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書店猫ハムレットの跳躍
書店猫ハムレットの跳躍
アリ・ブランドン、越智睦/東京創元社
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総合評価

24件)
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    アメリカの作家アリ・ブランドンの長篇ミステリ作品『書店猫ハムレットの挨拶(原題:A Novel Way to Die)』を読みました。 アリ・ブランドンの作品は、3年近く前に読んだ『書店猫ハムレットの挨拶』以来ですね。 -----story------------- 黒猫ハムレットが必殺技で犯人を告げる! 書店×黒猫のコージー・ミステリ第1弾。 ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続した、三十代半ばのダーラ。 堂々と書棚を徘徊し、緑色の目で冷たく客を睥睨する黒猫ハムレットが店のマスコットだ。 ある日、ダーラは近所の工事現場で常連客の死体を発見してしまう。 その脇には動物の足跡が。 最近、夜に外を出歩いているらしいハムレットのものなのか?  名探偵猫ハムレット登場の、コージー・ミステリ第一弾。 訳者あとがき=越智睦 ----------------------- 2016年(平成28年)に発表された書店猫ハムレット(Black Cat Bookshop Mystery)シリーズの第2作です。 ニューヨーク・ブルックリンの書店ペティストーンズ・ファイン・ブックスを大叔母から相続した30代半ばのダーラ・ペティストーン……その書店にはマスコットの黒猫ハムレットがいた、、、 かごにかわいらしく丸まり、ゴロゴロと喉を鳴らして客を迎える――ことは決してなく、堂々と書棚を徘徊し、緑色の目で冷たく客を睥睨する黒猫が……ハムレットが気に入る従業員を確保できてほっとしたものの、ダーラはある工事現場で書店の常連客の死体を発見してしまう。 その脇には動物の足跡……最近夜に外を出歩いているらしいハムレットのもの?! 黒猫ハムレットが必殺技で犯人を告げる! コージー・ミステリ第1弾。 以前に読んだシリーズ第5作で最終作にあたる『書店猫ハムレットの挨拶』同様に読みやすくて気楽に愉しめる正統派のコージーミステリでしたね……書店の常連で建築家のカートが殺され、自らが第一発見者になったことから、ダーラは自分の主観で疑わしい人物をピックアップして、その迷推理を元刑事で探偵のジェイクや刑事のリースに開陳しますが、それにより読者としては真犯人に辿り着くまでに回り道をすることになりましたね、、、 途中から真犯人は予想ができたので、終盤は動機を確認しながら読んだ感じでした……名探偵・黒猫ハムレットの活躍が頼もしかったですが、その周囲でダーラやハムレットを支える店長のジェイムズや新米店員のロジャーの活躍も微笑ましくて、好感が持てました。 機会があれば、シリーズの他の作品も読んでみたいですね。

    0
    投稿日: 2024.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アメリカのコージーミステリーですね。 私的には、ハードボイルドサスペンスミステリーです。 大叔母から相続した書店を中心にした、殺人事件をめぐる物語です。 三十代半ばで、書店を引き継ぐ事になったのが、主役のダーラ。そして、書店の看板猫のハムレットと、元大学教授のジェームズが書店の店長と協力して書店を切り盛りする。もう一人、従業員を雇うところから物語は始まる。  ハムレットとなかなか打ち解けないダーラだが、実はハムレットはもう一人(一匹?)の主役で、この物語では、重要な役割を演じる。  そして、元警官で探偵のジェイクと刑事のリースが、ダーラを助ける。 ハムレットとジェイクとリースはハードボイルドですね。  アメリカのサスペンスミステリーの面白いところが味わえますし、ユーモアとウィットが物語を飽きさせません。  新しい従業員のロバートは、感じの良い青年で、物語の円滑材的役割がよく出ています。  このシリーズは、実はこの作品が二作目なのですが、書店と近隣の人物、ジェイクとリースとの関係、何よりダーラとハムレットとの関係が深まっていくストーリーになっているので、事実上の一作目を排除して、日本ではこの作品を一作目にされています。  物語としてはその方がすんなり受け入れやすいですね。(事実上の一作目は番外編でいずれ出るかも?)  とにかく、面白いです。人間模様を心理的にもよく書かれていて、謎解きの面白と、どんでん返しが絶妙ですね。  シリーズを引き続き読んでいきたいです。 (この本も、メメさんの本棚登録で興味を惹かれました。メメさん、アメリカンミステリーの醍醐味と、ハムレットの大活躍に痺れました。ありがとうございます♪ヽ(´▽`)/ )

    40
    投稿日: 2024.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    猫とミステリ好きの母が勧めてくれた本。実家の猫はハムレットとは対照的な真っ白だけれど、態度のふてぶてしさはそっくりで、そこが気高くて良い。母が気に入った理由がわかった気がする。 コージー・ミステリというジャンルは初めて知ったけれど、好み。事件が起きるまでが長い。 シリーズの最初から読んでいるつもりなのに、ハムレットが以前にも事件を解決したような話や、ロバートとも因縁があるようで、「どういうこと?」と読みながら少しだけモヤモヤ。訳者あとがきで、本作は2作目で、1作目は意図して後回しにしているとのことで納得。 ダーラの出身地が、今住んでいる街とたまたま一緒で親近感。ダラスの暑さに慣れていたら、ニューヨークはきっと寒いでしょうね。 ブラウンストーンやガーデン・アパートメントといった住居の造りについての描写も興味深かった。 ————- 2024/07/30追記 続編の『書店猫ハムレットのお散歩』読了。 お散歩っていうか空手。表紙にも描かれていたけど、ハムレットの新しいお友達になりそうなわんこも出てくる。ボトックスって怖いんだな。リースとはまだまだ距離が縮まらない。 え、まさかあの人が?という真犯人。でも次回作以降出てこないというのは朗報。うざかったもん。 被害者が殺された理由が完全なる妄想で胸糞。

    2
    投稿日: 2024.07.27
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    意外と面白かった!思っていたのと違って猫が単なるアイドル的な存在じゃなくて、どっしりとしたボス猫で可愛げがなく、ヒロインが振り回されているところが楽しかった。ヒロインも結構ふつうの人でそこも良かった。また次も読んでみよう。そうそう「ボブの絵画教室」、懐かしいと思って久々にYouTubeで観てしまった。確かにアレは眠くなる笑

    4
    投稿日: 2024.06.16
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    「書店猫ハムレットの跳躍」 著者 アリ・ブランドン 訳者 越智睦(おち むつみ) 創元推理文庫のコージー・ミステリになります。 名探偵黒猫のハムレットが登場する第一弾と紹介されていますが、、、?読んでいると過去の事件の話がちょこちょこ出てくる?あとがきで、本書は2作目にあたり、一作目は翻訳されていないことが記されていました。(納得です) ブルックリンの書店を大叔母から相続した三十代半ばのダーラ。店内にはエメラルドのような目を持つ黒猫ハムレット。マスコットというより、まるでオーナーのようです。笑 新しい従業員を募集しますが、ハムレットの面接で威嚇されしまい、なかなか決まらない始末。 しかし紹介状を持ってきた若者のロバートは一発で気に入られ、無事に採用が決まります。彼は店長のジェイムズとも上手くやっていけそうで一安心。 そこに事件が起こります。 工事現場で見つかった死体。事故それとも殺人?その場合、犯人は誰なのか? 黒猫ハムレットの本棚から本を落とす推理もなかなかですよ。ダーラを助けながら、犯人を追い詰める活躍ぶりを最後まで見逃さないでくださいね。 全5作。ゆっくり楽しみたいです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 一時期、ランダムハウス講談社文庫のcozy mysteryシリーズをよく読みました。 特に、アリス・キンバリー「ミステリ書店」、クレオ・コイル「コクと深海の名推理」、ローラ・チャイルズ「お茶と探偵」のシリーズが好きでした。 cozy mysteryとは、ハードボイルド形式の反対語として、「居心地がいい」ミステリとして用いられるジャンルです。海外版、日常のミステリといったところでしょうか。ハードボイルドより、私にはcozy mysteryが丁度良いです。(*´︶`*)

    12
    投稿日: 2024.05.07
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    ハムレット(ΦωΦ)可愛い♡ なかなか事件が起こらない(笑) コージーミステリ 知的でユーモラスな主人公が、日常的な生活で遭遇した事件の謎を解くストーリーを軽妙なタッチで描く探偵小説で、主人公の多くは刑事やプロの探偵ではない一般人である。非情で暴力的な主人公が登場するハードボイルド小説と対照をなす推理小説と位置づけられる。コージーcozyは英語で「くつろいだ」や「心地よい」などを意味する。

    2
    投稿日: 2023.01.16
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    コージー・ミステリ。また手にとってしまった、何故なら猫が出てくるから… ミステリとしては?なのだが、嫌いになれないこの感じ。時々読みたくなるこの軽さ。 ジャンルとして確立しているというのは、こういうことなのだなぁと思う。

    6
    投稿日: 2022.09.09
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    書店が舞台で猫が出てくるミステリ、という設定にホイホイされて手に取りました。 日本語版では、シリーズ第ー弾となります(※) 大叔母から書店(黒猫込みで)を相続したダーラは、店主業務に奮闘する日々。 そして、この書店で一番偉いのは、どう見ても黒猫・ハムレット。従業員を雇う決定権もハムレットにあります。 そんなダーラの書店の常連客が、死体で見つかり、その発見者となったダーラは事件に首を突っ込んでいきます・・。 ミステリ部分は緩いです。“怪しい”と思った人物が、そのまま犯人でしたし、“猫が落とした本で謎とき”とか、まあまあ強引です。 ですが、登場人物たちのやりとりが、アメリカのドラマを見ている感じで楽しいです。 主人公ダーラのキャラはイマイチなのですが、ダーラの友人で元警察のジェイク、ハムレットに気に入られ書店で働く事になった若者・ロバート等周りのキャラがええ感じです。そしてやっぱり、ツンデレ猫のハムレットが美味しいところをもっていくのがいいですね。 ※本書は、日本語版では第一弾ですが、原書では第二弾にあたる話で、訳者の方は“この本からでも支障はない”と書かれていたものの、やはり、前作を読んでいた方が楽しめたのに・・と思わせる箇所がいくつかありました。前作でもハムレットは事件“解決に貢献”したような感じですし、リースがダーラを「レッド」と呼ぶわけとかも多分“正式な第一作”に書かれているのではないかなぁ・・と思うにつけ、“順番通りに訳してよねー”と、結構“読む順番にはこだわる読者”の私としては、そこが不満でした(なので星2つ←厳しいかな。。)。訳者の方は“本作が最もハムレットの魅力を皆さまにお伝えできると判断してのこと”と書いておられますが、私は“大人の事情では?”とにらんでいます。

    5
    投稿日: 2021.05.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    猫が出てくるので。 ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続したダーラ。 相続したのは書店だけでなく、スタッフも含まれていた。 元教授の店長ジェイムズと、喧嘩っ早い黒猫ハムレット。 お客のひとりで「いい感じ」になっている建築業者と、 改装中の建物に行くと彼の同僚の死体を発見してしまい…。 店の地下に住むのが元警官の探偵で、 元同僚の刑事が出入りするという設定が無理がなくて良いし、 ハムレットが気に入らない従業員候補を追っ払うところとか、 でも新しい従業員ロバートと仲良くなるところとか、 そのロバートの住まいを見つける話は微笑ましくて良い。 そして、 ニューヨークの裏庭のついたブラウンストーンの建物で、 経営しているのは書店、 お店の上に住んでいるとは本当にうらやましい。

    1
    投稿日: 2021.04.11
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    猫が事件を解決にみちびくミステリー。軽妙な会話、お洒落なNYの雰囲気、それぞれ癖のあるキャラクターなど、コージーミステリのお手本のような本。殺人は起こるが凄惨ではなく、結末もやっぱりねと思うものではあったが、猫がしめす手がかりからの謎解きは気が利いていて面白かった。文体も読みやすく、さらさらと気軽に読める。

    1
    投稿日: 2020.07.06
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    キャラクターが個性的すぎて、逆に普通な人が浮いてしまっていた。描写がしっかりしているけど、内容は薄い。主人公の一人称視点のため、思い込みや第一印象を重視しすぎて、読んでいて一度違和感を持ってしまうと感情移入しにくい。

    0
    投稿日: 2018.08.19
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    最近ワールドカップに夢中で本読めてなかったので、姪っ子が帰ってから久しぶりに本を読むためにカフェに行ってきました。しばらく読書から離れてると、環境変えて読みたくなるこの感じ、何なんですかね…。 さて、本作。 書店に、猫に、ミステリー。 私のツボを遺憾なく押さえてきた作品であります。 装丁の絵も可愛い。 でも、某古典ミステリのネタバレをしてるのはよろしくないなぁ笑。 亡き大叔母の書店を相続したアラサー女子・ダーラ。彼女の飼い猫であり書店の真の(?)主・黒猫のハムレットや、気難しいけど頼れる雇われ店長、素行不良と思いきや爽やか好青年なバイト君、元警官で私立探偵の女友達などなど、個性的なキャラ達が賑やかに活躍しまくるコージー・ミステリです。 うん、なんていうか、ザ・コージーミステリのお手本!っていう以上の印象に欠けます(笑)。 キャラクタ達はすごく魅力的なんですが、本筋であるはず(もしかしたら違うのか?)のミステリの部分が全く機能していません。 ①主人公が容疑者になりうる人達の発言を受けて、直感で(もしかしてこの人が犯人なのかしら?!)って勝手にビビる。 ②その後のやり取りで、(やっぱ違うわ!この人にこんなことできんわ!)と勝手に合点する。 もはや推理してない(笑)。頼りは女の勘(笑)。 あとは、ハムレットの一挙手一投足に「犯人を示しているに違いない!」って本が落ちるたびに色めき立つのが面白かった(笑)。 邦訳されてないシリーズの前作で、ハムレットが探偵としての才能を発揮したからこその信頼なのかも知れないけど、大の大人達がそろってニャンコの行動に理由を見出そうとするのはなかなかイタい(笑)。 散々言ってますが、読み進めるほどキャラクタ達の魅力はいや増していく作品なので、読み物としては一読の価値ありだと思います。ただ、推理小説ではありません。最初から最後までコイツだろな…と思ってた人がやっぱり犯人でした(笑)。

    0
    投稿日: 2018.07.08
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    限りなく★2に近い★3… こないだまで読んでいた刑事ジャックフロストシリーズなら30頁位で終わりそうな驚きの薄い内容と云うか…。 犯人が最初から何となく判ってしまう(笑) けれども、細々した描写が多く、この頁数なのかな。 その細々とした描写内容を頭の中で描けたらそこそこ楽しめる1冊。 太々しさ溢れる気難しい大きな黒猫、真面目で賢いゴス好青年、元大学教授の知識人書店員、「タフガイ」な元女性警官、等々。 キャラクターは魅力的なんですがね…なんか惜しい。

    0
    投稿日: 2018.02.25
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    ブルックリンの本屋を叔母からの遺産として引き継いだダーラ。本屋の飼い猫ハムレットは名推理猫で、事件のヒントとなる本を書架からさりげなく落とす。 ダーラの本屋の近くの工事現場で、なじみ客の死体を発見してしまうダーラ。どうもそこにハムレットのものと思われる足あとがあった。さて犯人は?? まあまあでしょうか

    0
    投稿日: 2017.07.08
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    図書館で。 コージーミステリーっていうのかな。中々面白いんですがこういう地域に根差した一般人が毎度殺人事件に遭遇するっていう設定は大体3作目ぐらいで飽きるんですよね。普通の人はそんなに頻繁に殺人事件とか死体に遭遇しないから!みたいな感じで。その辺りの感覚がアメリカとは違うのかなぁ。 とは言えこちらは初めて読む作品なので楽しく読みました。ハムレットが良い感じ。でもこの猫凶暴なんだ… イヤなマスコットだな…。そして何故主人公はわざわざ危険な場所に出向こうとするんだろう?というか終盤のサスペンスは必要なのだろうか?お話の盛り上がりにはなるだろうけどあまりにドラマチックで反対に盛り下がるというかフィクションだなぁと思ってしまうというか。これで又次の事件で主人公が捜査に首を突っ込むなら主人公はマゾとしか思えないな…

    0
    投稿日: 2016.12.14
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    舞台は本屋、そして黒猫が導く推理。 と来たら読まずにはいられない。 中盤、だれてしまってなかなか読み進められなかったけど、 最後の対決シーンハムレットハラハラドキドキ。 ちょっと涙してしまったのは、やはり猫好きだからかな。 犯人も最初に目星がついてしまっていたし、やっぱりねって感じだったのだけど、主要登場人物がみんな親しみやすくて愛おしい。 設定的には短編で読みたい感じ。

    1
    投稿日: 2016.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    動機まではわからなかったけど、バリーが怪しい…と始めのほうで思っていた。 そしてなぜだか、なかなか読み進められなかった。あまり、作家との相性が良くないのかもしれない。 とは思うけど、またシリーズが出たら読みます! でもハムレット可愛い! 私もハムレットとグータッチしたい。許されないかもしれないけど(笑)

    1
    投稿日: 2016.07.04
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    本屋が舞台のコージー・ミステリの新シリーズ、翻訳1冊目。 ただし、原作では2冊目? ダーラ・ベティストーンは大叔母から本屋を相続した。 黒い猫付きで。 大きな黒猫のハムレットは神出鬼没、頭が良くて気難しく、新しい店員を選ぶのにはっきり主張するほど。 ダーラは、30代後半かな? バツイチで普通に仕事は出来て、平均より人がよさそう。 猫の扱いはそれほど巧みではなく、なかなか懐いてくれないハムレットに振り回されます。 気に入った店員のことは認めている様子なのを羨ましく思いつつ。 本屋の常連客が事件に遭い、ご近所の店では母娘の問題が‥?! 心配するダーラ。 建物の地下の部屋には、長身の元刑事の女性ジェイクが下宿していて、頼りになりそう。 ご近所も個性的で、だんだん色々な面が出て来て絡むんだろうなあと楽しみです。 よく出歩いている猫がご近所の異常に気づいても不思議はないけど、本棚から落とした本で事件のヒントを出すというのはちょっと無理があるけど(笑) 本好きのためのゲームの一つってとこかな。 ほかは猫らしく描かれているので、応援したくなります☆

    1
    投稿日: 2016.06.24
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    アメリカの作家アリ・ブランドン、2012年発表の小説。ニューヨーク、ブルックリンを舞台にしたミステリー。コージー・ミステリ、という分類になるようですが・・・。 30代のバツイチ独身、小さな書店のオーナーという女性が主人公。巨大で獰猛な雄黒猫ハムレットが書店のマスコットで影の主役。書店の常連客で女たらしのやな奴が殺されての騒動を描いた一幕。 主人公が一寸鈍いオバさんという感じで魅力がありません、黒猫ハムレットは良いキャラなのだけれど、盛んに話題になる割に実際に活躍する場面はごくわずか、全般にどうでも良いようなだらだらした会話や場面ばかり、犯人はすぐ推測がついてしまうし、黒猫のお告げをマジで分析して犯人を見つけようとしている所などあきれてしいます。出来損ないのシチュエーションコメディという感じです。

    0
    投稿日: 2015.12.30
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    読んで良かった。楽しかった。ネコ。ねこ!なんで2作目から始めたのだろう。解せない。つづき、楽しみにする。

    1
    投稿日: 2015.12.12
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    NYブルックリンの書店。従業員を従え、客を選び、君主の如くお店に君臨するは黒猫ハムレット。 権力をふるい、愛想はふりまかず、しかし鋭敏な頭脳と勇気ある行動で人間たちの事件を解決に導く! そんな猫に振り回される、書店のオーナー、ダーラが主人公です。 (作中でエドガー・アラン・ポォの「モルグ街の殺人」のネタバレがありました)。 まずブルックリンにある書店という雰囲気が素敵。近所の人々との交友もほのぼのしていて、穏やかな生活感が漂います。この猫を中心とした温かく楽しい人間関係が本書の一番の魅力に思いました。 猫のハムレットは強烈な存在感を放つものの、あくまでも物語の外側から全てを見通しているかのような立ち位置で、変に擬人化されたりしていないのも好感でした。 可愛らしさではなく、謎に満ちた猫の魅力があったと思います。 事件の方は、犯人が分かりやすいのがちょっと残念でしたが、終盤の犯人との攻防にはハラハラしました。犯人のいやに頭が回る不気味さが際立って恐ろしかったです。 しかしなんといっても、ハムレットがかっこいい! ダーラはこれまで、飼い主の尊厳を得られずハムレットを鬱陶しがったりもしていたのですが、彼女が泣きながらハムレットの心配をする様にはこちらも胸が締め付けられました。 街と人々の作品世界がすごく好みです。軽すぎず重すぎず、読後感が良いコージーミステリ。ぜひともこの人々と猫の他の作品も読みたいです。

    1
    投稿日: 2015.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生の頃ハマってたシャム猫ココのシリーズや、三毛猫ホームズを思い出すと思ったら、訳者あとがきにも書いてあった。 ミステリの部分は、犯人はそんなに意外ではなかったかな。猫のキャラクターや、書店、建物の描写が楽しく読める話でした。シリーズらしいので次も出るのが楽しみ

    2
    投稿日: 2015.10.02
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    ブルックリンの書店(黒猫ハムレット付き)を相続したダーラと書店員&ご近所さんを巻き込んでのミステリー小説。 ハムレットが示すヒントを頼りに解決していく。 久しぶりに一気に読むほど面白かった。

    1
    投稿日: 2015.09.13
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    ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続した、三十代半ばのダーラ。堂々と書棚を徘徊し、緑色の目で冷たく客を睥睨する黒猫ハムレットが店のマスコットだ。ある日、ダーラは近所の工事現場で常連客の死体を発見してしまう。その脇には動物の足跡が。最近、夜に外を出歩いているらしいハムレットのものなのか? 名探偵猫ハムレット登場の、コージー・ミステリ第一弾。訳者あとがき=越智睦

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    投稿日: 2015.08.26