
総合評価
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powered by ブクログ筆者が、ローカル線に乗ってきた経験や旅からどんな旅がよいか、どんな車両があるかの案内本。 ローカル線の旅というと「青春18きっぷ」が思い浮かぶけれど全線それで行く必要なはい、LCCや高速バスなども織り込んで使うといいというのが、オイラにとって目から鱗が落ちた気分でした。 また、大阪近郊の他社と競合している路線は、速くてクロスシートのよい車両だけど辺鄙なローカル線に古いロングシート車両が使われていて旅情がないなど、なるほどなあと思いました。 ローカル線にのって楽しむ方法はたくさんありますが、この本でその一例を知りました。
0投稿日: 2017.02.05ローカル線の旅は楽しい
ローカル線。 実際に乗ってみると、観光客で賑わっているわけでもなく、何の変哲もない、地元の足として親しまれている鉄道だったりするのですが、鉄道を乗ることが趣味の私には、旅情を掻き立てる汽車旅に思えるから不思議です。 青春18きっぷの発売シーズンになると、今度はどこのローカル線を旅しようかと、時刻表と地図を相手にああでもないこうでもないと悪戦苦闘するのが至福の時間であったりもします。 そんな私にとって、本書は、ローカル線の旅の楽しさの再確認に役立ちました。 本書では、ローカル線を旅するにあたってのプランの立て方、車両や切符の選び方といったテクニカルところから、日本の地理や鉄道の歴史を知ることで深まるローカル線の旅の楽しさまで、ローカル線の旅の極意が紹介されています。 著者の谷川一巳氏は、ローカル線の旅の良さを次のように語ります。 『「ガイドブックに載らない」というより「載るはずもない」光景を見に行くのだ。すると、体がぞくぞくするような光景に出くわすこともある。』 『そもそも何かの節目に旅行をしようというのではない。卒業、結婚、退職、あるいは子育てが終わったなど、何かと理由をつけて気負って旅行するよりも、普段着で、ぶらりと旅に出てみたいものだ。頭で考える前に、体が勝手に動き出すような旅が理想だ。 (中略) 旅はもっと気負わずに行きたい。それは学生のように体力勝負の旅ではなく、鉄道マニアのように列車だけに目を向ける旅でもなく、団体ツアーのやかましい旅でもない。ちょっと西の方へ様子を見に行く、最近、北の方はどうなっているのか確かめに行く……。そんな旅でいいのだ。 旅することが日々の生活に溶け込んでいるような、旅慣れた〝おとな〟でありたい。』 私も同感です。そして、「旅慣れた"おとな"」にいつかなりたいと思っています。
1投稿日: 2016.07.24
powered by ブクログ谷川一巴著 ローカル線ひとり旅 読了。著者の方は初めて知りましたが、鉄道などの公共交通機関を利用した旅に関する取材や執筆をされているフリーライターの方との事。それだけに単なる旅の読み物というよりは、鉄道旅をお得に楽しむ極意を伝授してくれる実用書を兼ね備えた一冊だと思うのであります。 ローカル線の旅を楽しむための9つの極意が本書の構成になってますね。 極意1 しっかりプランを立ててから、行き当たりばったり 極意2 汽車旅を味わえる車両を選ぶ 極意3 バスやフェリーと組み合わせる 極意4 切符をとことん選び尽くす 極意5 「青春18きっぷ」を隅々まで活用する 極意6 時刻表の行間を読む 極意7 ローカル線はどこにでもある 極意8 地形に沿って日本をたどる 極意9 鉄道がたどってきた道に思いを巡らす 何か目次を見ているだけでわくわくしてくるではないですか!!! 「ひとり旅こそが神髄」と豪語する著者は、「何はともあれ、出不精になってしまうのが最もよくない。もっと旅を楽しんでもらいた。」と語りかけてくる。 そういえば、我輩もここ数年めっきり出不精になっているよなあ。 年初にあたっては、「今年は久しぶりに肩肘張らずに旅に出てみようか!!確かに疲れることがあるかもしれないけれど、勇気を持って」と決意を新たにしたばかり。そんな思いを更に高めてくれる珠玉の一冊だと思うのであります!!! 【Dance1988の日記】 http://d.hatena.ne.jp/Dance1988/20160103
0投稿日: 2016.01.14
