
石ころだって役に立つ
関川夏央/集英社
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総合評価
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powered by ブクログ2002年刊。月刊誌「本の旅人」、1997年10月号~99年4月号連載のエッセイ、8篇。 「なぜ私は本を読むのがやめられないのか」「紙とインクのにおい」は、少年期の読書とそれにまつわる思い出。ほかに青年期に見た映画についてのエッセイなど。 「須賀敦子の風景」は追悼エッセイ。須賀敦子とは親しく付き合った。亡くなる2年前には、小樽への旅に誘った。彼女は最初逡巡したが、行きましょうよと押しまくった。そして何人かの仲間と小樽へ旅行。彼女の死後、関川はなぜ彼女が小樽行きを決めたかを知る。ヒントは、没後に出た『遠い朝の本たち』に書かれていた。 須賀敦子は関川を「セキカワ!」と呼び捨てにしていた。書くものだけからは知りえない須賀敦子の素顔。このエッセイだけでも読む価値はある。
6投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログそうは言っても懐古 悪いと言っているのでは無い。"レトロなのは当たり前だ、と居直るのである"と言いつつ、"レトロと勧奨は少な"くしようと原文から削除したらしい。 そのせいか、彼が明治時代など死者について書いた評伝などよりは、楽しめなかった。引用に上げた、本や読書についての言説は全く然り。しかし、恐らくは彼もそう思っているように教養には多少の意味があり、知識人はそれなりに矜持を持っても良い、と思っている。本当の、とか、真の、とか、正しい、という形容を満たすモノがわからない、もしくは合意がない、というだけだ。
0投稿日: 2010.04.14
