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シャイニング(上)
シャイニング(上)
スティーヴン・キング、深町眞理子/文藝春秋
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総合評価

49件)
3.9
10
17
15
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    前半や序盤は準備段階で何も起きないのですが、そこが他にはない著者の特徴で、何も起きない場面も読み物として期待感を持って楽しめます。

    0
    投稿日: 2025.08.12
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    再読。Sキューブリック氏の映画とはまた違うし、ジャックニコルソンのジャックトランスとはまた違う。 小説版の方が家族愛を感じさせられる。そんなところが憎めないところ 後半へ

    1
    投稿日: 2025.06.18
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    スティーヴン・キングの映画は、ホラー以外の作品はほぼ観たけど、小説を読むのは初めて。 杉江松恋さんの『海外ミステリーマストリード100』に紹介されていたので、クローズド・サークルミステリー寄りの作品だと思い込んでしまった。 ホラー強めは苦手だけど、読んでみたら好きになるかもしれない。そんな期待も込めてチャレンジ。 家族それぞれの抱える悩みが重く、ホテル内には不穏な空気がじわじわと漂っている。 何やら怖いことが起こりそうな予感がビシビシ伝わってくるけど、グロ耐性ゼロの私は、はたして下巻に耐えられるんだろうか……。

    99
    投稿日: 2025.05.29
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    2008年購入、初読 2013/5月頃 再読(登録) 2025/5/11読了 東野圭吾〈マスカレード〉シリーズで“事故物件”になりかけた《ホテル・コルテシア東京》に続き、ガチの“事故物件”ホテル(※)に行こう、というノリで《オーバールック》を再訪。昔に登録してレビュー未記載だったし。 まだ半分。おかしな事がちょいちょい起きるくらい。ジャックの精神バランスもまだ保たれている。まだ間に合う、もう、ここで仕事放り出して出て行こうよって思うのだが、雪が降り積もってホテルは孤絶。いよいよ、本格的な恐怖の足音(槌音?)が迫って来る……どおん、どおん……! ※ S・キューブリックが映画化したら、改変の度が過ぎて、キングが激怒したと言う有名エピソードも“事故”“いわく”に含めて良いでしょう。

    16
    投稿日: 2025.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻ではまだ本格的な怪異は起きていないのに、たった三人の家族の内面を順番に読んでいくだけでまったく飽きない。人間の心を深くとらえた描写が素晴らしい。ひとりひとり抱えているものが少しずつ違っていて、簡単には割り切れないところをしっかりと書き切っている。こんなに読み応えのある作品だったとは知らなかった。 ホテルの歴史や地下室の不気味な記録や忘れ物が、嫌な空気を醸し出していて、今後起きることへの期待が膨らむ。謎の「レドラム」とやらも、トニーの警告も気になることばかりだ。トニーがあらかじめ未来を見せてくれているので、そこに向かっていくという恐怖もある。 この家族に関してはきっと誰も悪くないのだと思った。一番医者にかかるべきはジャックだし、「癇癪」とアルコール依存症さえ治療できればこの家族は十分愛し合っていて、三人でやっていけると思った。それが下巻でどういう展開を見せるのかすごく楽しみ。

    0
    投稿日: 2025.04.08
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    当たり前だけど映画より断然いい。 彩度が違う。 迫り来る描写が鮮明で、3人の感情と場面ごとの情景とが分かりやすい。 なので怖い。 本を読んでこんなにドキドキするとは思わなかった。 自分で読み進めているのに勝手に進んでいくような感覚で面白かった。 下も読もう。

    1
    投稿日: 2025.03.13
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    映画版見すぎて、ジャックトランスが自然にニコルソンに変換されてしまうのでキャラクター像がぶれて結構読みにくい

    0
    投稿日: 2024.07.22
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    映画をずいぶん前に見たので、原作も読もうかと。REDRUMは金田一少年の事件簿にも出てきたのでおそらくあの意味かと……。

    0
    投稿日: 2024.04.19
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    有名な「映画」の原作。映像が「怖かった」映画だったが、原作は子供のダニ-の超能力(他人の考えていることが、心でわかる。)(心の中にトニ-という人物が出てきて話ができる。)(レドラムがでてくる)(シャイニングと呼ぶテレパシー能力がある)(過去にホテルであった映像がみえる)と父親の狂気が混ざった「気狂い」になったお話と見える。読んでいてだんだん狂気が心に入ってきて読者自身も「狂気」になってきます。怖いですよ!。

    0
    投稿日: 2024.03.09
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    スタンリー・キューブリック監督の名作映画の原作。 映画化にあたって、色々変更されたことで、原作者のスティーブン・キングを怒らせ、キングは原作通りのTVドラマを作らせた。 私はのこの2夜連続の原作通りのドラマも見たが、映画の足元にも及ばないと思った。 こう書くと原作がつまらないように聞こえるが、原作もとても面白いから、不思議だ。 映像化ってほんと難しい…。

    2
    投稿日: 2022.06.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画版が大好きなので、かなり物語が違うと聞いて楽しめるか不安だったのだけど、さすがスティーブン・キング。 文章だけで不気味さが伝わる。 特に動物の植木が動くシーンが好きだった。 ジャックがおかしくなっていく後半も楽しみ。

    0
    投稿日: 2021.09.09
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    ジャック、ウェンディ、ダニーの親子は、冬の間オーバールック・ホテルで管理人として過ごすことになった。かつてアルコールに溺れ、癇癪を抑え切れないことで教職を失ったジャックは、今は酒を断ち戯曲を書くことで再起しようとする。ウェンディは一度は離婚を決意したものの、ジャックを支えることを選ぶ。そして未来や他人が考えていることを読み取る能力のあるダニーは、オーバールックホテルの禍々しさを感じながらも、両親への気遣いから反対できなかった。 冬を迎えようとするホテルへ向かった三人を待ち受けていたのは、逃げ場のない恐怖だった。

    0
    投稿日: 2020.07.11
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    2020/1/4 映画見て、ドクタースリープまで読み切っての感想だけど とりあえず上巻なのでラストの終わりはここで終わられたらドキドキしちゃうじゃん!読んでると家鳴りすごくて怖いし!って思った

    1
    投稿日: 2020.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2020.5.16 420Pあるけど、読みやすいしあっという間に読み終わった。 上巻では、この家族の過去〜ホテルでの生活、217号室へ。 映画よりも各々の心情がハッキリ分かる。 ジャックの自己嫌悪な気持ちも理解できるし、ウェンディの離婚しようかどうしようかって気持ちも理解できるし切ない。 ダニーが映画よりもずっとずっと大人な印象。

    2
    投稿日: 2020.05.16
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    彼がそれらのことをしたのではない。それらのことが彼の身に起こったのだ。 スタンリー・キューブリックの映画で見たことはありますが、原作が未読だったので読んでみました。 「かがやき」と呼ばれる読心術と千里眼、予知能力が合わさった能力を持つ子どもダニーと、アルコール依存症に苦しむ父ジャック、実の母との関係に葛藤を抱えた母ウェンディの3人が、呪われたホテル「オーバールック・ホテル」で客が来ない冬の間、管理人として生活を始めていくまでが上巻では描かれます。 「悪いことが起こるかもしれない」という予感の描写が素晴らしい。ダニーの能力はかなり万能なのですが、彼自身がまだ5歳なので、事態の打開を図ることができません。「危険があることは分かっているが、それを防げない」というわけで、飲酒欲求に苦しむ父、それにより不安定になる両親の関係、雪のせいで外界と接触が絶たれるホテルなど、少しずつ危うくなっていく様子がキングらしく丁寧に描写され、読み進むにつれ不安感が増していきます。 「ペット・セマタリー」で少し感じたエピソード過剰もありません。明確な幽霊描写も最後以外はなく、心理サスペンスといっても通用しそうです。「児童遊園で」の生垣のシーンなど、口で説明すると馬鹿げて聞こえるでしょうが、読むと本当にハラハラします。 凄く気になるところで終わるため、下巻が楽しみです。

    3
    投稿日: 2020.05.12
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    キューブリック監督の映画は、DVDレンタルにて鑑賞済み。 ジャックが、何故、家族を殺そうとした訳が不明。 雪に閉ざされ、下界と乖離され狂ってしまった犯行? ともあれ、原作と違うとの事で、原作を購入。 上下巻の上巻を、やっと完了。 海外の作品は、読み難い。 わかっているけど、真相も知りたい。 ‘20.02.01読書完了

    0
    投稿日: 2020.02.01
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    上巻はまだホテルは眠っている。 これだけで、エピローグのようなものである。 ジャック、ウェンディというのはどういった人間かを詳細に描かれている。ホテルに行くまでがとにかく長い。長いが後々これがよくきいてくる。 上巻だけで400ページあり、読みごたえはかなりなある。読むのに時間が相当かかるし、1回だけではいまいち理解できないとこも多いかもしれない。 話に入り込めないとまどろっこしいかもしれない。だが、話はとても興味深く引き込まれていく。 時間があればすぐにでも読み返したくなった

    0
    投稿日: 2020.01.22
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    あるホテルに住み込むことになった予知能力を持つ5歳の男の子とその両親に降りかかる怪異。ホテルで起こる怪異現象の恐怖にヒヤヒヤする。

    0
    投稿日: 2020.01.16
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    中学生の頃だったろうか、図書館でパラパラと流し読みして、あるシーンの描写でとても読めなくなった記憶があった。 それから、映画「レディ・プレーヤー1」→Wiki「シャイニング」→DVD「シャイニング」→映画「ドクタースリープ」→原作「シャイニング」という一番ダメな順序での再(?)読。 原作→実写化で成功した例をあまり聞かないが、先に映画を見てから原作を読むと、「あらすじがわかっているので理解しやすい」「登場人物をキャストでイメージしやすい」メリットがある。ネタバレは仕方ないが。 さて、Wikiによると原作者のキングはキューブリックの映画版に怒っていたらしいがさもありなん。...というかこの話、実写化に不向きだったのでは?(マンガ化はありそうな気がする) ジャック、ダニー、ウェンディの心理描写がメインで、恐怖を感じるシーンも、頭の中では「そんなはずはない」とわかっていて、理性が「目を開けろ、大丈夫だ」と命令しているのに、どうしても目を開くことができない幼少期のあの怖さ...読む、いや想像することの恐ろしさを映像化してしまったら台無しだろうと。 「リング」原作にあった「謎解きの面白さ」と「結末の(怨霊とかと違う)怖さ」が、「呪いのビデオ」と「貞子」という「映像のインパクト」に打ち消されてしまったあの感覚。 (見たことはないが)あの「実写版デビルマン」を、もし那須博之ではなくキューブリックが撮ったら、「美しくインパクトのある映像とキャストの鬼気迫る演技が評価されるが、永井豪のテーマは何一つ伝わっていない話題作」になったのではなかろうか。

    0
    投稿日: 2019.12.29
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    内容 "景観荘"ホテルはコロラド山中にあり、美しいたたずまいをもつリゾート・ホテル。だが冬季には零下25度の酷寒と積雪に閉ざされ、外界から完全に隔離される。そのホテルに作家とその妻、5歳の息子が一冬の管理人として住み込んだ。S・キューブリックによる映画化作品でも有名な「幽霊屋敷」ものの金字塔が、いま幕を開ける。

    1
    投稿日: 2019.07.09
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    自分の持っている文庫の奥付が1986年だから実に約30年ぶりの再読である。 カバーが変更されえているが、自分は前の「ホテル自体の不気味さが表れている前のカバーのほうが好み。 それはておき。 この頃のキング作品はよく読んでいたが、『IT』以後はほとんど追っていない。 個人的にはやはり本作と『デッドゾーン』くらいまでが、キングのピークだと思う。 (下巻へ続く)

    0
    投稿日: 2019.03.17
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    スティーブンキング原作の映画「it」「スタンディングバイミー」の2作を見て、スティーブンキングの小説に興味を持ち、読みはじめた。 なんとなく「it」に近いような、人間的な怖さをじわじわと感じるような作品だった。 ジャック達が感じる恐れの描写があまりにも長くて、少し冗長に感じてしまった。 下巻が楽しみ。

    0
    投稿日: 2019.02.07
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    コロラド州の雪山にある架空のホテルオーバールックを舞台にした恐怖小説。 父、母、男の子という構成のトランス一家が、冬の間外界から閉ざされるホテルの管理人を任される。 オーバールックは歴史のあるホテルで100年近い歴史の中でオーナーが何度も代わり様々な人々に利用されてきた。その中で様々な事件が発生して亡霊の住まうホテルと化してしまう。トランス一家もここに至るまでに問題を抱えていて管理人の仕事を頼みの綱としてオーバールックにやってきている。 閉ざされた世界で亡霊の住まうホテルの管理人を任された一家が辿る運命はいかにというのが本筋のお話になっている。 20年前に読んだ小説で、読み返そうと何年も前から手をつけて序盤まで読んで積んでを繰り返していた。最近になってやっと再読が完了した。スティーブン・キングの小説の中で一番好きな作品なので楽しく読めた。

    0
    投稿日: 2019.01.27
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    キングは年に1冊ぐらいしか読まないけど、今年はこのあたりで長編を、と思い選んだ。 実は映画を観ていないので、この先どんなことが起きるのか、ドキドキするー! ダニーがいい子で可愛い。 私だったら、下巻ですぐハローランを呼びたい!いつ呼ぶんだろう!絶対呼ぶよね?

    1
    投稿日: 2018.07.29
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    大学生時代に映画版は観てるけど、原作は初めて。ってかキング作品を読むの自体、これがはじめてかも。ちなみに”百年の誤読”から。ただ映画版で印象に残っているのは、もはやジャックニコルソンの圧倒的演技くらいで、内容は殆ど覚えてなかった。上巻では、父の内に秘められた狂気性とか、あちこちに不穏な雰囲気を纏うホテルの描写とか、これから起こる悲劇の予兆があちこちに… 登場人物が少ないせいもあろうけど、リーダビリティの高さも特筆もの。

    0
    投稿日: 2018.05.28
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    映画を見て映像に感銘を受けて、小説ではどう書いているのか気になって読んだ。 作家、アル中(禁酒中)、癇癪持ち、勤め先の学校で生徒への暴力事件でクビになった父親。その父親を大好きな5歳の男の子。なんとか家族を立て直したい母親。冬季間、外界から閉ざされる風光明媚なホテルに家族3人だけで管理人として暮らすことになる。どんどん危うくなる父親の精神、その心の声を読めてしまう息子。 設定だけでもう十分ヤバいが、その状況説明にじっくり上巻が費やされる。長いなーと思いつつも読み進められるのは、豊富(過剰?)な比喩、妄想か幻覚か錯覚か怪奇現象か一瞬分からなくなる描写のせいか。 映画の方は映像美ありきの全く別物で、小説の方は家族の物語、といったところ。

    0
    投稿日: 2018.05.03
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    ◆きっかけ 『子どもが「読書」に夢中になる魔法の授業』で筆者ドナリン・ミラーが読まないのも損(p112)と書いていて。2017/8/18

    0
    投稿日: 2017.08.18
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    名作と言われているため、非常に評価しにくいのだが・・・。 物語自体は面白かった、特に前半は。じわじわと迫る恐怖と 少しずつ明かされていく 壊れていく人間関係。人間の怖さみたいなものを描いている。 しかし 私には長すぎた。 普段、まとめて読む時間が取れないので 読み終わるまで時間がかかり過ぎてしまい、いまいち入り込めず。 一気に読める方にはいいかも。

    0
    投稿日: 2017.07.08
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    昔、小さい頃に観た映画「シャイニング」は衝撃だった。 エレベーターホールに流れ込む大量の血液、ぶち破ったドアから覗き込むジャック・ニコルソンのニヤリと笑う狂気あふれる顔、などなど。 映画史にもわたしの記憶にも刻みこまれる一作だった。 小さかったわたしは「シャイニング」というタイトルは、呪いとか恐怖といったようなものだと思っていた。 今ならわかるこのタイトルは“輝き”。 でも映画にはそのような要素は無かった。 何故あの映画が“輝き”なのだろう。 キングは映画を気に入っていなかったということも知ったため、もしかしたら映画と原作は内容に違いがあるのかもしれないと思った。それでも暫くは原作を読んでみようとは思わなかったけれど、先日「キャリー」を読んでみて、そういえば「シャイニング」ってどんな物語なんだろうと気になりはじめた。 ということで今回ようやく原作を読んでみようとなった。 読みはじめてすぐに、ただの恐ろしいホテルに取り憑かれて狂気に走った父親によって家族が恐怖に陥るという物語ではないと気づいた。 映画では主人公は父親だが、原作では息子であるダニー。 このダニーの持つ不思議な力、それこそが“輝き”。 家族三人が冬の間閉鎖されるホテルの管理として住み込む。 家族以外は誰もいない雪に閉ざされたホテルで、父親はだんだん精神を病んでいく。 ホテルの霊に取り憑かれ父親が変わっていくのを見てダニーは、自分と同じ“輝き”を持つホテルのコックであるハローランに救いを求めて思いを飛ばす。 ダニーと家族はどうなってしまうのか。 下巻へ。

    0
    投稿日: 2016.12.12
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    ギルモアガールズでちょくちょく出てくるから、読んでみた。ラストが想像外で一気に読めました。これを機にスティーブンキングにはまりそー

    0
    投稿日: 2016.10.31
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    映画未視聴。 それぞれに悩みと葛藤を抱える家族が冬の間ホテルの管理人になるところから始まる。 ホテルに不吉な影を感じるものの、外界とつながりがあるのでまだそんなに怖くないです。 雪でホテルが外界と完全に遮断される中、この家族をどんな恐怖が襲うのかハラハラしてしまうところで以下次巻。

    0
    投稿日: 2016.06.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    怖い、怖い、まだ何も起きてないけど絶えず不穏な空気が漂っているよぉ。 冬の間雪に閉ざされたホテルで管理人?として家族3人で住む話し。 この旦那が今はお酒を断っているけど、飲むと凶暴になり息子ダニーの腕を骨折させた過去がある。 妻のウェンディは心配性で実母との確執があり息子の予知能力(かがやき)を感じてこのホテルから去りたがっている。 まだ5歳に息子ダニーがある意味この小説の主人公。 聡明で常人には見えないものが見える。 パパを愛していて、離婚しないで欲しいとおもっている。 で、いよいよ下巻。 とうとうジャックがお酒に手をだして凶悪犯になってしまうのか!

    0
    投稿日: 2016.06.03
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    映画が気に入って、 文庫本の表紙が気に入って、読む。 さすがスティーブン・キング、ぐいぐい引き込まれてあっという間に読了した。 そもそも映画は1度しか見てなかったんだけど、そのとき分からなかったことが小説では詳細に書かれていてスッキリした。 ただ、映画より想像してしまうのか、はたまた作家の力量か、小説の方が数倍怖い。 GW中ということもあって、深夜に読むのにハマっているんだけど、廊下の突き当たりにあるトイレに行くのに躊躇してしまう。だって、あの双子に出くわしたらどうしよう! 特に上巻のラストは鳥肌ものなので、ちびりそうです。

    0
    投稿日: 2016.05.02
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    20年以上前に読んだ本だが、ドクター・スリープを読みたいので、その前に再読。相変わらずキングの本は描写が細部にわたり、情報量が多い。しかも、原文(英語)の言い回しに引っ掛けた箇所(hereとfearをかける等)もあり、ずっと読みやすい和書しか読んでなかった私には、前半読み始めるのに少し労力が要った。しかし、いよいよ、惨劇の予兆が出始めてくると、ぐいぐいと読めた。父親のアルコール依存や暴力衝動とそのことに対する自己嫌悪と葛藤する姿、感情移入できるほど描けていた。後半へ。

    0
    投稿日: 2015.08.26
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    1・2部はまだ登場人物の背景説明のような感じで、そこで2回挫折していた。 今回は一気に読んだので、最後の方のワクワクドキドキな展開を楽しむことができた。 クローズドサークルっぽいホラーで、下巻はこのまま疾走感のある展開だといいと思う(●^o^●)

    0
    投稿日: 2015.08.02
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    本作がホラーの傑作と呼ばれる理由は分からなくもない。特に物語の3分の2過ぎからクライマックスにかけての手に汗握る展開は大変素晴らしかったと思う。しかし、この最終局面に至るまでの展開が無駄に長すぎるとしか自分には思えず、読み進めるのがしんどかった。ここまで細部を描き込む必要があったのか甚だ疑問である。 ところで「レッドラム」の意味するところって割と有名な気がするけど、もしかして本作が起源なのだろうか?

    0
    投稿日: 2015.07.31
  • スティーブン・キングなんか怖くない

     キング先生、巷では「スティーブン・キング・オブ・ホラー」とか言われてますけど、どちらかと言うとサスペンス風かダーク・ファンタジー風な作品の方が多くて、ガチのホラーはそんなに多くはないような気がします(個人の感想であり、感じ方には個人差があります)。ただし数は少ないのですが、「IT」と「呪われた町」と、そしてこの「シャイニング」はガチで怖いです。あの読みながら鳥肌が立ちっぱなしな感じはなかなか他の作家では味わえません。  で、本作の「シャイニング」です。映画では、ジャック・ニコルソン演じる主人公のジャック・トランスが斧でドアを壊して顔を覗かせてるビジュアルが強烈に印象に残っていますが、実は原作と映画では結構な差異があったりします。どっちも怖かったのですが、わたくし的には想像を巡らす余地がより多い分、原作の方が怖かったような気がするのですが、なにぶん読んだのが前世紀なものであんまし覚えてなかったりして(てへ)。  でも長大な作品が多くて、電車の中で吊革につかまり立ちしながら読んでいて腕がやられた被害者が多い(ちなみにわたしは「IT」のハードカバーでやられました)ことでも知られるキング作品こそ電子書籍向けだと思うので、今回の電子化には含まれなかった「IT」とか、入手困難な「呪われた町」とか、泣かせにきた作者の狙い通りにまんまと泣かされる「グリーンマイル」とかどんどん電子書籍化されることを希望します。  最後に、「スティーブン・キング絶賛!」みたいな帯が巻かれてる海外作品をよく見かけますが、「キングは誰でも褒める」ので、あんまり信用しない方がいいですぞ。これ豆な。

    5
    投稿日: 2015.05.06
  • キングの小説でこれが一番好きです。

    この作品は映画監督のスタンリー・キューブリックさんも気に行って 映画化されたのですが、著者のスティーヴン・キングさんが余りにも的外れで原作を理解 していない映画だと言って腹を立て10年ぐらい前に自分が監督になって3時間半ぐらいの長編映画で 撮り直しして発表したぐらいですから、その思い入れは相当なものです。彼自身が幼い頃に 父親を亡くしているし、アルコール依存症だったようなので、小説は自伝を元にした フィクションなのかもしれませんが、作家自身の作品を生み出すときの苦悩から別人格の悪魔が 自分に取り憑いてしまい、やがて妻や子供を・・・・・してしまっていく恐怖が上手く描かれていると思います。 前半は、ある作家が人里離れたホテルに家族と一緒に冬の間だけ管理を任されますが、そのホテルでは過去において 様々な怖い出来事が起きたホテルだったのです・・・ということでキャリーで有名になったスティーヴンキングさんの 出世作であるこの作品を是非お楽しみください。

    1
    投稿日: 2015.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    スティーブンキングの名作。一般には映画の方が有名でしょうね。でも、小説も面白いです。いわゆるクローズドサークルで、雪に閉ざされたホテルに一家三人が管理人としてやってきたら、実はそのホテルには・・・というストーリーです。この本の良いところは、やはりジャックトランス(主人公の父親)の描写でしょう。苦悩に満ち溢れたキャラクターとして描かれており、一緒にいたくない人です(笑。あと、どこかの漫画で見たREDRUMという言葉は、こっちで先に見たかったなと思いました(苦笑。

    0
    投稿日: 2014.08.05
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    キューブリック『シャイニング』を観てから。 感想はまだ上のみになるが、少々長いかなというのが第一印象。映画化するのであれば、多くを省略しなければ、話しがいったりきたりで飽きてしまうだろう。その点、キューブリックの恐怖一心さの省略は共感する。 主に長いのは、ジャックが狂人へと変わる、その環境作用。アルのくだりや、管理人とのやりとりなど、意のままにならないいらだちが次第に狂人へとジャックを変えていく。 ホラー小説ははじめてたが、映像の方がよりホラー感出るかな、そのもちろん見せかけではなく。 下によって映像にはない細かな心理描写があることを期待する。

    0
    投稿日: 2014.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    子供の頃に映画を観て、軽くトラウマになる程恐ろしかった。 ホラーが怖くなくなった今の私が観ても、ギャアアという絶叫の怖さじゃなくて、 じわじわくる映画の一つとなり、原作に手をだしてみました。 映画って結構シンプルに作ったんだなと思った 息子の能力、不安定な家族、親父の闇 あーー下巻も一緒に借りればよかった…!!!! あの庭でのシーンが、もう、震えました こえええええ

    0
    投稿日: 2012.10.18
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    映画観てからの原作。映画より面白い。 細かい心理描写があり、家族の温かみもある。 後半は不穏な雰囲気を感じる。下巻に期待。

    0
    投稿日: 2012.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    約20年ぶりの再読。 読み始めたら止まらないのは相変わらず。 後半へ不安を積み重ねていく様は十分堪能した。 さぁ、下巻へ

    1
    投稿日: 2012.07.21
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    ホラーの名手・キングの作品の中でもしばしば代表作として挙げられる本作ですが,雪に閉ざされたホテルに潜む「邪悪な何か」の不気味さや,徐々に狂っていく登場人物の描写が大変秀逸,つまり超怖い。ホラーの入門書としてもおすすめです。

    0
    投稿日: 2012.05.31
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    キューブリックとは随分違う印象の原作。 深い雪と険しい山に阻まれたディックと主人公をつなぐ、か細く頼りない「シャイニング」の人々が家族を救う。こちらはホラーというより感動作なのかなと思った。 キューブリック映画の味も嫌いじゃないけど、凍てつく舞台とは裏腹にこちらは心が温まる。

    0
    投稿日: 2012.02.20
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    悪霊の住むホテルの冬季管理人となった主人公一家。建物が人を殺すなんて…。 映画とは微妙に違うのが読みドコロですね。

    0
    投稿日: 2011.09.19
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    丁寧に(x2)状況と人物が語られる上巻。これから「何か」恐ろしいことが起こりそうな...というお膳立てとしては十分なのだけど、あまり話は展開しない。下巻に期待。

    0
    投稿日: 2010.11.15
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    どこか不気味な展開を見せつつも、終始穏やかな展開で前編は終わる。 この落差が後編をより恐ろしくする。

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    投稿日: 2010.08.23
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    この小説を読んではじめて 「寒気がするほど面白い!!!」 「この小説のマンガが描けたら描きたい!」 と思いました。 ・・・・そう言いながら 話が長くて途中であきてしまった部分もあったんですが とにかくこれは映画より面白い!

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    投稿日: 2009.03.18