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子連れ同心
子連れ同心
オノ・ナツメ/小学館
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総合評価

9件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    北町奉行所定廻り同心の立花伊織さんとその息子の巳太郎さんの話なんですが、ガミガミ怒る怖い上役として与力の八木さんという方が出てきます。 漫画ではまだ小さい巳太郎さんに振り回されたりして、なんとなく『こち亀』の大原巡査部長をイメージしてしまいますが、実際の与力は禄高も高く乗馬も許され同心とは明確に身分の差が有ったそうです。 そんなお人に子どもの相手をさせておもちゃの十手や雪うさぎ作らせてしまったり、大量の月見団子を引き受けさせたりとその度伊織さん血の気が引きますが、怒りながらもなんだかんだ言いつつ世話焼いてくれんだな。 厳格な面を表に出しつつ、全ての弱き者、小さき者に対して暖かい心で接する優しい鬼瓦さんです。 描き下ろし、『それから…』のラストで伊織さんのほっぺた摘んでの『馬鹿者が!』 あれは伊織さんじゃなくても泣く。

    1
    投稿日: 2024.06.11
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    弱気の同心と勝手気ままに生きていく息子を描く作品。本当に素晴らしい内容だ。やはりオノナツメさんは、好みの漫画家だと感じた。一筆書きのような軽快なタッチの絵が味わい深い。江戸の季節の移り変わりがさり気なく描かれ、江戸情緒に浸ることができる点も気に入った。蚊帳の中で親子が眠る場面などは、しみじみとした詩情がある。この作品の一番目の魅力は息子の巳太郎で、彼がくりくりした眼でまわりの人や景色を見つめるシーンでは、心がとろけそうになる。手元に置いて繰り返し読み返したい作品だ。

    1
    投稿日: 2017.04.10
  • さらいや読んでなくてもお薦めです

    「さらいや」に登場していた名脇役たちの昔に出会えます。 だからさらいやを読んでると違う楽しみ方ができるけど 読んでなくてもこの絵の雰囲気にピンと来た人は好きだと思います ほんわかできます 江戸の同心の日常です それにしても、彼は子供の時の方が大物だったみたい。 これ1冊で終わりなのかな。ゆっくりでもいいからずっと書いてほしい。

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    投稿日: 2016.02.17
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    購入。心優しい同心とその息子のほのぼのストーリー。 季節の移り変わりと息子の成長と、ささやかだけど幸せな気持ちになる話ばかりでした。

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    投稿日: 2015.09.18
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    季節毎の行事に合わせ進む親子の日常。 読んでいてほわっとしてしまう作品。 さらい屋五葉を読んだあとに読み返すと、なんだかんだ巳太郎もへらへらしてる気がする(笑)

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    投稿日: 2015.07.04
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    3月18日読了。 オノ・ナツメさんのこの空気感大好き。しかも時代もの。 そっくりなようで微妙に違う親子ね。 別の作品のスピンオフなんですか? 読まなきゃ。

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    投稿日: 2015.03.21
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    購入 「さらい屋五葉」に登場した立花の幼少期、父と子の話。 どれも一話完結になっている。 五葉の雰囲気ともまた違い、穏やかで優しい日常が描かれている。

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    投稿日: 2015.03.16
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    オノナツメの軽さが効いている。良作。最近の時代物のテクニックと軽妙さが効いててリストランテシリーズが好きな人にはたまらんだろうね。

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    投稿日: 2015.03.12
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    「さらい屋五葉」の立花と、父・伊織の話。 ほのぼのしてて、みんないい人ですてき。 最後の書き下ろしもすばらしい。

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    投稿日: 2015.03.08