〈コミック版〉 詩人・原民喜が、広島の生家で被爆した経験を綴った書のコミック版。 「壊滅の序曲」 「夏の花」 「廃墟から」 戦時中の人の心がピリピリしている様子が伝わってくる。 どうしようもない憤りは、どこへどう逃したらいいのかわからない様子。 広島に原爆が投下され、焼け野原になった街から聞こえてくるのは断末魔の呻き声。 ギラギラの炎天下に見るのは…人間的なものは抹殺され、機械的なものに置き換えられている。 カタカナで書き殴る方がふさわしいと書き残している詩は、痛々しい。