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晴れた日は謎を追って がまくら市事件
晴れた日は謎を追って がまくら市事件
伊坂幸太郎、大山誠一郎、伯方雪日、福田栄一、道尾秀介/東京創元社
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総合評価

36件)
3.5
4
9
19
1
0
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    別の作家さんが同じ街を舞台に書き下ろす短編集なんて ワクワクしかなかった! 個人的には、ホントスカと大黒天が特に好きだった! 全部面白かったけれど。

    0
    投稿日: 2025.10.01
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    がまくら市という架空の都市を舞台にしたミステリーアンソロジー。 道尾秀介さんの作品は『いけない』収録作で既読だったので、なんとなく他の作品が追随しているように見えてしまう。 好みの作品と、ちょっと読み進めづらい作品があった。 自分的ベストは福田栄一さんの『大黒天』。初めての作家さんだったけど、かなり引き込まれる文章で面白かった。

    0
    投稿日: 2025.07.25
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    連作で、それぞれ作者が違う。 こういうのは、それぞれがお題に沿って書くのだと思っていたら、他の話の人物が別の話に登場したりするのが面白かった。 単行本のタイトルは『蝦蟇倉市事件』と漢字だったが、文庫本ではひらがなに改題された。 漢字の方が不思議町っぽい雰囲気がして合ってると思うけど、読めない人が多くて改めたのかな。 私も読めなかった。

    5
    投稿日: 2024.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    がまくら市という架空の町を舞台に、様々な事件に遭遇する作品集です。 5つのお話が収録されておりますが、どれもとても興味深い内容でした。 1.弓投げの崖を見てはいけない 5年目の結婚記念日のプレゼントを買いに行った帰りに若者たちの不注意で事故に遭い、しかも証拠を消す為に殺そうとするなんて…。 犯人たちへの憤りとともに、このお話に一気に引き込まれました。 しかし登場人物のうち3人が物を持ったまま走る描写があり、最後に車で跳ねられた人物の手に持っていたものが飛んでいくシーンがありましたが、具体的に誰かは書かれておらず…。 結末を読者に委ねる展開はあまり好きではなかったのですが、あとがきを読んでびっくり、よく読めば誰が跳ねられたのか分かるそうです。時間がある時にまた読み返してみます。 2.浜田青年ホントスカ 一番短いお話でしたが、実は一番心に残りました。 この短さの中で読者を驚かせる展開が書けるのは流石だと思いました。 最後はやはり、殺さずに一緒にいる選択を選んだのでしょうか…? 3.不可能犯罪係自身の事件 王道の推理モノのような雰囲気を醸し出していながら、予想外のトリックが使われたので驚きました。実際に2部屋を使って行うとするとかなり大変そうな気が…。 4.大黒天 あくまでこの5作品の中では、日常に近いというか、一番平和なお話だったと思います。 非日常の世界を3連続で読んできたので、あまり共感が得られないかもしれませんが、何故だかすごくほっとしました。 5.Gカップ・フェイント スポーツにはほとんど興味がないのですが、この事件の推理をするのは面白かったです。結末は意外と単純でしたが、『不可能犯罪係自身の事件』よりもトリックに納得がいったというか、腑に落ちました。

    0
    投稿日: 2024.05.09
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    ブログに感想を書きました。主に冒頭の「弓投げ」について(ネタバレあります)。 https://hermitdays.blogspot.com/2023/02/case-file-in-Gamakura-city.html

    0
    投稿日: 2023.03.26
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    楽しく読了☆ どの作品もおもしろく、微妙に絡み合っていて、これどうやって書いたのかなとそこも気になりました。 架空の街「蝦蟇倉市」を舞台にした短編集。そこでは不可能犯罪ばかりが起こる。 初読み作家さんが多い中、「弓投げの崖を見てはいけない」が好きです。最後の被害者はダレ⁈とモヤるとこも含めて☆「不可能犯罪係自身の事件」は他作家さんのオマージュだと思うんですが名前を思い出せず。「Gカップフェイント」は格闘技ミステリという異色作。でも格闘技全くわからず、謎解きもちょっと強引な感じ。 総合して良かったです☆

    0
    投稿日: 2023.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    がまくら市で起きる様々な事件を、それぞれの作家が書いた短編集。1つめを読んで、ラストで誰が?と思って、これは後の話で明かされるのかしらと読み続けたけど、最後までわからず。後書きのヒントをもとに答えはわかったけど、余計にモヤる結果になってしまった。面白かったのは大黒様の話かなあ。でも、その後お婆ちゃん元気になったのかしら。目当ての伊坂幸太郎作品は既読本に収録されてるやつだった。

    1
    投稿日: 2021.01.28
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    伊坂幸太郎の名前で手に取った。がまくら市という仮想の街で起きる不可思議事件の短編5作を5人の作家が持ち寄っている。。無理やり連携はさせてはいるが、あまり有効ではない。 不可能犯罪ということで、トリックをひねくり回しただけの読むのが苦痛の作品もあった。

    0
    投稿日: 2019.12.23
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    いつ買ったか忘れるほど前から積んでいました。浜田青年、こんなところにイタンスカ。不可能犯罪ばかりが起こる蝦蟇倉市を舞台にした短編集で、伊坂幸太郎の『ジャイロスコープ』に収録されていた「浜田青年ホントスカ」を改めて読む。 複数の作家による連作というわけでもないから、この短編集に臨む作家5人の姿勢いろいろ。前の作家の話をまるで気にせずに書いている人もいれば、小ネタ程度に話題に出す人もいる。その点で、道尾秀介から伊坂幸太郎への流れは連作風の楽しさを味わわせてもらえました。蝦蟇倉市地図の掲載もオツ。 異なる作家陣による2作目もあるとはつゆ知らず。次も是非というほどにはこの1作目全部が全部は面白くなかったのですけれど、一応2作目も行っとくかな程度には。

    0
    投稿日: 2019.03.11
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    冬晴れが続いたある日、ふと読みたくなって、ぎゅうぎゅうの本棚から引っ張りだした。 いつだったか、伊坂さん目当てで購入したんだった。 ・弓投げの崖を見てはいけない / 道尾秀介 久々の道尾さんの作品だったけれど、やっぱりさすが…!物語の構成が秀逸、ラストはわたしの頭では処理しきれなかったので、グー〇ル先生の力をかりました。文句なしの★★★★★ ・浜田青年ホントスカ / 伊坂幸太郎 この本を買ってからだいぶ時間が経ってしまったから、別作品ですでに読了していた作品。でもたぶん、そこには道尾さんの作品の描写部分は載っていなかったと思う。伊坂さんの作品ではよく、登場人物がリンクしているけれど、こうして、ほかの作家さんの作品ともリンクしていると、なんというか、彼の人柄も伝わってきてほっこりする。これまた★★★★★ ・不可能犯罪係自身の事件 / 大山誠一郎 ちょっと無理やりすぎない??動機もなんとなく腑に落ちない…お金持ち特有の性格であるとか、博士の出で立ちや話し方がステレオタイプで、個人的には★☆☆☆☆ ・大黒天 / 福田栄一 初めての作家さん!短編の中にぎゅぎゅっと中身が詰まっていた印象で、サクサクと進む展開はとても面白かったです◎こういうふうに、面白い作品に出会えた時、アンソロジーの素晴らしさを感じます。★★★★☆ ・Gカップ・フェイント / 伯方雪日 登場人物の誰一人好きになることができず、格闘技にも疎い、台座のイメージがうまくできない、等々。 こんなやりとりする親子っているのかな?登場人物の言葉遣いや文体も合わず、★☆☆☆☆ 皆さん仰っている通り、ダントツで伊坂さん、そして、道尾さんでした。 続編も読もうかなと思ってチェックしてたけど、それはまた別の機会に…

    13
    投稿日: 2019.02.06
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    不可能犯罪の名所、架空の都市、蝦蟇倉(がまくら)市を舞台にした、5人の作家の連作ミステリ。それぞれが少しずつ重なりあっており、人間関係も楽しめる。それぞれの作家の作風はそれなりに違うはずだが、違和感なくマッチしている。全部で11人の連作らしく、地図に記載があるが、出てきていない場所も多い。、しかし、架空の地図はどうしてこんなにわくわくさせてくれるのか。 個人的ヒットは、伊坂幸太郎作品に出てきたホテル「バスコ・ダ・蝦蟇」なのだが、残念ながら地図には乗っていない。

    0
    投稿日: 2018.06.26
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    アンソロジー作品「晴れた日は謎を追って がまくら市事件」読了。5名の小説家によるミステリー。不可能犯罪ばかりが起こる街を舞台に作品が作られる。作家により作品の雰囲気が異なり、本格推理物、探偵仕立て、格闘ミステリーなど様々。個人的に本格的な推理は疲れるので、また読みたい時に読むとして、福田栄一さん、伯方雪日さんが読みやすくて興味を持ちました。是非、一冊まるまる作品を読んでみたい。ついついシリーズ物などで、作家さんが偏りがちなので、たまにはこういうアンソロジーを読んで新しい作家さんを見つけよう♪

    1
    投稿日: 2017.12.23
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    「がまくら市」という架空の市で起こる数々の事件(「不可能犯罪」と呼ばれる)を、5人の作家が描いたアンソロジー。そしてそれは少しずつ繋がっている、というところが面白い。 やはり、伊坂さんの章が特に面白かったな。最後までまんまと罠にはまってしまった。 福田栄一さんの「大黒天」の物語の運びもよかったな。これもどんでん返しあり。 大山誠一郎さんの「不可能犯罪係自身の事件」も展開がテンポ良く、引き込まれた。 こういう物語の構成、好きです。

    1
    投稿日: 2017.07.11
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    鎌倉に似た町を舞台にした短編集。 色々な個性が楽しめて面白かった! 道尾さん、伊坂さんはやって引き込まれるけど 全部面白かった!

    0
    投稿日: 2017.06.25
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    ほとんど読まないアンソロジー。 ふだん読まない作家の作品を読めるのが、いい。 作家や登場人物よりもさらに、 蝦蟇倉市に愛着がわいた。 実在して、ほんとうに登場人物たちが 暮らしているみたい。 それぞれの話のなかに、別の作品の登場人物が さらりと出てくる、その感じは、現実社会みたい。

    0
    投稿日: 2016.07.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    蝦蟇倉市で起こる不可解な事件の数々を題材としたアンソロジー。 まさかまさかの展開に驚いたのは、やっぱり道尾さんと伊坂さんの作品ですかね。 微妙にお話が繋がっている所もよかったといいますか。 <以下、ネタバレです。> で。 道尾さんのラストについて。 車にはねられたのは、一体、誰なのか? 心情的には、ひき逃げ犯の彼であって欲しいんだけど、ネットでネタバレを検索すると、私的には考えもしなかった刑事さん説が。← 部屋の位置、車の進行方向を考えると、そうなる…んだろうか? でも、あの刑事さん、別のお話でも出てくるんですよねー。 時系列でいうと、道尾さんのお話直後だと思われますし? うーん。

    0
    投稿日: 2016.05.23
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    何人かの作家たちによるアンソロジー。 不可能犯罪ばかりが起こるがまくら市を舞台に、不可能犯罪を描いた短編集。 それぞれの作家の色が出ていて面白い。 いくらなんでもその犯罪はありえないと言うものから、すっきりするもの、オチまで行かないとさっぱりわからないもの、色々あります。

    0
    投稿日: 2016.04.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5人の作家による、不可能犯罪ばかり起こる蝦蟇倉市での事件を描いたミステリ小説。伊坂幸太郎氏、道尾秀介氏目当てで借りたが、共通のテーマがあったおかげで他の作家さんとのリンクも楽しく、全編あっと言う間に面白く読めた。もちろんお勧めは「浜田青年ホントスカ」。伊坂節全開のおとぼけっぷりが愉快な作品。

    2
    投稿日: 2016.01.06
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    ミステリ短編集。 伊坂さんの短編はジャイロスコープで読んじゃったから、そこだけ残念。 いろいろな不可解事件で警察の仕事量と住民の死亡率はめちゃくちゃ高そうだから、町には住みたくないけど、謎マニアだったらその事件の新聞記事を読むのがが楽しみになりそう。

    0
    投稿日: 2015.11.28
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    いろんな作家が一つの街を舞台に殺人事件を書いている。 最初の2つがいいのであっと言う間に読める。 動機とか強引なところはあるものの、短編なので気にせず楽しむのが正解だと思う。 轢かれたのはアイツかよ…

    0
    投稿日: 2015.11.14
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    不可能犯罪ばかり起きる架空の街 「蝦蟇倉市」を舞台に、 五人の人気作家が書き下ろした短編集。 SFやファンタジーでは時々見受けられる 「シェアードワールド」というものらしい。 街のどこに何があって、市長はどんな人で、 という設定は作家陣がアイディアを持ち寄ったとか。 そのため作者が違っても、街の描写などは共通点があって 何というか「安心して読める」(^ ^ でもやはり作者によって切り取るポイントや目線、 事件の展開や「謎解き」のプロセスは違い、 何より文章の温度・湿度・テンポ感など 文体の違いも楽しめる(^ ^ しみじみとした余韻が残るもの、 「んなアホな」とツッコミたくなるもの、 ふわふわと人を食ったような作品などなど、 バラエティ豊かな作品が楽しめる(^ ^ 続編を読み始めたので、こちらも楽しみである(^ ^

    0
    投稿日: 2015.10.08
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    「がまくら市」を舞台にしたミステリー連作。面白い町ですが、人死に過ぎなので住むには適さないな(笑)不意の「バスコダ・ガマ」に吹いてしまった。

    1
    投稿日: 2015.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリ。競作。伊坂幸太郎。大山誠一郎。伯方雪日。福田栄一。道尾秀介。蝦蟇倉市を舞台を複数の書き手が共有して物語られるシェアワールド。伯方さんの格闘ミステリ、福田さんのお祖父ちゃんの過去が面白かった。伊坂さんのタイトルにはやられた!

    0
    投稿日: 2015.09.01
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    一つの舞台で共有して書くシェアードワールド。 この作家さんが書いた人物が、この作家さんのところにも出てる!わー!っていうところにも興奮。 好きな伊坂さんの作品はやっぱりよかったし、この作品読まなかったら知らなかったなっていう人もいたのでいい出会いでもあったり。 読みやすかったのであっという間。 忘れないうちに続編を買わなければ。

    0
    投稿日: 2015.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。前は文庫本じゃない方を読んだ。旅のお供として借りる。設定はうっすら覚えてるけど、結末とかは全然覚えてなかった。道尾秀介のは結末がはっきり分からなくて、前回もいらいらしたよな。よーく読めば分かるらしいけど。再度読み返す気力はない。伊坂幸太郎のはやっぱひょうひょうとしていい。他のやつもみんな面白かった。他の本も探してみようかな。

    0
    投稿日: 2015.06.17
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    字が小さくて読み応えあり。『弓投げの崖を見てはいけない』最後で車にはねられたのは誰か?自分の推理が合ってるかどうかが気になる。

    0
    投稿日: 2015.03.01
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    伊坂幸太郎目当てで読んだ本。5人の作家さんがとある町『蝦蟇倉』を舞台に描いたお話。一章が道尾秀介だったので読みやすく、そして道尾秀介らしいどんでん返しが楽しめた。 二章目の伊坂幸太郎はさすが!物騒な話なので一気に雰囲気が明るくなるのは本当にさすが伊坂マジックとしかいいようがない。会話のやりとりも面白く、『本当っすか!』が『本当スカ』とだぶってにやっとした。 三章目からは一気にまた暗いというか単調な雰囲気に。好みの問題だけど、やっぱり伊坂さんの作風が好きだなぁ。

    1
    投稿日: 2015.02.24
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    シェアード・ワールド。 この形式だとある種の縛りがあるからどんな展開になるのか、楽しみが増えていいし、実際カメオ出演なんかもあって面白かった。

    0
    投稿日: 2015.02.12
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    蝦蟇倉市で不可能犯罪が起こるアンソロジー。 伊坂さん道尾さん以外は初読なので らしさ はわかりませんが 1冊としても十分楽しめました。

    0
    投稿日: 2015.01.27
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    企画物ってむずかしいんだろうなぁ。 っていうのがまず最初の感想。 "がまくら市"という架空の都市を舞台に5名の作家が寄稿した作品。 ちなみにこの世界、鎌倉市はちゃんと別に存在している模様(笑) 風光明媚で情緒あるがまくら市の名物は"不可能犯罪"が頻発すること。 1作目(道尾秀介)はさすが、よく出来ている。が、ちょっとサイコロジカルで不可能犯罪…?という感じもするけれど。 2作目(伊坂幸太郎)は少し短くて残念。 らしさはありつつ即興で仕上げたかのような印象。 と思ったら、実際あとからの参加でおそらくわりと短期間で書き上げた模様。 でもやっぱり上手いよな。 ラストがね、私は"そう"だと思いたいな。 3作目(大山誠一郎)個人的見解ではありますが、正直ガッカリ。 1番素直に不可能犯罪を主題に据えているけどトリックのこじつけ方に萎えた。 と、モチベーションが下がりきった所で 4作目(福田栄一)、 この話、好き!不可能犯罪がどこにあったかはこの際どうでもいいや。 ありがちではあるけどほんのりミステリアスな始まりからあったかくって軽快に展開していって…ラスト靖美ちゃんの職業に「おぉ」と納得。この方の他の作品も気になります。 5作目(伯方雪日)、これもわりと素直に不可能犯罪。面白い!てほどじゃないけど悪くない。こういうのもアリだなーっと。 そんなワケで☆は3.6くらいかなー。 半端がないので3にしたけど。 そして、 さすがにこれは伊坂さんの単独の本には収録されないだろうから、購入に後悔はありません。

    0
    投稿日: 2015.01.25
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    複数の書き手が世界を共有する手法をシェアードワールド(シェアードユニバース)というそうです。 この本は不可能犯罪ばかりが起こる街、蝦蟇倉市を舞台として5人の作家が競作するミステリー集です。 不可能犯罪といっても最後には謎解きされるので、謎解きが好きな人におすすめです。

    0
    投稿日: 2015.01.21
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    がまくら市という架空都市の舞台を各作家たちがシェアして描かれた作品集 伊坂さん目当てで購入して読んだ。 想像以上におもしろかった。 道尾秀介さんの作品が最初でよかったと思う。 多視点で描かれていてミステリーとして楽しめたし、 伏線や環境設定も詳しく描かれていたので、その後の ほかの作家の作品へのリンクが見つけやすくなっていたと思う。 伊坂作品も登場人物の少なさ、限定された環境の中でもさらに狭い環境でキャラを立たせてすごいと思った。 大山さんの密室ものも不可能犯罪係という部署を設けて真知博士という人物が登場し、その後にも顔を見せておもしろい。 福田さんの「大黒天」はそれの真実を求める姉弟の話でいまいち入り込めなかったが、最後にこれまでの話とのつながりが見えたのがうれしかった。 伯方さんの作品は、格闘技ということで正直興味をもてずにいたが、読み進めていくうちにミステリー感がでてきた。 ただ銅像を動かす方法の部分はこれしかないという力技だったのが、笑ってしまえた。 とにかくこのような設定の作品集は初めて読んだが、 とてもおもしろかった。 リレー連載なのか環境や物語の一部、キャラクターをシェアするというのがよかったと思う。 2作目を買って読もうか迷う。

    0
    投稿日: 2015.01.10
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    架空の都市を舞台にした連作短編集。 章ごとに作者が違い、それぞれクセのある文章 なのに、違和感なく1冊の中に納まっていました。 道尾秀介さん:どちらにしてもバッドエンドな感じで、 うわぁ!と思いましたが、実際に事件として起きる としたら、こういう風に解決しきる前にぷっつりと 途切れる終わり方をして、その後も人々の暮らしは 続いていくのかと考えさせられました。 伊坂幸太郎さん:インパクトはそれほどでもないかなと 思いました。世の中にはきっと、こういう職業で 生活している人もいらっしゃるだろうと思いつつ 読み終えました。 各作家さんがどういう順番で物語を仕上げたのは 不明ですが、道尾さんがトップだったらしいので 伊坂さんのストーリーの中に道尾さんの話の一部が 入っていて、より繋がりある印象でした。 大山誠一郎さん:ものすごく面白かった。ただし ストーリーのヤマとなる謎解きより前までの部分が 読んでいてなぜだかワクワクしてきて面白かったです。 事件のカラクリ自体は、複雑すぎるのと環境の都合が よすぎないとできない犯罪だったので、現実感は 感じられずエンタテイメントとして楽しみました。 福田栄一さん:身内に重点を置いた作品で、 お姉さんの心の優しさと、表立ってではなく 自然に甘えっ子な弟の存在がにじみ出る作品だと 思いました。表紙のイラストは、この兄弟なのかな? 身内のことでも、確かによく知らないなぁ、と思い、 私も親の若い頃のことなどもうちょっと聞き込んで みようかと、物語につられている自分に気づきました。 伯方雪日さん:唯一、俺目線で語られるストーリー。 他の作品と比べると目線のせいか、学生さんが 目の前で語っている物語のようでした。 がまくら市、いろんな意味でぶっ飛んでいる都市だと この作品を読んだ後改めて思いました。 もう1冊のほうも購入済みなので、 読んでみようと思います。

    1
    投稿日: 2015.01.10
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    軽い気持ちで読むにはちょうどいい。同じ場所が舞台とあって話の繋がりは面白いが、物語としての浅さは避けようがないのかもしれない。

    0
    投稿日: 2015.01.08
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    架空の町、蝦蟇倉市を舞台にしたアンソロジー。バラバラに書かれたものではなくて、登場人物が重なっていたり、ある作品の事件が別の作品の裏で起こっていたり、作品ごとがゆるく繋がっているのが面白かったです。

    0
    投稿日: 2015.01.01
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    不可能犯罪ばかりが起こる街、蝦蟇倉(がまくら)市。 この街に住む人々の日常は、いつも謎と不思議に彩られている。 第一線で活躍する作家たちによる、不思議な街の道案内。

    0
    投稿日: 2014.11.13