
総合評価
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powered by ブクログ夏目漱石の代表作であり、デビュー作です。 タイトルと書き出しが、あまりにも有名ですが、こんなに長い小説だとは知りませんでした。 現代の小説にも、夏目漱石の影響を受けてるのかな、と思う文体があるのがよく分かりました。
0投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
言わずと知れた名作だが、手に取って初めて、その分厚さに驚いた。500ページ超、猫による批評が続くのだから、読了するのになかなか骨が折れる。今ようやく読み終えてホッとしたところだ。 滑稽なエピソードや気味のいい例え話にフッと笑ったり、端的に本質を表す皮肉にチクッと刺されたり、どことなく漂う厭世観にはぁとため息をついたり、1冊の中にいろんな味わいのある本だった。 いつの間にか猫に愛着が湧き、猫が甕に沈んでいく時にはやるせない気持ちになった。おい、あんなに楽しそうに批評してくれたじゃないかよ、死ぬなよ、まだまだ語ってほしいよ。そんな気持ちだ。 512ページにある、「のんきと見える人々も、心の底をたたいてみると、どこか悲しい音がする」という言葉が好きだ。 思い通りに生きられる人などいない。自分にできることをコツコツとこなし、その結果のんきに生きていければ御の字じゃないか。
0投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
我輩は猫である。名前はまだない。 この文だけで何の小説か分かるくらい有名。 読んでみて思ったのは難しい…注釈あるけどそれすら難しい。 それでも最後まで読むことが出来た。 迷亭が好き。でも真剣に読んでたら嘘かい!ってなる
3投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ文句無しの日本文学の金字塔。 苦沙弥先生と寒月や迷亭といったクセ強キャラたちによる日常の屁理屈合戦。この手のフォーマットは現在でもアニメやマンガで見るし、「常識を皮肉る」という点では本書の前にもあったが、漱石の面白さは出てくるネタの博識さと名人の落語やコントのような軽妙な掛け合いにあるだろう。舞台装置を固定して登場人物の掛け合いだけで読ませるのは純文学的だが、良い意味で下らないトークが続くので高尚さを感じさせず肩の力を抜いて楽しめる。また、ジャンルの都合で作者の信条が見え隠れするが、出し過ぎず抑え過ぎず、実に上手い。 大人になって、坂の上の雲を読んでから読んだのだが日露戦争ネタが多いことに驚く。乃木希典が読んだらブチギレそうな気もするが、当時どうだったんだろ。
0投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ猫の目線で作者自らを含む当時の知識層を自虐的にも風刺しつつ、彼らの会話から展開される落語的笑いが実に面白い。しかし、あんな結末で終わるとは…びっくり。
1投稿日: 2025.07.20
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猫目線で面白かったけど、途中から先生の話が主になってきたから飽きた。 でも、なんか猫ってかわいい。正直内容全く覚えてない。人間の汚い部分をバカにしてかわいい感じ。 落ちちゃって死ぬっていう最後の終わり方が結構好き。
0投稿日: 2025.02.09
powered by ブクログ面白かった〜! 日本でこんなに知られている出だしがあるだろうか。 「吾輩は猫である、名前はまだない。」 こんな話なんだ…!と思うと同時に、タイトルの絶妙さ、登場人物や彼らの会話の珍妙さ…惹かれるものが多い。 連載だと思うと納得、の物語の流れ。 人に勧めるかと言われると微妙だけど、自分の中で大切にしたい作品。
0投稿日: 2024.12.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりに読んだけど、面白かったなぁ。 猫の最後がなんとも劇的であり印象的。 子供達の食事風景の描写、なんか以前読んだ時より場面を想像できて面白く読めた。年をとった巧妙か。 巻末の年表が良かった。
0投稿日: 2024.10.06
powered by ブクログ猫の『吾輩』からとして描かれている視点が面白く、 電車の中で何度も吹き出してしまった。 面白いのだけど、文体の難しさと注釈の多さ、 字の小ささ笑とでなかなか読み進まない笑 この時代の人たちは知性がすごい。 書物や文献•翻訳本などへのアクセスが今に比べて全然乏しかったであろうこの時代、なのに知識量ハンパない。 後半、この時代の『個』の考え方がわかって面白い。 最後『吾輩』のラストシーンはじんとくる。
1投稿日: 2024.08.17
powered by ブクログ先月で読み終わろうと思ってたのに、長なった苦笑 やっと読み終わったよ。 猫のくせによう細々色々考えるねえw 結局昔の人も今の人も言ってることやってること変わらないね。無駄なマウントばっかり。 そりゃ猫にも飽きられるよ。 独仙君の考え方は好きだな〜と思ったが、結局彼も他の人に言わせれば変わり者。 てか、それぞれ自分普通だと思ってて、それぞれ変わり者で、結局変わり者ばかり集まれば別に変わり者じゃなくなるよね。 そんなもんだよな。
17投稿日: 2024.08.01
powered by ブクログこの作品は、地の文が苦沙弥先生の家に住み着いた猫に よるもので一貫されていて、人間心理の内側はまったく見えないので、 各人の言葉の裏側をのぞき見ることができません。 猫は実質主人公ですが、ストーリーを動かす力はまったくなく、 折々のシーンの空間に『居ても構わない』立場、 かつ、人間よりも幅広い高低差レンジでの機動力を活かして 人間を俯瞰視しつつ、事細かい観察でもって数々の批評を 繰り出しては読むものの笑いを誘います。 恐らくこの作品はオートフィクションであり、漱石本人の 自虐ネタがふんだんに盛りこまれていて、 それをとりまく家族や交友関係を巻き込んだ 壮大なイタズラ心で出来ていると思います。 発表された当時の本人の周辺は、いろんな意味でさぞかし ざわついていた事だろうと思いますが、これが単なる暴露本でなく、 当時の、西洋文化をどんどん吸収して変化していく日本の在り方に 警鐘を鳴らす様なメッセージを随所に込められている点が、 この作品をただの娯楽本と一線を画するものとしている 重要な点だと思います。 彼は、あの当時では普通でない留学を経験し、何足飛びかで 未来の日本の姿を既に予測していたわけで、自国民が元々持っていた 文化や思想が西洋からのそれに書き換えられていく姿に対して、 なんとしても声をあげたかったんでしょう。 例え話は無数に挙げられていますが、特に自分の心に残ったのは、 向こうに檜があるだろう。あれが目ざわりになるから取り払う。 とその向こうの下宿屋がまた邪魔になる。 下宿屋を退去させると、その次の家がしゃくにさわる。 どこまで行っても際限のない話さ。 独仙の言葉この部分で、トンネルを掘る、橋をかける、 西洋文化は、なんでも合理的にすることに目線が向いていて、 無理に移動しなくてもその場で事足りるようにする、 かつての日本なりの美徳やつつましやかさを、上書きさせられている。 この考えは、確かになぁ、と頷くものがありました。 自分たちで学識を積むでなく、婿を取り、金の力で箔をつけようと 画策する金田一家に対する皮肉はほぼ全編にわたって描かれていますが、 これも金と権力で人を動かそうとする金満主義への非難を 投影したもののように感じました。 登場人物の主要キャラクターである、迷亭、寒月、東風、独仙の 4人は、当時を生きていないうえに夏目先生の身の回りの人間関係も まったく無知の自分にとっては、それらにモデルがあったかどうかも 謎ですが、彼らは苦沙弥戦隊ゴレンジャーを形成して、 それぞれ個別の概念を象徴するものして描かれているのだと思います。 迷亭=生まれたての個人主義 寒月=知的好奇心 東風=保守主義 独仙=禅 ゆがみひずみはあるものの、ここには、古き良き日本人の心を 宿す者の、この時点での現代・未来への憂いが凝縮されているのかなと。 この作品が発表された時からは120年近くの時間が 経過していますが、個人主義の社会が導く人の世って、ホントに 手放しでいい世の中に繋がっているのかな?って疑問はあります。 むしろ、一人一人を分断して結束する力を削ぎ落として 支配者階層の体の良い言いなりになる様に仕向けている様な気はします。 夏目漱石には何が見えていたのか、何が言いたかったのか。 なかなか一読して全容が掴みきれるものではないですが、 ほんのすこしだけ伝わった様な気がします。 伝説的・夏目漱石の記念すべき第一作。 楽しませてもらいました。
2投稿日: 2024.07.21
powered by ブクログ★★★★☆いつも途中で断念していましたが、今回は理解できないなりに読み終わりました。未来の人間の死についての話が印象的でした。人間はどこまで長生きすることになるのか。その死に方も変わってくるのか。未来の「死」を考えた事もなかったので、衝撃的な死のあり方だと思いました。
0投稿日: 2024.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先生のもとに集まるひとたちってよくまぁこんなに適当な話を思いつくものですね。 最後はあっさりと、そしてまさかの展開で切ないです。
1投稿日: 2024.04.07
powered by ブクログ読むのにどれくらいかかっただろう。 2ヶ月弱か? 中学か高校の『こころ』ぶりの夏目漱石 いつも帰国した時にテキトーに本を買い漁って読むんだけど、ついついその時のセルラン上位の読みやすいが後味少ないいわゆるライトノベル…?というのか?に飽き飽きして、ちょっと文学を読んでみた 結果的にめちゃくちゃ時間を使って、2週間1ページも読まない日、逆に一晩で100ページ読む日 夏目漱石が世に対して、自身に対して、猫を通して風刺する感じの内容 哲学デブの手紙からの猫のdisりは読んでて食らった 人は理解できないものをありがたいと思う そして最後、なんか2ヶ月一緒に過ごした猫の最後を知ってちょっとセンチになった 私の猫は天寿を全うできますように
2投稿日: 2023.11.19
powered by ブクログ「純文学を読んでみたい」「意外と読んだ事ないから気になる」と思い図書館で借りて読んでみた。 どこか偉そうな"吾輩"猫の目線から、主人と主人を訪ねる人間たちのやり取りを見ていく作品。 "吾輩"猫の考えることはどこか滑稽で読み始めこそ入り込みやすかったがとにかく長い。 そして淡々と、というよりは延々と続く会話劇はどんどん退屈なものになっていった...。 返却期限日、読んでいるのか読んでいないのかわからないくらいのスピードで残りの200ページ程を処理(苦笑)して一応読本ということで。 これが100ページくらいの量だったなら楽しめたと思う。 何か興味深い発見などあるわけでもなく、ただただ長く退屈な世界に時間を費やすだけだった。残念。 良かったのは「あの有名な本を1回読み終えた」という経験を得たこと。
1投稿日: 2023.10.16
powered by ブクログ何がおもしろいのかわからない。当時の時代背景や人々の考えを知れば面白く読めるのかも。あるいは歳を重ねれば。また10年後に読んでみたい。
1投稿日: 2023.07.26
powered by ブクログいやー、面白くないですね。 延々と続くダラダラした会話劇。最後まで読み続けるのがとにかく苦痛。ポップなタイトルに騙されて本著を手に取ってしまったがために「夏目漱石はつまらない」と心に刻み込まれた学生も多いのでは。 暴論ですが、タイトルが1番面白いので、タイトルだけ知っとけば読む必要はないとすら思います。
1投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログ人の営み(主に会話)を猫の目から観察した物 会話の輪の中にいると「へーそうなんだ」とか「それは大変やな」ぐらいに思う内容も、猫目線で聞いてきると途端に滑稽で、バカなことをずっと話してる事に気づく。 喜劇と悲劇がどこに(誰に)フォーカスして語られるかによって違ってくるみたいなものにも通ずる気がする
0投稿日: 2023.06.11
powered by ブクログ一本の物語が大動脈としてあるのではなく、主人公の家にやってくる友人知人との珍妙なやり取りが描かれる。スパイシーな日常系小説(失礼)である。 日露戦争の時代の日本人風刺、社会風刺を通じて、当時の人間や暮らしを垣間見ることができる。人間はいつの時代も変わらんのやなというところもみられる。
2投稿日: 2023.05.16
powered by ブクログ猫の目を通して、周囲の様子が淡々と語られる。 猫が見ているだけの滑稽な人間ドラマへの社会風刺。 怒濤の展開ありきの現代には、ちょっと冗長気味なのかもやけど 令和の今でも面白かったのは、読み手が大人になったからかな?
1投稿日: 2023.04.20
powered by ブクログ牡蠣の根性 猫から見ても気の毒の至りである 屁のような気燄である 職業のために汚れない内容の多い時間を有する、上等人物
0投稿日: 2023.02.12
powered by ブクログ私には難しい言葉が多すぎて、辞書機能を使いながら1ヶ月かかって読了。それでも飽きずに読み終われたことに驚き。きっとこの本の魅了されたからだと思います。
0投稿日: 2023.02.12
powered by ブクログ会話の掛け合いが面白くて、何度もクスッと笑ってしまいました。猫の視点を通して人と社会を視ることがこんなにも面白く、そして皮肉もたっぷり。 読みごたえがありすぎて、読み終えるまでにかなり時間がかかりました。時間があるときに読むべきですね
1投稿日: 2022.10.13
powered by ブクログ十数年ぶりに再読。読み心地のいい文章は落語のよう。 長大なる世間話。そのくせユーモアと風刺がわりに鋭い。 とりとめのない世間話に対する「猫」くんの語り口は軽妙で、また作中人物を通して自分自身をも諷刺の対象にしてしまうのはまさにイギリス的。 最終章は後の作品にも見られる厭世観が漂う。
1投稿日: 2022.04.14
powered by ブクログ苦沙弥先生をはじめとする登場人物を猫の視点に預けて痛快に批判する漱石の感性に脱帽である。個人的には口達者で自分勝手な美学者迷亭の言動が小気味よく面白かった。もっとも、彼のようにデリカシーのない人物が実際にいても友達にはなりたくないが(笑)
1投稿日: 2021.03.07
powered by ブクログ淡々とした話だったので、読み終わるまで時間がかかった。ラストが意外と面白い感じで、長い話ではあったが、読んでみて良かったと思う。
0投稿日: 2020.07.06
powered by ブクログ先生と仲間たちと奥さんと猫…。 面白い人間には面白い人間が集まる。 相乗効果が見事である。 肩の力を抜いて、ボンヤリした状態で読むととても気持ち良く読める。お酒のお供にしたい。 夏目漱石の他の作品を読もう思う。
18投稿日: 2019.09.27
powered by ブクログ苦沙弥先生のような自若の中に天然を併せ持った性格は個人的にツボだった。そこに迷亭の飄々とした性格が合わさると尚面白い。 高度な教養から高度な洒落が放たれて、反応できない所が多過ぎたが、漱石の俗人を寄せつけない天才肌を感じられて面白い。 猫に人間哲学を啓蒙された気分になった。人間を皮肉っているが厭味がないのは、それが至極的を射ているからだと思う。 100年以上経っても人間の本質は変わっていない、だからこそ色褪せず支持される作品だと感じる。
1投稿日: 2018.02.19
powered by ブクログ猫の目を借りて作者自身を軽妙に諷刺する様子がなんともいえずおもしろい。西洋風の近代個人主義の発達に対する痛烈な批判も。
0投稿日: 2017.07.22
powered by ブクログまた途中で挫折です。 これで何回目だろう^_^; 今回はドラマの影響もあり、 それなりに面白いと思って読んでたのにな〜 途中から字を追うだけになっちゃった。。。 気が向いたら続きを読もう。
0投稿日: 2016.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
猫の視点で書かれた小説。漱石やみんなが集まって話している風景。 泥棒が入った時など想像すると面白いと思う。とてもユーモアのある小説 500ページくらい熱い小説。読みごたえが十分。
0投稿日: 2016.10.10
powered by ブクログ猫から見た視点で、主人や友人など人間世界の様子が綴られている。人間は、滑稽だったり、妙だったり、おもしろいそうだ。当時の日本で文明が進むことにより起こる弊害を風刺しているようで、今の日本にも通じるところもあるみたいに思えて驚いた。この猫は、随分かしこくて、まるで悟っているように見える程だが、主人や友人などにあくの強い個性的な人物が多く飽きなかった。
0投稿日: 2016.09.01
powered by ブクログ自分の周りにいる動物たちもこの猫のように、人間を馬鹿にしながら生活しているのか。 そんな想像をしながら読みました。 登場する人物はどこまでもありふれていて、どこまでも現実的。 その人物たちのさらにありふれたどうでもいいような会話が、猫から見ると滑稽である。 夏目漱石の作品は初めてですが、文章や言葉の難しさにかなり戸惑いました。 もう少し教養と知恵があったらさらに楽しめたかも...
1投稿日: 2015.03.18
powered by ブクログふう~…難しかった。読むのに時間かかるし頭使うし…。 でもネコさんがこんな風に色々考えて行動してたら面白いなと思った。
0投稿日: 2015.03.03
powered by ブクログ覚悟してたが、やはり漱石の作品は難しい言葉が多い。広辞苑にない言葉も多数ある。「吾輩」の猫を通して自分自身や人間を大いに揶揄している。『ガリヴァー旅行記』も想起した。ギリシア、ローマ、中国の諸賢人たちを引用しつつ、「吾輩」の鼠取りの演習、幼児の食事、泥棒の様子も描く。苦沙弥先生を交えた滑稽な会話はユーモアだが、どこか寂しい。
0投稿日: 2014.12.04
powered by ブクログ夏目漱石のデビュー作。夏目漱石の他の作品にくらべかなり長いほう。また、今は使わない言葉が多く、なかなか先へ進めないので、読み終わるのに結構時間がかかった。最後は意外な結末だった。今は差別用語となっている言葉が時々出てくるので気になった。
0投稿日: 2014.11.28
powered by ブクログ夏休みの課題図書に勝手に指定した恐るべき猫の物語。『坊っちゃん』を愛読してるくせに初めて全文読んだ。本文516ページはかなりの教養がないとサクサクとは読めない(現代人には無理?)。 ただ、注釈を確認しながらも明治社会や漱石自身を含む教養人の生態を勢いのある文章で味わえる。「オタンチン・パレオロガス(189p)など“乾いた”ユーモアで笑える一方、「とにかく人間に個性の自由を許せば許すほどお互いの間が窮屈になるに相違ないよ(500p)など100年後の現代を予見するような記述にドキッとさせられる。恐るべき猫の最期は、“らしいな”と思った。
4投稿日: 2014.08.17
powered by ブクログ夏目漱石が、飼い猫に心を投影して書いたものと思われる そのせいか猫の「我輩」には 何事にも散文的な思考をもって当たる癖があり 本能よりも先に理屈がでるその性質ゆえ 鼠一匹とらえることもままならないのだった 猫にとっては実に迷惑な話である しかし漱石には 己を客観的に見つめるトレーニングとなったのかも知れない ユーモアでもってそれを描くということは おそらく、当時としては画期的なことだろう これがデビュー作品である
1投稿日: 2013.10.10
powered by ブクログ読み辛すぎる。そして長い。 登場人物の個性が若干強いくらいしか、評価できる要素はない。 赴きに重点を置くのでなければ、現代小説を読んだほうが確実におもしろい。
0投稿日: 2013.09.03
powered by ブクログいちおう読んでおかないと、 ということではあったのだが、 やっぱその時代に読まないとおもしろくない。
0投稿日: 2013.08.24
powered by ブクログ苦沙弥先生のいる居間を、猫が眺めている。 しっぽ大明神を礼拝し、ニャン運長久を祈るその猫は、いったいどこから、その家と、そこにいる人々を眺めているのか。 そして、その猫の名前は。 舞台となる家の主で、猫をして「主人」と呼ばしめる苦沙弥先生のことを、著者その人であると見ることはたやすい。 むしろ、教師という職業、ひげやあばたという身体的特徴からは、あえてそのように見られるべく描かれているようにも見える。 では、家に出入りする何人もの人物、たとえば、迷亭という名の美学者、寒月と呼ばれる理学士、東風と言われる新体詩人、独仙という哲学者、等々は、著者その人とは言えないのだろうか。 いや、おそらくは、それらの登場人物がすべて、めいめいに著者の一側面を表しているのだろう。 そしてまた、先生の家に出入りする彼ら「太平の逸民」たちと対比される形で描かれる、因業な実業家、放埓な学生達、その他彼らの理を解さない人々に至ってさえも、猫の視点において批評の対象とされるなかで、彼らと平等に、著者の一側面たりうるのではないか。 「吾輩は名前はないとしばしば断っておくのに、この下女はのらのらと吾輩を呼ぶ。失敬なやつだ。」(P.85) と、猫は憤慨する。 描かれた風景と、描かれた思想は、すべてが本当かもしれないし、すべてがまやかしかもしれない。 それらが一様に滑稽さに包まれながら、慌ただしく巡る人の世を眺める猫の目は、くるくると回り続ける。
1投稿日: 2013.06.07
powered by ブクログ漱石の作品群の中での評価という意味も含めて★4つ、単品なら★5つでも良いかと思う。 非常に独特の空気をもっており、これに続き並び評される作品はそんなにないと思う。 ただ漱石好きの当方の感想は、やはり「デビュー作」であるということ。 異様なまでのテンションなど才気に満ち満ちているのだが、詰め込みすぎで脱線のきらいもある。 良い意味での乱雑さとその後の作品にて徐々に洗練されていく変化を作家の成長・成熟と見るか才能の枯渇と見るかは正直好みの問題だと思うが、当方は前者の立場。 でも良い作品、これは疑いようもない。
2投稿日: 2013.02.18
powered by ブクログ昔の言葉だからか難しく、なっかなか頭に入って来ないのでサクサク読み進められない。 まだまだ勉強不足。 ざっくり言うと、猫の人間観察日記。 ピリリと風刺がきいている猫目線の観察は愉快。 出てくる人間たちも個性が強烈。 しゃべり好きで未来の事などを嘆いている会話もあるが、それが割りと当てはまってるのはさすが。 何気なくすぎて行く日常の幕引きはなかなか衝撃的な展開で、突然終りがくる、それこそが人生というものなのかなと、猫を通して考えさせられる。 知識を深めてまた読み直したい。
1投稿日: 2012.09.11
powered by ブクログ明治期の小説を久しぶりに読みました(最後に読んだのはやっぱり漱石の『こころ』でした)。 何しろ読み慣れなくて、読みやすいとこはサクサク読めるんですが、読めないとこはまぁ頁が進まない。 それはおいといて、、、 名無しの猫くんの人間観察記。 苦沙弥先生を筆頭に個性豊かな面々もおもしろいのですが、漱石が苦沙弥に話させた明治の人の在り方としての問題が現在のそれにも通じているのを興味深く感じました。 ところどころ出てくる猫くんの仕草や苦沙弥先生の子供達の描写が愛くるしかったです。
1投稿日: 2012.02.23
powered by ブクログ用語に解説があっても理解できなかった。 それに加えて時代背景や落語や俳句の知識などがわからないとあまり楽しめないと思う。 今までで一番背伸びをした読書かもしれない。
0投稿日: 2012.02.13
powered by ブクログしかし俗人の考えうる全知全能は、時によると無知無能とも解釈ができる。 ・・・・・・・『吾輩は猫である』179頁 明治の日常を淡々と軽妙に、猫の視点で語り出す。 登場人物は皆、一癖も二癖もあるが、愛嬌がある。そして、雄弁多弁である。物語の大半は彼らの語り、落語のような講釈。おもしろい話を聞かされると、負けず嫌いに火がついて、ならこっちにもこんな話があると語り出す。 なるほど、物語の登場人物は皆、作者の分身だと思っていたが、やはりそうだ。腹にないものを書こうとしても書けない。書こうすると嘘になる。どこか魂のない人形になる。 漱石自身がモチーフであろう苦沙弥先生も、風変わりな迷亭君も、彼らの言葉も生き生きしている。それは皆、漱石の分身だから。 そして、そんな彼らを冷静に観察し、分析する猫も。 風刺の効いた猫の語りが何よりの魅力で、興味深いものだ。博学で、時に哲学的なことも言うが、全く言いたいことを言わせてる、言いたい放題というやつだ。 この猫の視点、つまりは漱石の視点が当時、そして今もなお、多くの人々を唸らせるのにも、合点がいった。 読み進めて行くうちに、人物像が出来上がってきたせいか、後半の話がより面白く感じたのだが、迷亭君の予言、未来記については驚いた。自覚心の発達で、個人が強くなり、親兄弟、家族のつながりが弱くなり、別々に暮らすようになると・・・これは、核家族化する日本を予想、的中してしまっているではないか。感服した。 願わくば、最後の最後を夢オチということにして、続編を出していただきたい。
1投稿日: 2011.02.13
powered by ブクログ表紙がわたせせいぞうさんの絵の本だったのですが見当たらないのでとりあえずこの本で書きます。 何度か読み始めては最後まで読むことが無かった本です。久しぶりに手にとって読み始めたら面白いのなんの!以前読破出来なかったのは自分の精神年齢(と実年齢)が低かったせいだろうなあと思いました。 それにしてもものすごい知識ですね。巻末に注釈が載っていたのでしおりを2枚使って注と読みさしページに挟んで読み進めました。孔子の論語からギリシアの逸話等その博学ぶりに感嘆しました。それにしてもうちで話されている本当かどうかわからない話って結構ここからきているなあ…とそれも感心しました。 (ローマの貴族は満腹になると胃から吐き出して又食べるとか大根のジアスターゼの話とか…) 私は大人になって読んだ方が面白いなあ~と思いました。今度は坊ちゃんや他の本も読み返してみようと思います。
0投稿日: 2010.05.20
powered by ブクログ僕がこの本を読んだきっかけは、たまたま家にこの本があったためいい機会なので読んでみることにした本だ。 夏目漱石の代表的な作品であり、今まで名前と冒頭の「吾輩は猫である、名前はまだない」というくだりだけは何度も耳にしたことがある。実際に読んでみるとなかなかの長編であり、古い言葉づかいなども多かったため少々読むのが大変だったが猫の視点から見た人間象や猫を擬人化する独特の描写などがとてもおもしろく夏目漱石という人物の感性が非常に興味深く思えた。
0投稿日: 2010.01.30
powered by ブクログ猫の視点から人間社会の滑稽さを描く作品。100年も前にかかれたものなのに未だ新鮮さを放っているのは凄いことだと思う。
0投稿日: 2010.01.19
powered by ブクログ夏目漱石初体験本です。 阿呆な事をしてる人間の生態が細かく、 猫の視点らしく、斜に構えた感じで書かれてます。 文章が古いので少し読みにくいけど、 中身はギャグ小説に近い様な気がする。
0投稿日: 2009.12.27
powered by ブクログ言わずと知れた夏目漱石のデビュー作。 「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」 そんな猫が”主人”やその周りでの出来事を淡々と滑稽に語る。 100年も前に書かれたものですが、読むとクスっと笑ってしまう面白さがある。 それでもやはり100年前の文章。読むのは少し疲れました。
0投稿日: 2009.04.29
powered by ブクログほんとは猫が表紙の本のやつもってるんだけどこっちにしてみた。 この話にでてくる猫、めっちゃ人間を上から目線w
0投稿日: 2009.02.09
powered by ブクログ学生のころ教科書として買わされて、なにが面白いんだかさっぱり分からなかった一冊。 出だしは小学生だって暗唱出来るのに、分からない。さっぱり分からない。単語もよく分からない。 というわけで途中放棄して、感想は図書室のビデオを見て書きました。(最低な生徒) だけどそれからしばらくして、夢十夜にうっとりし(第一夜がおそろしく好き)、本棚にあったからなんとなーく手を伸ばし、ごろごろーんと読み出したら、もっ、すっごく面白くてっ! いや、オススメ! これオススメ! 声出して笑っちゃう! ただ、漱石初心者さんは、「こゝろ」とかのほうがとっつきやすいかなあ? どうでしょう。(ここだけの話、男同士ラブが好きな女の子だったら「こゝろ」は読める気がする…。思い出すと今だにトキメク。あたしもうダメなんじゃないか?) あとね、「思い出す事など」っていうエッセイみたいな作品があるんですけど、その中の 「先生死に給う事なかれ、先生死に給うことなかれ」 っていう一文があって、新幹線の中で泣きそうになった。 知らない青年の見舞いが漱石を通って自分に届いたと思った。ここだけ何度も読み返しました。
0投稿日: 2008.11.29
powered by ブクログ夏目氏のユーモアのセンスに参りました。 本を読んで初めて、声を出して笑った。 何回読んだか覚えてない。
0投稿日: 2008.07.24
powered by ブクログ滑稽で風刺がきいていて、面白く読めました。 ただ近代人の孤独観とか個人主義とか、その時代独特の観念などは解せない部分もあってちんぷんかんぷんで読んでました。
0投稿日: 2008.07.11
powered by ブクログ文体は堅いが内容はギャグ小説。 あまりに有名なだけに小学生の頃に読んだ記憶があるが、ギャグの内容は非常に高度なので、多少教養がついてから読むとより一層面白い。 もちろん原作で読むべき。
0投稿日: 2008.04.12
powered by ブクログぐだぐだな会話をぐだぐだだなーと思いながらもだらだら読み続けてしまうところが漱石先生のすごさだと思う。意外にラストが暗い。
0投稿日: 2007.10.16
