
総合評価
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powered by ブクログ辛坊治郎の時事ニュースについての評論をまとめた本である。基本的には過去に書いたメルマガを一つにまとめたものであるため、ニュースや事件はちょっと古いと感じるのはやむを得ないか。 本人は言いたい放題とは言っているが、まともなことを言っておりなるほどと思える部分も多々ある。ニュースキャスターはテレビでは言いたいことが言えず、だいぶ不自由を感じているようだ。 確かにあまりに偏った放送はいけないとは思うが、それがかえって無難な内容で面白くないテレビばかりになっている原因かも知れない。 本では左翼的な報道には厳しい批判をしているが、報道が変な人権擁護に傾いているのは確かに疑問に思える。 最後の方で、池上彰がライバルだと言っているのが少し笑える。 まじめで冗談の下手な池上さんと、きわどいことを言って笑いの中にうまくごまかす辛坊さんとでは、あまりにタイプが違いすぎてライバルのようには見えない。彼特有の冗談か。
0投稿日: 2016.05.06
powered by ブクログ辛坊さんは、一番好きなニュースキャスター。切り口だけでなく、語り口も合うわ。 ご本人のメルマガの内容をまとめてくれた本になってて、確かに文章は書き散らかした感があるのだけど、内容は流石。
0投稿日: 2016.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
辛坊治郎のメルマガを本に再構成。 ふつうにニュースや新聞では報じないことを赤裸々に語る。漫談調なので読みやすい。 言われてみればそうだ、と気づかされることも。 東日本大震災の防波堤工事が、ただの国と自治体の巨額利権になっているだけで、地元には漁業衰退と人口減を招いていること。 不安や危機感を煽られるタイトルだが、さほどストレスになる嫌味なことが書かれていないのは、どちらかというと庶民の立場にたって、政治家、官僚、学者の馬鹿さをすっきりばっさり切っているからだろうか。 新聞や雑誌、マスコミの報道の歪曲、とくに加害者の人権配慮で匿名にすることへの批判は頷ける 朝日の従軍慰安婦問題、遺族年金の男女差判決など、我が意を得たり。 やや癖のある文章だし、すべてに同意できないが、辛口世間批評として構えていれば面白い。でも、自分はここまでこき下ろすことはできないけども。
0投稿日: 2015.09.08「事実」自体はニュースでばっちり伝えられていると思いますが・・・
本書の内容は、著者がメールマガジンで配信した記事36個です。 難しいことは書いていないので、さくっと読めます。 タイトルに「ニュースで伝えられない」と書いてありますが、事実(実際に発生した事象)はテレビのニュースでも新聞でも伝えられています。 テレビで「伝えれらない」のはその事実に対する著者の考察で、その考察自体はそれほどびっくりするようなことではなかったです。 ただ、目からウロコの内容が1つありました。 日本は言論の自由が憲法によって完全に保障されている稀有な国、なのだそうです。 本書の内容がテレビで「伝えられない」のは、テレビなど一部のメディアには放送法によってその自由に制限がかかるから(例えば、「政治的に公平であること」など)。 ヨーロッパなど多くの国ではテレビに限らず言論の自由自体が法律の範囲内でしか認められないもので、例えばドイツでヒットラーを礼賛するようなことを言おうものなら逮捕、だそうです(このあたりについては、本書の「はじめに」と「グローバル企業なりの苦労」の節に詳しく書いてあります)。 第9条以外の点でも、日本国憲法は、とても進歩的なのですね(もちろん、良い意味で)。
4投稿日: 2015.08.15
powered by ブクログテレビで話すことは「後手に縛られて口で字を書くようなもの」なんだそうで、それはかなり不便だ。 それでつくった有料メルマガ。それを本にしたのがコレ。メルマガ読者に対する裏切りではと思わなくもないが、お陰でメルマガの壁の向こうを覗ける楽しさがある。テレビ番組では司会者をしてることが多く、本人の意見が意外と聞けてなくて面白い。内容的には新聞社の悪口が多い。右も左もだけど特に朝日新聞に批判的。ニセ人権屋が世の中をダメにしているという視点が一番強いようだ。人権関係で、犯人の名前を記事にしないことの憤りが何度も出てくる。言ってることはどれももっともで独自の視点もあって面白い。これだとさすがにマスコミでは発言しにくいだろう。本にして読むと少し古いのでリアルタイムで300円でメルマガを読めるなら高いものではない気もする。でも本が出るんなら待ってもいいや。
0投稿日: 2015.08.03
