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powered by ブクログ下流老人。この言葉は限りなく人を不安に陥れる。既に老齢期を迎えた人、あるいは子供を育て上げ、ホッと一息ついた熟年世代の人にとって、喉元にナイフを突きつけられたように鋭く響く。その意味では、本書のネーミングは出版社の営業上では、大変な成功を収めていると言えよう。 本書は老年層の貧困をテーマにしているが、いまや、我が国はアメリカ流の強欲資本主義がもたらした格差社会にある。ごく一部の富裕層と大多数の貧困層とからなる社会である。その意味では貧困は年寄りばかりの問題ではなく、子供の貧困、女性の貧困、若者の貧困と同列で論じられなくてはならない。 貧困には絶対的貧困と相対的貧困とがあるそうだ。現代の日本に生きる私たちにとっては、相対的貧困を考えなくてはならないようだ。そう考えれば、どんな時代どんな社会でも貧困問題は常に存在するのである。だから著者は、貧困問題を解決するには社会システムの改革が必要だとする。この問題の行き着く先は、財源論である。今後も増え続ける社会保障費の財源は、安定的な歳入が期待できる消費税が望ましい、と政財界・マスコミあげての大合唱であるが、本当にそうなのだろうか。 著者は明確には述べてないが、この問題は税制に収斂される。一億総中流と言われた時代、言い換えればみんなが豊かさを実感できた時代の所得税率と現在とを比較して言えるのは、累進率の低下である。「額に汗した人が報われる」との美言のものとに、所得税の最高税率は20パーセント代まで低下した。あの時代は所得の再配分機能が税制に生きていた。現在の税制は、社会保障の恩恵を受ける人はその人達が属する階層の人々でリスクをシェアすべきで、お金持ちや権力を握る階層に属する人々はノータッチでいい、と言っているようにみえる。 権力の中枢にいる政治家は、最初に豊かになれる人達から先に豊かになれば、後から貧しい人たちも自然と豊かになれるという。もういい加減でトリクルダウン理論の嘘を見抜くべきだ。空前の利益を上げた大企業が労働分配率を高くした、とは寡聞にして聞いたことがない。むしろ内部留保を厚くしてるのは、決算書を見れば明らかだ。 国民の安心安全を守るべき国政担当者に、あたかも白紙委任されたごとく乱暴な動きが垣間見える。選択肢が与えられていない国民が「とりあえず、現状肯定」と考えて投じた一票の結果である。この国はどこに行くのだろうか。
1投稿日: 2026.10.04
powered by ブクログあらゆる世代が読んだほうがいい本 不安にさせるだけではなく具体的な解決策や問題提起は読んでてためになる できるだけ早いうちから老後のことを見据えなければと改めて思う
0投稿日: 2026.08.26
powered by ブクログ私も下流老人予備軍。それまでに身の丈を知るのが大事ではないかと。そして清貧な暮らしで余生を過ごすのじゃ。
0投稿日: 2026.03.21
powered by ブクログhttps://x.com/nobushiromasaki/status/1999984521731801404?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
0投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログ2015年あたりで話題になっていた一冊。参考にと読んでみました。現在の中高年はもちろん、これからの若い世代もみな誰もが生活保護ギリギリの下流老人になりうる時代です。少し健康を害したりするだけで容易に転落してしまう現状に恐怖すら覚えました。
0投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログ日本国内の格差と社会保障制度の漏れ、その犠牲となる老人について学べます。 どうしても分断化された社会においては、政治的には老人優遇、将来のことを考えれば若い人たちを考えろ!と老人を単なる負債•コストと捉えがちです。 相対的に見て老人の方が、、、という考え方に一理ありますが、膨大な量の老人たちが苦しい生活をしている実情を知ることで、日本という国のバッファが急速に無くなっている実情を知れました。
13投稿日: 2023.10.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・「普通」から「下流」に陥るパターン ①病気や事故による高額な医療費の支払い ②高齢者の介護施設に入居できない ③子どもがワーキングプア(年収200万円以下)や引きこもりで親に寄りかかる ④増加する熟年離婚 ⑤認知症でも周りに頼れる家族がいない 認知症+一人暮らし+悪徳業者→下流老人 ・「責任」と「権利」=社会保障の意義全体 →「責任」たくさん働いてお金持ちになるか、ほどほどの生活で良いかは、個人の責任に応じた自由 →「権利」健康で文化的な最低限度の生活を営むこと、個人の生命が守られることは、すべての人に与えられた権利。 それを守るために税金の存在意義があるので、税金をたくさん使う者は「悪」であり、容認し難いという認識を根本的に変える必要がある ・みな一様に救うべき→財源が豊富にある場合の理想論? 教育、福祉、介護と異なる分野が連携して横断的な施策を打ち出す必要がある
0投稿日: 2023.04.03
powered by ブクログ私達夫婦も既に仕事を辞めて、昨年、旦那が詐欺にあい、 お金をだまし取られてしまいました。幸い今のところ貧困に陥ってはいませんが、もしまた何か起きたら危ないですね。 生活保護をもらっている人の事を、私の父が見くだしたような感じだったことを思い出しました。でも、私は消費税も払っているし、必要なら堂々と申請しようと思います。
0投稿日: 2023.04.02
powered by ブクログ著者の作品、ブクログ登録は2冊目になります。 著者、藤田孝典さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 藤田 孝典(ふじた たかのり、1982年7月19日 - )は、日本の社会活動家。 特定非営利活動法人ほっとプラス理事、反貧困ネットワーク埼玉代表、生存のためのコロナ対策ネットワーク共同代表などの、ホームレスや生活困窮者支援の活動に従事する。 聖学院大学客員准教授、四国学院大学学長特別補佐、客員教授として大学教員の職にもある。専門は現代日本の貧困問題と生活支援。 ---引用終了 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 年収400万円以下だと、将来「下流老人」に!? 約600万人が一人暮らし、うち半数は生活保護レベルの日本の高齢者。Nスペ「老後破産」でも話題となった老後崩壊の衝撃を、テレビ、新聞、ネットで今最注目の著者が描く。初の新書。 ---引用終了 「はじめに」を読むと、「下流老人」という言葉をつくったのは、著者だということがわかります。 「はじめに」の最初の部分を転載してみます。 本書を手にとっていただいた皆さんに知ってほしいことがある。 日本に「下流老人」が大量に生まれているということだ。この下流老人の存在が日本社会に与えるインパクトは、計り知れない。 下流老人とは文字通り、普通に暮らすことができない下流の生活を強いられている老人を意味する造語だ。 なぜこの言葉をつくったのかといえば、現在の高齢者だけでなく、近く老後を迎える人々の生活にも貧困の足音が忍び寄っており、「一億総老後崩壊」ともいえる状況を生み出す危険性が今の日本にあるためだ。
16投稿日: 2023.01.30
powered by ブクログ高齢者にばかり税金を使うのではなく、若い世代に投資すべきだと思っていた。しかし、予期しなかった様々な要因によって、誰でも下流老人になってしまうと知った。そのため、高齢者支援も必要であるし、生活が苦しくなった際は生活保護も積極的に活用すべきだと強く感じた。自分も十分に下流老人になる可能性があるため、今からしっかり対策していきたい。
0投稿日: 2022.04.16
powered by ブクログ将来ほとんどの人が下流老人となるという言葉にはインパクトを覚えた。 生活保護制度があるにも関わらず、日本は生活保護を受ける人に冷たい視線を与える。 それによってなかなか申請することが難しいというのもよく分かった。 ぎりぎりまで我慢をし、どうにもならなくなった時には死の直前ということもあるという。 しかも、下流老人になるのは貯蓄がなかったから、怠惰な生活を送っていたからではないということもこの本を読んでよく分かった。 さぁ、ここから自分はどうするか。 自分の老後のためにいかに蓄えておくか。 歳を取ると、病気などによって莫大なお金が急に必要になることもある。 一生安心して暮らしていけるようにするためには、今から考えて行動していかなければならないと思った。 そして生活保護制度を見直し、本当に困っている人が安心して申請できる世の中になってほしい。
0投稿日: 2022.03.22
powered by ブクログ要はある程度稼いで納税し、ある程度蓄財していたとて、いろんな要因で老後資金不足に陥り困窮することは他人ごとではないということを、事実や事例をもとにこんこんと説明されている。非常に丁寧で納得できた。 生活保護レベルでの生活を余儀なくする「下流老人」は増える一方であると筆者は語る。 一番感じたのは、「下流」が「不幸」には紐づいてはいないということ。 医療を受けれない、まともな食事を食べれない、満足した住居に住めない。 そこに文句を言う生き方自体に違和感は感じた。 日本のインフラや社会保障制度自体、他国と比べて水準が高いものであることは間違いない。 「赤信号、みんなで渡れば怖くない」とはよく言ったもので、これから下流老人だらけになるのだとすれば、同じ境遇で同じ生き方で死んでいく同志が増えていくということであり、その中でどのようにコミュニケーションを図り、楽しく生きていくかに注力したほうが効率も良いのではないか。 自分にも困窮してのたれ死ぬ可能性はあるという自覚を得たとともに、結局はコミュ力がものを言うとしか言えないなという感想でしかない。孤独は不幸。たとえ野垂れ死ぬとしても、周りにだれか一人でもいてくれたならこれ幸いである。
0投稿日: 2021.09.07
powered by ブクログ■下流老人がみて「ああなりたくない」というマインドが若者にできてしまい、それが貯金→消費抑制→経済悪化になってしまう ■親世代が下流老人になることで、それを支える現役世代まで共倒れとなってしまう。このように下流老人によって現役世代にも影響が出てしまう。 ■この国が抱える種々の社会問題、こと貧困に関しては蜘蛛の巣のようにあらゆる方面にリンクしているのだ。そこで「下流老人に対する支援より、子供の支援を充実させるべきだ」とか「他に重要な政策があるのだから、我慢してもらうしかない」といった一面的な感情に基づいた二者択一論は、意味をなさないどころか、社会全体に貧困の綻びを拡大させる恐れすらある。 ■下流老人は、誰にとっても他人事ではないということ ■平成25年の給与所得者の平均給与は414万円。平成9年は467万円。15年間で50万円以上も年収が減っている。そして非正規雇用と相まって今後もこの減少傾向は続いていく。 ■関係性の貧困を克服することが重要。繋がりを大事に。
0投稿日: 2021.06.06
powered by ブクログ最近よく思うのは、 自分の大切な人を守るためにお金が欲しい。 一緒に自由を享受できるくらいのお金は持っておきたい。 自分とパートナーが生きていくためだけじゃなくて、 お互いの両親や子供のためにも、 私が今想像しているよりももっともっと経済力が必要なのではないか。 いつ病気になっても、働けなくなっても、 何も諦めなくていい人間関係と資金って大事。 と改めて思わせてくれる本。 日本で起きている現状に直面したことで、 危機感を感じずにはいられない。
2投稿日: 2021.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者による下流老人の定義は「生活保護基準相当で暮らす高齢者およびその恐れがある高齢者」のことである。下流老人は①収入が著しく少ない②十分な貯蓄がない③頼れる人間がいない、という3つの特徴がある。 この下流老人は、元々生活力がない人はもちろん、現役時代は大手企業で勤めており、それなりに収入があった人でもなり得るというのが驚き。たしかに章をすすめていくと、離婚や病気・怪我など、予測できない出来事によって誰でも下流老人になってしまうリスクはあると思った。 最近連絡が取れるようになった姉がこれを読んで結婚出産に踏み切ったというので読んでみたけど、『家族や周囲の人との関係を作り助けてもらえた方が良い』と思ったんだろうな~個人的には子どもの存在によって下流老人に陥った事例もあり結婚の意欲は湧かなかった。笑 ただ、万が一の時には恥じらわず生活保護を受けようという気持ちにはなれた。まずはその必要がないように努力するという前提は大事だけど。
2投稿日: 2021.05.14
powered by ブクログ下流老人 オペレーションZの参考文献リストにあり、兼ねてから興味があったため、購入し、読んでみた。 下流老人とは、筆者である藤田氏の造語であり、生活保護受給レベルで生活を行っている老人のことである。実は、日本には生活保護受給レベルでありながらも生活保護を申請することなく、極めて低い収入で暮らしている老人が存在する。それらの人々は、まずは自らが生活保護受給レベルにあることに関しての認知もなく、さらには社会的な繋がりも持たずに生活している為、実際に孤独死してしまう方もいる。 本書では、下流老人になってしまった方々のこれまでの経緯と、生活保護についての知識、そして、今後非正規雇用として高齢者となる日本の現在の若年~中年層に向けて、警鐘をならす。 本書で興味深かった点が、下流化してしまう老人は、多くの場合もともと正社員として働いており、それなりの貯蓄もあった人々であるということである。彼らは、病気による医療費支出や、引きこもりの子供の養育費用等、ある種のアクシデントにより、下流化してしまうのである。また、親の介護をきっかけに介護離職したことにより、年金保険料の未納期間がかさみ、結果として年金が極めて少ないというケースもある。 多くの人々は、普通の暮らしぶりをして、老人となるのだが、上記の様なリスクを乗り越えられず、下流化するのである。私はこれまで、保険会社、保険ブローカーで働いてきたが、やはり生命保険や就業不能保険で救えるのではないかと職業柄考えてしまう。本書では、保険の様な自助ではなく、公助を充実させることを提唱しているが、ある種、保険に入っていればこの人々は救えるのではないかと考えることはある。 私はどちらかと言えば個人に対して保険を売るのではなく、法人に対して、法人の従業員向けの保険制度を導入することを生業としているが、最近では介護離職期間中の収入補填の保険商品などもある。介護と仕事の両立ということが本商品で促進されれば、介護離職期間の年金保険料の未納を原因とする年金の減少を押されることが出来るのではないかとも思う。
0投稿日: 2021.01.22
powered by ブクログ帯のコメント見て恐怖を覚え手に取る。老後破産は誰にでも起きうる問題で、他人事では無い。今現在、社会保障でまかない切れないとなれば、国の見直しも必要なのだが難しいだろうね。著者が見てきた実態がリアル!将来を見据え、生活の見直しを始めよう!
0投稿日: 2020.11.12
powered by ブクログ若いうちに読んでおいてよかった。不安な気持ちにもなるが、これから自分がどう行動して行けば良いか考えるきっかけになりました。 キーワードのひとつは「意識」。いまの生活でなんとなくやっていけるだろうくらいに思っていると、痛い目を見る事になるかもしれない。 好きな事・やりたい事を仕事にするのか、金銭・福利厚生面を重視するのか。。 仕事について悩んだ時に、岸見一郎さんの「アドラーに学ぶよく生きるために働くということ」と併せて読むのがオススメです。
0投稿日: 2020.08.07
powered by ブクログ年金だけでは2000万円不足と騒がれだ時によむ 貧困は国の仕組みが作るので、仕組みを作り直すべきと説く。それには共感するがなるべくして貧困生活を送る生保もいるなぁとこの本とは相容れない思いも抱いてしまう。
0投稿日: 2019.09.04
powered by ブクログ年金がらみの老後2000万円問題が話題になってるので読んでみた。 ちなみに老後2000万円ひつようだってのはおそらくほんとで、年金なんかあてにしてたら成り立たないっていうのは常識だったと思う。隠す必要もなければ、いまさらびっくりしてる人ものんきだわ。 でも、2000万円ためるのはかなりきびしくて、そのあたりもこの本に書いてある。うちなんか教育資金以前に老後資金貯めろとかFPに言われて、もっともなんだけどなんか何のためのお金、貯蓄か、ってかんじ。 この本すごくためになって怖くなって、著者の熱さもすばらしくていい本。国民全員読むべき。そして制度作る人たちは猛省して改正にかかるべきでは。 以下メモ。 p29 平均貯蓄額について ごく一部の富裕層が平均値を高めているため、多くのひとの実際の貯蓄額はもっと低くなる(統計の中で「平均」という言葉が出てきたら、要注意だ。平均はあくまで合計額を構成数で割った数字であり…) →かっこ内が大事。発表者の作為を感じろ、ということだね! P30 下流老人の特徴 頼れる人間がいない 関係性の貧困。社会的に孤立している姿が見えてくる p70 るので読んでみた。 ちなみに老後2000万円ひつようだってのはおそらくほんとで、年金なんかあてにしてたら成り立たないっていうのは常識だったと思う。隠す必要もなければ、いまさらびっくりしてる人ものんきだわ。 でも、2000万円ためるのはかなりきびしくて、そのあたりもこの本に書いてある。うちなんか教育資金以前に老後資金貯めろとかFPに言われて、もっともなんだけどなんか何のためのお金、貯蓄か、ってかんじ。 この本すごくためになって怖くなって、著者の熱さもすばらしくていい本。国民全員読むべき。そして制度作る人たちは猛省して改正にかかるべきでは。 以下メモ。 p29 平均貯蓄額について ごく一部の富裕層が平均値を高めているため、多くのひとの実際の貯蓄額はもっと低くなる(統計の中で「平均」という言葉が出てきたら、要注意だ。平均はあくまで合計額を構成数で割った数字であり…) →かっこ内が大事。発表者の作為を感じろ、ということだね! P30 下流老人の特徴 頼れる人間がいない 関係性の貧困。社会的に孤立している姿が見えてくる p70 支援しても減らない下流老人 12年間で生活困窮の相談者は一向に減らない 穴の開いたボートに浸水してくるかのよう これまでの活動は水を書き出していた。この穴をどうしたらふさげるかを考えなくてはならない 対処療法(ここは"対症療法"が言葉としては正しいのでは。)ではなく、社会問題として根本から対策を立てなければ、手遅れになる 生活相談を受け、支援を行うことをミクロ実践 マクロ実践を展開し、制度や政策、人々の意識や考えを変えない限り、下流老人の問題はなくならないのだ。 p127 「生活困窮者を救うべきなのか」「そのような支援活動は必要なのか」というような否定的な意見、あるいはもっと直接的に支援活動を止めるように促す意見をいただくこともある。むしろ反対意見、否定的意見のほうが圧倒的に多い。 芯で言い人間など一人もいない。貧困が理由で命を奪われるいわれはないし、強制労働に従事させる正当性もない。当たり前だが、貧困は罪ではないのだ。 p133 ひっそりと死んでいく下流老人たち たとえば、アンテナを張って周囲を見渡してみてほしい。あなたの家の隣の住人はどうだろうか。隣の隣の家のおじいちゃんは孤立死していないだろうか。向かいにあるアパートや公営住宅で独り暮らししている高齢者はいないだろうか。ゴミ屋敷化している家はないだろうか。昔お世話になったおじいちゃんやおばあちゃんを最近見かけたことはあるだろうか。これら身近な人の状況を現実感として自分の中に取り込むことが、まず必要なのだと思う。 p157 介護保険サービスが各家庭の経済状況を加味した上で設計されていないという問題もある。…ケアマネージャーが立てるケアプランがひどい。 有料介護付き施設は金持ち向け。低料金な特養は長い順番まち。無料・定額宿泊施設は悪徳なところがあるらし。 p214 若者は老後に対する不安から貯蓄を優先し、消費を控える傾向が表れている。こうした傾向がすでに実体経済に大きな影響を与え始めている。成熟社会。…成熟…
3投稿日: 2019.07.25
powered by ブクログ2015年の新書だが、まだまだ新鮮に読める。 一部の貧困層だけではなく、今は大丈夫と思っている大多数の日本国民が老後に破産し、健康で文化的な最低限の生活さえも送れなくなる可能性があることに警笛を鳴らした本。 資本社会である限り、貧困は個人のせいではなく、社会のせいである。というのが著者の一貫した主張。そのため、年金で足りない分は、生活保護をもらうことをためらってはダメ。高齢者になるまで、税金を払ってきているので、生活保護を受ける権利はある。 日本人で問題なのは、社会から施しを受けるのは嫌、親族に迷惑をかけるのは嫌という理由で生活保護以下の生活をし、孤独死をしてしまう老人が多いということ。自己責任論、生活保護受給者叩きなどは、日本特有の概念。 著者の主張は非常に理解できるし、納得できる。日本の社会保障について考えさせられた1冊。ただ、中流階級の自分からしたら、年金だけでは足りないのは分かってることなので、老後の準備はやはりやっておくべきだし、自己責任だよなぁ、不公平だなぁというモヤモヤ感は否めない。私も漏れなくthe日本人的な感覚。もう少し広い心を持たないとな…
3投稿日: 2019.06.18
powered by ブクログ年金が足りなくて、多くの人が貧困状態に陥るという警告 そのとおりなんだけど、対策が取りにくいんだよね。 人数の大きな集団に対して、手厚い資金供給はむりと思う。 長寿の対価として、相対的貧困層の増加はやむをえないんじゃないだろうか。
0投稿日: 2019.05.21
powered by ブクログ下流老人の問題は、個人の選択やモラルではなく、社会構造の問題。ゆえに下流老人対策は若者の対策(就労支援や賃金上昇、住宅対策)を含まなければならない。老人を若者と対立させる論調が多い中、すべては連関しているという視点は重要だ。
0投稿日: 2018.11.23
powered by ブクログ収入が少ないため、十分な貯蓄がないため、頼れる人間がいないために、 仕事を引退後、孤立してしまい、貧困に陥ってしまう、「下流老人」の話をまとめた本。 「普通」から「下流」に落ちないために自分がいかにリスク分散をしていくかを考えさせられたし、老人だけではなく、若者も当事者になる可能性は十分あるので、 ミニマルな生き方、横との繋がりを重視した生き方などを考えんとだと思った。
0投稿日: 2018.09.16
powered by ブクログ近年、生活保護世帯が確実に増加している。特に、高齢者世帯で。生活保護支給の問題点や課題、使いにくさ、世間からの見られかた、一方で、住宅費の異常な高さに対する補助への欠陥等々。年金支給年齢が引き上げられ、年金支給額が引き下げられ、生活保護支給額も減り、文化的で最低限度の生活レベルも恣意的に引き下げられる現状について説明・解説されている。
0投稿日: 2018.07.03
powered by ブクログ文字通り、今後年金生活が破綻して増えるであろう下流老人の話。 たとえ定年まで普通に仕事をしてても、あっという間に下流社会に転落する危険性があることがよくわかった。
0投稿日: 2018.06.07
powered by ブクログ日本の高齢者の問題、特に経済面に関する問題がよくわかりやすく書かれている。現在の若者の多くは下流老人と化す。非正規雇用がこんなに増えるとは誰も思わなかったし、婚姻率も下がり、老後を助けてくれる子供も生まない人々が増えてきた。即効性のある解決策は難しいであろう。しかし現実を理解することが何より大切である。
0投稿日: 2018.05.15
powered by ブクログ「老後はなんとかなるだろう」という特に根拠のない楽観的な考えが、本書を読むとできなくなる。病気にかかったり、子供が引きこもりになったり、両親を介護する必要に迫られたり、失業したり、、、と100年時代には長く生きる分だけ様々なリスクがつきまとう。誰でも下流老人となってしまう危険性があることがわかる。また、生活保護の申請方法など社会保障の知識は、もしもの時に重要だと思うし、読んで損はないと思う。
0投稿日: 2018.03.11
powered by ブクログ無茶気が重くなる。 社会もそうだし、実際おかんもそうだし、俺自身もそうだし、子供たちもそうだ。 将来に待つのは貧困。 もっともこの本で示されている解決案が現実味があるかといえばそうでもなく、社会と経済が抜本的に変わらないとどうしようもない。 根本にあるのが、高齢化、医療の進歩とか思わなくもないのだが、この歪みがどこかで吸収されることがあるんだろうか。
0投稿日: 2018.01.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全ての人が下流老人になる可能性がある。。しかしどんなにお金を貯めていても下流老人になるときはなる。お金を貯めるのは大事だが、それ以上に家族や地域の絆、つながりが重要。そして本当に下流老人になってしまうまえに社会保障、生活保護を人間の権利として堂々と利用すること。生活保護を正しく理解すること。著者の意見は「お金を貯めておかないと大変なことになりますよ」という当たり前のものではなく、もっと深いものでとても勉強になった。
0投稿日: 2017.12.22
powered by ブクログS367.7-アサ-520 300495975 題名だけをみると「なんだ、老人の本かあ~」と思ってしまうかもしれません。私たちは、平等に老いていきます。老いたときに生活できなくなる背景には何があるのでしょうか。筆者自身がNPO法人の代表として支援した中から見出したことを、社会問題として教えてくれています。それは、若い時から始まっていることもあるのです。非正規労働、病気による解雇など、本人の責任ではない理由からも下流老人になってしまうのです。下流老人は他人事ではないのです。
0投稿日: 2017.09.26
powered by ブクログ悲惨な老後を送る貧困高齢者への支援活動を実際に行っている著者だけあって、実態を描いた第1章から第3章はリアリティと迫力がある。たしかに、老後の生活崩壊は、特殊な人に訪れる特別な事態ではなく、誰にでも起こりうる話である。他人ごとではない。われわれはそれを覚悟しておいた方が良い。 著者は、「社会システムと社会福祉制度の機能不全」が、このような下流老人を生み出す原因であるという。そのとおりだと思う。ではどうすればよいか。社会システムや社会福祉制度を変えればよい。それもそのとおり。 だが、問題は、社会システムや社会福祉制度をどう変えれば、下流老人の出現を食い止め、一人ひとりが幸せな老後生活を送ることができるのか、それを誰も知らないということだ。 なぜならば、われわれが迎える超高齢社会は、従来とはまったく異なる人口構造を持つ社会だからだ。この社会に適合する社会の仕組みは、当然のことながら、これまで誰も構築したことがない。これまでのさまざまな社会システム及びそれに関する議論は、所詮、労働者がたくさんいて、その余剰部分で老人を支えることが前提であって、圧倒的多数を高齢者が占めるようになった社会をどう維持していくかについては、だれも想定してこなかった。資本主義とか社会主義とか共産主義をめぐる議論も、基本的には従来型の人口構造の上に成り立ってきた議論にすぎない。 こういう根本的な視点を欠いたまま、従来型の社会システムの延長線上で貧困老人問題の解決を図ろうとしてもうまくいかないだろう。 著者の実践活動に深い敬意を表しつつも、問題解決に向けての提案がつまるところ「社会が悪い、国が悪い」ので「行政がなんとかすべきである」といった平板な主張にしか感じられないのは、その点の認識の欠如が一因ではないかと思う。 などと小難しいことを書いたが、じつは、本書でもっとも印象に残ったのは以下の部分。 「仕事一筋できたならば、夫は妻に逃げられてはいけない わたしが今まで見てきた経験上からも、妻は月15万円の生活費でも暮らしていける方が多いが、夫の場合はほとんど絶望的と言っていい。とくに団塊の世代よりも上の層の日常生活力の乏しさには驚くべきものがある。 …いまだに「家事は女性がするもの」という発想が抜けきれない男性高齢者も多いのだ。 だからヘルパーが自宅に生活支援にきても、まるでメイドか何かのように小間使いにしてしまう男性もいる。それはそのまま今まで妻にやらせてきたことでもあるのだろう。 家事や炊事など日常の生活能力が低いというのは、単に「料理が下手」とか「洗濯物がたためない」というレベルの問題ではない。自炊できなければ、出来合いの惣菜を買うか、外食することになり、当然栄養は偏る。また、掃除もできないので生活環境が不衛生になる。 そんな状態が続けば、当然病気になりやすく、医療費がかさむ。加えて節約意識もないため光熱費もバカにならない。つまり、一人暮らしになって生活能力がない場合、夫婦で過ごしていたときと同じくらい、あるいはそれ以上の食費や光熱費、医療費を支払わなければ、生活を維持できなくなってしまうのだ。 このような事態に陥らないためには、まず離婚しないこと、されないようにすることだ。とくに仕事一筋できたならば、なおさらだ。 男は金さえ稼いでくればいいという昔ながらの考え方を捨て、家庭における男性の役割を変えていかなければならない。高齢期になる前から少しずつ仕事から家庭のほうに重点をシフトさせ、精神的にも経済的にも「一緒に暮らしていく」ことを妻とよく相談して決めることが重要ではないだろうか」(p97-98) う〜む。 余計なお世話と言いたいところだが… 当たってそうなだけに、こわいなあ。
0投稿日: 2017.09.11
powered by ブクログうひょー!今後考えたらこーぇーょー 筆者の言ってることが解りやすく尚且つ腑に落ちる 今後大幅な見直し等が必要。でも楽しく生きようぜぃ
0投稿日: 2017.09.06
powered by ブクログ知人が何故か勝手に(?)貸してくれた。 非常に立て込んでいるこの頃…かといって読まずに返却もできず。気にはなっていたので、なんとか時間を作り出して、斜め読みプラスアルファ、くらいで読んだ。 問題提起として読むには良い。が、どなたかもレビューされていたが、本書に都合のいいところだけ拾い書きしている感は否めず。いろいろな制度、資源を活用した上でどうなのか、と考えないといけないのでは? まあ、でも実際のところ、今の社会保障制度が世の中の実態に合っていないことだけは確かです。
3投稿日: 2017.08.15
powered by ブクログ自分の30年後こんな道を歩んでるのでは、と不安になる。 じゃあ何をしたら良いのか? 大きな年金の話とか、生活保護の話とか。そういうものって僕たちで動かせるの?って考えてしまう。 政府のやり方に頼れないから、 自分の力を磨き、自分で生きないとって思う。 でも、そう思えば思うほど、何であいつは頑張ってないのに、生活保護とかもらえるの??って思考になりそう。 マイルドヤンキーの意味はわかってないけど、大きな変化は望まず、自分の周りが良ければ良いって思う人が増えているなら、大きなことが成し遂げられるのかなー。。
0投稿日: 2017.06.25
powered by ブクログ下流老人は社会が生み出すものだ。 セーフティーネットとして生活保護を有効活用すべきだとの主張には驚いた。 確かに権利だから堂々と受ければいいんだ。 今後の超高齢化社会に警鐘を鳴らす内容。
0投稿日: 2017.06.17
powered by ブクログ知らないってことは、恐ろしいことです。 40代後半の私にとって、色々と考えを改めなければなりません。 今現在、何とか普通に生活出来ていても、将来下流化する可能性は大きいんですね・・・ 自分の事も心配だけれど、それ以上に子供の世代がどうなるのか? そっちの方が、もっと心配です・・・
2投稿日: 2017.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下流老人と称する最低限の生活も出来ない老人や若年化している貧困の実態を紹介しつつ そうなった時代背景や社会保障や政策の遅れなどをわかり易く知れた1冊 若年の貧困に関しては、貧困世代で詳しく読んだ後ということもあって自らの人生設計も考えさせられた 困っている人は全て救うべきだ、と言う著者の考えは著者自身も財源に限りがあるのにこれは理想論だと書かれていて読んだ時は確かにそれは理想論でしかないと思ったが 最後の章の著者が考える様々な行政改革案を読んだ後には、可能のような気持ちになった 今、読んでいる本も同じような内容のものだが こちらは2010年刊行 すでに7年過ぎているのに非正規雇用やブラック企業は改善されているようには見えていない事に いつになったら日本は安心して暮らせる国になるのか…… まずは老後の幸福度のために 人間関係をもっと大切にしようと思います
2投稿日: 2017.03.19
powered by ブクログhttp://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=17112
0投稿日: 2016.12.28
powered by ブクログ現役時代に年収400万円以下だと下流化する!?、3千万円貯金が老後の大病でいっきに尽きる・・・一億総老後崩壊を予見する一冊。自分だけは大丈夫だ!と根拠のない安心感で思考停止をしている自分に喝を入れる一冊でした。
0投稿日: 2016.11.11
powered by ブクログなかなか。 日本の将来は暗いと思わされる。大きな問題なのに、先送りされていると感じる。 節制した、収入に応じた生活を今から心がけよう。
0投稿日: 2016.08.28
powered by ブクログ話題性があり関連書が多い 前半 社会福祉の現状の説明と 下流(と言われるもの) になる 可能性の人たちの紹介 子供はコスパが悪い 健康であることは重大 が記憶に残った 後半 生活保護とは? 受給のためのマニュアルとして使えそうだ 不安を煽るような 内容の書が多い データの取り方が 巧妙で騙される
2投稿日: 2016.08.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私の周りの高齢者は割合裕福な人が多い。でも、実感として働けない高齢者に暮らしのしんどい人がいるのは感じる。 社会の仕組みのしんどさがよりきちきちと生きる方向になっているという指摘は自分でも感じる。
0投稿日: 2016.08.24
powered by ブクログ下流老人・・・う~ん、私もヤバいかも?w ・・・って、笑ってる場合じゃないって!? でもなぁ~、将来どうなるかなんてわからないしねぇ。 心配しすぎても、早死にしちゃうかもだしww 無駄遣いはしないようにするにしても、やっぱり今を楽しむことは大事だしねぇ。 あと、やっぱ孤立しちゃうのがダメみたいだね。 情報をくれる誰かとか、ちょっとでも助けてくれる誰かとかと繋がってれば、お金はなくても、そこそこ幸せだったり。 それから、一人で生きるより、ふたりで生きた方がコスパがよさそうだねやっぱり。 子供に頼るのも難しそうだし、そんなことしたくはないし、太く短く生きるのがいいかなぁ~~w それにしても、著者の藤田さんは若いのにいろいろ活動してて偉いなぁ・・・こういう人の頭の中を覗いてみたいんだよな。 いまや、若者も貧困だしな・・・ホント他人事じゃないんだけど。 それに相続税で貧困に陥るってのもあるしな。 親戚もいざとなったらあてになるかわからんしな。 もっと勉強だけでもしとかなあかんなぁ。。。
0投稿日: 2016.08.13
powered by ブクログまさしく下流老人の分析。 ただ、論理性に欠けるところが気になった。 下流老人は何故なってしまうのか? 本人が無知であること、予期しないアクシデントに対応できない、準備できたないことが原因と理解
0投稿日: 2016.08.09
powered by ブクログ08.08.2016 読了 ざっくりと、下流老人とは何か→実際の事例紹介→陥るパターン→制度面の現状→個人で行う対策という構成。 明日は我が身。 現在の若者のワープワをほっておくと、1億総下流社会になるんじゃないの?まぁ、富んでる人は富続けるのだろうけど。って感じ。
0投稿日: 2016.08.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2016年、37冊目です。 現役時代にある程度の収入があり、老後は何とかなるだろうと思っている人が多い。 しかし、現実はそうは安穏としていられないと警鐘を鳴らしている内容です。 マスコミでもしばしば取り上げられ、NHKテレビなどでも特集され、話題になりました。 老後に予期しない(自分には起こって欲しくない)重荷を背負うことになると、 到底今現在保証されている社会保障のレベルでは、対応できないということです。 病気や障害、介護や教育費の支援などのために、安穏な生活は保障されず、 現実に、厳しい生活を強いられている人が増えているとのことです。 そのため、下流老人問題は、個人の不運や準備怠慢だけで論ずるのではなく、 社会問題としてとらえるべきとの趣旨です。 国家財政の中で、確か社会保障費は30兆円を超えていたと思う。下流老人問題を社会保障の枠組みで考えていこうとすると、この予算の面からも厳しい状況のように思います。自己防衛をできることはしておかなくてはと思います。 まずは病気をしないことですが、これは既に手遅れの感があります。 本中にもありましたが、「早く死んだ方がいい」という気持ちにならないように、 自分自身を”生かして”おけるかが根っこの部分で大切かなと感じました。 おわり
0投稿日: 2016.07.09
powered by ブクログ全体としてよく書かれていると思います、納得の一冊。 個々の内容については、限られたスペースであり、やむを得ませんが、問題だらけです。まず用語の使用がかなりルーズで、データは頻繁に参照されますが、その都度、都合のいい数字を引っ張ってきている感が否めません。書き方も、後術と提言が多くて気になります。ボートの例えは何が言いたいの???認知症の傾向って何、発症してるのしてないの?特にひどいのは、ケアマネジャー(介護支援専門員)の職務に対する誤解、質云々の話ではなく、制度の問題であり、著者が言う職務を行うのは、特定施設であれば、別途、生活相談員が配置されています。また、なぜ「養護老人ホーム」なのか?ほとんど休眠状態ともいえる施設を取り上げるのも理解しかねます。有料老人ホームの経営母体も、介護付は民間が多いのは事実ですが、住宅型は社会福祉法人や医療法人、NPOも多いです。「特別養護老人ホームは大きな利益は見込めない」と書かれていますが、昨年介護報酬が改定(下げられた)された一因は、特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人の内部留保の多さではなかったですか?補足性の原理も、「家や土地を保有していると生活保護を受けづらくなる」としても、今年、大阪府H市からは、可能であると回答を得ています。身寄りがなかったり、認知症を患っていたりして、本人が売却処分などできない場合、保佐人や後見人を立てる等、時間がかかる場合もあるでしょうが、まずは相談してみることです。自己防衛策はお粗末、前の章とも整合性がありません。
2投稿日: 2016.06.02
powered by ブクログ世間でやたら「下流老人」と言う言葉が取りざたされていたので読んでみた。 現役の頃 「自分はそこそこ中流世帯」と思っていた一億総中流世代なのに・・・ パラサイトシングルや就職氷河期の子供たちを支え、 政治は「年寄りの貯蓄をもっと 使う子供世代へ」の号令のもと 孫への非課税を決め、 親の援助は当たり前、でも 同居や介護は無理・・・ そして 熟年離婚 う~ん 日本はどこへ向かっているのか・・・ 貧困高齢者の現実は著書を読むと ひしひしと伝わってきたが、あまりにも大きな問題すぎて、解決策は見つかっていないのが現実。 ただ お金はなくても親戚やご近所仲が良いと 生活自体は「寂しい老後」にはならないというのは、不変のもののようだ。 そして 健康維持ですね。 お金はコツコツためるとして、熟年離婚しないよう まずは夫婦仲良く、友人を大事にして、子供にはできるだけ頼らないで、健康で頑張ろうっと。
0投稿日: 2016.05.23
powered by ブクログぼちぼちと将来のことを考えなければいけないと思い、漠然とした不安があったなか、本書をみつけて購入。 具体的な事例をもとに、下流老人となる過程についての記載があったことにより、現状をイメージすることはできた。 第6章の自分でできる防衛策について、もう少し踏み込んだ記載があれば、自分にあてはめて考えられることができたとは思う。 仕事以外の人間関係の構築、健康、本業を頑張ること、自分はこの3つを当面行うことにより、中流老人になれればいいなというのが感想。
0投稿日: 2016.05.03
powered by ブクログかつて一億総中流と謳っていた日本も、今は格差社会が顕在化して持たざる者と持つ者の二極化社会です。その差はますます広がる社会の仕組みが問題となっています。 この本では特に低所得層の高齢者の現実に焦点を当ててその実態と対策について述べています。 実例では、様々な理由で人生の終わりの時期に厳しい現実を突きつけられた人たち。彼らは特に怠惰だったわけでもなく、中流意識でこれまで人生を過ごしてきたのですが、親の介護、成人の子どもの面倒、病気、離婚など、想定外の事態で経済的に行き詰まり、支援を受けることになった経緯を紹介しています。 これを読むとこのような事態は決して他人事ではないことがよくわかります。ましてや、自己責任論で生活保護を受ける人をバッシングするなど、個人的な問題として済ませるのはもっての他ということです。 人類の歴史史上経験のない超高齢社会と人口減少が重なったこの社会では、今までの制度にすがるのはもう限界があるのは自明です。公助も充実、共助、自助がバランス良く働けば住みよい社会になると思いますが‥云うは容易く行い難しです。 余談ですが、仕事一筋できた男性は妻に逃げられてはいけない、とあるのを読んで不謹慎ですが笑えました。こうした男性は生活能力が低く、外食など無駄にお金を使いがちで節約しようとする意識も持てない、とあるのがミクロレベルの肝心な問題だと思いました。
0投稿日: 2016.04.29
powered by ブクログ傍観者から当事者になるための本、社会を見るための入門書といった感じ。興味がない人にこそ読んでもらいたい一冊。生活保護の一部保険化など提言も興味深い。
0投稿日: 2016.04.22
powered by ブクログ危機感を煽るだけ煽って現実味のある解決策が提示されないので、「で?」というのが率直な感想。 いかにも現場にいる人っぽいかんじです。(弱者が目の前にいるので、問題点はいくつも挙げられるけど具体的な解決策は何もない) 生活保護を受けるのは恥ずべきことではない、としながらもじゃあ生活保護を受ける人が増えた場合その財源どうするの?っていうところまで示さないと意味がないのでは。 結局建設的なことといえば予防・コミュニティづくりが大事っていうだけの誰もが判ってる結論しか見えてこない。 正直偏りすぎているし、不安になるだけで学びや気づきは少なかったのでイマイチ。キャッチーなタイトルと不安を煽る文章で話題になっただけか、と遠目。
0投稿日: 2016.04.12
powered by ブクログ題名通り主な内容は”老人の貧困”問題だが、それを日本における様々な問題(障害者、女性、子ども、若者 の貧困や差別)の一部と捉えている。若者と老人のどちら側に富(税金)の再配分を行うのかというありがちな議論ではなく、”若者の貧困”=”老人の貧困”予備軍とした連続的視点で捉えることにより、”老人の貧困”に対する予防(処置)と(是正)対策を論じている点が興味をひいた。作者が30代で、NPO法人代表として”老人の貧困”にかかわっているゆえに持てる視点なのか。こういった優秀な若者が続出することを期待したい。 以下、引用省略
0投稿日: 2016.04.10
powered by ブクログ老後の貧困はひとごとではない。 そう警報を鳴らすのは、生活困窮者支援のNPO法人「ほっとプラス」の代表理事で社会福祉士である本書の著者、藤田孝典さん。 本書では下流老人を「生活保護基準相当で暮らす高齢者およびその恐れがある高齢者」と定義しています。 私も高齢分野で相談援助職をしていたことがあるからこそ、ここに書かれている重たい現実が、忍び寄る貧困の影が本当に存在しているものだと知っています。 一億総中流社会なんて、随分昔のお話です。今は、普通に暮らしている人の多くが貧困リスクを抱えています。 ◆下流老人が抱える3つの「ない」 下流老人は、3つの「ない」を兼ね備えてます。 すなわち、①収入が著しく少「ない」②十分な貯蓄が「ない」③頼れる人間がい「ない」 制度自体がなくなることはないでしょうが、年金収入は減り続けるばかり。収入が公的年金のみでは、国民年金なら7万円ももらえないし、厚生年金だって平均月給給与が38万円で40年間納めたとしても月に17万円もらえない。 無論、平均月給が、納付期間が少なければその額はもっと少なくなる。 必然的に、高齢期に年金収入のみに頼ると、収入は著しく少ないと言わざるを得ない。だからこそ働けるうちは働くという意識を持っている人は多いけれど(本書によると65歳以上の就業率は20%と世界で1番。フランスは2%ほど)、当たり前ながらいつまでも健康に働けるわけではないのです。 貯蓄だって、日々の生活から老後資金を十分に用意するだけの余力がある人は多くない上に、突然の長期入院などであっという間に貯蓄は目減りしてしまう。 それに自分が高齢期になる頃には親もいないだろうし、兄弟や友人だって皆高齢だ。その頃頼れる相手が、どれだけ自分にいるでしょうか。 つまりは、誰だって下流老人になる可能性は高い。まして、高度経済成長期を生き抜いた今の高齢者ですらそうなのだから、非正規雇用が40%を占める今の若者が高齢者になる頃のことを、今から真剣に考えていかなければいけないのでしょうね。 目を覆いたくなるような現実ですが、高齢者が尊重される社会であってほしいと思うので、見ないふりだけはしないようにしようと思います。 本書にも度々セーフティネットとしての生活保護に関する記述がでてきます。生活保護の基準は下げられているものの、人間が健康で文化的に生活できるだけの基準で設定されています。 本来であれば、病気や年金の不足などで十分に生活できない人がこの社会で生きる権利として申請をしてほしいものですが、まだまだ抵抗感は根強いし、耐えることが美徳とされる風潮もあることから頑張る人程利用に繋がらない現実がもどかしいです。 一方で、権利だからと受給をして不必要なほどの医療にかかる人、貰うとすぐに散財をする人を見るにつけ、やるせない気持ちにもなります。我慢をする人、遠慮をする人ほど損をする社会であっていいはずがない。 団塊世代が75歳を迎える2025年の介護問題についても国は対策に動いていますが、同時に貧困対策というのも急務ですね。ただし、公助のみでなく、自助だって必要です。もちろん、貧困はその人が怠けていた結果ではなく、社会構造上どうしても発生してしまうものです。 では、個人で何を備えておくべきかということが本書にもいくつか書かれておりどれも大切ですが、中でも頼り、頼られることのできる人間関係の構築というのは私も欠かせないものだと思っています。 問題が深刻化してから支援に繋がるケースが多いのを目の当たりにして、このまま対処療法ではいけない、というのは私も感じています。 あるいは、独居高齢者たちが異口同音に口にする「はやく死にたい」という言葉を聞くにつけ、高齢者が自尊心をもって生きられる社会を模索する必要性も感じています。では自分に何ができるのか。 抜本的な取り組みができるわけではないですが、なるべくアンテナを立てながらできることを1つずつ見つけていきたいと思います。
5投稿日: 2016.04.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
イマイチパッとせず。 危機感はよく伝わってきたのですが… 結局は制度上の問題で片付いてしまった感があります。 生活保護の提案については賛同できず… この問題は今後さらに大きくなることが想定されます。自分自身、まだ把握できていないことが多いので、これから勉強していきたいなと思います。
0投稿日: 2016.04.09
powered by ブクログ自分の知識がなさすぎて、この本の内容はどこまで信じることができるのか判断できません。 ただ、老後の急な出費の可能性は否定できませんし、自分の世代は、おそらく年金はあてにできないと思います。 自分の場合は、それらに備えて努力しているわけですが、この努力が、普通の人のレベルなのか、普通の人を上回るレベルなのかもよくわからない状態です。 ただ、自分のことよりも、まずは親の心配ですね。 こちらも、少しずつ考えてはきましたが、もう少し本腰を入れて考えてみようと思います。
0投稿日: 2016.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本を読んで、将来への貯蓄の大切さを再度実感した。 自分が下流老人にならないために、将来結婚したらすぐに死ぬまでのライフプランを考えようと思った。 下流老人を日本からどのように無くすか、日本全体の制度や考え方を変えていきましょうというまとめ方であった。そのため、後半は制度をどのように変えていったらよいか、考え方をどのようにしていくべきか(弱者を助ける)ということについて書かれていた点については、不満であった。そもそも、制度を変えていきたいと書いているが、現実性がなく、弱者を助けるためにどうすべきなのか具体的に書かれていなかったからである。 前半は良かったが、後半はよくなかったという印象。 ただ、弱者に対する考え方については、考えさせられた。自分が下流になるのは防ごうと思ったが、なっている人に対して、はたして自分は優しく(軽蔑しない等)接することができるのか。 政府の使える保護は、なんでも利用しなければもったいない。 情報量は、やはり生活の裕福さに直結する部分もあると思った。 藤田孝典(ふじたたかのり) NPO法人ホットプラス代表理事 「生活保護基準相当で暮らす高齢者およびその恐れがある高齢者を下流老人と呼んでいる。」 「高齢期というものは、これまでの数々の努力が報われる時期だと考えていた。家族や友人など多くの関係性に恵まれ、余生を旅行や趣味に費やし、豊かで温かく、人生の終結に向かっていくものだと。」 「2人世帯では約170万円、3人世帯では約210万、4人世帯では約245万以下の収入しかない人日本では貧困と呼ぶ。」 「内閣府の「平成22年版男女共同参画白書」によれば、65歳以上の相対的貧困率は22%。高齢男性のみの世帯では38.3%。高齢女性のみの世帯では52.3%。」 「身内の誰かが下流老人になった場合、その子供たちも共倒れするような事態が起こっている。」 「経済的に依存せざるを得ない高齢者を扶養することは、現在のごく一般的な家庭モデルから見ても、こども世代に相当な負担を強いる。」 「「長生きすることが素晴らしい」という共通認識があるが、長生きする人間が社会の重荷になるのであれば、それは生命の価値自体が軽んじられることにもなりかねない。」 「高齢者に限らず、生産能力が低い障害者にも被害が拡大する恐れもある。あるいは生活保護受給者や社旗保証を受けている人々に対する差別的意識が強まり、自立を阻害する要因となる可能性すらある。」 「価値観の訪韓は、さまざまな教育制度やシステムに影響を与える。みんなが「健康が一番」「長生きは素晴らしい」と目指していたはずのものが崩れ去ってしまえば、大きな混乱を招くことになるだろう。」 「子供の教育に、大学卒業まで育てきるのに1人あたり1000万〜2500万円程度かかる」 「非常にドライに考えれば、それだけ自分の老後の資産が減ることになる。子供に老後の面倒を見てもらうことは、おおよそ困難と言える。つまりコスパが悪い」 「現時点での高齢者は、高度経済成長の追い風もあり、資産形成に有利な条件も整っていたため、圧倒的に恵まれた世代といえる。つまり、現在の高齢者はこれから高齢者になる青年層に比べて、相当に豊かなはずである。にもかかわらず、すでに下流化が起こり始めている。」 「非正規雇用者の最大のリスクは、厚生年金や社会保険に加入していないなど、福利厚生が弱いこと。非正規雇用を続けていた場合、老後に受給できるのは、基本的に国民年金だけという場合も少なくない。正規社員のようなボーナスや昇給、退職金もない。「稼いだ給料」=「現在の生活費+老後資金」であるため、極めて下流に直結しやすい。」 「イギリスでは、19世紀にかけて改正救貧法やワークハウステスト法などが施行され、多くの貧困状態にある市民が収容所(ワークハウスなど)へ送られた歴史がある。収容所に送られた人々は劣悪な環境の中で強制労働に従事させられた。」 「税金を、株式かなにかの投資と同様に捉えてはいないだろうか。たくさん納税をしている人(株式をたくさん買っている人)こそ、より多くの利益を還元されるべきだし、納税をしていない人やまして国(会社)に損害を与える人間は死んで然るべきだ、といった恐るべき思考に陥ってはないだろうか。」 「労働賃金や年金、援助を受けていても、生活保護は利用できる。」 「「無料定額診療施設」は、社会福祉放第2条3項の九「生計困難者のために、無料または低額な料金で診療を行う事業」に位置付けられた施設で、お金がなかったり、健康保険証がない方でも無料または低額で受信できる。」
0投稿日: 2016.03.14
powered by ブクログ本書でいう下流老人とは、「生活保護基準相当で暮らす高齢者、およびその恐れがある高齢者」である。 誰が本当の捨て石なのか? たまたま、某アナウンサーの捨て石発言に関連して考えていたことが、本書の冒頭に書かれていた。 子供を生み育てないことは、下流老人にならないという観点でみれば、経済合理性のある選択肢となる。言い換えれば、子供を産み育てる選択をした人は、社会のために捨て石となっているのかもしれない。 子供を生み育て、そして高等教育を受けさせるには莫大な費用が必要になる。 それを自分の老後のために積み立てることは、自らが下流老人にならないための選択肢の1つである。 第2章以降、下流老人の生活実態、そしてなぜ人が下流老人と、なってしまうかというプロセスと、多くの現実に対応してきた筆者だからできるリアリティを持ったレポートが続く。 そして、我が国の憲法で認められている生存権が、行政の仕組みとして担保されない構造になっていること、また、国民の空気がそれを追認しているとの厳しい指摘。 家族制度の変容、急速に進む少子高齢化の中で、かつて機能してきていた制度ではもう社会を支えきれなくなってきている現実がそこにある。 そして、終わりに下流老人にならないため、私たちにできるヒントが書かれているが、やはり個人ができる究極の対策は、充分なお金を持っていることだろう。 したがって、経済的な観点から見れば、捨て石発言したアナウンサーは、子育てを行った人々(捨て石)の犠牲の上に下流老人にならない老後生活を過ごすことができると、言えるかもしれない。 ただし、その選択肢はわが国が未来に継続していくことを阻害し、また、お金で買えると考えていた安楽な老後生活それ自身を失う事になりかねない劇薬ではある。 なぜなら、お金はそれ自身で自分を介護してはくれない。お金を代償に世話をしてくれる将来の他人を必要とするからである。
2投稿日: 2016.02.20
powered by ブクログ老後格差が大きな問題となっている。 どんな環境に居たとしても老後の事は誰にも予想が付かない。 熟年離婚で年金半減、病気、子どもの鬱や引きこもり・ワーキングプア等で予想外にかかってしまう生活費。 3000万あった貯金を62才から数年で使い果たしてしまった例もある。 ひとり暮らしの老人の認知症や低すぎる年金額など問題は山積みなのにまだまだ対策が追いつかない状態では不安も募るばかりだ。 国や社会がもっと頑張ってくれるよう祈る。
0投稿日: 2016.02.15
powered by ブクログ■「相対的貧困」とは対象者が属する共同体(国や地域)の大多数に比べて,貧しい状態にあることを指し「相対的貧困率」とは,統計上の中央値の半分に満たない所得しか得られない人の割合。 ・OECDによれば日本は全世帯のうち約16.1%(2012年)が相対的貧困とされる ・2013年の国民生活基礎調査では一人暮らしの場合,12年の等価可処分所得の中央値(244万円)の半分(122万円)未満が貧困状態ということになる。 ・2人世帯では約170万円,3人世帯では約210万円,4人世帯では約245万円に相当し,その基準以下の収入しかない場合,日本では「貧困」に分類(下流老人の所得の目安) ■「普通」から「下流」へ陥るパターン ①病気や事故による高額な医療費の支払い ②高齢者介護施設に入居できない ③子どもがワーキングプア(年収200万円以下)や引きこもりで親によりかかる ④熟年離婚 ⑤認知症でも頼れる家族がいない ■現在働いている「勤労者世帯(2人以上の世帯)」の平均貯蓄残高は1290万円であるが,中央値は741万円。 ・100万円未満が12.4%で最も多い ・500万円未満の世帯は39.5%で高齢期に入れば下流化リスクが相当高い ■「非正規」は下流に直結 ■資本主義社会は,そもそも一定の貧困層を生み出す仕組み ■言われなければ助けないという制度設計(事態を悪化させる一要因) ・支援施策のほぼすべてが「申請主義」を採用 ・「申請主義」の本質は社会福祉制度の利用抑制にあるとの指摘もある ■絶対的貧困と相対的貧困 ・下流老人の問題は相対的貧困が主体のため「貧困」が見えにくい ■「真に」救うべき人間など一人もいない。困っている者は,みな一様に救うべき者。 ■死ぬ直前まで働かないと暮らせない ・「働く高齢者」は先進諸国では特異で日本の老後社会は脆弱 ■生活保護制度の無理解 ・対象者の生活状況などを把握するための実地調査(家庭訪問等) ・預貯金,保険,不動産などの資産調査 ・扶養義務者による扶養の可否の調査(親族からの仕送りなどの可否) ・社会保障給付(年金など)や就労収入などの調査 ・就労の可能性の調査(労働の可否) ■幸せな下流老人の共通点は「人間関係」 ・経済中心の生活から人のつながりを中心にした生活に 価値観をチェンジ ・「関係性の貧困」を克服することが重要 ・「分かちあい」が人生の満足度に大きく影響
0投稿日: 2016.01.30
powered by ブクログ多くの人が私を含めて下流老人になる可能性がある事は理解できた。 しかし老人に重点を置き過ぎている感じがする。作者も述べているが、今の非正規労働者が働けなくなると一斉に生活保護(=税金投入)となる。国の予算は限りがあり、老人対策がプライオリティが高いのか?両者を解決するのが政治家であるような事を述べているが、今の政治家にそんな事が期待出来るのか? まずは出来る所から進めるべきである。私もどちらかと言うと老人の方に近いが、冷静に考えて、これからの日本を支えていく若者を中心に対策をするべきでは。
0投稿日: 2016.01.22
powered by ブクログ2015年の話題作。 他人事ではなく、誰でも「想定外」のことで下流老人に陥る可能性がある。特に身内の病気や介護による高額な医療費の支払いは、想定しておかなければならないと思った。 自己責任論については賛否両論があるだろう。 メモ 下流老人とは「生活保護基準相当で暮らす高齢者、およびその恐れがある高齢者」のことを指す。 以下の3つが下流老人に該当するかの指標となる ①収入が著しく少ない ②十分な貯蓄がない ③頼れる人間がない 自己防衛策 ・貯蓄 ・制度の理解 ・豊かな人間関係を築いておくこと
0投稿日: 2016.01.11
powered by ブクログ20151228読了 現在の日本社会に存在する、下流老人についての現状と今後についての本。 収入、貯蓄、つながりを持たないこの下流老人は、間違いなく他人事ではない。 個人でどう対応するか、というよりは社会保障としてどう向き合うべきか、という観点が強い。 若者の貧困を考えると、今後増えることが予想される下流老人。 保証を受けることが権利、という考え方が広がってほしい
0投稿日: 2015.12.28
powered by ブクログ2005年に出た下流社会の作者とは別人 著者は埼玉で生活に困っている老人を支援しているNPO法人の代表でマスコミや国会にも呼ばれた人物 当然生活保護は権利であり、積極的に活用すべきという意見でまた普通の誰もが生活保護に転落する可能性があるという 論理的にはまったくその通りで何の反論もしようがないのだが、それでも実際クリニックに来る生活保護者を見ていると、やはりどうしても感情的に納得できないものがある
0投稿日: 2015.12.24
powered by ブクログNHKの老後破産を視て興味を持った1冊。この本を読むとどんな人でも老後は危ないとしか受け取れない。病気になったり、子供が引きこもりになったり、認知症になったりと可能性をあげればキリがない気がする。ただ、国の施策や現状を知るにはいいと思う。
0投稿日: 2015.12.23
powered by ブクログうわ~! こわ~! 他人ごとではないぞ って、こわ! 思い当たることが、ほらほれ ≪ 将来の 希望もなくて 下流老人 ≫
0投稿日: 2015.12.21
powered by ブクログ扇動的なタイトルが気にいらなかったのですが、リタイアメントプラン作成の参考資料判として購読。 人生設計、ファイナンシャルプランの最悪なシナリオを回避のためにも一読の価値はある。 提言部分に異論はあったが、貧困回避の実務家の著者だけに、相談経験に基づいた類型化したケースには、衝撃の連続だった。 誰でも当てはまる。 この作品を読んで、オレは不幸な老人にならないと断言できる人は、億万長者か、バカかのどっちかだと思う。
0投稿日: 2015.12.03とにかく生活保護
読み終わった後の所感として、「とにかく困ったら恥ずかしがらずに生活保護を!」というメッセージが強く残った。筆者の生活保護によるセーフティーネットを確固たるものにしたい気持ちは分かるが一方で、下流老人がもれなく生活保護のセーフティーネットに補足されたら財政が立ち行かなくなるのではなかろうかと思わずにはいられない。フランスの例が引き合いに出されるがなんでフランスはそこまでうまく行っているのか、もうちょっと詳しく教えてくれよと言いたくなりますがそれは、本書の果たす役割ではないのでしょう。
2投稿日: 2015.11.21
powered by ブクログ老後に貧困に苦しむなんて、人生設計ができてなかっただけだろう。浪費のつけがまわっただけだ。真面目に働いてこなかったんだから自己責任だ。 それに比べて自分は真面目に働いているし、贅沢はせず所得のいくらかは毎月コツコツ貯金している。だから大丈夫! なんて自信を持っている人!あなたももれなく下流老人候補です。 めでたく定年退職して、退職金を満足いくだけもらえたとする。65歳で貯蓄は3000万。そんな人でも下流老人になる可能性はある。 なんといっても病気だ。保険の利かない先進医療を受けたら、まずがっつり減る。高額医療費助成制度を利用しなければ、持ち出しばかりで戻ってくる金はない。 痴呆の問題もある。本人には自覚はないので家族がいない独居老人はその兆候に気づかない。悪い奴に金をだまし取られることがあるかもしれない。 熟年離婚もある。退職金をもらったら、ここぞとばかりに妻から離婚を切り出され、安泰だと思っていた老後資金は半分に。妻が専業主婦だった場合、年金も半分にされることもある。 子供が老後の面倒をみてくれることも期待できない。逆に学校でのいじめやブラック企業に就職したことにより精神を病み、ずっと働けない状態になることもある。収入がなくなっても子供の面倒を見続けなくてはならない。 とまあ、このような実例が紹介されてる。 貯蓄が3000万以下で、年金だけで生活をしていかなくてはいけない人は、基本的にピピンコロリで逝かない限り、ほぼ下流老人予備軍だ。 下流老人にならないために重要なのは、生活が困窮してくる前に、助けてと手をあげることだと著者はいう。生活保護を恥だと思う風潮を改め、権利だと思う必要がある。貧困ビジネスや、一部の悪意のある人に、税金が使われてしまう可能性はあるが、本当に必要な人が助けてと声をあげられない環境は良くない。そのために人とのつながりが大事。早い段階に対処していれば、救えることが多いし、なおかつ自立への道も開けるから、トータルで考えれば税金の節約になるという。 また現状の生活保護を受けるためには、資産をすべてつかいきってからでないと基本的に受けられない。つまり貯金ゼロ、資産ゼロの破産状態にならないと役所は相談に乗ってくれない。そこにも問題があると著者は言う。 例えば病気の治療費だけ援助する生活保護、家賃の半額だけ援助する生活保護、などがあれば、どん底になってから生活の全てを保護するより結果的に税金を使わないんじゃないか、と言ったような提案は、本当にそうなるのかはわからないが検討に値する考えだとは思った。 下流老人は個人の力だけでは解決しない問題であって、政治によって改善できる問題だ。 なんか先行き不安になったけど、読んで良かった。
0投稿日: 2015.11.19
powered by ブクログ20151114 若者や老人が幸せに暮らせる社会がなぜ作れないのだろうか。どこかおかしいと早目に気づいて行動していく人が増えていけば良いが、と思うのではなく自分の事として行動する事が大事。一億総下流社会の方が一億総活躍社会の前に実現されそうだ。
0投稿日: 2015.11.14
powered by ブクログバリバリ働く世代が読んでも他人事とは思えない問題でした。 どんなに現役時代に稼いでも、病気したり色々事情があったりで老後にあっという間に下流化する可能性があるわけで…。実話エピソードがどれも明日は我が身な内容で、生き延び方を今から真剣に考えないといけないと感じさせられました。 自分でできるのは、社会保障制度を知ることと、くだらないプライドを捨てること。 生活保護制度については、私自身色々と誤解していました。「生活保護」という言葉の語感が良くないのも一因ではないかと伝言 やはり社会的に孤独なのが、一番怖い。
0投稿日: 2015.11.13
powered by ブクログ現代の少子高齢化社会の中で老人及び若者の下流化、貧困、格差は顕在化してきている問題だ。そしてその現状と対策を明らかにしている本書は社会問題に対する目を開かせてくれる点で啓蒙の一冊だと思う。年収400万でも将来、生活保護は大げさではなく誰もがなりうるという点で末恐ろしい世の中だ。日本は16.1%が相対的貧困、有効な少子化対策はない、社会問題化した下流老人、老後格差の拡大、給料=生活費+老後資金でやっていかないといけない人がいる、死んでいい人間などいない、貧困は罪ではない、だから助けないといけない、資本主義は貧困を生み出す、生活保護の申請主義はもっと周知しないといけない、無料低額診療をより生かせ、老人になった時こそ人間関係が大事 とこれからの日本に対するアンチテーゼを提供している。わが身も合わせて考えていきたい。
0投稿日: 2015.11.08
powered by ブクログ老後社会の崩壊について、警鐘を鳴らす貧困対策NPOによる著。 内容はもっともなことばかりである。 社会保障に対する後ろ向きさや、生活保護に対する恥辱感は 日本人特有のものであろうが、このハードルを下げようとする 試みは評価できる。 最後は、我々の意識改革にあることは言うまでもないが。 教育に携わる者としては、これをどこまで教えるかだ。 「頑張らないと、この先の人生大変だよ」という自己責任論で 迫るのが、学校教育の基本スタイルだが、 この本は、頑張っても、社会システムの不備で 下流に陥る人間がいるという立場であるから、 アプローチを変えて、セーフティネットの存在や 貧困に陥りそうなとき、陥ったときの対処の仕方を 気合いを入れて扱うことが求められていると感じる。 これ以上、学校教育で扱う内容が増えるのは、 かなりのキャパシティオーバーであることは 言うまでもない。
0投稿日: 2015.10.29
powered by ブクログ自分が老人になった時のことを想像すると怖くなった。 まさにホラー。 そのためにはお金と健康と仕事以外でのコミュニティをいかに構築するかだ。 今から準備しておかないと。
0投稿日: 2015.10.24
powered by ブクログ父からもらったので、読んでみる。 下流老人と呼ばれる方々の認識はしていたが、再認識。自分もなってしまう可能性のある、日本の解決しなければならない問題の一つ位にしか思っていなかったが、老後の心配が無くなれば、貯金しなくても良いので、消費は上がるし大いに取り組む問題なのかな。 対策としての項目で貯金とプライドを捨て生活保護などを受けること、位しか無かったのは残念。 死ぬ権利の問題。自死が許されると、逆に「何でお前は死なないんだよ」と思われ、精神的に病んでしまう事の問題の話を思い出した。
0投稿日: 2015.10.19実例が極端
実例として紹介されている人達が 愚かでかえって安心したりする。
2投稿日: 2015.09.29
powered by ブクログ生活保護を受給するのが恥かしいとか、受給の仕組みを知らないというのが問題の根源なので、この点では自己責任以外のナニモノでもない。とくに目新しい情報・提言はなかったように思う。首都圏の団地なら3Kで4~5万で住める空き家はゴロゴロある。公営住宅が不足しているとは思わない。ただし、介護施設は圧倒的に不足しているので、その対策は急務だろう。東京五輪などやってる場合ではない。
2投稿日: 2015.09.27
powered by ブクログ何年か前に西宮のイベントで登壇されているのを見たけど、最近になって生活困窮者支援で頻繁にメディアへ登場してはるNPO法人ほっとぷらすの藤田孝典さんのレポート。現場の状況をデータと照らし合わせて「下流老人」の存在とそれを生む社会構造を問題提供。社会保障制度ってそもそもそんなに詳しく知らんよね、というのは老いも若いも同様に抱いてること。そこと地域のネットワークづくりを掛け合わせることが、隣保館の役割かもと具体な動きを妄想。
2投稿日: 2015.09.27
powered by ブクログ仕事柄、高齢者問題はチェックしているのですが、下流というのはどこかで他人事だと思っていました。いつ自分や家族が病気になるかわからないのに。。 著者も指摘していますが、富者と貧者、高齢者と児童、生命の重さは同じはずなのに優先順位をつけてしまう風潮がやはりこわいと思う。 身近なところで感じるのは、専門性を高める=蛸壺化になってはいけないということ。
2投稿日: 2015.09.26
powered by ブクログ年収400万でも、下流老人に陥ると言う。 どんなにお金があってもひとの不安は尽きないと思う。病気になれば多額の費用が飛んでいくし、結婚しなければ、ひとりでなんでもしなければならない。 逆に言えば健康面と住まいの不安が解決して、いっしょに楽しめる仲間や家族がいれば、解決するのではと思う。ただ下流予備軍の30、40代の非正規労働者やブラック企業で働くひとの現状を考えると今後はもっと酷くなるのでは。 村上龍さんの言葉にこの国にはなんでもある。希望だけがないと言うフレーズがありました。現在進行形で何も変わらない世の中は、怒りと哀しみしか生まれてきません。
2投稿日: 2015.09.17
powered by ブクログ今、話題の本。一気読み。著者による「下流老人」の特徴は1.収入が著しく少ない、2.十分な貯蓄がない、3.頼れる人間がいない(社会的孤立)であり、一言で言うと「あらゆるセーフティネットを失った状態」。このような老人が増えているのは、現在の社会構造に公共の制度が追いついてないためで、「自己責任」や「自助努力」で解決できる問題ではない。これは人事でもなく誰もがなりうる問題であることを事例を通じて説明されているが、日々の日常臨床でも経験することである。もっと大きな問題は近い将来は年収400万円以下は下流化のリスクが高く、「一億総下流」の時代がやってくる可能性が高いということだ。帯には年収400万でも将来、生活保護レベルの暮らしにと書かれているが、生活保護基準がどんどん下げられている現状では、今後は生活保護でも健康で文化的な生活が維持できるかは保証できない。この問題は今後も含めた社会保障をどう考えるかという大きな問題である。現在、国を二分する問題で大きなソーシャルアクションが起こっているが、社会保障問題も同様にソーシャルアクションが必要な分野である。
0投稿日: 2015.09.16
powered by ブクログ高齢者はお金を持っていると昔は思ってていたけれど、それは家族(子供や孫)がお金や介護など生活全般の面倒を見ていたから年金で十分足りていただけだったらしい。 確かに核家族化していて同居するということは難しい。 貯金が三千万円あっても底をついてしまった実話も恐ろしい。 最近、介護や認知症、老後の生活について凄く不安を抱いている。 そして、これを読んで更にそれは膨らんでしまった。 生活保護は確かに権利である。けれど今の国の現状ではどこまで耐えうるか。 「無料定額診療事業」「高額療養費助成制度」は覚えておく。 あとは、人とのつながりと貯金。 ため息しか出ない。
0投稿日: 2015.09.16
powered by ブクログこの国は崩壊に向かっているんだろうなーということを実感する本。新自由主義や自己責任論が跋扈して、みんながある程度等しく豊かに、安心して過ごしたいと希望は踏みにじられていく。これだけ老後が長くなると、誰もが貧困に陥る可能性があるので、それを肌感覚で知っているので、若い世代は今現在の消費に後ろ向きになる。そして経済は停滞する。 ただ、著者の提案する解決法は、概ねその通りだと思うが、生活保護を使いやすく・・・などはコストがかかりすぎる、と思う。行政は肥大化するばかりで、無駄なコストや癒着は増大するだろう。マイナンバーが導入された今だからこそ、ベーシックインカムを検討して欲しいと思うのである。 まず現状を知る、そのためのおすすめの本。
2投稿日: 2015.09.06
powered by ブクログ高齢者の貧困に歯止めがかからない。 著者は貧困の現場で活動しているNPO法人ほっとプラス代表理事。 「貧困問題」といえば、児童や女性や若者の貧困問題はよくメディアにも紹介され、非正規雇用やブラック企業の所得の搾取や過労死や生活レベルの低下とともに伝えられる。 著者によれば、OECDが発表した日本の相対的貧困率は、16.1%(2012年)に達し、過去最悪。加盟国34ヶ国のうち、6番目に高い数値で、子供の貧困も16.3%(2012年)と高水準。 その水準により格差が固定し、生涯低所得の仕事にしか就けない人々が繰り返し生み出される危険性があるという。 しかし、問題はそれだけではなかった。 高齢者の貧困が止まらない。 非正規雇用で働いてきた人々だけではなく、銀行員や大企業の社員も全く例外ではないという。 いい会社に入り、コツコツ貯金して保険金など合わせて4000万円貯めたから年金と合わせて安心、という時代ではなくなってきている。それでもトントン、ジリ貧で乗り切れるかどうかというのが現状のようである。 つまり、日本の今の社会制度や営みや感覚が、ここまで高齢者で溢れる世の中を想定していないのである。 また、自己責任イデオロギーの蔓延により、様々な社会制度を受けようとすることに対しスティグマ感(恥辱感)が「オカミ」や世間に対して根強く残っているという。 年金だけでは生活出来ない場合、年金プラス生活保護という形もあり得るが、申請主義も手伝い、ハードルが高いように感じてしまう。 人とのつながり(関係性の構築を通じてのセーフティネットの構築)、メンタルケア、社会制度の利用、意識づけ、医療を受けやすくすること(重病化の阻止)、そして資産形成(貯蓄だけではダメ!)など、様々な網を張り巡らすことでその人は幸福に死んでいける。 どれが欠けてもいけないが、現状ではどれもが底抜けの状態にあり、貧困対策をほとんど何も政府も対策を打たないことから、全く解決の見込みはなく、益々酷くなっていくのは目に見えている。 げんざい、貧困状態にある高齢者への対策や、これから高齢者になっていく人たちへはその予防策も書かれている。 他国に対して強くありたいと願い、一部の特権階級やお友達の意見しか聞かない今の政府(リーダー)に、足元をしっかり見て、国民がどれだけ危機的状況にあるのか、そして現在の利権をどう整理し、再分配に充て、社会制度を新しく変えていくことを望むのは、短期的には絶望的に感じられる。 しかし、本書でも述べられているように、歴史をみれば、そんな状況でも「そんなことは出来ない」と言われながら社会福祉や制度を確立させて来た。 まずは現状を認識し、見たくなくても現実を直視すること。 そして、明らかに出遅れ(欧州では1970年代から政策が考えられている)感は満載だが、そこからそっぽを向いてしまうのではなく、変革の必要性を訴え続けていくしか、もう後に道はない。 「自立」とは、誰にも何にも頼らずに一人で生きていくことではない。依存できるものを数多く見つけ、互いに支えられる中で幸せに生きていけることだ。それぞれがバラ色の人生を送れるように、自助と共助をどちらも主体的にこなし、情報難民にならないように、より一層気をつけないといけないと思った。 みんな必ず年老いていく。 だから、考えることを止めず、互いを愛することを躊躇わずに、高齢者幸福社会を目指してみんなで歩んでいくべきだ。
1投稿日: 2015.09.03
powered by ブクログ「下流老人」とは、「生活保護基準相当で暮らす高齢者およびその恐れがある高齢者」とあって、まもなく日本の高齢者の9割が下流化する、と本のそでにあった。どこからそういう数字がはじき出されたのか、結局わからんかったのだが、今後増えるだろうことは容易に想像できる。 下流老人を増やさない為には・・・住まいの貧困を無くすという提言あたりは、良い着眼と思った。 何せ、日本の住宅政策は、戦後、住宅を消費財の対象として経済成長を続けることが出来たという歴史的背景があってここまで来ているんだそうだが、今やゴーストタウンと化したマンモス住宅や人の住んでいない廃家問題が表面化しているので、こういう問題とセットにして何とかならんのかねぇ?
1投稿日: 2015.08.27
powered by ブクログ下流老人というショッキングなタイトルに興味を持って購入。感想としては他人ごとではない。順調そうに見えていても、歯車がいったん狂えばどうなるかわからない。筆者が主張するように社会全体の課題として扱い、改善されていくべきと感じた。
1投稿日: 2015.08.23
powered by ブクログ"現在の日本は様々な問題を抱え、 なかなか厳しい状況にあるわけですが、 この本を読んだ時、自分が思っているよりもずっとずっと・・ 現状の問題の切実さが見えてきました。 二極化が進む現在の社会の中でも、 高齢者はそれでも恵まれていると思っていましたが、 これが全く違っていました・・・・・ その高齢者の多くが貧困化している現状・・・・ これは驚かされるものでした・・・ この本は日本人全員に必読の1冊だと思います。 自分はこれからも、CCメンバーひとりひとりが、 今後の困難な時代を切り抜けていくための様々な知恵・方法を 創っていきたいと思いますが、 深刻な現状を再度理解をすること。。。 これを改めてそれぞれに行ってほしいと思います。"
1投稿日: 2015.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
老後に破産する怖れのある人々。 現在低年収なだけでなく、現役時代に高給取りで十分な年金や退職金があっても、なりうるリスクを孕む。家族の失業、疾病、介護、借金、負債となる不動産相続、さらには熟年離婚(による年金分割)そして…自分以外の要素でも貧困になる。これは老人だけでなく、生涯未婚の多いいまの若者にもその予備軍がいる。 若い人が読んでも損はない。 ただ、老後破産しないためのアドバイスは、すべてがすべて役に立ちそうもないけども。 対処策としては、現役時代から貯蓄、家計管理、いざというとき助け合える人間関係、正しい生活保護の知識、低所得者への家賃補助など。 生活保護の保険化にして、恩恵でなく権利にすればよい、というが、そもそも年金自体が保険みたいなもの。保険というのは、支払者が多く受給者が少なければいい仕組み。そもそも、生活保護は不動産保有者は受けられないので、古い家を相続したがリストラされたという人が受けられない。この点についてコラムで指摘してはいるが、借家に対する公的住宅費保護について述べるにとどまる。固定資産税を下げるとか、改装費に補助を与える、もしくは住宅の出費は税額控除されるというほうが望ましい。 消費を活発にするならば、消費税は上げてもいいが、必要最低限の消費物には税額控除が受けられるという方がよいのではなかろうか。 企業の福祉厚生は生活の負担を楽にするという恩恵があったが、非正規雇用の拡大で厳しい。アベノミクスで景気がよくなっても中小企業や個人事業主などには還元されていない。 震災復興が進まないうちに巨額の予算がオリンピック関連で組まれ、公共事業が活発して不要な道路がまた増えている。 そもそも、人口減少、少子化を想定していなかった。 年金も定年後の収入源や不労所得、子どもからの支援あって成り立つシステムだった。 けっきょく行き着く結論は格差論で、企業の内部留保を削れ、資産課税をとなるが、いまの日本にその体力はあるだろうか。若者を長時間労働で酷使して結婚も育児もそして介護もさせないようにしている、一部の老人長者たちが独り勝ちしているこの日本で。
1投稿日: 2015.07.30
powered by ブクログ単に生活困窮な老人のルポではない。 下流老人がどのような理由でその境遇に追い込まれるのか、主には社会の構造にその原因がある。 また、下流老人を生み出す素因として、若い人達の特徴を記述することにも成功している。 残念ながら、日本は以前より貧乏になっていっている。 個人ができることは、「人の縁」を大切にして、いざという時のセーフティネットにせよと筆者は述べている。これは「最底辺女子」で鈴木大介が繰り返し述べていたことであるが、同じような境遇の人たちを取材した両者が同じような提言をしていることも興味深い。
1投稿日: 2015.07.17
powered by ブクログ日本の高齢者の格差と貧困は極めて深刻であり、今後も一層広がっていく。普通に暮してきた人々が、老後を迎えて、普通の生活が送れなくなってしまうような事態が起きている。政策や制度を変えるべき。 みんなが不安だと思います。
0投稿日: 2015.06.25
powered by ブクログ『1:収入が著しく少「ない」 2:十分な貯蓄が「ない」 3:頼れる人間がい「ない」(社会的孤立)』 な老人はたくさんいる。 国民年金のみの生活は生活保護以下の貧困レベル。 (厚生年金があっても世帯構成によっては貧しい) 貯蓄があっても親の介護、子の扶養、医療費などで食いつぶすため 多くの人がここに落ちるリスクを抱えている。 これまで老人が豊かだったかどうかは疑問だが、核家族化、少子化により孤独な老人が増えたと理解した。 個人レベルでできることは貯蓄する、負債となる土地などを手放す、生活保護がもらえるのであればもらう、地域コミュニティに参加して人脈をつくるなど。 行政レベルでは対策を打ち出せていないように見えた。
1投稿日: 2015.06.17
