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下鴨アンティーク アリスと紫式部
下鴨アンティーク アリスと紫式部
白川紺子、井上のきあ/集英社
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総合評価

95件)
3.7
16
29
34
2
0
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    世界観がとても好きです。 目の前に鮮やかな着物の世界が広がるようで、読んでいてときめきを感じました。 良い意味で重い話ではないので、休みたい時にぴったりかなと思います。

    0
    投稿日: 2025.09.06
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    鹿乃と慧ちゃんの淡い恋模様も楽しみつつ 着物や古典文学に詳しくなれる小説。 続編を読みたいとは思わないけど…笑 1話30分くらいで読みやすかった!

    0
    投稿日: 2025.06.05
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    可愛いお話で、1つ1つの話が区切られていてかなり読みやすかったです。 シリーズもので、頭を空っぽにして読みたい時に丁度いい作品でした!!

    8
    投稿日: 2025.06.02
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    「アリスと紫式部」 あべこべの答えは。 子供ながらに思うことはあったとしても、味方が誰一人とていない状態で徹底的にされたら心が壊れてもおかしくないだろ。 「牡丹と薔薇のソネット」 想いは遂げられず。 何もかも分かっていたからこそ無理に連れ出すこともしなかったのだろうが、直接会って別れを告げていれば違ったのかも。 「星月夜」 日記に書かれた恋。 共に過ごすに連れて変わりゆく感情に振り回される日々だったろうが、もしかしたら同じく出会った日には落ちてたのかも。

    0
    投稿日: 2024.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Tさんのおすすめ。 元華族の家に生まれ、父母を早くに亡くして祖母に育てられた鹿乃は、 現在、高校生。 一年前には病気で祖母も亡くし、 下鴨の洋館に兄の良鷹と暮らしている。 離れには兄の友人の慧が住んでいて、蔵には訳ありのアンティーク着物。 鹿乃は休日を祖母のお下がりの着物を着ている暮らしており、 祖母の着物を愛している。 蔵からしてまってあった着物をだしてみたところ、 柄が変わったり、長襦袢が泣き声をもらしたりと、 さらりとした怪異が起こりはじめる。 その謎を解いていくが、 今のところ、背負っている業も運命もなく、卓越した異能もない。 危険といえば、 祖母の友人の孫、洋館に住み温室で薔薇を育てている、 涼やかな顔立ちの大学生の存在か。 照れもせず薔薇の花束を鹿乃に渡す「たらし」なので。

    0
    投稿日: 2024.05.03
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    ミステリー×恋愛で、どんどん読み進められるお話だった。一話一話がほどよいボリュームの短編なので、サクサク読める。シリーズものということで好きな人は続きが読めます。

    2
    投稿日: 2024.04.05
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    フォロワーさんに教えていただいた本。  とても可愛らしいお話。開けてはいけないと言われていた蔵、柄が変わった着物、泣く長襦袢、蔵の中の祖母の着物…不思議なことを解決していくのが面白くて気がついたら読み終わっていた。着物に惹かれる。  源氏物語を大まかには古典の授業やその他諸々で知ってはいたけれど、もっとしっかりと読んでいれば、このお話をもっともっと楽しめたかもしれない!源氏物語も履修したい。

    1
    投稿日: 2024.03.12
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    古い着物を大事に着てる、おばあちゃん子のヒロインには好感しかない。古い洋館で暮らす麗人たちが、オカルトチックな謎を解決するお話し。 ほのかな恋心も読んでて楽しい。

    15
    投稿日: 2024.02.14
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    何となくタイトルで読んでみたけど、案外面白い話だった。 短い話がいくつかあって、読みやすかった。 私も着物が好きだから、着物に関する謎解きが楽しくて、さらりと読み終えることが出来た。

    1
    投稿日: 2023.11.06
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    読みやすくて、面白かった。特に難解の本を読んだ後だったので、余計にそう思ったのかも。恋愛が絡んできて、続編も気になります。

    2
    投稿日: 2023.07.13
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    2023.2.2 読了。 亡くなった祖母の影響でアンティーク着物を愛する鹿乃は両親を早く亡くし、兄の良鷹と共に祖母の家で兄の友人の慧を下宿人に迎え暮らしていた。祖母に「開けてはいけない」と言われていた蔵を開けたことで次々と不思議なことが起こるアンティーク着物をめぐるミステリー小説。 設定がとても自分好みだったし主要な登場人物が皆美形でありアンティーク着物や住んでいる洋館などの描写も美しく想像しながら読んでいくのが楽しかった。知らない文学も出てきたがふりがなも適度にふってあるし説明も端的にされているので読みやすかった。ドロドロ系やイヤミスではなく摩訶不思議という世界観。 続編では鹿乃と慧の関係がどうなっていくのか、慧が育ってきた環境なども気になる!

    1
    投稿日: 2023.02.02
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    正確に書くと星3.8。 初めて読んだということもあり、面白かった。 基本は妖などがからむ謎解き系で、そこに少し恋愛要素もプラスされている。 続編も読みたい。

    0
    投稿日: 2022.06.20
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    ストーリーのコアになる謎の部分が不思議という名の超常現象で、そこが受け入れられなかった。元も子もないけど。残留思念とかがある世界、みたいな設定だったらまた違ったのかなぁ。春野君どうなるかは気になる。

    0
    投稿日: 2022.02.20
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    着物にまつわる謎を解く、ちょっと不思議な話。落ち着いた雰囲気が好み。おばあちゃんの恋の話が可愛かった。食事や着物の描写にこだわりを感じました。おもしろかった。

    0
    投稿日: 2021.12.13
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    契約結婚シリーズで作者さんを知り、こちらは京都を舞台に、古文や着物、アンティークに関連した事件を解決しつつのファンタジーだと知り、興味が湧いて購入。 表紙がとても好みで、素敵! 京都が舞台だけあって、言葉つかいや景色、習慣に、京都らしさを感じる。 ただ、作者さんの作品では、さきに契約結婚シリーズを読んでいたので、こちらは少々あっさりめというか、ちょっと物足りなさのようなものを感じた。 着物を使った事件や、それらに関連する歌の謎などは面白いと思ったが、なんとなく主流、先が読めてしまうかな。

    2
    投稿日: 2021.09.04
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    瀟洒な洋館に住み、舞台は京都で休日にはアンティーク着物を着る。まさにレトロ!モダン!と好きなもの尽くし。アンティーク着物と文学を絡めて、お料理の描写も美味しそう。どの柄にしようと着物を選んで、お台所からお味噌汁の匂いが漂う、谷崎潤一郎の世界観。

    0
    投稿日: 2021.07.27
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    初めての作家さん。言葉選びや文の運びが何だか好きだった。鹿乃ちゃんもかわいい。着てる着物を見てみたいな。着物に疎いので、イメージできなくて残念。また追いかけたいシリーズが増えてしまった

    0
    投稿日: 2021.05.24
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    そこはかとなくダークな烏姫とはだいぶ雰囲気が違うけど、詰め込まれ過ぎておらずふわふわと軽い、でも柔らかく整っていて居心地のいい文章がとてもとても好み。読んでいると気持ちが整うような感覚がある。 登場人物がそれぞれ適度ないい距離感にいるのもストレスが少ない。ほんとに好き。 かなり長いシリーズのようなので先々も楽しみです。

    0
    投稿日: 2021.04.26
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    着物に隠された謎。着物に残った様々な思いを文学作品を手がかりに解いていく。京都言葉の穏やかな会話が心地いい。慧も鹿野を思っているようなのに、自分の気持ちをそれとは認識していないよう。春野と知り合ったことで変化していくのかな。

    0
    投稿日: 2020.06.12
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    少女マンガのような雰囲気でさくさく読めるので、軽めの読書をしたい人向けかな。 京都に住んでいたことがあるので地名を見ると、「あー、あの辺りかな。」と想像できて楽しかった。

    1
    投稿日: 2020.06.07
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    vol 2  下鴨アンティーク ~アリスと紫式部~ 白川 紺子さん  "下鴨"という聞き慣れた地名が目に止まって読んでみた。セリフが京都弁でうちに馴染みやすくて物語がすんなり入ってきた。主人公が同い年なのもまた読みやすい。着物の知識や古典文学、文化史どれも自分の興味にピッタリで難しくても楽しんで読める作品。でてくる謎も不思議やけどそこに詰まっている恨み、嫉妬、感謝、心配、憧れ、愛、いろんな感情が読みとれて面白い。まだ何冊か続いてるみたいやから読んでみる。 

    0
    投稿日: 2020.01.31
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    祖母から遺された蔵の中の着物の謎を、孫娘の鹿乃が解き明かす。 古美術商の兄、良鷹や、下宿人で日本の近世文学の若き准教授である慧のたすけを借りながら。 鹿乃がとにかくかわいい。 いまどきの女子高生とは思えない。 そして、外面イケメンとツンデレイケメンが彼女のわきをがっちり固める。 何か、少女漫画をそのまま活字にしたかのよう。 モチーフがアンティークの着物なので、文学好きには楽しいだろう。 着物の柄に込められた意味、持ち主の思いを読み解いていくのだが、源氏やシェイクスピアが下敷きになっている。 よくできてるなあ、と感心してしまう。

    0
    投稿日: 2019.11.03
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    亡くなった祖母が保管していた着物は曰く付きで、柄が知らぬ間に変わったり、すすり泣きが聞こえてきたりする。 孫の鹿乃と兄たちが、着物に込められた気持ちを読み解き、その気持ちを晴らしていく。 謎解きには、俳句や源氏物語などの古典も関連していて、勉強になった。

    0
    投稿日: 2019.09.16
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    古い着物にまつわる不思議な出来事。 古典を絡めてちょっとだけオカルト要素(いや、ファンタジー?)あって、好みでした。 おばあちゃんのツンデレが可愛すぎて悶える! 主人公の恋愛の今後も気になるー。 けど、慧ちゃんとは年が離れすぎでは……。

    0
    投稿日: 2019.08.03
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    ファンタジー系ミステリですね。個人的には勉強不足もあり、紫式部とか平家の話とか俳句とかのことはよくわかりませんでした。 お料理の描写が美味しそうだったのと、キャラがまぁまぁ好きだったけど、全体的には入り込めない作品でした。残念。

    0
    投稿日: 2019.06.13
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    アンティーク着物のちょっと妖し系謎解き物語。 こんな着物には、こんな帯と半襟と帯締めと・・・その組合せが判じ物というかメッセージになるという楽しい世界を垣間見れます。 京都に暮らす華族令嬢のお話でもあるので、別世界ではあるけど、情念めいたところは身近で、ちょっとぞっとします。 私には考えられないような模様の着物も出てきて、おしゃれとなると、伝統にしばられず、あれこれ行ってしまうのは、洋服も和服も同じなのかと感じたりもします。 文学作品もエッセンスになっていて、独特の世界で遊ぶ物語かな。

    0
    投稿日: 2019.04.27
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    おもしろかったけどアンティークミステリときいていたのでミステリじゃなくてファンタジーだったから少々ショックでした。出町ふたばうまいよね。

    0
    投稿日: 2019.04.14
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    着物の謎と美しい洋館、そこに暮らす美しい兄妹、そして 居候の兄の友人、美男美女が織り成す恋と着物と京都下鴨 ただだだ雅!

    0
    投稿日: 2018.12.13
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    シリーズものは失敗したくないから少しずつ買うようにして (以前は大人買いが好きだったけど。。。) これは読み続けることにしました あまりファンタジーが濃くなるのは得意ではないけれど それでも読みたいと思ったのは 着物をとりまく物語が奥深いから 楽しみに少しずつゆっくり読んでいこう

    0
    投稿日: 2018.09.08
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    もともと京都が好きで手にとってみた本で、それを完結まで一気に読了。 登場人物達を丁寧に描かれているのが印象的でした。 鹿乃と慧の微笑ましい恋を見守りながら、美しい着物と人の優しさに触れることができる本ではないでしょうか。 それに比べて、良鷹の関わる事件は不気味さが増すというか凄惨というか…。鹿乃が関わった事件とのギャップには驚かされました。 個人的には「真夜中のカンパニュラ」と「羊は二度駆ける」が好みです。

    1
    投稿日: 2018.06.16
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    着物にまつわる謎を解く物語は楽しかったのですが、青春が詰まっているような作品で、おじさんにはちょっと若さが眩しかったかな。

    0
    投稿日: 2018.06.01
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    いつもだったら手に取らないタイプの本ではあったのですが、アンティーク着物の単語に惹かれ。 短編がいくつか収録されている形なのが好きでした。 文章もきれいだし、ミステリも、短編なのにしっかりと練りこまれていて、出てくるゲストキャラたちもそれぞれに人間らしくて、決して毎回大円団にならないのも好きです。 もともと雑誌コバルトで掲載されていたものだからなのか、すごく分かりやすい形で、主人公と准教授がくっつくんだろうなあという雰囲気が最初からぷんぷんしていて、それだけが苦手でした。 テンプレートのように色々と魅力的なものをぶら下げた准教授と、これまた少女漫画の主人公が行くべき王道を邁進する主人公…。こういうのがウケるんだろうなあと思いつつ、方向音痴な設定だとか、さも当然に荷物持ちに男性キャラを呼び出すところだとかが、若干苦手でした。 反対に、主人公の兄がものすごく好みのキャラだったので、たぶん、兄妹でバランスを取ってくれたのかもしれないです。 正直なところ、メイン二人の恋模様にはさして興味はないのですが、お話の作り自体はとても魅力的で、また謎解きパートも読んでて楽しいので、読み進めようと思います。

    1
    投稿日: 2018.05.29
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    くすぐったいような京都弁。鹿乃と慧の間に流れる甘い空気に、もぞもぞしながら、不思議な物語を読み進めました。最近ファンタジー系も読むので、ならではきたけれど、最初は、ん?ってなります。読み返してやっと理解するような。自分の常識の中だけで読んでしまうのが、まだまだ読む力の足りないところだと反省します。情景や食べ物の美しい描写に惹かれました。

    0
    投稿日: 2018.03.13
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    主人公の野々宮鹿乃は着物が好きな高校三年生 兄は古美術商で良鷹 兄の友人の大学で准教授をしている慧(下宿人)と3人で暮らしている 旧家の家柄で蔵に昨年亡くなった祖母の着物があるということで探すことになる が、他にも人からもらった着物があり、その着物が泣き出しり、柄がかわったり、奇妙なことが起こりそれを解決するはなし

    1
    投稿日: 2018.03.11
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    何気なく手に取った一冊。 すんなり入って読みやすかった。 鹿乃、彗、良鷹の3人のアンティーク着物をめぐるミステリーというか謎解き⁈ この作家の作品は初めて読んだけれど、シリーズ化しているので、2冊目本日購入。

    0
    投稿日: 2018.02.28
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    ツイッターなど至る所で目にかかり、私も購入。 装丁も可愛いくてとても好み。 着物が大好きな鹿乃がさまざまな着物に関する不思議事件を解決していくお話。 着物のことが詳しく書かれていて、合わせ方など真似して見たいと思った。 着物はたくさんは持ってないですが… シェイクスピアのソネット集のところはなんとなく素敵だなあと思った。 着物から古典や洋書など幅広い関連性があってなかなか読み応えある。 次巻も早速購入。

    2
    投稿日: 2018.02.03
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    シリーズ化してるのを見て気になって、手に取った本。 鹿乃と慧の関係の今後も気になるところではあるが、何より鹿乃の家の蔵の中の物たちが原因で起こる不思議現象(としか言いようがない)が面白い。 次は何が出てくるかと少しワクワクする。 と同時に、鹿乃と一緒に謎解きをしている気分になれるのも楽しい(年齢は違うけど)。 短歌やら俳句やら日本史は全然詳しくないけど、着物の話は好きだし、読みやすかった。

    0
    投稿日: 2017.12.23
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    軽い本が読みたいなぁと手に取ってみました。 うん、軽かった。なんて言うのか少女漫画みたいなお話。それにしても私は着物の柄が変わったのは科学的な説明が付くのかと思ってたら全然違った展開になったことにびっくりでした。 そしてそれに驚かない主人公たちに反対にビックリ。 いやさ、君たち、長じゅばんが泣いたらもっと驚こうよ、気味悪がろうよ… とそんな方に気を取られてしまいました。 まあでもちょっと不思議な少女漫画テイスト小説~と思えばそれもアリなのかもしれない。面白くない訳ではないけれど自分にはあまり合いませんでした。

    1
    投稿日: 2017.09.29
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    旧華族の娘である主人公は、兄とその友人の3人暮らし。 昔祖母が開けてはいけない、と言っていた蔵を開けると 不思議な事が次々と起こり始めた。 プライドに凝り固まった気持ち。 感情を素直に伝えられない現実。 これぞツンデレ! という3話、でした。 見たて、が出てきますが、最初の紫式部について そういえば、程度で2話目はさっぱり。 けれどこれは、聞いている分にはロマンチックかも? 3話目もかなり…ですがw

    0
    投稿日: 2017.09.20
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    京都の元華族の邸宅に住む鹿乃と兄、良鷹。その友人大学で教える慧は離れで暮らす。祖母が残した蔵の中の着物はいわくつきのものたちだった。その謎を解き管理することになった鹿乃は… 贅沢な着物やコーディネートが楽しい。Gと先輩より

    0
    投稿日: 2017.09.12
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    京都ならそんなこともあるかな、って思っちゃうのが京都という場所の力なのかもしれません。 着物にまつわる怪異、不思議なお話しなんだけど、源氏物語や不思議の国のアリス、シェイクスピアに正岡子規と、文学ミステリーともいえるお話しでした。 文学と着物。そして京都。 それだけでも素敵な雰囲気がしますよね。

    0
    投稿日: 2017.09.03
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    面白かったです。 着物に絡めたファンタジー風味な謎解きで、着物の知識や時代背景やら、読書にも参考になりました。 シリーズで出ているみたいなので続編も読みたいです。

    0
    投稿日: 2017.08.27
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    2017/7/17読了。 思っていたよりはるかに面白かった。 もっと早く読んでおけば良かった。 次巻も読むのが楽しみ。

    0
    投稿日: 2017.07.19
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    とても読みやすい話でした。 休み毎にお着物で過ごす高校生、とても粋だし素敵だなと思うけれど、実生活ではなかなか現実的には感じられない。浴衣ならわかるんだけどね。 シリーズ改めて読みます、で星4つ

    1
    投稿日: 2017.06.25
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    夜は短し歩けよ乙女の映画を観て、京都繋がりで手に取った本。 映画との繋がりは下鴨くらいしかないけど。(笑) 古物商の兄と、兄の友人で同志社大学准教授の慧と3人で暮らす鹿乃。 とあるきっかけで、亡くなった祖母が管理していた蔵から現れる不思議な着物の謎の解明に挑む。 旧華族ということで、立派な屋敷に蔵、下宿用の部屋もあり、沢山のアンティーク着物。 これぞ京都!っていうイメージ通りの優雅な空気が流れていて、バリバリ京都弁の鹿乃。 全員そうだと読みづらいけど、慧が標準語なので、適度なアクセントに感じる。 日常の謎というには、着物や旧華族と言った身分制度の話がバリバリ出てきてあまり身近じゃないし、ミステリーといっても着物がすすり泣いたりするしな~と思ってとりあえずファンタジー扱い。 そして、読み進めて思ったのが、携帯がない時代の話だなということ。家電で異性の家に電話する描写が、あぁ、昔の高校生はそうやって距離を縮めるのかぁと、朝ドラを見た気になった。 3話目の祖母の日記を読んでこっちもドキドキする。というか日記の描写にすんごくキュンとした。 このほのかなキュンの入れ処がさすがオレンジ様。 着物の柄や文学の一説を謎解きの素地にしてるので、読むたびにへぇーと思いながら、教養をつけたいなぁと思う。源氏物語の解釈の話は面白かった。 そして慧の過去や鹿乃の両親について何も触れられてないので、続きが気になる。ふたりの進まないじれじれ恋愛模様も今後のお楽しみって所かな。 1回目 2017.4.9読了。

    2
    投稿日: 2017.04.19
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    京都の下鴨を舞台に、アンティーク着物をめぐる謎を解くファンタジックな物語。 かわいらしくて、好みに合う要素がいっぱい! 野々宮鹿乃は、高校3年生。 旧華族の家柄で、祖母の遺した家に、兄とその友人と住んでいます。 兄の良鷹は古物商だが、家でぐうたらしていることが多く、無駄に?顔と頭だけはいいという。 兄の親友・八島慧は近くの私立大学の准教授で、離れに下宿しています。 兄同様に友達は少ないらしいけど、頭がよく物静かで、鹿乃のよき理解者。 鹿乃のことはまだ子ども扱いしているけど‥? 土蔵にある着物を虫干しすると、思わぬ出来事が‥! 「アリスと紫式部」だなんて、そそる章タイトルですこと。 六条の御息所は、興味を惹かれる人物ですよね。 「牡丹と薔薇のソネット」 あきらめたはずの恋、でも思いはそこに‥? 「星月夜」 意地っ張りな祖母のほほえましい恋心。 ひそやかに登場した白猫ちゃんの存在が、心地いい。 高校生にしては珍しく?着物好きな鹿乃は、家では週末などに着物を着て、それもテーマを決めた見立てを楽しんでいます。 着物は好きなのでかなり、ありありと目に浮かび、とっても楽しい。 イラストや装丁も合っていて、うっとりと味わえる綺麗なお菓子のような世界です☆

    8
    投稿日: 2017.02.22
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    子供の同級生のお母さんが好きなようで…一度、どんなもんか…と買ってみました。アリスに紫式部…の取り合わせも私には魅惑的でした。 読んでいくと…そこは異世界!京言葉に京都の旧家!着物を着る高校生の少女!現実世界との余りの距離感を感じるが…。でも好きな世界です。なるほどねー…て感じ。 さてはて、本書は分類的にはライトノベル…みたいですが、内容は源氏物語やシェークスピア等、古典のエピソードを描いている。←ま、そこらへんがオトナ女子が読むのにも自己満足、自己陶酔できるわけですが…。3話の星月夜は和歌がモチーフになっている。右京大夫を検索したら、平安時代!平清盛の時代!平家物語の時代…1話の源氏物語モチーフと何だが「対」な感じもするなーと。そして、星月夜の白猫は、丁度1念前のドラマ、スミカスミレを彷彿とさせる!あのドラマのキュンキュンした感じに通じる乙女感♡。まあ、ここらへんがラノベーな感じかな。

    1
    投稿日: 2017.01.17
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    再読ですが面白かったです。鹿乃が着ていたり、不思議なことになる着物の描写が綺麗です。柄は想像するしかありませんが、ちょっと難しいです…。再読して、食べ物も美味しそうだということに気がつきました。春野さんは一作目から出てたんやな。続きも楽しみです。

    0
    投稿日: 2017.01.07
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    シリーズで出てたので気になって借りてみた一冊。 私、実は着物を普段着に着てみたいという憧れがあり、この主人公の可愛い着物を見てみたくて仕方なくなりました! 時代は繰り返すじゃないけど、着物いいと思うなぁ。柄や帯にストーリーがある。というのもとてもいい!! 内容もさることながらそういう着物視点で楽しめた一冊。 着物にまつわる幽霊退治?みたいなのがストーリーの核となっており、どうしたら成仏するのかー?みたいなそんな可愛いらしい幽霊退治?のやうな作品でした! 読みやすく可愛い!!表紙もオシャレで、なんだかとっても女心を刺激する一冊です!

    1
    投稿日: 2016.12.29
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    着物の文様や古典文学にまつわるミステリー。 今回は源氏車と露芝の文様が出てた。こうやっていろんな文様を知れて楽しい。

    0
    投稿日: 2016.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    京都の古くて大きな洋館に住み、通うのはお嬢様学校 一緒に住むのは、ちょっとだらしないけど、いざと言う時には 頼りになるイケメンの兄と、優しくてステキな兄の友達で、週末は 祖母の形見のアンティーク着物を着て過ごす、旧華族のお嬢様が 持ち主の未練によって柄を変えたり、泣き出したりする着物を元に 戻す為に、奮闘すると言う ファンタジーと言うより、ほぼ御伽噺なので設定を大正時代とか 日本っぽい架空の国にした方が、違和感ないかも 想い合ったのに、一緒になれなかった男女の襦袢と羽織裏を 一緒にしてあげたら解決とかは、安易だけどまぁ判り易い けど1作目の、この見立てにしたから!なんてのは、ちょっと 無理が有る気がするなぁ 表紙を含むデザインが美しくて秀逸、これで何かグッズを作って欲しい

    0
    投稿日: 2016.10.05
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    集英社オレンジ文庫ですよ!! しかも、新刊ですよ!! も~~~~!! 本がキレイ!! 何度ニオイをかいじゃったか!! ヤメなさいよ・・・ でも、新しい教科書の匂いがするの~!! フンガー! さて、この本はかなり前に本屋パトロールをして「読みたい本リスト」に、いれていたのだけど、当時この集英社オレンジ文庫という文庫そのものが新しかったのか、図書館には全然蔵書がありませんでした・・・。 でも最近は椹野道流氏の「時をかける眼鏡」シリーズも蔵書に増えていたし、チョイチョイ増やしていってくれていたようやけど、図書館のサイトの「新刊リスト」を、見ていて(この本を)見つけました! ちょっともうあきらめていたちゅうか忘れていただけに、めちゃくちゃうれしい!! ソッコーでリクエストしたら、すぐきました。すぐ!! ちゅうわけで、かなり前のめりで読み始めたところ、・・・大好きなお祖母ちゃんの形見である着物を虫干ししていたら、 着物の柄がひとりでに変わっている と、いう・・・。 また、別の章では桐箪笥になおしてある 長襦袢から女性のすすり泣く声が聞こえる という・・・。 なんだこの本、何ジャンルやねん!? と、なった。 結局、読んでいる最中にスルスル引き込まれてめっちゃくちゃ面白かったんやけど、「アンティーク着物をめぐるミステリー」ちゅう触れ込みやったので、こっち方面のミステリやとはまったく想像しておりませんでした。 あー、びっくりした(笑)。 旧華族である鹿乃ちゃんと、そのお兄ちゃんが二人暮らしの洋館に、お兄ちゃんの友だちが下宿をしているという設定。 お兄ちゃんもその友だちも当然イケメンやし、お兄ちゃんは古物商、友だちは大学の准教授ちゅう設定。 鹿乃ちゃんは女子高育ちで 「ごきげんよう」 とかいうちゃうような世界の子で、なんやろうもう 80年代前半の少女漫画の設定がすべてつまっている ちゅう具合。さすが、コバルトの流れ!! 笑 この少女漫画設定だけでも、正直楽しい。非現実すぎて、楽しいー! 最近こういうの好きやなー、私。なんか、振り切れたんか(笑)。 しかも、予想通り鹿乃ちゃんとお兄ちゃんの友だちは、キュンとする間柄っちゅうね・・・(まだ当人たちの気持ちも自覚していないけれども、どう見ても両想い)。両想いてなつかしいフレーズきたなこれ。いやエエねん80年代の少女漫画やから、両想いで。両想い。 続編も数冊出てるみたい。 図書館に蔵書がないのでもちろんまたリクエストをかけるけど、果たして買うてもらえるかどうか・・・。 でも、アンティーク着物だけでそんなにようけの話が作れるのかしら。 また、お兄ちゃん(=良鷹)のお商売の話とか、良鷹とその友だち(=慧)の関係とか、出会いとか、そのあたりもじわじわ書いていってもらわれへんかな! チラッとしか見せてもらえてないキャラにもすっごい興味があります! わりと鹿乃ちゃんはまっすぐないい子のよう。 そういえば「三条のホームズ」の葵ちゃんと清貴も女子高生と大学院生ちゅう年の差カップル(・・・古っ)やねんけど、あちらのふたりとはちょっと違う。 男子がややこしいという点では同じやけど、ちょっと違うね! でも、カテゴリ的には同じ ほんで、同じものを見ても違うとらえ方をするなら、二倍のとらえ方ができてお得じゃない? と、鹿乃ちゃんが慧にいうていた。 慧はそんな鹿乃ちゃんに苦笑しちゃうんやけど、こういう柔らかい発想はいいなあと思う。 価値観が同じであることは大切やけど、だからってすべてが一緒である必要もないよね。 大切なのは、違う価値観であってもそれを認めることかな。 ま、それが難しいんやけどね・・・。 あと、私は源氏物語の六条御息所は、被害者やと思って読んでおりました・・・。(;^ω^) この方、気の毒やんね、あんなややこしい男に惚れてしまったばっかりに・・・(そこまでいう)。 富貴子さんと健次郎さんの話もよかった。 日記なんて、なんかもうキュンキュンしながら読んだよ(笑)。こんな時代からツンデレはあったのね(笑)。 ほんまこの本、アンティーク着物ミステリというよりは少女漫画ミステリやな! 装丁もすごい可愛い。 扉絵なんかも凝っていて、「大人のぬりえか!」と、思った。 こういう凝った装丁も 「少女漫画~!!」 ちゅう具合で、なんかもうキュンでおなか一杯ス! (*´ω`) 女子になれた感じ。なんやそれ あー、続編読みたい!!! (2016.04.29)

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    投稿日: 2016.09.19
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    本の好みが似ているお友達に教えてもらって読みました。京都が舞台の、アンティーク着物にまつわる不思議を解くミステリです。着物が題材なだけあって、着物の着こなしが出て来るのはもちろん、詩や俳句も登場するので面白いです。茶道をかじっていたため少しは着物のことが分かりますが、分からない色や柄を調べて頭の中で思い描くのがとても楽しいです。主人公の鹿乃と下宿人の慧との関係も見どころです。歳が少し離れた男女の恋愛模様を見守るのが好きなので、続刊はそちらも楽しみに読みたいと思います。読み終わってカバーや挿絵(扉絵?)を見返すと、内容と繋がっていて面白いですね。

    0
    投稿日: 2016.09.13
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    舞台は京都・下鴨。 高校生の鹿乃が、お蔵の中の祖母の着物を虫干ししたことから巻き起こる不思議なできごと。 着物・古典・猫ちゃん…好きなものばかりです。 特に鹿乃がテーマを決めてコーディネートする着物が素敵。 大好きな『鏡の国のアリス』をモチーフにしたり、 お能の舞台を観に行くために、市松柄の小紋とかわいらしい猫の帯をお獅子に見立てたり。 どんなんだろう…と想像するだけでウットリ。 そして、そのあつらえにすぐ気づいてくれる慧もいい。 #アリスと紫式部 源氏物語の葵の上・六条の御息所・源典侍 車寄せの「あべこべ」。わぁ、なんて粋な思いつき! #牡丹と薔薇のソネット 住む世界が違うからと、あきらめなくてはならなかった恋。 ”恨み”であってもいいから思い続けていてほしいなんて、せつなすぎる…。 #星月夜 これが一番好きです。 夫が好きで、好きで、どんな顔をしてそばにいればいいのかわからなかったおばあちゃんの恋物語。 意地っ張りなおふじさんが、とてもかわいらしい。 好きな人のそばにいるだけで、見慣れた景色も光り輝くもの。 そうでした。しばらく忘れてましたね。 そして表紙のシロ猫ちゃん、やっと登場。 リリィ・白玉のタマ・白楽天…好き勝手に呼ばれてます。 続編があるようなので、ぜひとも読みたいです。 白露ちゃんが、また蔵から抜け出てくれることを期待して。

    19
    投稿日: 2016.08.13
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    主人公が京都弁なので、小説としてちょっと読み辛さがあり敬遠してたのですが、周囲の評価はわりとよかったので図書館にあったのを機に読んでみました。 思ったほど読み辛さはなく、お祖母さんの優しい思い出話等、読まず嫌いで済まさずよかったです。 ただ、やっぱり私自身が関西住まいのため、どうもあの口調を文章で書かれると脳内イメージがあまり可愛い子にならないのが何とも…。お兄さんもカッコイイと騒がれるレベルのはずなのに。

    0
    投稿日: 2016.07.13
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    下鴨アンティークだが、特に古美術の店の話ではない。 舞台は京都。 古い着物の話で、普通の骨董品の話ではなく、魔法のような幽霊のような、ありえない出来事が起こり、それを解決していく話。 着物と、和歌や古典文学が絡んだ話で、ライトノベル。 女子中高生に好まれそうなライトノベルです。

    0
    投稿日: 2016.07.09
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    着物を着たくなった。美味しいものもたくさん出てくるし、文学も骨董も……なんて盛りだくさんなんだ!全く予想外に面白かった。描写も良かった。

    1
    投稿日: 2016.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    風に立つライオンの後に読んだので軽過ぎて予定調和で、うざい若者って感じがしてどうも苦手。 少し軽い本を読みたいときなら満足できたかも。 続編読みたくないけど借りちゃってるので読まないわけにもいかない。

    0
    投稿日: 2016.03.04
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    「下鴨」って、いい名前ですよね、なんか。 森見さんの小説にもよく出てくるし、「下鴨茶寮」ってお店もなんか入りたくなっちゃう(笑) なのでこの「下鴨アンティーク」も、最初は完全に名前で手に取りました。 私は本当は、非現実的というか、この話でいえば着物から泣き声が聞こえるとか、そういうのあんまり好きじゃないんですが、これはなぜかすんなり読めるんです。 悪い人が全然出てこないからかな。 源氏物語とかシェイクスピアとかの文献を紐解いて……という内容なので、ちょっと「ビブリア」を思い出します。 オレンジ文庫って割と低年齢向けのシリーズなので、若い子たちがこれを読んで、次に源氏物語に興味持って読んでみたりとか(まずは「あさきゆめみし」あたりから)するといいな、なんて思います。 ここに出てくる着物もそうだけど、鹿乃や慧が作る料理もおいしそうで、そんな食卓を想像するのもまた楽しいです。

    1
    投稿日: 2016.01.28
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    アンティーク着物にまつわる話、というところに興味をひかれつつ、軽いお話かな?とあまり期待せずに購入。京都は下鴨を舞台に、祖母が遺した着物に関する謎を解決していくお話。テーマに沿った着物の描写や、同居人の准教授が小出しにする蘊蓄にあっという間に引き込まれる。続編も期待大。

    1
    投稿日: 2016.01.22
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    古典文学・文化、ファッションが好きな方にはたまらない一冊だと思います。 また、サクサク読めるので、時間はたくさん取れないけど本が読みたい時にいいかと思います。 虫干しした着物にまつわる謎を解いていくのですが、ファンタジーにはいるのかな?分類はわからないけど穏やかに謎解きが進むほっこり感に癒されました。 源氏物語の車争いが出てきた時、古典好きの私はテンション上がりました。 着物には詳しくないけど、物語の鍵の着物も主人公が着る着物も想像すると楽しくなりました。

    0
    投稿日: 2016.01.03
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    着物好き、猫好き、国文学好き、京都好きの人には是非!…という帯紙惹かれました。 鹿乃がお祖母ちゃんからの宿題を読む場面。お祖母ちゃんの結婚当時の心情が今の自分自身の恋愛と似ているなんて共感しながら読みました。いつもと違う自分が違和感でしかなかったんですけれど、恋愛に対して厭だと思うのは自分だけじゃないんだ…とお祖母ちゃんの葛藤する気持ちが反芻しながら、安堵していきました。 恋愛感情の共感もあり、サンルームの場面はお恥ずかしながら泣いてしまいました。

    0
    投稿日: 2015.12.03
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    アンティークのお着物に残された、過去の持ち主の心残りを着物の柄などを手がかりにして解決してゆくファンタジー。最近の紹介文はすぐミステリという言葉を使いたがるが、ミステリと言うには謎解き要素の薄いものが多い。 これもその一つで、確かに着物の由縁や見立てを駆使して人の心を解くのだけれど、ミステリとはちょっと違う。和風の心理ファンタジーと名付けたほうが良い。 旧華族の野々宮家の令嬢鹿乃は、古美術商の兄と大学の准教授の青年とともに暮らす高校生。レトロな洋館に住み、祖母の遺したアンティーク着物を纏いながら、穏やかな日常を送っている。ところがここにある着物、どれも普通の着物ではなく「声」を発したり柄が普通でなかったりと曰くがある。怪奇現象を起こすこの着物に残った持ち主の心残りを解決することに、鹿乃はなるのだが…というお話。 素敵で閉鎖的な住まいがまず、自分だけの理想の世界だし、着物の描写がなんとも美しい。手触りの柔らかさや絹の冷たい滑らかさが思い起こされる。実際の着物の写真なども眺めて想像力を増して読むと更に楽しいだろう。 お能に和歌にお着物に、旧華族の家柄。そして鹿乃を守るような素敵な青年たち。淡い恋。こんな立場になってみたいものだわと憧れる道具立て。古風で、上品な明治以降の小説世界を、現代の読みやすさで仕立て直したオトナ女子もOKな少女小説だと思う。 出てくる生活感がおっとりと優雅で、文章も淡々とあわい感じ。細かい所までそういう意識が張り巡らされて言葉遣いも徹底した京都のお屋敷言葉。和モダンの上品な令嬢の暮らしを疑似体験して楽しんだり、このお話の主人公である着物の美しさを堪能したりするには、いい。一時の夢の世界を、手箱をあけてみている。そんなおはなしだった。 持ち味とはいえさらりと読みすぎたかなと思わせる文体なのでちょっと読み応えには欠けるかも。道具立てを堪能するお話なのでこれはこれでいいのか。ちょっとだけ物足りないので星3つ。

    0
    投稿日: 2015.12.03
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    さくっと読めるいいお話。祖母がなくなり1年が経ち蔵から出した着物から不思議な事が起きて謎を解明する3人。普段から着物を着ている鹿乃が可愛い、だけでなくしっかりしているので見習いたい。兄は普段だらけているのにやることは一応やるイケメン世渡り上手で、その世渡り術をわけてもらいたい。同居している慧もイケメンで頭脳明晰で脳を取り換えてもらいたい・・ちょっとうらやましいお宅です。繋がった短編がいくつか入っていて、ちょこっとファンタジーな部分があり、でも違和感なく読めました。京都にまた行きたくなります。

    0
    投稿日: 2015.11.28
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    亡くなった祖母が管理していた蔵の中の着物を虫干しすると、その着物になぜか変化が・・・ ツクモガミ化した着物を元に戻すために、なぞ解きをしていく話。 主人公の鹿乃と兄の良鷹、兄の友人で下宿人の慧の3人の閉鎖的な世界がいい雰囲気です。

    0
    投稿日: 2015.11.23
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    舞台は京都の旧華族、野々宮家。高校生の鹿乃が屋敷の蔵に仕舞われた着物を虫干しする所から物語は始まる。 兄の良鷹、下宿人の慧と協力し、着物を取り巻くファンタジックな謎に挑むが――。 短編3部作。 なぜか謎解きと謳われているが、謎解き要素は一切ない。これはファンタジーでは? さらさらとして重みがない分、爽やかさと心地よさを感じさせてくれる。 読者をうっとりさせる要素が盛りだくさんで、読後、まるで自分が女性としてレベルアップしたかのような気分になる。もちろん気のせいですが。 これはエステ小説かもしれない。読んでよかった、と手放しで満足できる良作。

    2
    投稿日: 2015.11.04
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    装丁が綺麗で、京都と着物の絵柄、猫、文学が合わさった和の世界観を感じさせるものである。全体的に読みやすく、京都を舞台に、旧華族の暮らし、着物から紐解く謎解きなどもきちんと出ていて良かった。着物の模様などから浮かび上がってくる謎解きもそうだが、随所に和のテイストが盛り込まれていて、それらが文学と融合されているのが良かった。普段着物を着ることがないので着て生活する光景が素敵だと思い、憧れるものである。それぞれの話に出てくる鹿乃と慶は時折焦れったさを感じ、もどかしいと関係だが、進歩してうまくいくといいと思う。

    2
    投稿日: 2015.09.22
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    着物に秘められた物語を解き放つ。 きっと集英社オレンジ文庫の方向性がそうなんだと思うけど、これはコバルトとか角川ビーンズとか読んで育ってきた人には抗えない小説。 舞台は現実だけれど、着物の絵が抜け出す、もしくは変わるというファンタジー。鹿乃は、祖母から受け継いだその着物のエピソードを辿り、想いを昇華してあげる必要がある。谷瑞恵『思い出のとき修理します』とか、漫画では『夏目友人帳』好きな人にすすめられるのでは。 もちろん登場人物も少女小説系です。兄・良鷹は、目の確かな古美術商だが、毎日ソファでぐうたらしている、しかし「いいのは顔と頭だけ」と言われてしまうような美青年。居候する良鷹の友人・慧は若くして大学で教鞭をとる物静かで天涯孤独(父親とは絶縁、親戚中をたらいまわしにされ、ここにいる)の、これまた美青年。また、洋館に住み薔薇を育てている大学生・春野も途中で登場。これでもかというくらい美形揃い。 舞台がとっても地元なんですが、そこであえて一言。そこの女子校は「ごきげんよう」&セーラー服ではまったくありません(笑)鹿乃のイメージからマリみてっぽい学校に変えたんだろうけれど。そういう地元ネタも楽しいです。

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    投稿日: 2015.09.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    着物が着たくなる人が死なないミステリー。 悲しみやなるせない想いを浄化するような謎解きが素敵です。 今後の二人の動向もきになります。

    0
    投稿日: 2015.08.01
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    表紙の可愛らしさが内容をよく表していますね。 ライトノベルに入ると思うので、がっつり読みたい方は向きません。 個人的に、母校が出てきたので、そのあたりとても読みやすかった笑 読後もさっぱりしているので、次巻も読むかな〜

    0
    投稿日: 2015.07.13
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    初めてのオレンジ文庫。 これもラノベになるのかな?ラノベっぽかったな。 ブクログで気になってて書店で見つけたけど、うーんと思って一度買うのを諦めたやつ。でも後日やっぱり気になって続編と二冊まとめて購入。軽くて面白くて一冊一気にさらっと読めちゃいました。 個人的に何から何まで凄く好きです。 登場人物が少女漫画に出てくるみたいな人たちばかりでみんな可愛らしくてほっこりしちゃいました。 春野くんとかもっと出してほしいなーって思ったりも。 他の皆さんと同じく好きなのは最後の“星月夜” 鹿乃と一緒におばあちゃんの恋を盗み読みしてる気分でドキドキしながらページをめくりました。 今回、白川さん初見でしたが好きな作家さんの一人になりそうな予感がします。

    0
    投稿日: 2015.07.12
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    舞台は京都。早くに両親を亡くし、祖母に育てられた高校生の鹿乃(かの)。しかし祖母も去年亡くなり、今は年の離れた兄、大学時代から自宅の離れに居候している兄の男友達・慧と三人で暮らしている。祖母の影響で着物が大好きな鹿乃。ある日着物の虫干しをしようと、祖母から「開けてはいけない」と言われていた自宅の蔵を開け・・・。不思議な着物たちがもたらす謎を鹿乃が解いていく、連作短編集。 集英社が新しく作ったレーベル「オレンジ文庫」から出た本なので、読んでいくと「あー、コバルト」という感じがする。鹿乃のお兄ちゃんも慧もイケメンで、優しいという設定やし(ついでに鹿乃は慧のことがずっと好きで、慧も鹿乃のことを女の子として見始めている)。中高生の女の子はすごい好きな世界観だと思う。お話自体は鹿乃の着物の着こなしがとてもおしゃれだし(着物に手を出したくなる)、まあまあ面白い。謎解きを楽しむというよりも着物に関することや、世界観を楽しむ感じでしょうか。

    0
    投稿日: 2015.07.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ブクログで知り、気になって購入。 ひさしぶりに読了の良い本に巡りあった。 日常の謎?ミステリーにしては不思議な話だけど、好奇心も満足しサラリと読めて尚よし。 舞台もアンティークに相応しく、出てくる登場人物も好感度が高くて私好み。 続編も買ってあるし、読むぞ!

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    投稿日: 2015.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    妹より譲り受け本。 初めて読む作家さんです。 京都が舞台 高校生の鹿乃、年の離れたお兄さん(古美術商)、兄が連れてきた慧(大学准教授)。 亡くなったお婆さんの残した着物(、時に文学書も)をめぐるミステリーです。 こういうタイプの小説は自分では選ばないので、新鮮でした。 キャラ設定もしっかり済み、続刊出ますかねー 出たらきっと買うな、妹が。

    2
    投稿日: 2015.06.21
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    京都を舞台にした、着物をめぐるミステリー。 主人公の高校生・鹿乃は、亡き祖母が管理していた蔵を開けたことにより、柄が変わる着物、泣き声が聞こえる着物……など不思議な着物の謎を解くことになる。 着物が好きでおばあちゃん子な主人公、古美術商でちゃらんぽらんな兄、主人公の屋敷に下宿している大学准教授。 三人の距離感に、読み進めていくうち心がほっこりしてきます。 連作短編のように個々の話が独立しており綺麗にまとまっているので読み易さがあり、また、『源氏物語』やシェイクスピアの『ソネット』など、それぞれの作中に使われているテーマもよかったです。着物の描写も素敵。 一番のお気に入りは、最後に収められている『星月夜』のお話。主人公の祖母と祖父の若い頃のやり取りに胸がきゅんとしました。 最後はそこはかとなくまろやかな読後感でした。

    0
    投稿日: 2015.06.16
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    最後の章は読んでいて微笑ましくもほろ苦い恋そのものを感じた。全編通して着物に対する愛。秘めた思いが読み取れ秀逸。

    0
    投稿日: 2015.05.29
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    図書館で借りる。京ことば、アンティーク着物、古典文学と少女趣味に走ってると思いましたが、程よいテイスト具合で大変読みやすい一冊でした。個人的には春野さんが気になる。

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    投稿日: 2015.05.25
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    アンティーク着物を巡るミステリーとあるが、文学も忘れてはいけない要素になっている。京都の風景が浮かぶような1冊。読みやすい。

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    投稿日: 2015.04.20
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    初めましての作家さん。 舞台は京都。メインキャラは高校生の鹿乃。 年の離れた兄。ぐーたらだけど美形で骨董商。 兄が10年ほど前に連れてきた美形の友人の慧。 3人が住まう野々宮家は旧華族。母屋は古い洋館で、 大正時代にイギリス人建築士の設計で建てられた。 ある日、祖母が蔵にしまっていた着物を出したことで 不思議な現象が起きる。 着物の柄をめぐる3つのアンティークミステリー。 軽くて読みやすくて楽しかったです。 「星月夜」が一番好き。 お祖母ちゃんとお祖父ちゃんの若かりし頃のエピソード。 ウルっとするくらいキュンキュンしました。 着物の柄に想いをのせるってのが粋ですねぇ~ センスの良さが窺えます。 それをちゃんと理解できてるお祖父ちゃんもステキ

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    投稿日: 2015.04.18
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    アンティーク着物をこよなく愛する女子高生がヒロイン。 私にはちょっと可愛らし過ぎるかなぁと思ったんだけど、アンティーク着物に惹かれて購入。 最初から最後まで可愛かったなぁ。特に最後の星月夜が素敵。おばあちゃんの思いがネコになるなんて。しかもおばあちゃんのツンデレ。可愛すぎでしょ。 登場人物がみんな個性的で魅力的なのもいい。 しれっと出てくるご飯の場面とかも微笑ましくて美味しそうで良かったな。

    0
    投稿日: 2015.04.11
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    コバルトより年齢層は高めの設定だが、ヒロインの鹿乃は高校生。下宿人の准教授・慧に憧れと恋心を持ち、大人としてみてほしいながらも、まだまだ恋愛未満。 そんな彼女が、おばあさんの蔵にあるいわくつきの着物を鎮めるために奔走するというお話。 ミステリーというほど推理をメインにしているわけではない。一般文庫ほど気負いなく読めるちょっとしたファンタジーに近いお話。 古文の和歌や俳句などを引用し、着物の柄の知識を掛け合わせる言葉遊び的要素をモチーフにしているので、文学にまったく関心がない人には向かない。 源氏物語を予備知識としてざっとでも知っていると理解しやすい。 古都を舞台にした落ち着いた雰囲気がとても気に入った。 続刊ほしいナ http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4390.html

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    投稿日: 2015.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    白川紺子さんは大好きな少女小説作家さんで、思わずいつも作者買いしてしまう作家さんの一人です。 とにかくその、丁寧で読みやすい柔らかな筆致と、乙女な世界観に、いつも魅了されてしまいます。 一般書というか、コバルト以外からの本は初めてだと思うので、作風とかどうなるのかなと思いましたが、心配することもなく、いつもの紺子さんのテイストでした。なんという安定感……! 京都の下鴨。 旧華族の家柄の娘である野々宮鹿乃は、両親を早くに亡くし、骨董商である兄の良鷹と、下宿人の若き大学准教授、八島慧と暮らしている高校生だ。 祖母に育てられた鹿乃だが、その祖母の着物をしまっている蔵を整理していていたら、着物に不思議なことが起きて……?? というあらすじから始まる連作の短編集です。 読んですぐに、「あ、これ私の大好きな紺子さんの「リリー骨董店に似てる! というかその日本版」と思いました。 主人公の鹿乃ちゃんの京言葉がたまらなく可愛く見え、挿絵はないけれど、着物姿も可愛いのだろうなと思わせる子で、好感度高いです。脇を固めるふたりの男性、兄の良鷹といい、同居人の慧ちゃんといい、いい味出しています。特に紺子さんは、兄キャラを書かせたら光るな! と今回確信しました。良鷹お兄ちゃん、いい味を出しています。 題名の、アリスと紫式部って組み合わせってちょっと意外だなと思ったのですが、この本には、アンティーク着物の他に、和洋様々な文学作品がモチーフとして出てきて、これ、本を読む女の子なら、たまらないお話だろうなあって思いました。紺子さんの乙女な世界観、大好きです。 ほのかに少女小説テイストなところもあり、鹿乃と慧ちゃんの微妙な距離感とか、鹿乃のおばあちゃんとおじいちゃんのエピソードとか、たまらなかったです。気の強い女の人にはまってしまいそうです。 個人的には、もっとこのキャラたちのお話を読みたいって思います。 続編を希望するような、そんな素敵なお話でした。 おすすめです。

    2
    投稿日: 2015.03.30
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    ラノベのレーベルではあるけれど、ほんわか柔らかく読み進められて、温かい気持ちになれる。京都の言葉もいい。源氏物語など古典の世界も大好きなので、結構満足して読めました。鹿乃ちゃんの祖父母のエピソードが素敵でした。

    0
    投稿日: 2015.03.23
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    うっわ~っ (//∇//) 、3話目の『星月夜』での主人公の亡くなった祖母・芙二子さんの日記は読んでるこっちも照れる照れるぅ。究極のツンデレw。全体を通しての京言葉や着物の柄あわせ、文学的要素など趣もあって良い雰囲気です。男性陣も出来過ぎなくらい少女小説的ツボを押さえてますww。特におじいちゃん(笑)。ウハウハ♪

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    投稿日: 2015.03.21
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    蔵にある古い着物に想いが宿るという不思議を所与として、謎を解いていくお話。中心人物は美少女と美青年で、基本的に善良な人々しか登場しない。京都と旧華族という舞台で浮世離れした感はあるが、愛らしく、ときめいた。80年代、90年代のコバルトやティーンズハートの愛読者なら、きっと気に入るはず。このまま完結しても良いが、全体の流れとしては、多分まだ物語の入り口に過ぎない感じ。

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    投稿日: 2015.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    趣味にどんぴしゃり。アンティーク着物に京都、着物着る可愛い女の子に居候の若い偏屈准教授(兄の親友)。おまけにお嬢様学校!女の子が頭はそこそこ悪くなく、でも引き継がれる伝統的な知識と教養を駆使して大好きだった亡きおばあさまの謎を解いて行く。 とても着物の描写がきれいなので、是非続きが読みたいです。 訳ありの居候氏との恋愛模様がちょっと楽しみ。きょうだいとギリギリ重なるくらいの年齢差は美味しい。

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    投稿日: 2015.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    創刊間もない集英社オレンジ文庫の一冊。 書店で、表紙絵の色遣いと古風な線描の図柄に強く心を惹かれて購入。 何から何まで私の趣味に寄り添うような本。お勧めしたい一冊です。 行間に散り敷く花の名や文物は、古都に暮らす旧華族の血をひく兄妹と、間借りしている近世文学専攻の若き准教授にふさわしくて。別次元の時空の広がりが魅せる幻想美に酔いしれました。 読書を再開した頃、私は仕事と恋とで京都を訪れる機会が増え始めて現在に至っています。 暗くなるまで京都の学術出版社を回っていた就活時代は、余所者につれない京都の黄昏時に気が滅入ったものでしたが、今は京都の厚みと打ち解け始めています。 京都の深みに溶け込もうとすれば、それはもう一筋縄ではいかんこと、身に染みてわかっていますが、その古色蒼然たる美しさと妖さに囚われてしまいたくなる今日この頃。 おそらく続編が出版されることでしょう。今から待ちかねています。 最後に、二つのお気に入りを。 まず、鹿乃が物語をモチーフにして見立てる、着物の組み合わせ。その帯留めや半襟までが旧くて美しいのに、鮮やかで瑞々しい。 そうして、鹿乃と良鷹、それに慧。三人が囲む食卓に並ぶ料理の数々。どれも私には馴染みのあるものばかり。その季節にだけ味わうことのできる滋味が、その素材にふさわしい調理法で供され、さらに一回の食事の献立があざやかな彩りと取り合わせで、趣味の人は思わず笑みがこぼれてしまうくらいの和食の粋の極み。 これらは、この作品の楽しみ方のひとつだと思います。 ところで、石橋春野くんの名前の由来の万葉歌。 もしやこの歌なのでしょうか。 巨勢山(こせやま)の つらつら椿 つらつらに 見つつ思(しの)はな 巨勢の春野を         -坂門人足-

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    投稿日: 2015.02.15
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    着物好きの高校生・鹿乃と、大学の先生の慧ちゃんが、お祖母ちゃんが遺した着物の謎を解いていく。 今まで古書や古い時計、絵画に纏わる謎解き話を読んで来たけど、着物は初めて。その着物たちも、柄の源氏車が壊れたり、泣いたりと、自己主張が強い!ちょっとファンタジー、少し間違えればホラー(笑)しかし、京都を舞台に、慧ちゃん以外の登場人物は京言葉を使っているから、ゆったりとした雰囲気です。 登場人物も鹿乃、慧ちゃん、お兄ちゃんの良鷹、回想の中のお祖母ちゃんに抑えられているところも良い。 鹿乃は慧ちゃんのことが好きだけど、慧ちゃんは。。。?ライバルになりそう?な春野の出現に、モヤモヤしている感じだけど。。。 お祖母ちゃんが遺した蔵の着物は、まだたくさんあるようだし、物語も続いていくのだろうか。 スタート時点では高校2年3月だったけど、終わったところでは高校3年生。徐々に月日を重ねて、高校を卒業したらどうなるのだろう。 3話目の「星月夜」のお祖母ちゃんとお祖父ちゃんのエピソードは、鼻血を噴きそうでした。

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    投稿日: 2015.02.07
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    白川紺子さんの新作を読破。 文庫が発売される前に雑誌cobaltで短編が掲載されていて、ちょっと気になっていました。 着物が好きな女子高生・鹿乃、兄の良鷹、兄の友人で下宿人の慧の三人が着物に関する不思議を解き明かしていく―― というストーリーで、とても興味深かったのです。 短編連作という構成だったので読みやすかったですし。 着物に込められた持ち主の想いを昇華させてあげる、という役目を知らずのうちに祖母から受け継いでいた鹿乃。 元華族のお嬢さんで、おばあちゃんからもらった着物を休日になると着ていて。 着物、いいですねえ。 しかも昔の着物もなんだかおしゃれな感じの柄が多かったみたいで。 イラスト……というよりも、実物写真を見てみたいと思いました。 私も着物を普段着にしてみたいと思いつつ、持病があってムリかな? と思っていたり。 あとこの作品、ちょいちょい飯テロされますwww ご飯のシーンが多く、すごくおいしそうです。 鹿乃も慧ちゃんもお兄ちゃんも料理が上手ですし。 ついお茶碗とお箸もってお邪魔したい気分になりました。 笑 読破した翌日にまた読破するということをやりまして。 本当におもしろかったです。 雑誌cobaltに2回ほど短編が掲載されているので、そちらも読みたくなりました(実は未読だったり) 第三話のおばあちゃんとおじいちゃんのお話はすっごくよかった。 おばあちゃんのツンデレっぷりににやにやしました。 続きが出るといいな!

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    投稿日: 2015.02.07
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    日常ミステリと思いきや何の前振りもなくファンタジー要素が入って特に理由もなく受け入れられ主軸に進行していくので最初置いてかれる。加えてキャラスペック盛り盛りで「この設定要るか…?」みたいな気分にもちょっと。 内容的には決して悪くないんだけど。結局謎解きより祖父母のエピソードが一番萌えた。

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    投稿日: 2015.02.05
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    なるほど、読ませたい読者層がはっきりした本だなあ。たくさん売れたら第二弾が書かれるのだろうというのが分かるつくりだった。中身は、悪くはないけど、他人にこれいいよ!と勧めるレベルではないなあ、という印象。

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    投稿日: 2015.02.04
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    おしゃれなお話。高尾滋さんにコミカライズして欲しい!着物を休日に着て出かけられる環境ってかなりうらやましいかも。春野くんが心につっかかった。それから…出てきた大学はおそらくうちの大学なので、うれしかった。

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    投稿日: 2015.02.03
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    久々に少女小説っぽい話を読みました。うーん、さらりとは読めますが、今回同時期に発売された谷さんのシリーズを念頭に置くと、ちょっと物足りない気がしました。

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    投稿日: 2015.01.26
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    着物の描写が丁寧で楽しいし、人物描写も読み手の想像に易しい。慧くん分かりやすい(笑) ファンタジックなお話と念頭に置いておいたら問題ないだろうけど、その認識があまりなかったので最初の“元に戻す”くだりは一瞬おいてかれた感があった。

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    投稿日: 2015.01.24
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    期待以上に良かったー。京都が舞台の話でも京都弁をつかわない本がたくさんあるなか、これはちゃんと京都弁なのが嬉しい。謎も可愛らしくも切なくどの話も良かった。 着物のことは全くわからないけど、想像するだけでも楽しく鹿乃も慧も良かった。 シリーズ化して欲しい。

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    投稿日: 2015.01.22