
総合評価
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powered by ブクログ少女帝と少年侍従の恋を描いた架空歴史マンガ作品。ずいぶん前に、よしながふみと久世番子の対談(2016年のコミックナタリー)を読んでタイトルは覚えそのうち読みたいなと思っていたが、図書館にも蔵書がなく、本屋でもみかけず、なかなか読む機会がなかった。 最近また思い出して、大人買いした。2〜6は新刊で、1巻だけは古書でしか手に入らなかった。初出は、「HCS花とゆめプラチナ」、「別冊花とゆめ」2012年12月号、2013年1、2月号。 明治宮殿が舞台で、巻末には主な参考文献も並んでおり、明治の宮中についてずいぶん勉強したうえで描かれている。この巻は、家の台所事情のために志願して宮殿に出仕した主人公の少年御園が今上帝彰子の寵愛を受けるようになるまで。明治宮殿も江戸城のように表と奥があって長い廊下で連絡しているがそれぞれに仕える人がいて互いに立ち入れないようになってたのだとはじめて知った。いまの皇居も似たような感じなのだろうか。 其ノ一(初対面) 其ノ二() 其ノ三() 其ノ四() あの兄と姉の下で育った御園ひとりなぜあそこまで堅実かつ誠実なのだろう⋯ともかくも、四話までで役者もほぼ揃いここで完結でもいいくらいだが、この先7巻まで続くらしい。春休み中の娘たち(大学生)もおもしろく読んでいる。
1投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
彰子様のキャラクターはとても素敵だが 主人公の兄姉が腹立たしい性格で正直いらいらする。 互いを控えめに思いやる2人の姿が微笑ましい。
0投稿日: 2024.01.04
powered by ブクログコミックアプリを使って全巻読破。 代表で1巻だけ登録。 ここのところブログの立ち上げにいっぱいいっぱいで、本を読めていない。せめて読了したコミックスくらいはUPしておきたいので、今日はこちらを。 ほんっとに面白かった!私がこの作品を知った時って 「久しぶりにマンガも読みたいんだけど、自分の知らない作品も読みたいな…。」 とか思って、Amazonから人気ランキング見たりして、作品を探していた時だった。ベッドシーンのバリバリあるマンガは正直好きじゃないし、ストーリーが面白くないと嫌だったから、話題になっているだけで読む気にはならずにいた。 その中で、この『パレス‥メイヂ』と『コレットは死ぬことにした』は、口コミを見ても、本当に面白いらしいと思ったので、わくわくしながら読み始めた。 まず、『パレス・メイヂ』は、架空の宮中が舞台。日本だけど正史にのっとってはいない。少女である帝が治天の君として即位している。御代は明慈。まだ江戸の気風をにじませつつも、世の中は大正時代の爛熟へと進んでいる。ローマン溢れる時代のことである。 明晰な美貌の少女、彰子帝のもとへ、御薗公頼という少年が出仕してくる。まだ大人になる前、青年期のとば口の少年だけが、帝に側近くお仕え出来るのだ。 帝を尊敬しつつも、一人の人間として大切にしようとする御薗。窮屈な宮廷の中で、帝は、御薗から清新な気風を感じ、こころをゆるしてゆく。身分の差を知りながらひかれあうふたり。しかしそう簡単に結ばれる恋ではなく…とまあそんなお話。 とにかく絵がすごく綺麗。背景や衣装なども、よく考証されて描かれている。少女漫画の中では、甘く可愛い画風ではなく、端正でうつくしい描写が持ち味だと思う。 彰子も、かよわい夢見る少女ではない。精神的にはすごく大人で、英明の天子。りりしい印象もつきまとう。こころがおとなだというのは、御薗も同様で、『ここだけは越えてはならぬ』という線は、つよく弁えている。 そんな二人の恋は、裸身の一度も描かれない。キスさえも。ただ、これ一度に命を捧げるような告白と、ハグがあるだけだ。そんなので面白いのかと聞かれそうだけれど、うん。本気で面白い。 おさえて、おさえて、秘めているけど、一途でブレない恋が尊い。当然のことながら、ライバルもいて、結婚の勅許を賜った宮様も、強引にみえつつも帝を深く愛している。男二人の静かな激闘も、卑怯な感じはなくて、一歩も退かない御薗と、大人な宮様の間に、言うに言えない絆まで感じてしまうのだ。 男性にも、このあたりは読んでいただきたいところ。 どんな感想を持たれるだろうか。 さきほど考証という言葉を使ったけれど、宮中の文化や時代・生活に関して、おそらく作者様は大変な勉強をなさって、これを描いていらしたことだろう。『少女の帝と少年の出仕の恋』という設定以外は、非常に緻密、かつフィクションを感じさせない。舞台の切り回しが絶妙だった。そういうところも、この作品が支持された、見えない理由ではないかしら。 こんなにも『花とゆめ』らしいマンガ、本当に嬉しい。 いろっぽい話もいいけれど、そういう要素がなくても、燃えるような恋は描けるのだ。これだからマンガも読むのやめられないんだよなあ。ほんと、最高。 びしっと収まるべきところに収まるラストまで、絶品だった。
3投稿日: 2023.03.08
powered by ブクログジャケ買い。明治時代っぽい、架空の宮廷を舞台に若き女性天皇と少年侍従の関係を描く。主従モノって言うのか…?彰子様の切れ長の目が涼やかで美しい。
0投稿日: 2018.10.12
powered by ブクログ奥ゆかしいラブロマンスとして満点。いい感じで完結したと思う。ダラダラ長引かなかったし。軍服の少女帝が大変凛々しく絵になるしまた性格が男前なので見ていて気持ちいい。公頼でなくても心酔してしまうだろう。上に立つ人の苦労とか辛さとかそういうのと恋愛を美味い具合に絡めて、なお且つ甘すぎないのが良かった。
0投稿日: 2018.07.28
powered by ブクログ女天皇とその侍従の少年の淡い恋がもどかしくて良い。14歳の少年期から、2年後の成長した姿に転換するのも良かった。世界かも含めて好き。
0投稿日: 2017.08.08
powered by ブクログ昨日レビュー書いたエッセイマンガの作者による、エッセイじゃないマンガ。 今まで新書館さんだったけど、この本は白泉社です。 大正時代とおぼしき時代、まだ幼い東宮のかわりに帝位についた少女と、その少女にお仕えした少年のお話。このレビューを書いてる時点で6巻で、次巻で完結するみたいですが、とにかく少女にも少年にも、周りの人にも、みんな、幸せになってほしいなぁ。 【効能】女帝論、賛成派なんですが、やっぱり大変だよなぁと思います。まぁ男でも女でも大変ですよね。 【副作用】カバーをめくりたくなりますが、白泉社なんで何もないのが残念になります…
0投稿日: 2017.04.06
powered by ブクログ2014年の「このマンガがすごい」6位に選ばれた少女マンガ。明治~大正時代の日本と、戦前の皇居内に存在した明治宮殿を舞台に描かれる、若くして崩御した父帝の後を継いで即位した少女帝と、少年侍従(本作では「侍従職出仕」→「仕人(つこうど」)との交流を描く物語である。地元書店のマンガコーナーに堂々と飾られており、以前から気になっていた作品だった。 御園子爵家の次男・公頼は、実家の経済的な苦境を救うために、宮中に侍従職として出仕する。公頼はある事件をきっかけに少女帝と知り合い、やがて彼女に淡い恋心を抱くようになる。彼女は「今上帝」ではあるが、年少の弟が帝に即位するまでの中継ぎに過ぎない。そのため将来弟に譲位しても、結婚・出産はおろか恋愛も禁じられているという、極めて不条理な宿命を背負わされている。公頼はそんな彼女の信頼を得たい一心で、彼女に仕えるようになる。 帝と公頼に流れる淡い恋心を静かに紡いでいく物語の進行は、どことなく切ない雰囲気が漂う。壁紙や調度品も、当時のものをできるだけ丁寧に再現されており、読者の評価が高いのも納得である。各話は公頼の回想の台詞で終わるところから、おそらく彼がその頃を懐かしく思って書き記した日記を、忠実に再現した物語とらえることもできる。この二人は、いったいどんな運命を辿るのだろうか?第1巻だというのに、私の頭の中には哀しい結末しか思い浮かばないのだが。
0投稿日: 2016.09.17
powered by ブクログ身辺ネタ漫画が大好きな番子さんの、これはストーリーもの。こういう主従関係のラブストーリーって一つの定番だと思うけど、ちょっとひねってあるところが著者らしい。そういうシチュエーションにさほど興味がないので、続きは読まないかも。
0投稿日: 2016.08.21
powered by ブクログ明治時代がモデルの架空の世界で、女帝と少年侍従が触れ合う話。女帝が凛としつつも茶目っ気のあるキャラで確かに魅力的ではあるな、侍従も少年らしくいい子だし、だが何かもうひと押し……と、思っていたところに鹿王院宮! 蠱惑的な口髭! 悪魔的な笑み! ノックアウト! 彼の登場で一気に物語も進み出したし、これはもう続きが楽しみでなりません。主に宮様の暗躍が!(笑)
0投稿日: 2015.11.26
powered by ブクログ主従愛というか、彰子様カッコいいわ、御園君可愛いわでもう。……久世さんは「盛絵」で知ったのでそのイメージが強かったので繊細な絵柄も新鮮で素敵でした。
0投稿日: 2015.10.23
powered by ブクログ* 深宮戀語01 作者:久世番子 譯者:郭名珊 出版社:東立 出版日:2014/3/21 ISBN:9789863482802 語言:中文繁體 適讀年齡:全齡適讀 定價:100 元
0投稿日: 2015.09.09
powered by ブクログLINEマンガで読んでたけど続きが早く読みたくて買ってしまった。しかし買って損無し面白い! 身分違いはテッパン。
0投稿日: 2015.08.30王道を行く身分違いの恋
明治時代を元にした世界で起きる身分違いの恋を描いた作品。 久世先生の作品は暴れん坊本屋さんなどエッセイ漫画しか読んだことなかったので、恋愛物というのはどうなんだろうかと思ったのですが、これが面白い。ストーリーも人物も過度になりすぎず読みやすく、そして何より今その人が何を想っているのかがしっかりと伝わってきます。
3投稿日: 2015.05.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もっとガッツリ恋愛漫画なのかと思っていた。 それよりも二人の絆が構築されていくまでの過程を 丁寧に描いているので、ある意味新鮮。 少年が青年へと成長していく上で二人の関係も また徐々に変わっていくので、もう少し 続きが読みたくなる。
0投稿日: 2015.03.10
powered by ブクログ本屋で試し読みが置いてあり、読んでみたら…2巻まで勢いで買ってしまいました。笑 少女帝と少年侍従の恋(?)が巡り合う宮殿での物語。 14歳も16歳も御園かわいいな〜!そして彰子様凛として素敵…!続きが気になります。
0投稿日: 2014.12.17
powered by ブクログ初めてのエッセイ以外の漫画でドキドキでしたが、面白かった!この雰囲気の完成っぷり!「なんて素敵な~」読んでて助かりました。 今上陛下の登場にやられてしまいましたよ。
0投稿日: 2014.07.23
powered by ブクログ少女帝と侍従職出仕(見習い)の少年の身分差宮廷浪漫。彰子様お可愛らしい。あらあら、素敵な籠ですこと。御園と宮様の確執はどうなるものか。
0投稿日: 2014.06.29
powered by ブクログ久世さんの少女マンガ読むのって初めてかも!?って思うぐらい不思議な感じ(笑)番子さんのあのスタイル(どのスタイルだよ)のイメージしか思い浮かばないので、こんな少女漫画風の絵もお描きになるのね~なんて(笑) 彰子さまの軍服姿にキリリとした性格、ファンクラブがあってもおかしくないよね~ いきなり2年経っててびっくりした。少年の成長はあっという間だけど、この二人今後どうなるの~
0投稿日: 2014.04.01
powered by ブクログわー、面白かった。去年の暮れに新宿ブックファーストの「名著百選」に選ばれていて気になっていた本です。こちらの時代で言うと、明治天皇の御世からのパラレルワールド的な天皇家宮廷ライフ。1巻だけでも取りあえず纏まっているけれど、まだ若い女帝と14歳で侍従出仕にあがった御園くんのこれからが楽しみでならないわ~。
0投稿日: 2014.02.13
powered by ブクログ『乙嫁語り』のような、作者の萌えポイントを追求した漫画。即ち萌え漫画。 少女帝と少年宮仕えの話で、恋のような友情のような忠義のような、そんな感情をしめやかに上品に描きます。さわやかな読後感。
0投稿日: 2014.01.30
powered by ブクログ江戸時代の「大奥」と、明治時代の文明開化による西洋式の「宮殿」を合わせたような場所を舞台にした、若い女帝とその少年侍従の話。花ゆめシリーズらしく、ソフトで少し切ない感じのストーリーになっていて、なかなかの秀作だと思う。
0投稿日: 2013.12.31
powered by ブクログ最初の印象としては、「絵が苦手かも…」というものだったのですが、読んでみると気にならない! すごく面白かったです。 身分違いの恋ってなんでこんなに胸がときめくのか・・・ だけどこれで終わりかと思ったら続くんですね。 ここで終わておいたほうがきれいだったのに・・・となるか、続きもおもしろーい!となるかは、次の巻で決まりますね。
0投稿日: 2013.12.30
powered by ブクログ絵も設定もセリフも全てが久世番子。番子さんの久しぶりの少女漫画、暴本なんかのエッセイマンガがすきなら間違いなくオススメ。
0投稿日: 2013.12.24
powered by ブクログ面白かった。立派な人物でありながらどこか可愛らしいところのある彰子陛下と、真面目なんだけど結構度胸のある御園の組み合わせはなかなか素敵。
1投稿日: 2013.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
書店で衝動買いした一冊。 先帝・明慈帝が造られた宮殿『パレス・メイヂ』。 男装の今上帝・彰子様と侍従職出仕として働くことになったの御園公頼。 御園がみた陛下の素顔とは・・・ 陛下と御園はどうなるのか続きが楽しみです(^^♪ 幸せな結末になってほしいけど、身分とか問題が色々だよね(-_-;) しかし、御園の兄と姉はどこまでも嫌な感じだなぁ・・・同じ兄弟なのに全然似てない(^_^;)
0投稿日: 2013.07.21
powered by ブクログ油断してたら最後萌えた…。身分の違い故わきまえのある恋慕。いつだって気高く美しい孤高の存在というのは憧れの対象ですなぁ。
0投稿日: 2013.07.18
powered by ブクログ(書店で作品紹介用の冊子を立ち読み) お、惜しい・・・設定はものすごーーーーくツボだったのですが、世界観の掘り下げ不足と絵柄があまり好みではなくて、購入するに至りませんでした。残念無念です。
0投稿日: 2013.07.08
powered by ブクログめくりめく番子趣味の世界にツボ突かれまくり。男装の少女帝と、子爵家次男である従者。困難と不自由のなかにあるふたりの幸せを、願わずにはいられない。
0投稿日: 2013.06.28
powered by ブクログ主従物語。性別は少女マンガ風味とはいえ、この「仕」側の気持ちは(この作品に限らず)理解を超えるのですごい。隷属ではないが依存ではある。けど盲目じゃダメ。2巻もたのしみ。
1投稿日: 2013.06.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
明治宮殿をモデルに架空の時代、架空の国にある パレス・メイジ。和洋ミックスなレトロで壮麗な世界にうっとり! パレスに侍従職出仕として、軍服を着た若く美しく聡明な 彰子陛下の元で働くことになった公家の坊ちゃん御園。 梅の花が香り初むる、八重桜が舞う宵。 描かれた景色と言葉から想像を広げる景色。 番子さんが用意してくれたうっとりする世界と 甘い恋で、読み終わるのがほんとに寂しいっ! もう少しと言わず、長く長くこの世界の続きが見たいなぁ♡ 不自由はあっても、2人にとって心の結びつきが穏やかで幸せな 籠の中の生活になるといいなぁ。
1投稿日: 2013.06.27
powered by ブクログパレス・メイヂ 1巻:架空明治の宮廷ロマンス http://orecen.com/manga/palace-meiji01/
0投稿日: 2013.06.23
powered by ブクログ番子さんの久しぶりの少女マンガは少女帝と彼女に仕える少年侍従の話。舞台は和と洋が入り混じる壮麗なる宮殿パレス・メイヂ。軍服のクールな少女帝・彰子と彼女に仕える侍従の御園が交わすほのかな恋模様。 キュンとしました!御園が16歳になってからの展開とか特に。彼はどんな籠になり、帝を守るのでしょうね~。続きが気になる。大奥みたいよね~ ちょいちょい挟んでくるコメディ要素はやはり番子さんらしい。笑える。
0投稿日: 2013.06.23
