
総合評価
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powered by ブクログハヤカワ ミステリマガジン 21世紀翻訳ミステリベスト!第2位 2007年国内ミステリ各賞を総なめにした ジェフリー・ディーヴァーの代表作。 ジェフリー・ディーヴァーは アメリカを代表するミステリ作家。 1950年イリノイ州シカゴ生まれ。 ウォール・ストリートで弁護士として勤務。 長い通勤時間にミステリ小説を書き始め、 1990年、専業作家となる。 本作はディーヴァーの代表シリーズである 「リンカーン・ライムシリーズ」第7作。 2006年、アメリカで出版され、 2007年、日本刊行。 このミス第1位、 週間文春ミステリー第1位、 日本冒険小説協会大賞〈海外部門〉第1位。 国内ミステリ3冠を達成した 現代アメリカミステリのひとつの頂点だ。 四肢が麻痺した鑑識の天才リンカーン・ライムが 活躍するリンカーン・ライムシリーズ。 その最大のライバルとも言うべき 稀代の殺人者ウォッチ・メイカーが登場する衝撃作。 残忍な手口で殺人が行われ、 どの現場にもアンティークの置時計が残されていた。 やがて犯人が同じ時計を10個買っていることが判明する。 つまり、被害者候補はあと8人いるのか? 背筋が凍る展開。 「人間嘘発見器」の異名をもつ、 キネシクスと呼ばれる技術に長けた 尋問の天才キャサリン・ダンス捜査官も初登場。 公私ともにパートナーである ニューヨーク市警刑事アメリア・サックスとともに チームでウォッチメイカーを追う。 2006年と言えば、 イラク・フセイン元大統領の死刑が執行され、 アメリカ国内では第一次湾岸戦争への 反戦ムードが高まっていった年。 911への怒りが失望へと変わっていった時代。 そんな年に ウォッチメイカーは登場した。 次々と殺人を犯し、 現場にアンティークな時計を残す。 独特の美意識と狂気。 この作品の特長を一言で言うならば、 「圧倒的などんでん返し」。 ウォッチメイカーの仕掛ける罠に リンカーン・ライムは 陥りそうになりながら、 察知し、するりとかわしていく。 ライム、ダンス、サックスを中心とした チームの能力の高さが、 ウォッチメイカーを徐々に追いつめていく。 恐るべき殺人事件を扱いながら、 ある種の軽妙さも見せて、 上下2巻の大冊をものともせず、 どんどん読み進められた。 複雑なプロットの連続。 その果てに見えてくる真実は 何とも奇妙な後味だ。
0投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログ常に捜査陣の先を行く犯人の目的は? 今までの中で最強?のウォッチメイカーというキャラと、ディーヴァーのストーリーテリングの手腕に、読者はどんでん返しの連打を喰らいます。ミステリは面白い!
0投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログ前半は色んな事件が起きつつ決定的な被害が出る前に阻止する展開が続き、なんだかもったりしてるなあと思いきや、下巻に入ると早々にウォッチメイカーの相棒が捕まり、ウォッチメイカー本人も逮捕される。んが、そこからさらに二転三転していき、前半だけでなく、さらには『ボーン・コレクター』へも繋がっていき……という後半における怒濤の盛り上がり方がすごかった。尋問の専門家キャサリン・ダンスをはじめ、脇を固めるキャラクターが敵味方とも立っていてそこも魅力的。しばらくしたら再読したい。
3投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
傑作、との評価が高いので読む うーん、ちょいややこしすぎ 前半のウオッチメイカーがライムの天敵、とされる割にターゲットに逃げられまくる そんなに凄い犯人なの?と思っていたら 2段落ち、三段落ちと真相が現れてくる。 よくいえば技巧派、悪く言えば不自然 続編が出たようなので、そちらも読んで見よう 初登場のキャサリン・ダンスが印象的
0投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログ3.8。面白い海外ドラマみたいに面白い小説。3分の1すぎたあたりから加速して一気に読み切った。満足満足。正直このシリーズの一作目であるボーンコレクターはピンときてなかったのだが、今回は実に楽しかった。
0投稿日: 2025.02.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻では、ライムとサックスのペアがウォッチメーカーと呼ばれる犯罪者を追っている場面とウォッチメーカー側の視点とが交互に繰り返される構成。 ウォッチメーカー側の構成員も名前などがはっきりと描かれており、少し展開が間延びしている感じもして、正直微妙な作品かな、と思っていた。 同時に進行していたサックスの父親が関連していた汚職警官たちの話もなかなか進展もしなかった。 が、下巻に入ってからは、怒濤の早さで展開されていき、とっても面白い作品であった。 下巻早々にウォッチメーカーの相棒が捕まり、その後ウォッチメーカーも逮捕される。そこで、作品として終わりかなーっと思ったところ、次の計略が明らかになる。どの犯罪の裏に誰が隠れており、最終的に利益を得るのが誰なのかが、光明に隠されており、ドキドキした。 ウォッチメーカーを使って犯罪をしたように装ったが、実際にはウォッチメーカー自身が犯人であり、逮捕されなかったのも合わせて、予想外であった。 まずは、再読して、序盤からの伏線を楽しみたいと思った。 さらに、次のウォッチメーカーシリーズもあるというので、そちらもたのしみ。
8投稿日: 2025.01.21
powered by ブクログ桟橋の端に残された月が描かれた置時計と血溜まり。 同日、路地で倒れた男の喉は40キロ近い金属のバーで潰されそばには同じ時計が置かれていた……。 時計に異常な執着を見せる男の目的とは。シリーズ7作目 海外ミステリといえばディーヴァー。間違いなく読みやすい上に面白いから、読む時の安心感が半端ない。 今作は過去作との繋がりもあり、最高。 まさかここであの事件のあの人たちが出るとは思わなかった!サイコウかよー!!! 今作登場した人間嘘発見器のキャサリン・ダンスは私的イチオシのキャラ→どうやらスピンオフ作品がシリーズ化されているらしい。楽しみが増えた〜!! リンカーン・ライムは今作もツン強めのツンデレやし、アメリア・サックスは今作も悩み迷って道を見つけている。カッコいい! あと、ルーキーことロナルド・プラスキーの成長が良い。とても良い! 楽しかったー!!
10投稿日: 2024.11.06
powered by ブクログここまで綿密に犯罪計画を練った狡猾な犯人も、ここまで証拠を科学的に徹底的に分析して犯人の計画を阻んだ探偵もいなかっただろう。こういう犯人は大好きだ。 続編が出ているのは知っていたので「ウォッチメイカーは捕まらんのやろうな」とは思っていたが、それを差し引いても大黒字になるほど面白かった。上下巻に別れているからこそ、あの時の驚きはより大きかった。
0投稿日: 2024.10.27
powered by ブクログ鬼★5 シリーズ最強の犯人を捕まえられるか!ミステリーランキングを席巻した名作 #ウォッチメイカー これまでのレビューは上巻にて https://booklog.jp/users/autumn522aki/archives/1/4167705885 ●次々と場面が展開されるミステリー活劇 追手と逃げ手の目線で、次々とドエンタメな場面が描写される。それこそハリウッド映画のアクションシーンを見ているようなんです。刑事がこういうアプローチをしたら犯人はさらに先手をいっている。やっと事件に目途がついたと思ったら、新たな情報が提示されて突き放してくるんです。 ミステリーだったらありがちじゃないの? と思うかもしれませんが、こんな展開1つや2つじゃないし、えらいスピード感で大波小波が押し寄せてくるんです。 一番ひっくり返ったのは、二つの事件が一つに合わさるシーンですね。これ以上詳しくは言えないのですが、これまでの語られてきたストーリーの腹落ち感がエグかった。とはいえ、ページ数もまだまだ余ってるので、これで終わらないというのが恐ろしい。 ●ウォッチメイカーをはじめとする悪者たち ○ウォッチメイカー たしかに最強の悪者だったわ… 几帳面な性格で狡猾無比、緻密で重厚な計画を立てる悪魔。マジでこんな奴は早く逮捕して欲しいわー。なにより動機がシンプルかつ恐ろしい、震えあがりました。 ○ヴィンセント・レノルズ(ウォッチメイカーの相棒) キモすぎるんですが、ただ… 背景を想像すると、可哀想とも思う。子ども頃の愛情や、成長期の人との繋がりって本当に大事ですね。 他にも悪者がいるんですが、もう腸が煮えくり返る。もうあんたサイテーだなと叫びたい。しかしこんな強敵に立ち向かっていくからこそ、ライムやサックスが鬼カッコイイんだよなぁ。これからのシリーズでも負けないでって応援したくなりますね。 さて、まだまだ語り足らないのですが、このくらいにしておきます。まぁもう名作なのは間違いないので、ぜひ死ぬまでには読んで欲しい一冊でした。 ■ぜっさん推しポイント 大変な事件でしたが、ライム、サックス、プラスキー、ダンス、ルーシーなどなど、多くのキャラクターが成長していくんです。生きてると辛いこともたくさんあるけど、課題を乗り越え、次のステップを踏み出していく姿に胸を打たれましたね。
88投稿日: 2024.10.15
powered by ブクログジェットコースターに例えれば、上巻はカタカタカタと車両を高い位置に持ち上げる言わば準備段階で、下巻がまさにアトラクションのメインの部分。急降下もあればループもあったりいろいろな仕掛けが施されているスリル満点のアトラクション。 犯罪の全貌が見えたかと思えば、実はそれは一部に過ぎず、外側に別の目的がある、ということが数回繰り返される。ライムたちは犯人に翻弄されるが、ギリギリのところで先手を打って最悪の事態は逃れる。 まさかあの人物が黒幕だったとは。そして「ボーン・コレクター」からつながっていたとは。 そしてウォッチメイカーは続編にも登場するライバルになっていくのかな。 本作で特に活躍が印象的だったのは尋問のプロであるキャサリン・ダンス。彼女なくしては本作は成立しなかった。と思っていたら彼女主役のスピンオフ作品があるんですね。
0投稿日: 2024.08.27
powered by ブクログ中盤から後半にかけて畳み掛けるような伏線回収とどんでん返しに夢中になった。 登場人物一人ひとりの魅力や知識の豊富さから1人の人間が描いているとは思えない。 著者の他の作品も読んでみたい。
0投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログリンカーンシリーズ 第8作 あっちもこっちもつながって、つながりのきっかけを思い出すのが大変 無駄がひとつもない 最高
3投稿日: 2024.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
相変わらず魅力的な犯人に、今回は魅力的な捜査官も登場してその対決がなかなか面白かった。 アメリカの刑事ドラマによくある、二つの事件を同時進行させながら、やがては交錯するとゆう展開にさらに一捻り。キネシクスのうんちくも興味深い。 ウォッチメイカーの今後の登場に期待。
1投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログ少し前の「ソウル・コレクター」でディーヴァーのリンカーン・ライム・シリーズに興味が出て立て続けに読んだ本作。 評判の良い「コフィン・ダンサー」「ウォッチ・メーカー」「ソウル・コレクター」(刊行順)の中で本作が一番好みかな。 しかし1点だけ納得出来ない事があるので残念。
0投稿日: 2023.02.21
powered by ブクログシリーズ史上最強の敵ウォッチメーカー なるほど最強ヽ(´▽`)/ アメリア他、被害者、関係者などなど スッキリ解決! ウォッチメーカーは…ですけど(´ω`) 今までの犯人とは違って嫌いになれない私笑 さらに進化して登場するのかしら…?
6投稿日: 2022.05.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
リンカーンライムシリーズ7作目。シリーズの中でも評価の高い作品という事で期待して読んだ。前半では犯人が連続殺人を失敗しまくっているので「?」な感じだったが後半に入って理由がわかると共にそのあと更に畳みかけるようにドンデン返しに続くドンデン返しが。この展開を予想できる人はいない事はないかもしれないが少ないだろう。少しひっくり返し過ぎの気もするが、面白かった事は確か。詳細→ http://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou19107.html
0投稿日: 2021.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少年は生まれながらにして孤独だった。 予定外にできた子供だったから、両親の接し方はーどこか戸惑ったような雰囲気がつきまとっていた。 チァールズは自分の時間を何かで埋めずにはいられなかった。 家を満たす堪え難い静けさにじわじわと絞め殺されていくような気がして怖かった。249ぺージ引用 知っていたかヴィンセント。メディキュラスって言葉は、おびえるという意味のラテン語メティキュロサスから来ているんだ。 正確でない物、秩序だっていないものを目にすると、頭を掻きむしりたくなる。250ページ引用 3度目の購入です。当時何度も読みました。
2投稿日: 2021.05.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
天才捜査員犯罪阻止成功天才犯罪者逃亡成功結果引分 犯行の目的が十重二十重に隠されているところが面白かった。ヒントは散りばめられているところも作者の力量を感じた。 アメリアのパパは善人でよかったね
0投稿日: 2021.04.10
powered by ブクログリンカーン・ライムシリーズ第7作目下巻。 今シリーズ初めて犯人を取り逃した。 しかしまたその犯人がシリーズ中に出てきそうな余韻を残している。 今作は文句なしにとても面白かった。 キャサリン・ダンスの出現も興味深く、また出てきてくれるのが楽しみだ。
0投稿日: 2021.02.13
powered by ブクログ芸能界の読書家とも言われる石坂浩二さんへのインタビュー記事で絶賛されてたウォッチ・メイカー。そんなに面白いならと疑い半分で読むと想像以上のどんでん返し続きの展開で上下巻となかなかのボリュームだが、全く長いと感じさせないくらい面白かった。他のシリーズもぜひ読んでみたい。
0投稿日: 2021.01.23
powered by ブクログあ〜面白かった。やっぱりディーヴァー、やっぱりリンカーン・ライム。今回はライムがサックスに寄り添いすぎで弱みをたくさん見せてたなぁ。 そして、キャサリン・ダンスがいい。彼女をメインにしたスピンオフもあるらしいからそのうち読んでみたい。
0投稿日: 2020.02.21
powered by ブクログ確かに大どんでん返し。 なぬー。 .....と思わせて、またまた大どんでん返し。 .....なんだけど、最初の大どんでん返しでよくね? 残りページ少なくなって、犯人捕まるの?って思ったら、 都合のいい偶然で話が進んでいくのはイマイチ。 ハリウッド映画向けかな。
0投稿日: 2020.02.20
powered by ブクログやっぱりおもしろかった。 どんでん、どんどんでん、でんどんでん返し。 さすがに多いわ。ってなったけどまあよし。
2投稿日: 2019.10.26
powered by ブクログいや〜、参りました。 こんなに大きなどんでん返しが待っていたとは。 ただただ読んでて楽しかった。 ストーリー的にも本当に素晴らしかった。
1投稿日: 2019.08.08
powered by ブクログリンカーンライムシリーズを電子書籍で1弾から読み続けていますが、これの「ウィッチメーカー」が一番面白いです。この後のシリーズがこれを超えてくれることを期待しながら、今出ているシリーズ読破したいと思っています。
0投稿日: 2019.05.10
powered by ブクログこのミス海外編2008年版1位。リンカーン・ライム・シリーズ7作目。1作目のボーン・コレクター読んで以来に2冊目。これまでの海外編1位のやつは、やたら難解で読みにくやつばかりだったけど、この人の本は読みやすい。殺し屋にやられたと思ったらギリギリで推理が間に合って事件を未然に防ぐ展開が続いて、安心しながらドキドキできて心地よい。何層にも偽装を重ねて裏をかくのが現実離れしてるんだけど、目につくような瑕疵がなく納得させられてしまう。論理の美しさと、感情移入できる自然な表現で最初から最後まで楽しめた。
2投稿日: 2019.02.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(上巻より) こんな早くに犯人が捕まってどうするの? という展開だった事件も面白かったけど、 アメリアの尊敬する父親が汚職警官だったことが暴かれ、 警察を辞めようとするサイドストーリーからも目が離せなかった。 最終的にライムがその真実を明らかにしてくれて、 辞めるのをとどまってくれた良かった。
0投稿日: 2019.01.26
powered by ブクログ【残忍な手口で殺された二人の男。現場には不気味な置き時計と、"ウォッチメイカー"と名乗る者からの詩が残されていた。捜査の結果、犯人は店から同じ時計を10個購入していたことが判明。残る8人の殺害を阻止するため、ライムは尋問のエキスパート、キャサリン・ダンスとともに犯人を追う。一方、刑事に昇格したアメリアは、ある会計士の殺人事件を捜査していたが、事件の裏には腐敗した汚職警官の影が……。】 シャーロック・ホームズにはモリアーティ教授。明智小五郎には怪人二重面相。かの名探偵には、永遠のライバルとも呼ぶべき宿敵がいました。 そして遂に、ライムを翻弄する、シリーズ最強の宿敵が登場します。その名もウォッチメイカー。時計屋の呼び名に相応しく、殺人計画は非常に精密かつ的確。呼吸するように嘘をつき、人を殺すことに何の抵抗も持たない、まさにサイコパス。先の先まで綿密に計算された計画に、ライムたち捜査チームはかつてない苦戦を強いられます。 ディーヴァー流どんでん返しの極み、と言うべき代表作です! ひっくり返されたと思ったら更にひっくり返されて、巧妙に張られた伏線で足元をすくわれ、予想外のつながりに度肝を抜かれるなど、とにかくとんでもない作品でございます! 明日予定がない夜に、タップリ夜ふかししてお読みください! 止まらないですよ!
0投稿日: 2018.12.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ第7弾。不気味で残酷な犯人がいてそれに挑むライムたち。サックスの父親のことや過去のこととかプラスキーの成長とかもあってシリーズとしての面白さも充分。証拠から結論を出し、解決かと思ったらまだその奥に隠されたものが見えて終わりがなかなか見えてこない。この二転三転する展開が素晴らしい。強引さは全く感じられずにスムーズに読めるしなんといってもどんでん返しのキレがいい。7弾までの最高傑作。
2投稿日: 2018.11.15
powered by ブクログリンカーン・ライムシリーズ7作目。四肢麻痺で身動きの取れない元科学捜査官ライム。大どんでん返しの連続に今回も気持ちよく振り回されました。今作に登場した尋問の専門家ダンスはこれまたシリーズ化されているとか。終わらない…。
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログいやー、犯人捕まったなぁ〜 …えっ!?ええっ?何で? まだ数百ページ残ってる… 知能犯 対 探偵の最高峰
0投稿日: 2018.10.06下巻になってストーリー展開は加速するも面白さは減速
簡単に表現するならばヒネリ過ぎということだろう。余りにも複雑な推理を犯人側からも警察側からも展開しすぎた結果である。本来この作品を読む目的はキネシクス専門家キャサリン・ダンスの初登場の場面を読みたかったから。その点は充分に楽しんだので満足している。この後はキャサリン・ダンスのシリーズにシフトする予定。もう一つ本書のテーマは悪徳警官とサックスの使命感との闘いである。そもそも遣り甲斐や達成感って何だろう、犯罪者と警察の両方が互いに問いかけているのだ。
0投稿日: 2018.10.04
powered by ブクログ物語が進むにつれて、事態は二転三転と移り変わり続ける。しかも突拍子も無い不要な展開ではなく、全て一つのテーブルに素晴らしく積み立てられているのである。 止まることなく展開し続ける物語に一気に読み進めてしまった。
0投稿日: 2018.07.23
powered by ブクログ傑作!いいから黙って読め! これに尽きる。 野球をやっていると思っていたら、このルールはラグビーだと気づき、次の瞬間、カーリングに興じていたでござる。 どんでん返しに次ぐどんでん返し。 いわゆる「どんでん返し」とは、予測がつかない方向にストーリーの流れが急変することである。しかしジェフリー・ディーヴァーは、どんでん返しと同時に読者の脳を金属バットで殴ってくる。 ボーッとできる瞬間がほとんど皆無。 えっ?ジェフリー・ディーヴァーを読んだことないの?・・・それは羨ましい。是非「ボーン・コレクター」を読むべし。そして、「ウォッチメイカー」に進むべし。
1投稿日: 2018.02.25
powered by ブクログ面白かった。後半のスピード感溢れるどんでん返しに次ぐどんでん返しで読むのを止められなかった。プロットがいい。 このシリーズを読むのは初めてで、登場人物ではリンカーン・ライムとアメリア・サックスのコンビニにはそれほど思い入れは生まれなかった。ただ、ウォッチメイカーとキャサリン・ダンスが凄くいい。特に、上巻では不気味なだけだったウォッチメイカーが実態を持って動き出す下巻は最高。ウォッチメイカーが出てくる続編をすぐに注文した。 事件が収束してからがちょっと冗長かとは思ったんだけど、ラストは凄くいい終わり方だったから納得。
0投稿日: 2017.09.17
powered by ブクログ下巻が始まって、割とすぐに事件が収束していくように見えるのだが、まだページ数余ってる。 と思っていると、次々にどんでん返しが起こり予想のさらに上をいく展開に、ただただ呆然とするだけであった。 こんなこと思いつく犯人もすごいが、その先をいくライムは一体何者なんだ。 しかも本作は「リンカーン・ライム・シリーズ」の七作目というではないか。 全6作も是非読んでみようと思う。
0投稿日: 2017.02.16
powered by ブクログリンカーン・ライムシリーズ。私はスキンコレクターから読み始め、私にとっては3作目。 9.11に触れられている。ビフォア・アンド・アフター。私は3.11からは震災対策の必要性と言う意味での世界(考え方)は変わったと思うが、米国人にとっては9.11はどのような影響をもたらしているのだろうか、今度知人に聞いてみたい。 本作もミスリードからのドキドキ、ドンデン返し感が面白く、あっという間に読んでしまう。著者の能力に脱帽。尋問時の行動心理学の専門家が出てきて、洞察力で色々分かってしまうと言うのも興味深く読む。
0投稿日: 2016.08.30
powered by ブクログすごいエンタメ小説を読んだなあ、と読み終えて思わず感嘆の溜息をついてしまいそうな、とにかく面白いミステリーでした! 読み終えて、この『ウォッチメイカー』の下巻のイメージは、ボクサーが浮かんできます。鮮やかなツイストの連続、めまぐるしく変わる展開は、蝶のように舞い、蜂のように刺す、そんな身軽なボクサーのイメージを浮かべてしまいます。 ただ、この小説の凄いところは、その一発一発のインパクトが強いところ。息つく暇を与えないとはまさにこのことで、「なるほど、そうきたか」と思わせたら、「え!? こう来るの!」となり、そしてさらに「また、流れが変わった…」という展開が続くのです。いつ果てるか分からない激流にずっと押し流されているようで、どんどん読みふけってしまいます。 身軽に打ってくるパンチがジャブどころか、いずれもストレート並みの重さがあり、そして、アッパーもしっかりと決めてくれる、そんな小説なのです! 展開、構成の妙ももちろんありますが、シリーズ一作目の『ボーン・コレクター』とのつながりや、捜査官のアメリア・サックスの刑事の威信を懸けたドラマなど、他の読みどころもしっかりと押さえているのも、うれしいところです。 単体のミステリとして読んでも面白く、シリーズものならではの面白さもしっかりとある。リンカーン・ライムシリーズの中でも、評価が高いのに納得の作品でした! 2008年版このミステリーがすごい! 海外部門1位
2投稿日: 2016.05.17児玉清さんの解説に注目
やけにトントン拍子に犯人を追い詰めていくなぁと思っていたら、やはりそんなんで終わるわけがないですよね。なんたってディーヴァーですから。途中で事件解決となってても充分面白いし、どんでん返しもちゃんと盛り込まれていて、おそらく多くの作家はここで終わりなんだろうな。ディーヴァーの場合、そこからが真骨頂。後半の犯人との知恵比べはシリーズ最高の戦いだろう。児玉清さんの解説も面白くて、お陰で英文の翻訳の妙というものが垣間見れた。
0投稿日: 2016.05.08
powered by ブクログ事件の真相が2転3転する複雑な内容。しかし、それは犯人が緻密に計算し、作り上げた計画の中に組み込まれていた。 ウォッチメイカーというタイトルの本当の意味を理解した時からこの小説のおもしろさが本格的に実感できる。
0投稿日: 2016.01.24
powered by ブクログ上巻からの続き。 映画にもなっているボーンコレクターからも、猟奇的なものを想像して読んでいたが、いい意味でも裏切られた。 話の終着点は、猟奇でもなく、ウォッチメイカー→時計の複雑機構から展開されるところにあった。 ミステリーとして読者を飽きさせない展開が凄いと思った。 繰り返し読みたいとは思わないけど、犯罪、ミステリー、展開、を楽しみに読みたければこの本という程、ウリのあるものになっている。
0投稿日: 2016.01.04
powered by ブクログリンカーン・ライムシリーズの7作目。 背表紙に書かれたどんでん返しがどんなものかと期待していたのだが、それはラストシーンで怒涛のごとく繰り広げられるのではなく、ストーリー展開の中で(途中で)これでもか、これでもかと披露される。 それはもう、見事なもので、こんな二重三重に張り巡らされた犯罪計画を実行されたら、テロなんて防ぎようがないな、というのが正直な感想。 いやホント、見事です。 やっぱ、ディーヴァーはすごいな、と思う。 ラストは、逆に穏やかな余韻の残る印象的な終わり方で、なかなかいい。
0投稿日: 2015.12.24
powered by ブクログライムのチームは、展開する不可解な事件に挑むことになるのだが、事態は二転三転し、最終盤までに「えっ?!」という展開がどんどん続く…お奨めだ!! 本作では「心揺れるサックス刑事」も読みどころだと思う…
0投稿日: 2015.12.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
リンカーン・ライムシリーズ7作目。 強烈などんでん返しという感じではないけど、二転三転するのは面白い。 2つの事件が絶対に絡んで来るのが判ってるのに、なかなか絡ませない。読み手は早く二人が協力して事件に挑んで欲しいのに、上手く程よく焦らす(笑) サックスに対するライムの愛情が今回はよく伝わってきて、サックス父の事件をさらりと解き明かすシーンはとても好きですね。ライムならではという感じ。 今回登場したキャサリン・ダンスがとてもいいーーと思ったらちゃんと派生してた。ライムシリーズでは次々回作で再登場するので楽しみ。 含みを持たせた感じなので、これは続編があるのかしら?
0投稿日: 2015.09.04
powered by ブクログ図書館で。 私はあまり仕事熱心ではないのでわからないんですが一度かかわった事件ってそんなに他の人に渡したくないものなのかなあとぼんやり思いました。まあわからなくもないけど…やっぱりわからないかなあ。 という訳で警察の汚職問題に尊敬する父が関わっていたので苦悩するアメリアさん。これもわからなくはないけど…アメリアさん結構ファザコン。そしてシリーズ最強の犯人登場。何考えているのかわからない犯人って怖いですね。 そして今回初めて出てきたキネティクスだか何だかという尋問方法が面白かったです。色々と調べつくされているんだなあ、人間って。続きも楽しみです。
0投稿日: 2015.05.19
powered by ブクログ2012.03.14読了。 上巻と同時に購入。 リンカーン・ライムシリーズ7作目にして 一番最初に読んだ作品。
0投稿日: 2015.03.02
powered by ブクログ犯人捕まったーと思ったけど、まだかなりのページが残っていてドキドキした。 スマートな犯罪者。 もう一度、読み直したいなー 児玉清さんの解説も、とても素敵でした。
1投稿日: 2015.01.20
powered by ブクログ長い長い序章ともいうべき前半が過ぎれば、物語は一気に動き出す。よくもまぁ、これだけ複雑なプロットを捻り出したものだと感心。必ずどんでん返しが用意されている、と読み手は分かっている。その予想を遥かに超える仕掛けを組み込む作者の力量は凄い。
0投稿日: 2014.06.30
powered by ブクログシリーズ1と言われるだけあって、すごく面白かった。新キャラのキャサリン・ダンスもいい味だしてて、キャサリン・ダンスシリーズも読んでみたくなった。
0投稿日: 2014.06.17
powered by ブクログ2月-3。4.0点。 意外な動機と、意外な展開。 さすがのディーヴァーという感じ。 ちょっと消化不良の感じもあったが。。。
0投稿日: 2014.02.21
powered by ブクログ面白い! ジェットコースターのように事件が起きて、 ドンドンどんでん返しが起きる 初期の頃の雰囲気に戻っています。 今回初登場のCBIのキャサリン・ダンスが、 中々良いですね。 それと、ルーキーのロナルド・プラスキーが、 いい活躍をしています。
2投稿日: 2014.02.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ウォッチメイカー」を名乗る人物による連続事件が発生し、主任担当の熱心な要請でリンカーン・ライムのチームが担当することになる。アメリア・サックスは別の事件を主任として担当していたが、迷った末に事件をかけもちすることになる。 「ウォッチメイカー」の事件は、犯人があと一歩というところで逃げおおせ、しかし被害者は殺せず助かるという展開の繰り返し。これが実は……というディーヴァー流どんでん返しにつながっていくわけだが、毎回のことで今回も同じように展開していくのだなぁと予想がつくようになってきた。サックス主任担当の事件は、調べを進めるうちに警察内部の大規模な汚職事件に発展。 結局、ライムはギリギリで「ウォッチメイカー」の狙いに気づいてテロ行為を事前に阻止。しかし「ウォッチメイカー」本人は取り逃がしてしまうという、ある意味で引き分けの結果に終わる。この先「ウォッチメイカー」の再登場はあるのだろうか。事件現場に時計や詩を残してみたり、殺害方法に凝ってみせたりする所は、本気の殺人犯だと思うと「やりすぎ」感が否めないが、そもそも本当の狙いが殺人ではないのであれば、まぁその程度の演出は「あり」かな、とも思う。サックス父の汚職疑惑も「これは同僚の罪をかぶったか囮捜査のどっちかだろう」と思ったが、これは予想通りで良かったと思う。 さて、本作では、後に自前のシリーズを持つキャサリン・ダンスが初登場。カリフォルニア州捜査局(CBI)の捜査官で、仕草や微妙な表情の動きから嘘を見抜く技術を持つ「キネシクス」だそうだ。ドラマの「メンタリスト」や「ライ・トゥ・ミー」の発想はここから来たのだろうか。 そして意外なところで第1作『ボーン・コレクター』の登場人物が再登場するが、ごめん全然思い出せなかった。
0投稿日: 2013.12.22
powered by ブクログこの犯人の計画、凝りすぎじゃないだろうか? その点では、現実感がない気がする。 犯人の計画に先回りして、気づく主人公達も超人すぎる。 どんでん返しを作るために、いよいよ現実離れが加速した感じ。
0投稿日: 2013.08.19
powered by ブクログウォッチメーカー事件は思わぬ方向に展開する。緻密なストーリー、登場人物の設定(ルーキーがだんだんと一人前になっていく降りは、『鬼平犯科帳』の木村忠吾を連想してしまった)、犯行の動機、どれも想像を絶する。ケチをつける人も多いようだが、前作と同様、やられたと思った。 それと池田真紀子さんの翻訳が素晴らしい。児玉清さんが解説の中で、原文との比較対照を紹介しているが、こちらもびっくりした。"Because of your father ?"を「お父さんのことがあったからか?」とは素人には訳せない。
0投稿日: 2013.08.10
powered by ブクログどんでん返しにつぐどんでん返し。よく練ったなぁ。笑。凄い! 面白かったです。一流のエンターテイメントを堪能しました。 他の著作も楽しみです^^
0投稿日: 2013.05.20
powered by ブクログウォッチメーカーの本当の狙いは何なのか。そこに行き着くまでに事件は二転三転しめまぐるしく展開していく。今回の犯人は、魔術師の犯人とタイプは違えど通ずるものがある。楽しく読めた
0投稿日: 2013.05.16
powered by ブクログこれも面白かった~ かなり殺人方法は残忍でおぞましいんだけれど、リンカーンを中心にしたチームの一人ひとりがとても魅力的で読んでいて楽しいです。 やはり映像でデンゼル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリーが出てきちゃうんだけど、その分映画を観てる感覚で楽しめました。 さしずめキャサリン・ダンスはキャシー・ベイツかなと想像しながら(笑) キネシクスって初めて知ったんですけど、凄いですね。 尋問しているときのシーンではどうしてもキャシー・ベーカーのお顔が浮かんできて実にリアルでした(笑) それにしても想像もつかない展開へとぐいぐい引っ張られて、追いかけるのに必死状態で、つくづく頭の回転の鈍さに年を感じた今日この頃・・・ でも、このシリーズは全部読んでみたいと思いました。 近々テレビで「ボーン・コレクター」の再放送もあるので、そちらもまた楽しみにしたいと思います。 何回観ても面白いですね。 さて、逆から読み始めてしまったけれど今度は「ボーン・コレクター」を読もう♪
0投稿日: 2013.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『ウォッチメーカー』をなのる男の連続殺人事件、 そしてアメリア・サックスの追っていた『ベンジャミン・クリーリー殺人事件』 じつは一つの事件であったことが判明します。 下巻の核心は『ウォッチメーカー』の真の狙いは何なのか? 彼の動機をめぐって物語は二転三転します。 ライムとウォッチメーカーの駆け引きにのめりこみ、 眠れぬ夜を過ごしてしまいました・・。 ところで、作中にあらわれるデルフォイ機構なる時計(?)が気になり 調べてみましたが、どうやらディーヴァーの創作だそうですね。 こんなにリアリティをもって描けるのも作家の力量というものでしょう。 おそるべし、ディーヴァー。 尋問の天才キャサリン・ダンスは下巻でも大活躍。 どうやら、スピンオフとしてキャサリン・ダンスもシリーズ化されているらしい。 ライムシリーズだけでなく、ダンスのシリーズも素直に読んでみたいと思えるほど魅力的な人物でした。
0投稿日: 2013.02.03
powered by ブクログ先日、夫の友人が来タイ。その時、置いていってくれたのがジェフリー・ディーヴァーの【ウォッチメイカー】 。 ミステリーです。 海外ミステリーを読むのは久しぶりのこと。 一時期、シドニィシェルダンにはまっていたのですが・・・。それもかなり昔の話。 最近ではすっかりご無沙汰でした。 もともと翻訳本がちょっと苦手な私。その上、海外ミステリーには苦手なことがもう一つ。 それは登場人物が多くて名前が覚えられないこと。 多くの本の最初に『登場人物一覧』が掲載されていますが 本文の中ではフルネームで登場することもあれば、ファーストネームだけ、ラストネームだけのこともあったり・・・ しば~らく登場してなかったりすると・・・「誰だっけ?」 こんな感じなので、時々『登場人物一覧』を見ながらになってしまいます。 そんなこんなですっかり海外ミステリーから遠ざかっていますので、この本を読み始めてから知ったことですが・・・(笑) この小説は【ボーン・コレクター】の続編でした。 ボーン・コレクターと言えばデンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリー共演で映画化されていますよね。 四肢麻痺の元刑事リンカーン・ライムが事件を解決するサイコサスペンス。 リンンカーン・ライムシリーズ7作目の本作品ですが、前作を読んでいなくても大丈夫!面白い!! ラストまでどんでん返しの連続!途中でやめられなくて上下2巻の長編を一気読み!
0投稿日: 2013.01.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下巻では、物語が大きく動く。 ヴィンセントの逮捕、司法取引での自白。 そこからのどんでん返しがすごい。上巻と比べてペースがとても上がった、 すべてをお見通しで、動機についても伏線をちりばめる。 徐々に、警察の汚職事件とのからみが明らかになる。 ウォッチメイカーは目立った罪を犯さないことで自由になり、次に何をしでかすかわからない状態で終わるというのがすごいと思った。 犯人像の描写が、とにかく怖い。すごい。
0投稿日: 2013.01.07
powered by ブクログ二つの事件が重なり合いますが犯人の目的とは?一気読みです!(^^)!さすがディーヴァーですね!面白かった!
0投稿日: 2013.01.04
powered by ブクログウォッチメーカーさんは半端なかった、過去最強だった。ライムチームをしても、勝ち切れなかったがいつか再戦するのだろうか。
0投稿日: 2012.09.23
powered by ブクログ映画化された「ボーン・コレクター」リンカーン・ライムシリーズ7作目 "ウォッチメイカー"をめぐる戦い。 下巻では最終章への流れと同じくらいにライム、サックスの心情模様が印象的。
1投稿日: 2012.07.12
powered by ブクログJ.ディーヴァー作品の難点は、一作読むと、次へ次へとどんどん読んでしまい、あっという間に時間が経ってしまうこと。今月は休日の多くの時間を彼と過ごしています。 そんな彼の作品の中でも、一番面白い!と話題の"リンカーン・ライムシリーズ"第7作。 ある日、無残な殺人現場が相次いで発見されます。現場には、時計と詩が置かれていました。詩には"ウォッチメーカー"の名前が。果たして犯人"ウォッチメーカー"の動機と正体は? 正直、上巻を読んでいる時は「えー、なんでこの作品が『一番面白い』って言われてるんだろう?」と不思議でした。いや、十分面白いんですけれど、"一番"って言われると???って。ところが、下巻を読んで納得!初めは、「なーんだ、これくらいは読めてたもんねー。そうだと思ったよ。」と思って油断していたら・・・・うわー!!ええ!?本当に!?の連続。まさにたたみかけるような展開の連続で、それこそ寝る間も惜しんで、空腹も忘れて没頭しました。新しい登場人物、キャサリン・ダンスも魅力的。新人・プラスキーのキャラクターや成長ぶりも微笑ましくって最高! 没頭しすぎて夢にまで出てきましたが(笑) 登場人物の葛藤と事件とが交差し始める様子や怒涛の展開など、第一作目の『ボーン・コレクター』を髣髴とさせます。 この作品のあとがきは児玉清さん。このあとがきを読み終わったすぐ後に、児玉さんの訃報を知りました。 読書家で有名な児玉さん。特に海外ミステリーは和訳が待ちきれなくて原書で読むほどの愛好家で、リンカーン・ライムシリーズも彼のお気に入りの一つ。あとがきでも、作品や登場人物に対する愛情がビシバシ伝わってきました。 児玉さんの書評を読んで興味を持った作品、たくさんあります。 たくさんの素敵な作品を教えてくれた児玉清さん。彼の書評と出会えたことに心から感謝したいと思います。
0投稿日: 2012.02.18
powered by ブクログ今回もさすがですね。どんでん返しぶりといい、犯人の巧妙さといい。ライムの毒舌も飽きないし 自分の中ではシリーズで一番好きだったりします
0投稿日: 2012.01.21
powered by ブクログ信じられないくらい緻密。キャラクターもいい。 この人の推理小説読んだら他の小説読まなくてもいいかなってなる。
0投稿日: 2011.12.31
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サックスが抱えていた警官汚職事件とライムのウォッチメイカー事件が重なる しかしウォッチメイカーの真の狙いはHUDビルで行われる軍の表彰式爆弾テロだった ライムは犯人の考えをトレースし、テロの被害は免れるが、犯人を取り逃がしてしまう サックスは転職を取りやめ、ライムと共にウォッチメイカーの追跡や関係者のケアを含む日常に戻っていく
0投稿日: 2011.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
毎回毎回ひねりをきかせてくるこのシリーズ。そろそれマンネリ化なと思わせたところで今作は、また違った魅力ある作品。知的犯罪者VSライムのチームという一番ワクワクする展開に、今回は新たにキャサリン・ダンスという異色のメンバーが入って、おもしろくならないわけがない。とにかくフルキャストで楽しませてくれた。個人的にはやはり犯人が捕まらないのはちょっと後味悪いが、もしや再登場!?という期待をこめて。これで文庫版のライムシリーズ今年中になんとか読み終えた。あとは短編をクリスマスまでに読むことか。
0投稿日: 2011.12.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何時もの安定したストーリー展開で安心して読める。が、なんでもない場面を「このあと何か悪いことが起こるぞ」的に盛り上げて場面転換、続きに戻ると結局なんでもなかった、というあざとい記述がちょっと鼻につく。こんなことしなくても十分面白いのに。 成長したパミーが出てきたのは嬉しかった。
0投稿日: 2011.11.17
powered by ブクログ最強の敵が出現。シリーズの中でも上位のおもしろさでした。亡くなった児玉清が解説を書いていた。やはり原書で読んだとのこと。いつかトライしてみたい。
0投稿日: 2011.10.27
powered by ブクログあー、もう読みおわっちゃったよ、 本当はもうちょっと後のお楽しみで、とっておこうと思ったのに。 買って置いておいたら、我慢できなくて読んじゃった。 と久しぶりに思った本。 もとは、爆笑問題の太田さんが、「おっちょい」で絶賛していたので「いつか読みたい」と思い、これを読むためにこのシリーズに手をつけたのでした。 すっかりライムとサックス、そしてチームメンバーや協力者たちに魅了されてたどり着いたこの本。これだけ読んでも楽しいけれど、シリーズ順番に読むのがいいですね。 これでもかとひっくり返されて、目がまわる。 はやく次が文庫にやってこないかなぁ。 ああ、太田さんにお勧めされてよかった、TV越しですけど。
0投稿日: 2011.06.11
powered by ブクログ前作が私的にはイマイチテンションの上がらない作品であったのに対し、今回はどんでん返しが続く極上の一品。
0投稿日: 2011.06.06
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物語が二転・三転どころか三転・四転と変わっていくところがすごい。今度こそ捕まっただろう、と思うのに、まんまと逃げきった天才犯罪者。 最初読み始めた時は「失敗だったかも」って思っちゃったけど、最後までドキドキしながら読むことができました^^
0投稿日: 2011.05.27
powered by ブクログ色々な事件が絡み合い、まさに大ドンデン返し。ライムチームでも一進一退となり、最後は捉えきれない!続く?!サックスの親父、カッコよすぎ!プラスキーも今後楽しみ。 ウォッチメイカーはシリーズ最強。
0投稿日: 2011.04.05
powered by ブクログどんでん返しにどんでん返し。スピード感も絶妙でした。ミステリー好きの方にはぜひ読んでいただきたいです。
0投稿日: 2011.03.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
犯人逮捕……「からの?」があるとわかっていてもなお豪勢でサービス満点。いたいた、あの母子。今回はデカいヒキを残して終わったなあ。
0投稿日: 2011.03.17
powered by ブクログ実力が拮抗し合う天才犯罪者と天才捜査官の頭脳戦、繰り返されるどんでん返し、意外な真相。ミステリを面白くする要素が十全につまっている。 だけど、これまでどの作家もなしえなかったようなミステリ史上に残るようなトリックがあったり、誰も観たことがないようなどんでん返しがあるわけではなく、むしろミステリの文法をすごく巧く使って、面白い小説に仕立て上げた優等生的作品だと感じた。ミステリを色々読んでいると、「よくできているなあ」とは思うが、それと同時に「どこかで観たことあるなあ」という既視感が付きまとう。
0投稿日: 2011.02.21
powered by ブクログ上下巻、読み切るのにけっこう時間がかかってしまいました。 上巻の感想にも書いたのですが、最初から犯人はほぼわかっちゃってるので、先へ先へ、という気持ちにならない。 さらに下巻ではほぼ半分あたりで「おや?」という展開になるので、そこから気持ちをつなげていくのが難しかったです。 帯に惹かれて買ったものの、思ったほどの感動はなかったです。 上巻にも書いたとおり、これは映像化して観た方が楽しめそう。
0投稿日: 2011.01.20
powered by ブクログ下巻になって、話のつながりというところでは、読み通りの所と、予想してなかったところの両方が出てきて、面白かったです! あとは、翻訳をしつつ、もう少し日本語の小説として上手く出来てたらなと素人ながらに感じました。 翻訳小説が苦手でない方には、お薦めの本です!
0投稿日: 2011.01.17
powered by ブクログ「ボーンコレクター」のリンカーン・ライムシリーズ。 <ウォッチメイカー>と名乗る連続殺人犯が現れる。彼は、被害者を残忍な方法で殺し、現場にはアンティークの時計を残していた。 アメリアの父の話と、尋問のエキスパートの登場が印象的。 でもって、ラストに向かってたたみかけるどんでん返しがすごかった。 さすが、ディーヴァーです。 今までのシリーズで、なんだかんだとよーするにアメリアはファザコンなんだなと思ってたんだけど、それが生きてるというか、それゆえに苦悩する彼女が切ないです。 でも、彼女のパパは格好いいよなぁ。 所詮、アメリアの主観を通しての父親像なので、当然かもしれないけど、でも、やっぱり格好素敵な人です。 こういう所に、しかも誰かを通して、素敵な人物を描けるのが毎度すごいと思う。 そして、証拠だけが全てで尋問なんて、と思っていたライムの価値観を変えたキャサリン・ダンス。 彼女のバックボーンもきちんと描かれていて、今度は彼女の物語が読みたくなりました。 って、彼女のシリーズも出てるみたいですね。(「スリーピングドール」「ロードサイドクロス」) 文庫化が楽しみです。 安定した裏切りのない(ストーリーは二転三転しますが)面白さでした。
0投稿日: 2011.01.10
powered by ブクログどんでん返し、どんでん返しの連続で、いささか無理があるなと感じたが、フィクションとして楽しめればいいかと思いなおす。 週刊ブックレビューで児玉清が著者にインタビューをしているのを見て、一度読んでみようと思った。 成程、児玉清は、ジェフリー・ディーヴァーの大ファンで、この本の解説も書いている。 登場人物は個性あふれ魅力的だ。 著者の別の作品も読んでみたいと思った。
0投稿日: 2010.12.17
powered by ブクログもちろん、期待は裏切られなかった!ですよ。でも、やっぱりやり過ぎ感は残るなあ。せっかく緻密に組み立てられているのに・・・。二転三転するたびにリアルじゃなくなっていくんですよ。著者にとって本の厚さが敵でもあるな。読者は残りのページがあるとまだなにか仕掛けあると思うもの。 でも読後感は爽やかだったな。
0投稿日: 2010.12.06
powered by ブクログいつもどおり、おもしろかった!いつもどおり、どんでん返しの連続、驚きの連続! ほんとに読者を楽しませるあの手この手が、という感じ。でも、たとえもうそういうどんでん返しがなくてもわたしはこのシリーズが大好きだと思う。謎解きだけじゃなくて、サックスや今回ならダンス、登場人物たちの個人的な葛藤や過去や背景が語られるのがすごくおもしろい。個人的にはどんでん返しよりもこっちのほうに惹かれるくらいかも。で、登場人物はみんな(悪役以外)ほんとにいい人たちで! だからいつも言うけど読後感もさわやかで。そして、ミステリだけど、すごくロマンティックだと思う。今回、「きみと私で」に何度、胸がキュンとしたことか(笑)。以下ちょっとネタバレ。今回、いちばん驚いたというかぞわっとしたのは、でもサリー・アンがだれかわかったとき。こわすぎる。ディーヴァーは悪人が悪すぎるというかこわすぎるような…。でも今回は犠牲者がいなくてよかった、ほっとした。
0投稿日: 2010.11.22
powered by ブクログライム、サックスのシリーズ7作目。上・下巻一気読み。1作目のボーン・コレクターしか読んでいなかったので間の作品を読みたくなった。
0投稿日: 2010.11.16
