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明日の記憶
明日の記憶
荻原浩/光文社
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総合評価

353件)
4.1
113
138
73
9
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    広告代理店の営業部長、佐伯。 50歳にして、若年性アルツハイマーと診断された。 仕事では、プロバイダー『ギガフォース』向CMという大きな案件を抱え,家庭ではひとり娘・梨恵がまもなく結婚を迎えようとしていた… 若年性アルツハイマー。 佐伯よりも少し上だが、自分がそうなったら、と… そういえば、最近、人の名前が出てきにくくなったが、大丈夫かと… 突然、襲ってくるのだから、どうしようもない… 個人差があるとはいえ、佐伯の場合は少し早過ぎるような… もう少し、孫との関わりを楽しませてあげたかった… すべてを忘れていく佐伯の姿も見たくないが… ここで終わるのはちょうどよかったのか… ここから始まる佐伯と枝実子との生活のことを考えると… 枝実子は佐伯をしっかりと支えていくんだろうけれども。

    18
    投稿日: 2025.10.26
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    2025.10.26 J:com 渡辺謙、樋口加南子 広告代理店営業部長の佐伯は、齢(よわい)五十にして若年性アルツハイマーと診断された。仕事では重要な案件を抱え、一人娘は結婚を間近に控えていた。銀婚式をすませた妻との穏やかな思い出さえも、病は残酷に奪い去っていく。けれども彼を取り巻くいくつもの深い愛は、失われゆく記憶を、はるか明日に甦らせるだろう! 山本周五郎賞受賞、映画化もされた感動長編。待望の電子書籍化!

    6
    投稿日: 2025.10.26
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    若年性アルツハイマーという重い題材 にもかかわらず、 ところどころユーモアな 描写にクスッと笑ってしまう場面あり。 笑って、泣いてあっという間に読み終わりました。

    14
    投稿日: 2025.09.13
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    山本周五郎賞受賞作 働き盛りの営業部長の佐伯は、若年性アルツハイマーと診断された。 本人、家族は戸惑い、なかなか受け入れず、 仕事をしながらも症状は緩やかに進行していく。 徐々に記憶が失われる男性の視点で物語が展開していくのは、読むのが辛くなる。 介護に携わっている身として、 若年性アルツハイマーの方と関わっているが その人らしささえあれば、良いと思えた

    2
    投稿日: 2025.08.24
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    自分を失っていくこと、できることが減っていくことがどれだけ恐ろしいのか考えずにはいられない。 もし、自分がアルツハイマーになってしまったら 読み進めて行くのが苦しい。 確実に病気が脳を痛めつけ、人格すらも変えていってしまう描写は残酷とも言える。 ラストは悲しく思った。 人によっては感じ方は違うのかな。 でも、救いがないわけでもなかった。記憶はなくなっても愛情は残っていたんじゃないかな。そうであって欲しい。 自分が生きているうちにできること、したいこと、残せることはなんだろうそんなふうに考える契機になった。 それでもやはり怖い病気だなー、人ごとじゃない誰でもなりうる。そのことを忘れずにいよう。

    8
    投稿日: 2025.08.22
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    広告代理店営業部長、50歳の佐伯は若年性アルツハイマーになる。作品の中では徐々に症状が進んでいく様子がリアル、日記にひらがなや漢字の間違いが出てくるなと描写が細かい。 佐伯が「もしも私の体から記憶を奪おうとしているのだとしたら、それを防衛しなくてはならない。自分を守るのだ。自分自身から。」というフレーズはなんとか病に抗おうとする焦りが伝わる。 人ごとではない気がして読み終えた。

    0
    投稿日: 2025.07.27
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    49才で若年性アルツハイマーになったサラリーマンの話。自分がアルツハイマーだということを認めたくない思いや、だんだん記憶に自信がなくなる不安など、母に重ねて読んだ。人間の生というものを考えさせられた。

    0
    投稿日: 2025.06.08
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    再読 奥さんの苦しいのはあなただけじゃないってところと、ラストの奥さんが迎えにくるところで泣いた。 私自身記憶力が悪くて、若年性で発症するんじゃないかっていつもおびえているんだけど。 じゃななにが怖いのって思ったら、子どもに迷惑かけることなのかもしれない。 忘れたら、忘れてるってことも忘れちゃうんだよね? そうなると、最後は自分は辛くない気がする。 から、大変なのは家族だよね。 完治可能になってほしいな。この病気は辛すぎる。

    1
    投稿日: 2025.05.30
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    映画をみて原作に興味をもったので読んだ。映画とはだいぶ違うなー。映画は夫婦愛!て感じだったけどこちらは家族かな。映画と文章じゃ見せ方が全然違うから仕方ないのかな。

    0
    投稿日: 2025.05.24
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    若年アルツハイマーを宣告された会社員と寄り添う妻の物語。 得意先との約束を忘れて、道に迷い、自尊心が破壊されていく。 それでもメモを取りため、抗う姿が見ていて悲しい苦しい。 結末は分かっていても切なくて、 胸が押し潰されそうでした。 映画化されていれば、 観たいと思って調べると、 主演が渡辺謙さん。絶対観よう。

    7
    投稿日: 2025.04.30
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    若年性アルツハイマーになった壮年男性のお話 映画を先に視聴済み 以下、公式のあらすじ --------------------- 広告代理店営業部長の佐伯は、齢五十にして若年性アルツハイマーと診断された。仕事では重要な案件を抱え、一人娘は結婚を間近に控えていた 。銀婚式をすませた妻との穏やかな思い出さえも、病は残酷に奪い去っていく。けれども彼を取り巻くいくつもの深い愛は、失われゆく記憶を、はるか明日に甦らせるだろう! 山本周 五郎賞受賞の感動長編、待望の文庫化。 --------------------- 一人称視点で描かれているので、もし自分がアルツハイマーになったらどんな見え方をするのか、リアルさを感じる 他の人から見たら患者は意味不明な言動や何も考えていないように見えるかもしれないけど 実はその意識の中では様々な感情が渦巻いていて、ままならない状況の中での葛藤などで悩んでいるかもしれないという可能性に気付かされる 私自身、ドラマや映画を見ていても、俳優さんの名前が出てこなかったり 一度調べても翌週にはまた調べたりとか 職場でもあまり関わりのない人の名前が出てこないとかある 手書きのメモを取る時に簡単な漢字が出てこないとか 作中の日記の誤字やひらがなの表記を笑えないなぁ…… 作中の日記の変遷は「アルジャーノンに花束を」を思い出した こうやって症状の変遷が目に見える形となると、自分にまったく関係のない病気ではないという実感が湧く そう言えば、映画では昔の師匠?とのシーンは実際にあったのか、幻覚の両方の可能性があると思ったけど 小説だとれっきとした現実のように感じた ちなみに、出版から20年ほど経った現代 アルツハイマー病の治療は、作品が発表された当時より治療の手段が蓄積されていて、以前よりも早期発見できるようになっていたり、進行を抑える事ができるようになっていたり また、効果的な治療薬が開発されてアメリカでは承認されたりと進歩が見えるものの やはり本質的な治療に関してはまだまだのようだ そもそも、認知症だれでもなる可能性がある病気なわけで 「長谷川式認知症スケール」を開発した、認知症の権威である精神科医の長谷川和夫氏も認知症になった 長谷川式認知症スケールだと自分の症状の進行度を測れないからと、自分用に別のテストをしてもらったという記事を読んだ事がある あと、息子さんも父が認知症になった事を悲観しているわけでもなく、認知症になるくらいまで長生きできたと解釈していた気がする 癌もそうだし、認知症も長生きしたからこそなれるという、ある意味で幸せな病気なのかもしれないですね

    4
    投稿日: 2025.04.10
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    なんとも、身につまされながら、なんとか読了。2回目のはずなんだけど、所々、記憶がないエピソードがあるのだけど、そういうエピソードが、いいなぁと感じ入るエピソードだったりして、きっと、前に読んだときとは自分の心持ちも変わってるんだろうなと、ある意味、自身の成長(?)も感じたりして、再読の魅力も教えてもらいました。

    0
    投稿日: 2025.04.07
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    主人公と一緒に病と闘っている気持ちになりました。 憤り、諦め、赦し、奮起。 様々な感情が巡りました。 最後には、家族の愛だけが残りました。

    0
    投稿日: 2025.04.06
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    残酷な病気だと改めて感じる。自分を形成している記憶や思い出が、砂がこぼれ落ちるようになくなっていく焦燥感、抜け殻になる自分を想像する恐怖、人間の死は身体でも脳でもなく記憶の死ではと自問する日々…とてもリアルで、涙が止まらなかった。 キューブラロスの死の受容過程もしっかりたどっていて、諦めなのか病気の進行なのかわからないけど、自分を受け入れる流れがとても自然。 ハッピーでもバッドエンドでもないラストもよかった。これからも続く、決して良くはならない病気との生活の、新たな幕開け。 妻を忘れ、妻に再度恋するなか、少しでも優しい気持ちで過ごしてほしい。

    0
    投稿日: 2025.03.20
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    読み進めて行くうちに、悲しいとか、気の毒とかとは違う、何とも言えない気持ちになりました。 一気にすべての記憶をすべて失ってしまえば、こんな気持ちにはならないと思いますが、そういう訳には行かず、実際には徐々に自分が自分ではなくなって行くことを感じながら生きていく、これは本当に辛いと思います。 若くして、というのは確率としては低いかもしれないけれど、これからは人生100年時代で認知症も増えて行くのだと思います。自分の親が、その先には自分自身が、周りに迷惑をかけたくないけれど、そんな単純なものではないんだよな。

    29
    投稿日: 2025.03.12
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    ◾️サマリー ・若年性アルツハイマーで様々な記憶が消えていく ・主人公は齢50歳のサラリーマン ・仕事や私生活に影響が出るが、妻が献身的 ◾️所感 歳を重ねると昔の記憶が鮮明になり、ここ数日前の記憶が、だんだんと思い出せなくなるらしい。 主人公の佐伯さんは50歳にして若年性アルツハイマーになる。仕事に支障が出るようになり、最後は会社を去ることになる。痴呆、鬱などの見た目は健康体な病は、なかなか、社会において理解を得ることが難しい事が窺い知れる。 しかし、家族の理解が主人公の助けになっている。 いかに身近な人の理解が重要なのかを本書を読んで感じた。 プライベートでは、献身的に妻が支えてくれ、一人娘が結婚して初孫が産まれる。とても幸せな状況。 でも、やがて娘のことも、妻の顔と名前まで忘れてしまうことが悲しいなぁと感じずにはいられない。 ◾️心に残った箇所 取引先の課長が主人公に電話越しに言うセリフ。 ------- ポジティブ・シンキングさ。 だめと思えば、人生だめになる。 いけると思えば、いけるんだよ。 病気だってそうさ。

    23
    投稿日: 2025.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    病気の中でも記憶がなくなっていく恐怖はまた独特ですね。。 病気が進行していく様子がリアルで考えさせられました。 それでもラストが悲愴的な最後じゃなくてよかったです。

    1
    投稿日: 2025.02.09
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    実体験のように描かれており、とても良く調べたんだと感じた。 メモ書きにひらがなが多くなったりするところも、この病気の怖さを表現していると思う。 妻の献身的な振る舞いと、最後の結末は泣ける。

    14
    投稿日: 2025.01.16
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    若年性アルツハイマーと診断を受けた男性の物語。 穏やかに、けれど確実に進行する病が丁寧に描かれています。 ラストは、もう少しインパクトが欲しかったです。

    6
    投稿日: 2025.01.08
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    2005年第18回山本周五郎賞 2006年映画化 第一線で働く広告代理店営業部長 五十歳を前にして 若年性アルツハイマーと診断される 自分の記憶を守ろうと日記をつけ できるだけメモに残して 仕事と生活を守ろうとする 何かを忘れているのではという不安の中 娘の結婚式まではと 記憶を残そうとする それでも病気は少しづつ記憶を奪う 日々増えていくメモの束に苦しくなります 見慣れた場所が突然見知らぬ場所に 記憶を徐々に失う怖さと 一時前が思い出せない恐さ ポケットに詰め込んだメモが舞い上がる様が あまりに哀しい 発症年齢によりますが 仕事も家庭もまだ主軸であろう人生半ば 荻原さんは、いつも優しい作品が多く こちらも 病気に寄り添う妻と理解ある娘夫婦  と家庭の支えが描かれて救われる

    90
    投稿日: 2024.10.11
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    アルツハイマーで崩壊していく様が如実に描かれて、自分もそうなった気分に。没入させられた。夢に出てきます!

    4
    投稿日: 2024.09.29
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    広告代理店営業部長の佐伯は、50歳にして記憶に不安を持ち、 病院で検査をした結果、若年性アルツハイマーと診断された。 仕事で、重要な案件を抱えて、日々、遅くまで仕事をし、 寝不足が重なり、病気に対して悪循環な生活をしていた。 娘の結婚を控え、仕事を続けていけるのか、不安を抱えつつ、葛藤の 日々を送る。 主人公である佐伯の家庭、会社、趣味で通っている教室 での葛藤や思いを読み進めていく中で、決してつらい物語だけではない、 家族愛や思い出などが描かれていて、爽やかに読み終えられた。 佐伯の大学時代の経験や思い出が、趣味や家族への思いに関係するし、 趣味で通っている教室での、数度目のシーンで感情を揺さぶられてしまいました。 ラストシーンを爽やかと捉えましたが、読み手によっては惨いと 思う人もいると思います、読んでみてどう思うかは人それぞれかもしれません。

    2
    投稿日: 2024.09.02
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    アルツハイマーの実情と本人の葛藤をしっかりとだけど暗くならないように表していて、わかりやすいのと同じ介護を抱えるものとして共感できる。 こうなるのか…とつまされる部分もあった。

    2
    投稿日: 2024.08.25
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    自分がじわじわ自分じゃなくなっていく感覚って ほんとに怖いと思う 認知症に限らず 自分がいつ病気になるか分からんけ 大切な人との時間は大切にしようと思った もし旦那が認知症になったら 私のことに気付いてくれるかな。

    2
    投稿日: 2024.06.24
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    これ読んだ後、急に自分の記憶力に自信がなくなった笑 いや笑い事ではないんだけど。 明日は我が身と思って読みすすめた。 それにしても陶芸の先生のとこ、気持ちがささくれだったなぁ。

    2
    投稿日: 2024.06.16
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    小説のはじめのセリフ ------------- 「誰だっけ。ほら、あの人」 最近、こんなセリフが多くなった。 「俳優だよ。あれに出てた。外国の俳優だ」 ------------- いやいや、こんなん普通にあるんですけど… あれとか、これとか代名詞連発で、喋ってしまうこと。 そんなん、以心伝心やんか! 心が通じ合ってんねん!(^◇^;) 同じ本買ったり、順番間違ったりは、してないで〜!今のところ… 角川文庫と角川ホラー文庫で、同じのが出てて間違えたことは、ある… やっぱりあるわ…(−_−;) しかし、癌の告知もキツいのは確かやけど、若年性アルツハイマーの告知は、その比ではないかもしれん… 今のところ、初期で発見されても、治療方法も確立されてないし、遅らせる薬はあっても… 段々と自分ではなくなっていくと思うだけで… 同時に鬱を併発するのも分かるな… 本人もツラいけど、家族もツラい… 忘れる方だけでなく、忘れられる方も… 逆に、本人は、忘れてしまうので、ツラい事も忘れるのかな… ラストは、ツラい…ツラ過ぎる〜(T ^ T) とりあえず、  青魚食べる!(ムリやからDHAで!) ちゃん寝る!  暴飲暴食ナシ! 健康的な生活や!これぐらいしかないし…

    107
    投稿日: 2024.06.09
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    ユーモアを交えた 軽いタッチの小説かと思えたのは初めだけ 主人公とその妻の苦しみが手に取るように分かり 真剣に読み進めた 病気になるのは仕方ないことだし 完全に避けることはできない 病気と向かい合わなくてはならなくなったとき 自分の人間性が問われることになるのだと思う

    20
    投稿日: 2024.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても臨場感のある作品で映画のほうは観ていないけど、どんなシーンか想像しながら読めました。 忘れたくない、記憶をなくしたくないと思う気持ちが痛いほどに伝わり涙なしでは読めません。 個人的には娘の結婚式あたりからがもうやばかったです。 自分にも子供がいるのでその存在を忘れていくなんて、忘れていた事に気づいた時には絶望で自分自身を許せなくなるんじゃないかと思いました。

    3
    投稿日: 2024.03.20
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    ひやひやしながら読みました。主人公よりも一回り年長ですが、これから人生でこのような病気なるかも知れません。この小説を読むことで、少し予習になった気がします。

    3
    投稿日: 2024.03.17
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    読んでいて結末がどうなるか予想はしてましたがやはり残酷な結末でしたがあの場所に奥さんが居たのは現実なんでしょうね、現実ならドラマのような描写ですが最後にこの物語が引き締まった印象を受けます。 追記 でもその後を考えるとやはり残酷な病気ですね

    9
    投稿日: 2024.03.13
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    できていたはずのことが少しずつできなくなっていく…読んでいてとても辛かった。 でも読んでよかった。 だいぶ昔に読んだけどまた読みたいと思える本。いつか再読しよう。

    2
    投稿日: 2024.03.11
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    「長い長いホームビデオのテープを巻き戻すように」 アルツハイマーという病気に対して、佐伯がこう解釈している。 アルツハイマーに限らず、老化というのは残酷だ。かつてできていたことが少しずつできなくなっていく。 この小説はアルツハイマー患者とその周りの環境がとてもリアルに描かれているように思える。日々忘れていくことの恐怖。話したことを全てメモしながらの仕事。同じ話の繰り返しかもしれないと日々相手の顔色を伺う主人公。 記憶が消失していくのは同時に人との交わりを断絶していく。私自身アルツハイマーに対して、名前しか知らなかったが、何かを失うというのは心にぽっかりと穴が開くような感覚なのかなと思った。また、本人だけでなく、その周りにいる人たちの理解が重要だなと感じた。しかし、そういった優しさが本人に傷をつけることもあり得る。そのバランスが難しいものの、寄り添う姿勢が大事だと感じた。

    2
    投稿日: 2024.02.20
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    考えさせられる内容だった。 若年性アルツハイマー 恐ろしい病気だが佐伯部長が忘れても思い出すよう必死にメモをしているとこが心打った。 巻末の精神科の医師の解説も参考になった。

    9
    投稿日: 2024.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アルジャーノンに花束をと構成は似てる。 しかし、さすが日本人の表現力で心に響く作品だった。(母語で読んでいるということも大きいだろうが)

    2
    投稿日: 2024.02.11
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    怖かったのだ、記憶を失ってしまうのが。記憶の死は、肉体の死より具体的な恐怖だった。以前の私なら聞き流していたはずの、そんな些細な事実でも、今は少しの曇りも汚れもないように丁寧に埃を払い、磨き、大切にしまっておきたかった。恐ろしかったのだ。記憶を失いつつあることを他人に知られるのが。 若い頃は死をさほど恐ろしいものだとは思わなかった。それまでの人生を失ってしまうことより、その頃には果てしなく長いと思っていた、自分の前に立ちはだかる人生のほうが怖かったからかもしれない。 記憶が消えても、私が過ごしてきた日々が消えるわけじゃない。私が失った記憶は、私と同じ日々を過ごしてきた人たちの中に残っている。

    2
    投稿日: 2024.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    佐伯雅行  広告代理店第二営業局部長。五十歳。若年性アルツハイマー病にかかる。 佐伯枝実子  雅行の妻。四十六歳。病気になった夫を献身的に支える。 渡辺梨恵(佐伯梨恵)  佐伯夫妻の一人娘。 二十四歳。直也とできちゃった結婚をする。 渡辺直也 梨恵の夫。三十三歳。設計事務所を経営する建築家。 安藤  雅行の部下。 生野啓子  雅行の新人の部下。佐伯チームのメンバーでは二十三歳といちばん若く、明朗快活で部を盛り上げる華やかな存在。 粟野 第二営業局。天才肌ではないが、手堅い仕事をする常識人。 河村篤志  大手メーカーを親会社とするIT企業「ギガフォース」の宣伝課長。佐伯チームの一大クライアントであり、佐伯を振り回す。 園田 雅行の部下。チーフ。 児島 雅行の学生時代の同期。四十八歳で死亡。肝臓癌だった。佐伯が陶芸をやめた後、アマチュアとしては名の通った陶芸家になっていた。 木崎茂之 陶芸教室の主催者。四十代手前。新進の陶芸家。 アルツハイマー病にかかった雅行が進行を少しでも遅らせようと通う陶芸教室の先生。 雅行の父 七十一歳の時にアルツハイマーを発病した。 菅原卯三郎  奥多摩の工房「日向窯」の陶芸家。雅行と枝実子が結婚するきっかけを作った。現在は認知症となっている。 吉田武宏  雅行の主治医。大学病院神経内科の医師。三十代。大学の講師。痴呆病理が専門。 渡辺芽吹 梨恵の娘。雅行の孫娘。

    2
    投稿日: 2024.01.17
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    忘れたくない記憶、大事にしないとな。 日記のひらがなが多くなったり、 事実と異なることを書き始めるあたりからとても切ない。 50歳、今まで物忘れ等あったにしても 半年そこらでこんな進行しちゃうの? もちろん個人差大きいと思うけどやっぱり怖いな。 そして根拠もなく自分の症状は平均より進行が遅いと勝手に思ってしまう思考、分からなくもない…。 自分の病気を認めきったところからは 清々しく読めた。 特に菅原老人と山で再会したところからは 自然の空気だけを纏っているかのよう。 ------------------------------------------- 若い頃は死をさほど恐れてなかった。 それは今までの人生を失うことより これから先、自分に立ちはだかる長い人生の方が怖かったからかもしれない。

    5
    投稿日: 2024.01.13
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    仕事の話は読みにくかった、、、 後半にかけて面白くなった。 残酷な病気やと改めて認識させられました。

    0
    投稿日: 2023.12.25
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    治らない。というのが怖い。 出来るとしたら、進行を遅らすこと。 人間は赤ん坊として生まれ、赤ん坊になって死んでいくんですね。

    1
    投稿日: 2023.12.06
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    『題材からしては若干綺麗すぎるかも』 現代にて多いに起こりうるような題材 自身がこの分野に興味があるため どのようなものかと思い読んでみたが、 流石に綺麗に描きすぎている印象 確かにノンフィクションでは無いため仕方ないとも言えるが、あまりにも物語味が強いような 少しでも現実を知りたいというような気持ちが 無ければ充分に満足できるかもしれない

    2
    投稿日: 2023.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あとがきの解説にあった 【若年性アルツハイマーへの理解が広まることを、いや、広まっていることを願っています。】 のメッセージ。この本が出版されたのが2004年。今は2023年なので20年近く経過しているのに、理解が広まったとは感じられない。 丹野 智文 『認知症の私から見える社会』 という本を最近読んだ。丹野さん御本人が39歳で若年性アルツハイマー病を発症、その御本人が書いた本。 その丹野さんをモデルにした 『オレンジランプ』 も読んだ。 そのため、内容は頭に入りやすく、やっぱり、と思うことも多々あった。 この本は50歳で若年性アルツハイマー病を発症した広告代理店の営業マン佐伯が、仕事でもプライベートでも、なんとか取り繕おうとし、だんだん受け入れざるを得ない状況になる話。 メモをポケットにパンパンに詰め、忘れないよう、自分なりの工夫をするも、アルツハイマー病の進行がそれを追い抜いていく。 渋谷の真ん中で、道に迷いポケットのメモをばらまいてしまうシーンはこたえる。そこでさり気なく、しかも適切に電話で案内する部下の生野は、素晴らしい。 こういう人になりたいと思う。 親近者にアルツハイマー病の人はいませんか、と医者に聞かれても、いない、と即答するのは認めたくない気持ちの現れか。 病気を知って、騙すような人も、思いがけず助けてくれる人も、様々。 でも一番理解してほしい人、妻の枝実子が最初は民間療法などに走っても、最終的に佐伯に寄り添って伴走してくれる。 身近に50歳前後で同じように発症、退職、徘徊、介護施設に入り、発症から15年で亡くなった人がいる。 話に書いてあるほど現実は甘くないし上手くも行かない。 知っている限り、どのパターンも妻がいる。この妻がアルツハイマー病になったら、おひとりさまでなったら、と考えると、恐ろしくなる。 私が私をわからなくなる、その前に消えたいと思う。 長生きしてしまう今の時代ならではの悩みか。 それでも、読んでいない人にはぜひ読んでほしい一冊。

    1
    投稿日: 2023.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わり思ったことは、何より若年生アルツハイマー怖いなと思った。そして、優しくされても冷たくされても悲しくなる病気なのだと感じた。 病気に向き合う主人公が居た堪れなく、備忘録が寂しくて、事あるごとに思い出せ、頑張れ、と応援しながら読むが病気は進行していくばかり、、。 周りは手を差しのべてくれるが敵のように思え、思考を巡らせるが認めきれずに自分を責める。 当たり前のことが出来ず素直に落ち込み苦しくなる。鬱になるとは初めて知ったが、読んでいくにつれそうなっても仕方ないように思えた。 ラストが、孫、娘夫、娘、奥さんですら忘れてしまうが、せめてもの優しさに溢れるシーンで良かった。

    1
    投稿日: 2023.08.07
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    50歳の部長職で若年性アルツハイマー病に罹患した話。 こういう話を読んでいると、ふと何かを思い出せないときに「アルツハイマー」という単語が浮かんでヒヤッとする。 もっと酷く書くこともできただろうけど、主人公の人柄なのか苦悩を描きつつ、周りに当たることがないという印象だった。 陶芸家の先生は誤解であってほしかったな。 最後はきれいに終わったけど、大変なのはそこからなんだろうなという印象だった。

    1
    投稿日: 2023.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アルツハイマーって名前しか聞いたことなかった。 認知症もそうだけど、記憶が無くなるのは精神的にも辛いし本人も周りも辛いし人格も変わっていくみたいだし治療法がないってのもなぁ。頭がいい人、薬を早く作って欲しい!この主人公は性格が穏やかでしっかり考えて向き合う人だったから余計切なかった。記憶があるうちに写真に残して綺麗なもの好きなもの沢山頭に入れとこう。

    0
    投稿日: 2023.07.08
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    主人公が語る物語の大部分は、冷静に自分を見つめているように見えるけれど、ときどき挟まれる「備忘録」から病状の進行がうかがえてヒヤッとしました。 自分が自分でなくなる恐怖。だけど例え自分のことがわからなくなっても、それまで生きてきた証は周りの人の中に残っている。大切な誰かを失うことは想像もしたく無いけれど、心の中で生き続けていると考えると少しだけ前向きになれそうです。

    0
    投稿日: 2023.06.23
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    惚け、痴呆、認知症、呼称は変化してきましたがどれも一緒。長生きすればほぼ誰にでも訪れる厄介な病。本人は分からなくなってしまうからいいかもしれないが家族など身近な人達は苦労が絶えません。 人間長生きが絶対良いなんて幻想です。 久坂部羊[老乱]参考

    1
    投稿日: 2023.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    広告代理店営業部長の佐伯は、わずか五十にして若年生アルツハイマーと診断されてしまう。診断されるまでの過程が切なく、その描写のリアリティさには、まるで私が診断されたかのように重い気持ちになる。 さらには一人娘の結婚を控え、仕事では大事な案件を抱えながらも、病は確実に進行してゆく。渋谷で営業先に辿り着けずに焦り困る様は、息苦しささえ覚える程緻密な描写だ。 趣味の陶芸に興じる様子は束の間の休息。家庭からも仕事からも離れたその場所で、病を打ち明けた講師からは焼成代金を騙し取られ、結局そこからも離れることになってしまう場面では悔しくて遣る瀬無く、しかしそれが現実なのだと痛感する。 病状が進行するにつれ日記の文章も覚束なくなり、誤字も増え、平仮名も多くなってくる。それでも書かなければと言う思いとのせめぎ合いを突きつけられる。 一方長年寄り添ってきた妻はと言うと、藁をも掴む思いで、効果などありもしないようなものに高値を払ってしまうほどに動揺し、何とか夫を助けたい思いから必死になる。家族だからこその必死な思いだが、患者本人にはなかなかその思いは伝わらない。 これまで当たり前のようにできていたことが、できなくなる。顔を見ても誰なのかさえわからなくなるーこの病気の恐ろしさを追体験し、残酷な現実に涙する程哀しくなるが、ラストシーンは必読。 素晴らしい作品だった。

    4
    投稿日: 2023.06.05
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    出版当時、初めて若年性アルツハイマー型認知症を知った。 今は実際のアルツハイマー型認知症の方々と接しているこの不思議。 利用者さんの心の機微を思う時、この本を思い出す。 認知症は誰でもなり得る未来。 自分が認知症になるかもしれない未来のために読むのも一興。

    2
    投稿日: 2023.03.28
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    まだ私は10代なのでそこまで近しいお話では無いのかもしれませんが、着々と進んでいく病気に妙にリアリティを感じました。

    2
    投稿日: 2023.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    バリバリ働く主人公 時間を間違えたり、道に迷ったりするようになり 仕事に支障が。 徐々に症状が進む様子が 辛かったです。 通っていた陶芸教室で 何度もお金を払うシーン、 一番最後、枝実子さんが迎えに来たシーン、 切なくなりました。

    6
    投稿日: 2023.02.12
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    自分の家族にも友人の家族にも知人の家族にも、痴呆症を患う人がいる。いつか自分やパートナーや友人自身にも、そんな時がやってくるのかもしれない。私たちくらいの年齢になってくれば、多くの人が感じる漠然とした不安。でもそれは、先の不安であって、いま自分に「その時」が訪れるとは思っていないだろう。 読み進めるのが辛くて、読了までにとても時間がかかってしまった。 記憶されることと忘れてしまうことの境目は、どこにあるのだろう。その境目が大きく動かされ、覚えておきたいことまで忘れてしまうようになったとき、それでも残る記憶はなんだろう。忘れてしまうことで始まる新たな日々を、どんな記憶が支えていくのだろう。 答えが見つからない問いを、いつか私に「その時」が来るまで、忘れてしまえるだろうか。

    2
    投稿日: 2023.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    佐伯さんの当該の病気が事細かく、進行していく。まるで自分がその症状におちいっている様にまで、物語に入り込んてしまいました。 年齢も近く、自分もいつ発症してもおかしくないようで危機感を持たざるを得ません。周囲にかける迷惑であるとか、家族に対する想いなど、自分でもそういう状況になるのかなと同じ様な感情を持ちました。 身近な人達を忘れてしまった後、それでも優しい人間であった佐伯さん。素のときの人間性がはっきりしたとき、それまでの人生をどう歩んできたか試されている様な気がします。 また症状が進行するとその人間性さえも消えてしまうのでしょうか。物語はその先までは語られていないのでわかりませんが、夫婦穏やかな優しい人生を歩んで欲しいです。

    4
    投稿日: 2023.01.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    木崎先生が釣り銭ちょろまかすの衝撃的だった。実は私も子供の頃認知症の祖母から何度もお年玉を黙って貰っていた。その後祖母はお金がない!泥棒が入ったと騒ぎ出すのを遠くから眺めていた。 アルツハイマーの様に患者が多い病気だと時間がかかっても薬が開発される。本書発行から15年、エーザイのアルツハイマー薬が売り出されたニュースを見た。現状はいかに早期診断するかが課題だそうだが、健康診断の項目とかになる日も近いか。 魚を猫のように片付ける。

    0
    投稿日: 2023.01.13
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    若年性アルツハイマー型認知症。 感情のコントロールが上手く出来なくなり、元々の人格も損なわれてしまう。 自分が少しずつなくなっていく、自分が自分でいられなくなるという恐怖と無力感。 自分がわからなくなる。 死ぬという概念すら抱かなくなり、幕を閉じるその時、どのような感覚になるのだろう。 自分が忘れても周りが覚えていてくれる。 たとえ思い出を忘れてしまってもなくなってしまうわけではない。 頭の中に引き出しがあって、古いものは一番下にあって、新しいものは上の方にあって、病気が進行していくにつれ上から順に削除されていってしまう。 そんな想像をする。 ラストがグッとくる。 自分も決して他人事ではないのだけれど、両親が認知症になった時のことを考える。 医学の発展を切に願う。

    6
    投稿日: 2023.01.07
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    次第にほっこり感が増す物語。 最後の描写はえみこさんの立場に立つと 怖さと哀しさとか色々あるのだろうけど 美しく思えた。

    0
    投稿日: 2022.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2005年(第2回)。2位。 これはね、映画見た。最後の有名なシーンだけだが。青春の次はアルツハイマー。これは泣かないわけはない、と思いつつ、読み進める。 広告代理店の営業部長だった主人公が、アルツハイマーになり、症状が進んでいくところが、長女の結婚&出産と平行に書かれる。主人公が書いている日記がひらがな多くなるところがね、アルジャーノン。 こういうのはねー、仕方ない。

    0
    投稿日: 2022.11.12
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    映画化されたことで有名な若年性アルツハイマーに侵された50歳男性のお話。 重いテーマなのに、大変読みやすく書かれています。 痴呆やアルツハイマーに対する誤った認識を痛感するのはもちろん、患者本人にも意識や考えがあり、必死に抵抗し、戦い、周囲を考えて苦しんでいるのだということが伝わってきました。 それが、とにかく切ない。 生きるということ、家族や思い出の大切さ。 心の奥にずしん、と響くものがありました。 主人公と同世代の父を持つからか彼のプライドや言葉にならない思い、娘への愛情を綴った表現には涙。 また、主人公が書く日記から、徐々に漢字が減っていくのには本当に参りました。 「アルジャーノンに花束を」を読んだ時もそうでしたが短い日記でも、1度には読むことができない重さがあります。

    2
    投稿日: 2022.10.29
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    本屋さんで紹介してあったのを見て買った一冊。 若年性アルツハイマーの話だった。 50歳の年齢でアルツハイマー それだけ聞いてもつらく感じる。 主人公の病気がだんだん進んでいく様子が詳しく書いてあり、この本読んでる自分もこの本の主人公も歳が近いからだんだん怖くなる。 アルツハイマーの事は痴呆症と同じくらいにしか知識がなかった。アルツハイマーにかかったらどうなっていくのかはあまり知らなくて、この本を読み アルツハイマーの怖さがだんだんわかってきた。 身近な人達の顔や名前が失っていくのが一番怖い。 この話しは2004年に書かれ話みたいだか、2022年の今アルツハイマーの治療薬はあるのか? しっかり治療する技術や薬はまだまだできそうにないと思った小説でした。

    8
    投稿日: 2022.09.10
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    症状の悪化が痛ましくて読んでてしんどかったです。無くなっていく記憶に抗う様子が本当にリアルで他人事に思えなかったです。 最後は涙でました。。。 陶芸にも興味がわきました。

    3
    投稿日: 2022.08.24
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    自分にだっていつかはこんな日が来るかもと思い読んでみる事にした。 今までこの病気は忘れていく事、終わってしまう事という印象だったのが小説だからかもしれないけれどもこの本では新しい始まりを感じる。 もしかしたら今までしたかったのに出来なかった事をこれからはやれる人生なのかもしれないと。 寂しさと温かさのある世界でした。

    14
    投稿日: 2022.08.08
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    けっこう昔の作品で映画化もされているとのこと。今でこそ記憶喪失系の小説はそれほど珍しくないけれど、当時は斬新だったのかな? 作中で「アルツハイマーは世間に認知されていない」というフレーズが出てくるが、この作品を通してアルツハイマーの恐ろしさを知ったという読者もたくさんいるはず。そういう意味において、本作はエンターテイメント作品以上の意味をもっていると思う。 物語に関しては主人公が病におかされ、徐々に日常生活すらも送れなくなっていくというかなり暗めな展開。とはいえ、作中にはハッとさせられるような素晴らしいフレーズがたくさん出てきて、特によかったのが 「アルツハイマー患者は記憶を失ってゆくが、周りの人たちの記憶には残りつつ続ける」 というもの。(作中からの抜粋ではないです) 人は死に際してはじめて「自分はなぜ生まれたのか?」と、命の意味を自問する。その際、このフレーズが浮かべば少しでも心が穏やかになれるのではないだろうか。 なお、べた褒めしたくせになぜ☆3つなのかというと、ストーリー展開的にはこちらの予想を越えるものではなかったから。なにかひとつ、読者の予想を越えるような展開があるとより良かったと思った。

    1
    投稿日: 2022.07.18
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    若年性アルツハイマーのお話し。内容が重く、なかなか読み進まなかった。主人公と年齢も近く、思い当たる節もあるため辛いなぁと。本人や家族、会社と色々なことを考えさせられた。奥さまが素敵な方でした。

    2
    投稿日: 2022.06.28
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    50歳の主人公がアルツハイマー病に冒され、記憶をどんどん失っていく過程が描かれている。読んでいて、臨場感があり、引き込まれた。記憶がなくなっていっても必死に仕事にしがみついている姿勢が切ない。周りの人に迷惑をかけてしまう場面も心が痛くなる。娘の結婚式を終えるまでは、父親らしくいたいという希望で、仕事を必死にがんばっていく…結婚式が終わり、1人トイレにいる場面がすごく印象的だった。主人公が「終わったな」と呟く。その後、頭の奥でプチッと音が聞こえる…そのまま、トイレの中で倒れてしまう…この場面をみた時、「夜と霧」を思い出した。人は希望を終えた時、急に生命力が落ちる。 人間は、その人の経験やそれまでの選択によってかたちづくられていく。言い換えると、記憶がその人をつくっている。そう考えると、自分がなくしたい記憶も今の自分をつくっているという点で、あながち悪いものでもないのではないかと思えた。記憶の喪失は、肉体の劣化よりも怖い気がした。 記憶について考えさせられる作品だった。 アルツハイマーには玄米がいいことや、アルミニウムが発症の原因になることなどが知れて勉強になった。 自分が、主人公と同じ50歳になった時、またこの作品を読みたい。

    2
    投稿日: 2022.06.15
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    細かく書くと、星4.5。 若年性アルツハイマーになった主人公の目線で描かれているから、アルツハイマー患者の気持ちを体感できる。 中盤は面白さは普通だが、ラストですごく感動して、それまで気配すら感じなかった涙がラストで一気に溢れてきた。

    1
    投稿日: 2022.04.14
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    若年性アルツハイマーの影響により、 誰よりもよく知っている、忘れるはずもない大切な人を忘れていってしまうかもしれない。 記憶が瓦解していく中でも佐伯は諦めることなく生きることを選択する。 胸が苦しかった。もしかしたら死より怖いのは忘れる、忘れられるということなのかもしれない。とはいえ若年性アルツハイマーに対する自分の理解が低かった。 私も早くに父との死別を経験した。急な出来事でもっとこうすればよかった、など二度と会えないという悲しみに打ちひしがれ、当時の記憶は苦しかった記憶しかない。カットアウトタイプの死だった。 一方主人公の佐伯には肉体的な死より前に記憶の死が訪れ徐々に自制ができなくなってゆくいわゆるフェードアウトタイプ。 カットアウトの苦しみを乗り越えた側から見ると じっくり苦しみを感じていくフェードアウトの方が 苦しいように思ってしまう。野暮だが。 胸を張っておすすめできる作品。

    1
    投稿日: 2022.03.06
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    若年性アルツハイマーと診断された男性の人生が描かれている 良くも悪くも実直な小説だなと感じた 読み終わってから海の見える理髪店と同じ作者なことに気づいた、確かに似たものを感じる 心臓の死、脳の死については広く議論されているけど 記憶の死はどうなんだろう 独りよがりな考えなのは承知の上で、私は自分が認知症になったら安楽死させてほしいと思ってるから記憶の死を人の死とみなすことに違和感がない 周りの人にとって記憶がなくても私自身に変わりないという考えはもちろんわかるけど、やっぱり最後くらいは自分の意思を尊重させてほしいと思っちゃう 日本の安楽死のあり方に変わる余地はあるのかなあ 難しい問題は抜きにして個人的には合法化されてほしい ✏曰く、アルツハイマーの進行は年齢が逆行していくと考えると、わかりやすい。 幼児が感情が獲得し、言葉を覚え、知識と記憶を蓄え、計算能力を発達させ、しだいにひとりでなんでもできるようになる。これと全く逆の現象が起きていくのだ。

    4
    投稿日: 2022.03.03
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    記憶が消えても、私が過ごしてきた日々が消えるわけじゃない。私が失った記憶は、私と同じ日々を過ごしてきた人たちの中に残っている。 『周囲の理解・支え』必要ですね。

    6
    投稿日: 2022.02.11
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    僕が読んだ本は多分映画化が決定する前の表紙だったもんで、実は内容を知らずに読み始めたんですよ。。内容を思い出してればきっと読まなかったのに。 というのも、若年性アルツハイマーのお話なわけですよ。あまり悲しすぎる本は普段から敬遠しているのに、まさかの悲しすぎる名作に遭遇。 知らずに読み始めたもんだから、逆に夢中になって図らずしもドップリのめり込んでしまったわけです。 卓越した文章力のせい(?)で余計悲しくて、感情移入してしまって、挙句の果てに自分の記憶が曖昧になっていしまう錯覚に陥ってしまって。。 いやいや大変な本です。但し、大変に悲しくも素晴らしい本です。 号泣必至。

    2
    投稿日: 2022.01.06
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    夫の友人からお借りしました。 広告マンである50歳の主人公が、若年性アルツハイマーに侵され徐々に記憶を失っていく物語です。 2.3年前に大恋愛というやはり若年性アルツハイマーに侵されていくドラマを観ていたので多少の知識はありましたが、本書は主人公の一人称で話が進むので、彼の恐怖が手に取るように伝わりその切実さはドラマの比ではありませんでした。 自死の道がよぎりながらも最後まで自分自身に食らいついていく姿が切なく、胸を打たれました。 自分だったらどう生きるだろう、そして、自分が妻の立場だったらどう支えるだろう、あるいは年老いた両親がそうなったら私に何が出来るだろう・・・ どんな立場であれ、まずは現実を受け入れるところが最初のハードルでしょう。 予防法や治療法が見つかることを切に願います。

    1
    投稿日: 2021.11.29
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     2005年第18回山本周五郎賞を受賞作であり、同年の本屋大賞で2位となった作品。  若年性アルツハイマーによりどんどん記憶が薄れていく人と、それを支える家族の物語。病気だとはわかっていてもそれを認めたくない、認めてはいけないと思う心境と認めざるを得ない現実。誰にもわかってもらえない苦しみと告白することへの恐怖。そうした心情が描かれている重たいテーマの長編小説だが、将来のためにも読んでおきたい作品。  いつ自分にも襲ってくるかわからない病であり、もしそうなった場合はやはり受け入れることは難しいのだろうと思う。自分が自分ではなくなる恐怖、緩やかに訪れる死刑宣告。それと向き合う強さは、どこから湧いてくるのだろうか。

    0
    投稿日: 2021.11.24
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    ブックオフの感動特集から。そもそも筆者の作品は好きだし、今回の”本の雑誌”特集でも取り上げられていたから、このタイミングで。それらと関係なく、久しぶりに感動作品を読んでみたい時期でもあった。という訳で、かなり期待大の状態で読んだことになるんだけど、感動という意味では、それほど大絶賛とまではいかない。それより、身につまされる度合いというか、色々考えさせられる度合いというか、そのあたりがだいぶ刺さる作品だった。アルツハイマー患者が実際にたどるであろう経験を、リアリティありありに展開させる筆致が良い。

    0
    投稿日: 2021.11.15
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    若くしてアルツハイマーを患った主人公の苦悩が伝わってくる。心が消えていく感覚は考えただけでも恐ろしい。。

    0
    投稿日: 2021.11.13
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    アルツハイマーになる主人公の話。 自分も記憶を失われていくような、 主人公と重なる感覚を覚えるほどの 引き込まれる描写だった。 今を大切に生きたい。

    0
    投稿日: 2021.11.11
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    若年性アルツハイマーを患ってしまう本人が語り手になっているからか、描写が淡々としてる。 切ないと思ったのと同時に、病気の進行の速さには驚いた。

    0
    投稿日: 2021.11.09
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    映画の内容を全然覚えてなかったので、その時はきっとつまらなかったのだと思う。今回こんなに身につまされたのは自分が主人公の歳越えたからか? 映画見なおしたい

    0
    投稿日: 2021.10.27
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    若年性アルツハイマー、聞いたことはあったがどのようなものかは知らず、この本を読んで少し知ることができた。アルツハイマーと聞くとお年寄りのイメージがあるが、この本の主人公は50歳。残酷な病気だと思う。自分や両親、夫が発病したら…と思うと考えさせれた。

    0
    投稿日: 2021.10.23
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    若年性アルツハイマー病患者の本人と家族の様々な苦悩や心の変化を描いた作品。 私も医療職として様々な認知症の患者さんと接していますが、かなりリアルな感じです。読後感も良い。オススメ!

    1
    投稿日: 2021.10.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    若年性アルツハイマーにより、少しずつ記憶を失っていき、いずれは身近な人でさえも誰か分からなくなってしまう。しかし、本人は忘れてしまっても、その人と過ごした時間は周りの人の記憶に残っている。その記憶だけでその先もずっとその人に寄り添い続けることができるか、自分だったらと考えてしまった。

    0
    投稿日: 2021.09.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    記憶が亡くなっていくことの怖さを思い知らさられました。 肉体の死、脳の死、など様々な死がありますが「記憶の死」は異質なもので、恐ろしいものだとわかりました。 それと、最後のページを読んだ時にすごく悲しくなって少し泣いてしまいました。

    0
    投稿日: 2021.09.16
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    あらすじ 広告代理店に勤める49歳の佐伯雅行は、公私ともに忙しくも幸せな日々を送っていた。そんなある日、彼は若年性アルツハイマーと診断される。やり場のない怒りと不安に苛まれ、徐々に記憶が失われていく夫を静かに受け止め、献身的に支える妻の枝実子との深い絆を描く。 感想 もう読みたくない。

    0
    投稿日: 2021.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    実際にアルツハイマーの方と接したことはなかったけれど、この病気を忠実に再現していてとてもリアルだった。 最後のシーンで、妻のことを忘れてしまったけれどこの夫婦はきっとこれから先、お互い支え合いながら生きていくんだろうなって思えるちょっとほっこりする描写だった。

    1
    投稿日: 2021.08.07
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    実際にアルツハイマーの方と関わったことはないからなんとも言えないけど、すごく忠実に再現されているのかもしれないと感じました。 最後の描写はとても悲しく、辛いものでしたがどこか光を感じられる綺麗なシーンだったなと。 自分がこれからどうやって毎日を生きていくかどうやって日々を充実させたものにしていくか...ついつい考えてしまう一冊です。

    0
    投稿日: 2021.07.26
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    ストレスの激しい広告営業をしながら、ある日アルツハイマーと診断される。 職場にバレないように必死に振る舞う主人公の姿は非常に切ないものがありました。 またそれを支える妻のはかない願い、アルツハイマーに効くものはないかと必死に模索する様子が伝わってきました。

    2
    投稿日: 2021.07.08
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    失っていく記憶、できることができなくなるって不安だろうし焦りや憤りもあるだろうし、主人公の立場と合わせて想像すると、読んでて苦しくなった。 日々こういった方に向き合う立場として、本人の心情やバックグラウンドがものすごく大事だってことや今後の関わり方を本当に考えさせられた。 最後はこれからにつながるような終わり方で本当によかったと思った。 読んでよかったと思ういい作品でした。

    1
    投稿日: 2021.07.05
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    アルツハイマー…やはり怖い病気だなと改めて感じた。 自分が、両親が、身内が、友達が、職場の仲間がなってしまった時、どうしたらいいのかを読みながらずっと考えていた。 その状況にならないとわからないことだらけだけど、いろんな事を学んでおこうと思った。 そう思わせてくれた、大切な本やった。

    0
    投稿日: 2021.06.29
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    2021年6月25日読了。 広告代理店に勤める佐伯、年齢はまもなく50歳。 毎日、仕事をバリバリこなしているのだが、軽い物忘れと眩暈に悩まされる。 病院で下された診断は「若年性アルツハイマー病」 一人娘が結婚、出産を控えるなかで佐伯は記憶と闘いはじめる。 闘いはじめると書いたが、ガツガツした闘病記ではない、途中から「これ、読後に絶対泣くやつだな」と思いながら読み進めたが、落涙まではいかなかったが、やはりウルっとはきた。 自分がこの立場になったら?、妻や配偶者、子どもがこの病に罹ったら?と考えさせられる。 陶芸、無心になれるんですかね?

    0
    投稿日: 2021.06.25
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    読み始めてすぐ思い出したけど、いつか映画がテレビで放送されてて、途中まで観たなー。 あまりにも悲しすぎて、全部ちゃんとは観ていない気がする。 でも最後のシーンは覚えてる。 広告代理店の部長の50歳の男性が、若年性アルツハイマーに侵されるストーリー。 映画で印象深かったのは、部下たちが徐々に彼の病状に気付き、本人はなんとか隠そうと頑張るが、何かの拍子にパニックに襲われてしまうところ。 小説も、前半はまずアルツハイマーに気付き、進行が止められなくなり、夫婦でなんとか恐怖心と闘う日々がえがかれ、その恐ろしさがビシビシと伝わってくる。 後半はひたすら哀しい。 会社の人たちの名刺を何度も確認し、仕事を続けようとするがとうとうダメになる。 退職するときも、自分を慕ってくれた人たちをぼんやりと思い出すことしかできない。 子どもの顔を忘れまいと写真を眺め、娘の結婚式に涙し、孫の誕生と同時に自分と妻の来し方を振り返る。 私は小説でも映画でも、植民地支配や戦争とかの、史実をもとにしたシリアスなものが好きだけど、 それはやはりどこかでもう「歴史(過去のもの)」となっていて自分とは無関係と思っているからであって、 「アルツハイマー」「老化」「病気」となると、いつかは自分にも起こるかも知れないことなのでシリアスすぎて深刻に受け止めすぎる。 この小説もあまりにも哀しすぎた。 ずーっと涙がぽろぽろ出続けた。

    2
    投稿日: 2021.05.30
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    未熟な介護職員です。認知症について理解を深める為に読みました。数秒前のことも思い出せないご利用者と接している普段、家族や周囲の苦悩ばかり考えてしまいがちですが、ご本人がここまで進行するまでの自分の知らない時間、どれほど不安だったかを考えさせられました。同時に、とても綺麗に描かれていると感じました。

    0
    投稿日: 2021.05.16
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    認知症の問題を突き付けられます。年をとればいずれ我が身かと気が重くなりました。 「若年性アルツハイマー」に苦悩する人間と、それに巻き込まれていく家族の悲惨さがいや応なく目の前に迫ってきます。 若年性アルツハイマーと診断された広告代理店のやり手営業部長が、それまで平和だった日常から徐々に地獄に引きずり込まれていくさまが描かれています。 主人公·佐伯の症状が進行するにつれて、記憶が次第に壊れていくあたりは残酷で怖いです。 映画を観てから読みました。  本の方が主人公とその妻の機微がよく描かれています。感動的で泣けてきます。

    0
    投稿日: 2021.05.01
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    記憶を失うとても怖い話しだった。 最後どう終わるのか、とても不安だったけど物凄くいい終わり方だった。 病気に対して向き合えるとてもいい小説でした。

    0
    投稿日: 2021.04.12
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    若年性アルツハイマーを発症したとして、自分だったらどうするだろうか。やはり自分で命を絶とうとはするだろうなと思います。次第に何も出来なくなって大事な人に負担を掛ける位であれば・・・。と考える事は自然だと思います。何も分からくなった将来の自分は自分ではないと思うんです。肉体ではなく精神こそが人間だとどうしても思ってしまいますから・・・。 しかしこれが家族の事になると急にそういう考えは影を潜め、どんな状態でもいいから生きていて欲しいと願ってしまう。でもこれが何年も続いていくとしたら・・・。きれいごとだけでは語れない切実な問題です。 バリバリの働き盛り49歳の自分に襲い掛かる病魔。何もかも忘れてしまう恐怖と抗う姿が自分と重なりとても恐ろしかったです。若い時であればまだしも、彼と年が非常に近くなってきて、切実さが全く違っており指先が冷えていくような感覚を覚えました。

    8
    投稿日: 2021.02.03
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    涙涙で読み進めるのが辛かったです。愛する人の記憶をなくしてしまう。想像がつかないけれど、そういう病気があるのも現実。

    0
    投稿日: 2021.01.07
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    痴呆症、アルツハイマーに恐怖した。今は薬で対応できると聞くが、果たして。自分が罹るとしたらあと早くて20年後だろうか。その頃にはもっと良い薬が開発されていることを期待する。

    0
    投稿日: 2021.01.04
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    何年か前に映画を見ました。とても良かったけど、若年性アルツハイマーを患って記憶のすべてを失っていくというストーリーはあまりにも重いため、原作を読むことにためらいがありました。意を決して読んでみたら、やっぱり重たい。すごく重たい。もう涙で何も見えなくなってしまいました。エンディングは一番悲しいとこなんだけど、少しだけ暖かい気持ちになります。それは自分の奥さんさえわからなくなってしまった佐伯さんが、奥さんの枝実子さんに対して、初めて出会った時のように「素敵な女性だと思った」「いい名前ですね」などという思いを持ってくれるからなんだと思います。枝実子さんも初めて出会った時のように応えます。二人は初々しくて美しいんです。だから、少しだけ暖かい気持ちになるのです。涙が止まりません。

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    投稿日: 2020.11.20
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    社員の名前や芸能人の名前がすぐに出てこないことが増えてきた。この本を読みながら自分もその方向に進んでいるのかもしれないと思う。佐伯が娘の結婚式の直後に倒れたところ、最後に妻が迎えに来たところで目が潤んだ。

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    投稿日: 2020.11.20
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    若年性ではないけれどアルツハイマーの身内を看ている。 本人は悪気はないのは重々承知してるけど、周りは本当に大変。本人にも家族にも残酷な病気だと思う。 アルツハイマー特有の症状が出ても自制心が働いてとても人らしい主人公と愛情深い家族で感動的な内容だったけど、現実は…。 介護してる家族がどうしようもなくなって…という事件が毎日の様に起きてる。事件は悲劇的で、事件を起こした後も幾多の苦しみ後悔を抱えて地獄の様だと思うけど、その事件に至るまでも同じくらい地獄の様なんだという事。家族だから愛情を持って介護するからこその地獄なんだと思う。 感動長編ですか…物語だからいいのかな。

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    投稿日: 2020.11.13
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    若年性アルツハイマーの主人公が、遠去かる記憶に抗いながら現実と向き合い、徐々受け入れていく姿を描いた作品。

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    投稿日: 2020.10.22
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    明日の記憶 萩原浩 1.購読動機 主人公は50歳前。彼は若年アルツハイマーを疾患した。 わたしは46歳。近しい年齢である。2年前の手術を機会に自身の身体の不調も老いの足跡も確実に感じている。 だから、手にとった。 哀しみの物語のなかに、生きることの執着を見出すために。 そして、支えてくれる周りの有り難さにありがとうの気持ちを伝えるために。 2.アルツハイマーを知る この「明日の記憶」という小説は、アルツハイマーという病の針路を教えてくれる。 患者自身の病理の進行と葛藤。 周りのご家族の言葉に出せない想い。 誰もが健康なわけではなく、必ず転機が訪れるのが人生である。 その気構え、備えは、早すぎるも遅すぎるもなく、本人、そう私自身が私の視点で行えばよいこと。 決して明るい小説ではない。 でも、萩原さんがこの小説を送り出してくれたこと、そして、50手前で出会えたことに感謝を表したい。 #読書好きな人とつながりたい

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    投稿日: 2020.09.21
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    自分の父がもしアルツハイマーだったら、、、もしなったら、、、 と考えさせられる本だった。 忘れられる側だけでなく忘れる側の辛さについて考えることができた。将来医療従事者として働くようになったとき忘れられる側、忘れる側の両方の立場に立ってサポートができるような人になりたい。

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    投稿日: 2020.08.08
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    10年以上前に映画を観た。原作は初読。 主人公は50になったばかりという設定だった。自分とさほど変わらない年齢にショックを覚える。 「記憶の死は、肉体の死より具体的な恐怖だった。」 身体の機能(記憶)を失うという恐怖。 普通、ではなくなる恐怖。 それを周囲に悟られる恐怖。 「私自身が私を忘れても、まだ生命が残っている。」最後にそう思えた主人公。 病をカミングアウトし、病と共に生きようとする人に、心から敬意を表する。 .

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    投稿日: 2020.07.14