女子高に通う巨乳で可愛い麗は友人に乳を揉まれつつ、普通でありたいと願う毎日。母と姉が（なぜか）マッドサイエンティストだからだ。ある日、彼女らに実験体として捕獲され、目覚めた時には幼馴染で浪人兼有名同人作家の貴春が自分の身体に同居。 　麗に優先権があるものの脳内で会話ができるし、彼女が寝てしまえば貴春が身体を操ることもできる。昼間なのに麗だけが眠くなって貴春に身体のコントロールを奪われたり、切り替わるタイミングは次巻に謎を残した。 　それにしても、二次元ヲタを宣言しているとはいえ、麗の意識が眠っている間に乳首をまじまじとデッサンしながら上半身だけで終わりって・・・。また、自分の妹（貴春とは気付いてないが）に胸をもませるわりには自ら揉みしだくことがないなど、ありえない消極性から二次元への忠誠というよりED疑惑が浮かぶ（冗談）。まあ普通の中高生ならすぐさま鏡の前でM字開脚になり、あれこれ、やってしまいそうだが、二次元ヲタだからこそ彼女に手を出さないというのがこの作品の重要な点。さらにオタク世界に免疫のない彼女を脳内でささやき、コスプレに誘導するなどあちらの世界に導く展開も。 　ややネタバレになるが、最初にアキバで出会ったゴスロリが誰かマジで気付かなかった。読み直すとなるほどという視線もあったが最初の姿が似合ってたため完全にやられた。このキャラの活躍も今後に期待したい。