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島原大変
島原大変
白石一郎/文藝春秋
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    「凡将譚」の感想を。 義統、主人公なのに良い所がひとつもないよ・・・義統・・・。 読み進めるごとに増す「なぜこのひとを武将にした・・・」という絶望感・・・。 戦に意欲たっぷりなのに空回るわ肝心なところで決められないわ・・・駄目なんじゃあないか。 大友家のひとたちは義統をもう少し大事にしてあげるべきじゃないかな!特に宗麟! 何が辛いって宗麟と奈多の間にはさまれて右往左往する義統をふたりがまったく気づいてないことです。一生懸命、両親の希望に答えようとしてるんだよこの人は・・・!気づいてあげてよ!愛してあげて! お酒で虚しさを慰める義統とか切な過ぎて見ていられない。 家義統が自らに罰を与えるように背を鞭で叩く描写があるのですが、読んでてそこが一番辛かった。 家も地位も何もかも失った彼には責めるものが自分しか残っていなかったのかな・・・。 心優しい従者に看取られて死んでいったことが義統とってわずかでも救いになっていればいいと思わずにはいられません。

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    投稿日: 2012.02.06
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    「島原大変」「ひとうま譚」「凡将譚」「海賊たちの城」の短篇4作を収録。 表題作「島原大変」は直木賞選考作品にもなった短編で、1792年に起こった雲仙普賢岳の噴火とそれに起因した津波災害がベースになっています。 その他、「ひとうま譚」などにも共通する白石氏の書く『空気感』が、なんとも言えず心地いい^^

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    投稿日: 2010.04.18