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西洋中世奇譚集成 魔術師マーリン
西洋中世奇譚集成 魔術師マーリン
ロベール・ド・ボロン、横山安由美/講談社
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総合評価

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    ゲームや映画が好きな方たちが話題にしているのを見かけて面白そうなので読んでみた。アーサー王の誕生前の伝説、何とも奇怪で痛快。アーサー王伝説も改めて読んでみたい。

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    投稿日: 2021.09.20
  • 光と闇が合わさり最強に見えるマーリン

    13世紀初頭(訳者解説によれば1210年頃)にロベール・ド・ボロンによって書かれた『魔術師マーリン』の翻訳。マーリンの誕生からアーサー王の即位まで。アーサー王の父ウーサー(本書ではユテル)の代が中心アーサー王伝説で言えば前日談から本編プロローグ部分に相当します。  解説によれば、ウェールズの伝承にある王子?ミルディンとブリタニアの歴史の中で語られた夢魔と人間のハーフであるメルリヌスをジェフリー・オヴ・モンマスが一つにまとめ、そこに本書の著者ロベールがキリスト教説話的な要素を加えたのが本書とのこと。マーリンの予言者としての能力については夢魔(悪魔)が反キリストを生み出すために与えた過去を知る能力に加え、それに対抗して神が与えた未来を知る能力を併せ持つことによるものとされています。つまり神と悪魔の力を併せ持った、当時の人が考えた最強の魔術師がマーリンというわけです。  アーサーの他はケイが少し、ガウェイン、ガレス、モードレッドが顔出し程度で、その他の円卓の騎士は出番なし。マーリンが湖の乙女ヴィヴィアンに監禁される件もなし。若干、原作者の解釈違いが危惧されるものの、ケイの小物ムーヴに「乳母に育てさせたからひねくれた」という説明がされていたり、本編への理解が深まる記述もあります。アーサー王伝説の作中の時系列的には最初の部分になりますが、入門書には向きません。とはいえ一通り流れを抑えた上で、中級編として読むのであればお勧めできます。

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    投稿日: 2020.01.15
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    マーリンの出生から、アーサー王に仕えるまでのあれ、これ、それ。で、物珍しさで読めたけど、内容的には、別段、一生知らなくても後悔するほどの本ではないですな。

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    投稿日: 2018.07.03
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    2015/12/25 ビジネスやITの本が続いたのでファンタジーでリフレッシュできた。マーリンは悪い魔術師というイメージがあったのだが正義の見方なのですね。この本だけでは一方的な見方に過ぎないので他の本も読んでみよう。やはりITの本よりもファンタジーの方がワクワクしますね。ボクも人間なんだな。

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    投稿日: 2016.12.16