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世に棲む日日(一)
世に棲む日日(一)
司馬遼太郎/文藝春秋
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総合評価

227件)
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76
80
45
5
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    自身が小学生の時の松蔭像。 二十歳前後でさらに獲得した松蔭像。   様々な松蔭像があったが、どれも間違いではなく、 この作品で一つに統合されていく。

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    投稿日: 2013.01.22
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    苛烈ささえ、彼女にとっては陽気のたねになった。 杉家の異様なばかりのあかるさは、どうやら彼女によるものらしい。彼女の息子のなかから、松陰寅次郎という、底ぬけにおさない(自己の思想や主義の純化と行動化のみ忠実な)人物が成長し、やがて国家と藩の罪人になり、幕府の手で刑死した。これほど凄味のある不幸はなく、ふつうならこの不幸は家を暗くしたであろう。が、彼女は、自分の内孫、つまり長男民治のこどもたちに、 「松陰叔父にあやかるのですよ」 と、つねに言いくらした。あやかれば国家の大罪人になるかもしれない、というような恐怖は彼女にあってはまるでなく、そういう時世時節による不幸よりも、罪人松陰がもっていた思想への至純な忠実さのほうが、学問というものへの尊敬心のつよい彼女にとってはより華麗なものであり、それのみが信じうるものであったにちがいない。聡明ということのみが本来陽気のたねになりうるものであるということを、彼女ほどその一身で具現した婦人はあるいはめずらしかったかもしれない。 松陰吉田寅次郎、幼名は寅之助、もしくは松次郎、または大次郎。父の百合之助の気が変わるたびに名がかわっている。 名など、どうでもよい。 「学校をおこすということは、単に教育機関をつくるということではない。これを軸に国家(藩)の風儀を一変させるという覚悟をもってやらねばならぬ。一技一芸の末をとやかく教えるというだけでは、学問興隆の目的にそわない」 「文武は一体であるべきであり、これを二となすべきではない。万世に至るまでこのことは不変であるべきである」 「少壮の者にはあまり世間の仕事をやらせてはならない。父母の事情がゆるすかぎり、勉学専一にはげませるべきである」 世俗の仕事をあまりに稚いころからやらせすぎると人間が小さくしか成長しない、ということであろう。 「勉学に伴うて試法(試験)が必要である」 という。松陰自身、多くの試験を経た。自分の経験からそのようにいっている。 「風流、遊芸は禁ずべきこと」 風流とはとくに書画骨董、詩文のあそびを言い、遊芸とは囲碁将棋などをさしている。わかい者からこれを遠ざけよ、という。松陰のこの当時、大藩の知識人のあいだでこの風儀がさかんであり、ともすればその徒は、天下国家の大事を言う書生流の固苦しさを軽蔑した。松陰は萩の上士たちのそういう風潮に腹をたてていたのにちがいない。 「大器をつくるにはいそぐべからざること」 松陰の生涯の自説である。「速成では大きな人物はできない。大器は晩く成る」と、松陰はいう。 松陰は、気がいそいでいる。葉山佐内からかりたその著「辺備摘案」を今晩中にうつしとりたいし、あすはあすで、またべつな本を借りたい。おはまの相手になっては筆写はすすまない。 「失礼」 と、おはまへかるく会釈して、筆写をはじめた。 松陰は、生涯、藩に対しては甘ったれであった。こういう点での世間苦労のなさが、松陰というこの若者のひとを疑うことを知らぬ明るさを映えだすのに、大きな条件になっていたようにおもえる。 「寅次郎は」 と、壮太郎は松陰をいう。 「いつみても心を弾ませ、胸中どういう愉快なことがあるのか、不平というものがまったくない。ちょうど家に新婦を迎えようとしてそわそわしている新郎のような男だ」 そのように印象されたらしい。 大いなる義とは、仲間との約束をまもるということであろう。たかが知れた約束ではないかとあるいはひとはいうであろう。しかし松陰というこの純粋思考の徒にすれば、その程度の約束すらまもれず、その程度の義さえおこなえない人間になにができるか、と、深刻に考えている。松陰はつねにこうであった。松陰は、さらにいった。 「自分はちかごろこう思っている。志操と思想をいよいよ研ぎ、いよいよするどくしたい。その志と思いをもって一世に跨らんとしている。それが成功するせぬは、もとより問うところではない。それによって世から謗られようとほめられようと、自分に関することではない。自分は志をもつ。志士の貴ぶところは何であろう、心をたかく清らかに聳えさせて自ら成すことではないか」 「やり給え」 と、来原良蔵はいった。この男も、松陰のそのような考え方をきわめて好んでいる。大きく息を吐き、 「私は、君の義を協けよう。協けることが私の義である」 といった。世間のおとなからみれば、こっけいきわまりない義かもしれない。しかしこの両人にとっては大まじめであった。

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    投稿日: 2013.01.16
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    福岡→広州行きの飛行機の中で読了。 小説の為、脚色はあるだろうが高杉晋作をメインとして 幕末の思想=現実湾曲思考→革命→倒幕の様子が描かれている。

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    投稿日: 2012.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本書は、激動の幕末長州藩で、先駆けとなった吉田松陰とその弟子の一人高杉晋作の「狂」の物語。 松蔭が天皇=国家、攘夷などの思想に純粋に殉じた思想家として人生を貫いたのに対して、晋作はあくまで革命を起こすエネルギーとして、戦略論の観点から攘夷という名のイデオロギーを利用した点(攘夷を盾に倒幕し西洋技術にキャッチアップするためにむしろ開国すべきという考えを持っていた)が印象的。 また、思想家と現実家、酒女はやらない堅実家と妻子を持ちつつも芸妓遊び・謡曲好きの遊び人といった対比できる面がある一方、お互い天に魅入られ、また失敗に落ち込むことなどなく次の一手を常に考えるという面が共通していることも面白い。 このほか、長州出身と言えば、松蔭の松下村塾出身というイメージを持つが、実際は久坂玄端、この高杉晋作のほかは前原一誠、品川弥次郎などが主な塾生で、桂小五郎、伊藤博文、山形有朋など明治政府樹立後まで生き残った主要な長州閥は、それほど深く師事、関わりがあったとは言えない一方で、何かと松蔭の名が「利用された」(例えば、戦前の学校教育において、国家思想の思想的装飾として松蔭の名が使われたが、松蔭の書物を読ませることは真に革命的であったゆえか無かった)点も興味深い。 【第1巻】 「百術不如一清」(ひゃくじゅついっせいにしかず)・・・行政上のテクニックなどは行政者の一清に如かない、というのが長い藩役人生活における文之進(吉田松陰の叔父)の座右の銘。民政機関には賄賂や供応がつきもので、とくに下部の腐敗がはなはだしかった。文之進はそれを激しく憎みはしたが、しかしこれらの患部を抉り取るおいう手荒なことはせず(いっさい下僚を叱ったり攻撃したりしたことがない)、みずから清廉を守り、かれらが自然とその貪婪(どんらん)のわるいことをさとるようにしむけた。 【第2巻】 「攘夷経済理論」・・・久坂玄瑞らが攘夷派が提唱した貿易亡国論とも言うべきもので、オランダとの貿易において日本は売る物産がないため先方の物産を買う一方で日本の金がどんどん流れていった経緯を踏まえ、開国するとまたたく間に日本の国内物産は欠乏し、金は流出し、物価はあがり、ついに貿易によって日本は滅亡する、と訴えた。また、将来、世界との貿易はやむをえないとし、そのためにまず得るべき物産を作り、その貿易を防衛するだけの武力を作ってから貿易すべきで、それまでは鎖国でゆくべき、というもの。この結論は経済の通念からいえば空論に過ぎないが、それを大声でと唱えなければ、攘夷論そのものの大根底がくずれるものであった。 【第3巻】 「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」・・・吉田松陰の辞世のうた 「三千世界の烏(からす)を殺し ぬしと朝寝がしてみたい」 「広い世界にちょうし(長州)が無くば やがて世界は闇となる」・・・高杉晋作作の都々逸の歌詞 (下関戦争に際して圧倒的な武力を誇る連合艦隊との戦争を避けるための講和を選ばずに、攘夷を求める長州藩内の勢力におもねた点について)国際環境よりもむしろ国内環境のほうが、日本人統御によって必要であった。…これが政治的緊張期の日本人集団の自然律のようなものであるとすれば、今後もおこるだろう。 【第4巻】 「おもしろきこともなき世を面白く」(下の句なし)・・・高杉晋作が仰臥したまま苦しげに書いた28歳辞世の歌。上の句はできたが、下の句は続かない。歌人の野村何某がこのままでは尻切れトンボになるとおそれ、蛇足的に「すみなすものは心なりけり」(面白く棲暮らし行くのは心である)と説教くさく道教じみた下の句をつけた。しかし、晋作はこれで満足したらしく「・・・おもしろいのう」と言って目をつぶり、ほどなく息を引き取った。

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    投稿日: 2012.12.11
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    吉田松蔭の方向性を決めた重要なことの一つは、玉木文之進の初等教育だったのでしょうね。 あとはその人の生来の性格と。

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    投稿日: 2012.11.28
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    吉田松陰メインの巻。 イメージどおりのストイックな松陰で、私にはとても真似できないし理解不能な面も多いけど、なんとなく魅力的な人。

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    投稿日: 2012.11.22
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    吉田松陰、よりも高杉晋作見たさに再読中。・・・個人的に、やっぱり松陰が苦手みたい。何とか、今回は読破! 多分ね、軽率(じゃないけど)松陰の行動が…理解不能みたい。その過ちで、どれだけの人に迷惑をかけて、不幸にしたの?って説教したくなる。←酷

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    投稿日: 2012.11.14
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    中学生の息子が今年から司馬遼太郎の本に夢中になった。せっかくなので私もそれに乗っかって読むことに。吉田松陰のひたむきさに心打たれました。

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    投稿日: 2012.10.01
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    萩、松下村塾をたずねる旅のさなかに全巻読みました… 吉田松陰にふれるたび、固苦しい倫理観の強要が 感じられてならなくて…では、なぜ、それが、人のこころをとらえ、 維新の推進力になり得たのか知りたかったのです。 巻末解説によれば、司馬はこんなふうに云っています。 -(長州系の大官たちが)国家思想の思想的装飾として  かれ(吉田松陰)の名を使って以来、ひどく荘厳で  重苦しい存在になった…毛虫のようなイメージできらいだった。 本書の主人公は、やはり高杉晋作だと思います。 それを語る著書は、実にいきいきとしているんです。 読んでて心が躍りました…そんな高杉晋作を語る上で、 吉田松陰に触れぬわけにはいかなかった…のだと思います。 こうしてみると、幕末群像の象徴として、 吉田松陰と高杉晋作が、相反的でありながら、 それぞれに魅力が感じられてなりません。 変革の諸相は一様でないと知った一冊になりました。

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    投稿日: 2012.08.26
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    吉田松蔭はいろんなもので出てくるから知ってはいましたが、この作品で、かなりの人物像が出来上がり、イメージが具体化されて、他の作品などで吉田松蔭が出てくると更に読み物が面白くなりました。 長編ものですが、私は全く飽きませんでした。

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    投稿日: 2012.08.23
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    若き日の吉田松陰の物語。1巻は誕生からペリー来航まで。こんな変な奴がいたから、明治維新が成ったのであろうな、とか思いつつ読了。 この時期に名を残してる人は、龍馬のようにたくさん行動してるな~と思うし、その行動力こそが「力」だったのかも。

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    投稿日: 2012.08.21
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    オモシロキ コトモナキヨヲ オモシロク 僕は新撰組が好きなので 松下村塾は敵方長州志士輩出のいわば源流。 ですが、吉田松陰の『知』への欲求心、 松下村塾門弟たちの行動力は 素直に素晴らしいと感じます。

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    投稿日: 2012.07.30
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    維新回天の原動力となった長州藩の吉田松陰と高杉晋作。歴史上の人物を扱う場合には、突如その地に大天才が現れて革命を起こしたというようなフィクションになりがちである。 でも、長州藩における人材輩出のシステムは、絶妙なタイミングで社会変革の流れに合致し、多くの維新志士を生み出したというのが真相だろう。 決して裕福ではない下級武士の吉田松陰が藩の教職を担当し、松下村塾で多くの若者に九州や江戸で学んだ思想を伝えていったというのは偶然ではない。 年端もいかない若者を抜擢し、国外に留学させる藩主の度量、旅先で出会った多くの師匠、それらを奇跡の物語ではなく幕末には多くの知識人が全国に存在したという実存で語るべきだ。 尊皇攘夷というイデオロギーと、外国に憧れ密航しようとするほどの狂気、吉田松陰という人物に表現される時代の胎動は、確かに伝わった。

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    投稿日: 2012.07.22
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    吉田松陰と高杉晋作を通して幕末の転換期を描いた作品です。 二人とも超人的であるとか完璧という訳ではなく、物凄く人間らしくてそれぞれに違った魅力があります。二人とも正反対な様な人間性で、思想に酩酊しながらも生真面目な松蔭と、現実主義者ながらも酔狂なことを好む晋作の二人の人生を物語を通して楽しめました。

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    投稿日: 2012.06.27
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    2012年6月22日読了。吉田松陰を主人公とした司馬遼太郎の連作小説。歴史に詳しくない人間の認識では、吉田松陰とは脱藩して塾を開いたものの黒船への密航を企てて斬首されたしょーもない男、なのだが、その人物と生涯にいかほどの面白さがあるのか、興味深く読書を開始した。「婦人のような」という表現が多いが、しなやかで人当たりの良いながら芯の強さ・歴史や学問のみにとらわれず、「絶対的な自分」から来る思考を重視する人物であったようだ。東京都内にも松陰の処刑場や塾跡など、松陰を偲ぶ名所旧跡が多く存在するが、小説を読了した後また名所巡りをしてみよう。

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    投稿日: 2012.06.24
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    幕末の松田松陰と高杉晋作を描いた歴史小説の第一巻。 司馬遼太郎の取材能力はすごいと思うんだけど、 その編集能力にはかねてから個人的に強い疑問を抱いていた。 本書にはその編集能力の欠如が色濃く出てしまっている。 歴史小説なんだから当然取材した内容を時系列に進めていくことになる。 だから編集能力は「何を書いて何を書かないか」という一点にかかってくる。 司馬遼太郎はこの「何を書いて何を書かないか」が下手くそなので、面白さが描く対象人物の行動に左右されてしまう。 第一巻では松田松陰がほとんど何もしなかったので、必然的に話として一切面白くない。 次に期待する。

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    投稿日: 2012.06.24
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    吉田松陰のお話です、 幕末の、龍馬とか、新撰組とか、っていう本が多かったけど、 そこでちょくちょく登場してくる 吉田松陰という人を詳しく知ることができそうです。

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    投稿日: 2012.06.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    吉田松陰と高杉晋作の話。 吉田松陰は人を見る目と狂気が魅力。 思想は狂気で必ずゆがめる。江戸末期の狂気が吉田松陰で、それにより大きな思想の流れができた。 吉田松陰門下でも、響いた人、響かなかった人はいる。同質の人であるから感化される。感化されることはその人と似ているということ、もしくはその資質がある。 高杉晋作は天命を知れば、それにいずれ当たるだろうと何もしないでいるタイプ。 自分としては、天命を知らないうちはもがきたい。 日本を救うために長州が滅びても良いというスタンスだった。 日本は外圧がないと変わらない、もしくは外圧があると変われる国ではないか。これまでは決断を下す前に何かが起きてきたため、決断ができない国民性でも大丈夫だった。

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    投稿日: 2012.04.22
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    幕末の長州における思想的原点に立つ吉田松陰と 後継者たる高杉晋作の物語  この小説により初めて松陰の人柄を知りました。幕末の長州の思想の原点であり莫大は影響を与えたにもにもかかわらず、松下村塾では門生によって自分の頑愚さをみがかせてもらうという姿勢に惹かれました。    思想家であった吉田松陰と現実家であった高杉晋作を通して、思想から実行へ飛躍させていく革命を描いた小説です。再び読み返したくなる小説になりました。

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    投稿日: 2012.04.08
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    幕末の長州藩吉田松陰が主人公。のちのちには高杉晋作もでてきます。 吉田松陰って気難しい、えばりんぼうのおじいさんってイメージを勝手にもっていたのですが、実際は相当まじめなやさしい人みたいです。幕末を竜馬や新撰組以外の視点から見るのはオモシロイ。

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    投稿日: 2012.03.15
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    高杉晋作が好きです。 同じ時代を生きた人の中には、坂本竜馬や土方歳三など、魅力的な人物が多い。 その中でもなぜか高杉晋作に惹かれる。 「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し…」と後年の伊藤博文が評したように、晋作は電光石火の人だ。 思想と行動が直結しているというか、行動によって思想を正当化してしまう。 天性の革命家の生涯は短かったが、その人生は強烈に光り輝いている。 晋作の残した辞世の句は、自分の人生の指針のようなものになっています。

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    投稿日: 2012.02.29
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    勧められて購読。 司馬作品で初めての幕末物。 わかりやすくて面白かった。 ペリー来航以前の日本の様子もわかり興味深かった。 高杉晋作が待ち遠しい。

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    投稿日: 2012.02.21
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    幕末の長州藩を描いた本書、吉田松陰を中心に物語が進行します。 吉田松陰については、「松下村塾の先生でしょ」くらいの知識しかなく、長州育ちの端くれとして、幕末に長州藩が暴発した思想的根源をつくった人物の人となりくらいは知っておきたいと思って本書を手に。 幕末の長州人は怜悧という先入観から、吉田松陰もその類いの人物かと思いきや大違い。 不器用で要領が悪く、そのくせいつも生き生きとして楽観的で、清廉潔白という言葉がよく似合う純粋一途な若者として登場します。 他人に優しく愛嬌もありますが、己の考えが正しいと信じると突っ走る傾向に。友人との旅行の約束を守るために脱藩したり、黒船で密航しようとしたりとか、とか。 元を辿れば、どちらも藩のために国のためにという動機なので、幼少の頃から受けていた「私利私欲を捨て去れ」という英才教育が松蔭に与えた影響は多大なものだったのでしょう。 物語を読む限り、まだ、松蔭=先生というイメージはついていませんが、攘夷志士を世に放出した思想家としての松蔭は次巻以降に期待です。 本編とはあまり関係ありませんが、印象に残った村田清風の歌でしめたいと思います。実際に見聞しないと分からない事って沢山ありますよね。 来てみれば聞くより低し富士の山 釈迦も孔子もかくやあるらん

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    投稿日: 2012.02.14
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    幕末•明治維新について、吉田松陰が何をなしたのか、そんな知識を得たいと思って読み出した本。 当時の藩の様子や学問などの様子が分かった。 つぶさに入る著者の現代との比較が分かりやすく、考える助けになる。 人生は友で決まる、そんな感じのことを思った。

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    投稿日: 2012.02.10
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    吉田松陰。名前は知っているが詳しくは知らない幕末の偉人の話です。 直接手を下さないまでも、幕末の日本に与えた影響は多大なものです。 まだ、話は序盤戦。 先が楽しみです。

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    投稿日: 2012.02.08
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    吉田松陰が主人公の歴史小説 幕末の志高い若者の短い人生を描いています 序盤は、彼の高潔さと志の高さ、そしてあどけなさになかなか感情移入ができないでいた けれど、少しずつ愛着がわいてきて、今後の流れが気になり出す そんな第一巻

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    投稿日: 2012.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    嘉永6年(1853)年、ペリーの率いる黒船が浦賀沖に姿を現して以来、攘夷か開国か、勤王か佐幕か、をめぐって、国内には、激しい政治闘争の嵐が吹き荒れる。この時期骨肉の抗争をへて、倒幕への主動力となった長州藩には、その思想的原点にたつ吉田松陰と後継者たる高杉晋作があった。 竜馬伝以降高杉晋作に興味が湧いた。 どんな男だったのだろう。 その師である吉田松陰の話である。 愚直で不器用である吉田松陰像が描かれており この不安定さが彼の魅力であろう。

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    投稿日: 2012.01.04
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    幕末の歴史小説を読むのは初めて。 序盤は細かい情景描写と展開が行ったり来たりでまどろっこしい。ただそのまどろっこしい表現で松陰のキャラクターが浮かび上がってくると、その素直で、熱く、思慮深く、発送が突き抜けて、おっちょこちょいな松蔭に魅かれてスラスラ読めるようになる。 また、当時の「藩」とうい位置づけの重要性や特殊性を感じた。たぶん今の地方毎の”気質”みたいなものの構成要素には、気候などの物理的要素と同じくらい、当時の藩のしきたりや藩主のキャラクターが影響しているんだろうな。・そう思っていまの県民性を捉え直すと面白そう。

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    投稿日: 2012.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半の2冊は、松下村塾の吉田松陰が主役。 後半の2冊は、高杉晋作が主役。 おや?この構成って、国盗り物語と似ているな。

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    投稿日: 2011.12.19
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    吉田松陰を中心とした幕末の話 昔萩に旅行して、街や、史跡を見たことがあるせいか、リアルに情景がうかんで一気によみきれた。 現代の教育制度や教育の在り方について、考えさせられる。この時代の勉強方法の一つが旅行で、人物探訪であるというのはおもしろそう。私もそんな勉強・旅をしてみたい。 それにしても武士の自己規制、美意識はすごい… 飛ぶが如くと並行して読むと長州・薩摩がそれぞれパラレルで時代が進むみたいでより一層面白い。

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    投稿日: 2011.12.03
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    おもしろく生きるって素敵だね! 世界で最高の技術や方法は、ほとんどの場合外部(外国)で生まれる。 (それは単純に言ってほぼ人口のため。人がいるところに新技術が生まれる。または、個人単位で言っても、自分ひとりにできることより、周りの人全体が考え出す方法の方が多いに決まってる) とすると、自分や自国を強くするには、自分には不足しているが外部では成立済みの方法をいち早く取り入れることがまず大事になる。 このプロセスに必要なのは、 ①外部を知ること ②内部にこもる勢力を説得などで破ること(自分個人でもそう) ③取り込んで、外部に搾取されない程度に自分自身の力を高めること これが大きく進み、大きな変化が起きた幕末に、 戦略&行動で思いついては行動しまくった弟子と、 そのきっかけとなる思想を研ぎ澄ましてひねり上げた師匠という二人の狂人。 なかなかに悪くない、素敵な狂人です。

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    投稿日: 2011.12.02
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    2chで高杉晋作を心酔した破天荒な人物が登場するスレ(http://lolinewvip.blog.fc2.com/blog-entry-2091.html)を読んだことから,高杉晋作に興味を抱き,手に取ったのがこの本です. つまり,動機は極めて不純でした.. いきなり横道にそれますが,上記2chスレもかなりおもしろいので,お時間のある方は読んでみてください. 今全4巻を一気に読み終わったところなのですが,なんともいえない放心状態に陥っています.なぜなら,吉田松陰,高杉晋作を始めとする幕末の志士達の驚愕するほどのエネルギーの前に圧倒されているからです. 感想を整理できていないのですが,今の日本と同じところと違うところという視点でまとめてみます. 【違うところ】 1.エネルギーに満ち溢れる多くの若者が登場すること. わずか150年ほどの昔に,日本にこれだけ多くの決断力・行動力にあふれる人たちがいたとは知りませんでした.しかも彼らの多くは20代前半という若さで,日本を文字通りひっくり返すほどの働きをしています. 2.激烈な思想家たちが多く登場すること. 吉田松陰にしろ,高杉晋作にしろ攘夷や開国という思想を強烈に持ち,それを行動原理としています.しかし,強烈な思想家というのは外からみれば,「狂」と映ります.実際,作者もこの二人について「狂」という表現を多用しています.ただ,世の中を動かしたのは,このように狂信的なまでの思想を持った人たちであるのが事実です. 今の日本で,自分の行動原理として,この時代のように強烈な思想を持った人がどれだけいるのでしょうか.私が真っ先に思いついたのは,元大阪府知事の橋本さんです.彼は今,この本の時代に行われた明治維新によって基礎が作られた中央集権体制を壊し,地方分権すべきということを「狂」信的に信じています.私は,橋本さんの思想を評価する知識を備えていないため判断は控えますが,この姿は,260年間続き,当時は常識的な人の間では未来永劫続くと思われたであろう,幕藩体制を崩壊させた高杉晋作にダブります. 【同じところ】 1.多くの人は世論に流されること. 晋作が功山寺で挙兵したとき,賛同した者はわずか80人でした.それがついには,長州藩を転覆させるのですから,晋作の能力は抜きにしても,いかに多くの人が尻馬に乗ってきたかが想像できます. 2.だいたいの男は好色家 松陰は例外ですが,高杉晋作や伊藤博文は札付きの女好きだったようです.今の日本の性産業が世界トップレベルにあるのも,昔からの遺伝子を受け継いでいるからかもしれませんね.ただ,この時代の遊郭は密談にも多用されているようなので,今のピンサロとかキャバクラより役割が多かったようです. 私自身,まだ学生の身ですが,小さくまとまろうと保守的になっている自分がいます.この本を手に取って,もっとエネルギーにあふれた生き方をしようと思わされました.また,エネルギーが出なくなったときに,この本を開き,着火剤にしたいと思います. 最後に,あまりに有名ですが,高杉晋作の辞世の句を紹介します. おもしろき こともなき世を おもしろく

    1
    投稿日: 2011.11.17
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    先日見かけた2chスレッドまとめを読んだら、読みたくなったので久しぶりに司馬遼太郎。 風俗行ったら人生変わった:ハムスター速報 http://hamusoku.com/archives/6300858.html via @hamusoku なんで風俗行くのと司馬遼太郎が関係あるのかということは、スレッドまとめの方を読んでいただければわかります。 たぐいまれなるエンターテインメント(本来はノンフィクションだけど)ですので、ちと長いですが、是非是非お楽しみください。 そんじょそこらの映画やドラマより、感動しますよ。 --------------------------------------------------------------------- 『世に棲む日日』は、全四巻。 幕末日本の開国の原動力となった、長州の雄である、吉田松陰と高杉晋作という二人の志士を追いかける物語。 吉田松陰と高杉晋作と、どちらが主人公であるのか、決めかねるまま執筆を開始する、というエクスキューズがある一巻では、主に吉田松陰の生い立ちから、黒船来航まで。 二巻からは、ついに太平の眠りを覚まされてからの、激動の時代を駆け抜けます。高杉晋作の登場もあるでしょう。一巻では、桂小五郎すらほとんど出番はなかったので。 飛ぶが如く飛ぶが如く。 吉田松陰が自身を評して曰く、 「自分はどうも人の悪が見えない。善のみを見て喜ぶ」 そんな松陰先生、好きになりました。

    0
    投稿日: 2011.11.16
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    1巻~2巻の主人公が吉田松陰、3巻~4巻の主人公が高杉晋作。性格は対照的だが共通しているのはその行動力。共に若くしてこの世を去ったのが惜しい。 本作を読んで、「竜馬がゆく」を読んで、「燃えよ剣」を読めば、幕末の大まかな流れはつかめるだろう。それは司馬遼太郎の世界で、史実とはズレてしまう部分もあるが(笑)

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    投稿日: 2011.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    山口県出身者にとってのバイブル。 日本の歴史上、山口県が主役になった唯一の時代、幕末。 そこで活躍する、吉田松陰・高杉晋作の物語。 司馬遼太郎の定義する「革命の三段階」論というのがある。 (1)思想家が現れ、旧体制のために非業の死を遂げる。 (2)革命家が、思想家の意思を継いで、行動を起こし、旧体制を倒す。 (3)周旋家(事務家)が、後処理をして、新体制を作る。 吉田松陰は(1)の思想家、高杉晋作は(2)の革命家だ。 (ちなみに、長州藩では伊藤博文・井上馨らが(3)周旋家) (1)から(2)の段階が、物語として最も華やかで、しかも二人とも志半ばで死んでしまう。だからこそ、二人の偉業が後世の我々の心をうつのだろう。 時代が偉人を作ったのか、偉人が時代を作ったのか、という議論があるが、そのどちらとも言えるのだろう。

    1
    投稿日: 2011.11.05
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    吉田松陰と高杉晋作を中心に幕末の長州を描いた本。1巻は松陰の幼少期~密航計画中辺り。「竜馬がゆく」の途中ですが、長州勢の思想的原点が気になって寄り道中。とにかくストイックで人を信じ過ぎで過激。でも憎めない不思議な魅力を感じます。しかし、松陰が同じ世代なんだと思うと不思議に思うのですよねー( ̄~ ̄;)。

    0
    投稿日: 2011.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「三千世界の鴉を殺し 主と朝寝がしてみたい」 前半は吉田松陰、後半(大半?)は高杉晋作の話。 司馬さんがこの2人をすきなのが伝わる。 そして、これを読んだらきっと2人をすきになる。 そして日本人であることを誇りに思う。 私は時世の句よりも、この都都逸に晋作の性質が出てるような気もする。

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    投稿日: 2011.10.02
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    これを読んで更に高杉晋作のことが好きになりました☆ 面白き ことも無き世を 面白く この高杉晋作の言葉は私の座右の銘です。

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    投稿日: 2011.09.30
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    高杉晋作が好きで読み始めた。 先生の松蔭さんもイメージと全然違ってアツい。 辞世の句がとても好き 「おもしろき こともなき世を おもしろく すみなしものは 心なりけり」

    0
    投稿日: 2011.06.14
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    花神終わったから次は世に棲む日日。吉田松蔭と高杉晋作のお話。驚いたのが松蔭(幕末)と野木大将(日露戦争)の師匠が同じなこと。歴史って人と人の繋がりなのねぇ(´▽`)

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    投稿日: 2011.05.30
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    吉田松陰の幼少~青年期まで。 生い立ち、松陰の思想を形作る元となる師たちとの出会い、変化が描かれている。 生まれつきの藩命があったにも関わらず、自分がやるべきことは藩を超えたもっと大きな世界で勝負することだと信じ、他から与えられるものではなく自分自身の信念に従って生きた人物。 ペリーが浦賀にやってきたときあたりは、ただ外国からの敵に驚いて何もできない人たちとは違い、先を読み、そこから逆算して、今何をやるべきかを的確に説いた。机上の空論ではなく、実態に基づいた考え方ができる人だったことがよくわかる。 やっぱり大事を成した人はすごいや。

    0
    投稿日: 2011.05.22
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    本作品は、幕末の雄藩・長州藩の英雄、吉田松蔭とその弟子達の物語。 第一巻は松蔭の幼少時代から、佐久間象山との出逢い、そして、 ペリーの開国要求を機に、ロシア艦隊経由での国外逃亡を企てる ところまでを描いています。 全国を旅し、各地の豪傑、学者と直接会い、書物を借りて書き写し、 時に門下として弟子入りし、学んでいく姿に感銘を受けました。 学究の徒としての松陰と、彼が出会い、生涯その縁を 大切にする友人との出会いの場面が多く描かれており、 激動の時代に、大事を成さんとする青年の熱に触れることが できる作品でした。 ともあれ、偉大な人物は、青年時代に徹して自己を鍛え抜いたのだと 思うと、私も友人と切磋琢磨し、必死に学んでいきたいと思いました。

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    投稿日: 2011.05.09
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    【46/150】『峠』につづき司馬遼太郎作品を読む。『峠』の描かれている時代から少しさかのぼって、吉田松陰と高杉晋作を中心に長州藩が舞台の作品。松蔭の幼少の頃のエピソードからペリー来航までが第一巻。 マンガの「おーい竜馬」で、やたら松蔭が涙ながら語るシーンが多いので印象に残っているのだが、若い頃からよく様々なことに涙する様子がこの小説でも描かれている。

    0
    投稿日: 2011.04.26
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    幕末史の中でなくてはならない吉田松陰と高杉晋作を中心とした話。動けば雷電の如く発すれば風雨の如し、平時だと狂人にも成りかねない高杉晋作が乱世で輝く。おもしろきこともなき世に、おもしろく。

    0
    投稿日: 2011.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    吉田松陰、そのまたの名を寅次郎という。 出生から、ペリー来航までの時期、彼の出生、宿命、教育、家族、家柄、人柄、交流を描く。 松本村 玉木文之進 長門の海 平戸へ 島の城下 山鹿屋敷 帰国 桜田藩邸 手形 脱藩 泣く話し 売られる 家郷 追放 天涯への旅 春半ばなり 金剛山 象山 浦賀へ 浦賀 過激者 長崎へ 岸頭 最初の弟子 「天性の人の良さであっただろう。自分はどうもひとの悪が見えない。善のみを見てよろこぶ、と自分自身でもいっているように。」

    0
    投稿日: 2011.02.27
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    第一巻は、長州の幕末志士のイデオローグであった松陰について描かれている。 松陰吉田寅次郎という、素直であり純粋無垢であり、時に滑稽でもあり、矛盾している事もあるが芯が一本通っている青年が、どの様にして長州の志士たちを動かす存在になるのか? とても面白い小説です。

    0
    投稿日: 2011.02.17
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    吉田松陰、高杉晋作の生涯を描いた大作。4~5回目の再読。 一巻では、松蔭の生い立ちからペリー来航前後まで描かれている。 常に明るく前向きで志高い青年、松蔭。 自分に厳しく他人に優しい。何があっても挫けない松蔭の姿に心打たれる。 人生の友とするに足る名作。 人生の転機を迎えたときにまた読みたい。

    0
    投稿日: 2011.02.12
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    幕末を知るには、この本から入るのがいい。 吉田松陰と高杉晋作を中心とした歴史小説。次には必ず花神を読むべし。

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    投稿日: 2011.02.06
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    なかなかいままで読んだことなかった 幕末の長州モノだったので新鮮だった。 吉田松陰への見方がだいぶかわったなぁ。

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    投稿日: 2011.01.17
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    前半は吉田松陰の話 後半は高杉晋作の話 司馬さんいてくれたおかげで 日本の歴史好きが残ってる。 という事実。

    1
    投稿日: 2011.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    江戸末期の討幕運動の主勢力となった長州藩の、思想的原点となった吉田松陰の生涯を描いた小説。第一巻は、幼少期から順に、ペリー来航を迎えた20代前半までが書かれている。寅次郎という名前で当時は名乗っていた。他藩の友人との約束を守るために、脱藩までし、来航したロシア船へ乗り込んでの出国を企てるなど、破天荒で、飛躍しすぎるのが寅次郎であった。?自分は常に軽信の失がある?と、自ら後年語っていたようであるが、その脱藩をしてまで約束を守った相手の友人の一人は、命をかけて仇を討ちにいくといいながら、実際にはそれをせずに寅次郎は裏切られている。しかし、それは寅次郎の流儀であり、「自分はどうも人の悪が見えない、善のみをみて喜ぶ」と語ったという。それが、また人を引きつける要因でもあったということだ。本巻は、一度帰国したペリーが、再度黒船を率いて江戸湾に戻って来たところで終わる。

    0
    投稿日: 2010.12.08
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    1巻は松陰先生がとにかく愛おしい! 過激と言うより、自分の想いに一途な印象です。 これから変わっていくのかなぁ。早く続きが読みたいです。

    0
    投稿日: 2010.11.09
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    一、全体として何に関する本か  幕末の長州を大きく転換させた吉田松陰とその弟子高杉晋作について書いてある。当時、日本中のどの藩も幕府を恐れ、ひたすら事なかれでで過ごしていた泰平の時代の中で、長州藩は倒幕を他藩よりも先に掲げ、それに引きつられて薩摩藩、土佐藩といった藩が同盟を結び、最終的には明治維新を成し遂げるのだが、全ての始まりは当時二七歳のただの書生にすぎない吉田松陰の松下村塾から始まる。吉田松陰と高杉晋作の激動の人生を通して、明治維新がなぜ起こったのか、維新とはなんだったのかを考える一冊である。 二、何がどのように詳しく述べられているか  幕末、長州藩は尊王攘夷の思想の下、単身で幕府に幕長戦争を挑み、幕府、薩摩藩、会津藩などからなる大連合、つまり日本中を相手に戦争をすることになる。さらに同時に、英仏蘭米の列強4カ国と下関戦争を起こし、日本だけではなく世界をも相手に戦争をすることになり、結局、藩は壊滅寸前にまで追い込まれる。この狂気のような長州藩の行動がなぜ起こったのか。  まず第一に、「攘夷の思想」が全ての根幹である。その攘夷の思想こそが吉田松陰の思想であり、松蔭の死後も松下村塾の塾生によって長州全体の民意にまで発達する。  第二に、高杉晋作らの策略である。革命はいつの時代も、極限状態に追い込まれないと起こらないと知っていた晋作は、全国に革命を起こし倒幕を成すには、まず長州藩が壊滅する必要があると考えた。つまり、幕長戦争も下関戦争も勝つためではなく、負けて藩が壊滅状態に陥った時に長州藩も他藩も目を覚ますことができる。そういった状態でないと革命は起こらないのだ。その晋作の考えは見事に的中し、壊滅寸前になった長州藩は晋作に助けを請い、晋作が主導権を握って藩を建て直し、他藩の目を覚まし、幕府を倒し明治維新が成る。ただし、晋作は肺結核を患い、その途中で短い生涯を終えることになる。 三、その本は全体として真実か、どんな意義があるのか  最近、現代が幕末に例えられるという話を聞く。現代の何を幕末に例えているのか詳しくは知らないが、この「世に棲む日日」を読んでいて、現代は幕末に近いかもしれないと思うようになった。  日本の国民一人当たりのGDPは1990年には世界2位だったが、2010年には23位まで下がった。今後も順位を下げることは避けられないだろう。先すぼみの日本、このままでは駄目だろうと多くの人が感じている。しかし、今の楽な環境を誰もが手放したくない。だから何も変わらない。この状態が幕末の維新前と同じなのだろうと思う。維新志士の代表である坂本龍馬も吉田松陰も高杉晋作も、日本はこのままでは滅びると感じ、攘夷倒幕運動を起こす。たしかに明治維新がなければ日本という国自体が無くなっていたのではないか。  今の日本もそれに近い状態だと感じる。このままでは日本は駄目だという、幕末の大転換が起こる直前と同じ状態で、改革が起こるのを静かに待っているのではないか。 四、一番面白かったのはどこか、なぜ自分は面白かったのか  幕末の歴史は多くのビジネスパーソンが言うように面白い。特に司馬遼太郎の本は素晴らしいの一言に尽きる。「龍馬がゆく」と同じ時代を書いたものであるが、「龍馬がゆく」では坂本龍馬を中心に、土佐藩、薩摩藩の観点からストーリが描かれているが、「世に棲む日日」は薩摩藩と犬猿の仲と言われた長州藩の観点から描かれており、同じ時代でも考え方が全く違うところが面白い。幕末の歴史観を何倍にも深めることができる。

    1
    投稿日: 2010.11.06
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    世に住む日日(一),吉田松陰は陽明学者、どんな生い立ちでその思想を固めていったのかを知りたくて読み始めました。松陰二十歳の時、平戸の葉山佐内から王陽明の「伝習録」を借りて読んでいる。又師の佐久間象山に「もっと論語を読め」と言われ「・・・・・人間、生を肯定するところにおいて、世のいっさいがあります。例えば聖賢の道さえも。・・・ところが寅次郎はすでに生をすてております。・・・・生をすててみれば、視界には雲なく澄みわたり・・・・・先生のおっしゃる義理の究明-なにをどうなすべきかの究明-も結論はまあまあ大略ながらすぐさま得られます。寅次郎はすでに得ています。そのことにかけては、古人に恥じぬつもりです」。象山はこれを聞き、言葉なく、そのとおりだと認めたが、松陰の言ったことは儒教ではないと思ったと言います。私はこれこそ松陰の陽明学だと思います。

    0
    投稿日: 2010.10.23
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    "吉田松陰" という人は、激しい攘夷家で、安政の大獄で捕まり殺された人だ、というようなイメージを私は勝手に持っていた。 だから、前半の主役である松陰が、思いがけないほど純粋なことに驚いた。 作中で、松陰はみずからの思想に酔うことで、"狂" の精神を体現しているのだというようなことを述べていた。私が、あまり "狂" を好きではないのは、それが盲目的に思えるからだけれど、松陰のは自覚的であるというところが、面白いと思った。

    0
    投稿日: 2010.10.15
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    吉田松陰の生い立ち~ペリー来航までなのでわりと退屈なまま終わりました。 とりあえず言えるのは、吉田松陰は変わった人で、激情家、結構迷惑ってことです。

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    投稿日: 2010.09.17
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    今一番気になる人高杉晋作。それが司馬先生の手によって如何様に描かれているのか興味があります。これを読んで長州についてお勉強できたらいいなぁ。

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    投稿日: 2010.08.31
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    全4巻。結構好きな人多い小説なんだけど、大きな感動はなかったかな。 どっかの本で紹介されてたのに、司馬遼太郎が認める天才は3人いて ひとりは源義経。ふたりめは織田信長。んで最後が高杉晋作とのこと。 この小説からは、高杉晋作の破天荒ぶりや奇才ぶりは 伺えたけど、義経や信長と並ぶ「天才」らしさは見えなかったなあ。 士農工商の垣根を越えた奇兵隊は、当時としては画期的だったと思うけど。 しかしながら、長州の内情が知れて凄いタメになりました。

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    投稿日: 2010.07.11
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    久々に司馬遼太郎の、骨のある本穂読んだ。 やはり、面白く、吉田松陰の青年期が描かれていた。 ちょうど、今龍馬伝をゥあっている所なので、面白さが倍増だ

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    投稿日: 2010.06.24
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    嘉永六(1853)年、ペリーの率いる黒船が浦賀沖に姿を現して以来、攘夷か開国か、勤王か佐幕か、をめぐって、国内には、激しい政治闘争の嵐が吹き荒れる。この時期骨肉の抗争をへて、倒幕への主動力となった長州藩には、その思想的原点に立つ吉田松陰と後継者たる高杉晋作があった。変革期の青春の群像を描く歴史小説全四冊。 吉田松陰は、私の勝手なイメージでは鬱々とした人だったが、それとはまるで逆の性格で驚いた。学ぶという行為に対して、私も彼ほど貪欲になりたいものだ・・・

    0
    投稿日: 2010.06.06
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    吉田松陰と高杉晋作をメインにした司馬遼太郎の歴史小説。1巻は、吉田松陰が黒船に出逢までを描いている。吉田松陰というと、明治維新の獅子たちを育てた先生的存在と思っていたが、ちょっと目線が変わった。自分の周りにいたら、真っ先にいじめていたかもしれない。私にとっては非常に苦手な人間。しかし、私の中で聖人吉田松陰が、なんとなく一人の人間に見えてきた。次を読んでみよう

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    投稿日: 2010.05.24
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    吉田松陰がいかに天然であり、高杉晋作がいかにカリスマであったかが分かる話。 司馬遼太郎の描くヒーロー像は、織田信長でも霧隠才蔵でも晋作でも、みんな豪放磊落で似た感じなんだけど、それもよし。

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    投稿日: 2010.05.06
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    満点であります。 世間では『竜馬がゆく』が流行って名作であると言われていますが、司馬作品ではこの『世に棲む日日』が良いと思う。 人それぞれが個性的があるように書かれており、かなりの良作であると思います。是非ご覧下さい!

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    投稿日: 2010.05.03
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    維新前夜の鼓動を描く全四巻の一巻目。 一巻では吉田松陰にクローズアップされていて、長州萩に生まれた若者が思想主義者となり、行動に移していくプロセスが事細かに書かれている。 友人との約束を重んじて、当時では考えられない脱藩を行う等、彼の世間からの逸脱ぶりに刮目すべし。 情熱と思想の人だからこそ、多くの人が敬愛したのだと感じた。そして、3年という短期間で日本の幕末・明治維新を支えた人々の思想に影響を与えたことは驚愕であり、松下村塾の思想は今の乱世にこそ必要なのではないかと考えさせられる巻だった。

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    投稿日: 2010.04.29
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    松陰先生の話はぶっちゃけダルい。でもそんなところが松陰先生なんですよね。晋作が出てきてからは文章に迫力が増す。3巻が一番楽しかった!なんといっても、停戦を求める聞多に惚れたよね。笑

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    投稿日: 2010.04.24
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    長州という国や人が良く理解できる本。 吉田松陰のという自分の思想を貫いた人柄、高杉晋作の男っぽさがひしひしとわかる本。 全1~4巻

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    投稿日: 2010.04.02
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    学生時代に読んだ本で一番好きな本。 自分にとっては竜馬がゆくよりもこの世に棲む日々である。 もちろん、子供のころ山口県萩市で暮らしていたこともあるが、やはり吉田松陰の純真無垢な想いが伝わってくる。 竜馬の純粋さとはまた別のあどけない、幼稚な純粋さ。 その後の桂小五郎や高杉晋作、幕末につながる時代の大海原を感じることができたと思う。

    0
    投稿日: 2010.03.24
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    司馬作品の中で最も好きな本を挙げろと言われたらこれ。過激でクレイジーな長州を真剣かつ滑稽に描き、それでいて人の生き方について深く考えさせられる、素晴らしいバランスの歴史小説。

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    投稿日: 2010.03.22
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    吉田松陰の生き様を描いた小説。 9歳で山鹿流兵学師範になるという類まれな学問への才だけでなく、黒船に乗り込もうとするなど、その行動力はまさに本人のいう「狂」であろう。 この1巻では幼年時代の厳しい修行から、江戸での佐久間象山への入門、そしてペリーの黒船の到来、さらにロシアの巨艦へ松陰が乗り込もうとするところまでが描写されている。

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    投稿日: 2010.02.12
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    世に棲む日日 http://sinsei.coolblog.jp/nnnoblog/index.php?UID=1069519556

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    投稿日: 2010.01.31
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    Kodama's review 自宅の本棚の前に立ち、ボーっと本を見つめていたら、なぜか目に留まり、手に取り、パラパラと読み見始めたら止まらなくなり…。玉木のおじさまは、夏の暑い日に汗を掻いた顔に蠅がとまり、顔を掻いた松陰を殴り倒し、起き上ったところを更に殴り倒し、更には崖から突き落とす…。侍とはなにか。私情をはさむな。というのがその折檻の理由です。 (09.12.6) お勧め度 ★★★★★

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    投稿日: 2009.12.22
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    松蔭の純粋さそして狂気はどこから来るのだろう なぜ、あれほど広い視野で世の中が見えたのか まぜ、あれほど純粋に国を思うことができたのか 第1章では、彼の国を想う純粋さと真っ直ぐな姿勢が描かれています

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    投稿日: 2009.11.16
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    「世に棲む日日」(一)~(四) 司馬作品の中でも思い入れの強い作品のひとつだ。吉田松陰と高杉晋作を主軸として、幕末の複雑極まりない長州情勢を描いている。松陰と晋作は、かなり毛色の違った人物だが、それだけにお互い高めあっていると思う。 前半が松陰編で後半が晋作編、というふうに分けることもできると思うが、僕は後半の晋作の方が面白かった。晋作は、遊び人なのか、世捨て人なのか、辣腕の政治家なのか、つかみどころがない。ただ、世をはかなむがゆえに、人一倍遊びたいんだ、そんなふうにも感じる。 そして、そんな矛盾を抱えているという点で、彼は僧名・東行の由来である西行に、やはり本質的に似通っているのかもしれない。また、その矛盾は弱さではあるけど、誰もが抱えているものである。 だから僕は、生意気ながら、この作品で晋作の人生に触れると、なにか自分を肯定してくれているようで、温かい気持ちになる。

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    投稿日: 2009.10.27
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    前半は吉田松陰、中後半からは高杉晋作が主人公の歴史小説。 正直いって吉田松陰はクレイジー過ぎて共感できるポイントは少ないが、高杉はかっこよく描かれている。 高杉晋作のファンになりました。

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    投稿日: 2009.10.20
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    司馬遼太郎作品は久しぶりです。 吉田松陰と高杉晋作の話。 何だろう、高校の卒業したときもそうだったけど、人生の節目節目で幕末物を読みなくなります。 高校卒業して浪人が決まったときに真っ先に読んだのは「龍馬がゆく」でした。 今回最初は再読しようかと思いましたが、かなり長いのと、あと高杉晋作も読んでおきたかったのでこちらにしました。 何たって「おもしろきこともなき世をおもしろく」ですから。 全四巻で、この一巻はまだ松陰の話。 松陰の少年時代から書生時代を中心に。そして黒船が来航し日本が騒然とする中松陰は密出国を企てる、というところまで。 憧れるのはやっぱり竜馬だけれども、人間性的にシンパシーを感じるのは松陰ですね。 竜馬は天才。松陰がその対比で努力型とは言わないけど、なんというか誠実さを突き抜かした感じ。 あと松陰は私の命名にも絡んでいるのでね、もう無条件に共感してしまいます。 それにしてもしばりょうの小説は、もう小説じゃないよね。 挿入される余談の嵐。頻出する筆者。町の名士にタクシーの運転手。 歴史とか人文地理が単純に好きじゃないと拒否反応起こす人もいるのではないかと思います。 僕は好きです。 だからこんなね、レビューでも何でもない文章も、司馬遼太郎風の余談ってことで。 感想は全部読み終わってからまとめて書きたいと思います。

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    投稿日: 2009.10.18
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    吉田松陰が日本の歴史に与えた影響は凄まじいけれど、何よりその人間性に学びたいと思う 「余はむしろ、人を信ずるに失するとも、誓って人を疑うに失することなからんと欲す」 何事にも純粋さを貫き通した生きかたに

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    投稿日: 2009.10.15
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    吉田松陰と高杉晋作の一生について書かれている。 明治維新が何故起こったか。 吉田松陰の研ぎ澄まされた生き方に感嘆。

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    投稿日: 2009.10.05
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    寅次郎(吉田松陰)の生まれからペリーが二度目の浦賀に来るところまで。 わりと淡々と寅次郎の体験を客観的に綴っていく感じ。なので、なるほど松陰とはこういう人物だったのかなぁ。 と、思わされ寅次郎と関わりを持った人たちについても司馬フィルターを通じて人物像を想像していくのが楽しい。 (特に、佐久間象山センセイはたぶん非常に賢い人だったんだろうけど、付き合ったら嫌な人そう…とかね) 吉田松陰といえば、維新志士を大量に生み出したあの松下村塾のドン。長州の重鎮といったわりと老成したイメージを抱いていたけど、肩書きから描いていたイメージが覆されました私。この1巻は青春時代ということもあるけど、この本の寅次郎はたぶん更に年を重ねても本質はこのままのはず…ある意味かなり(いい意味での)幼児性を持ったまま大人になるハズだ。で、それが松陰の魅力になるに違いない。世に擦れない純粋さが人を惹きつけ、一方凶器でもあると。 まだ物語が始まったばかりだというのもあってかストーリーとしてはあまりドラマチックではない。 これからの展開に期待!

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    投稿日: 2009.10.02
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    高杉晋作が好きだ。 育ちがいいのにその全てを捨ててでも革命を起こそうとするところとか。 はちゃめちゃに明るいイメージなのに若くして死んでしまう。 面白かった。

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    投稿日: 2009.07.19
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    松陰先生ア〜ンド晋作本。長州がどんだけポエマー揃いか、よくわかりました。 竜馬がゆくを読んでからだと、わかりやすいし更におもしろいかも。補完的になってる部分もちらほらだし。小倉攻略とか。 竜馬とのエピソードなんかは全部竜馬〜側に持ってかれてるしね。 でもやっぱ長州すきです。濃い。

    0
    投稿日: 2009.07.10
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    吉田松陰先生と高杉さんを主人公とした小説です。1巻は松陰先生の話です。 吉田松陰と高杉晋作という人物を知るための入門書になると思います。

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    投稿日: 2009.07.03
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    内容(「BOOK」データベースより) 嘉永六(1853)年、ペリーの率いる黒船が浦賀沖に姿を現して以来、攘夷か開国か、勤王か佐幕か、をめぐって、国内には、激しい政治闘争の嵐が吹き荒れる。この時期骨肉の抗争をへて、倒幕への主動力となった長州藩には、その思想的原点に立つ吉田松陰と後継者たる高杉晋作があった。変革期の青春の群像を描く歴史小説全四冊。

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    投稿日: 2009.05.14
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    正直、面白い!! 最初の松陰先生が主人公の話は、ある意味、喜劇でしたよ。 なんなんですか!?あの、アイドルっぷりはッ!!! 長州の重臣どもは皆、寅ちゃんにメロメロでどんな悪いことをしても許しちゃってます。それで、いいんですか???と、ツッコミを入れたくなる。 主人公が代替わりして、晋作が登場。 自分の中にあったイメージより晋作がまともでした。ちょっと驚き。 もっと突飛でとんでもない考えのひとなのかと思っていたのですが、意外に普通の考えを持ってる優しいひとでしたね。 司馬さんの書かれる晋作だからかな?  朝起きて、「藩が潰れる」と不意に思いが込み上げて涙をこぼすシーンがすごく印象にあります。藩を、家族を、一番愛している晋作だから回天にかける想いの強さに説得力がありました。 聞多の癇癪が可愛いかったですね。 あと、三巻後半に出てきたガタの四巻での活躍にも注目です。P94、P95はガタ好きの私には珠玉のページでございます。

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    投稿日: 2009.03.13
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    動けば雷電の如く 発すれば風雨の如し …東行こと高杉晋作、その人を表す伊藤博文の言である。 1839年の今日が彼の誕生日であって、それから27年8ヵ月という 短い人生を怒涛の如く駆け、そして今に名を残す。 己の信ずるが忠義信念に一心進む様はまさに漢。 英雄色を好み遊に溺れるも、道を違わずぶれてない。 個として尊敬できる生き様の極みと思う。 2006年の我、生き恥をさらしながら、27年と9ヶ月を経る。 ただそれだけのこと。

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    投稿日: 2009.02.22
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    吉田松陰ならびに松下村塾ってすごい。明治の名だたるドンたちを輩出してる。 高杉晋作もすごい。考え方とか。 そして、幕末の志士はみんな一人ひとりが日本のこと考えてて自分が変えてやるって思ってて、本当に変えることが出来ると思っている。 現代に生きる私だって何か出来る。と思わせてくれた。 それにしても、幕末はなんて魅力的な人が多いこと。 「おもしろきこともなき世をおもしろく」

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    投稿日: 2008.12.26
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    長州の吉田松陰、高杉晋作の師弟を描く小説。 社会的はみだし者として鋭い考えと優れた人物眼をもって幕末の長州の思想的基礎を作り上げながら 早すぎた登場のためについに社会に理解を得ず死んでしまった吉田松陰 そして鬼才として幕末の様々なターニングポイントに関わった高杉晋作という幕末を描くのに欠かせない二人をテーマに描いた小説。 革命思想家(だけではなくリーダーと呼ばれる人々)のもっとも重要な要素は時機を読むことだと認識させられる。

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    投稿日: 2008.12.04
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    色々つっこむところ満載の松陰先生なんですが、すごく魅力的! 3ページに一回はつっこめる。松陰先生が出なくなってから読んでないので星4つ。 でも松陰先生の魅力には星10個くらいつけられます。

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    投稿日: 2008.09.27
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    松陰先生と高杉のお話 一巻の松陰先生は、あのひたむきな姿勢がかわいくもあったけれど、やっぱりただもんじゃないんだな、と思いました。 一番すきなのは三巻です。高杉が大活躍するの。 クーデターとはいえど、やることなすことが突拍子もなくて、すごくおもしろい。笑ってしまう。 伊藤と、井上もすごく好き。お雅さんと高杉は、なんだか素敵です。   彼らによってもまた、歴史は作られました。

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    投稿日: 2008.09.13
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    「外国船にのりこみ、留学を申し出るが、断られて死刑になる。」 なんて明るい人なのだろう。 吉田松陰ならば師匠と呼びたい。

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    投稿日: 2008.09.04
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    吉田松陰と高杉晋作の話。 松陰先生はとても純粋なのですが、思想は過激。出てくる門下生も良いです。 誰も彼も、不器用で真っ直ぐで、とても愛らしいです。 晋作の行動にはいつも驚かされますね。

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    投稿日: 2008.08.01
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    ・初の司馬遼太郎作品。 ・内容が濃い!これは、この作品がワタシにとって初めての歴史小説になることが多分に関係している、かな。 ・読めない漢字(結構漢字は知っていると自負している)が多くて、中々進まない^^; そして読み応え満点。 ・それにしても、この作品に出てくる吉田松陰は何とも純粋で頑固で扱いづらい人物か。周りに居たら仲良く出来なさそう(笑 「人生において大事をなさんとする者は、和気がなければなりませぬ。 温然たること、婦人、好女のごとし」 (p.309)

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    投稿日: 2008.07.27
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    司馬先生の中で、私が最初に読んだ本。 吉田松陰と高杉晋作が大好きになり、歴史に興味をもつきっかけに。

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    投稿日: 2008.07.27
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    鷹下村塾生必読の1冊。 鷹下村塾の教科書と言っても良いだろう。 「世に棲む日々」は、 幕末の時代、当時尊攘の過激派と言われた長州藩(現在の山口県)の物語。 第1巻は、 松陰先生の出生から、 後に下田にて一緒に黒船に乗り込もうとする 「金子重之助」との出会いまでである。 ≪杉山のささった一文≫ 「実行のなかにのみ学問がある。行動しなければ学問ではない」 ≪田中(純)の濡れた一文≫ 「計いよいよ違って、志いよいよ堅し」

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    投稿日: 2008.07.15
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    吉田松陰の印象が変わりました。この第一巻では、彼の思想を形成した諸国への旅が描かれています。自分の住んでいる近くにも松陰が訪れていたことを、はじめて知りました。そう考えると、歴史って面白いなと改めて感じました。

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    投稿日: 2008.07.13
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    狂、を信じて生きた吉田松陰とその弟子高杉晋作の話。 松陰の純粋さには正直飽きれてしまうところもあったけど、だからこそ人に愛されていたのだろう。 晋作の抱えていた矛盾は魅力的だった。詩人としての才能も捨てがたい。 二人に共通している、絶望する心を知らない、という点がなんとも頼もしく、読んでいて飽きない。二人とも自らの人生をもって一つの詩を作ったといえる人物です。

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    投稿日: 2008.06.08
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    晋作は奇兵隊を作ったことが有名だけれど、これを読むとそんなとこに晋作の本懐はないと思わされる。晋作の攘夷が単に外国嫌いの攘夷でなかったように、勤王とか佐幕とかではくくれない個人レベルでの思想をみなそれぞれが持っていたのだなあ。s

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    投稿日: 2008.03.12
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    吉田松陰・高杉晋作師弟を主人公にしたお話。 二人について知るならまずコレを読むべし!だと思います。史実からの引用も多いので、私もこの本で高杉について深く知り、はまりました。 吉田松陰の誠実さ、高杉晋作の自由奔放さ・・・そして師弟そろっての常人から見たら狂気じみた行動・・・素敵だと思います。 ほんっとに尊敬します。司馬氏の考察にも共感!!

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    投稿日: 2008.02.03
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    吉田松陰、高杉晋作にしびれるならとりあえずこっから。 司馬さんはアンチも信者も規模が尋常でないが、もちろん彼も一人の人間であって全部を否定すんのも肯定すんのも危険と思う。 でも嘘にしびれたきゃ、こんなかっこいい嘘はそう、ない。 ちなみに司馬さんは久坂の評価は低いので、悲しい扱いになっている。

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    投稿日: 2008.01.16
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    何となく司馬先生ので今のところ一番好きです。 まず装丁がすてき! 吉田松陰と高杉晋作 純度の高い思想家と戦の天才。 なんか時代の流れが受け継がれてくっていうのがいいと思いました。

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    投稿日: 2008.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    吉田松陰と高杉晋作の物語。 松陰は、その師である玉木文之進から、私情を一切捨てて、公のために尽くせ、と教えられ、それを頭の中で考えるだけでなく、実践に重きをおいて生きたひとである。実行の中にのみ学問があるという、陽明学的思想である。孟子的といってもいい。 それが必要だとなれば、武士たるものは断乎行うべきだ。それが成功するかどうかということを論ずるべきではない。こういう思想で松陰はペリーの乗ってきた軍艦に漕ぎ寄せるのであった。 攘夷、攘夷と念仏のように国中の志士がとなえているが、ことごとく観念論である。空理空論のあげく行動を激発させることほど国を破ることはない。世の事に処するや、人はまずものを見るべきである。実物、実景を見てから事態の真実を見極めるべきだ。 松陰は、松下村塾で教育をするつもりはなかった。松陰は書いている。一世の奇士を得てこれと交わりを結び、我の頑鈍(がんどん。わからずやなとこ)を磨かんとするなり、と。平凡な者でも松陰を磨いてくれる特質を持っている。百人やってくるうち、一人ぐらいは凡質からはるかに突き出た奇士がいるにちがいない。それを待っていると。松陰は知人に書き送っている。 そして、松陰は晋作という可燃性の高い性格に火をつけた。 松陰は思想家であった。思想とは要するに論理化された夢想または空想であり、本来は幻である。その幻を実現しようという狂信・狂態の徒がでてはじめて虹のような鮮やかさを示す。思想が思想になるには、それを神体のように担ぎ上げてわめきまわるもの狂いの徒が必要なのであり、松陰の弟子では久坂玄瑞であった。狂信しなければ思想を受け止めることができない。が、高杉晋作は狂信徒の体質を全く持っていなかった。晋作は思想的体質ではなく、ちょっかんりょくにすぐれた現実家なのだ。現実家は思想家と違い、現実を無理なくみる。思想家は常に思想に酩酊していなければならないが、現実家は常に醒めている。晋作と松陰のちがいはここであった。もちろん、坂本竜馬も晋作の部類である。ただ坂本竜馬とか他のいわゆる勤王の志士と違っているところは、藩主に対する異常なまでの忠誠心であった。ここで間違ってはいけないのは、長州藩はどうでもいいのである。つぶれようが。藩主は大事だということだ。高杉家が上士という家庭であり、また、晋作がいくら無茶なことをしてのけても、藩主は常におおめにみてくれて、寛大な措置を施した。世子の小姓にもなったこともあったであろう。だから、晋作は、藩が幕府と戦争して敗れたら、藩主を担いで朝鮮へでも亡命するとまでいったのである。勤王の志士の多くは藩主のお目見え以下の者が多かったため、藩主への忠誠心は薄く、脱藩して活躍していくが、晋作は違った。 晋作は開国し国を富まさなければならないと考えていたが、ただ開国するのではダメだとも考えていた。じゃあどうするか、それは、攘夷をやたらめったらおこない、外国と戦争をする。日本中をあげて浸入軍と戦う。山は燃え、野は焦土になり、流民はあちこちに増える。それとともに、規制の秩序は全く壊れ、幕府も何もあったものではなくなる。その攘夷戦争をやってゆく民族的元気の中から統一がうまれ、新国家が誕生する。それが革命の早道だと。海外から敵を迎えて大戦争をやってのける以外、全ての革命理論は抽象論にすぎないと。しかしそれは、民族そのものを賭けものにするという、極めて危険な賭博だった。負ければ侵入国の植民地になってしまうのだ。できると思った。アメリカもイギリスと戦い、独立した。七年も戦ってである。ただ、晋作は論理というものがなかっな。戦略であった。藩が討幕に立ち上がらないのであれば、立ち上がらせるだけた、と。 イギリス公使館への放火、松陰の遺骨の掘り出しと将軍しか通ることを許されていない御成橋の通行、白昼堂々の関所の無手形通行(関所破り)と、晋作のこの頃の行動は、゛狂゛の一字である。 動けば雷電の如く、発すれば風雨の如しである。 おもしろきこともなきよをおもしろく 全四巻

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    投稿日: 2008.01.05