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こうして魔女は生きることにした。
こうして魔女は生きることにした。
文野はじめ、蜂八憲/ディスカヴァー・トゥエンティワン
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    「滝くんはどこでても生きていけそうね」 「まあね。俺のいるところが、世界だ」  薄ら笑いにしっとりと滲む、傲慢。たった一言であっても、むせ返りそうなくらいに匂い立つ、自信。 (P.124)  つたえたい、と思う。つたえられる、と確信する。  己が何者であるか、を思い出す。 「瑞季野の魔女は、――嘘は吐けども約定を違えはしない」  授けられた流儀のままに、俺は俺として在ればいい。 (P.325)

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    投稿日: 2016.05.18