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ブギーポップは笑わない
ブギーポップは笑わない
上遠野浩平、緒方剛志/KADOKAWA
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総合評価

18件)
3.9
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    ジャンルとしてはSFアクションでしょう。が、メインは学園群像劇かな。語り部が変わりながら、情報が小出しにでてきて、各話がつながるシーンも気持ちよく、ミステリのような読み方で楽しめました。謎の残し方が読みたい気持ちを誘うし、一気読みにもちょうどいいボリューム。続編読もうかな。

    5
    投稿日: 2024.11.11
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    「相手はどう思ってるんだろう」とか考えてたのは、やっぱり学生の頃だったなと読後感じました。 好意的なのかそうじゃないのかとか「どっちなのだろうか」と悶々としつつ、初々しく心ときめかせていた青春を思い出しました。

    8
    投稿日: 2024.10.02
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    時系列がわからなくなり、繋がりがあったりなかったりするが、それでも楽しく読むことが出来た。 結局ブギーポップが何者なのかは曖昧なまま終わったのが少し残念。 あと、各話ごとに主人公が変わるので読み終わったあと物語全体としては主人公がたくさんいる?もしくはいない?といった感じになった。 でも不思議で、少し怖い部分もあって、青春もあって、、飽きることなく読める作品だと思う。

    0
    投稿日: 2023.09.28
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     1話1話、とある1人の人物に焦点を当てて描いているため、時系列は一直線ではなく、見える部分も人物によって違う。登場人物1人からすると、何が起こっているのか、結局真実はなんだったのか、全くわからず、もやもやを抱えたまま生きることになる。だが、読者からすると1本筋の通った話に見える。その違いを、緻密に、美しく描いているのに、思わず驚嘆した。  最初は、高校生の甘酸っぱい恋愛や、思春期ならではの細かな感情変化を描く、日常のお話かのように見えた。読み進めるうちに、怪奇的に、そしてファンタジックになっていく。話の並べ方や時系列の順番など、読者に負荷を与えず、かつ驚きを与えるような構成だった。  読み終えた後に、時系列を整理して読み直すのもまた面白いだろう。

    2
    投稿日: 2022.11.06
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    アニメ化されていて前から気になっていた作品。(アニメは未見) 「異性交遊禁止」とか男女の描写については古くて逆にこそばゆい感じがしたものの、途中から一気に面白くなってきた。 他の生徒たち何人かを巻き込んでのマンティコアと凪との戦いは特に凄いし、マンティコアには変身能力がある故、敵が誰か分からない状態が緊迫感を生む。 読者目線だと誰が「悪」側か明かされているのだが、登場人物たちにはもちろんそれは分からないから危険な奴と一緒に行動してしまっている。 いつ殺られるのか気が気ではない。 しかも、殺られるときは一瞬で殺られる。苦しむよりはマシなのか。 ブギーポップの正体は一応説明されるものの、不思議な存在であることに変わりはない。 藤花は登場人物の中では一番目立たないように思えるが、彼女について続編では掘り下げていったりするのだろうか。気になる。

    0
    投稿日: 2022.10.05
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    学生の時に読んだことがあったものを再読。 ブックオフオンラインがすごく便利でビックリ。20年以上前の文庫本が手に入るなんて驚き…しかも100円…! 内容はすっかり忘れていてとても楽しく読めた。ページを捲らせる作品。

    0
    投稿日: 2022.01.22
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    1998年にこの本は世に出た。 今をときめく作家さんたちの原典となる作品になったのは、この時代こういった切り口の作品がなく、かつ不安定な世の中だったからこその背景かあるのではないかと思う。 どんな話だったか気になって読んでみたけど、24年前の作品。多少の古くささは感じたけど、24年経ってもなお、といった印象。 喜怒哀楽や人間臭さに青春に揺れ動く心、広がる思いの丈を詰め込んで、そして悪を倒す。 1998年作者様が描いた、新しい表現の勧善懲悪の話。

    0
    投稿日: 2022.01.05
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    世界の敵になった存在と、それを狩る自動的存在の戦い。 それに巻き込まれる一般人。 淡々と描かれる物語。

    3
    投稿日: 2021.05.15
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    さすが昔のライトノベル 昨今の変な文章のライトノベルとは違う ただ話の内容が難しい 中学生のころに読んだが、よく読み切ったなあと思う 結局ブギーポップはなんなんだろうね ちなみにアニメも全部見たけど意味不明でした

    0
    投稿日: 2021.05.14
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    “学校”というひとつの場所に集う高校生たちの、それぞれの視点で描かれる事件と日常。 ファンタジーの要素を取り入れつつ、思春期の少年少女たちの視点の切り取り方、若さを感じるポップな語り口が秀逸。 とにかく面白かった。

    0
    投稿日: 2019.12.20
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    ラノベの中では古典に分類される作品でしょうか。 以前よりタイトルは知ってたが、ようやく読む機会を得た。 時系列的に話が前後するのはまぁいいとして、 登場人物の多さが気になる。 それも似たような設定というか人物像。 「そこまでしてこの人物は必要だったか?」と思ったり。 一応この1冊でお話は完結しているとの事だが、 明らかにまだまだ話が広がりそうな終わり方でモヤモヤしたものが残る。 「(これから洗練されていくであろう)粗削りな第1作目」 という感想がピッタリ。

    1
    投稿日: 2019.09.30
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    TVアニメを期に以前から気になっていた「ブギポ」に手を出すことに。この先も読んでいくと物語のつながりが分かっていくのだろうけれど、いまいちこの一冊で物語を掴むことができなかった。もう何冊か読んでみたい。「何でもかんでも知っているわけじゃない」という台詞があって、作者が意識して決め台詞を作ることによとの効用を感じた。同じ内容でも「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」の方が読者の記憶に残る。すごく前の本なイメージだったけれど、物語内で、毒ガスと言えばサリンという発想をする登場人物により、1998年第1刷発行なのだという時代性を感じた。

    0
    投稿日: 2019.02.10
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    昨年から講談社タイガより刊行されている「戦地調停士シリーズ」で知ってお気に入り作家となった上遠野浩平さんのデビュー作にして、今年になって再アニメ化されTV放映が始まった同名番組の原作です。 「ぼくは自動的なんだよ。周囲に異変を察したときに、宮下藤花から浮かび上がってくるんだ。だから、名を不気味な泡(ブギーポップ)という」 (本文43ページより/かっこ部分は実際はルビ表記) 高校生の女の子、宮下藤花の〈二重人格〉的な存在で、本人曰く人類の危機が迫っている時に現れるという少年!?ブギーポップ。 本巻では、高校で起こる女生徒の連続失踪事件の謎が絡む「危機」に立ち向かう、ブギーポップや数名の生徒の姿が描かれます。 中学生の頃に読んだ光瀬龍さんや眉村卓さんのジュブナイルSFを思い起こさせられて、ちょっとノスタルジックな気分になりつつ、時系列どおりには並んでいない5話のエピソードからなる不思議で不気味な物語を堪能させてもらいました。 あとがきの雰囲気が西尾維新さんっぽいなあと思ってWikiで調べてみると、西尾さんの方が影響を受けているそうで、他にも「空の境界」の奈須きのこさんや、「鏡家サーガ」の佐藤友哉さん(ホンスキーには島本理生さんの結婚・再婚相手と言ったほうがわかるかなw)など、僕の好みの作家さんたちが影響を受けたことを公言なさっているようです。 気に入ったので、既刊のシリーズを読もうと思いますが、やはりWikiによると、現時点で22巻あるそうですね。 昨年の「銀河英雄伝説」に続き、読み逃していた伝説的なシリーズに出会えて嬉しいです(^-^)

    0
    投稿日: 2019.01.20
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    ブギーポップシリーズ 『ブギーポップは笑わない』 ☆☆☆☆☆ 『VSイマジネーター』(Part 1、2) ☆☆☆ 『パンドラ』 ☆☆☆ 『歪曲王』 ☆☆☆ 『夜明けのブギーポップ』 ☆☆☆ 『ペパーミントの魔術師』 ☆☆☆☆ 『エンブリオ浸蝕』 ☆☆☆ 『エンブリオ炎生』 ☆☆☆ 『ハートレス・レッド』 ☆☆☆ 『ホーリィ&ゴースト』 ☆☆☆ 『ジンクス・ショップへようこそ』 ☆☆☆☆☆ 『ロスト・メビウス』 ☆☆☆ 『オルフェの方舟』 ☆☆☆☆ までで中断

    0
    投稿日: 2018.12.21
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    タイトルのかっこよさと素晴らしい構成。とくにブギーポップは強烈な魅力があって、彼が出ると、きたああ、と気持ちが高ぶりました。ラノベを馬鹿にしているつもりはないけど、良い意味でラノベのイメージを変えてくれました。アニメも来年始まるみたいなので楽しみです。

    0
    投稿日: 2018.08.30
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    図書館で。 タイトルだけ知っていたラノベ小説を読んでみようチャレンジ。結構容赦なく登場人物がサヨウナラするのでちょっとびっくりしました。 でも、ブギーポップは結局なんなんだろう。未知の世界からの敵に対する有効な対抗手段を持っている訳でもなく、最終的には弓道やってる少年が決定打なんて成り行き任せも良い所だと思う。そして、恋人の気持ちを試したいだけで約束をすっぽかす女の子は人としてどうかと思うので好きになれない。天使、ねぇ…。そんな、いきなりやってきて裁かれるってなんか変なの、と思いましたがまあそう言う設定だしな。

    0
    投稿日: 2018.06.04
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    アニメ化すると聞き、中学時代以来久方ぶりに再読。 ”統和機構”というワードが出てこないブギーポップが こんなに新鮮なものだとは思わなかった。 エコーズがナイトウォッチシリーズと繋がっていたり もうこの時点で壮大なる上遠野サーガの片鱗が垣間見える。

    0
    投稿日: 2018.03.17
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    20年ぶりの再読です。 悩める高校生たちに是非読んで貰いたいです。 奥の深いラノベです。 恋愛、性、ドラッグ、殺人とこの世界は誰が作って回っているのかを発進した一冊です。 善か悪か?よりも、生きていく上で殺るか殺られるか?という野性的な部分が問われています。 今読んでも全く色褪せてません。 保存しておいて良かったです。

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    投稿日: 2017.09.27