
総合評価
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powered by ブクログ解説を読むと理解できなかった部分が理解できた。どの話も死だったり、最底辺にいる男が描かれている。現実世界も意外とその様な人は少なくないなと感じる。
7投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ太宰治らしく「死」がいっぱい出てきます 「生きてさえいればいいじゃないの」で終わったヴィヨンの妻、それでも死を選んでしまったのですね、、、
1投稿日: 2023.12.29
powered by ブクログ太宰治「人間失格」、「斜陽」に続いてこちらを読みました。「パンドラの匣」は今まで読んだ中で明るくて読みやすかった。死に対する描写が全編にあり、太宰治の死生観が感じ取れるような気がします。
0投稿日: 2022.08.07
powered by ブクログ思ったより暗くない一冊でした。別の書籍で、パンドラの匣から引用された文に圧倒されて本書を購入。愉快だったりふと駆け抜ける暗さがいいなあ。もう少し暗い話を求めていたけれど、これはこれでよかったです。眉山が印象的。
0投稿日: 2022.05.09
powered by ブクログ表題作ヴィヨンの妻他四作品! 伊坂幸太郎のバイバイブラックバードを読み、どうしても本作収録のグッドバイを読みたくなり購入! グッドバイを読んで、作者に死んでほしくなかった事と伊坂幸太郎がNICEな解釈と適度なアレンジでバイバイブラックバードが時空を超えた作品に仕上がっていたと思えた。 他の作品で手紙形式のパンドラの箱 読むに連れて登場人物達がくっきりしてきて輪郭がハッキリしたところで終了!これももう少し読みたかった! 結核患者のサナトリウム?小説 ヴィヨンの妻はダメな夫に腹立つものの皆んなが幸せなら良いのかなぁ?とも思ったり思わなかったり・・・ 眉山は主人公達に金払えと言いたくなる! トカトントンは主人公に気になるな考えるな働けと言いたくなった! 比較的にダメな主人公達に共感するのは難しいものの読んでて面白い!
3投稿日: 2021.04.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
トカトントン、何を表した音なのかはっきりとは説明できないけど、ふっと我に返って冷める瞬間は自分にもあるので共感して読めた。最後の一段落の意味するところを理解できるようになりたい。 ヴィヨンの妻は、「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ。」というラストらへんの台詞が心に残った。 この短編集で意外にも一番好きだと思ったのは眉山だった。眉山が可哀想で。「ほかへ行きましょう。あそこでは、飲めない。」というラストらへんの台詞から「僕」の強い後悔に胸を痛める心情が伝わってきた。そこで店を変えてしまうのはなんだか卑怯にも思えるけれど、あえてそういう人間の弱さ狡さみたいなのを描いたんだろうなと思う。
1投稿日: 2021.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
詩人の妻が借金返済のために働き始め、それによって生きがいを見出していくお話。 斜陽に比べて短くて読みやすかった。ヴィヨンとは15世紀のフランスの詩人、フランソワヴィヨンのことだと考えられ、主人公の夫が詩人であることから引用されているものと考えられる。 作品内で主人公の名前が明かされることがなく、これは主人公が自分の役割に対してしか価値が見出せず、自分自身の存在の無価値さのようなものを悟っているからなのかなと感じた。
0投稿日: 2021.01.05
powered by ブクログ「走れメロス」「ヴィヨンの妻」の2作を連続読了。短編集だが、すべての作品が太宰治本人の自伝、心のうちの暴露本と感じながら読んだ。
0投稿日: 2020.05.31
powered by ブクロググッド•バイ映画化ということで読んでみました。読んでから予告編をみて、あぁなるほどぴったり。情報全く集めてないのですが、未完の作品ということで途中からは想像の産物、ということなんですよね…? パンドラの匣、2回目でした。「正義と微笑」を読みたくて手に取った文庫にあって、再会。前より顔が浮かぶよう。気持ちも汲めるよう。 小川洋子さんの解説で「登場人物を最低ラインに突き落とし」というのがありました。「太宰作品」はそういうことが多い、という認識でいいのかな…?(どうも手探りで申し訳ない。不勉強です。) 自分の読了感としては、それほど重くは受け止めませんでした。晩年作だからそうなのでしょうか。どの作品も人物が映像のようにたちあがり、人間の持つダメさ、ずるさ、どうしようもなさに共鳴していた感はあります。だから映画化されるのかな、それも殆ど観たことないけど…なんとなく敷居が高い感じがしていたのですが、意外とこう、読みやすいのだなと思いました。 作品リストをもとに、またしばらくしたら何か読んでみたいです。
0投稿日: 2020.02.11
powered by ブクログ『パンドラの匣』がすごく面白かったです。病床の物語ということで暗いものを想像していましたが、全然そんなことはなく読みやすかったです。 『グッド・バイ』は名前と未完であることは知っていましたが、まさかこんな唐突に終わってしまうとは……。
0投稿日: 2018.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『パンドラの匣』 終戦とともに、無理な気取りを捨て、命を燃やす決意をした青年。結核を治すべく、「健康道場」に入門する。そこでの生活が、彼から友人に向けた手紙で浮かび上がる。 当時重篤な疾患だった結核だけど、その暗い側面に一切光を当てていない。健康道場での生活は、小さな恋があったり、おかしな綽名で呼び合ったり、ちょっと楽しそう。かなり笑えた。森見氏の「恋文の技術」はこの話から着想を得たのかしらん。 『トカトントン』 トカトントン。その音が聞こえた途端、無気力になる。仕事も恋も夢も欲も、トカトントンで無に帰す。トカトントンが悪いのではなく、本当はやる気もないのにトカトントンを言い訳にしてるのかな。作家先生の言葉がグサリと刺さる。“真の思想は、叡智よりも勇気を必要とするものです。” 『ヴィヨンの妻』 酒浸りで家に帰ってこない。お金を入れるどころか、泥棒を働く始末。そんな夫に寄り添う妻。他の男の手に入れられた妻は、夫の見えないところで変化する。 太宰の描く女性の胸中が好きだ。強くしなやかで、時代を映す鏡になってくれる。前回読んだときよりも、年を重ねた分感じ方が違う。 『眉山』 眉山という綽名をつけて邪険にしていた行きつけの飲み屋の娘。無知で無学で、そのくせやかましい。しかし、彼女の命が長くないと知り・・・。 ちょっと哀しい読後感。爛漫さは命の火が燃え尽きるとき、強烈に光を放つのだろうか。 『グッド・バイ』 多数の愛人を抱えていた色男が、その関係を清算すべく、すごい美人に妻になりすごしてもらって諦めさせるという策を講じる。うまい具合にすごい美人は見つかるが、内面はがさつではすっぱ、おまけに鴉声で不潔。彼女と計画を実行するが振り回されるばかり。どんな風に転がっていくのかと楽しみになったところで突如幕を閉じる。太宰よ、続きが読みたかった。
0投稿日: 2017.02.27
powered by ブクログ太宰作品は人間失格しか読んだことがなかったので暗いイメージしかなかったんですがこのヴィヨンの妻に収録されている5編ともがなんだか明るく軽快な作品でイメージが変わりました。 特にグッド・バイの田島とキヌ子のやりとりというか駆け引きが可笑しくて未完なのが残念でなりません。是非とも続きが読んでみたかったです。 あと眉山は最後ちょっと切ない気持ちになりました。太宰はやっぱり奧が深いなぁって思いました。
0投稿日: 2017.01.07
powered by ブクログ傷つきやすい心をごまかすように、金も無いのに飲んだくれる詩人の動静を、妻が奇妙な明るさで語る「ヴィヨンの妻」、戦後第1作として書かれた、風変わりな結核療養所で闘病生活を送る少年を描く「パンドラの匣」、13回分の連載で中絶した未完の絶筆「グッド・バイ」、戦後の虚無的な精神状態を“音”で表現した「トカトントン」、飲み屋で出会った少女の哀しさを描く「眉山」の5篇を収録。最晩年の傑作集。
0投稿日: 2016.03.14
powered by ブクログヴィヨンの妻 「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」というスタンスで生きる人は強くて幸せ者。私もさっちゃんを見習わなければと思う。けれどもあそこまでの甲斐性なしには出会わないようにする。 眉山 日常の中にも、こうゆう悲しい勘違いが気づかなくても起こっているはず。眉山のように悲しい結末になることだってある。
0投稿日: 2015.12.17
powered by ブクログ「眉山」が良かった。「ヴィヨンの妻」も良かった。 ユーモアにあふれた太宰が実にいい。私は分かった。 彼の云う「死」は私の思う「死」とは異質なのだ。太宰の 「死」は「退屈だな。なにか愉快なことないかな?そうだ 死んでみるか!どんな気分だろうな?どうであれ、今よりは良かろう」
0投稿日: 2015.07.01
powered by ブクログトカトントンがかなりお気に入り。 よく太宰の小説は思っていることを代弁してくれている、なんていうけれど、この話はそうだなと思った。 行動力と勇気、明らかに私に足りないものだな。
0投稿日: 2014.09.10
powered by ブクログパンドラの匣 トカトントン 眉山 グッド•バイ パンドラの匣はずばぬけて好きだ。 トカトントンも、好き。
0投稿日: 2014.08.28
powered by ブクログ死や破滅思考・行動に依ってしか生きていけない登場人物たち。 痛みを感じねば生きている心持も得ない、現実に対してリアリティの欠如に苦しんでいるのだろう。 実に痛ましい事だ。 この痛ましさに気付かない理解出来ない人は幸せだ。 現代だからこそ、より一層太宰作品は愛されると思う。現代病だらけじゃないか! 表題作より「パンドラの匣」を読みたくて、珍しく新書で購入。 どの作品も当たり前のように良かったけれど(当たり前のよう…ってスゴイね)、「眉山」が一番良かったかな。 身体が辛くって押してでも、接客していたのはサービス業の鏡! なにより愛嬌があって可愛らしい良い子だ。
1投稿日: 2012.07.15
powered by ブクログ太宰治といえば暗い印象ですが、最初に収録されている「パンドラの匣」はドンヨリしてなくて好き。 個性豊かな登場人物(特にかっぽれ)は現代のアニメにも出てきそうだし、読後の爽快感というか、読みきったときのすっきり感がとても心地よかった。
0投稿日: 2012.05.26
powered by ブクログ本当に好きだからこそ、その思いをこっそりと仕舞い込んだりするのでしょう。 宝箱に仕舞いこむようにそっと、誰にも知られないようにひっそりと。だけどその思いを押し込み過ぎたとき、その好きという感情はどうにも溢れ出てしまうのだと思う。それはあまりにも、儚くて切なくて美しい。 この一冊を通して、それを学んだ。
0投稿日: 2012.04.30
powered by ブクログパンドラの匣 大宰も一線を越えてこの境地へ行きたかったのだろうか。 トカトントン パンドラの匣もだけど、終戦てのは人々にとってこれほどまでに虚無感でしかなかったのか。 ヴィヨンの妻 相当惨い状況にあってもそれを全く感じさせないような強い女性。女性の強さを太宰が伝えてくる。 眉山 わたしまでなんだか泣きそうな申し訳ないような気持ちになる。 グッド・バイ もう女遊びから足を洗おうとしているのに、結局卑しく色慾を捨てきれずにキヌ子の部屋で本当にぶざまな状況に。「ぎゃっ!」という悲鳴がなんとも。 こんなこと思う分際ではないことを十分承知だけど、太宰の最後の作品にはぴったりではないかと思った。
0投稿日: 2012.01.21
powered by ブクログ「ヴィヨンの妻」(太宰 治)を読んだ。短編集。「パンドラの匣」「トカトントン」「ヴィヨンの妻」「眉山」「グッド・バイ」の5編。申し訳ないが、やっぱり太宰は好みじゃないな。纏わりついてくる不吉な香りが鬱陶しいや。(あくまでも個人的な感覚です。個人差がありますのでご注意下さい)(笑)
0投稿日: 2011.09.15
powered by ブクログ”トカトントン”を読みたくて購入。小説でしかなしえない表現、というものについてぼんやりと考えたくなります。
0投稿日: 2011.02.16
powered by ブクログ評価は3なんだけど 3.5くらいぶっちゃけ。 そこそこ面白いんだけど なんだろう? パンドラの匣が好みでなくて っていうか なんか苦手でー 他は短いし 内容も面白くてさくっと 読めたんだけどなー。 パンドラが・・・ なので3.5。 一番好きというか 共感してしまったのはトカトントン。 なんかあの気持ちっていうか 状態はわたし今経験してるわみたいなwwwww なんか自分もほんと 無意識にトカトントンって音聞いてて だからやる気でないのかもとか 色々思ったし ほんと私あんな状態すぎて うーん。 でもやっぱし太宰治は 興味深いなって思った! 独特の文章なんだけど 太宰治らしい文章って感じで 傾向が分かる(多分w そして基本暗いですよね 仕方ないって分かってるけど(ーー)
0投稿日: 2011.02.06
powered by ブクログ「パンドラのはこ」がよかった!主人公と竹さんの実らない恋が清清し。登場人物もみんな気持ちよい。ヴィヨンの妻の夫は最低ww人間やめれww眉山はなかなかよかった。ウザイけど憎めないブス。
0投稿日: 2010.12.19
powered by ブクログヴィヨンの妻、グッド・バイ他計5つの作品集。「パンドラの匣」は少し長めの中編だったが、他は短編。 どの作品も「生」を主として持ってきている。作品ごとに違った視点から生と向き合っていて楽しめた。 最後のグッド・バイはとてもいいところで終わっているが、夏目漱石の「こころ」は途中でも切れのいいところだから違和感がそこまで沸かないが、これは本当に中途半端に終ってしまっている。 太宰治の作品を全部読んだわけではないが、これにはすごい新しさを感じていただけに続きが読めないのは残念。
0投稿日: 2010.11.15
powered by ブクログ松山くんカバーバージョン。 ヴィヨンの妻は映画を見ていたので内容はわかっていたけれど、 やっぱり大谷はひどいヤツ。 ひどいけれどどうしてか魅力的。 「私たちは生きていさえすればいいのよ」 グッド・バイ、続きが気になる! どう終わらせたかったのだろう? トカトントンがお気に入り。
0投稿日: 2010.04.12
powered by ブクログパンドラの匣、トカトントン、ヴィヨンの妻、眉山、グッド・バイ どれも好きな作品。 パンドラの匣: 友人への書簡の形式になっている。書き手は結核患者であり死を感じずにはいられないが、書き手は嬉々としたり落ち込んだり苦悩したり感情豊か。彼は生きているのだ、ということが伝わってくる。 同室の登場人物も看護婦とのやりとりもなんだかさわやか、ほがらか。しかし、背景は隔離された健康道場であることを思い出すととたんに、そこは幻想で、暗い死にとつながっている感じもする。 トカトントン: 無気力になる瞬間を「トカトントン」という音であらわす。 わかる。そういう瞬間がある。 ヴィヨンの妻:夫は救いようのない残念な人間。妻は強い。その強さは狂人ではないかと畏れを抱くほど。
0投稿日: 2010.02.19
powered by ブクログ「角川文庫クラシックス」で読む。 「パンドラの匣」「トカトントン」「ヴィヨンの妻」「眉山」「グッド・バイ」 の5作品が収録されている。 「グット・バイ」は太宰の未完の絶筆である。 どれもこれも、苦悩してばかりで情けなくて弱腰で困った男ばかり・・・のように見える。 死を意識して、自らそれを引き寄せながら、 しかし飛び込むことはできない小心者。 そうした弱さを丁寧に、しかし軽やかな文体と会話文で表現していくことで 太宰は人間を描き、 読者は、軽やかさに見え隠れするその繊細さに魅かれる。 「パンドラの匣」は 結核を病んだ主人公が、療養所の生活を手紙に書く、という形態をとった作品で これがなかなかに爽やかな物語で、良かった。 療養生活を送り、自分の存在と他者との関わり方に悩みながらも 根底は明るく前向きに仕上げている。 僕は、流れる水だ。ことごとくの岸を撫でて流れる。 僕はみんなを愛している。きざかね。(
0投稿日: 2007.02.23
