
総合評価
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powered by ブクログ不動産オーナーが中心となって進める。 物件を閉めたままにしているのはその不動産オーナーの生活に余裕がある証拠。 当事者意識をもって行うのが大事。
0投稿日: 2023.12.03
powered by ブクログ地方に強い興味があったわけではなかったが、得られるものが多く、面白い本だった。初めて読んだ木下斉さんの本。 初めての事業での苦しみ、コスト削減による投資資本の捻出方法、まちづくり=事業を軌道に乗せるための10の鉄則、成功した事業の具体例について書かれている。まちづくりについて学びたい人というよりむしろ、自分で事業を起こしたい人に勧めたくなる一冊だ。 印象に残ったところメモ。 ・誰にも悪意がなくても、お金による支援というのは、相手を一気に蝕む。 →発展途上国への資金援助、子どもの過保護、過剰な支援がうまくいかない理由を説明していると思った。 ・自分で考え、決めたことなら本気になり、たとえうまくいかない場合でも、軌道修正も撤退も自分で決断できる。 ・重要なのは、システムをつくり上げたり、必要に応じて臨機応変に組み替えたりすること。 →全体のお金、ものの収支が見えていると、システムを作ることが行いやすくなるように感じた。 ・言い訳をせず、できることから始める。 ・見方をかえれば、早めに見切ることは、「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」ということでもある。
1投稿日: 2023.07.11
powered by ブクログ地域の金融にまで視点に入れて、地域振興・活性化を進めていくという発想が面白かった。まさに地方で暮らしていて、一見すると人が増えて活気が溢れているように見えるが、地元住民の生活水準があまり向上していない。外の企業がたくさん入ってきているため、地元に落ちるお金が労働者としての賃金しかなく、多くが地域外に流れているからだと気付かされた。
0投稿日: 2023.03.05
powered by ブクログ地方はこうすれば変わる!とゆー方法論ではなくて、そもそもの考え方を書いている。地域それぞれ課題も魅力も違うから、こうすれば変わる!なんて魔法はないんだよね。
0投稿日: 2022.07.26
powered by ブクログ仕事に少し関係があるため読んでみた。事例収集していた時に知った事例もちらほら。色とりどりの付箋を使って意見を吸い上げるワークショップはただの自己満足と切り捨てられており、うっすら思っていたことが指摘されてスッキリした。 地域活性化・まちおこしは行政に丸投げせず、民間で小さく始めて好循環を促す、とあり意外に思った。官民連携で上手くバランスを取り、補助金に頼らず、まずやってみようというスタンスは、私の仕事には直接活かされないものの、読みものとしては楽しく読めた。
1投稿日: 2022.02.15
powered by ブクログ不動産オーナーが地方活性化の要になるというのは盲点だった。その他にも実践者ならではの説得力ある知恵多数。
0投稿日: 2021.10.17
powered by ブクログ大雑把に言えば、「街づくりは会社経営と同じ。覚悟を持ち、真剣にやれば誰でもできる。でも甘えがあるとたちまち大惨事に。」 これを例えば甘えの現れとして補助金頼み、他具体的な目線を10項目提示。 地域で生きる人、役所、若い社会人、学生みながこの心意気と賢さ、タフさ持てたらよい。 社会人入門書、自営業入門書としてもおすすめ。
0投稿日: 2021.07.15
powered by ブクログ本の内容として自身の失敗例も含めてこれまでのまちづくりで何がいけないのかを説明した後、補助金をあてにせず、民間が自立して地域活性化事業を行うという方針で、上手くいっている事例を紹介し、今後のまちづくりの活動に対する提言を行っています。 「まちをまるごと一つの会社に見立てて経営し、利益をあげて地域のために再投資する」 という方針で利益の一部を投資に回しているのも印象的でした。補助金に頼らず自力でやっていくのは大変でしょうが、その中で成功させている手腕は評価されるべきかと思います。
0投稿日: 2021.05.06
powered by ブクログまずは小さくやってみる 不動産オーナーたちで事業としての利益を考える 補助金をあてにすると逆に悪くなる
0投稿日: 2021.01.23
powered by ブクログ- まちづくりの鍵は、不動産オーナー - 不動産の価値を高めるために、地域を活性化させる - 信用されるには、事業を立ち上げ、相手に3回得をさせる - コスト削減から始める - みんなが得をする/誰も損も無理もしないシステムを作る - 地方では新しいことは必ず批判される。 - 飲食店オーナー - うまくいってる店は地域経済理解している - 飲食店経営は地域経済と連動しやすい - 先回り営業→マーケティングをしっかりしようね - まち会社が仕掛けた事業の上に雇用が生まれるのがベスト - 身の丈にあった持続可能な事業 - 市民参加から市民実行へ
0投稿日: 2020.09.12
powered by ブクログ補助金をあてにせず独立独歩で事業として成り立つよう街づくりを行う。そのために集中購買などで徹底したコストダウンを行い創出利益の再投資をし不動産価値を上げて好循環を作り出す。早稲田や熊本の地方創生で骨身を削った著者ならではの体験や言葉が響く。 とはいえ本書はややマイルドな内容で(NHK出版の新書だから?)著者の『地方創生大全』のほうが忌憚なく辛辣で切れ味鋭くおすすめ。
0投稿日: 2020.05.21
powered by ブクログ2015年に執筆された本だが、今後の公務員のあり方、まちづくりのあり方について示された本だった 補助金を出すまちづくりではなく、継続的に、補助金なんかに頼らないで続けられる町づくりが必要 それには、民間主体にもなってくるが、公務員はどのように関わろうか。 制度を緩めるとかじゃない。 なにか、もっと、今までとは違う主体的な関わり方があるはず。 そんなことを考えるいいきっかけになった本だった。 このテーマについては、早めに、ザックリでもいいから自分なりの結論をだしたいところ!
0投稿日: 2020.05.19
powered by ブクログ市民「参加」ではなく「実行」という言葉に納得感。参加するだけではなく、自分たちでやるという意識が重要。
0投稿日: 2020.05.19
powered by ブクログ2020.04.15 非常にコンパクトに商店街活性化のイロハがまとめられていてとても参考になった。実践者ならではの説得力のある本だと思う。
0投稿日: 2020.04.16
powered by ブクログhttps://www.read4action.com/report/detail/?id=1670
0投稿日: 2019.10.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
突きつけられるものがある。 行政に必要なのは、補助金をとって分配することじゃなく、活力を生み出すためにルールを見直したり、地域とのつながりを活かして下支えすること。 「やりたい」なら実行に移せ! まちづくりをやりたいなら、地主を巻き込むべし。魅力的なまちができ、地価が上昇することが地主にとっては望ましいこと。 それくらい合理的に考えないとな。 カネを出さないと覚悟をしない。 まちづくりを成功させる「10の鉄則」は、他のことにも共通するのでメモ。 ・小さく初めよ ・補助金を当てにするな ・「一蓮托生」のパートナーを見つけよう -まずは二、三人の仲間で十分 ・「全員の合意」は必要ない ・「先回り営業」で確実に回収 -まちの未来に必要なテナント -再投資のサイクル ・「利益率」にとことんこだわれ ・「稼ぎ」を流出さるな ・撤退ラインは最初に決めておけ ・「お金」のルールは厳格に
1投稿日: 2019.06.02
powered by ブクログ最初は会場無料貸し出しを断った早稲田大学も、国連大学や省庁がバックについてくれた後で再度交渉に行くと、喜んで貸してくれた。交渉術。 「小さくはじめて大きく育てる」 著者亜は2000年の流行語大賞「IT革命」の受賞者。 補助金は百害あって一理なし
0投稿日: 2019.04.16
powered by ブクログ全員の意見を聞くのではなく、自分で考えろ 甘い夢を掲げて仲間集めをしてはいけない 不動産オーナーが主体になって、自分たちの資産価値を守るために投資し、回収するという考え方 当事者意識がすべてのカギ 表通りにある物件を閉めたまま奉仕しているのは、その不動産オーナーの生活に余裕がある証拠 お金より覚悟が大事 鉄則10 1 小さく始める ターゲットを絞り込む ユニークな店を集積 2 補助金を当てにしない 3 一蓮托生のパートナーをみつける まずは2,3人 4 全員の合意は必要ない 5 先回り営業で確実に回収 6 利益率にとことんこだわる 重要なのは売上でなく利益 カフェや英会話、ヨガ教室 モノやコンテンツを自分でつくって売っている 7 稼ぎを流出させるな 8 撤退ラインははじめから決めておけ 9 最初から専従者を雇うな 10 お金のルールは厳格に 不特定差数からの資金調達は避ける 分配ルールも明確に 岩手 紫波町 オガールプロジェクト 指定管理者制度 結局は人件費切り詰め 問題なのは人口減少そのものでなく、減少することはわかっているのにそれに対応しようとしないことです
0投稿日: 2019.02.06
powered by ブクログまちづくりに携わる人の必読書。 地方自治体の頭がお堅い方々に配りたい。 いや、行政に携わる人間全員に課題図書に指定して読ませたい。たぶん、頭が痛くなって読みたくないはずw
2投稿日: 2019.01.22
powered by ブクログ【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・なぜ、この本が情報大以外の図書館にないの?NHK新書はまだ弱いのか? 【目次】
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログ建築維持活用論[Approaches for Extending the Life of Built Environment]
0投稿日: 2018.02.05
powered by ブクログ地方人らしく地方創生に関わりたいとの思いから購入。筆者の木下さんのアツイ思いに引っ張られる。 一般企業にも当てはまる鉄則が多く、またモチベーションを上げたい時に読もう。 ・小さく始めて大きく育てる ・経済原理を踏まえながら社会的課題解決につなげる ・あたたかい街、心が通い合う街はきれいごと。稼がなければ衰退する ・全員の合意は不要、決めるのは事業者自身。回答を求めるのは無責任 ・施設建設は公共性と市場性が一致していることが大事 ・自分たちに必要なものは自分たちで作るという自立した姿勢が必要
1投稿日: 2018.01.17
powered by ブクログ先にテナント営業を行い、テナントが決まった段階で、その事業形態や払える家賃から逆算して改装費用を割り出すのが良い方法
0投稿日: 2017.10.22
powered by ブクログ書かれている内容は、まったくそのとおりだと思う。 補助金に頼ったさまざまな事業の実態、それに関わる人々の考えや動き、その結果どうなるかは、ここで描かれている通り。 国や地方自治体には、産業活性化や地域活性化の助成制度が山ほどあるが、成功したものがどれだけあるのだろう。 ビジネスモデルを作るといいながら、補助金が切れたら事業はおしまい。 そういうのが大半ではなかろうか。 本書を読むと、そもそもそういうやり方では、地域の振興も産業の創出も無理だと分かる。 自前でビジネスを立ち上げる覚悟がないところでは、活性化もクソもない。 その当たり前のことを、はっきりと伝えてくれる。
1投稿日: 2017.10.05
powered by ブクログ早稲田商店会の成功から、補助金が投入された途端に挫折への道を進むことになった例示は衝撃的だ。補助金は麻薬! 言い得て妙の例えだ。地方自治体は国や都道府県の補助金を当てにし、住民(法人含む)は自治体の補助金を当てにする構図が当たり前となってしまったが、健全な事業運営をするなら補助金など当てにしてはダメだ。他の成功事例を真似るのではなく、本気で自分の住む街を変革する必要があるのだ。『「やれるか、やれないか」ではありません。「やるか、やらないか」です。』15歳年下の著者に教えられた。
0投稿日: 2017.08.22
powered by ブクログ民間には高い公共意識、行政には高い経営意識が求められている。縮小社会においては自治体も小さくしていって民間に任せていくべき。
1投稿日: 2017.08.06
powered by ブクログ補助金を頼りにするのではなく、民間の会社と同じように収支を考え営業しながら利益を生み出していく方法が事例と共に紹介されています。 大手のチェーンなどを呼び込むのではなく、地域の産業を起こし、地域にお金を呼び込む考え方が新鮮でした。 著者の意見に賛同し、多少のリスクを背負いながら、自分ごととしてまちおこしに関わる人が増えて欲しいと思います。
0投稿日: 2017.06.08
powered by ブクログ・エリア全体での価値をあげるために、民間が投資する。 ・いい意味での「片手間」の働き方をする人が増えると、地域活性化も進む。 ・地域活性化業界では、現場の実践者が、知の最先端。 ・「民間には高い公共意識」「行政には高い経営意識」が求められる
0投稿日: 2017.05.06
powered by ブクログこちらも、最近「1万円選書」で選んでいただいた本ですが、 仕事に繋がる本なので、とっても勉強になりました。 「まちづくり」はとても夢のある事業に聞こえますが、 実際は、一筋縄では行かない様々な問題をはらんでいるものだと思います。 本書は、その問題にもしっかり切り込んでおり、 (実際は簡単に解決しないものばかりですが) まちづくりを志す人に一通り導入として読んでほしいなと思います。
0投稿日: 2017.03.28
powered by ブクログ著者は、高校生の頃から、いわゆる地域活性化に現場で取り組んできて、成功も失敗も経験している。そして、豊富な経験に加えて、大学院での学びが加わっている。そんなバックグラウンドを持つ著者だからこそ、説得力のある本を書くことができるのだと思う。 税金を使って民間が活性化事業をするのではなく、民間が利益を稼いで税金を払う、そんなあるべき姿で事業を実施しなければいけないという思いを強くした。そのためには、一人でも多くの人が本書を繰り返し読み、実践していくことが必要だろう。
0投稿日: 2017.03.03
powered by ブクログまったくの正論であると同時に、暗澹たる気分にもなる。筆者の言葉をそのとおりに実行する人なんて、たぶんほとんどいないだろうから。 成功失敗を問わずまちづくりの事例をたくさん集めて紹介していくって本、著者にはどんどん量産してほしいな、と思う。
0投稿日: 2017.02.19
powered by ブクログ木下さんの行動力と、それによって積み重ねてきた経験と、それによって紡がれる言葉のひとつひとつ。どれもが刺激的で、魅力的で、驚きに満ち溢れてました。。 これを周りの役所勤めの人に読んでもらって、感想を聞きたい!お役所仕事とかけ離れている私だからこそなのかもしれないけど、ひたすら感動してしまった。
0投稿日: 2016.11.28
powered by ブクログ地方再生が唱えられて久しいですが、ゆるキャラだの、地方イベントだの、ふるさと納税だの、補助金どっぷり依存体質から脱却できていない現状に対して、高校生の頃から商店街活性化に携わってきた著者が民間主導の利益重視による街づくりの重要性を主張。慈善活動もそうですが、NGOや慈善団体が寄付から経費を抜くことで批判している意見をよく見かけますが、持続的な活動を行うには一回だけの寄付に依存するのではなく必要なお金がきちんと回る仕組みが必要。本来は所得の再分配である税金に何でもかんでも依存するのは筋違いで、それが停滞や腐敗の原因になるんだなと共感しました。結局はマネジメントの問題ですね。
0投稿日: 2016.11.05
powered by ブクログまちづくりに経営視点を持ち込み、「官」に任せきり補助金(補助金=麻薬はまさにその通り…)頼みではなく、「民」が主導し責任を持って稼ぐまちを作らなくてはいけない。縮小していく社会経済で、いかに稼ぎを生み出し、利益を上げ、再投資に回せるかがポイント。「民間には高い公共意識」、「行政には高い経営意識」を。筆者が失敗談や成功事例を用いて語られる言葉一つ一つになるほどの一言。今後地域として生き抜くには、地域のために覚悟を持ち知恵や労力を惜しまず出せる人を波及的に増やし、いかに行政がサポートできるかにかかるのだろう。
0投稿日: 2016.09.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・「民間は高い公共意識」、「行政は高い経営意識」 民間が自らまちのために実践し成功事例を他の都市へ伝えていく、 行政は民間がやりやすいようルールや制度を変え、互いに連携して動きやすいようにすることが一番の仕事。 ・多くの地域はこれから人口規模も経済規模も半分以下へ縮む。 →従来のやり方を変えることができなければ自治体は破綻してしまう。 問題は人口減少そのものではなく、減少することが分かっているのにそれに対応しないこと。 「やれるか、やれないか」では無く、「やるか、やらないか」。 ・アメリカの地域再生は不動産オーナーが中心 →地方の不動産オーナーは「自分の資産価値を高めるため」自分のお金と労力をまちに投資する →2003年に渡米して気づき著者は地方の不動産オーナーと手を組んでやってきたらしい 公務員とは本気度が違うよね、確かに。 ・補助金という麻薬がまちを壊していく →いままでは自分たちで出し合ったお金でまちを運営しようと知恵を絞っていたが 補助金をもらうことで「この予算を元に何ができるか?」という考えになってしまった。 ・全員の意見を聞き、全員が納得することを優先すると自分が決断することが難しくなる 悪い方向に向かっていても誰かがなんとかするだろうと全員が無責任になる。 ・まちを変える10の覚悟 1.行政に頼らない 2.自ら労働力か資金を出す 3.「活動」ではなく、「事業」としてやる ←どきっ! 4.自分の頭で論理的に考える 5.リスクを負う覚悟を持つ 6.「みんな病」から脱却する 7.楽しさと利益の両立を 8.地域外から人や財を入れ、地域内取引で回して、地域から出ていく人と財を絞る 9.再投資でまち全体に利益を 10.10年後を見通せ
0投稿日: 2016.09.22
powered by ブクログまちづくりとなると、何か新しいものを作らないとと 思いがちだけど、コストカットも大事だなと。 今ある企業がコストカットしていけば、次の投資に生かせるし。 ただ、地方になるとこれまでのつながりでなかなかコストもとかいうところもありそう。 取引先にとっても+となるような提案を考えることが大事なんだけど、そういう意識を今の自分が持てるのか。。。いまやっている仕事にて他社にとってもwinになることを追求することが大事なのかも。
0投稿日: 2016.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地域再生だけではなくて、 さまざまな考え方にも、 著者の貫くものは応用できるように 思いました。 地域を再生するためには 決して大きなものは必要ないのです。 地域の人ができる範囲でやれるのは大事なのと 決して補助金という悪魔には 頼ってはいけないということ。 これには理由があって 労せず手に入るお金は本当に 身に着かないのです。 結局価値観がおかしくなってしまうのです。 結局いえるのは、 動かなければ、変わらないんですよね。
0投稿日: 2016.04.04
powered by ブクログこれまでの地域振興がうまくいかなかった理由 補助金まかせで採算性度外視の事業、人のやることは批判するが自分では汗をかかない、お金を出さない人々、自分の地域は特別だからできないという言い訳。 著者が実践の中から得た鉄則 小さくはじめて大きく育てる 関わる人が得をする 配分も撤退ラインも決めておく 儲かったものは次に投資し、継続させていく 誰が得をする話なのか、誰が意思決定をするのか、を明確にする あなたはこれをやってください、私はこれをやります、というフェアにやれる同志とやる 全員の合意は必要ない、意思決定をする人を明確にしておく 利益が上がるというのは必要とされている事業ということ
0投稿日: 2016.03.10
powered by ブクログ手作りで始めた地域改革が補助金の麻薬一発でダメになるということなど、 タブーになっていたことを赤裸々に書いていてとても面白い。 繰り返しが多く、もう少し綺麗にまとめることができたと思う。 これは出版社の責任。素材を活かしきれてないと思ったので、星三つ。 10の鉄則の見出しだけでも十分に価値があると思うので、まずはそこだけ眺めても良いと思う。 実例をもう少し体系的にわかりやすく分類してまとめて欲しかった。
0投稿日: 2016.02.23
powered by ブクログ新しい事に挑戦する時には、少人数で小さく始めるフットワークの軽さと、リスクに尻込みせず思い立ったら即実行のスピード、自分たちで変えたいという当事者意識が重要。まちづくりに限らず自分の仕事や様々な事に対する姿勢に応用できると思った。悩んでばかりでいたずらに時間が過ぎる事が多いので耳が痛かったが、身の回りの不満に愚痴を言うのではなく、まずはできる事から改善してみようと思った。
4投稿日: 2016.02.09
powered by ブクログ地域活性化界の狂犬こと木下斉さんによる、地域活性化の実用書。地域活性化は「活動」ではなく、「事業」。あくまでもビジネスとして捉えることで、真に有効な活性化を目指す。地域活性化に携わる者のみならず、広くビジネスマンにも読んで欲しい一冊である。
0投稿日: 2016.01.12
powered by ブクログ地域活性というと、どうしても「心」を取り上げられることが多い。「心」も勿論大事ではあるが、それだけでは地域活性は成り立たない。そもそも今までの地域活性の定義自体が曖昧だったからのように思う。 木下さんの地域活性とは、行政による補助金依存ではなく、自分の力で「稼ぐまち」にすることである。資本主義社会なのだから、社会が回るのは、「経済」という大きな歯車があるからだ。じゃあ、その経済の部分を改良しないと、根本的な解決にならないよね。単に想いがあるだけでは、現実的には何も変わらないと同じだよねってこと。地域が行政を頼ってしまうと、もともと自分たちのお金でないから、知恵を出さない。お金の使い方を真剣に考えないからだ。木下さんいはく、行政に依存しない方が、知恵が出て継続的な取り組みが出来るという。お金がないならないなりに、まず小さく始めてみる、これが大事だと言う。
0投稿日: 2016.01.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全国各地で自ら投資することにより地方再生に携わっている著者が失敗談をもとに地方再生の鉄則を10にまとめたもの。 耳が痛い話、目からうろこの話ばかりで今後の活動への勇気をもらえた。 以下読書メモ p3 まちを一つの会社に見立てて「経営」する。 p34 全員の意見を聞かずに自分で考えて行動・決断する。 p42 アメリカでは不動産オーナーが自分の資産価値を高めるために投資する。 p62 三分の一ルール・・コスト削減した分を不動産オーナー事業者、まち会社運営費、未来の投資のための投資資金に分ける。 p72 まち会社の第1次顧客は不動産オーナー P80 AIA=エリアイノベーションアライアンス p92 他と異なる明確な戦略が必要 p101 活性化とは「事業を通じて経済を動かし、まちに新たな利益を生み出すこと」 p106 賛同者とは馬車に乗る客ではなく、一緒にリアカーを引く人 p159 岩手盛岡の南、紫波町の「オガールプロジェクト」 p174 広告収入の一部を地域活性化財源とする手法「エリアマネジメント広告」 p180 市民参加型から市民実行型へ
0投稿日: 2015.12.28
powered by ブクログまちづくりは不動産オーナーが主導すべき。魅力的なまちが資産価値を増すことになるからだ。 官主導のさせない当事者の強い情熱が必要。公務員の人にもぜひ読んでもらいたい。各地の街が活性化することで、日本の活力が取り戻せる。
0投稿日: 2015.12.23
powered by ブクログ読了 民間の立ち場での実践に基づく経験則。 どの分野でも活かせる普遍性ある言葉。 勉強させて頂きました。
0投稿日: 2015.11.29
powered by ブクログ若いころから「まち」の開発に携わり経験を積んだ筆者から見た民間の問題点を的確に指摘しています。 商店街等の「まち」が衰退していくのは、昔からの行政に対する依存体質が残っており民間がリスクを負わず覚悟も決めないなかで、補助金ばかりをあてにする性格にあるとしています。 昨今地方の商店街の大半が衰退していく一方で、郊外の大型店に人が集まっています。考えてみたら当然のことで人が集まるお店はそれだけの努力をしリスクを負ったうえで新しいことに挑戦し続けています。その間、商店街は何をしていたでしょうか。人の流れが変わるのを指をくわえて見ていただけではないでしょうか。 行政にも責任があり、時代が変わり地方創生と声高に叫ばれるなかであっても地域発展の考え方は高度経済成長の時代と変わりがありません。 一部の民間と行政のなれあいでうまくいっていた時代は終わり、今後は互いに覚悟を決め、絶対評価出来る指標で管理しあい切磋琢磨していって欲しいものです。
0投稿日: 2015.11.08
powered by ブクログ取り組みのポイントが簡潔に分かりやすく書かれています。 町づくりに関する事業を興したいと考えて動きだす時の参考になると思います。
0投稿日: 2015.10.28
powered by ブクログやる気のある人なら、一日でも楽しく読めてしまう爽やかな本でした。 まちづくりを成功させる「10の鉄則」 ①小さく始めよ ②補助金を当てにするな ③「一蓮托生」のパートナーを見つけよう ④「全員の合意」は必要ない ⑤「先回り営業」で確実に回収 ⑥「利益率」にとことんこだわれ ⑦「稼ぎ」を流出させるな ⑧「撤退ライン」を最初に決めておけ ⑨最初から専従者を雇うな ⑩「お金」のルールは厳格に 「付録」まちを変える10の覚悟 1行政に頼らない 2自ら労働力か資金を出す 3「活動」ではなく「事業」としてやる 4論理的に考える 5リスクを負う覚悟を持つ 6「みんな病」から脱却する 7「楽しさ」と利益の両立を 8「入れて、回して、絞る」 9再投資でまち全体に利益を 10 10年後を見通せ コンサル、学者さんは要りません、要は、始めることです。 お上の示した中心市街地活性化3法など愚の骨頂でしたね(笑)
0投稿日: 2015.10.26
powered by ブクログ前評判通りの良書。素晴らしかったです。 高校時代から商店街活性化、地域活性化に文字通り体当たりで取り組んできた著者が放つ、隆盛するゆるい”まちづくり”への抗議書。 ポイントは、本文中に出てくる「10の鉄則」そのままに明快です。 特に、 ・補助金および行政への依存体質からの脱却 ・自らコストとリスクをとること ・「みんなの合意」の不必要性 の3つは、本文中においてあまりに繰り返して主張されます。 これまで日本で語られてきた、まちづくりに関する言説の中に、事業性が完全になかったとは思いませんが、それよりはむしろ客観評価の不可能な美談的要素にかき消されている印象でした。 そんな中、本書ほど明確に事業性の重要さを主張するものには初めて出会いました。 まちづくりに対して煮え切らない思いや胡散臭さを感じている人にとって、その違和感を代弁してくれることへの痛快さがあるでしょう。 他論者との比較。 コミュニティデザインの山崎亮氏も、まちづくりと「稼ぐこと」のつながりについて可能性を提示した最初の一人だと思いますが、どちらかと言えば視点は行政的で、本書ほどの”地域に稼いでもらう”という視点とは立場が違ったように思います(近年の山崎氏の活動については不勉強ですが。。。) 昨年くらいからは、アフタヌーンソサエティの清水義次氏やらいおん建築事務所の嶋田洋平氏のように、リノベーションなどを通じて地域が稼ぐことのできるような環境を整え、火をつけていくという潮流があるようですね。(ちなみに両氏については未読) 実際、複数のプロジェクトにおいて著者の木下氏と全景のかたがたは連携されています。 私事と絡めて。 郷土や、現在住んでいる地域社会というものに対して、ここ数年思いだけは高まっていたものの、何をしたいのか、すればいいのか燻っていた自分でした。 仕事という命綱と首輪に繋がれ、せめてもの抵抗は資格取得や勉強といったシャドーボクシング的な自己研鑽のみ。 そんな身で読んだ本書は、あまりに耳の痛いものでした。 さあ、始めねば。
0投稿日: 2015.10.21
powered by ブクログ広義には町興し、狭義には不動産価値の向上を民間主導で行うための考え方とか実例とか、心意気とかを筆者の莫大な経験を通じて語っている、講演を文字に起こしたような本。なので、読み易い。とても参考にもなる。 筆者の木下くんは実は彼が高校生の時にこの本にも出ている有名な早稲田商店街のリサイクル事業の取り組みをしているときに会いに行って以来の仲。その後にこんないろんな苦労や成功があったとはこの本を読んで始めて知った。私も地方に住んでいるので分かるが、その"まあまあなあなあ"な空気の中で新しいことを進めて、しかも成功することは本当に至難のことだと思うし、なんというかイライラすることもあると思い(それが直言的な文章に現われていて面白い) でも、それでも諦めず、その土地、その土地にいる主体者を探し出して拙速に事を始めるその姿勢は本当に素晴らしいと思うし、なんというか順調に紆余曲折を経て百戦錬磨の"地域興しの達人"になっていることが頼もしく思えました。 本当に直ぐに読めるので内容はさしてかかないが、町興しに興味がなかったとしても、自分の持っている不動産価値をあげたい人や、なんだかよくわからなく0から始めるプロジェクトをやるような人にもたいへん参考になる本だと思います。 木下くん、これからもがんばろう!!
0投稿日: 2015.10.01
powered by ブクログ補助金に頼らずに自分たちで稼ぐ、大事なことやなあって思った。専任者をおかない、小さく始める、とか、街づくり以外のことにも通用することやと思う。
0投稿日: 2015.09.20
powered by ブクログ地方を活性化させることは、個人的に興味がある。江戸期、宿場町や各藩の城下町が栄えた様を想像すると、とても活気があったのではないかと思う。交通網・手段の発展によって移動時間が短くなり、ITによってメール・テレビ会議等のコミュニケーション手段が増え・使い勝手が良くなっている状況を思うと、人々が首都圏に集中する状況から地方分散に進んで良いのではないかと思う。 筆者は地域での事業立上の経験から、次の10箇条を鉄則としている。 ・小さく始めよ ・補助金を当てにするな ・パートナーを見つけよう ・全員の合意は不要 ・先回り営業で確実に回収 ・利益率にこだわる ・稼ぎを流出させるな ・撤退ラインは最初に決めておけ ・最初から専従者を雇うな ・お金のルールは厳格に ビジネスとして基本的なこともあるが、「地域」という点では、「補助金」「全員合意」「専従者」は重要だと思う。補助金は地方での事業での売上に比べると、高額であり、棚から牡丹餅である。当然、みんな群がるが、補助金がなくなればおしまい。これでは地方を継続的に発展させることはできない。また、地方の取組では、みんなフラットに集まって考えるためか、納得して進めるような形が多いように思うが、そうすると何も決まらないか、決まってもだれもうれしくないモノになる。本書の例では、何でも使える体育館、だれも使わない体育館が挙げられていた。最後の専従者だが、地方では大きな収益を上げる事業を立ち上げることは不可能である。お金を出す人が限られているわけなので。そうすると、それぞれの人が空いた時間・持てるスキルを使ってやっていくこと。これは互助の考えでも素晴らしいと感じた。ボーイスカウトをやっていた経験からも、頷けるものだ。
0投稿日: 2015.09.02
powered by ブクログ20150828 これからに都市再生の基本がわかるように書かれている。読んでやる気になるだけではダメ。読んで行動しないと何も始まらないとの主張は年代を超えて正しいと思う。
0投稿日: 2015.08.28
powered by ブクログ素晴らしい本である。 今のまちづくりの問題点、課題が記載されており、その解決方法が、本当の民間の事業にあることが述べられている。 市役所でボヤッと考えていることがまとめられているといった感じ。この方向性で役所の職員全員が同じベクトルになれば素晴らしいが、著者も述べられていたとおり、小さく始めることも大切なのだと思う。 何回も読むべき本である。
0投稿日: 2015.08.22
powered by ブクログ・アメリカの地域再生は不動産オーナー(資産価値の上昇を狙い、共同でエリアに投資)を中心に据えている。 ・日本では、まちづくりは税金でやってもらうのが当たり前という感覚(役所依存の気質)が蔓延している。 ・民間の力は、「成功しない事業は実行できない」から強い。 ・「まちづくりワークショップ」では参加者に当事者性は得られない(みんなの計画は自分の計画ではない)。 ・まちを変えるためには、自らが当事者になる必要がある。労働力を出すか、資金を出すか。 ・経費を削減する方が、売上を増加させて同じ額の利益を生み出すより難しくない(トヨタが改善にこだわる理由)。 ・民間には高い公共意識、行政には高い経営意識、が求められる。 ・人口減少そのものが問題なのではなく、減少することがわかっているのにそれに対応しようとしないことが問題。新たな時代に合わせた新たな社会のあり方は確実に存在する。
0投稿日: 2015.08.09
powered by ブクログ補助金をもらったとたんにやりたいことをやりたい人がやるから、お金の消費のために何をやるかの考え方になる。 意見を聞く前に自分で考え行動することが足りないと決断ができない。 アメリカのまちづくりは自分の資産価値を上げたい不動産オーナーの集まり。 地元にはぜひ一緒にと声をかけるが期待していない。あいさつに行くことが大切。 売上ではなく利益に着目する。 先にテナントを決めてからリノベーションを行う。 投資回収は2~3年で行えるように。 役所は公平性を重視するが、結局伝わっているのは一部の人たち。これなら民間で効率的に少数に声をかけたほうが良いと思った。
0投稿日: 2015.08.07
powered by ブクログ紫波町のオガールについて ・まず図書館や学習塾など、その土地で人が集まる装置は何かを考える、そこにテナント(クリニックなど)が入る、という考え。今の町や村の中で、人が集まる場所といえばどこか? ・国際基準のバレーボール専用体育館について、何かの専用にすればいいというわけではない。企画者の人にバレーボールが得意な人がいた、バレーボールについて人脈があったから、できたこと。自分の得意なことを生かすと言うのはとても大事なこと。
0投稿日: 2015.08.01
powered by ブクログ行政に頼らない民間が稼ぐことで達成するまちづくりの実践書。リアルな体験が書かれていて面白い。また、紫波町のオガールプロジェクトについて、端的にどこが優れていたのかが理解できた。
0投稿日: 2015.07.20
powered by ブクログkindle版を購入しましたが、こっちにレビュー書いちゃお。 「本ってやっぱり素晴らしいなぁ!」と思いながら読みました。木下さんの経験、そこで得た知識、考え方、各地の地域活性の成功例が、799円でギュギュっとのぞけちゃうんだもの。 お役所体質に関する話があって、今(2015/7/18)ホットな新国立競技場の話題にいつて「なるほど、お役所ってこういう感じで、だからこうなったのね」と、勝手にリンクさせて納得しています。 個人的に、大企業にご勤務されている方には、あんまり関係ない本かなと思います。けど、それ以外の人、おじいちゃん、おばあちゃん、社長さん、Keep trying trying〜♪じゃなくて。それ以外の、色んな方にぜひ読んでみてほしいです。主婦の方でも、地元の商店街を見る目が変わると思いますよ〜!
0投稿日: 2015.07.18
powered by ブクログ行政のことが書かれている訳ではなく、そのため、財政を切り詰めろという話ではない。 失敗しなければ、成功(稼ぐまちになること)は無いという話。
0投稿日: 2015.07.18
powered by ブクログ本書は、「従来のまちづくりの手法では、なぜ上手くいかないのか」といった疑問に対し、ストレートに答えてくれる。 まちづくりは、「まず、不動産オーナーが本気にならなければ、地域はどうにもならない」と著者は言う。 まちづくりを行っていく上で一番得をするのは、不動産オーナー。このことは、著者自身がアメリカで掴んだことであり、我が国でも十分通用する考えだ。 まちを一つの会社に見立て、「利益率」にとことんこだわる。行政のみならず、民間のかたたちが覚悟を持ち、本書に記載してある10の鉄則を実行していけば、まちは、再び輝きを取り戻し、「稼ぐまち」になっていく。 「補助金は麻薬のようなもの。」 本書に紹介のあった岩手県紫波町をはじめ、私も訪れたことのあるアーツ千代田3331などの事例を見ると、行政の役割は、「お金をつけてあげる」ことではない。 やはり、まちづくりの主人公である民間の活動を側面支援することにこそ、行政の役割があるのだと感じた。
0投稿日: 2015.07.14
powered by ブクログまあ地方振興界隈の闇は深そうだよなあ、とは思うけど、著者自体も妥当性の高い打ち手を打っているかというとそうでもないところもちらほら見える気がするのだが…
0投稿日: 2015.07.09
powered by ブクログ或いは…「開催すること“自体”」が「“目的”なのか?」というように見えなくもないイベントの話しを多々耳にし、「公的資金“ありき”」というような開発の話しを多く聞く中、こうした「思い立った人(達)が、出来るように、出来る範囲で物事に向き合って、何処かの支援をアテにせず、出来る範囲で進めて行き、満足、成果が得られるという状況」を「目指そう!」と正面から論じる本書は、何か清々しいものさえ感じた。そして、これは「もっと多くの人が触れるべき考え方である」と強く思ったところだ。 多くの人に強く薦めたい!!!
0投稿日: 2015.06.17
powered by ブクログまちづくりについて、過去から現在にいたるまで商店街の活性化に携わった著者の経験をもとに、まちの活性化に必要なものを提言した1冊。 これまでの常識とは違う主張に、新鮮であり、実践的な内容です。 このような考え方が広がれば、人口減少時代にあっても、明確なビジョンを描くことができると思います。 何度も読み返したい内容です。 ・「金がないから知恵が出る。金が出たら知恵が引っ込む」 補助金は麻薬のようなもの。 まちづくりは、最終的に利益を生まなければ意味がない。まち全体の利益。 ・①全員の意見を聞くのではなく、自分で考えろということ ②甘い夢を掲げて仲間集めをしてはいけない ・アメリカの地域再生に取り組む人たちから学んだ最大のことは、まちづくりは官主導ではなく、民間主導、特に不動産オーナーを基本に据えて考えること。不動産オーナーと話をすると、誰もが積極的に投資をしている。それは、自分の資産価値を高めるため ・公共投資は直接的なもうけを目指していないため、成果の検証は曖昧になる ・縮小する社会環境でどう稼ぐか。すべての産業を横断して地域の限られた資源を活用し、稼ぎを生み出し、利益を残し、その利益をさらなる事業に再投資し続けるしかない まちを一つとして考える。商業・農業・水産業の区別、官民の区別もない ・地域で目立つ事業をやるほど、地元から反発を食らう可能性が高まる。まちづくり業界であ、新しいことは常に非難される ・うまくいっていない取り組みでは、「誰が得をする話なのか」という部分が明確ではない。まちをよくするためには、まずは誰と何を変えていくのかを意識する必要 <この本から得られた気づきとアクション> ・行政が行う、良かれと思ったことが逆に足枷になってしまうことが良く分かった ・少しでも実践できるように、この考えを浸透できるようにするためには、何をすべきか、それぞれの立場で考えなければならない。まずは何から始めるべきか? <目次> はじめに 序章 学生社長、ハゲる 第一章 まちから「利益」を生み出そう! 第二章 まちづくりを成功させる「10の鉄則」 第三章 自立した「民」がまちを変える おわりに 【付録】まちを変える10の覚悟
0投稿日: 2015.06.11
powered by ブクログ「地方創生」という言葉が出回るようになり、地域を地域のチカラで経済を回せるようにできるようにするのはこれから欠かせなくなる。「私はまちづくりのトップランナーだ」と言う人であっても意外に行政からの補助金ありきでプランしてしまう中、まちづくりに稼ぐ仕組みをどのようにして取り込むか、著者の経験を持って捉えた本。
1投稿日: 2015.06.11
powered by ブクログ全体を通して通底している筆者の考えは、「民間は稼ぐ事業を、行政はその環境整備を」かな。読んでいて、気づかされることが多かった。いくつかピックアップ。 ①活性化とは「事業を通じて経済を動かし、まちに新たな利益を生み出すこと」 →地域活性化というと、一過性のイベントやゆるキャラを想起することが多いかもしれないが、そんなことは活性化とは言わないと筆者はいう。大事なのは、持続的な利益を生み出すことと言う。たしかに、これまでの地域活性化の議論は、「まちににぎわいを」とか「盛り上げよう」とか抽象的な出口が設定されていた。そうではなく、小さくとも確実に利益をだす事業がいくつそのまちに増えたかを目標設定すれば、これまでの地域活性化と称する取組みの選別ができそうな気がする。たとえば、毎年する夏祭りも、単なる一過性のイベントではなくそのまちを普段まちに来ない人に知っておらうビジネスチャンスとして捉えられれば、その祭りの位置づけも違ってくるのではないだろうか。 ②地域を活性化をするうえでは、事業と金融という二つの側面で考える必要がある →全国チェーンがだめなのは、金融の面から地域にメリットがないからだと筆者は言う。まさにそのとおりで、初期投資も外部からの調達で行われることが多かったり、そのため投資後の利益も外部にもっていかれてしまうため、地域に資金循環しなくなる、ということである。消費者にとって便利に、という目的からするとたしかに全国チェーンが地方にくることはいいことである。ただ、地方でのお金が外部に出て行ってしまうと、その地域で経済が回らなくなってしまうだろう。そうなると、消費もされなくなってしまい、結局誰もいなくなるという結果を起こってしまう。地域が持続的に経済が回るような仕組みが大事ならば、いかに地元資本を増やしていくのかがカギであることがよくわかった。 ③縮小社会において活性化に取り組む行政の役割は、変わりました。民間の「やりたい」ことを、「やれる」ことに変えるための環境整備が求められています。 →公務員にとっては、心に突き刺さる言葉。公務員をやっていると民業が本当によくわからないのは確かである。だからこそ、地域にでて民間の方々と交流することが大事になってくると思う。ただ話し合うだけではなく、もはや一緒に何か活動したほうがいいと思う。 この本は、とても勉強になった。とくに同じ公務員の方に読んでもらいたいと思った。
0投稿日: 2015.05.30
powered by ブクログ※メモ 【きっかけ】 著者のプレゼンを聞いて関心を持ち、氏の考えるまちづくり方法論をより知りたいと思ったため。 【概要】 民間の力でのまちづくりという視点から、失敗と経験を通じて見出した法則を紹介。 【感想】 不動産オーナーを核として考えることで、話がスッキリしてくる。 官側の方しか見えていなかったので斬新。 投資事業とは言っているが、案外小さい規模でもできるものはあるものだ。 これからの「パブリック」のあり方を考えていくのはおもしろい。
0投稿日: 2015.05.17
powered by ブクログまちづくりを、行政がやってくれること(自分は税金という代金を支払ったお客さん)と考えるのではなく、自分ごととして行おう、と呼びかける。 主だった主張については、ここ半年くらいネットでフォローして読んできたので新鮮味こそなかったけど、どうしてそう考えるようになったのかもいう背景経験がたっぷり書かれていてすごく説得力があった。 また、著者によるまちづくりの10の鉄則は、まちづくりに限らず全ての組織活動に共通するもの。読みながら「あれにも当てはまる」「ここも同じ」という事例がいくつも思い出され、そしてそのうち何割かでは自分はあちら側、つまり活性化を邪魔している側だった。ん〜、まさか。でも、これに気づけたのは大きい。
0投稿日: 2015.05.15
