呆気ない幕切れだった。

    0
    投稿日: 2011.05.21
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    長宗我部元親、盛親親子、二代に渡って読めました(夏草の賦)。司馬遼太郎の作品、彼の執筆年に着目すると、もう少し何かわかるかも。若いほど、面白さ、強調されてるのかな。へた官能小説はその艶に逃げ出すわな。親子揃っての、自分と言う主体に対する醒め方と言うテーマ立て。分かりますといえば不遜?

    0
    投稿日: 2011.05.08
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    出版社 / 著者からの内容紹介 土佐二十二万石の領主・長曾我部盛親は、関ケ原の戦いで西軍にくみしたため一介の牢人の身に落ちた。謫居の地を京都に定められた盛親は、再起への野望を密かに育み、旧臣五千人とともに大坂夏ノ陣に立ち上がったが……。大きな器量を持ちながら、乱世の流れに乗れなかった悲運の武将を鮮やかに描く傑作!

    0
    投稿日: 2010.09.24
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    関ケ原で西軍につき、領国土佐を召し上げられた長曾我部盛親が主人公。おのれの不運と不甲斐なさを恨み、諦め、堕落していく中で立ち直りのきっかけをつかみ、大坂の陣で豊臣方唯一の完勝をおさめるまでのお話。戦国武将には珍しく執着や野望に欠けている人物像に描かれますが、一気に読ませてしまう魅力があります。 2010.05.14読了

    0
    投稿日: 2010.05.15
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    戦国時代末期から江戸時代初期を舞台に、長宗我部元親の跡を継いだ盛親を主人公とする小説。大名から牢人に転落した盛親の鬱屈した心が、次第に解放されていく様が印象的。

    0
    投稿日: 2010.04.09
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    泣けちゃう。戦国のゆとり世代はこんなこと考えて生きてました。夏草の賦・関ヶ原と合わせて読むと諸行無常感がとても耐えられない。

    0
    投稿日: 2010.01.28
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    Remember Sekigahara!(関ヶ原を忘れるな) 長曾我部国親も元親も信親もいいけど盛親を忘れないでほしいんです。

    0
    投稿日: 2009.08.12
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    長宗我部家第三弾です。 素晴らしかった…!!長宗我部盛親の生き方も私が今まで読んできあ武将達とはまた全然異なっているのもそうですが、、一冊の小説としても素晴らしい作品でしたっ!! 何度も読み返したくなる作品ですね!

    0
    投稿日: 2008.12.30
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    【内容】 土佐二十二万石の大領を率いる長曾我部盛親は、関ヶ原の戦いに敗れ、一介の牢人の身に落ちた。 恥多い謫居の中で、戦陣への野望を密かに育くみ、再起を賭けて、遺臣たちと共に大坂夏ノ陣に立ち上がったが・・・。 大きな器量を持ちながら、乱世の動きにとり残された悲運の武将を、鮮やかに描き出した長編小説。 (ブックカヴァーより) 【感想】 1984年に発売された作品です。 長曾我部家というと、盛親の父親・長曾我部元親が、四国を統一した覇者として有名ですが、彼が関ヶ原の合戦直前に亡くなり、東軍につくか、西軍につくか、政治的に動かなければならない最も大事な時期に、後を継いだばかりの盛親が、舵取りどころではなかったという不運があります。 ただ、実際には、京都にいた盛親には、家康有利ということは分かっており、そのため、当初は、東軍につこうとしたが、使者が西軍が固める関所を突破出来なかったため、やむを得ず西軍についたということを考えると、盛親も凡将ではなかったことが分かります。 作品中では、英雄たる者の条件として、野心、欲望に執着することが挙げられており、盛親にはそれが無いがために英雄になれない、とされる一方で、その真価を発揮するような場面(戦場)にはまだ遭遇していないとも書かれています。 関ヶ原後、徐々に飢えていく長曾我部の旧臣達を救う(そして、彼らの想いに応えるためにも)、天下が乱れたら再び戦わなければならないということが確定している部分は、盛親の持つ優しさが表れていますが、牢人生活を続ける中で、野心を高めていき、どう生き、どう死するべきか、見定めてゆく過程、そして、大坂城で、他の牢人達と話すことで、純粋に戦で、目覚しい活躍しようとする。 そして、事実、(わずかとはいえ)目覚しい活躍を見せる。 そうした意味では、武将としての盛親の面目はたったのかもしれません。 ですが、盛親に近い人々(雲兵衛や林豪)が見抜いたように、元は武将向きの人間ではない。 大名家に生まれさえしなければ、僧にでもなった方が良かったような好人物。ゆえに、大坂の戦後は、無事、脱出し、静かな余生を送ったと思いたい、として作品は終わります。 個人的に感動したのは、郎党を養うために、心ならずも藤堂家に仕えるようになった盛親の傅人子・桑名弥次兵衛が、旧主・盛親の元に戻って共に戦いたいと願いながらも、食べていくために叶わず、遠くから敵将として活躍する盛親を見て涙し、最終的に長曾我部と相見えた際、自殺とも言える最期を遂げるシーン。

    0
    投稿日: 2008.12.21
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    関ヶ原で西軍に組した大名に中で生き残ったもの、改易により無くなったものの差はなんなのだろうか。ましてや長曾我部家は譜代ではなく、自ら切り開いて大名になった。運や要領の悪さのためだっか。 あの時々で、こうしてたら違う展開になっただろうと思うと、なんとも歯がゆくもある。 織田豊臣徳川と戦った大名家というのはそんなにいないのではないだろうか。 盛親を通して一つの大名家のものの哀れを感じてしまう。

    0
    投稿日: 2008.05.13
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    長曽我部盛親の話。 土佐22万石の領主でしたが、関が原で西軍に属したため牢人になった彼が大阪夏の陣で復活を計ります。 土佐を舞台にした作品は好きです。

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    投稿日: 2008.04.19
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    元親の四男、長宗我部盛親の人生。関ヶ原で西軍に組みしたせいで大名から寺子屋の先生に。その後大阪の夏の陣にて散るまで。八尾の戦が盛親にとっては戦雲の夢、だったのかな。盛親と弥次兵衛の主従がせつない。でも読後感は爽やかでした。

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    投稿日: 2008.03.15
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    名作。最初は好きになれなかったのに、読み進めていくにつれて、共感してしまったりかわいいと思ってしまったり、どんどん盛親を好きになっていくのがすごく不思議な感覚だった。それぞれの男たちの背負っているもの、背負わされているものは全然違うけど、自分の人生を背負いきろうとする気概は共通していて、すごくかっこいい。四国シリーズ?好きです。

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    投稿日: 2008.01.01
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    戦国時代、四国を統一した稀代の英雄、長曾我部元親の跡継ぎ長曾我部盛親を描いた作品。類稀なる実力を持ちながら運命に翻弄された男・・・彼が大阪夏の陣で最後に夢見たことは・・・。長曾我部家の興亡・・・「夏草の賦」と共に読んでください。

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    投稿日: 2007.10.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【メモ】長曾我部盛親(元親の四男、世子)・関が原で東軍・京で蟄居・大阪夏の陣、冬の陣に東軍・短編だが秀作

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    投稿日: 2007.08.14
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    長曽我部盛親のお話。 「真田太平記」でちらほらと登場し、気になっていた存在だったので読んで見た。 土佐の話は全然知らなかったけど、盛親への知識がいい感じに深まった。 正直だいぶ切ない話。長曽我部家大変すぎる。

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    投稿日: 2007.05.14