
総合評価
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powered by ブクログ久々に椎名さんの紀行文を読んだ。解説にもあるが、簡単に書いているようで密度が濃くそれなのに読みやすい。 仏教と瞑想の国であり、川とともにある国でもある。ガイドさん運転手さんのキャラクターもよく、国の雰囲気が伝わってくる。 ただ、同時多発テロの裏での旅行という予想外の事態がおきたことから、軍事政権下の情報統制状況をルポすることになり、この本の価値が変わってしまった。その中で、世界の情勢から切り離されながらも仏教に瞑想に向き合っているという国の状況は面白い。情報がこないから即不幸せというわけでもないのだろうなあ なお、さすがの椎名さんでもカラスとネズミは食さないということが分かった。きちんと危機管理ができてこその旅作家なのだな。
4投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログ久々の椎名流怪しい旅のミャンマー編。 ガイドからは「アウン・サン・スーチーの名前を言ってはいけない」との説明に軍政の色がまだ濃厚な時期の旅なんだ(2003年)、とふと我にかえった。 とはいいつつも、もちまえのビールを求めてワシワシと旅は進む。 よく見る、バランスの巨岩がある街では、ヘビ、カエル、モグラ、カラス、ネズミの料理が出てくるが、カラスとネズミはさすがにダメでしたか。 また、世界中で即席野球大会を開いてきた椎名さん。ミャンマーでは寺院の庭を借りて、野球を知らない地元の人を集めて盛り上がったりするのも、なかなかよし。 全体を通してガイドのチョーさんは、かなりいい味を出してます。 解説にもあるが、このような貧しい国、ましてや軍事政権下では、たくさんの暗い、哀しい面が観ているだろうが、そこに暮らす人々の明るさに、日本人の忘れた何かを見せつけられる気がする。
0投稿日: 2016.11.08
powered by ブクログミャンマーといえば、母方の祖父が第2次世界大戦中に赴いた国。 戦時中の話をもっと聞いておけばよかった。 記録に残しておきたかった。 しかし、それはもう叶わない。 椎名さんがミャンマーに行った時期が、 2001年9月11日NYCのテロ事件、その後のアフガン爆撃と重なっていた。 そのころ彼の長女がNYCに住んでいたし、長男は西海岸に。 ミャンマーの軍事政権下では、アメリカの事件の情報がまったく入ってこなかったという。 そんな状況下で旅を続けるのは、さぞ気が気ではなかっただろう。 作品を通して暗く憂鬱なトーンはほとんど見られないけれど、 やはり一連のテロ事件が暗い影を落としているを敏感に感じ取った読者いるらしく、 アマゾンのレビューを読むと厳しい意見が多い。 わし個人的にはミャンマーの知られざる食生活や、 本当の仏教国の実態などを知ることができて大いに満足であった。
0投稿日: 2014.02.27
powered by ブクログ9.11テロの直後に出かけた仏教国ミャンマーへの旅。戦争と対比させる形で、仏教国で仏教について考えを巡らせている。ミャンマー料理は油をよく使うらしく、味が油っぽいらしいです。表紙の写真は崖に微妙なバランスで乗っかっている巨大岩。面白かった。
0投稿日: 2008.03.11
powered by ブクログ何年ぶりかで椎名さんの本を買いました。私が初めて買った椎名本は、確か「インドでわしも考えた」。で、偶然にも「インドで…」のスタッフとの最後のお仕事がこの本だったそうです。気安い仲間と、行き当たりばったり的にずんずん旅を続けていく、というスタイルはどちらの本も同じなんだけれども、本書では時に、あの”911テロ”から始まったきな臭い国際情勢に思いをはせたりする椎名さんの姿があり、「んー、椎名さんも歳をとったんだなあ」なんて生意気な感想を持ちました。
0投稿日: 2008.02.10
