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青い城
青い城
モンゴメリ、谷口由美子/KADOKAWA
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総合評価

94件)
4.3
38
33
12
1
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    モンゴメリは文章がうまい!訳者さんが上手いのかもしれないけど 惹き込まれる文章とストーリー構成、魅力的な登場人物、意外などんでん返しに夢のある結末、それにもちろん自然描写の美しさ、心理描写の巧みさと心がいっぱい満たされる読後感でした。 強いて言えば中盤のロマンチックな描写がちょっと長くてお腹いっぱいになったかな。。 女性におすすめの夢あふれるお話でした!

    0
    投稿日: 2026.01.05
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    序盤は、親族に抑圧され鬱屈した日々を過ごす主人公に嫌気が差しましたが、医師からの手紙を境に、強い意思と勇気を持ち他人の顔色を気にせず言いたいことを言いやりたいことをやり始める主人公に共感し、痛快な読書感を味わえました。さらにそこからまたストーリーが進展し、重厚で幸せな物語が味わえました。

    20
    投稿日: 2025.12.26
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    『赤毛のアン』作者モンゴメリーのロマンス小説。 二年越しに読了。なぜ二年越しかというと、始まりが鬱々としていて嫌な人ばかり出てくるし主人公も抑圧されてイジイジしているので読んでいて楽しくない。つまりは挫折したわけです。 それが第七章まで読み進めると話が予想外の方向へ進み、第八章から爽快痛快な展開に変わります。 終盤からはロマンス小説ならではのロマンティックで甘々なセリフもたくさん出てきますが、ロマンス小説を敬遠しがちな私でも胸焼けせず、うっとりしながら読めました。作者の筆力はもちろん訳者さんもお上手なんだと思う。 物語の進行もさることながら、カナダの自然の描写がとにかく美しい。全てが凍てつくような冬の研ぎ澄まされたような情景は北国ならではだし、それを乗り越えてやっと訪れた春も輝くような喜びにあふれていて読んでいて楽しい。その風景描写がとてもロマンティックなので、主人公たちの甘い言葉の数々も違和感なく読めてしまうのかも。 少しネタバレをすると、舞台は1920年代のカナダ。倫理観などがかなり古い田舎町です。女は結婚する以外に道はなく、一族郎党ご近所さんなので醜聞を恐れながら生きなければならず、自由な言動なんてできません。そんな中で29歳にして未だ独身の主人公ヴァランシー。イジイジもしちゃおうってもんです。 自分が余命いくばくもないと知って自由に生きようと決心するわけですが、そこからの展開が胸のすく思いで好きでした。ヒーローのバーニィは魅力的かどうかと言われると好みの分かれるところだと思うけれど、最後には「王子さま」だったことが判明するので、読者が羨望のため息をつくことになるという寸法。 王道とは少し外れているように見えて、俯瞰してみるとけっこう王道なシンデレラストーリーといえるのではないかなと思います。 バーニィがヴァランシーを「月光さん」と呼ぶのがとっても好きです。こんな感じならロマンス小説もいいなーなんて

    10
    投稿日: 2025.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    モンゴメリは、アン以外を初めて読んだ。恋人の小径が出てきて感動した。カナダの話らしい。プリンセスエドワードかな?親族が多すぎて意味わからんくなった。人生って面白いな、私もこんなふうに恋したいなと思える話でした。予感がしたら飛び込みたいと思います。

    2
    投稿日: 2025.10.18
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    素晴らしかった!!! 読めば誰でもヴァランシーを愛さずにはいられなくなると思う。 最初はイライラして仕方なかった親族たちでさえ最後は微笑ましくなってしまった。 この本に出会えて良かった!

    2
    投稿日: 2025.10.05
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    前半は、めんどくさい親戚がたくさん出てきて誰が誰だかわからなくなるけど、中盤からの風景の描写はとても綺麗 展開は予想通り

    1
    投稿日: 2025.06.17
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    とてもとてもよかった。 モンゴメリは赤毛のアンシリーズ、しかも一冊しか読んだことがなかったけれども、心理や自然の表現がとても美しくて大好きだし、素敵な言葉がたくさんあるよね!というイメージで読みました。 どんどん素敵になるヴァランシー、いいね〜 当たり前だけどアンよりもヴァランシーに年齢が近いから、なかば友達に対する応援みたいな気持ちで読んだ!最後のほうは泣きながら読んでいたよ。とても気持ちがよく喜ばしい目の腫れだ〜!! どんな人にも青い城ってある。気になったらみんなにも読んでみてほしい!!!

    2
    投稿日: 2025.06.13
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    久々のモンゴメリ作品! 赤毛のアンしか読んだことがなかったけれど、いちいち描写が美しい。 自分を出せなかったヴァランシーが、誤診きっかけでやっと自分の人生を歩めるようになった。 前半は退屈だったけれど、生まれ変わったヴァランシーの様子は読んでいてとてもスカッとした。 後半のオリーブの手紙にニヤリとしてしまった。ずっと身内で自分が1番だったから悔しいんだろうなあ~~~ でもヴァランシーの親族はどうしようもないな!

    0
    投稿日: 2025.06.10
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    最高に面白かった! モンゴメリの書く物語はとても読みやすい。 「絶望からの解放」。人生も折り返し地点にきて、先が何となく見えてきた私にとっても、ヴァランシーの行動に共感しすぎて勇気をもらえた。 「月光さん」「青い城」「青髭の部屋」 ワードも可愛くて好き。

    2
    投稿日: 2025.05.15
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    安心のハッピーエンド。文庫本の裏に「周到な伏線とどんでん返し」とあるが、モンゴメリにそれはない。 全てが最後に幸せになるので安心して読める。裏を返せば予想しやすいということになるけれど。落ち着いて多幸感を得たい気分にはモンゴメリ。逆に刺激が欲しいときには不適切。 ちなみに伏線だったあの違いには気づいたけど、ただの誤字だと思ってた。あと、バーニィの正体も読んでいると自然とわかる。 ただ、序盤のヴァランシーのつらい日々が長すぎる⋯。中盤にならないと楽しめないような読書は嫌だな。 私も誰の人目も気にせずに、好きな時間に好きな場所で食事をするとか、好きな時に帰って来るとか、ヴァランシーが求めた自由を味わいたい。一つ一つは小さくても、ずっと誰かの目を気にしているのは地味にストレス。しかもあんな美しい自然の中で自由に生きるなんて、確かにどんな幸せよりも幸せだと思う。

    1
    投稿日: 2025.05.08
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    ロマンス好きにとって至高の一作。オールドミス(未婚のアラサー)であるヴィランシーが、医者から「1年は持たない」と病気を宣告される。 これまで不満は持ちつつ、人の言うことを従順な大人しい性格だった彼女は、周囲からもその性格を利用され、息苦しい人生を送ってきた。 寿命があと1年しかないのだから、全てに正直に、嫌なことは嫌と言い、やりたいことだけをやろう!そんな彼女に最高の幸運が訪れる。 「青い城」というのは、物理的に青い城があるわけではなく、ヴィランシーが幼い頃から持っている「私だけの誰にも侵されない素晴らしい居場所」と言うニュアンスである。 モンゴメリの『赤毛のアン』を読む際に、「青い城ってなんだ?評価めっちゃ高いな」と思ったので読まねばならぬと直感。彼女の描くロマンスへの安心感が的中したと言うことだ。

    0
    投稿日: 2025.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    追記:ネタバレ設定を忘れていて、不快な思いをした方がいらしたようで失礼いたしました。 現在はネタバレ設定をオンにしております。 モンゴメリ作品は私などのつたない感想程度では正確に表現しきれるものではないし、色あせない物かなと個人的には思います。 赤毛のアンの著者、モンゴメリの古式ゆかしいロマンス小説です。 29歳のオールド・ミスの烙印を押された地味女性が、心臓疾患の余命宣告をされて好きに生きたらぁ!と覚醒、毒母・毒親族から逃走して幸せを掴む話。 序盤のじっとり重苦しい感じでほんとこれ、ハッピーエンドで終わるの?と何度も裏表紙ひっくり返してあらすじ確認しちゃいましたわ。 覚醒するまでが若干長いかも? 髪型一つ、服装一つあんたにはそれがいいわよと言われたが最後、自由にならない息苦しさ。 100年も前のお話なのに、多かれ少なかれ現代人でも共感するところはありそう。親子関係も、親戚づきあいの所とかも。 序盤の結婚しない理由に、○○おじとか○△おじとか□○おじのような男と結婚するくらいなら、オールド・ミスの方がどれだけましかしれやしないってところに全てが込められてる。 まぁでもそれはほんとそう。 これで思い出したのがジブリ映画のハウルのソフィー。 魔改造されて日本人的な長女の老親介護みたいになってるソフィーさん、むしろこっちの主人公のヴァランシーの方がそういうキャラにあってたかも。 あれはほんとねぇ、だいぶキャラが原作と違うので原作派の私は原作も見て~!って映画やるたびに思います(先日テレビでやってた。 あと空想の青い城のシーンなんかは耳をすませば的な感じで映画化されたらめっちゃマッチしそう。 とはいえ映画化したとしても、原作クラッシャーだから原作通りという所は期待できないでしょうけど、ほんといやーな気分にさせられる親戚連中の表現は解像度高くなりそうとか思ったり。 紆余曲折あって、脱出後の生活は比較的穏やかで、その後の結婚後も情景描写が素晴らしくいいのはやっぱり赤毛のアンの作者だなぁって。 赤毛のアンは1冊目が厳しかったけど、段々成長して落ち着きが出てきたら良い感じに読めるようになりましたね。 あのマシンガントーク、身近にいたらちょっと黙っててって言っちゃうわぁ。きつい。 舞台がやっぱりカナダなんだけど、前半の鬱々とした情景と後半の心ときめく描写の差よ! ベリー摘みは北の方のピクニック的な事の定番だよなぁ。 豪華で逆に自分の方が所有されてしまうような家よりも、愛して自分がかわいがれるような家の方が好きというヴァランシーの意見にも激しく同意するところ。 翻訳者さんは最初持ち込んだ出版社に年齢を19歳にしてもっと短く…なんて言われたらしいけれど、そんなことをしたら魅力が半減以下になったろうなと思う。 ちゃんとヴァランシーがヴァランシーのままで邦訳されて良かったなぁ。

    2
    投稿日: 2025.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    谷口由美子先生の訳本とのことで読了。当時の価値観もあれど、家族親戚が非常に閉鎖的で陰湿な存在。幸せを自ら掴み取ったヴァランシー。本当の彼女を見てくれる人に出会えたのも、彼女が偏見なくバーニーを見ていたから。結果的に玉の輿になったけど、モンゴメリが現代に生きていたらどんな風に主人公は幸せになっていただろうと思った。 "月光さん"とは、なんと素敵な呼び方!

    0
    投稿日: 2024.11.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語を読み終え、訳者あとがきを読んだとき「これを読んだとき、私の魂はまさに喜びうちふるえました」とあり、まさに!と思って訳者と語り合いたい気分になりました。本当にロマンス!ロマンスでした!29歳の女性が余命宣告とともに自由を得たのです、それはもう水を得た魚のように!風評は悪いけれど素敵でロマンチックな男に恋をし、結婚を申し込み、島で2人きりの同居生活!誰にも縛られることなく心のまま言葉を出せる、その相手が愛する夫である幸せ。同情でいい、自分を好きにならなくてもいい、それでも好きな人の傍にいたいという小さなわがままを通す主人公を応援せずにはいられません。そして、余命宣告が間違いだったとわかり身を引いた主人公があの嫌な実家に戻ってからの男の熱烈な告白!美人ではないと誰からも揶揄われ、オールド・ミスと独身なことを皮肉られ、家で母の世話だけをさせられてきた主人公が堂々と幸せになる優しいときめく物語でした。末永くお幸せに!

    1
    投稿日: 2024.08.30
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    ヴァランシーの青い城の世界観が大好きで何度も読み返しています。彼女はずっと現実と想像の世界を行き来しながらネガティブに過ごしていたが、本当の自分や自分の「好き」を見つけていくストーリーで、心地よい幸せな気持ちにさせてくれます。

    2
    投稿日: 2024.03.22
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    「赤毛のアン」だけじゃない! 私は何度も読んでるモンゴメリの名作。 久々読んだら、29歳でオールドミスって設定に違和感ありまくりだけど、 シンデレラストーリーです。

    0
    投稿日: 2024.02.12
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    最初、普段使わないようなひどい言葉が多くて読むのが辛かったけど主人公が自分の道を歩むと決めてからは面白かった。ハッピーエンディングストーリーが好き!

    0
    投稿日: 2024.01.02
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    モンゴメリの赤毛のアン以外の作品があるなんて、それもこんな面白いなんて! ヴァランシーが身内のくだらない因習を蹴散らして、本当に自分が気持ち良い生き方を見つけたのが我が事のように嬉しかった。そして意地悪なだけかと思っていたお母さんにも、娘を思う母親らしい心があるのが垣間見えてほっとしました。 自分の青い城は何かな、と考えさせられました。

    7
    投稿日: 2023.08.03
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    赤毛のアンの作者モンゴメリの後期の作品。 29歳独身で一族から虐げられているヒロイン、ヴァランシーは余命一年と宣告された事をきっかけに自由に生きる事を決意。 ユーモアたっぷりに一族への反抗をし、言いなりだった自分を変えて心のままに行動する事で幸せをつかみにいく。 現代にもあるあるな独身女の葛藤と、毒母との訣別は気持ちいい。

    1
    投稿日: 2023.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    〈読むきっかけ〉 SEVENTEEN文庫の中で紹介文に惹かれて書い、積読になっていたが、友だちにモンゴメリみたいと言われ、さらに読み進めたくなった。 〈読了後感想〉 色の描写や色を使った比喩が多い。ジョン・フォスターの引用についてはヴァランシーよりバーニイが話していた気持ちに近い。長い表現だからなのか、言葉にすることで実際(地の文)より美しくなくなったように感じるからなのか。と思ってたら、p.304でバーニイがジョン・フォスターだったと知った。照れ隠しだったのか。p.333からバーニイが怒涛の愛の告白、こういうの大好き。p.342からの役者あとがきも好き、モンゴメリみたいということは空想のめがねをかけて見ること。

    1
    投稿日: 2023.02.16
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    抑圧されて育ったオールドミスが余命一年を宣告されて自由に生きるお話。 青い城とは主人公が心の中にずっともっていた自由の象徴のようなもの。 話の流れは割と読めてしまうんだけど、それでも生き生きした描写と魅力的な登場人物で楽しく読めた!

    2
    投稿日: 2022.12.26
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    この物語はおそらく最も痛快な喜劇であり最もロマンティックな恋愛小説だと思います。 あまりに硬直した超保守的なスターリング一族に対する皮肉めいたユーモアには思わず笑ってしまうし、ミスタウィスの自然についての描写は、文章それ自体が極めて美しく、青い城の幻想的な魅力に読者を没入させる。 そして本書のあらすじにも書かれているように、究極のハッピーエンディングが待ち受けています。さながらディズニー映画のような、きれいで爽やかなハッピーエンドで、今の世の中に必要なのはこれだ!と私なんかは思ってしまいます。 何か今のSNS社会って、他人の迷惑とか己の品性とかを顧みずに、自己顕示欲の塊みたいな生き方をしている人が利を得ちゃうので、そんなこと歯牙にもかけないヴァランシーやバーニィのような生き様が私にはとても素晴らしく映るんですよね…。 読んでよかったです。

    6
    投稿日: 2022.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み始めて、うわぁ暗いしカサカサしてて読みづらいって思ったけど、余命がわかって吹っ切れてぶちかましていく所から爽快だった!自分の意思で自然の中で愛しい人と生きていく幸せな日々が生き生きしてた!かなり最高な日々だなぁ、最後のオチはそりゃやっぱわずらわしい、形ばかりの家族的にもめでたしだったかもだけど、一番グッと来たのはその前の踊るような島での日々だな。

    0
    投稿日: 2022.02.17
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    『赤毛のアン』を夢中で読んだあの頃を思い出した。瑞々しい表現にワクワクした。内容は大人になってからのほうが理解できる。抑圧感、同調圧力への抵抗(抵抗をスタートするときが最も難しいのだ、その通り!)そしてロマンスへの憧れ。ロマンスや人生の展開が物語特有のご都合主義と言われようと、モンゴメリはこれでいいのだ。とても良かった。

    0
    投稿日: 2022.02.07
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    \何を守るためにこんなに我慢しているんだろう/ 余命1年と告げられて、自分のために生きることを決めたヴァランシー。今までヴァランシーを虐げてきた家族はアタフタ。前半はなかなかに暗いのですが、そこで読むのをやめたらもったいない。ぜひ彼女が自分の力で人生を変えていく姿を最後まで見届けてあげてください。 何しろ好きな人に初めてもらったキャンディをなかなか食べられなかったり、ほめ言葉を何週間もうれしく思い出したりするヴァランシーがかわいい。 美しい自然の描写はさすが。10代の時にハマった赤毛のアンとはまた違う煌めきのある物語。日本語訳担当の谷口由美子さんの解説で紹介されていた「もつれた蜘蛛の糸」も読んでみたいと思った。 全ては自分次第!と勇気をもらえる一冊です。

    0
    投稿日: 2021.09.09
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    モンゴメリと言えば『赤毛のアン』を思い浮かべる人も多いだろう。 でも私の中で『青い城』は重要な一冊だ。 周りの人にとっての幸せが自分の価値観と合わないと苦しむ。束縛や干渉から逃れ、自分にとっての幸せを見つける力強い女性の物語。 与えられるのではなく掴むことが大切だよ。

    0
    投稿日: 2021.09.07
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    文章中の表現が綺麗 読書をするきっかけになった本 2回読んだ 受験の小論文と面接で使った思い出の1冊

    0
    投稿日: 2021.04.01
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    モンゴメリというと『赤毛のアン』しか知らず、そのモンゴメリが書いたこの作品はどんなものなのか読むのが楽しみでした。 ミステリー作品以外でのどんでん返しを読んだことがなかったので、どんでん返しでスッキリしつつ幸せな気持ちにもなれました。 主人公の自分のために生きようという行動力に驚きました。実際に行動して幸せをつかむ姿が素敵だなと思いました。

    0
    投稿日: 2021.03.23
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    英国貴族の古い慣習から自由になりたい主人公の話。英国の恋愛物語はこうしたストーリー展開が多いように思う。 情景描写が綺麗で、主人公の性格の描写もクスッと笑えるところが多くて、楽しく読めた。おすすめ。

    0
    投稿日: 2021.01.13
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    主人公が自分の殻を破って、サナギからチョウになるような変化が読んでいて爽快でした。先入観や思いこみを打ち破る強い心、好奇心や冒険心を持って臨む勇気、見習いたい。 モンゴメリと言えば、「赤毛のアン」ですが、こちらも素敵です。

    0
    投稿日: 2020.12.25
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    赤毛のアンシリーズはかつて夢中になって読んだ。モンゴメリの小説は人物や風景の描写が細部まで綺麗な言葉で描かれていて、どれも心地よく感情移入できて大好きな作品が沢山あった。この「青い城」は最近になって存在を知り読むに至った。登場する人物の描写、風景の美しい言葉の表現、ユーモア、物語の伏線の鮮やかな回収、ラストの大団円、存分に楽しみました。ストーリーは、中高生で読むより大人になって読む方が面白さが余計に理解できる内容だと思います。出会えて良かったと思えた一冊です。

    13
    投稿日: 2020.10.05
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    『赤毛のアン』と同様、読んでいると、こんな恋がしたい!と叫ばざるをえないくらい素敵な恋愛小説。世界一愛する人と、こんなふうに人里離れた森でふたりぼっちになれたら、短い一生でも悔いはないのかもしれない、そう思ってしまう。野いちごのような甘酸っぱい初々しさに満ちている。モンゴメリは、決して美しくはないが魅力ある個性的な女性を描くのがお得意だ。日常の片隅に、くだらない家の掟に、埋もれてしまったフェアリーであるヴァランシー。物語の主人公に、思わず、末永くしあわせであらんことを、と願ってしまった。

    7
    投稿日: 2020.09.02
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    赤毛のアンシリーズとエミリーシリーズしか知らなかったわたし 村岡花子さんの訳のほかにはもう作品はないものと思っていた ところが、モンゴメリーにはそのほかにもたくさん 10冊以上の作品があったことを知る 偶然、本屋で『青い城』の文庫本を見つけて「えっ?」とびっくりした まさか「モンゴメリーもどき作品」ではなかろうね と、あとがきを見るとまさしくお作品 本好きのとしてはうかつである 『青い城』『もつれた蜘蛛の糸』『ストーリーガール』『黄金の道』『銀の森のパット』 そんなわけで読む読む ***** モンゴメリの作品で『青い城』が一番好きかもしれなくなった 『赤毛のアン』の1巻も素晴らしいが いまではどっちとも言えないほど気に入った 乙女は(昔の 笑)『美しい城』に呼ばれたいと夢見る それを思うさま味わわせてくれるものがたり とくに打ちひしがれたような孤独を感じているときに... ヒロインは内気なぱっとしない独身女性ヴァランシー・スターリング あろうことかお医者様から余命を宣告された (と、ありがちな展開から始まる 笑) では悔いのない人生を送ろうと... (これもありがち) もちろんハッピーエンド、シンデレラストーリ、むむむ ありがちなのだけれどもそんなことは吹っ飛ぶ筆力 秘密めいた、ゴシックロマンの物語だ よくできている、なぜこれがもっと早く世に出なかった (わたしが知らなかった 笑)のだろうね モンゴメリの小説は何気ない日常が題材となっている つまり少女の成長や恋愛を夢多く語りながら、人生の機微を垣間見せる

    5
    投稿日: 2020.06.13
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    面白かった。実は2度目の読了で、だいぶ前に初めて読んだ時はもっと感動したんだけど、今回はそこまででもなかったので星は3つで。気持ち的には3つ半ぐらい。 面白さは折り紙付き。モンゴメリらしいウイットに富んでいる。ストーリー展開の巧みさや多彩な登場人物達も魅力的で、今読んでも『赤毛のアン』同様、永遠に色褪せない作品だと思う。モンゴメリという作家の凄さに脱帽!凄い‼︎ 孤独で淋しい生活を送るオールドミスの主人公ヴァランシー。ある日余命1年の宣告を受け悔いのない人生を送ろうと決意した彼女がとった驚きの行動とは⁉︎内気で目立たなかった彼女の突然の変貌ぶり…一族の常識から外れた行為に狂気する様の可笑しさや、そんな周りを冷ややかに一蹴するヴァランシーもまた痛快。ハッピーエンディングに繋がる周到な伏線…そして最後のどんでん返しがまた憎い。

    0
    投稿日: 2020.01.19
  • まだ読んでる途中ですけど

    現在140ページあたりですが、ただただ不平不満というか愚痴というかがあーだこーだと続くばかりで、読んでてウンザリしてきます。現時点で読み進めることが少し苦痛。読み終わる頃には読んでよかったと思えたらいいなと…読み終えたらまたレビュー書きます。

    0
    投稿日: 2020.01.14
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    Amazonのサイトに秀逸なレビューの並ぶ本作。なんとか読み切ることが出来ました。 モンゴメリで有名な赤毛のアンシリーズに比べれば、1作完結なので、スピーディー展開とロマンチックなストーリー、エンターテイメント性も抜群なのではないでしょうか。 オールドミスと言ってもヴァランシーまだ29歳。この時代の保守的な考え方との闘いがモンメリ自身にあったことが、本作を読むと分かるような気がします。自身の育ての親を看取ってからの婚姻となった彼女。女性であればと敬虔であるか美しさを求められるなかで、物語を書くこと自体がいかに彼女の人生を救っていたのかと思います。 ストーリーや文体の持つ突然跳ねるようなユーモアの魅力は彼女自身に、そしてくらくらするほどの自然への観察眼、ロマンチズムはインターネットもSNSもない時代に人間は本来どれほどの豊かな精神を宿しているのかと、思います。あんなの氷山の一角に感じられる。人間の過剰さに、情報のあるなしはあまり関係ないのかも知れません。 このロンチズムさが、いやいやまてよ病ものただの逃避じゃ、と思えてきたころに物語は急展開を迎えます。 モンゴメリにとってカナダの自然は、きっと泣きたいほどいつでも心のなかに抱きしめている風景だったのでしょうし、唯一の逃避であったのかも知れませんね。 どれほど昔の人であろうと、自身の価値観が狭い世界でしか形成されないことによって起こる不幸は数多想像することができます。そのなかで、モンゴメリの誠実な人柄とこれほどの想像の翼があったこと、カナダの雄大な自然は、人類にどれほど価値のあるものか。 自分を生きようと1歩踏み出した女の人がみるみる輝いていく素敵な物語は、今なおたくさんの人に勇気を与えるでしょうし、女性の優しさや柔らかさは求められずとも自然に溢れ出るものと教えてくれるような、心温まる作品。

    0
    投稿日: 2019.08.06
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    序盤は耐えてください、そこからの展開の大切な大切な礎になります。 最初は正直根を上げてしまうかと思うほどの、考察考察考察の繰り返し。そのくせ何を言うわけでもわるわけでもない。そんな主人公。 モンゴメリらしくないのでは、とまで思いかけたときにやってくる転機。 そこからの変貌ぶりには驚くどころではない。それ以上の言葉が必要だ。 読者が感じている伏線への答えがなかなか返ってこないけれど、返し方にもまた一興があるなぁ、と。 それはそのときにそう使ってくるとは!!! やられた〜!!!!となること間違いなし。 読み切った後、晴れやかな気持ちになるでしょう。

    3
    投稿日: 2018.12.27
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    自由に生きるようになったヴァランシーの魅力的なこと! 開き直って一歩踏み出しさえすれば、どんな冒険だってできるんだなと勇気が湧いた。

    4
    投稿日: 2018.08.04
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    ハードカバーで出ていた時は触手が伸びなかった29歳のオールドミスが主人公の物語。結婚していないというだけで半人前扱いをされつまらないジョークのネタにされ不機嫌を振りまく実母や親戚の言うなりに生きているヒロインが、あるきっかけから他人のためではなく自分のために生きようとする一年間の出来事。 ロマンス小説を読み慣れたスレた読者としては最後のたたみ方にもうちょっと情緒があってもと思わないでもないが、ヒロインが自分のために生きる日々の描写が素晴らしいので欠点を補って余りある。

    1
    投稿日: 2017.12.17
  • 素晴らしい情景描写

    私はこれでモンゴメリにどっぷりハマりました。 なんと言ってもカナダはマスコウカの美しい情景描写、季節のうつろいの巧みな表現、そして素晴らしく変貌を遂げる主人公の物語に読む手が止まりません。少女だけでなく主人公と同じ20代の女性にもおすすめしたい作品です。 勿論ロマンス要素もあり、ヒーローもとっても魅力的です。読み終えてしまうのが寂しい小説は久しぶりです。 青い城の幻想の王子様達の容貌の移り変わりはなんだか納得できてしまい笑ってしまいました。年齢と共に好みも変わる所が本当に女の子らしくてとても可愛いなと思います。

    0
    投稿日: 2017.06.12
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    余命1年を宣告された主人公。自分を押さえつけてすごした29年間から華麗に脱却。 また読みたい。 NDC990

    1
    投稿日: 2016.04.21
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    恋愛ものは普段読まないが、アン以外のモンゴメリ作品に興味を持ち読み始めたらすぐにのめり込み一気に読んでしまった。 余命宣告を受けたことにより、今までのしがらみだらけの人生から吹っ切れ自由に生きることを決めたオールドミス・ヴァランシー。彼女の一つ一つの言動が痛快。

    1
    投稿日: 2015.09.17
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    前半はひたすら主人公のヴァランシーによる悲観的回想が続いて鬱になるかと思った。 大幅にページを割いてのウツウツウツウツ…に正直挫けそうになりながら、迎えた転機。 そこからがらりとヴァランシーは変身。 のびのびと自由を噛み締めて生活する姿にこちらもだんだん前向きになってゆく。 見ていて気持ちいいほどの変わりっぷりに、思わず生きているということの意味を考えずにはいられなかった。

    0
    投稿日: 2015.06.24
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    抑圧された人生を生きてきたオールドミスの主人公が余命1年と知らされ 残された人生、やりたいことをやる! と心機一転奮闘する様を書いた小説。 モンゴメリらしく自然描写は美しく ひどくひどいできごとはおこりませんので安心して読めます。 人生諦めなければ正直者は幸せになれるよと 自己肯定でき背中を押してくれる本ですが、 主人公は非常にラッキーというか、まあ、正直うらやましい。

    0
    投稿日: 2015.03.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「本の雑誌」か「おすすめ文庫王国」のレビューを読んで買ったことまでは覚えている。 アニメ「赤毛のアン」に出てくるような人たちが登場する世界。自分がどうしてこの本を読もうと思ったのか不思議に感じていたところ、ヒロインが突如豹変!見事なはじけっぷりを見せる。おお、こういうことでしたか。 どなたかは存じませぬが、レビューを書いた方に感謝。なかなか心地よい読書ができました。

    1
    投稿日: 2014.09.23
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    最高です。 物語が進むにつれ、主人公のヴァランシーのことが本当に好きになっていきます。 彼女にすんなりと好感をもてました。 彼女の生き生きとした姿は、読んでいる者すら自由にしてくれます。 そして、自然の描写のなんと美しいこと。 心が洗われました。 まるで詩を読んでいるようです。翻訳者の方に本当に感謝します。 読み終わった後、私も自分の青い城がとても欲しくなりました。 探しに行こうと思います。 出会えて良かったです。

    0
    投稿日: 2014.09.16
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    開き直った乙女は強い!余命一年と宣告された内気な独身女、ヴァランシー。死を目前にした彼女の変貌と、人間味溢れる登場人物たちのハッピー・エンディング・ストーリー。王道少女漫画が好きな人にオススメの作品です。

    0
    投稿日: 2014.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    29歳。 無職。 資格なし。 彼氏なし歴=年齢。 未婚。 実家住まいで過干渉の毒親あり。 ……笑い事じゃないこの境遇。 あ、周り中親戚で未婚なことを馬鹿にされたり、美人で要領のいいとこと比べられたりもしている。 内気な彼女は誰からも必要とされない自分を憐れみ、いとこを羨み、おじやおばのセクハラパワハラ発言に心中では反発しながら、卑屈に笑ってみせたりしている。 ああ、笑えない笑えない。 岡の家のジェーンも似た感じだが、まだ彼女は祖母に反抗していたがヴァレンシーはまったくそんなタイプではない。 しかし、彼女がほんの少しの反発心で調子の悪い心臓を一族のかかりつけの医者ではなく心臓の権威の別の医者に診てもらったことから人生は一変する。 『余命一年』 29歳の女の人生がけっぷちだけではなく、命までがけっぷち。 彼女は生き方を変えようと努力する。 29歳。→それがなにか? どうせあと一年。 無職。→仕事をみつけるわ 資格なし。→こきつかわれたから家事のノウハウはばっちり! 彼氏なし歴=年齢。→好きな人を作ればそれでいい 未婚。→好きな人ができたらとびこんでいく 実家住まいで過干渉の毒親あり。→仕事を探す むしろやけっぱちとも思える行動力で進んでいく彼女。 モンゴメリなので結末はわりと単純にハッピーエンド。 正直、誇り高いジェーンの方が好みですが、だめっこの彼女が自尊心を取戻し、幸せをつかんでいく姿は好感をもてます。 たぶん、作者自身をかなり投影していてなりたかった理想像なんでしょう。 歴代主人公の中でどう考えても不美人…。 これといって優れた特技もないし、うじうじして世間知らず。 そんな普通の女の子が女性として一人前になっていく。 描写はいろいろ物足りないし、アンクロニクルの一人にいて短編で展開したほうがテンポがよかったような気もしますが、すらすら読めるしおすすめです。

    0
    投稿日: 2014.08.05
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    美しい自然の中で、物語が穏やかに進んでいく。ゆったりした気持ちで読み進めていたら、最後にいろんなことが明らかになって、思った以上のハッピーな展開にうれしくなった。 モンゴメリの自然描写はホントに素敵で、読みながら美しい写真を見ているような感覚になる。

    0
    投稿日: 2014.06.11
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    自分がもうすぐ死ぬのなら、色んなことができるのに かねてからそう思っていたので、この本を読んだときには驚いた。 主人公の抑圧された感じ、自分で自分の可能性を阻む様が自分と似ていて、 まるで自分が登場人物になったような気持ちで読んでいた。 いつでも、なんだってしたいことをしていい、そういう気持ちになれる本。 最後のラブロマンスは蛇足と感じ無くはないけれど、何度でも読み返したい。

    0
    投稿日: 2014.03.31
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    いや~面白かった。 ぐいぐい読ませる展開はもちろん、美しい景色や情景の描写もさすがのモンゴメリ。 最後のどんでんがえしには驚いた。 とても素晴らしいエンターテインメント作品。

    0
    投稿日: 2014.03.19
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    モンゴメリの世界観が大好き。その中でも本書はかなり好きになりました。読み終わったあとも余韻に浸りながら、何度も好きなシーンをパラパラ見直してしまいました。時間をおいてまた読みたい作品です。

    0
    投稿日: 2014.02.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    西尾維新「傾物語」の新聞広告から。モンゴメリ作品初読書。「赤毛のアン」より先に他の作品を読むのには若干抵抗があったけど。読み終わって、読みたいと思った本はすぐに読んだほうがいいと思った。  物語の舞台がカナダのある地域ということが分かるまでだいぶかかってしまい冒頭は風景が頭に浮かばなかった。ミスタウィス湖周辺のの美しい描写が印象的だったので写真や映像を見てみたい(完全に想像で思い描いていたから実際の風景を見たら全然違うもののはず)。  余命一年なんて最近、日本のドラマで使いまわされる設定だけどこの作品はハッピーエンドで読後感が良い。また主人公が29歳というのもよくあるラブコメと違うところ。ヴァランシーが余命一年と知ってから家族、親戚の前で思う存分振る舞うのも爽快。親戚が多すぎて最後まで顔と名前が一致しなかったんだけど(ベンジャミンおじは最後に心変わりした、ということなのか?)。  ミスタウィス湖でのヴァランシーとバーニィの生活が羨ましい。久しぶりに小説らしい小説を読んだ。  

    0
    投稿日: 2014.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    モンゴメリらしい作品だった。美人でなく暗い幸の薄いヴァランシーが生き生きと輝き、内面から美しくなる様は全ての女の子にとって救いになり憧れだと思う。

    0
    投稿日: 2013.09.27
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    モンゴメリによるラブシーン無しの元祖ハーレクインとでも申しましょうか。 ラブストーリーとしても面白いのですが、私としては主人公(29歳オールドミスで一族から軽く扱われている)が、ある切っ掛けで今までの生き方を変え、自分の内なる声に従って悔い無き人生を送ろうとする再生の物語として受け取りました。 作者モンゴメリも多分こういった生き方が憧れだったのではないかな。 主人公に翻弄される一族の姿が喜劇的でもありました。 この時代に女性がのびのびと生きるって大変。読書すら罪悪だなんてねえ。

    1
    投稿日: 2013.09.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

     29歳のヴァランシー。この物語の社会においては、彼女は自分の力で男をつかまえることもできないオールドミス。母の言いなりになって決まり切ったつまらない日々を送り、青ざめて痩せていて、美人の従姉妹の引き立て役。彼女がどんな人間であるかどんな想いを秘めて暮らしているか知る人はない。  余命一年の宣告を受け、人のために生きるのを止めて自分のために生きることにした彼女の大胆な言動は、実に爽快だった。心の中に抱き続けた青い城を得た彼女は、同じくモンゴメリの『丘の家のジェーン』で、プリンス・エドワード島で暮らし始めたジェーンと重なった。この2つの物語はよく似ていると思う。その人なりの個性を十分に発揮できる最高の環境をもったとき、人がどれほど生き生きと才覚を現すか。そんな人生のいとおしさを、ヒロインを通して体験できる物語。  モンゴメリが書いた唯一のプリンス・エドワード島以外を舞台にした物語ということだが、冴えた自然描写はあいかわらず素晴らしかった。

    0
    投稿日: 2013.07.11
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    モンゴメリ後期の単発作品。 大人の女性向けのロマンスもので、「赤毛のアン」シリーズではありません。 楽しみにとっておいたんですが~ついに読みました。 面白かったです☆ 29歳の独身女性に巻き起こる事件。 内気でぱっとしない外見のヴァランシー・スターリングは、愛称でドス(本人は大嫌いな呼び名)と呼ばれています。 父を早く亡くしたつつましい家庭で、高圧的な母親にきつく束縛されながら育ちました。 口うるさい親戚に囲まれ、一つ年下の従妹オリーブが美人で明るい人気者だったために、割を食ってもいました。 これから結婚が出来る望みを捨ててはいないけれど、これまで恋人が出来たこともないのは、苦にしています。 いつも怯えていて、逆らうことも出来ず、言いなりになっているヴァランシー。 ヴァランシーの楽しみは二つだけ。 自分で夢に描いた空想の世界に入り込むこと。 図書館で借りてくる本を読むこと。 小さい頃から目をつぶれば、青い城を思い浮かべることが出来たのです。 ありとあらゆる美しいものがあるお城で、夢のような恋人と暮らすお姫様という自分を思い描いていました。 最初のほうは嫌なことばかりが書き連ねられ、「モンゴメリ、本気?」と思わずその嫌な文章を読み返してしまったほど。 それほど、ばしっと書かれていて猶予がないのですが、それもどこか透徹したユーモアが。 切れる寸前の心境だったことをうかがわせ、「あと1年の命」と医師に宣告されたヴァランシーが思い切った行動に出る前哨となります。 親戚の集まる祝いの席で、これまで言えなかったことを言い放つヴァランシー。驚愕する一同に苦笑。読者は内心、快哉を叫ぶ? 子供の頃の級友シシイが、看病する人手も足りない状況で重い病の床に伏していると知り、家政婦として働くことを決意、シシイに寄り添うのです。 スターリング家の社会的地位としては明らかに格下の仕事で、家族は勘当同然の態度に。 しだいに自分らしく生きるようになるヴァランシー。 シシイのことを気にかけてくれていたバーニイ・スネイスと親しくなり、あるとき「結婚してくれない?」と自分から申し込みます。自分はあと1年足らずの命だからと。 バーニイは森に一人で住み、身元もはっきりしないので、街での評判は悪い男でしたが、ヴァランシーは惹かれていたのです。 街から離れた森はとても美しく、これこそ青い城だと思うのでした。 ところが‥? 面白おかしく、はらはらさせる展開で、大逆転のハッピーエンド。 良く出来た喜劇なので、ミュージカルにしたら面白そうだなと思ったら、やはり舞台化されたそうです。 モンゴメリ自身が祖父母に厳しく育てられたのもありますが~牧師夫人として世間を見ていて、おとなしい女性が不当な目に遭うのを見てきたからじゃないのかな。 苦労の甲斐あってお似合いの恋人に出会い、個性を花開かせるヒロインに嬉しくなります☆ 原著は1926年の発行。 ルーシー・モード・モンゴメリは、1874年プリンス・エドワード島生まれ。36歳で結婚後、牧師の夫の赴任先で暮らす。 この作品の美しい森のモデルは、トロントの北バラにあるマコウスカ湖周辺だそう。

    9
    投稿日: 2013.03.21
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    最初の方は登場人物に対する描写が率直で、辛辣で、楽しかった。 最後に近づくにつれ、ありえないハッピーエンドになっていった。 赤毛のアンより好きかもしれない。 時間をおいて何度か読みたい作品。

    0
    投稿日: 2013.03.20
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    たぶん高校生のころ、単行本で読んで、赤毛のアンよりおもしろい!!と思い、かなり感動した記憶がある。再読して、だいたいの展開は覚えていたので驚きはなかったんだけど、やっぱりおもしろかった。ジェイン・オースチンみたいな感じ。上品なハーレクインって感じもあるけれど。なにもかもを恐れてびくびくと不幸に生きていた主人公が、うってかわって自分の生きたいように、どころか、型破りな生き方をはじめるのはやっぱりわくわくしたし。 モンゴメリはすごく風景描写がきれいで好き。風景にわくわくするってところもあって。こんな風景が見られたらそれだけでも幸せだろうなあという。

    6
    投稿日: 2013.01.03
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    母親や親戚にドスと呼ばれ、不本意な人生を強いられてきた29歳のオールドミス・ヴァランシーは、心臓の病で余命1年と宣告され、もう誰にも遠慮せずに生きようと決心し家を出る。自分の価値観をしっかり持って周囲に流されず生きるという事の素晴らしさが、バーニィと暮らす青い城の美しい情景と共に生き生きと描かれている。アンは苦手だったけど、このお話は共感できた。自分の人生は自分のものであり、自分の責任だと改めて思った。 オールドミスという昔の表現が新鮮。バーニィの正体は予想通りだった。 【抜 粋】 「男の愛を失わないようにする一番の方法は?」 力なくヴァランシーはほほえんだ。だが、もう昔の生活に戻ってきているのだーーむかしのかせに。「なんですの?」昔のようにおずおずと彼女は問い返す。 「その愛に報いないことさ」くすりと笑いながら、ベンジャミンおじはそう言った。

    0
    投稿日: 2013.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    個人的メモ的感想 わりとさっさと読んだ。ジャケ買い。 物語ってこういうもんだよなぁという物語だった。 語り口や登場人物がとても好印象だった。最後までそれは保たれていた。 ヴァランシーの考え方は素敵だ。ヴァーニィも、とても。 伏線がどどどっと一気に回収されたり、謎が明らかになるときの素直な描写が、ぐっときた。 風景描写や心理描写がロマンチック。で、徹底的。すげぇな、って普通に思っちゃう。素敵やん、て。 ユーモアも(少し古くさく、外国人やなぁって感じだが)効いてる。 湖に浮かぶ島に住みたい。

    0
    投稿日: 2012.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    寂しく厳しい日々を送ってきた内気な独身女、ヴァランシー。家族に内緒で胸の不具合の診察を受けた彼女は余命一年と宣告を受ける。 「これまで、あたしはずっと、他人を喜ばせようとして失敗したわ。でもこれからは、自分を喜ばせることにしよう。」と決心した彼女は思ったままに行動をおこす。 前半の卑屈で暗くてグズグズで、ウンザリするようなドスが、明るく美しいヴァランシーに伸び伸びと変わる様子は、スカッとするし、キュンとする。 青い城の描写がすばらしい。プリンスエドワード島の描写も胸が高鳴るけど、この湖周辺の描写がまた行ってみたい気持になる。 出来過ぎな筋立てかなーとも思うけど、ラストのオリーブの手紙にまた優越感。女のための小説だ~。 王子はやはりマッチョより文学青年(というには年をとってるけど)で、時間を忘れて語り合える相手。マディソン郡にしても、トワイライトにしても、女性の理想ってこういう相手なのかな。 「恐れは原罪である。世の中のほとんどすべての悪は、その根源に、だれかが何かを恐れているという事実がある。恐れは、冷たい、ぬるぬるした蛇のように、あなたにまとわりついてくる。恐れを抱いて生きるほど、恐ろしいことはない。それはだれがなんと言おうと、恥ずべきことなのだ」

    1
    投稿日: 2012.09.04
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    モンゴメリらしい作品だった。自然の描写が素晴らしかった。読み始めたら止まらず、夢中で読んだ。「赤毛のアン」しか読んだことがないので、他の作品も読んでみたいと思う。

    0
    投稿日: 2012.08.11
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    さすがモンゴメリー!という作品。アンシリーズの中にも恋愛の短編はいくつもあるけれど、ロマンティックなシンデレラ物語の決定版!

    0
    投稿日: 2012.07.30
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    赤毛のアンシリーズ以外でモンゴメリの作品は読んだことがなかった。この作品はこれで楽しいが、赤毛のアンの展開と大体同じであった。

    0
    投稿日: 2012.07.14
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    モンゴメリ作品の主人公は、物語がすすむにつれて外見が少しずつ魅力的になっていくことが多い。もともとはなにかひどくコンプレックスを持っていた女性たちが、内面の輝きとちょっとした髪型の変化で変身してしまう。けっしてとびきりの美人ではないけれど人を惹きつけるような、大げさでないそのささやかな魔法が好き。ストーリー自体はわりと先が読めるシンプルなものだけど、ヴァランシーの変身の様子と森の中の描写が良い。

    0
    投稿日: 2012.05.25
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    ある種、シンデレラストーリーなのかもしれない。だがこのヒロインは「いつか王子様が…」と待つばかりではなく、やってられねーよ!とちゃぶ台を返したシンデレラなのだな。ここ最近のディズニープリンセス的でもあるが、なにしろ書かれたのが1926年なのだ。当時これを読んだ女性たちはさぞかし痛快だっただろうなあ、などと思いつつハッピーエンドに喝采を送った。

    0
    投稿日: 2012.05.22
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    モンゴメリの世界にあっという間に引き込まれた! 話の展開、強弱が絶妙。読者を飽きさせない。 痛快でユーモアたっぷりなのかと思いきや、たっぷりなロマンチックな場面もあり・・・ 「赤毛のアン」と同じくらい大好きになった!!

    0
    投稿日: 2012.04.12
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    序盤は一族についての鬱々とした主人公の思いが綴られていて 退屈に感じられるが、そのおかげで中盤以降の展開がとても面白い。 旧態依然としたものへの辛口なユーモアも好き。

    0
    投稿日: 2012.03.05
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    嫁き遅れた29歳の女性が、1年しか生きられないと医者に宣告されてから、自分の思い通りに生き、夢を叶えるお話。 親族からの不当な扱いに対して何もいえない前半は読んでいて歯がゆかったが、中盤からは胸がすく思いだった。 幸せな気分になれるし、恋をしたくなる本だと思う。

    0
    投稿日: 2012.02.20
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    モンゴメリは赤毛のアンのイメージが強く、こういう作品も書くのにビックリ! 私は前向きになれるこっちの作品の方が好きかな。

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    投稿日: 2012.01.04
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    モンゴメリー女史は外さないなあ、どれも夢中で読んでしまう。 ヴァランシー、バーニィ、セシリア、アベル、タワーズ牧師、なんだかとてもキャラクターが愛おしい。 元気が出た。なんか、頑張ろう。

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    投稿日: 2011.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    モンゴメリの、大人向け小説というべきか。 え、モンゴメリがこんなきわどいことを書くのかと、驚く。 こりゃ、村岡花子先生様は翻訳しないだろうな。 といっても、軽い下ネタ系で、お上品なんだけれど。 29歳でオールドミスの烙印を押されたヴアレンシー。 子どものときから、いつも怯えて暮らしてきた。 得意だった泥饅頭も美人の従姉妹に横取りされ、「私は私の泥饅頭が欲しいの」と、心の底で思っている。 誕生日の日、意を決して心臓の権威の門をたたくと…… 自分が余命いくばくもないことを知らされる。 今度こそ、自分の泥饅頭を持とうと決したヴァレンシーは…… 一族はあっけにとられるのだが…… 最後は素敵な彼とめでたし、めでたし。 アンシリーズはもちろんだけれど、ちょっと癖のあるエミリーよりも、誰よりもヒロインははじけている。 モンゴメリ自身も、作家として、ヒロイン同様、突き抜けちゃった感がある。 それがこの作品の魅力。 プリンスエドワード島以外を舞台にしたという点では、『丘の家のジェーン』と通じる。あれもオンタリオだしね。 そして、彼がまた、ジェーンの素敵な父親と同様、渋くて、インテリの良い男なのだ。しかも億万長者。 今までのモンゴメリ小説では、このお金持ちっていうポイントがなかったのだけれど・・・・・。 しかも、世界一周旅行のおまけつき。 言わばモンゴメリ版ハーレクイン。 その昔、篠崎書林版を持っていたけれど、読んだ記憶がない。 ちょっと読み始めて嫌になったのかも。 というのも、最初は、エンエンと29歳(当時は完全に人生の敗北者)のヒロインの愚痴話と、親戚のお話が続くのだ。 かつての小娘には退屈だったはず。 今は、酸いも甘いもわかるから、くすくす笑いながらクリアでき……あとはモンゴメリマジックに乗っかって、一気に読了。 この年齢で、モンゴメリの未読の小説と出会えたことが嬉しい。 原書を読む根性はもはや、ないし。

    0
    投稿日: 2011.09.08
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    様々なしがらみから自由になり、生きていることを実感する主人公を本当にうらやましく思った。 久しぶりにキャンプに行きたくなった。

    0
    投稿日: 2011.08.27
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    モンゴメリって赤毛のアンだけじゃなかったのか。 という阿呆なことを思って手にとりました。 恋愛小説です。

    0
    投稿日: 2011.06.26
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    [more]29歳で母と叔母と暮らしているヒロインは、余命一年と告げられ、好きに生きていくことを決心し家を出る。大工の家で女性を看取ったあと、悪行を噂されるヒーローに病を打ち明け、結婚してもらい一緒に暮らし始める。じんわり切ない。当時のカナダドルってレートどうなんだろう…

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    投稿日: 2011.06.14
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    ありがちなハーレクイン的設定かもしれませんが、自然界の描写力がそれらとは一線を引く。モンゴメリがプリンスエドワード島以外の場所を題材にした貴重な一冊。その描写の豊かさには脱帽。そしてなんともモンゴメリらしい、愛すべき人々がいます。

    0
    投稿日: 2011.05.17
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    モンゴメリの作品は,赤毛のアンシリーズを始め,たくさん読みました。 この小説は,すがすがしい作品で,オススメです。

    0
    投稿日: 2011.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ≪内容覚書≫ 29歳の独身女性、ヴァランシー。 一族の中で、言いたいことも言えず、ただただ我慢の毎日。 だが、ある日、心臓病と診断される。 悔いない人生を送ろう。 ヴァランシーの人生が、始った。 ≪感想≫ やっぱり好きだなー、モンゴメリ・・・!と思わされた作品。 ヴァランシーを取り巻く一族は、少々悪意を持って描かれすぎている気はするが、 確かにこういう人いるよなー、とニヤリとしてしまう。 それにしても、オールドミスになることへの劣等感がすさまじい。 この点には、時代を感じる。 現在、ヴァランシーとほぼ同年代ということもあり、 現在との差を意識しながら興味深く読んだ。 モンゴメリの作品は、成長というか変身が鮮やかに描かれるのが、 心惹かれる点かもしれない。 女性なら、きっと誰もが憧れるサクセスストーリー。 生きたいように、生き生きと生きてやろうじゃないかと思わせてくれた。 個人的に久々に、爽快な読後感で、★5!

    0
    投稿日: 2011.02.10
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    紛うことなく「ハーレクインロマンス!」って感じ。 ヒロインが親戚中から抑圧されているのは時代的なものなのかなと思いつつ、29歳(今だったら35歳ぐらい?)にしては精神的に幼いような・・・

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    投稿日: 2010.12.28
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    ヴァランシー・スターリングは、29歳のオールド・ミス。 彼女は、実家で一族の者たちを顔色を窺うように生きているような女性だった。 具合の悪かった心臓を診てもらいに医者に会いに行ったのだが、 なんとその時は、医者の息子が事故に遭ったと連絡があったところ。 彼はすっかり動転してしまっていて、ヴァランシーはちゃんと診てもらえない。 医者にすらきちんと相手にされないのだと落ち込むヴァランシーだったが、 その後衝撃の手紙が彼女のところに届く。 そこには、狭心症のために余命1年と書かれていたのだ。 だが、彼女は、ここで大きく変わるのだ。   死を恐れていないといっても、それを無視するわけにはいかない。   ヴァランシーは、死を恨んでいた。   生きてきたという実感もないのに、もう死ななくてはならないとは、いかにも不公平だ。   暗闇の時間がすぎていくにつれ、彼女の心の中には反抗の炎が燃えあがってきた。   それは、彼女に未来がないからではなく、過去がなかったからだ。   (中略)   あたしは、いつも、ぱっとしない、取るに足らない者だった。   そう言えば、こんなことを何かで読んだことがあるわ。   女には、それで一生幸福だと感じる一時間がある、   それは、見つけようと思えば見つけられるものだ。   でも、あたしには見つけられなかった。   もう、決して見つけられないんだわ。   ああ、もしその一時間があたしのものになったら、いつ死んでもいい。 この燃え上がるような気持ちに強く強く共感する。 私は、決して、抑えつけられて生きてきたわけではないのだが、 生きたい、生きたいと思ってしまうのだ。 この思いは何なのだろう。 彼女は、家を出て、「がなりやアベル」と呼ばれる老人の家に住み込み、 アベルの娘で、胸の病で余命いくばくもなく、また、過去の心の傷により、 ほぼ人づきあいをしなくなっていたシシィの看病をするのだ。 彼女自身も死を意識しながら、同じく死に臨もうとするシシィを看病する。 ふたりは心を開いていき、そして、ヴァランシーはシシィを看取る。 彼女が幸せそうに死んでいく姿をヴァランシーは「なんと美しい!」と思う。 実家に住んでいる頃から、なぜか気になる存在だったバーニイ・スネイスに、 彼女は病のことを打ち明け、自ら結婚を申し込む。 なぜなら、彼女は気づいてしまったから。   今や、ヴァランシーは自分がバーニイを愛していることをはっきりと知った。   きのうまでは、彼女は自分だけのものだった。だが、今はもうこの男のものだ。   しかし、彼が何をしたわけでもない―何を言ったわけでもない。   彼女を女と見てくれもしない。だが、それはどうでもいいのだ。   彼女は無条件に彼を愛しているのだ。彼女の中のものすべてを彼に捧げるのだ。   もはや、この愛をおさえつけたり、否定したりすまい。   ヴァランシーは自分があまりにも完全に彼のものだという思いがして、   彼以外のことを考えること―彼のことを考えずして物事を考えること―すら   不可能な気がしていた。 もし、自分の命があと1年しかないのだとしたら、いったい自分は何をするだろう。 いや、自分の命が1年しかないとして後悔しない生き方を自分は今しているの? そう考えずにはいられない。 ヴァランシーに深く共感する点は、さらに2つある。 ひとつは、タイトルにもある「青い城」の存在だ。 現実がどんなに苦しくても、誰しも、自分だけの世界を持っている。 たとえ、呼び名は違っても。 そして、心の支えとして、本があったこと。 彼女は、ジョン・フォスターの本の影響を受け、 その本の言葉が、決断を促したり、 過去のしがらみに戻りそうになってしまったときに気づかせてくれたりする。 「世の中のほとんどすべての悪は、その根源に、 だれかが何かを恐れているという事実がある」や 「もしあなたがある人と、三十分間口をきかずに座っていられて、 その上なんの気まずさもないのなら、あなた方二人は友達になれる」など。 作中作家であるジョン・フォスターは、印象的な言葉を残している。 自分にとってちょっと意外だったのは、 本書の語り口がかなりの毒舌で辛口だったことだろうか。 私は毒の強いものはダメだと思っていたのだがそうでもなかったらしい。 身近なある友人に似ているこの語り口をにやりとしながら読了した次第だ。 その友人とモンゴメリはどこか似ているのかもしれないと思ったのだった。 自分の心の支えとしての自分だけの世界と本と本読み本語りを共にできる友だちの存在。 リアルはいろいろなことがあったし、これからもいろいろなことがある人生だけれども、 本当に必要なものはちゃんと求めてきたし、ここにあるんだと感謝したいと思った。

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    投稿日: 2010.07.23
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    29歳独身女のヴァランシー。高圧的な母親と親戚達の怒りを買わぬよう、ただ大人しく生きてきた彼女は、ある日医者から余命1年と宣告されます。未来を失った彼女は、この世に恐れるものが無くなり、自分の為だけに生きることを決意します。自分を必要としている者、自分が愛する者を求めて本当の自分をさらけ出し、彼女の世界はすっかり変わります。 ・・・とっても痛快な気持ちになる、そんなお話です。

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    投稿日: 2010.07.22
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    『赤毛のアン』で有名なモンゴメリーの作品。 自然の描写が美しい。 前半の、延々と続く親戚筋の愚痴が「まだ続くのか!」と思いつつも退屈しないのは何故だろう? 後半、やや成り行きが読める部分もありましたが、外国文学にあこがれた少女時代の気分を思い出しました。

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    投稿日: 2010.03.26
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    赤毛のアンのような、コミカルさが少々物足りなく、モンゴメリ特有の辛らつさが、ちょっと前に出すぎた感がある。ロマンス小説。

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    投稿日: 2010.03.05
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    良かったです! 何といってもこの本は自然の風景描写がすごいです!何というか本当にきらきらと目の前に思い描けるんですよね・・。 主人公のヴァランシーと、その夫になるバーニィ・スネイスが暮らす森の奥地の描写が素晴らしいです。 お話の方も、冒頭では高圧的で人の気持ちなどお構いナシな母親や親戚に押さえ付けられ、かなり陰気で寂しく暮らしているヴァランシー(29歳でオールドミスと呼ばれています)ですが、ひょんなことから自分が余命1年足らずなことを知り、「このままじゃ死ねない!」と思い一念発起して、もとの自分を取り戻していきます。 この一念発起した後のヴァランシーと母親や親戚たちのやり取りが可笑しいです。 「そうだそうだ!言ってやれ!」ってな感じです。 そしてその後、余命短い学校友達の世話を住み込みでしたり、「悪漢」というもっぱらの噂のバーニィ・スネイスに自分から結婚を申し込んで、結婚してしまったり・・。 怒涛のような1年を過ごします。 その後色々あり、最終的には素敵なハッピーエンドとなります。 モンゴメリの「赤毛のアン」とはまた全く違った趣ですが、こちらもとても魅力的な本だと思います。

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    投稿日: 2010.01.20
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    実はアンシリーズを読んだことがない私…。 29歳、すべての人におびえていたオールド・ミス、ヴァランシーが主人公。 モンゴメリの作品は初めて読んだけどよかった! 恋愛…がメインの小説になるのかな?最初は主人公が暗くてだらだら読んでしまったけど余命を宣告されて変わったあたりからは読んでて楽しかった。 自然の描写がすごく綺麗だしヴァランシーとバーニィの二人がなんかもう…幸せそうでうらやましい。 なぜアンを子どものうちに読まなかったのか…アンも読まなければ!

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    投稿日: 2010.01.02
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    「赤毛のアン」のモンゴメリが 大人の女性たちのために こんなラブストーリーを書いていたとは知りませんでした。 恋人もいないさびしい独身女性の主人公が 突然の余命宣告から、 自分らしい悔いのない人生を送ろうと決意し、 周囲も驚くような行動を次々と起こしていく様子が 非常に痛快。 初めて自分の意思で人生を歩み、 人を愛することを知った彼女が どんどん美しく、魅力的になっていきます。 ラストは少々ハッピーエンドに過ぎた気がしたのですが・・・ (そんなにきれいにまとめなくても、みたいな) でも周到に張られた伏線も効いており 最後まではらはらしながら読みました。

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    投稿日: 2009.12.06
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    主人公はブスで痩せっぽちの上、彼氏のいたことがない29歳女性。 人からどうでもいい存在と思われて、必要とされたことがなかったのに 余命宣告をきっかけに、周りの人に従う日々に別れを告げます。 アンシリーズと同様に、ロマンティックな自然描写が素晴らしいです。 一節追う毎に想像力が描き立てられて、一気に読めるお話でした。 最初は延々と憎たらしい演出が続くので、疲れてしまいかねませんが 中盤から怒涛の勢いで面白くなります。 主人公の考えに共感を覚える人は、はまりますね。 読後感は爽やかなので、スッキリしたい人におすすめです。

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    投稿日: 2009.10.20
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    モンゴメリさが十分に出た作品でした。モンゴメリは村岡花子さんの訳した本しか読まなかったのですが、この方の翻訳もいいと思います。

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    投稿日: 2009.07.12
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    http://coco6calcio.blog96.fc2.com/blog-entry-178.html

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    投稿日: 2009.04.19
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    貧しい家庭でさびしい日々を送る内気な独身女、ヴァランシーに、以前受診していた医者から手紙が届く。そこには彼女の心臓が危機的状況にあり、余命1年と書かれていた…。悔いのない人生を送ろうと決意した彼女がとった、とんでもない行動とは!?ピリッと辛口のユーモアで彩られた、周到な伏線とどんでん返し。すべての夢見る女性に贈る、心温まる究極のハッピー・エンディング・ストーリー。 さすが、モンゴメリ。自然描写の美しさは言うに及ばず、登場人物たちの性格や心の動き、そういったものを見事な筆致で描いていて読ませる、引き込まれる。女性が一人で生きることができなかった時代の、家族、親戚、コミュニティ、そういったものに縛られて自由のないヒロインが病気をきっかけに自分を生きるようになる様子がじんと伝わってくる。そしてヒーローとの結婚。心を解きはなったヒロインが語る自然の美しさは本当にモンゴメリここにありという感じ。嫌な親戚もちょうどいいアクセントになっていて、最後にはヒロインと一緒にクスリと笑える。

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    投稿日: 2009.04.05
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    モンゴメリ作品が好きで手に取った。 終わりかけた女が輝きます。 自然が美しい描写で描かれていて、目に浮かぶよう。 個性的な登場人物も楽しい。

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    投稿日: 2009.04.02
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    傑作。主人公が29歳の「みっともない」オールドミスで、心臓病といったら、ハッピーエンドになりようがないと思うが、読後感は非常に爽快である。主人公ヴァランシーに襲いかかってくる精神的圧殺は、19世紀英国上流階級社会(舞台はカナダだけど)の恐ろしさを思い知る。こういった社会的圧力は東洋も西洋もないんだなと思う。だが、死を覚悟した主人公がほんとうに生きるために、行動を起こしてからは、これらの精神的圧殺をはねのけ、ついに理想の夫を見つけていく所は痛快にして美しい。ヴァランシーとバーニーの間の関係は、一種の夫婦の理想なんじゃないだろうか。人間の「再生」というテーマでは、ゲーテの『ファウスト』とか、黒澤明の『生きる』などと言った作品が思い出されるが、注目すべきは、モンゴメリーが哲学や政治の文脈ではなく、「生活」の中で、この人間の再生を描いていることだ。表面的にはロマンス小説のように読めないこともないが、文学的テーマも深いものがある。何かにしがらみを感じている人は読めば、得るところがあるであろう。読み出したら止まらない、ストーリーテリングや自然描写は魅力的、美しい自然の中で紡がれる静かな愛情の描写にも心を打たれる。惹句には「すべての夢見る女性に」と書いてあるが、男性が読んでも十分楽しめた。

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    投稿日: 2009.03.04
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    モンゴメリらしい物語だった。アンのお話とは全然違うけどモンゴメリはホントはこんな物語が書きたかったのかな?社会の決まりや家に縛られないヴァランシー。暗いヴァランシーから生き生きしたヴァランシーに変化していくようすがよかった。

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    投稿日: 2009.02.27