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ウォッチメイカー 上
ウォッチメイカー 上
ジェフリー・ディーヴァー、池田真紀子/文藝春秋
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総合評価

59件)
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    第7作。猟奇的な犯行現場に"時計"を残す天才的な犯罪者"ウォッチメイカー"。 そして、尋問の天才キャサリン・ダンス登場。ライム達とは違う角度からの捜査が見もの。 天才VS天才達の行方は?

    1
    投稿日: 2025.07.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さすがジェフリーディーヴァー ウォッチメイカーは強そうなキャラの割には失敗多くない?という違和感から2転3転のどんでん返し

    0
    投稿日: 2025.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻では、ライムとサックスのペアがウォッチメーカーと呼ばれる犯罪者を追っている場面とウォッチメーカー側の視点とが交互に繰り返される構成。 ウォッチメーカー側の構成員も名前などがはっきりと描かれており、少し展開が間延びしている感じもして、正直微妙な作品かな、と思っていた。 同時に進行していたサックスの父親が関連していた汚職警官たちの話もなかなか進展もしなかった。 が、下巻に入ってからは、怒濤の早さで展開されていき、とっても面白い作品であった。 下巻早々にウォッチメーカーの相棒が捕まり、その後ウォッチメーカーも逮捕される。そこで、作品として終わりかなーっと思ったところ、次の計略が明らかになる。どの犯罪の裏に誰が隠れており、最終的に利益を得るのが誰なのかが、光明に隠されており、ドキドキした。 ウォッチメーカーを使って犯罪をしたように装ったが、実際にはウォッチメーカー自身が犯人であり、逮捕されなかったのも合わせて、予想外であった。 まずは、再読して、序盤からの伏線を楽しみたいと思った。 さらに、次のウォッチメーカーシリーズもあるというので、そちらもたのしみ。

    7
    投稿日: 2025.01.21
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    上ということで展開は抑え目だったので★4に留まったものの、下での展開を期待させる作品だった。とにかく冷静に計画を実行するウォッチメイカーにとにかく引き込まれてしまった。下が楽しみである。

    0
    投稿日: 2024.10.24
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    鬼★5 事件現場になぜか時計が残されており… 次々と展開されるミステリー大活劇 #ウォッチメイカー ■あらすじ ハドソン川流域で殺人事件と目される血まみれの痕跡が発見された。さらにその後オフィス街でも死体が発見される。どちらも残忍な手口で現場の近くにはアンティークの時計が置かれていた。 ニューヨーク市警の科学捜査顧問を務めるリンカーン・ライムは、捜査チームとともに早速事件の調査を開始する。そのころ刑事のアメリア・サックスは、公認会計士が自殺してしまった事件について疑義を感じ、詳細を追っていたのだ。 ■きっと読みたくなるレビュー おもろい!鬼★5 なんで今更『ウォッチメイカー』なんだ、という突っ込みを受けそう。リーンカーン・ライムシリーズは1冊目を読んで以降、まるまる積読になってまして… 名作であることは知っていたのですが、なにせ『ウォッチメイカーの罠』って新作がでるので、さすがに『ウォッチメイカー』は読んでおきたかったという次第。 まず読んでみた感想としては、そりゃミステリーランキングで1位とるわ!という内容。次々と物語がうねる構成、読み手を楽しませる展開、マジでエンタメ度としては世界トップレベルだと思いますね。 ●惹きつけられるキャラクター群 多くの登場人物がいるにも関わらず、ひとりひとりの特徴や強みが明確。過去の背景も性格も分かりやすいから愛着もでてくるんすよねー ○リンカーン・ライム(ニューヨーク市警科学捜査顧問) 四肢麻痺で文字通り安楽椅子探偵の彼。いつものとおり知識と経験が豊富で、チームのリーダーとなって引っ張っていく。厳しさの中にも相手を思いやる優しさがある。若干というかかなり偏屈ではあるのですが、それも愛嬌。実は自分が目指す理想の上司像だったりもします。 ○アメリア・サックス(ニューヨーク市警刑事) 過去の身に降りかかった不幸から、不正行為が絶対に許せない彼女。今回知りたくない事実を知ってしまった彼女は、自分のなかで葛藤が生まれる。 彼女のイチ推しポイントひた向きさ。これって人間性をつかさどる中で重要な要素だと思います。素直で一生懸命って、すでに才能だと思うんすよね。普段仕事に文句ばっかり言っている自分を顧みると、理屈ばっかりこねるのではなく、まず動けやって反省せずにはいられません。 ○キャサリン・ダンス(カリフォルニア州捜査官 尋問のスペシャリスト) 嘘を見破るプロ中のプロ、ライムの特技との対比構造が物語をさらに面白くしてくれます。 特に物語の前半では、この尋問シーンが読みどころになってましたね~。相手の隠し事を嘘を見破る解説なんかは、興味津々で読んじゃいました。人間オタクのキャサリンダンス、こちらのシリーズも読まなきゃー ○ロナルド・プラスキー(ニューヨーク市警刑事 サックスの部下) 本作イチ推しキャラ!新人くんです。『ボーン・コレクター』時代のサックスを思い出しちゃう。優秀ではあるんですが、経験不足や苦手なところもある。でも若い子が必死に頑張ってる姿って、マジ美しいんすよね。大丈夫かおい… と、不安になることもありましたが、最後まで応援しちゃいました。 続きのレビューは下巻にて https://booklog.jp/users/autumn522aki/archives/1/4167705893

    96
    投稿日: 2024.10.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ウォッチメイカーたちは10件の殺人を計画していて、物語開始時点で2件の殺人事件を完了しているが、捜査班の動きに阻まれてその後が計画通りにいかない。 四肢麻痺の元刑事リンカーン・ライムは科学捜査に基づく推理により3件目の現場に警察を先回りさせて阻止する。相棒であり恋人でもあるアメリア・サックスを自分の事件に完全に引き入れたいが、彼女自身の事件を全うさせてあげたくもあり葛藤がある。 アメリア・サックスは刑事に昇進したばかりで自身の事件解決に意気込んでいる。しかし、刑事であった元恋人のかつての犯罪により立場が怪しくなりつつある。また、巡査であった父が現役時代に不正をしていたことを知り、打ちひしがれている。 ウォッチメイカーたちは警察の追っ手をかわしながら次の犯行のタイミングを見計らっている。10人のターゲットを選んだ理由が明らかになろうとしている。 ウォッチメイカーの事件とアメリアが担当する事件にはここまでは関わりがあるようには見えない。今後どこかで繋がりが出てくるのか。 ここまでは実質的に何も起こっていないような感じでもあり、まだよく分からない。下巻に期待かな。

    0
    投稿日: 2024.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    元ニューヨーク市警の天才科学捜査官が、警察に協力して連続殺人鬼を追う『リンカーン・ライム』シリーズ第7作。下巻まで読了。 どんでん返しに次ぐどんでん返しは、本シリーズの特徴でもあるけれど、今作はそれが特に顕著。下巻中盤で起きる雪崩のようなどんでん返しは、胃もたれしそうなほど過剰ながら、読んでいて快感を覚える。 今回の黒幕・ウォッチメイカーは、ライムが初めて取り逃がした犯人となったけれど、キャラクター造形は冷酷にして優美。ライムとよく似た部分も対照的な部分も併せ持っていて、対決は読み応えがあった。再登場が待ち遠しい。

    1
    投稿日: 2023.03.08
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    やっと7作目に来ました。 早々に犯人ウォッチメーカーの名前がわかってます… 殺人、逃走、失敗… アメリアが単独で追う事件 ウォッチメーカーによる事件 上巻最後でまさかまさかの展開ですが(´ω`) ここから何回どんでん返されるか楽しみ♪ まぁとにかく面白い! 新キャラのキャサリン・ダンスが素晴らしい! プラスキーも頑張ってます! さぁ下巻ですよ〜ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

    8
    投稿日: 2022.05.24
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    リンカーンライムシリーズ。ウォッチメイカーを名乗る頭のおかしい殺人犯が犯行を続けるという情報を得て、ライムとサックスが捜査に乗り出す。またサックスは別の事件も抱えている。いつもの殺人犯と、ライムとの追いかけっこと思いきや、事件は新たな展開を見せ始める。またライムとは対照的に証人の証言やボディランゲージを読み取る「キネシクス」のエキスバートであるキャサリンダンスが登場する、彼女は別のシリーズで主役を張っているようなので機会があれば読んでみたいと思った。

    0
    投稿日: 2022.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    リンカーンライムシリーズ7作目。シリーズの中でも評価の高い作品という事で期待して読んだ。前半では犯人が連続殺人を失敗しまくっているので「?」な感じだったが後半に入って理由がわかると共にそのあと更に畳みかけるようにドンデン返しに続くドンデン返しが。この展開を予想できる人はいない事はないかもしれないが少ないだろう。少しひっくり返し過ぎの気もするが、面白かった事は確か。詳細→ http://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou19107.html

    0
    投稿日: 2021.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    捨てられた蔵書の中の一冊。 犯人を好きになったのは初めてでした。 まるでシャーロックホームズとモリアーティを見ているようでした。 太陰太陽暦はーエレガントで調和が取れている。美しい。ー218ページ引用 古代の人々は、時間を独立した力だと考えていた。ほかの何ものにも備わっていない力を持った一種の神だとね。この機構はそのその考え方を象徴する物だとも解釈できるー219ページ引用

    2
    投稿日: 2021.05.13
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    キネシクス(動作で感情や嘘を読み取る)vs科学捜査の関係が、お互いを認め合い事件をひもといていく。 まだ犯行理由は語られない。気になる。面白い、ウォッチメイカー!

    0
    投稿日: 2020.07.24
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    下巻まで待つことにはなるが… 待ってるうちに、術中にハマっているのである 後に「ウォッチメイカー・ロス」を発症 することになるほどの衝撃が…

    3
    投稿日: 2020.03.14
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    異様に読みやすい。 翻訳家がいい仕事してます。 上巻は下巻につなぐ種まきなお話。 特に面白いってわけじゃなし。 下巻に期待。

    0
    投稿日: 2020.02.20
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    久しぶり、自分としては二作目のリンカーン・ライムシリーズ。いつものことだが、長いサスペンスは波に乗るまで時間がかかる。

    0
    投稿日: 2020.02.16
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    凄い期待の元、読んだが、いつも通りの感じで、普通に面白い感じだった。 しかし、下巻にあれほどの展開が待っているとは…

    1
    投稿日: 2019.08.07
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    リンカーン・ライムシリーズ#7。 複雑な時計仕掛けを組み上げるがごとく犯行のプロセスを練り上げ、実行する「天才」犯罪者との戦い。 そんな上手く行かないよなァってのと、話が複雑すぎて付いていけなかった。今一つ。 同じ著者にキャサリン・ダンスシリーズというスピンオフ物があるが、そのダンスが初めて登場する本でもある。

    1
    投稿日: 2019.07.01
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    どんでん返し、どんでん返し、どんでん返し。 緻密な計画を練って挑んでくるウォッチメイカー(犯人)の、次の行動を読んで追い込んでいくライムたち。 このシリーズの他の作品も読んでみたくなりました。

    0
    投稿日: 2019.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    リンカーン・ライムシリーズの第七作。 アメリアの代わりに現場の証拠集めを始めたブラスキー巡査、 大怪我から復帰したばかりなのに、 二度も危険な目に遭って、 殺されてしまうのではないかと心配だった。 「ルーキー」が殺されてしまう展開はありがちだから。 (下巻へ続く)

    0
    投稿日: 2019.01.26
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    【残忍な手口で殺された二人の男。現場には不気味な置き時計と、"ウォッチメイカー"と名乗る者からの詩が残されていた。捜査の結果、犯人は店から同じ時計を10個購入していたことが判明。残る8人の殺害を阻止するため、ライムは尋問のエキスパート、キャサリン・ダンスとともに犯人を追う。一方、刑事に昇格したアメリアは、ある会計士の殺人事件を捜査していたが、事件の裏には腐敗した汚職警官の影が……。】 シャーロック・ホームズにはモリアーティ教授。明智小五郎には怪人二重面相。かの名探偵には、永遠のライバルとも呼ぶべき宿敵がいました。 そして遂に、ライムを翻弄する、シリーズ最強の宿敵が登場します。その名もウォッチメイカー。時計屋の呼び名に相応しく、殺人計画は非常に精密かつ的確。呼吸するように嘘をつき、人を殺すことに何の抵抗も持たない、まさにサイコパス。先の先まで綿密に計算された計画に、ライムたち捜査チームはかつてない苦戦を強いられます。 ディーヴァー流どんでん返しの極み、と言うべき代表作です! ひっくり返されたと思ったら更にひっくり返されて、巧妙に張られた伏線で足元をすくわれ、予想外のつながりに度肝を抜かれるなど、とにかくとんでもない作品でございます! 明日予定がない夜に、タップリ夜ふかししてお読みください! 止まらないですよ!

    0
    投稿日: 2018.12.02
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    「おいおいどこまで面白くしてくるんだよぉ!」とひーひーいいながら一気読み。シリーズ7冊目になっても騙して、騙して、騙してくる。犯人わかってるのにここまで目が離せない展開にひれ伏すのみ。続編も期待してしまう幕引きも最高です。 今回初登場のキネシクス(動作心理学)のエキスパート、キャサリン・ダンスがマンネリしがちな捜査展開に変化をつけてます。彼女のスピンオフも読む。

    0
    投稿日: 2018.10.11
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    天才犯罪者登場! 先月号に引き継ぎ安楽椅子探偵リンカーン・ライムシリーズです。時計の様に精密に犯行を重ねる殺人犯ウォッチメイカー。犯行現場には同じ時計が置いてあります。そのスタイルも言動も圧倒的な存在感、なかなかかっこいい。今回は新しい仲間としてキャサリン・ダンスも仲間入り。現場に残された微細な証拠を下に計算された捜査を展開するライムとは正反対の精神状態を見ながら証言によって犯人に迫って行くプロフェッショナル。全ったく違う角度から事件の解決にむかいます。またライムのパートナーアメリア・サックスの父親の過去も描かれます。ウォッチメイカーの本当の目的とは!ライムたちは捕まえることができるのか?最後の最後まで手にあせ握る展開はさすがですね。実は本作を読みたかったので第一作のボーン・コレクターを読みました。期待を裏切らない満足度。おすすめです。

    0
    投稿日: 2018.10.08
  • リンカーン・ライムシリーズの7作目。

    物的証拠にこだわるライム、それは証言の危うさを知り尽くしているから。しかし今回は尋問とキネシクス(ボディランゲージや言葉遣いを観察し分析)の専門家キャサリン・ダンスが登場する。 シリーズ1作目を読んで科学的根拠を徹底分析して推理するのは面白いが何となく何かが足りない感じがしていた。そこで5冊飛ばして本書に挑戦。 ダンスは人間中毒、奇妙で恐ろしい生物達に共感し魅了され独特の感受性で追い詰めていく。今回の事件はウォッチメイカーと名乗り拷問事典を参考に殺人を重ねる連続猟奇殺人だ。ダンスは事件関係者に質問し彼らの答えに注意深く耳をすます。尋問というよりは傾聴である。 四肢麻痺のライムの事故後の悲嘆や恐れも見抜いてしまう。さらにダンスの母親としての暖かなドラマが加わることで全体の雰囲気が和らいできた。最初は警戒していたライムだが次第にかみ合ってきたので下巻が楽しみ。たくさんの事件が起きて情報が多いわりに繋がってこないがこれから面白くなると思われるため急いで下巻へ。。。

    0
    投稿日: 2018.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    打ちのめされて、叩きのめされて、立ち上がれないほどに最悪の状況に陥ることがある。 それが「今」や「将来」に起因するならまだしも・・・「過去」によって叩き潰された時に人はどうやって自分を取り戻せる? ウォッチメイカーは傑作だ。下巻へ急げ!

    0
    投稿日: 2018.02.20
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    傑作です。現時点で、私の海外ミステリーの生涯ベスト5にランクインしています。キャラづくり、展開、どんでん返しの妙、話のテンポ、最強の布陣で最強のストーリーが完成しました。シリーズ7作目ですので、「ボーンコレクター」から順に読むことをお勧めしますが、時間の無い方は「ボーンコレクター」だけでも読んでおくとさらに面白さを実感できることでしょう。発売当初に読まなかった自分に後悔しています。

    0
    投稿日: 2017.12.12
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    色々盛り上がってきたけど、まだめちゃ面白いとまではいかない。訳は秀逸。自然。やっと各登場人物の魅力を把握してストーリーが動くのを楽しみにしはじめたあたり。キネシクスの達人のあたりが一番面白い。下巻に期待。

    1
    投稿日: 2017.09.13
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    四肢麻痺のNY市警科学捜査顧問リンカーン・ライムと、その眼・足となりグリッド捜査を担当するアメリア・サックス。さらにはCA州捜査局捜査官の尋問のプロであるキャサリン・ダンスなど、個性の強い登場人物がたくさん出てくる。 タイトルとなる、ウォッチ・メイカーは殺人事件の犯罪者の俗称であるが、この事件以外にも、警察汚職を匂わせる事件も進んでいるらしく、下巻の展開が楽しみだ。

    0
    投稿日: 2017.02.10
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     事件現場に不気味な時計を置いていく連続殺人鬼”ウォッチメイカー”とリンカーン・ライムたちの戦いを描くサスペンス。  リンカーン・ライムシリーズの中でも評価が高い作品だけあって、上巻から面白いです!  被害者をなるべく苦しませて殺そうとするウォッチメイカーと、それを最新の科学捜査で追うライムたち。事件と捜査の場面の切り替え、 警察側の視点と犯人側の視点、それに被害者の視点と、視点の切り替えも適度に合って、テンポの良さを加速させます。  そして、介護士のトムやロン・セリットーをはじめとしたいつもの面々に加えて、新キャラも魅力的です。  まずは尋問のスペシャリストの女性捜査官、キャサリン・ダンス。ボディ・ランゲージから相手の反応を読み、嘘を見破る彼女は、証言者の証言を当てにしないライムですら、一目を置いてしまうほどの有能っぷりを発揮します。彼女の証言を聞きだすテクニックも、読んでいて面白いです。  もう一人は若手刑事のロナルド・プラスキー。彼は、サックスの部下として登場。サックスは今回、ウォッチメイカー事件と並行して、殺人の疑いがある自殺事件についても捜査するのですが、その手伝いとして登場し、彼もまた、ウォッチメイカー事件に参加するようになります。  ライムに憧れて、ライムが出した本を読んだことをアピールしたり、事件に対してのやる気の出し具合、初めてのライムのグリッド捜査に悪戦苦闘したりと、やる気と若さが魅力的です。  そして、彼の捜査にまだ不慣れな様子を見たりすると、『ボーンコレクター』では、駆け出しだったサックスの成長っぷりも感じられて、シリーズを何作か読んでいるファンはうれしい限りなのではないでしょうか。  そんなサックスですが、自殺事件を調べていくうちに、思わぬ真実を知ってしまうこととなります。そして、それは彼女の心に大きなダメージを与えてしまうのです。  それに対し、なすすべなしのライム。ウォッチメイカー事件もそうですが、二人の関係性にアメリアの今後と、気になるものを残したまま下巻へと続きます。  下巻もあっという間に読んでしまいそうな、そんな勢いを感じさせる上巻でした。  2008年版このミステリーがすごい! 海外部門1位

    0
    投稿日: 2016.05.12
  • シリーズ最強の殺し屋登場

    リンカーン・ライムシリーズの7作目。毎度のことですが、上巻から飛ばしまくりの展開。読者を全く休ませてくれません。今回の犯人は時計オタクのサイコパス。微細証拠を一切残さないという科学捜査にとってはかなりの強敵。そこに救世主のように現れた心理分析を基にした尋問(キネシクス)のプロ。証拠至上主義者のリンカーンと共存はできるのか?

    0
    投稿日: 2016.05.08
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    リンカーンライムシリーズ。 殺人現場に時計を残す犯人ウォッチメイカーとライムたちの追走劇。 殺人現場にわずかに残っている痕跡から犯人への手がかりを探っていく。 緻密に作り込まれた作品は読んでいて楽しい。

    0
    投稿日: 2016.01.16
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    展開が早い。 連続猟奇殺人事件、汚職事件、2つの殺人事件の捜査がパラレルに進む展開。 登場人物もそれぞれ背景を持っている。非常に細かい(いい意味でも悪い意味でも)伏線を途中途中で回収し、安心させず、引き込む展開。 ただ、上巻においては、連続殺人の描写、切迫感を失っている点が、全体的な恐怖感を低減させてたように思える。

    0
    投稿日: 2016.01.03
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    “リンカーン・ライム”のシリーズに出逢い、他作品に触れるとすれば、発表順に読むのが好いようにも思ったが、敢えてこの『ウォッチメイカー』を入手した。それは、偶々出逢った『バーニング・ワイヤー』の中で、「過去に対決した経過が在る怜悧な殺し屋の“ウォッチメイカー”の動向の情報が寄せられていて、カリフォルニア州のダンス捜査官を介してメキシコシティーの警察関係者と情報交換をしようというような中、地元のニューヨークで妙な事件も起こっている…」という状況が描かれていたので、“ウォッチメイカー”という敵役がどういう人物なのか、凄く気になったのだ。 非常に興味深く読んだ!!

    0
    投稿日: 2015.12.06
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    図書館で単行本を見かけ、ずっと気になっていたところ、本屋さんで文庫本を見つけたので購入。 上巻なので、下巻に向けてひたすら事件が進んでいく感じ。たくさんの場面が交差しながら話が進むので状況を把握するのがちょっと大変だった。

    0
    投稿日: 2015.07.06
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    ジャケ買い。 ボーン・コレクターは映画だけ知っていた 原作小説を知らず、シリーズ物だという事も知らず、 これを手に取ろうとして初めて知る。 ボーン~も興味はあったけど、迷ったけど、 結局こちらを先に購入。 今考えても自分としてはかなり珍しい読み方をしたもんだ。 結局これが面白かったのでその後1作目から順に読みはじめたんだよね。 まだ全然道半ば、だけれど。 先が気になるから早くここまで追いつかないと。

    0
    投稿日: 2015.03.02
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    最近読んだ本で、大変面白かった本を紹介したいと思います。 ジェフリー・ディーヴァーの『ウォッチ・メーカー』 (池田真紀子訳、文春文庫、上下)です。 2007年の推理小説ナンバーワンとして好評だったので、 お読みなられた方も多いでしょう。 あるいは、映画『ボーン・コレクター』の原作者と申し上げれば、 「ああ~」と頷いていただける方もおられると思います。 (※映画ではデンゼル・ワシントンが熱演していました。   つまり、ワシントンがリンカーンを演じたのです) そう、あの四肢麻痺の鑑識の天才、リンカーン・ライムが 活躍するシリーズで、7作目になるそうです。 いつものように、どんでん返しの連続で私たち読者を仰天させてくれます。 「えっ?ウソ!」とページをめくり返すこと数々です。 どうして、こんな小説が書けるのでしょうか? 頭がいいから。それはそうでしょう。 でも、それだけではないような気がしております。 これから先は私の邪推と仮説です。 それは、第三人称で書かれているからではないでしょうか? つまりこういうことです。 「彼は○○した」「△△と思った」「やがて、☓☓となった」 つまり、この小説の書き手は誰がどのように行動し、 どう思ったか全て見通しなのです。 サマセット・モームがいうように神のごとき全知者なのです。 (当たり前ですよねー) 巧みな彼(全知者=書き手)にかかれば、 我われ読み手を翻弄させるのはわけもないこと。 彼が知っていることを小出しに、また、伏線を駆使し、 更に、時・場所を自由に操り、我われ読者をあらぬ方向へと導いていきます。 そして最後に、ポーカー・ゲームの手持ちカードをすべて公開するように、 「実は、こういうことだったんですよ」と読者を驚嘆せしめるのです。 勿論、言うは易く行なうは難しですが。 その執筆の前段階において、彼らはチャート表で登場人物、事象の相関関係を 緻密に構成し、巧みなプロットを仕上げる。 そして、いかにも現実に起こりそうな場面を次から次へと展開してくれるのです。 人物も登場させ放題。 この『ウォッチ・メーカー』では24人以上もの人物が登場します。 (※これで外国の小説を読むのを敬遠なさる方が多いのではないでしょうか? それでなくとも読みにくい横文字の名前に翻弄されるのです。 ここで、一つご提案。その本の栞になるような大きさの紙を用意し、 登場人物を出た順に、その名前と肩書き、更にそのページをメモするのです。 私は登場人物の多い作品、例えば『カラマーゾフの兄弟』 『不連続殺人事件』(坂口安吾)などはそうして読んできました。 でも『不連続殺人事件』では犯人を当てることができませんでしたというより、 途中で頭がおかしくなりました。 われこそと思う方、挑戦してみてください。この本、すごい本です。) 閑話休題 つまり、第三人称として扱う場合、事件や人物の取扱いが比較的容易なのです。 しかし、あまりにもの奇想天外な物語の展開や、 現実に即してない物語の展開では読者がついてきません。 いかにも現実に起こり得るような物語に仕上げる、 このあたりが作家の力量なんでしょうね。 さて、それでは第一人称で書かれた小説(私小説)はどうでしょうか? 私小説の場合、自分の見たこと、聞いたことしか基本的に書けませんから、 自ずと物語の展開が制約されます。 『雪国』(川端康成) 「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」 抜けたのは「私」です。 そこで語られているのは、「私が」見聞きしたことが ほぼ時系列に書かれています。 その範囲は狭い、しかしながら、いや、それゆえにこそ、 美しい文章で綴られている文章に、 その「私」たちに、共感を得られているのではないでしょうか? まさに、名人のわざです。 物語がどんどん展開することは本意ではないのです。 『ガリバー旅行記』(ジョナサン・スウィフト) これは医師ガリバーが小人の国、巨人の国、 巨大な「空飛ぶ島」ラピュータなどに遭遇したことを面白く物語っています。 スウィフトは現実には有り得ない事柄を描くことによって、 当時の政治や世相を巧みに、痛烈に風刺したのでした。 また、子どもたちには逆にその奇想天外さが喜ばれています。 『我輩は猫である』これは三人称の小説でしょうか?  いや、猫が語るということにおいて、 やはり形式的には私小説だと思います。 (※この小説の初めのあたりで、 「言語道断」を「言語同断」と言っているのです。 最初、誤植かと思いました。漱石ともあろう人が何故? やがて、ある時、腑に落ちました。 これは猫が語っているのですよね、だから、これでいいのですね。) では、第一人称の小説では、 思うような、自由な物語の展開はできないのでしょうか? いやいや、世の中には頭のいい、素晴らしい作家が沢山おられます。 その一人、伊坂幸太郎は一人称(各人は別の人)の並列に書くことによって、 時間と場所と人物を見事に書きわけておられます。 すごいです、この構成力。しかも、テーマのブレは寸分もありません。 近年の作家の中でも出色の作家だと思っております。 また、アゴタ・クリストフという作家はその『悪童日記』において、 「一人称複数」で物語を構成しています。 一人称複数? つまり双子双生児がひとつの日記に私として書くのです。 しかも、その文体はハードボイルドふうです。 彼女はハンガリー生まれの亡命作家で、なんとこれが処女作とか。 実は、このシリーズは3部まであります。 第3部に至って、私は、では何がいったい真実なのかわからなくなりました。 でも面白い本です。あの宮崎駿氏もある本のなかで推薦されていました。 そうして、もう1冊。 『アクロイド殺人事件』(アガサ・クリスティ) これも第一人称で書かれています。 「ええ~!!!こんな事ってあり」と思われること請け合いです。 これ以上申し上げないほうがいいでしょう。 是非、一度読んでみてください、世の中にはこんな小説もあるんです。 以上、私のごく限られた読書範囲から、大層なことを述べてまいりました。 ご参考になれば幸いでございます。

    0
    投稿日: 2014.12.05
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    読書欲減退期にはディーバーかフランシスを読むことにしている。 安心、定番の1冊。 チーム・ザ・リンカーンに新キャラクターを登場させてテコ入れする少年ジャンプ的手法。

    0
    投稿日: 2014.07.12
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    面白かった。 目まぐるしく変わる状況が変わり、ウォッチメーカーとは何者なのか、何をしたいのかが分からなくなっている。 ただ、ライムと推理が神がかり的というか、不自然ではある。

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    投稿日: 2014.03.23
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    2月-2。4.0点。 2回目。久しぶりに読んだが、やっぱり面白い。 シリーズ内で、上位に位置づけできると思う。 ドキドキ感凄い。

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    投稿日: 2014.02.21
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    新たに、CBIのキャサリン・ダンスを迎え、 物語は新展開。 最初の頃のドキドキ感、ワクワク感が、 戻ってきていますね。 キャサリン・ダンスって、クローザーの ブレンダ・ジョンソンみたいな感じですかね?

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    投稿日: 2014.02.16
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    リンカーン・ライムシリーズ。 殺し屋ウオッチメイカーを追う、ライム達。 汚職事件も絡み、話が飛んでいる印象。

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    投稿日: 2013.08.16
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    シリーズ7作目。ウォッチメーカーと名乗る連続殺人鬼とリンカーン・ライムの戦い。このシリーズは、ライム側、犯人側の両方から描いているが、今回も犯人側の設定がうまい。神経質で完璧主義、時計の知識豊富な殺人鬼と常に飢えを感じているレイプ常習犯のコンビ。時や歴史に関するふたりの会話が興味深い。 今回はいつものようなびっくりするような展開はないが、些細な物的証拠から犯人の次の行動を推理する過程は面白く、一気に読める。文庫カバーの裏側の紹介文はお節介。 今回はアメリア・サックスが別の事件、会計士の不審死を同時に捜査するという設定になっているが、これがウォッチメーカー事件と下巻で絡んでくるのか、こないのか気になる。

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    投稿日: 2013.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻では、ウォッチメーカーを名乗る殺人鬼が 猟奇的な手段で市民を殺していく『ウォッチメーカー事件』 そして、アメリア・サックスが刑事として はじめて担当を任される『ベンジャミン・クリーリー殺人事件』が 並行して進んでいきます。 前者は現場にほとんど証拠物件を残さない、動機も謎の男の犯行。 後者は捜査線上に刑事の汚職が関係していることがわかってきます。 しかし、ウォッチメーカーの恐ろしさもさることながら、 尋問の天才『キャサリン・ダンス』の登場がなにより印象的でした。 彼女の『キネシクス』という人のストレスレベルを読む手法の前では、 どんな嘘の証言も見破られてしまいます。 リンカーン・ライムはダンスという助力を得て、『ウォッチメーカー』を追い詰めることができるのか?

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    投稿日: 2013.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ウォッチメイカー」と名乗る殺人鬼。 一晩で二人の殺人をやってのけ、次の標的に近づいていく… 上巻は、犯人側では、ウォッチメイカーと組んで殺人計画を行うヴィンセントが主な語り手。 それに対して、警察側では、四肢麻痺の天才ライムと、彼のパートナーのサックス、尋問の天才ダンスなどの登場人物が、犯人に近づこうとする。 じわじわと迫る恐怖、警察の捜査、文章に臨場感がある。 下巻がとても気になる。

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    投稿日: 2013.01.07
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    明けましておめでとうございます( ^^)Y☆Y(^^ )整理をしようと思い、積読読んでいます!上巻なので取り合えず★4にしときます!(^^)!やはりディーヴァー!先が気になります!下巻に期待です\^o^/

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    投稿日: 2013.01.02
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    立て続けにディーヴァーのリンカーン・ライム・シリーズを読んだ第三弾。 (たぶんこれで終了) 「ソウル・コレクター」「コフィン・ダンサー」と共に評判の良かった本作を読んでみました。 面白かった。 個人的にはこれが一番好きかな。 お話しとしては冬のニューヨークで発生した連続殺人。 犯人は犯行現場にアンティークの時計と詩を置いていく「ウォッチ・メーカー」 それを追うのはご存じリンカーン・ライムのチーム。 今回はかなりどんでん返しの連続で、話が二転三転しますが、流石ディーヴァーあまり論理の破綻はありません。 が、少々やり過ぎ感があります。 サイドストーリーかと思っていた話も最後には一つに纏まります。 ここからは完全ネタバレ このお話で納得出来ないのが"ウォッチ・メーカー"が途中で一度捕まるのですが、その際に指紋を何故採取しないのか? また逃走後に聞き込みをするのに何故似顔絵を使うのか? 小説内での犯人逮捕に直接関係無いかも知れませんが不自然に思えて仕方なかった。

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    投稿日: 2012.11.22
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    文庫の初版は2010年11月なので、まさかブックオフの105円コーナーにはないだろうと思ったが、著者のコーナーを確かめたら信じられない事にあったので即行買い。 今回は証人や容疑者のボディーランゲージや言葉遣いを観察し分析する科学「キネシクス」の専門家、キャサリン・ダンスが初登場。日本で言えば松岡圭祐の千里眼シリーズのヒロイン岬美由紀みたいで、簡単に言えば嘘をついているかどうか解りながら取調べが出来る。 キャサリンが主役の別シリーズが既に刊行されているらしいのでぜひ読みたい。 ストーリーは相変わらずどんでん返しが多分に盛り込まれ、やっぱディーヴァーは面白いと再認識させられる。 主たる事件は下巻の中盤までで解決してしまうが、そこからどんなに読者を楽しませてくれるかわくわくしながら読ませてくれるし、その期待は裏切らない。 が、でもシリーズベストはやはり「魔術師」だと思うけど。でも、もしこれから読む人がいるのなら第1作の「ボーン・コレクター」から順に読んだ方が絶対いい。 児玉清の解説が14ページ。この人もディーヴァーに対する思い入れが強いんだろうという長さに感じる。

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    投稿日: 2012.03.30
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    話が進まない。翻訳本のせいなのか、独特の文章で慣れなかった。しかしながら、下巻で一気に加速。映画やドラマを見ている感じ。

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    投稿日: 2012.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ボーンコレクター」シリーズ 障害者であり、優秀な鑑識者であるライムと彼の手足となり現場に臨むサックス ウォッチメイカーという猟奇連続殺人事件を追うふたりだったが、サックスは同時に自殺偽装の会計士の事件も持つ ウゾッチメイカーの次なる殺人は未遂に終わっていき、だんだんと犯人像は出来上がっていく しかし犯人の片方を逮捕するも、主犯は逃走してしまう サックスは会計士の殺人事件を追ううちに警官汚職事件を探り当て、自らの父の汚職も知ってしまう

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    投稿日: 2011.12.24
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    鑑識の天才、リンカーン・ライムと尋問のエキスパート、キャサリン・ダンスが初めて同じ事件で組む。最新刊の「ソウルコレクター」は読み終わっているので、リンカーン・ライムシリーズはこれでひとまず読了。下巻を読み終わったら、キャサリン・ダンスシリーズにシフト!

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    投稿日: 2011.10.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『このミス』で評価が高かったということで読んでみました。夢中で読んでいるときに感じる引き込まれるような感覚があり、非常に楽しめた。キネシクスのエキスパート、ダンス捜査官が良かった。

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    投稿日: 2011.09.19
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    いやー、何故か読むのにすごく時間がかかった。 ストーリィも決して面白くないわけではないのだが、終始「映画でいいじゃん」の言葉がつきまとう。 映画を文字に起こしているだけのようで、なんとうか、味気ない。 何度も言うが、ストーリィは展開も早く飽きさせない感じで、面白いのは事実。

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    投稿日: 2011.07.28
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    おなじみの登場人物とまた会えて、それだけで顔がほころぶ。 そこにライムとは正反対のアプローチをする、ダンス登場人物。キネシクス、楽しみすぎるー

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    投稿日: 2011.04.05
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    最初から犯人がわかっているタイプの小説です。 なのでハラハラ感はいまひとつですが、 それぞれのキャラクターが個性的で これは映画化すると楽しいだろうなーと思いました。 あと、特筆すべきは「キネシクス」という職業。 とても興味深かったです。 尋問と事情聴取のエキスパート。 わたしも身につけてみたい!

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    投稿日: 2011.01.20
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    話の流れは、王道の推理小説といった感じで進んでいきます。 面白いですが、自分が翻訳小説が苦手ということもあり、ちょっと違和感を感じたのが残念です。

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    投稿日: 2011.01.17
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    笑ってしまうほど精緻で完璧なデーヴァーの代表作。 あの『ボーンコレクター』のリンカーン・ライムのシリーズだが本書のみでも全く遜色なく楽しめる。 よく「ギャフンと言わせる」というが、実際どんなまいっても「ギャフン」んどとは口にしないよね。 しかし、このラストには全く「ギャフン」とさせられる。

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    投稿日: 2011.01.11
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     「ボーンコレクター」のリンカーン・ライムシリーズ。  <ウォッチメイカー>と名乗る連続殺人犯が現れる。彼は、被害者を残忍な方法で殺し、現場にはアンティークの時計を残していた。  アメリアの父の話と、尋問のエキスパートの登場が印象的。  でもって、ラストに向かってたたみかけるどんでん返しがすごかった。  さすが、ディーヴァーです。    今までのシリーズで、なんだかんだとよーするにアメリアはファザコンなんだなと思ってたんだけど、それが生きてるというか、それゆえに苦悩する彼女が切ないです。  でも、彼女のパパは格好いいよなぁ。  所詮、アメリアの主観を通しての父親像なので、当然かもしれないけど、でも、やっぱり格好素敵な人です。    こういう所に、しかも誰かを通して、素敵な人物を描けるのが毎度すごいと思う。  そして、証拠だけが全てで尋問なんて、と思っていたライムの価値観を変えたキャサリン・ダンス。  彼女のバックボーンもきちんと描かれていて、今度は彼女の物語が読みたくなりました。  って、彼女のシリーズも出てるみたいですね。(「スリーピングドール」「ロードサイドクロス」)  文庫化が楽しみです。  安定した裏切りのない(ストーリーは二転三転しますが)面白さでした。

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    投稿日: 2011.01.10
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    登場人物は個性的であり、ストーリーの展開もわくわくさせるものがある。慣れた熟練した書き手によるものだ。 ジェフリー ディーヴァーの作品は初めてだが、週刊ブックレヴューで紹介されて、読む気になった。下巻に期待したい。

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    投稿日: 2010.12.12
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    ジェフリー・ディーヴァーはまず間違いなく完読するので上下巻一気買い。でも、本当は短編のほうが好き。 ライムシリーズ長編は凝り過ぎるきらいがあって、そこまでしなくてもと思う時がある。

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    投稿日: 2010.11.28
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    面白い。天才科学捜査官VS天才犯罪者の構図が面白い。シリアルキラーである犯人は頭の切れる奴で現場に証拠は残さない。だが、探偵役もまた天才で、その証拠のない状況から証拠を見つけ出し、犯人をガンガン追い詰めていく。犯人もガンガン追い詰めてくる探偵をギリギリで逃れていく。天才と天才の知恵比べ、追いかけっこ。上巻では探偵役が優勢。犯人しっかりしろよと思う場面もある。そういう意味では犯人側のカリスマ性の演出がいまいち立ってない気がする。下巻に期待。

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    投稿日: 2010.11.24