
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ三作目だけど、日本ではこの作品が最初に刊行されていて、これまでの二作品より少し読みやすくなった。が、相変わらず登場人物多数で相当複雑。 犠牲者たちはみな高齢で、 処刑のようなやり方で殺害されていた。 これはかなりの恨みを感じる! おもしろいんだけど、ちょっと長い。 警察が推理する犯人も、 いやなんかそれ、ちょっと違うんじゃ…という感じがして。 毎回彼らの推理はなんだか的外れな感じだし、 容疑者に対する言動も相変わらずあり得ない、って思う。(オリヴァー、なんで1人で会いに行った?下心感じるわー。) 今作でオリヴァーとピアの関係が一段階深まった感じがしたのは好ましかった。 この2人、お互いに最愛のパートナーがいるため わたしが嫌いな社内恋愛に発展することがなさそうなところも安心。 毎回気になるピアの同僚フランクは、今回謎の行動。 理由が最後にはわかると思って楽しみにしてたのに、 そこはなおざりか〜〜い。
27投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログドイツの資産家一族の周辺で連続殺人が起こり、全ての元凶である一族の老婦人と被害者たちが抱えていた秘密を暴く推理小説 ドイツでしか書けないストーリーで全てが明かされるラストは良かったけど、登場人物が多くて場面転換が多いので前半は誰が誰だかわからなくなる。一族の人間がそれぞれの思惑で暗躍するので、少しずつ読んでると誰が何をしたのか把握するのに時間がかかった。
1投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログひゃあ〜 ノンストップ! ナチ親衛隊とか なりすましとか いまだに名前に“フォン”が入る貴族とか 女性警部が馬を飼ってるとか 日本人には遠めのお話ばかりですが (唯一彼女の愛車がニッサンらしい) 手に汗握る展開。 初めて読む作家ですが このオリヴァーさんシリーズが 続いているようなので 他の作品も楽しみに読みたいと思います。
0投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログ長い間「読みたいリスト」に入っていた本です。ようやく読めてよかった。今年の読みたい本、まずは一冊読了。 ドイツが舞台。人名を覚えられず巻頭の登場人物をしょっちゅう確認しつつ読んだ。第二次世界大戦を挟んでいてナチの親衛隊が絡んでたりとかなり入り組んでいる。メインの2人がこの本で信頼関係が深まっているので(シリーズ3作目らしい)次の「白雪姫には死んでもらう」も読んでみたい。
0投稿日: 2025.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
オリヴァー(主席警部)とピア(警部)のバディー。事件捜査の中で関係が進展し親密感が増していくのがいい。事件現場に残された「16145」は何を意味しているのだろうか。 1945年から2007年というスパンの壮大な推理小説。 登場人物の名前、関係性、家系、何度も何度も前に戻って確認した。沢山の登場人物の作品、読みこなすのに努力が必要だったが、それを上回るわくわく感があった。満足だ。 小説のキモはこのあたり。 P.443 「聖書に「汝殺すなかれ」と書いてあることは知っています」アウグステがまた口を開いた。 彼女の声は今にも酒え入りそうだった。「でもその聖書には「目には目を、歯には歯を」とも書かれています。彼らがエッダとその一味であることに気づいたとき、わたしはこの不正を僕わせずにおけなくなったのです。妹のイーダは生きていれば七十一歳です。まだ寿命があったかもしれません。そのことがわたしの脳裏を離れなくなったのです」 P.445 アウグステが体験させられたことといったら!目の前で夫、両親、親友、幼い妹を撃ち殺され、子どもを奪われ、ひとり生き残って地面をはいつくばったなんて!!さらには労働キャンプ、強姦、飢餓と病気。あの老婦人はそれでも生きつづけた。その力をどこから得ていたのだろう。息子に再会したいという一念だったのか、それとも復讐心? アウグステは小説の核心人物。建物修復士の祖母。エッダは女性実業家の実の名前、彼女の過去のおぞましい行為が事件を引き起こした。 東部ドイツのナチズム、ソ連の侵攻、ドイツ敗戦前後の悲惨な歴史に62年後に発生した事件のカギ。 考えてみればわかることだが、ドイツでも敗戦後、ソ連での労働キャンプがあったことを改めてて知った。ナチズムやスターリン主義の下で人生を翻弄された人々が存在した。
0投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログ戦後ナチスもの 主人公の彼氏のいい彼氏感が強調されるので、さてはこいつが犯人だなとメタ読みしていたらただのいい彼氏で肩透かし
0投稿日: 2024.10.07
powered by ブクログ日本語訳にされたのは、これが一冊めのようですが、シリーズとしては三作目。 基本的に読み切りなので、これ一作だけでも十分楽しめますが、ちょこちょこ過去の話題が出てくるので、やっぱり一作目も読んでみよう!と思うほど、面白かった。
2投稿日: 2022.12.16
powered by ブクログストーリーは濃厚だが演出が淡白で、もう少し芝居っ気があったほうが自分の好みには合うし、もっと感情移入できただろう。或る一族の歴史の暗部を掘り返すダークなストーリーだけに、不気味さや刺さる感じ、ひりつく感じを味わいたかった。ドイツ人が読めばそういう感じを味わえるようなキーワードが、ふんだんにあったのかも知れないが。
0投稿日: 2022.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
元米国大統領顧問ユダヤ人、ゴルトベルクは晩年をドイツで過ごしていた。 老齢ながら老いさらばえることを厭い、かくしゃくとした生活を保っていたが、知人で地元の大物女性実業家ヴェーラの誕生日パーティーの前夜、何者かに銃で頭を打ちぬかれる。 大物が殺されたと色めき立つ中行われた検視により、ユダヤ人どころかナチス将校である入れ墨痕があることが明らかになる。 いったいゴルトベルクとは何者だったのか。 その後次々とヴェーラと繋がりのある人物達が殺されていくことに。 全く狙ったわけでなく、同じくドイツミステリの『誕生日パーティ』でクメール・ルージュの話を読んだばかりで、不思議な共時性を感じつつも、今度は本国でのホロコーストの話ですかと、ひとたび怖気づいたものの、こちらはきついのは事件の真相の場面くらい。 基本的には警察物のフー、ホワイ・ダニットで、そこまでダメージなく読了。 が、複雑な人物関係と、突如挟み込まれる意味深な場面、同じように聞こえる登場人物の名前で全然全体像が頭に入ってこない。。 シリーズものだというが、主人公ピアの主観によるミスリードも強引だし、次作は読もうかどうかどうしようかなという感じ。
12投稿日: 2021.09.26
powered by ブクログ「森の中に埋めた」でハマってしまったネレ・ノイハウス。 ミステリー要素以外に、テーマや、オリヴァーとピアの世界が面白い!訳も素晴らしいのだと思う。 ホロコーストについては学校で習う知識しかなかったが、本作を読んで、もっと知りたいと思った。過ちの歴史に対して、恨とも哀悲とも違う感情を覚えた。上手く言えないのだけど、無知である事が恥ずかしくなった。
1投稿日: 2021.08.23
powered by ブクログ独警察小説。オリヴァー&ピアシリーズ第三作。 ユダヤ人殺害事件の捜査を進めるうちに、ナチス時代の殺戮事件に遡っていく。複雑で残酷な事件を追うことになるが、最後はほっとさせられる。
1投稿日: 2021.02.05
powered by ブクログ翻訳第1作だが、オリヴァー&ピアシリーズとしては3作目。 前に読んだ「生者と死者に告ぐ」より前の話。であるがゆえに「あれこの人は昔こうだったのか」的な驚きがある。 謎の数字を記されて殺される老人の謎。捜査がままならない状況から進んでいくミステリ。なぜ老人が次々と殺されるのか。最初はまったく見えない点が線になると、恐ろしい理由が明らかになる。 そうして、その理由の裏側にある深い疵を負ったとある人物の行動が……もう本当に、それだけでこの物語成立してもいいかもって思える。 単純な謎解きではなく、人々の生きている証が見えるところがこのシリーズの面白さだと思う。
2投稿日: 2020.02.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おそらく初めてのドイツ物。ちょっと名前が難しく分かりにくかったが、好きなタイプの警察もので面白かった。 直ぐにシリーズを3冊購入。他のものも楽しみ。
2投稿日: 2020.02.06
powered by ブクログ初ドイツミステリー。 冒頭とラストの50頁は一気に読める面白さ。ただし、全500頁強あるため、途中で読むのを止めてしまうとなかなか次に読むのをためらう類いの内容だった。(重い、暗い、捜査がなかなか進展しない) そしてこのジャンルのお約束を知らないせいか、はたまた私がアガサ・クリスティーばかりを好んで読んできたからか、思ったほどの大どんでん返し、ではなかった。真犯人はわりとはじめから、あの人ではないかなとあたりがつけられる。 しかし誰も彼もが犯人に見える(読める)中盤から、終盤の一気に事件が転がって帰結する流れは是非とも一気に続けて読んで欲しい。これは秀作。 訳者あとがきにもあるように、本文で投げられた謎が全て解かれて終わり、ではなくいくつか疑問が残った終わりだったので、もう一度読み直して自分なりに考察する楽しみもある。さて、もう一回読み直そう。
4投稿日: 2019.12.10
powered by ブクログ雰囲気は好きなのだが、登場人物が多すぎて名前がカタカナで覚えられない。地名もどこなのかイメージ湧かず。単にドイツのことを知らない自分の問題かと。
2投稿日: 2019.11.08
powered by ブクログこれは良く書けてるなあ。この作者はすごくバランスがいい。話はかつてナチスの親衛隊が個人的な恨みと財産乗っ取りで無実の人達を自分達の利益だけために無差別に殺害し、なに食わぬ顔で60年ばかし生き延びて生きてきた歴史を暴くという、壮大なドラマ。死人が出るが、むしろ昔の事件を暴くためと復讐のための行動に裏付けられたもので、警察側は無駄に撹乱させられる。普通に面白かった。このシリーズ追いかけるぞ。
5投稿日: 2019.10.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これはもう、一気読み。 事件が起こって、手がかりが見つかれば見つかるほど、事件の謎が深まるというストーリーの上手さ! これはひとつの、いや、ふたつの家族の物語でもあり、戦後のドイツの混乱が生んだ悲劇でもある。 「深い疵」というのは最初、ドイツが負わせた疵のことであり、ドイツが負ってしまった疵のことかと思ったのだが。 “…、六十年経っても癒えない深い疵を負わせたのです。” たった一度、本文の中に出てきた「深い疵」は、ひとりの人間の失われた人生のことだった。 誰が誰の人生を奪い、誰が誰を糾弾したかを書いてしまうとネタバレになってしまうから書かないけれど。 そうか。 だからあの人は最初からああいう態度を取っていたのか、と腑に落ちた。 ただ、ナチスの武装親衛隊に入るような人は、生粋のドイツ人のはずだけど、ユダヤ人を名乗ってばれないものなのかが疑問。 だってイメージとしては、ドイツ人は金髪碧眼で、ユダヤ人はカギ鼻という特徴があって、見た目が全然違う気がするんだよね。 勘違いかな。 で、元は迫害した側でも、60年間ユダヤ人としてユダヤとドイツのために働いてきたのなら、それでも罪は許されないのかな、なんて最初のうちは思いながら読んでいたけど、読了後は、思想で評価すべきなのか行動で評価すべきなのか、わからくなった。 哀しい事件の大本は胸が悪くなるような自分勝手で、それが是正されなかったことで、負のドミノ倒しが起きてしまった。 そんな事件でありました。
3投稿日: 2018.08.17
powered by ブクログ登場人物が多くしかも名前が難しく覚えられない。文章も読みにくく途中何度も放り出しそうになった。が、最後1/4は引き込まれて一気に読み!総合的には面白かった。前作までのエピソードも沢山散りばめられてる様なので、これから読む方には、シリーズの1作目から順に読むことをお薦めします。
2投稿日: 2018.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ第3弾。しかし、日本ではこれが最初に出版されてたみたいだけど、これはやっぱり最初から読むべき。 1作目、2作目、と確実に作者のレベルがあがっている。 特にプロットの緻密さはこの作品が群を抜いているのでは。 前2作である程度メンバーのキャラ紹介も終わっている分、今回はプロットに重きが置かれているのかもしれない。今までの作品ほど、オリヴァーやピアの私生活は描きこまれず、比較的安定してサラっと描写されている。 短い文章で様々な視点で事件を多角的に描く手法もより密度が高くなっていて、片っ端から伏線が張られて読んでいて謎の多さにこちらがこんがらがってくるほど。 ドイツの氏名や地名は憶え難さもあるうえ、歴史も絡んで過去と話が交差するし、偽名やなりすましも多いし! どうしてもナチスに絡む戦争被害者の執念は、実感として分かりにくい部分もあるが、最後まで捻ったプロットで十分物語を堪能できた。次回作がますます楽しみ。
2投稿日: 2017.06.29
powered by ブクログ登場人物の数が多い上にドイツが舞台なので、名前に馴染みがなくてややこしかった。犯人達の心理描写がほとんど無く、物足りない。
2投稿日: 2017.05.05
powered by ブクログオリヴァー&ピアシリーズ第三作。 戦争中にはこうしたことは世界中で起こっていたのだろうなと思う。だからこそ日本でも戦中戦後の混乱を利用したミステリーが数多くあるわけだし、面白い。 それにしてもドイツというとヨーロッパの中でもお堅いイメージがあったが、このシリーズを読むとやはり男女関係(もしくはその他の恋愛関係も)は随分発展しているのだなと思う。捜査関係者、事件関係者と安易に個人的関係を結ぶなんて日本の刑事小説では考えられないことなのだが、その辺がお国柄を感じて海外小説は面白い。 またこんな大昔の事件を実際に起訴出来るなんていうのもお国柄を感じる。日本ならいくらこれだけの証拠が揃っていてもどうせ起訴猶予処分で終わりそう。
2投稿日: 2017.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
思いもしなかった人が犯人。 犯人の過去の体験がおぞましい。こういう被害者の人たちは沢山いたんやろな…。人間は、どこまで残虐になれるのか…。 このシリーズ、発行が順番通りじゃないから、人間関係が混乱する。
1投稿日: 2017.02.14
powered by ブクログオリヴァー警部は、今回とんだ災難だったな 警部が飲まされた液体エクスタシー(無色透明)が気になる すんごい威力やな 日本で商品化したらバカ売れしそう ピアのヘニング(元夫)と、クリストフ(現夫)どちらがいいか…? ピアには、ほっとできて癒してくれるクリストフがいいんだろうな 私はヘニング派ですけどねw 腹黒女ユッタにも最後ギャフンと言わしてほしかった
4投稿日: 2017.02.11
powered by ブクログクリスやヘニング、オリヴァーといった素敵な男たちにちやほやされる(?)ピアがうらやましい・・・ 人物造形が良い。あ、もちろん話もちゃんと面白い。
2投稿日: 2016.09.30
powered by ブクログある方のレビューで興味を持ち本屋さんで探して購入した本書。 第二次世界大戦でナチスのユダヤ人迫害を生き残り、アメリカ大統領顧問を務めたユダヤ人男性が射殺される。戦争時の拳銃が凶器で現場には謎の数字が残されていた。 ところが被害者はユダヤ人ではなくナチス親衛隊員だったことが判明する。 そしてまた同じように老人が殺されていく。 こう始まる物語で、ナチスやヒトラーに興味のあるわたしは当然読んでみたくなるわけで、読んだ感想をまず一言で言うと、面白く読めた。 ナチスが物語全体に関わるため、暗く重い内容にはなるのだが、事件を解決するオリヴァーとピアのコンビが魅力的で物語を救っている。 登場人物は多いというほど多いわけではないが、ややこしい長い名前であることと、本名と偽名とが出てくるので、少し気をつけて読まないと散らかってしまう。 ナチス崩壊後、ドイツやヨーロッパで生きるためには、ナチスに関わったことは隠していくひとが多いだろう。 進んでナチスに加担したひともいれば、戦争を生き抜くためにナチスにならざるを得ないひともいただろう。 また、ユダヤ人の苦しみや、直接迫害こそしていなくとも止めることも出来なかった多くの一般人のことなど多く考えさせられた。 ナチスやヒトラーについてどれだけ文献を読み映像を観ても、当時のひとびとの思いは想像するだけでしかない。 それでもこういった軽く読める作品からでも、戦争とそれにまつわる犯罪など学び考える機会を持つこと大変貴重で重要なことではないだろうか。 本作はネレ・ノイハウスのオリヴァーとピアシリーズの第三作目ということらしい。他の作品も随時翻訳されていくらしいが、個人的にオリヴァーとピアを好きになったので出版が待たれる。 また、「深い疵」というタイトルも素晴らしいと思う。 推理作品としてだけでなく、戦争のことまで思いを深められる良い一冊だった。
2投稿日: 2016.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
友人のレビューを参考に読んでみた。 雰囲気最高、読み応えばっちり、犯人探しもそこに至る臨場感も趣深く書けていて、翻訳も良い感じ。 ただ、ミステリー読者としての俺のレベルには少々手ごわい感じだった。登場人物が多くて彼らの血縁や付き合い関係が整理できない。操作する側される側にも付き合いがあったりするから余計ややこしい。 巻頭の相関図や人物紹介を、その都度見るんだけど、それだけではついていけない。しかも「○○氏は実は××氏」っていうのまで出て来てしまったら… 誰がどんな人やったか分からなくなる度に、読み返したり思いだしたりしてたら、存外時間がかかってしまいリズムに乗り切れなかった。 本の面白さっていうのは、その本自体の出来もあるが、読み手の実力もないと真価が分からないもんだと、思い至らされました。
1投稿日: 2016.04.15
powered by ブクログ名前やキャラを把握するのに手こずりましたが、頭に入ってしまえば、後は展開も早いしキャラの魅力もあるので、するすると読めました。 過去の深い因縁が絡みあって、最後に事件が収束したときはすっきりしたとともに切なかった。 オリヴァー&ピア、男女のバディものでありながら、2人は恋愛関係ではないのがちょっと珍しい。 初期の頃のドラマ『BONES』のふたりみたい。この作品で少し距離が縮まったようだけど、この先二人の関係も変化していくのかな?
1投稿日: 2015.12.31
powered by ブクログ本当はシリーズ3作目らしいのだけど、日本での紹介はこれが1作目だそう。 テーマがとても重くてセンセーショナルだし、60年も隔りがある過去と現在が絡み合う話なのに、現在だけを追いかけてこれだけ読ませるのってすごいなあ。 内容とあんまり関係ないけど男女のバディもののシリーズって、巻を重ねるごとに、キンケイドシリーズみたいに段々2人の間に恋愛感情が…てパターンが多い気がする。オリヴァーとピアには安易にそういうパターンに陥らないで欲しい。
1投稿日: 2015.11.10
powered by ブクログドイツのミステリーです。アメリカ大統領顧問も務めており、引退後、フランクフルト近郊に住んでいたユダヤ人が処刑のように殺されたところから話が始まります。 司法解剖したところ、ナチ親衛隊員だった刺青が見つかって、というドイツならではの物語。重苦しいテーマでドンパチよりも取り調べ中心で、まどろっこしい運びの物語。 更に、主人公の刑事が、フォン・ボーデンシュタインという貴族だったり…とにかく登場人物が多く、かつ長ったらしい名前が多く面倒で...だけど面白い作品でした。次作も楽しみです。
0投稿日: 2015.09.21
powered by ブクログノイハウス氏を知るきっかけの1冊。白雪姫も面白くよんだ。3冊めには今行き詰まっているけど。。。。 ドイツ・ミステリーの深みにはまる途で出会った作者。好きです。
1投稿日: 2015.04.12
powered by ブクログドイツの社会において今もまだナチス時代の出来事が深い疵として残っているのはわかる。 でも、この作品の小説としての面白さとしては…。 ドイツでベストセラーとなったシリーズの3作目で、シリーズ中の代表作とのことだが、見方を変えると前作が良かったから読者層が広がり、本作が売れたとも言える。 そんなわけで2作目を読んでみたい。
1投稿日: 2014.12.31
powered by ブクログ面白かった。 慣れないドイツ系の名前に四苦八苦しながらも、 ぐいぐい引き込まれていく感じで、 とても面白かった。 相棒であるオリヴァーとピアが好対照で、 お互いをぐいぐいひっぱっていく感じが良かった。 二人の家庭(同棲)生活が良好なのも、好感がもてる。 ただ、非常に残念だったのは、これが第三作なこと。 第一作と二作はまだ訳されていないらしい。 どおりで、途中でわからない話がでてきた訳だ。 お願いだから、早く翻訳して出版してほしい。
3投稿日: 2014.11.06
powered by ブクログ久々の読書で、なかなか前に進まず時間ばかりかかってしまった為 面白かったのかそうでなかったのか分からない状態。 確かに重く深い疵ではあるが、まさかのハーレクイーンなエピローグにはちょっと苦笑した。
1投稿日: 2014.10.14
powered by ブクログ面白かったので一気読みした!ただ、当該の人物の関係がちょっとゴチャゴチャしてしまって相関図を見ながら、読み進めた。でも、物語に散らばる伏線や真相に至るまでは引き込まれるので、海外ミステリー好きな方には、オススメの一冊!
2投稿日: 2014.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドイツのミステリィ。 登場人物が多いうえに、視点が次々と切り替わるので、決して読みやすいとは言いがたい。 しかし、その複雑さのなかに織り込まれた伏線が、きれいに解消されていく後半は、これぞ、ミステリィという出来。 旧名家のスキャンダルモノ(というジャンルがあるのだろうか?)の典型のような物語展開。このパターンだと、被害者の数の割に、「スキャンダル」の内容そのものが小粒(いけない関係の隠し子が、とか)だったりして、「え、たったそれだけのことを隠すためにこんなに人が亡くなったの?」と後味が悪いことがあるんですが、本作のスキャンダルは、かなりショッキング。
2投稿日: 2014.08.18
powered by ブクログ第2次世界大戦(と言うよりナチ)の傷痕が今だ生々しいドイツ。あらすじを読んだ時には、政治的な意味合いで「ユダヤ人問題」がクローズアップされた事件なのかと思ったが、あまりそこは突っ込まれず、正直ホッとしてしまった。それよりも驚いたのは、ドイツではまだまだ前時代的(だと思っていた)な「貴族」という存在にかなりの価値があるのだということ。この価値観は理解しづらい。 しかもこの話、登場するほとんどの女性がタフで、男性陣のヘタレっぷりが際立っているけど、これはドイツの国民性?(確かにメルケル首相はタフそう) だいぶ細切れで読んだ為、警察が右往左往していた印象しかない。でも一気に読めばなかなか面白いと思う。気になる点はあるけれど。 以下、不納得な点。 ・カタリーナがカルテンゼー家を憎む理由(読み落としでなければ、そもそも明かされていない気がする。どんな理由だろうと興味津々で読んでいたので、肩透かしを食らった気分) ・勧善懲悪すぎるラスト(手記が発表されれば確実にユッタも終わりでは?普段は勧善懲悪の方が好みだけれど、この収束の仕方には違和感) ・大きな事件の割に関係者範囲が狭い ・捜査陣側の苦戦に対して、犯人の告白であっさり解決方向(苦戦した甲斐がまったくない。告白が無ければ、解決したかが怪しい)
1投稿日: 2014.08.13
powered by ブクログ一気に読み終えた。面白い! 老いと秘密の物語。過去は常に現在を追いかけ、時に追い抜いてしまう。 あるいは、いい同僚が最高のバディに変わるまでの物語。 ご当地ものミステリというラベルも捨てがたい。訳者のあとがきにも語られているように、それは単なるご当地では済まない。ドイツだから。「歴史」というほどもなく目と鼻の先の過去に、深い傷がある。 偽証、詐称、乗っ取り、裏切り、怨嗟、恐怖、愛憎。 一筋縄ではいかないストーリー。 このミステリでは、誰も幸せにはならない。 追記。 キャラの書き分けがかなりわかりやすいし、警察の人たちで重要な人は繰り返し出てくるので、登場人物一覧を見ながら読み進めれば何の問題もない。 多くて困る!というほど不親切でも、技量がないわけでもない。訳も上々。
4投稿日: 2014.07.04
powered by ブクログとにかく登場人物が多くて、同じ人でも名前で呼ばれたり苗字で呼ばれたり(本当は・・・みたいな人もいるし)で「この人誰?」と登場人物一覧と首っ引き状態なのがちょっとつらかったけど、でも面白くて(ネタ的に『面白い』はないんだろうけど)結構一気に読めてしまった。こういうのを読むと、ドイツじゃまだ第二次世界大戦は終わってないんだな、と思う。日本でもありそうな感じもするけど、どうなんだろ。
1投稿日: 2014.05.14
powered by ブクログ大変読みごたえのある作品でドイツらしいずっしりとした重厚なミステリーであると言える。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou19301.html
1投稿日: 2014.04.03
powered by ブクログホロコーストを生き残り、アメリカ大統領顧問をつとめた著名なユダヤ人が射殺された。凶器は第二次大戦期の拳銃で、現場には「16145」の数字が残されていた。司法解剖の結果、被害者がナチスの武装親衛隊員だったという驚愕の事実が判明する。そして第二、第三の殺人が発生。被害者の過去を探り、犯罪に及んだのは何者なのか? 前半は登場人物が多くて、ただえさえ海外の人物名を覚えるのが苦手で辟易しかけたんですが、二人目の殺人が起こるあたりからようやく関係図が理解できて、オリヴァーとピアの二人の刑事にも親しみが出てきたおかげもあり、一気読みでした。面白かった!日付の意味とは・・・そうか、日本だと書き方が違うから違和感ですが、納得。ナチスに関しては社会常識程度しか知りませんが、十分ミステリとして楽しめました。さりげなくエロかったりグロかったりするのは海外って感じですねw幼い頃よく読んだ本を翻訳してた酒寄さんが翻訳ということでちょっと親近感。シリーズ第3作目ということですが、他に邦訳版が出てる4作目も読みたいな。
1投稿日: 2014.04.03
powered by ブクログドイツの作家ネレ・ノイハウスの小説を読むのは2冊目です。この小説はふたりの警察官を主人公としたシリーズです。前回「白雪姫には死んでもらう」を先に読んでしまったのですが、この小説はその前のストーリーでした。しかし、事件の中身は全く違うので大勢に影響はないのですが、読んでいくうちに気がつきました。 ドイツといえば、悪名高き独裁者ヒトラーがどうしても歴史上はずせない人物ですが、この小説でも第二次世界大戦でのユダヤ人の迫害から生き残ったとされる著名な人物が射殺されるというところから事件が幕を開けます。前の小説でも登場人物が多いと思いましたが、今回もある有名な実業家の老婦人一家が中心となって物語が展開されるため、一家とつながりの深い人々が次々に登場。関係を確かめるために、登場人物一覧表をしばしば活用しました。初めの殺人から次々と同じように殺されついに3人目の老婦人も射殺体で発見されます。初めに殺されたユダヤ人とされた92歳の老人の腕にはナチスの親衛隊の証拠の刺青があり、その関連が疑われます。この難事件を解決しようとする警部オリヴァーとその部下ピアのコンビの前にさらに関係する人物が連続で殺されていきます。巧妙に犯人を仕立てあげようとした事件を追ううちに、ピアたちはこの事件の裏には、やはり実業家夫人たちの、第二次世界大戦時代に隠された過去が深く関わっていることに気づいていきます・・・ 犯人の動機や過去が明らかになっても、最後まで気の抜けないストーリーです。その上、このシリーズでは警部たちの私的な部分や上司と部下であるこのコンビの機微もストーリーの合間に登場するので、それはそれで人間味あふれて楽しめる部分でした。
2投稿日: 2014.02.15
powered by ブクログ「白雪姫には死んでもらう」から読んだので時系列は遡ってしまう。 オリヴァー夫妻がラブラブなのがチョット違和感。 80歳を超えた老人を次々に処刑する連続殺人事件が発生。 何故ひざまづかせて後頭部を撃ち抜くのか、事件現場に必ず残される6桁の数字は何を意味するのか? 戦時中にまで遡るドイツ貴族一族の隠された暗部とは? 中々いい出だし、一族郎党がうじゃうじゃ出てくるのは「ドラゴンタトゥーの女」を思い出させる。スウェーデンの名前も覚えにくかったがドイツ人名も覚えにくい。しかも物語後半で殺された老人達は名前を偽っていた事が判明、読み手は益々混乱、もう登場人物一覧表と家系図に首ったけ。(あれ?この日本語は正しい?) じっくり、且つ一気に読まないと面白くないでしょう。 人間関係がチャンと頭の中に入っている人には素晴らしいオチが待っています。
1投稿日: 2014.01.24
powered by ブクログ図書館で。 面白かったんですがちょっと何と言うのか情報が多すぎて混乱しました。それにしてもオリヴァー夫婦もラブラブだしピアさんの元旦那も今カレ事情もミステリにしては随分ロマンチックに書かれてるなあと思ったら女性作家さんだった。何と無く偏見ですが女性作家の方が夫婦円満家庭とか書かれるイメージが。 個人的にはちょっと出来すぎかなあと思う所が多々あり…続きも読むかは微妙な所です。もっと削れるエピソードもあると思うんですけどねえ…。それにしてもドイツでの手軽なファストフードはドネルケバブなのか、とかなんかちょっと面白かったです。
1投稿日: 2013.12.27
powered by ブクログまず、とにかくドイツ名が覚えられなくてえらく苦労した…。よく翻訳ものは登場人物が覚えきれなくて苦手、という人がいるが「はぁ?」と思っていたのに、いかに自分の読む「翻訳もの」が英語のものに偏っていたかがよくわかった。反省。 数多い登場人物、読みなれない名前、とちゅうでこんがらがりそうになりながらも、どうしても最後まで読みたかった!そして読んでよかった。 ドイツの名前に慣れてきたところで、急いで続編を読むこととしよう。
1投稿日: 2013.10.30ミステリーが好きでドイツに興味があるならお勧め。
初めてのドイツのミステリー小説、わくわくしながら読み始めました。 改めて、ドイツに残るナチスの痕というものを感じ、なじみの薄い貴族階級(身分差)が、会話や生活の中に色濃く残っていることも、へーっと言う関心と共に読みました。 ただ、馴染みが無い名前というのは、なかなか頭に入ってこず、たびたび索引に戻って確認したりで、最初の内はストーリーに没頭しきれないもどかしさを感じました。 後で知ったのですが、この本はシリーズ三作目だそうで。知らずに読んでいたときは、主人公二人のそれぞれの家庭(恋愛)の事情などが唐突に出てきて、違和感がありました。 続刊も翻訳されていますが、是非未訳の第一作から読んでみたいです。
1投稿日: 2013.10.12
powered by ブクログ「ドイツミステリの女王登場」「破格の警察小説!」という宣伝文句につられて読んでみた。シリーズ第三作にあたる作品らしい。 登場人物の名前の交通整理にやや苦労しながら読んだ。しかし、後半、怒涛の展開。
1投稿日: 2013.09.29
powered by ブクログネレ・ノイハウスの深い疵を読みました。 ユダヤ人で元アメリカ大統領顧問まで務めた男性がドイツに戻った時に拳銃で殺されてしまいます。 司法解剖の結果、その男性はナチスの親衛隊に入っていたことが判明します。 なぜ、ナチスの親衛隊にいた男性がユダヤ人を騙って生活していたのか。 そして、第2第3の殺人事件が起きてしまいます。 オリバーとピアは事件の解決に向けて捜査を開始します。 しかし、入り組んだ謎を解きほぐしているうちにさらに殺人事件が発生してしまいます。 最後は事件の核心に到達したピアは殺人犯に命を奪われそうになってしまうのでした。 登場人物が多いので、それぞれの人物の関連を頭に入れながら物語を追っていく必要がありますが、面白く読むことが出来ました。 オリバーとピアの個人的な事情も描かれていて、親近感が持てます。 そういえば、ピア・キルヒホフと誉田哲也が描く姫川玲子の刑事になったきっかけが同じ設定なのはちょっと面白いと思いました。
1投稿日: 2013.09.18
powered by ブクログドイツの警察小説。 厚みのある事件背景。 読み応え十分の一冊。 次作「白雪姫には死んでもらう」も楽しみだ。 ナチスというものが、どれだけの深い疵をドイツ国民に与えたものか、このようなエンタメ作品でもうかがい知ることができる。 軽々に使っていい言葉ではない、と改めて思う。 本作とは関係ない話だが、少し前のとある政治家の発言を思い出したもので…。
1投稿日: 2013.09.12
powered by ブクログドイツで人気の警察小説の初紹介。 オリヴァーとピアの出てくるシリーズとしては3作目。 評価の高い作品からということのようです。 ホロコーストを生き延び、アメリカで大統領の顧問にまでなった92歳の老人ゴルトベルクが殺された。 司法解剖で実はナチスの親衛隊員だったことがわかる。生き延びるために過去を偽っていたのだ。 警察署長は政治に関わるまいと、オリヴァーに部下を帰すように命令。 (えっそんなことありうるの!?と驚いていると) 何と連邦上層部からも停止命令が来る。 被害者家族は有力なコネがあるらしい。 老人の手帖に名前が残っていたヴェーラ・カルテンゼーは地元の名士で、聞き込みもすぐには出来ない。 ホーフハイム警察の主席警部オリヴァーは、名字をフォン・ボーデンシュタインという貴族。 いつもきちんとした背広とネクタイという格好で、性格も穏やか、仕事を持つ妻との間に3人の子がいて、年の離れた末っ子はまだ赤ちゃん。 妻も貴族で、その関係から上流階級の捜査も進めていくことに。 (ドイツの貴族って?イメージなかったです) 部下の警部ピア・キルヒホフは2年前に離婚、10ヶ月前に今の恋人に出会った。 元夫は気難しい性格で、よく我慢したと今になって思っている。 元夫ヘニングはフランクフルトの監察医で、司法解剖の第一人者、ピアの依頼ですぐに現場に来てくれたのだが。 オリヴァーとピアは二人とも感じはよく、事件関係者の不幸とは好対照な境遇。 ユーモアもあって楽しく読めますが~ある意味、幸せすぎて感情移入しにくいかも?というのが3作目から翻訳したための弱点ってところかな。 捜査本部も設けられないまま、オリヴァーらは困難な捜査を始めます。 老いても一家に君臨する女実業家ヴェーラ。 長男のエラルドは大学の教授で若く見え今も女性に人気があるが、母親とは不仲。 事業を継いでいる次男は、地味だが母親に尽くしている。 娘は議員となっている野心家。 トーマスはヴェーラに長年仕えた秘書だが、放り出されて恨み、一計を案じている。 ヴェーラの旧友や一家の庶子、関係する人たちの間で、連続殺人事件の様相となっていくが‥?! 次々に視点が変わる構成で、ややわざとらしいミスリードも含め、ヒントはちりばめられています。 ドイツ人の名前が覚えにくい点がなければ、重層的な構成はとても面白いんだけど。 ネレという作者名が女性とは気づかず、途中であれっもしかしてと思いました。 訳文はお見事で、登場人物の個性を生き生きととらえています。 後半でわかったことは、あまりにも深い疵だった‥ スリルとずしっと来る読後感も含め、読み応えがある作品でした!
6投稿日: 2013.09.07
powered by ブクログ2007年ドイツで起こった連続殺人の話。 かつて強制収容所の生き残りのユダヤ人と思われてた老人が殺され、実はナチスの親衛隊員だったことが判明する。 その後次々と殺人が起こり、被害者と関係のある人物として必ず一人の女性実業家ヴェーラ・カルテンゼーとその一族カルテンゼー一家が浮上してくる。 結末は終盤にさしかかってくると予想がつくが、それまで一族の関係図を理解するのに時間がかかった。 真相がわかったあとは、それなら連続殺人をしても仕方が無いと思ってしまうほどの動機である。題名の深い疵の意味が理解できる。 ストーリーと結末は面白く読めたが、刑事二人組の様子が描かれたところがおもしろくない。プライベートの感情が仕事まで影響を及ぼし、刑事としてそれじゃダメだろうとがっかりさせられた。
2投稿日: 2013.09.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これは!正直!面白かった!ぜひ!読んで!と、全部 感嘆符を付けて、周囲に勧めてまわりたい。ドイツの黒歴史がベースになったミステリーものでした。 勝手な印象で、ミステリー小説は割と内容が薄いイメージを抱いていたのだけど、これは時間軸も大きく動く上に、登場人物も多岐にわたる。いつもの(これ誰だっけ…)状態は発生しつつも、それはいいから先に進もうと思わせる魅力がありました。 ドラマ化してほしいな〜!これは!絶対!と思ってIMDb検索したら、オリバー&ピア シリーズの第1作『いけすかない女(Eine unbeliebte Frau)』と第4作『白雪姫には死んでもらう(Schneewittchen muss sterben)』はテレビ映画化しているようだ。やはり今作はちょっと映像化難しいのかなぁ。 http://www.imdb.com/name/nm5506218/?ref_=fn_al_nm_1 (ドラマの俳優さんの写真みたら、オリバーもピアもイメージと違った。。。) はやくシリーズ全5作の残り4作を読みたい!
2投稿日: 2013.08.07
powered by ブクログ自分の出自がわからない苦悩は計り知れず、またその真実も想像の上をゆく。巧妙に偽っても長い時を経て過去が風化しても自分の行いのツケはくるのだと思い知らされ、負の歴史が重い影を落とす話だった。 犯人の心の内、もう少し知りたかったな。 先読みした『白雪姫には死んでもらう』もそうだったが、男女の思考や行動の特徴が明快で国境を越えてあるある~と頷いてしまう。
2投稿日: 2013.08.02
powered by ブクログ現代のドイツで、アメリカに移住していたアウシュヴィッツの生存者が、処刑のような格好で殺された死体が見つかります。 傍には謎の数字があり、続いて起きた殺人事件では、ユダヤ人のはずの被害者にSSであることを示す刺青のあとが見つかります。 被害者たちが親しかった女性実業家がなんらかの鍵を握っていると思われますが、有名人であるためなかなか捜査できず、主人公の警察官コンビは四苦八苦しながら真相に近づいていく……という警察物です。 出だしからはユダヤ人問題を扱った話かと思われましたか、そうではありませんでした。 普通の警察ミステリです。 だからこそ謎解き部分は日々の捜査の経過が繰り返されると言った、やや単調なもので、組織にありがちな上下関係の確執なども含まれています。 本屋大賞にノミネートされた、という話を聞いたので読んでみましたが、正直なところ「それほど面白いか?」という感想です。 面白くないわけではないし、読んで損するわけでもないですが、他にももっと面白い海外物はあると思うのですが……
1投稿日: 2013.07.26
powered by ブクログ途中までは面白そうな作品だなあと思ってしまったが、 浅い人物描写と、おざなりな物語の展開に興醒した。 ドイツでは定番のネタなんだろうし、 エンタメミステリとしたら、これで良いのだろうが。
1投稿日: 2013.06.02
powered by ブクログ著者はドイツ人女性ミステリ作家。 本書を含め、オリヴァー&ピアの警察小説シリーズを(訳者の後書きによれば)5冊発行しており、シリーズ4冊目が販売された後は「ドイツミステリの女王」と呼ばれているそうです。 また彼女のデビュー方法がちょっと変わっており、上の後書きによれば、当初、著者は自費出版した自著を身近な所で細々と販売していたのですが、販売戦略をたてて自分が経営するソーセージ店のコネを活用。 肉を配達するドライバー経由で近隣の書店に自著を置かしてもらった所、これがヒットしドイツミステリの老舗出版社ウルシュタイン社の目にとまってデビューが決定したそうです。 尚、現時点(2013年6月初旬)では上記シリーズの日本語翻訳版はシリーズ3冊めの本書の他、シリーズ4冊目の「白雪姫には死んでもらう」が出版されています。 シリーズの他の巻、特に1冊め、2冊めは未だ日本語版が出ておらず、訳者によればこれは販売戦略の一環との事で本書と「白雪姫~」がまずまずの売上を見せてからシリーズの他の既刊の翻訳版を出すとか。 商売の都合を考えれば致し方なしなのかも知れませんが、中々のあざとさを感じずにはいられません(笑) では前置きはこの位にして、以下であらすじをご紹介。 アメリカ大統領顧問を務めたことがある男性が自宅にて射殺された姿で発見される。 殺害現場には「16145」とのメッセージが残されており、また解剖の結果、ユダヤ人と思われていた被害者の男性が実はナチス親衛隊の人間であったことが判明する。 この事実が明かになった場合の政治的衝撃を憂慮する上層部が、まるで事件の迷宮入りを狙うかのような動きを見せる中、再び男性の射殺体が発見される。 殺害現場には最初の事件同様に「16145」とのメッセージが残され、今度の被害者も元ナチスの人間であることが判明。 一連の事件が連続ナチス狩りの様相を呈し始める中、被害者たちと有力実業家一族カルテンゼー家とのつながりが見え始める。 捜査にあたるオリヴァー指揮下の捜査11課の面々。 そして、彼らの眼前にカルテンゼー一族を巡る因縁の数々が明らかになってくる。 しかし、オリヴァーの新たな上司として、彼との間に<過去>を持つ女性警視が赴任し・・・・ 主人公の一人、オリヴァー・フォン・ボーデンシュタインの設定は ・貴族 ・既婚(妻:美人、貴族) ・ワイン通 ・常に紳士的 ・しかし同時にゴジップ大好きでもある と言うもので、もう一人の主人公、ピア・キルヒホンの設定は ・バツイチ ・気立てのよい恋人有り ・自分の体型にコンプレックス と言う、特に両者の最後の設定には読者の親近感を刺激する物があるのではないでしょうか。 ストーリーは先の見えないものとなっており、「謎解きこそミステリの命」と言う考えをお持ちの方でも、その点は満足できるのではないかと思います。 とは言え、(決してつまらなかった訳ではありませんが)アメリカ大統領顧問だった人物が元ナチスでしかもユダヤ人と結婚していたと言う設定(正直ちょっと荒唐無稽な感じが・・・)や、上記のキャラクター設定等を見て想像がつく様に、本書を一言でまとめると「大衆文学」となる感じです。 いや、ただの「大衆文学」ではなく、「ザ・大衆文学」と言った所でしょうか。 読んでいて俗っぽさが至る所で感じられるのですが、その一方で練りに練られたストーリー展開。 本書を食べ物に例えると「最高級の食材を使ってマクドナルドのハンバーガーを作りました!」的な印象です。 最高級 なのに マクドナルド この様に不思議な感じがする小説でしたが、娯楽作品としては十二分の作品となっていますので、気軽な読書を楽しみたい時などにおすすめです。
4投稿日: 2013.06.02
powered by ブクログドイツ発のミステリは初体験。例によって名前に苦労する。 連続して事件が起こるし、様々な事実も判明するが、いっこうに真相が見えてこない。 真相のボリューム大きいのだ。この真相はいかにもドイツ的なのかと思う。 ドイツには貴族がいることは知らなかった。被害者一族も、主人公の警部も貴族。日本の華族と違ってヨーロッパの貴族は、大地主、実業家といった感じ。勉強になる。
1投稿日: 2013.05.24
powered by ブクログまたまた面白い警察シリーズもの。しかも、ドイツものと、珍しい。 長編のわりには登場人物らの背景の書き込みが少ないと思ったら、本書はシリーズ3作目だった。 出来の良い3作目でまずは日本の読者の関心を惹いて、今後の出版につなげようという出版社の戦略だそうだ。
1投稿日: 2013.05.14
powered by ブクログ登場人物は多い、似てるし男女の区別も僕には分かりにくく。ちょっと辛かった。 それでも最後まで読むことが出来た。
1投稿日: 2013.02.24
powered by ブクログ前半はドイツ人名に悪戦苦闘しながらも、ページをめくる手は止まらず。後半は一気。久しぶりにいいミステリーを読んだ。
2投稿日: 2013.02.12
powered by ブクログ読了、82点。 ** 2007年、ドイツホーフハイムである老人が殺された。 彼はかつてホロコーストから生き延びた後アメリカに渡り大統領顧問まで勤め上げた人物であった。 さらに同じ手口で殺されたヘルマン・シュナイダーの元にも"16145"という謎の数字が残されていた。 ホーフハイム警察のオリヴァーとピアは捜査を続けて行った結果、国内外で大きな権力を有するカルテンゼー家に行き付く。 ** 後書きに書かれている通り本作はドイツミステリの女王と称される著者のシリーズ作品で、本作はそのシリーズの3作目(ただし日本語訳された作品としては最初)であり、このズレの為に何も知らずに読むと戸惑う部分が多い。 作中では1年前の事件として語られるものが本作の伏線として後半に登場するのかと思い読んでいたら実は別作品の話でした、と言うパターンが多く、また登場人物の人間関係も過去の作品をベースにしているが、その部分の説明がされず正直なところ理解し難い部分が非常に多くあった。 また本作はドイツの地理、歴史、警察の捜査制度など詳細に描かれているが、個人的に非常に残念なことにその部分の知識が殆どなく、知っていれば楽しめただろう部分が楽しめなかったのは勿体ないとしか言えない。 とマイナスの部分ばかり挙げてみましたが、小説のストーリはドイツの歴史の暗部として切っても切り離せない第二次世界大戦でのナチスや人種問題などを扱っており、それが現代にまで影響を与えているという非常に骨太の物語で、その骨格部分の読み応えは相当なもの。 真相もそう来るかと言う展開でした。 キャラクター小説的な側面も持ち合わせており、一番最初に自分の中で浮かんだのは、ドイツ版道警シリーズ。 ただこの小説のキャラクター小説的な側面はどちらかと言えば女性の理想に焦点が当てられ過ぎていて、その点が馴染めない部分でもありました。 今年中に日本語訳第二弾(シリーズ通算4作目)が発売されるらしく、せっかく1作読んだんだから何とか2作目にも挑戦したい気持ちであります。
1投稿日: 2013.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
翻訳ミステリーの世界に足を踏み入れてまだ日も浅いのに、 本当にいいもの、読ませていただきましたm(__)m ドイツ人なので、人の名前覚えにくくて、登場人物のページ、 何度もひっくり返しながら。前半は入りにくかったです。 それでも頭の中に構想が見えてくるや否や、 ページを繰る手がノンストップ。 あの家系図からして、トラップじゃないですか!
1投稿日: 2012.12.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
作者はドイツ・ミステリの女王だそうで。やはりナチスの重い影はあり。しかし今回、うまくドイツ名に馴染めず、人物名が覚えきれなかったので読むのに大苦戦。ユダヤ人やドイツ人一族縁者が引っ掻き回すので、余計にややこしい。例えば、モーアマンとエーアマンは関係ないのに、ずっと関係者だと思ってた!星3つは作品のせいではないかも。
1投稿日: 2012.12.16
powered by ブクログなかなかの込み入ったストーリーで楽しめた! ヨーロッパはずーっとナチの呪いを引きずっているのか、、、。 あと、ドイツ系の名前の覚えにくいこと、、、。
1投稿日: 2012.12.16
powered by ブクログやっと読み終わりました。返却期限の20分前(移動図書館が去ってしまうまで)にギリギリ読了。 登場人物が多く、慣れないドイツ人名。人物リストを自分で作りながら読むべきだったと途中で後悔しました。「クリストフ? これ、ファーストネーム? あれ、登場人物一覧に名前がない……ってことは重要人物じゃないの?」などと惑わされつつ、500頁を読み切ったときの達成感はある意味大きかったです。シリーズ物の3番目なんですね。次の作品を読むときは最初からメモを取ることを忘れないようにしよう……。
1投稿日: 2012.12.15
powered by ブクログ全員怪しすぎるし 疵が深すぎる!! しかし嫌いではないです。 むしろ好きです。 こういう濃さは大好物です!
2投稿日: 2012.11.16
powered by ブクログ回送先:稲城市立第四図書館 濃厚きわまりないミステリ。小説の一気読みが昨今ほとんどばくなった評者が久しぶりに一気読みした一冊(背景として、日本語環境での小説がえてして「陳腐」の一途を極めつつあるのがその最たる要因なのかもしれない)である。 登場人物の複雑な絡み合い、「The Past Within Us(過去は死なない)」を地でいく歴史が織りなす大胆で、でも繊細な動機の形成――そのどれをとっても久しくお目にかかっていなかった「想い」の美しさに評者は惚れ惚れとしてしまうのである。 おそらく本書の「二時間ドラマ化」は不可能であろう。というよりも、小説で無ければならない理由の数々が文中の繊細な言葉ひとつから見えてくるのであるから。
2投稿日: 2012.11.10
powered by ブクログG 2012.9.27-2012.10.12 事件はとても面白い。 オリヴァー&ピアのシリーズらしいが、残念なことにこの二人がわたしは好きでない。
1投稿日: 2012.09.28
powered by ブクログドイツミステリの女王と呼ばれているノイハウスの日本デビュー作(シリーズ3作目)。ホロコースト、ナチス・ドイツといった過去の大戦と現在を絡めたストーリー運びが凝っていて、重厚感があり、クライマックスでの対決シーンではハラハラさせられた。登場人物もそれぞれ豊かな造形で、特に主人公の女性刑事ピアがキュートで魅力的。
1投稿日: 2012.09.08
powered by ブクログ良質の警察ミステリ。物語の方向性はシンプルなのだが、中身は濃くて、色んな要素が複雑に絡み合っている。根っこの深さに驚愕するなかれ。矢継ぎ早に出てくる人名と地名に混乱しないように。 名門一家、隠された過去、ナチス──陰惨さを予想させるキーワードがベースになっているが、冒頭からの事件が派手に前進することで謎解きとのバランスが保たれおり、想像したような重苦しい雰囲気にはならない。 中盤辺りですでに満腹なのに、そこから更に方向転換をして突っ走るスタミナに翻弄させられた。そして“疵”の意味でクラッシュする。小説と割り切っていても、あの時代だったらアリだったかもと、ナチを知らないだけに想像力だけ逞しくなり、そしてしばし凹む。作中のナチに対して、もう少しこってりしたアプローチがあるのかと期待したが、人物造形のピースとして扱われてるようだった。もう一点残念だったのは、真犯人が判明するプロセス。それまでの捜査はなんだったのか? 本作品はシリーズ三作目。四作目もすでに刊行が決まり、評価次第では一作目から順に訳すとのことだが、前作で何かあっただろうなと思わせる人物間のやりとりが出てくるので、もったいぶらずに順番に読ませて欲しいところではある。今年は警察ミステリの当たり年かな?
2投稿日: 2012.08.09
powered by ブクログ登場人物 A が あらわれた! A は ミスリード を つかった! 登場人物 B が あらわれた! B は ミスリード を つかった! 登場人物 C が あらわれた! C は ミス(以下省略) … これがNくらいまであると思ってほしい。苦痛! でもそんな苦痛を吹き飛ばすシーンが地下室で待っていてくれて、星を四つもぎ取っていく。 胸に一はけの鮮烈さを遺す作品。
3投稿日: 2012.08.08
powered by ブクログ「深い疵」 ホロコーストを生き残り、アメリカ大統領顧問をつとめた著名なユダヤ人が射殺された。凶器は第2次大戦期の拳銃で、現場には「16145」の数字が残されていた。司法解剖の結果、被害者がナチスの武装親衛隊員だったという驚愕の事実が判明する。そして第2、第3の殺人が発生。被害者の過去を探り、犯罪に及んだのは何者なのか。 オリヴァー&ピアのコンビが連続殺人事件を追う独警察小説シリーズ。キーワードはドイツでは大きな意味と歴史を持っている「ナチス」「ユダヤ」と言う言葉。この「深い疵」ではまさにその意味と歴史が深く刻み込まれています。 きっかけは高名高齢なユダヤ人が殺害された事件。それは普通の殺人事件と思われたが、被害者がナチスの隊員だったこと、カルテンゼー家というこちらも高名な一族が関係していたこと、そして謎のメッセージ16145が残されていたことから次第に事件が普通の事件ではなくなっていく・・・。さらに、カルテンゼー家に恨みを持つ複数の人物も現れ、オリヴァーの天敵まで登場して、事件は更なる混迷に・・・ という展開です。登場人物が多く、カルテンゼー家には何やら悪が潜んでいそうで、更にオリバーもピアもそれぞれ色々抱えているので、読みながら様々な箇所に気を取られました。しかし、そんな中でも一番はやはり「犯人の動機と連続殺人事件に潜むもの」です。 犯人の動機には悲しい過去があり、そして真犯人(殺人事件の被害者の多く)には許しがたい過去と人間が持ち、発揮し得る最大の悪がありました。特に、悪に関しては「何故ここまで残酷なことをしていていながら、ここまで落ち着いているのか」とピアが犯人を見て思うのですが、私も同感です。また、ピアは同時に「犯人の犯行を立証して、真犯人を追い詰め、罰を与えたい」という感情を抱き、犯人側に立って事件の真相を追いますが、この点も私は同意したいと思いました。それほど、真犯人の残虐性は許しがたいです。 また、一連の殺人事件と同時に別の事件も発生していきます。実はこの別の事件には今回の犯人ではない別の人間が関わっているのですが、そこにあるのは嫉妬や執念を超えた悪です。まさしく人間の嫌な部分が潜んでいる事件ばかりでした。 それでも読むことを止めなかった理由は「ピアが私の思いを代弁してくれたこと(刑事として人間として悪を見ていた)」と「犯人を捜すという推理小説の醍醐味(と思う)が存分に込められていた」からです。特に「犯人は誰なのか」という点に関しては、登場人物が多い上、彼らの視点での物語も進行し、更に様々な箇所に「こいつが犯人ではないか」というミスリードトラップが仕掛けられているので、非常に厄介です。 しかし、オリヴァーとピアの捜査が綿密に描かれている為にそこまで置いてけぼり感も無く、個人的な推理が楽しめます。ちなみに、私は犯人が外れました。まさか、そこに繋がるなんて・・・という伏線もありで、著者の強さを感じます。 シリーズ作品ではあるけれど、この1冊でも十分楽しめる作品です。次と前作が読みたくなる。
2投稿日: 2012.08.07
powered by ブクログホロコーストを生き残ったユダヤ人の老人が射殺される。現場には謎の数字。しかも、老人は元ナチスの親衛隊だった。それは事件の発端に過ぎず、謎が謎を呼ぶ重厚な物語が展開する。 過去の亡霊…殺人鬼… オリヴァー&ピアシリーズの第一弾。リスベッド・サランデルは登場しないが『ミレニアム』を彷彿させるようなストーリー展開、面白さ。これは次作も期待出来る。 同時期に創元推理文庫から発売されたキャロル・オコンネルの『吊るされた女』より数段面白かった。
5投稿日: 2012.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
う〜ん、面白かった! 最初は、この読者に隠しているようで隠していないマルクスとエラルドの関係の書き方が不思議だったけど、途中で成る程なぁと納得。 最後はめでたしめでたし……なんだけれど、ユッタみたいな人物が結局のうのうとしているなんていう苦々しさもあったりして、きっとそれがまた小説としていいんだと思う。 しかし、ヴェーラが過去の悪事の証拠を延々残しておいたのが解せない。傲慢な人物というのはそういうものなのか。 それとも、過去の記憶が曖昧になって、嘘に綻びが出るのを防ぐ為だったとかだろうか。
1投稿日: 2012.07.19
